JPH10326051A - 液体現像装置 - Google Patents

液体現像装置

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JPH10326051A
JPH10326051A JP14995297A JP14995297A JPH10326051A JP H10326051 A JPH10326051 A JP H10326051A JP 14995297 A JP14995297 A JP 14995297A JP 14995297 A JP14995297 A JP 14995297A JP H10326051 A JPH10326051 A JP H10326051A
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JP
Japan
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liquid developer
liquid
layer
developer
developer layer
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JP14995297A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Takeuchi
則康 竹内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体に塗布する際に、液体現像剤層
表面に生じるボイドやリブなどの微細なムラが原因で濃
度ムラ等の画像不良が生じる恐れがあった。 【解決手段】 均一化手段80として、無端ベルト51
表面との間に微小ギャップhを設けて配置されたブレー
ド81と、ブレード81に対向配置され、無端ベルト5
1の裏面からテンションFを加えることで微小ギャップ
hを一定に保持する対向ローラ82とを設け、ブレード
81は塗布ローラ54によって薄層化した液体現像剤5
を無端ベルト51上に塗布する際に液体現像剤5層表面
に発生したボイド又はリブ等のムラを当接面で均すこと
で除去すると共に液体現像剤5の層厚を微小ギャップh
の厚さに規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はファクシミリ装置
或いは複写機又はプリンタ等の画像形成装置に用いら
れ、感光体の表面に液体現像剤の薄層を接触させて静電
潜像を顕像化する液体現像装置、特に画像品質の向上に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の塗布ローラによって現像剤担持体
上に薄層化して塗布された高粘度の液体現像剤を感光体
表面に接触させて静電潜像を顕像化する液体現像装置に
おいて、現像剤担持体上に塗布された液体現像剤層の層
厚が不均一の場合に、感光体に供給される液体現像剤層
中のトナー量が不均一になり、画像の濃度ムラ、ぼそつ
き等の画像不良が生じる場合があった。
【0003】そこで、特開平8-123208号公報等に示され
た現像剤担持体上に薄層化して塗布された高粘性の液体
現像剤と感光体表面とを接触させて静電潜像を顕像化す
る現像装置を用いた画像形成装置では、ベローズポンプ
により供給された高粘性の液体現像剤を複数の搬送ロー
ラで搬送して現像剤担持体である現像ベルト上に塗布す
るときに、隣合う各搬送ローラ間の当接部により液体現
像剤を均一な厚みに規制している。そして、最終段の搬
送ローラである塗布ローラによって現像ベルトの表面に
均一な厚みに規制された液体現像剤を塗布することで画
像の濃度ムラ、ぼそつき等の画像不良を抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、塗布ローラによって均一な厚みに規制した液体現像
剤層を現像剤担持体に塗布しているが、塗布ローラと現
像剤担持体に挟まれた液体現像剤層が現像剤担持体と塗
布ローラの回転方向下流側で開放されて現像剤担持体に
付着する際に塗布ローラに残留した液体現像剤層と現像
剤担持体に付着した液体現像剤層の2層に分離する分離
過程で、液体現像剤層表面に生じるキャビテーションに
より、斑状のムラであるボイドや現像剤担持体の進行方
向にスジ状に生じるムラであるリブなどの微細なムラが
生じる。そのため、これらの微細なムラを起因とした濃
度ムラ等の画像不良が生じる恐れがあった。
【0005】また、分離過程に生じるこれらのムラは液
体現像剤の粘性や表面張力或いは塗布ローラと現像剤担
持体によって液体現像剤層に加える圧力又は塗布ローラ
と現像剤担持体の線速等の条件等によってムラの様子や
程度が変化するため、現像剤担持体上に表面が均一な液
体現像剤層を形成するのは非常に困難だった。
【0006】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、薄層化した高粘度の液体現像剤像を現
像剤担持体に塗布するときの分離過程において生じるボ
イド、リブ等のムラを軽減し、安定した画像を得ること
ができる液体現像装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液体現像
装置は、薄層化して塗布された液体現像剤と感光体表面
とを接触させて静電潜像を顕像化する現像剤担持体を備
えた液体現像装置において、現像剤担持体に塗布された
液体現像剤層と感光体表面とが接触する現像領域より現
像剤担持体の回転方向上流に、液体現像剤層表面を均一
化する均一化手段を設けたことを特徴とする。
【0008】また、上記均一化手段は現像剤担持体表面
との間に微小ギャップを設けて配置され、当接面で液体
現像剤層表面を均一化する部材であると良い。
【0009】また、上記均一化手段は現像剤担持体表面
との間に微小ギャップを設けて配置され、現像剤担持体
の回転方向とは逆の方向に回転する当接面で液体現像剤
層表面を均一化するローラ部材であると良い。
【0010】更に、上記均一化手段は現像剤担持体表面
との間に微小ギャップを設けて配置され、当接面で液体
現像剤層表面を均一化する部材と、定期的又は要求に応
じて液体現像剤層表面を均一化する部材を液体現像剤層
から離間する可動部と、クリーニング部材とを有し、ク
リーニング部材は可動部が液体現像剤層表面を均一化す
る部材を液体現像剤層から離間したときに部材に付着し
ている液体現像剤を除去することが望ましい。
【0011】また、上記均一化手段は現像剤担持体表面
との間に微小ギャップを設けて配置され、現像剤担持体
の回転方向とは逆の方向に回転する当接面で液体現像剤
層表面を均一化するローラ部材と、クリーニング部材と
を有し、クリーニング部材はローラ部材の当接面に付着
した液体現像剤を除去すると良い。
【0012】更に、上記均一化手段の液体現像剤層表面
を均一化する部材は少なくとも液体現像剤層との当接面
を、液体現像剤層が塗布される現像剤担持体表面と比較
して液体現像剤との剥離性が高い材料で形成又はコート
することが望ましい。
【0013】また、上記均一化手段の液体現像剤層表面
を均一化する部材は現像剤担持体の回転方向に対して垂
直な方向に往復運動すると良い。
【0014】また、上記均一化手段は現像剤担持体表面
に塗布された液体現像剤層に微小なスリットから空気を
吹き付ける送風部からなることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の液体現像装置は、例え
ば複写機或いはファクシミリ装置又はプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、感光体上に形成された静電潜像に
高粘度の液体現像剤を用いて顕像化するために、薄層化
して保持した液体現像剤中のトナーを感光体と接触する
現像領域で移行させる現像剤担持体としての無端ベルト
と、薄層化した液体現像剤を無端ベルトに塗布する塗布
ローラと、無端ベルト上に薄層化して塗布された液体現
像剤と感光体とが接触する現像領域より無端ベルトの回
転方向上流に均一化手段を有する。そして、均一化手段
は塗布ローラによって薄層化した液体現像剤を無端ベル
ト上に塗布する際に液体現像剤層表面に発生するボイド
又はリブ等のムラを均一化する。
【0016】このように、無端ベルトに塗布された液体
現像剤層と感光体表面とが接触する現像領域より無端ベ
ルトの回転方向上流に、例えば塗布ローラによって塗布
された液体現像剤層の表面を均一化する均一化手段を設
け、感光体に対して表面を均一化した液体現像剤層を供
給するようにしたため、液体現像剤層表面に発生したボ
イド又はリブ等のムラを起因とした画像の濃度ムラを防
ぎ、画像品質の向上を図ることができる。
【0017】また、上記均一化手段として、無端ベルト
表面との間に微小ギャップを設けて配置された例えばブ
レードと、例えば無端ベルトの移動が停止したとき又は
操作部等からの操作に応じてブレードを無端ベルト上に
塗布された液体現像剤層から離間する可動部と、クリー
ニング部材を設けても良い。この場合、ブレードは無端
ベルト上の液体現像剤層表面に発生したボイド又はリブ
等のムラを当接面で均すことで除去すると共に液体現像
剤層の層厚を微小ギャップの厚さに規制する。クリーニ
ング部材は可動部が液体現像剤層からブレードを離間し
たときに、ブレードに堆積して固着した液体現像剤を除
去する。
【0018】このように、均一化手段として無端ベルト
表面との間に微小ギャップを設けて配置したブレード等
の部材を設け、当接面で液体現像剤層表面を均一化する
と共に層厚を一定に保持し、また、ブレード等を定期的
又は要求に応じて無端ベルトから離間してブレード等に
堆積して固着した液体現像剤を除去し、ブレード等によ
る液体現像剤層表面の均一化性能を維持するようにした
から、常に液体現像剤層表面に発生したボイド又はリブ
等のムラと、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度ム
ラを防ぎ、画像品質の向上を確実に図ることができる。
【0019】また、上記均一化手段として無端ベルト表
面との間に微小ギャップを設けて配置され、無端ベルト
の移動方向とは逆の方向に回転するローラ部材と、クリ
ーニング部材を設け、ローラ部材は液体現像剤層表面に
発生したボイド又はリブ等のムラを回転する当接面で均
して除去すると共に液体現像剤の層厚を微小ギャップの
厚さに規制する。また、クリーニング部材はローラ部材
表面に付着した液体現像剤を除去することでローラ部材
による液体現像剤層表面の均一化性能を維持する。
【0020】更に、上記均一化手段の液体現像剤層表面
を均一化する部材は少なくとも液体現像剤層との当接面
を、液体現像剤層が塗布される無端ベルト表面に比較し
て液体現像剤との剥離性が高い材料で形成又はコートす
ることで、液体現像剤層表面を均一化する部材に対する
液体現像剤の付着を抑制すると共にクリーニング部材に
よって液体現像剤層表面を均一化する部材に付着した液
体現像剤を除去するときのクリーニング性の向上を図る
ことができる。
【0021】また、上記均一化手段の液体現像剤層表面
を均一化する部材は無端ベルトの移動方向に対して垂直
な方向に往復運動することで、無端ベルトの移動方向に
平行に発生するスジ状のムラを効率良く除去することが
できる。
【0022】また、上記均一化手段として送風部を設
け、送風部は無端ベルト上に塗布された液体現像剤層表
面に微小なスリットから空気を吹き付けることで液体現
像剤表面に発生するボイド又はリブ等の微細なムラを除
去する。
【0023】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示す構成
図である。図に示すように、液体現像装置50は例えば
電子写真複写機等の画像形成装置1に適用され、画像形
成装置1は感光体10と、感光体10の周囲に回転方向
に沿って配置された帯電ローラ20と、プリウエット供
給ユニット30と、露光ユニット40と、液体現像装置
50と、転写ユニット60と、クリーニングユニット7
0とを有する。帯電ローラ20は時計方向に回転駆動さ
れた感光体10を一様に帯電する。プリウエット供給ユ
ニット30は高粘度の液体現像剤5が直接感光体10に
接触するのを抑制するためのプリウエット液3を貯蔵し
たタンク31と各種ローラ32〜34からなり、プリウ
エット供給ローラ34は汲み上げローラ32によってタ
ンク31から汲み上げ、規制ローラ33によって液量が
規制されたプリウエット液3を感光体10表面に塗布す
る。露光ユニット40は例えばスキャナ又はホスト装置
から送られた画像データに従って露光することで感光体
10上に静電潜像を形成する。
【0024】液体現像装置50はあらかじめ薄層化して
保持した液体現像剤5と感光体10に塗布されたプリウ
エット液3とが接触する現像領域で、感光体10上の静
電潜像に薄層化した液体現像剤5のトナーを移行させる
ことでトナー像を形成する。転写ユニット60は転写紙
を吸着して搬送する搬送ベルト61と、転写ローラ62
等からなり、転写ローラ62は搬送ベルト61によって
搬送された転写紙に、液体現像装置50によって感光体
10に形成されたトナー像を転写する。そして、トナー
像が転写された転写紙は、図示しない定着装置で定着処
理がなされた後に排紙される。クリーニングユニット7
0は転写後の感光体10上に残留した未転写トナーを回
収除去する。
【0025】また、液体現像装置50は高粘度の液体現
像剤5を用いて感光体10上の静電潜像を現像するため
に、感光体10とほぼ同速で矢印方向に回転する無端ベ
ルト51と、液体現像剤5を溜める現像剤溜め52と、
ローラ下部を現像剤溜め52内の現像剤に浸漬するよう
に配設された現像剤供給ローラ53と、現像剤供給ロー
ラ53から汲み上げられた液体現像剤の液量を現像剤供
給ローラ53との当接面とで規制し、薄層化した液体現
像剤5を無端ベルト51に塗布する塗布ローラ54と、
塗布ローラ54によって無端ベルト51上に薄層化して
塗布された液体現像剤5と感光体10とが接触する現像
領域より無端ベルト51の回転方向上流に均一化手段8
0を有する。
【0026】均一化手段80は、例えば図2に示すよう
にブレード81と対向ローラ82からなり、ブレード8
1は無端ベルト51表面との間に微小ギャップhを設け
て配置されている。対向ローラ82はブレード81に対
向配置され、無端ベルト51の裏面からテンションFを
加えることで微小ギャップhを一定に保持する。そし
て、図3に示すようにブレード81は塗布ローラ54に
よって薄層化した液体現像剤5を無端ベルト51上に塗
布する際に液体現像剤5層表面に発生したボイド又はリ
ブ等のムラを当接面で均すことで除去すると共に液体現
像剤5の層厚を微小ギャップhの厚さに規制する。これ
により、感光体10に対して表面を均一化すると共に層
厚を一定にした液体現像剤5層を供給することができる
ため、感光体10に供給される液体現像剤5中のトナー
の濃度ムラを防ぎ、特に塗り潰された画像部分での画像
濃度ムラを抑制することができる。
【0027】なお、ブレード81の当接面で均されるこ
とで液体現像剤5の層厚が薄くなり、感光体10に供給
される液体現像剤5の液量が減少して所望の画像濃度が
得られなくなったり、ブレード81で液体現像剤5をせ
き止めることで、液体現像剤5がブレード81に堆積す
ることを抑制するため、微小ギャップhは無端ベルト5
1の厚みと、感光体10に供給する液体現像剤5の液量
で決まる画像濃度を考慮して定めた平均層厚を保つよう
に設定することが望ましい。更に、無端ベルト51の移
動方向下流側に面したブレード81の液体現像剤5表面
に対する先端角度θはリブ等の発生を抑制するために、
45°より大きくなるように設定することが望ましい。
また、現像に用いる液体現像剤5は粘度が10000mPa.s以
上になると、絶縁性液体とトナーとの撹拌が難しくなり
コスト的に高くなる。一方、100mPa.s以下ではトナー濃
度が低くなると共に、トナーの分散性が悪くなり液体現
像剤5を薄層化するのが困難になるため、100〜10000mP
a.sの間の粘性を有する液体現像剤5を用いることが望
ましい。
【0028】また、上記実施例ではブレード81を用い
た場合について説明したが、図4に示すように印刷機な
どのインクの塗布に使用されている例えばシャフト83
に細いワイヤー84を螺旋上に巻き付けて形成したワイ
ヤーバーを、図5に示すように無端ベルト51表面との
間に微小ギャップhを設けて配置しても良い。また、こ
のワイヤーバーはワイヤー84の線径を変えることで微
小ギャップhを容易に管理することができる。
【0029】このように、無端ベルト51に塗布された
液体現像剤5層と感光体10表面とが接触する現像領域
より無端ベルト51の回転方向上流に、例えば塗布ロー
ラ54によって塗布された液体現像剤5層の表面を均一
化する均一化手段を設け、感光体10に対して表面を均
一化した液体現像剤5層を供給するようにしたため、液
体現像剤5層表面に発生したボイド又はリブ等のムラを
起因とした画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の向上を図
ることができる。
【0030】また、均一化手段として無端ベルト51表
面との間に微小ギャップhを設けて配置したブレード8
1等の部材を設け、当接面で液体現像剤5層表面を均一
化すると共に層厚を一定に保持するようにしたため、簡
単な構成で液体現像剤5層表面に発生したボイド又はリ
ブ等のムラと、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度
ムラを防ぎ、画像品質の向上を図ることができる。
【0031】また、上記実施例ではブレード81等によ
って薄層化した液体現像剤5層の表面を均一化している
が、例えばブレード81の当接面に堆積した液体現像剤
5を定期的又は要求に応じて除去することが望ましい。
この場合、図6(a)に示すように、ブレード81と、
例えば無端ベルト51の移動が停止したとき又は操作部
等からの操作に応じてブレード81を無端ベルト51に
塗布された液体現像剤5層から離間する可動部(不図
示)と、可動部がブレード81を液体現像剤5層から離
間したときに、例えばブレード81の無端ベルト51の
移動方向上流側に面した当接面に当接するクリーニング
ローラ85等からなり、クリーニングローラ85は例え
ば図6(b)に示すように時計方向に摺動することでブ
レード81に堆積して固着した液体現像剤5を除去す
る。そして、ブレード81から除去することでクリーニ
ングローラ85に付着した液体現像剤5はクリーニング
ローラ85表面に当接したスクレーパ86によって受け
皿87に掻き落される。これにより、ブレード81に堆
積することにより固着した液体現像剤5を除去すること
ができ、堆積した液体現像剤5がブレード81の両端部
から周り込み、現像領域側に流出することでブレード8
1による液体現像剤5層表面の均一化性能が悪化するの
を抑制することができる。なお、図7に示すように、ブ
レード81に堆積した液体現像剤5を検出するセンサ8
8等を設け、ブレード81に液体現像剤5が堆積して汚
れてきたら自動的にクリーニングするようにしても良
い。
【0032】このように、液体現像剤5層表面を均一化
するブレード81等の部材を定期的又は要求に応じて無
端ベルト51から離間してブレード81等に堆積して固
着した液体現像剤5を除去し、ブレード81等による液
体現像剤5層表面の均一化性能を維持するようにしたた
め、常に液体現像剤5層表面に発生したボイド又はリブ
等のムラと、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度ム
ラを防ぎ、画像品質の向上を確実に図ることができる。
【0033】また、塗布ローラ54によって無端ベルト
51上に薄層化して塗布された液体現像剤5の表面を均
一化する手段として図8に示すように、シャフト9aの
両端に取り付けられた軸受9bによって、液体現像剤5
層を保持した無端ベルト51表面との間に微小ギャップ
hを設けて配置されたリバースローラ90と、リバース
ローラ90に対向配置され、無端ベルト51の裏面から
テンションFを加えることで微小ギャップhを一定に保
持する対向ローラ82と、図9に示すようにリバースロ
ーラ90に当接したスクレーパ86とを設けるようにし
ても良い。この場合、リバースローラ90は無端ベルト
51の移動方向とは逆の方向に回転することで、液体現
像剤5表面に発生したボイド又はリブ等のムラを当接面
で均して除去すると共に液体現像剤の層厚を微小ギャッ
プhの厚さに規制する。また、リバースローラ90に当
接したスクレーパ86はリバースローラ90表面に付着
した液体現像剤5を受け皿87に掻き落し、常にリバー
スローラ90表面をクリーニングすることで、リバース
ローラ90による液体現像剤表面の均一化性能を維持す
る。
【0034】このように、均一化手段として無端ベルト
51の移動方向とは逆の方向に回転するリバースローラ
90を無端ベルト51表面との間に微小ギャップhを設
けて配置し、回転する当接面で液体現像剤層5表面を均
一化すると共に層厚を一定に保持するようにしたため、
液体現像剤5層表面に発生したボイド又はリブ等のムラ
と、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度ムラを防
ぎ、画像品質の向上を図ることができる。
【0035】また、液体現像剤5層表面を均一化するリ
バースローラ90に付着した液体現像剤5を除去するこ
とでリバースローラ90による液体現像剤5層表面の均
一化性能を維持するようにしたため、常に液体現像剤5
層表面に発生したボイド又はリブ等のムラと、層厚のバ
ラツキを起因とした画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の
向上を確実に図ることができる。
【0036】また、上記実施例のブレード81又はリバ
ースローラ90等が無端ベルト51の液体現像剤5層を
保持する例えば樹脂等で形成された表面と比較して液体
現像剤5との剥離性が低い例えば金属等の材質で形成さ
れている場合に液体現像剤5が付着しやすくなる。そこ
で、ブレード81又はリバースローラ90等を液体現像
剤5との剥離性の高い材料で形成又は少なくとも液体現
像剤5層との当接面を例えばフッ素樹脂等の液体現像剤
5との剥離性の高い材料でコーティングする。これによ
り、ブレード81又はリバースローラ90等に対する液
体現像剤5の付着を抑制することができる。また、ブレ
ード81又はリバースローラ90等の液体現像剤5層表
面の均一化性能を維持するクリーニングローラ85又は
スクレーパ86等は、ブレード81又はリバースローラ
90等の当接面に付着した液体現像剤5を効率良く除去
することができる。
【0037】更に、上記実施例で説明した液体現像剤5
層の表面を均一化するブレード81又はリバースローラ
90等を無端ベルト51の移動方向に対して垂直に配置
するよりも傾斜させて配置することで、無端ベルト51
の移動方向に平行に発生するスジ状のムラを効率良く除
去することができるが、単に傾斜させた場合に当接面の
位置によって液体現像剤5層の表面を均一化する効果に
差が出ることが考えられる。そこで、図10に示すよう
に例えば無端ベルト51の移動方向に対して垂直な方向
に固定された固定軸91と、ブレード81を固定軸91
に沿って移動可能に保持するスラスト移動軸92と、回
転軸93aを支点に回転することでスラスト移動軸92
の片側端に設けられたピン92aを可動して固定軸91
に沿ってブレード81を往復運動させるカム93とを有
する。そして、図11に示すようにカム93は図示しな
い駆動モータ等によって回転することで無端ベルト51
の移動方向に対して垂直な方向にブレード81を往復運
動させる。ブレード81は固定軸91に沿って往復運動
しながら薄層化した液体現像剤5表面を均すことで無端
ベルト51の移動方向に平行に発生するスジ状のムラを
確実に除去する。なお、上記ではブレード81を往復運
動させる場合について説明したが、リバースローラ90
等を往復運動させるようにしても良い。また、往復運動
させる手段としてカム93を用いているがウォームギヤ
等を用いても良い。
【0038】このように、均一化手段の液体現像剤5層
表面を均一化するブレード81等の部材を無端ベルト5
1の回転方向に対して垂直な方向に往復運動させるよう
にしたため、無端ベルト51の回転方向に平行に発生す
るスジ状のムラを効率良く除去することができ、画像品
質の向上を確実に図ることができる。
【0039】また、上記実施例では均一化手段として無
端ベルト51上に薄層化して塗布された液体現像剤5層
の表面を当接面で均一化するブレード81又はリバース
ローラ90等を用いているが、例えば図12に示すよう
に液体現像剤5層表面に図示しない送風装置から送られ
てきた空気を吹き付ける送風部94を用いても良い。こ
の場合、送風部94は図13に示すように無端ベルト5
1の移動方向に対向し、かつ上部斜め方向から無端ベル
ト51上の液体現像剤5層表面に空気を吹き付けるよう
に配置した微小なスリット94aを有する。そして、送
風部94は送風装置から送られた空気を微小なスリット
94aでしぼり込み液体現像剤5層表面に吹き付けるこ
とで液体現像剤5層表面に発生するボイド又はリブ等の
微細なムラを除去する。
【0040】このように、均一化手段として送風部94
を設け、液体現像剤5層表面に微小なスリット94aか
ら空気を吹き付けることで液体現像剤5層表面を均一化
するようにしたため、液体現像剤5層表面に発生したボ
イド又はリブ等のムラを起因とした画像の濃度ムラを防
ぎ、画像品質の向上を図ることができる。また、送風部
94は液体現像剤5層に接触しないため、クリーニング
部材を設けること無く、液体現像剤5層表面の均一化性
能を一定に維持することができる。
【0041】また、上記実施例では現像剤担持体として
無端ベルト51を用いた液体現像装置50に対して均一
化手段を設けた場合について説明したが、無端ベルト5
1の代りにローラを用いた液体現像装置50に対して同
様の均一化手段を設けても良い。
【0042】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、現像剤
担持体に塗布された液体現像剤層と感光体表面とが接触
する現像領域より現像剤担持体の回転方向上流に、例え
ば塗布ローラによって塗布された液体現像剤層の表面を
均一化する均一化手段を設け、感光体に対して表面を均
一化した液体現像剤層を供給するようにしたから、液体
現像剤表面に発生したボイド又はリブ等のムラを起因と
した画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の向上を図ること
ができる。
【0043】また、均一化手段として現像剤担持体表面
との間に微小ギャップを設けて配置したブレード等の部
材を設け、当接面で液体現像剤層表面を均一化すると共
に層厚を一定に保持するようにしたから、簡単な構成で
液体現像剤層表面に発生したボイド又はリブ等のムラ
と、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度ムラを防
ぎ、画像品質の向上を図ることができる。
【0044】また、均一化手段として現像剤担持体の移
動方向とは逆の方向に回転するローラ部材を現像剤担持
体表面との間に微小ギャップを設けて配置し、回転する
当接面で液体現像剤層表面を均一化すると共に層厚を一
定に保持するようにしたから、液体現像剤層表面に発生
したボイド又はリブ等のムラと、層厚のバラツキを起因
とした画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の向上を図るこ
とができる。
【0045】更に、液体現像剤層表面を均一化するブレ
ード等の部材を定期的又は要求に応じて無端ベルトから
離間してブレード等に堆積して固着した液体現像剤を除
去し、ブレード等による液体現像剤層表面の均一化性能
を維持するようにしたから、常に液体現像剤層表面に発
生したボイド又はリブ等のムラと、層厚のバラツキを起
因とした画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の向上を確実
に図ることができる。
【0046】また、液体現像剤層表面を均一化するロー
ラ部材に付着した液体現像剤を除去し、ローラ部材によ
る液体現像剤層表面の均一化性能を維持するようにした
から、常に液体現像剤層表面に発生したボイド又はリブ
等のムラと、層厚のバラツキを起因とした画像の濃度ム
ラを防ぎ、画像品質の向上を確実に図ることができる。
【0047】更に、均一化手段の液体現像剤層表面を均
一化する部材を液体現像剤層が塗布される現像剤担持体
表面に比較して液体現像剤との剥離性が高い材料で形成
又はコートすることで、液体現像剤層表面を均一化する
部材に対する液体現像剤の付着を抑制し、また、液体現
像剤層表面を均一化する部材に付着した液体現像剤の除
去効率を向上するようにしたから、液体現像剤層表面を
均一化する部材による液体現像剤層表面の均一化性能を
確実に維持することができ、画像品質の向上を更に図る
ことができる。
【0048】また、均一化手段の液体現像剤層表面を均
一化する部材を現像剤担持体の回転方向に対して垂直な
方向に往復運動するようにしたから、現像剤担持体の回
転方向に平行に発生するスジ状のムラを効率良く除去す
ることができ、画像品質の向上を確実に図ることができ
る。
【0049】また、均一化手段として送風部を設け、液
体現像剤層表面に微小なスリットから空気を吹き付ける
ことで液体現像剤層表面を均一化するようにしたから、
液体現像剤層表面に発生したボイド又はリブ等のムラを
起因とした画像の濃度ムラを防ぎ、画像品質の向上を図
ることができる。また、送風部は液体現像剤層に接触し
ないため、クリーニング部材を設けること無く、液体現
像剤層表面の均一化性能を一定に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示す構成図である。
【図2】上記実施例の均一化手段の構成を示す構成図で
ある。
【図3】ブレードの動作を示す側面図である。
【図4】ワイヤーバーの外観図である。
【図5】ワイヤーバーの動作を示す斜視図である。
【図6】ブレードとクリーニング部材の動作を示す側面
図である。
【図7】センサを設けた場合の動作を示す側面図であ
る。
【図8】リバースローラの構成を示す側面図である。
【図9】リバースローラとクリーニング部材の動作を示
す側面図である。
【図10】ブレードを無端ベルトの回転方向に対して垂
直な方向に往復運動させるときの構成を示す側面図であ
る。
【図11】ブレードを無端ベルトの回転方向に対して垂
直な方向に往復運動させるときの動作を示す斜視図であ
る。
【図12】送風部の構成を示す斜視図である。
【図13】送風部の動作を示す側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 感光体 20 帯電ローラ 30 プリウエット供給ユニット 40 露光ユニット 5 液体現像剤 50 液体現像装置 51 無端ベルト 54 塗布ローラ 80 均一化手段 81 ブレード 82 対向ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄層化して塗布された液体現像剤と感光
    体表面とを接触させて静電潜像を顕像化する現像剤担持
    体を備えた液体現像装置において、 現像剤担持体に塗布された液体現像剤層と感光体表面と
    が接触する現像領域より現像剤担持体の回転方向上流
    に、液体現像剤層表面を均一化する均一化手段を設けた
    ことを特徴とする液体現像装置。
  2. 【請求項2】 上記均一化手段は現像剤担持体表面との
    間に微小ギャップを設けて配置され、当接面で液体現像
    剤層表面を均一化する部材である請求項1記載の液体現
    像装置。
  3. 【請求項3】 上記均一化手段は現像剤担持体表面との
    間に微小ギャップを設けて配置され、現像剤担持体の回
    転方向とは逆の方向に回転する当接面で液体現像剤層表
    面を均一化するローラ部材である請求項1記載の液体現
    像装置。
  4. 【請求項4】 上記均一化手段は現像剤担持体表面との
    間に微小ギャップを設けて配置され、当接面で液体現像
    剤層表面を均一化する部材と、定期的又は要求に応じて
    液体現像剤層表面を均一化する部材を液体現像剤層から
    離間する可動部と、クリーニング部材とを有し、クリー
    ニング部材は可動部が液体現像剤層表面を均一化する部
    材を液体現像剤層から離間したときに部材に付着してい
    る液体現像剤を除去する請求項2記載の液体現像装置。
  5. 【請求項5】 上記均一化手段は現像剤担持体表面との
    間に微小ギャップを設けて配置され、現像剤担持体の回
    転方向とは逆の方向に回転する当接面で液体現像剤層表
    面を均一化するローラ部材と、クリーニング部材とを有
    し、クリーニング部材はローラ部材の当接面に付着した
    液体現像剤を除去する請求項3記載の液体現像装置。
  6. 【請求項6】 上記均一化手段の液体現像剤層表面を均
    一化する部材は少なくとも液体現像剤層との当接面を、
    液体現像剤層が塗布される現像剤担持体表面と比較して
    液体現像剤との剥離性が高い材料で形成又はコートした
    請求項2又は3記載の液体現像装置。
  7. 【請求項7】 上記均一化手段の液体現像剤層表面を均
    一化する部材は現像剤担持体の回転方向に対して垂直な
    方向に往復運動する請求項2又は3記載の液体現像装
    置。
  8. 【請求項8】 上記均一化手段は現像剤担持体表面に塗
    布された液体現像剤層に微小なスリットから空気を吹き
    付ける送風部からなる請求項1記載の液体現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050330A1 (de) * 2003-11-20 2005-06-02 Schott Ag Entwicklereinheit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050330A1 (de) * 2003-11-20 2005-06-02 Schott Ag Entwicklereinheit
US7522868B2 (en) 2003-11-20 2009-04-21 Schott Ag Developer unit having a developer tape for toner transfer

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