JPH11152773A - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

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JPH11152773A
JPH11152773A JP31828897A JP31828897A JPH11152773A JP H11152773 A JPH11152773 A JP H11152773A JP 31828897 A JP31828897 A JP 31828897A JP 31828897 A JP31828897 A JP 31828897A JP H11152773 A JPH11152773 A JP H11152773A
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Yasumi Ota
育實 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に高齢者や身体障害者に対して使用勝手が良
好で、誰でも調度よい吐水量や湯温を迅速、且つ簡単に
調整し得るシングルレバー式の湯水混合栓を提供する。 【解決手段】1個の操作レバー11の回動操作で開閉栓と
吐水量及び吐水温度の調整を行う湯水混合栓1におい
て、前記操作レバー11を、該レバーに作用するように配
設した保持手段6によって、その回動する間の複数個所
の所定位置での停止位置を交互に保持及び保持解除可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水混合栓に関
し、詳しくは開閉栓、吐水量及び温度の調整を一個の操
作レバーで行うシングルレバー式の湯水混合栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、一個の操作レバーを片手によ
り開閉栓、吐水量及び温度の調節を行うシングルレバー
式の湯水混合栓は今日多くのものが存在し、例えば、操
作レバーを上下方向に回動操作すると開閉栓されると共
に、吐水量の調節が行われ、操作レバーを上下動間の所
望位置で停止させることで所望な適量吐水量を保持し、
操作レバーを左右方向に回動操作すると、吐水温度の調
節が行われ、操作レバーを左右動間の所望位置で停止さ
せることで所望な吐水温度を保持するようになってい
る。また、操作レバーの左右方向及び上下方向の回動範
囲内ではその回動が妨げられることなく無段階でスムー
ズに回動するようになっており、使用者は前記回動範囲
内で操作レバーの停止位置を自由に選択する。したがっ
て、片手によって操作できるので非常に操作が容易であ
るし、特に高齢者や身体障害者等に対しても非常に便利
なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バーの回動が無段階、且つスムーズではあるが、上記湯
水混合栓はメーカーによって操作レバーの回動操作の重
さ及び操作レバーの停止位置における吐水量や湯温が異
なっているため、例えば操作レバーの回動が軽かったり
すると力が入りすぎて操作レバーを全開状態にしまった
り、いつも使用している湯水混合栓と異なるものを使用
した場合、操作レバーを適量吐水位置に停止させたりす
ることが難しい。上記のように操作レバーを全開状態に
してしまった場合、吐水勢力が強すぎて水や湯が飛散し
て衣服をぬらしてしまったり、突然温度の高い湯を吐出
させてしまったりする可能性があるし、このような状況
ではどうしても慌ててしまい、操作レバーを適量吐水位
置に回動調整する動作が遅れてしまう上に、操作レバー
の回動が軽いと、所望な吐水になってから操作レバーか
ら手を離すときに誤って操作レバーを回動させてしま
い、所望以上の勢力や湯温の高い吐水になったり、逆に
閉栓状態になったりすることもある。特に、高齢者のよ
うに動作が緩慢であったり、心臓に持病を持っている使
用者や身体の動作に不自由がある身体障害者の場合で
は、操作レバーを全開状態にしてしまった場合の対処が
どうしても遅れるし、例えば熱い湯が吐出した場合には
やけどや心臓発作等の危険性がある。しかも、視覚障害
者では操作レバーを視認できないことから、該レバーの
操作を誤りやすいし、どうしても吐水量や湯温の調整を
行うときに非常に不便であり、上記したような危険性も
高い。また、操作レバーの回動が重い場合には、操作レ
バーの適量吐水位置に停止させることが健常者に比べる
と高齢者や身体障害者には微調整がより困難であって操
作性という点で問題がある。更に、多量に吐水されると
その後始末に、本人ばかりでなく、家人や介添え人が多
大な労力を要してしまう。しかも、流し等に使用される
場合、大小異なる食器等、深みのある食器や浅底の食器
に水を貯水したり、これらを洗ったりするときに、様々
な大きさの食器に適した吐水が行いにくく、大きくて深
みのある食器に対して吐水量が少なくて貯水時間や洗う
時間がかかってしまったり、小さくて浅底の食器に対し
て吐水量が多すぎて水が飛び散ったりしてしまうことが
あるし、洗い物の途中で誤って操作レバーに触れてしま
った場合、例えば所望以上の勢力の吐水になって慌てて
水を止めようとするときに洗っている食器を落として破
損させてしまう恐れもある。上記したように従来の湯水
混合栓は、片手によって操作できる簡便さがある反面、
適量吐水の迅速な調整が難しいという不具合を有してい
る。
【0004】そこで本発明の目的は、特に高齢者や身体
障害者に対して使用勝手が良好で、誰でも調度よい吐水
量や湯温を迅速、且つ簡単に調整し得るシングルレバー
式の湯水混合栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明が講じた技術的手段は、湯水混合栓の本体
に一個の操作レバーが左右方向及び上下方向に回動可能
に備えられ、該操作レバーの左右及び上下方向の回動操
作で開閉栓と吐水量及び吐水温度の調整を行う湯水混合
栓において、前記操作レバーを前記左右方向及び上下方
向若しくはいずれか一方の操作レバーの回動に作用する
ように配設された保持手段によって、その回動する間の
複数個所の所定位置での停止位置を交互に保持及び保持
解除可能にした。(請求項1) 上記保持手段は、操作レバーの左右方向及び上下方向の
両方の回動に作用するようにしてもよいし、いずれか一
方の操作レバーの回動に作用するようにしてもよい。ま
た、上記複数個所の所定位置の設定は任意であり、例え
ば吐水量が「多」、「中」、「少」の3段階、湯温が
「高」、「中」、「低」の3段階となるような設定、又
は、吐水がその勢力で飛散しない程度の量、且つ、湯温
が熱すぎない程度の温度になる範囲の両最終位置、すな
わちその位置を越すと吐水が飛散し、且つ、熱すぎる湯
温になってしまうデッドポイントで保持手段が作用する
ような設定、更には、操作レバーの回動範囲全体に連続
して保持手段が作用するようにして、常に操作レバーが
保持手段によって保持されるような設定などが挙げられ
る。上記湯水混合栓の具体的構成は、湯水混合栓の本体
内に湯流入路、水流入路、湯水流出路を有する固定板
と、固定板に対して水密且つスライド可能に重合され、
その重合面にスライドすることで、湯流入路及び水流入
路と湯水流出路とを連通あるいは遮断すると共に、湯水
二つの流入路の通水面積の面積比を変化させて湯水の混
合比を調節可能に混合し、且つ湯水流出路の通水面積を
変化させて通水量を調節可能にする通水路を有した可動
板と、該可動板と上記操作レバーとを連結する連結杆を
前後方向に回動可能に軸支し本体内の周方向に回動可能
な回動筒とを備え、該回動筒の外周面と前記本体の内周
面との間と、前記連結杆と該連結杆を支承した軸との間
若しくは該軸とその軸を支承した回動筒との間とに、回
動筒及び連結杆の停止位置を交互に保持及び保持解除す
る保持手段を配設して構成することで達成できる。(請
求項2) 上記保持手段の具体的構成としては、回動筒の外周面と
前記本体の内周面との間と、前記連結杆と該連結杆を支
承した軸との間若しくは該軸とその軸を支承した回動筒
との間に設けられた係合凸部と係合凹部とを弾性的に係
脱させて交互に保持及び保持解除を行うようにすること
で達成できる。(請求項3)
【0006】上記構成によると本発明は下記の作用を奏
する。 (請求項1)操作レバーを開方向及び湯温調整方向に回動
操作すると、所定位置において保持手段によって操作レ
バーが停止する。このとき操作レバーが停止した位置で
設定されている量及び温度の吐水が行われる。再び操作
レバーを回動操作すると保持手段の保持が解除され、更
に続けて回動すると次の位置において保持手段によって
操作レバーが停止する。 (請求項2)操作レバーを開方向及び湯温調整方向に回動
操作すると、本体に対して回動筒が回動すると共に、回
動筒に対して連結杆が前後方向に回動して可動板が固定
板に対してスライドし、固定板における湯流入路、水流
入路、湯水流出路と、可動板における通水路が連通す
る。そして、操作レバーの回動に伴って回動する回動筒
及び連結杆は、回動筒の回動がその外周面と前記本体の
内周面との間に配設された保持手段によって所定位置に
おいて保持手段によって操作レバーが停止し、連結杆の
回動がその連結杆を支承した軸との間若しくは該軸とそ
の軸を支承した回動筒との間に配設された保持手段によ
って所定位置において保持手段によって操作レバーが停
止する。 (請求項3)操作レバーを回動すると、回動筒の外周面と
前記本体の内周面との間と、前記連結杆と該連結杆を支
承した軸との間若しくは該軸とその軸を支承した回動筒
との間に設けられた係合凸部と係合凹部とが弾性的に係
合して操作レバーが所定位置で停止する。再び操作レバ
ーを回動操作すると弾性的に係合していた係合凸部と係
合凹部との係合が外れ、更に続けて回動すると次の所定
位置において係合凹部に係合凸部が弾性的に係合して操
作レバーが所定位置で停止する。
【0007】
【発明の効果】本発明は上記構成によって下記の利点が
ある。 (請求項1)前記操作レバーを、該レバーに作用するよう
に配設された保持手段によってその回動する間の複数個
所の所定位置での停止位置を交互に保持及び保持解除可
能にしたことによれば、操作レバーの回動途中の所定位
置で、必ず保持手段が操作レバーを停止させるように作
用し、その操作レバーを停止させる作用は、使用者が操
作する操作レバーの回動に抵抗となって現れる。すなわ
ち、上記保持手段による抵抗は、言い換えれば使用者に
対する操作レバーの停止位置の目印となり、使用者はそ
の抵抗を感知しながら操作レバーを回動することにな
る。したがって、使用者が抵抗を感知することで操作レ
バーの停止位置を確認できるし、保持手段がストッパー
として機能するから、シングルレバー式の湯水混合栓を
使い慣れていない使用者のみならず、高齢者や身体障害
者の使用者でも操作レバーの回動の重さに関係なく確実
に操作レバーの過剰回動を防止して調度よい吐水量や湯
温を迅速、且つ簡単に調整することが可能となって、や
けどや心臓発作などの危険性は回避できる上に、視覚障
害者が操作する場合でも操作レバーの停止位置が手に伝
わる感覚で感知されるから、操作レバーを視認できない
使用者に対する操作性及び安全性の向上という点で非常
に有効である。その上、流しに使用する際においては、
食器の大小に応じた適切な吐水量を確保できるから、貯
水、洗いともに迅速、且つ水を無駄にせず行え、しか
も、誤って操作レバーに触れたとしても保持手段によっ
て停止している操作レバーは不動であるから、設定した
吐水の突然の増減が防止できる。更に、操作レバーの操
作時における操作時間の短縮ができるから、その間の吐
水の無駄を省く上で非常に有効である。 (請求項2)また、操作レバーを開方向及び湯温調整方向
に回動操作すると、本体に対して回動筒が回動すると共
に、回動筒に対して連結杆が前後方向に回動して可動板
が固定板に対してスライドし、固定板における湯流入
路、水流入路、湯水流出路と、可動板における通水路が
連通するような湯水混合栓における回動筒と連結杆に保
持手段を作用させるようにしたことにより、回動筒と連
結杆の回動が直接吐水量や湯温の調整をする可動板をス
ライドさせるので、操作レバーに保持手段が作用する所
定位置とその所定位置における可動板の位置とがずれる
ことなく常に一定にされる。したがって、上記した操作
レバーに保持手段が作用する所定位置とその所定位置に
おける可動板の位置との設定は半永久的にメンテナンス
フリーである。(請求項3)しかも、保持手段が係合凸部
と係合凹部とが弾性的に係脱することで保持及び保持可
能にされるという簡単な構成であるから、湯水混合栓の
製作が低コストで可能となる上に、故障の際の修理や部
品交換等も非常に容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3は、シングルレバー
式の湯水混合栓1を示し、開閉栓、吐水量を及び温度の
調整が全て一個の操作レバー11で行われる今日周知の形
態をなしているため詳述はしないが、湯水混合栓1の本
体12内に湯流入路21、水流入路22、湯水流出路23を有す
る固定板2に対して水密且つスライド可能に重合され、
その重合面にスライドすることで、湯流入路21及び水流
入路22と湯水流出路23とを連通あるいは遮断すると共
に、湯水二つの流入路の通水面積の面積比を変化させて
湯水の混合比を調節可能に混合し、且つ湯水流出路23の
通水面積を変化させて通水量を調節可能にする通水路31
を有した可動板3が、該可動板3と上記本体2に対して
左右方向及び上下方向に回動可能な操作レバー11とを連
結する連結杆4を前後方向に回動可能に軸支し本体2内
の周方向に回動可能な回動筒5とを備えてなり、操作レ
バー11を左右方向に回動するとその回動に伴って回動す
る回動筒5に軸支された連結杆4が可動板3を本体12の
周方向へスライドさせて湯温調整が行われ、操作レバー
11を上下方向に回動するとその回動に伴って回動する連
結杆4が軸51に対して回動して可動板3を前後方向へス
ライドさせて開閉栓及び吐水量の調整が行われるように
したものである。
【0009】上記構成の湯水混合栓1における、前記連
結杆4と該連結杆4を支承した軸51との間と、回動筒5
の外周面と前記本体12の内周面との間に、操作レバー11
の回動に伴って回動する連結杆4及び回動筒5の停止位
置を交互に保持及び保持解除する保持手段6が配設され
ている。保持手段6の構成を説明すると、図4示すよう
に連結杆4を支承する軸51の支承部位を大径とし、その
外周面に設けられた穴61に圧縮ばね62を介して先端を球
状にした係合凸部63を常に穴61から突出するように付勢
されるようにして挿入し、一方軸51が貫通する貫通孔41
の内周面に前記係合凸部63の先端形状と適合する3個の
係合凹部64・・・64を凹設して構成されている。このよう
にしたことによれば、前記係合凸部63が係合凹部64に対
して係合しているときは圧縮ばね62の付勢力によってに
よってその径合力を保持し、この係合状態から連結杆4
が回動すると、係合凸部63が圧縮ばね62の付勢力に抗し
てその先端が係合凹部64の球面に沿いながら穴61に潜り
込むようにスライドすると共に、係合凹部64から連結杆
4の貫通孔41の内周面に乗り上げて係合が外れる。
【0010】次に、回動筒5の停止位置を交互に保持及
び保持解除する保持手段6の説明をする。この構成は基
本的に上記連結杆4の停止位置を交互に保持及び保持解
除する保持手段6と同様であるため詳述はしないが、回
動筒5の外周面に上述したように係合凸部63を配設し、
その一方、係合凸部63と正対する本体12の内周面に、上
ような係合凹部64を凹設したものである。(図2参照)
【0011】上記連結杆4の停止位置を交互に保持及び
保持解除する保持手段6における係合凹部64の配設位置
は、操作レバー11の回動操作で変化する可動板3の通水
路31と固定板2の湯流入路21、水流入路22との通水面積
が、図1に示すように比較的少ない吐水量(少)、比較的
多い吐水量(多)、両者の間の吐水量(中)になる部位に配
設され、操作レバー11を前記少ない吐水量側に配設した
保持手段6における係合凹部64を越して回動すると閉栓
され、多い吐水量側の保持手段6における係合凹部64を
越して回動すると相当多い吐水量になるように設定され
ている。
【0012】また、上記回動筒4の停止位置を交互に保
持及び保持解除する保持手段6における係合凹部64の配
設位置は、操作レバー11の回動操作で変化する可動板3
の通水路と固定板の湯流入路21、水流入路22との通水面
積が、図1に示すように.比較的高温の湯(高)、比較
的低温の湯(低)、両者の間の温度の湯(中)になる部
位に配設され、操作レバー11を前記高温の湯側に配設し
た保持手段6における係合凹部64を越して回動すると相
当高温の湯になり、低温の湯側の保持手段6における係
合凹部64を越して回動すると完全な水になるように設定
されている。
【0013】このようにした湯水混合栓は、操作レバー
11が上述したように設定された所定位置に停止している
ときには、前記係合凸部63が係合凹部64に対して係合す
ると共に、圧縮ばね62の付勢力によってによってその径
合力を保持し、この状態から操作レバー11を回動する
と、連結杆4及び回動筒5が回動すると共に、係合凸部
が圧縮ばね62の付勢力に抗して本体12の内周面に乗り上
げて係合が外れる。したがって、操作レバー11の回動が
保持手段6によって、吐水量が「多」、「中」、「少」
の3段階、湯温が「高」、「中」、「低」の3段階の位
置に夫々停止するようにしているから、調度よい吐水量
や湯温を迅速に調整することができると共に、確実に操
作レバー11の過剰回動を防止することができる。
【0014】上記した保持手段6の設定は上述した3段
階に限らず、その位置を越すと吐水が飛散し、且つ、熱
すぎる湯温になってしまうデッドポイントで保持手段が
作用するような設定にしてもよく、このようにすれば、
少なくとも操作レバーの過剰回動を確実に防止できる。
(図示せず) また、操作レバー11の回動範囲全体に連続して保持手段
が作用するようにして、常に操作レバー11が保持手段6
によって保持されるような設定にしてもよい。この場
合、弾性的に係脱する凹凸係合の正逆両方向に回動する
ラチェット機構を用いると、ラチェット機構における凹
凸の係脱が操作レバーの回動に連続して行われるから、
操作レバーの微調整が迅速にできるし、凹凸の係脱が操
作レバーの回動に抵抗となって現れるから、その抵抗に
よって多少力を入れすぎても操作レバーの過剰回動を確
実に防止できる。(図示せず)
【0015】尚、本実施の形態の説明では、保持手段6
が操作レバー11の左右方向及び上下方向の回動に作用す
るように説明しているが、保持手段6を操作レバー11の
左右方向及び上下方向の回動の内いずれか一方の回動に
作用するようにしてもよいものである。また、湯水混合
栓1を操作レバー11の左右方向の回動操作で湯温調整が
行われ、操作レバー11の上下方向の回動操作で開閉栓及
び吐水量の調整が行われるようにしたもので説明してい
るが、この逆の操作によって作動するような湯水混合栓
でもよいものである。また、操作レバー11の回動の重さ
は、できるだけ軽くすることが好ましく、このようにす
ることにより、特に力を必要とせずに操作できるから、
高齢者や身体障害者に対して操作性という点について非
常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湯水混合栓の1部切欠側面図で、
吐水量が(少)、湯温が(中)状態を示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図である。
【図3】図1の(3)−(3)線断面図である。
【図4】図1の要部拡大図で(a)は係合状態を示し、
(b)は係合が外れた状態を示す。
【符号の説明】
1:湯水混合栓 2:固定板 3:可動板 4:
連結杆 5:回動筒 6:保持手段 11:操作レバー 12:本体 21:
湯流入路 22:水流入路 23:湯水流出路 31:通水路 6
1:穴 62:圧縮ばね 63:係合凸部 64:係合凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水混合栓の本体に一個の操作レバーが
    上下左右方向に回動可能に備えられ、該操作レバーの左
    右方向及び上下方向の一方の回動操作で開閉栓と吐水量
    を行い、他方の回動操作で吐水温度の調整を行う湯水混
    合栓において、前記操作レバーは、前記左右方向及び上
    下方向若しくはいずれか一方の操作レバーの回動に作用
    するように配設された保持手段によって、その回動する
    間の複数個所の所定位置での停止位置が交互に保持及び
    保持解除可能にされていることを特徴とする湯水混合
    栓。
  2. 【請求項2】 上記湯水混合栓は、その本体内に湯流入
    路、水流入路、湯水流出路を有する固定板と、固定板に
    対して水密且つスライド可能に重合され、その重合面に
    スライドすることで、湯流入路及び水流入路と湯水流出
    路とを連通あるいは遮断すると共に、湯水二つの流入路
    の通水面積の面積比を変化させて湯水の混合比を調節可
    能に混合し、且つ湯水流出路の通水面積を変化させて通
    水量を調節可能にする通水路を有した可動板と、該可動
    板と上記本体に対して左右方向及び上下方向に回動可能
    な操作レバーとを連結する連結杆を前後方向に回動可能
    に軸支し本体内の周方向に回動可能な回動筒とを備え、
    該回動筒の外周面と前記本体の内周面との間と、前記連
    結杆と該連結杆を支承した軸との間若しくは該軸とその
    軸を支承した回動筒との間とに、回動筒及び連結杆の停
    止位置を交互に保持及び保持解除する保持手段が配設さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合
    栓。
  3. 【請求項3】 上記保持手段が、回動筒の外周面と前記
    本体の内周面との間と、前記連結杆と該連結杆を支承し
    た軸との間若しくは該軸とその軸を支承した回動筒との
    間に設けられた係合凸部と係合凹部とが弾性的に係脱す
    ることで保持及び保持解除を交互に行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の湯水混合栓。
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