JPH11151414A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH11151414A
JPH11151414A JP31875397A JP31875397A JPH11151414A JP H11151414 A JPH11151414 A JP H11151414A JP 31875397 A JP31875397 A JP 31875397A JP 31875397 A JP31875397 A JP 31875397A JP H11151414 A JPH11151414 A JP H11151414A
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installation
air
air purifier
wind direction
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Application number
JP31875397A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kakimoto
明久 柿本
Shunichi Nunokawa
俊一 布川
Yasuhiro Oda
泰弘 小田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】それぞれの設置態様に応じた適切な運転状況で
運転することができる空気清浄機を提供すること。 【解決手段】本体ケーシング2の裏面2cに対応する位
置に設置態様が載置面設置であるのか壁掛設置であるの
かを検出するリミットスイッチ22が設けられる。リミ
ットスイッチ22の操作部材29の一部が、箱状の21
内に侵入させて配置されている。風向ルーバ19は、リ
ミットスイッチ22による検出した設置態様に応じた適
切な規制位置に規制される。また、載置面設置時に粉塵
検知センサ27の検出電圧に補正を加えることによっ
て、設置態様にかかわらず室内空気の汚れのレベルを精
度良く表示することができる。さらに、自動運転時に
は、その汚れのレベルに基づいた適切な運転状態で自動
運転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気を浄化する
空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、空気清浄機においては、吸込グリ
ルから吸い込まれた室内空気が、プレフィルタ、イオン
化部および集塵部を通って浄化された後、吹出口から吹
き出される。この空気清浄機の設置態様として、卓上面
や床面に設置される(以下、載置面設置という)タイプ
のものと壁に掛けて設置される(以下、壁掛設置とい
う)タイプのものがある。最近では、これらのタイプの
もののほか、載置面設置と壁掛設置との両方に対応可能
な空気清浄機が普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に上述
のような両方の設置態様に設置可能な従来の方式では、
載置面設置時には室内の下方に設置され、壁掛設置時に
は室内の壁の上方に設置される。ところが、載置面設置
時においても壁掛設置時においても運転動作は同様の制
御内容(たとえば運転時の風向等)で制御されていたの
で下記の欠点があった。
【0004】たとえば、壁掛設置時において、吹出口よ
り上方に向かって吹出風が吹き出されると天井汚れの原
因となる。また、粉塵検知センサ等の汚れセンサを用い
て空気の汚れを検出する機能を備えた空気清浄機を載置
面設置とした場合、上昇する傾向にある煙草の煙を汚れ
センサが検出することは困難であり、したがって、利用
者に室内の正確な汚れ度を示すことができないおそれが
ある。
【0005】その一方で、従来より、汚れセンサにより
検出した空気の汚れ度分に応じて送風ファンの運転/停
止や送風ファンの風量タップを切り換えることにより、
集塵能力を調整する自動運転を可能にした空気清浄機が
提供されている。しかし、上述のように設置態様が択一
的に選択される場合には、両設置態様の間で汚れセンサ
の検出感度が異なることから、各設置態様に応じた適切
な運転を行うことは困難となる。
【0006】本発明は上記背景のもとになされたもので
あり、それぞれの設置態様に応じた適切な運転状況で運
転することができる空気清浄機を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、モータにより駆動される
送風ファンが生成する通気流を、吸込口から浄化手段を
介して吹出口に至る通気路に流す空気清浄機において、
床面又は卓上面からなる載置面に設置する第1の設置態
様と壁面に設置する第2の設置態様とが選択可能であっ
て、内部に上記通気路を区画したケーシングと、第1お
よび第2の何れの設置態様で設置されているかを検出す
る設置態様検出手段と、この設置態様検出手段により検
出された設置態様に応じて、本空気清浄機の運転動作に
係わる制御内容の少なくとも一部を変更する制御手段と
を備えたことを特徴とする空気清浄機である。
【0008】この構成によれば、検出された設置態様に
応じた運転動作で運転することができる。ここで、運転
動作としては、運転、停止、運転時の風量、運転時の風
向がある。また、運転動作に係る制御内容を変更すると
は、風量、風向等を制御する制御内容自体を変更する場
合と、制御内容の決定に影響を及ぼすセンサの出力およ
びこのセンサの出力と比較するための基準値の一方を変
更する場合をも含む趣旨である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の空
気清浄機において、上記ケーシングは、第1の設置態様
にて載置面に対向する第1の部分と、第2の設置態様に
て壁面に対向する第2の部分とを含み、上記設置態様検
出手段は、第1および第2の部分の少なくとも一方に設
けられたリミットスイッチを含むことを特徴とするもの
である。
【0010】この構成によれば、リミットスイッチによ
っていずれの設置態様で設置されているのか直接機械的
に検出できるため、載置面に設置されているのか壁面に
設置されているのかを確実に検出することができる。請
求項3記載の発明は、請求項2記載の空気清浄機におい
て、上記第2の部分は、壁面の取付部に取り付けられる
被取付部を有し、この被取付部に上記設置態様検出手段
が設けられることを特徴とするものである。
【0011】この構成によれば、設置態様検出手段を壁
掛用の被取付部に設けたので、いずれの設置態様で設置
されているのかをより確実に検出することができる。請
求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記
載の空気清浄機において、上記吹出口に変位可能に設け
られ、吹出口からの吹出風の方向を所定の規制位置にて
規制する風向規制部材と、この風向規制部材を変位させ
る駆動部材とをさらに備え、上記運転動作に係わる制御
内容には、駆動部材による風向規制部材の規制位置の設
定が含まれることを特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、設置態様に応じて、駆
動部材による風向規制部材の規制位置の設定がなされる
ため、いずれの設置態様においても運転時には設置位置
にかなった風向で送風され、室内に万遍なく流れが行き
渡るようにすることが可能である。風向規制部材は、位
置が固定される場合と所定の変動範囲内で往復変位され
る場合とがあり、したがって、上記の所定の規制位置と
は、風向規制部材が固定される場合の位置のみならず、
往復変位される場合のある範囲を持った位置との双方を
含む趣旨である。また、天井汚れを防止することができ
る。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の空気清浄機において、ケーシング内
に配置され室内空気の汚れを検出して上記制御手段に出
力する汚れ検出センサをさらに備え、上記制御手段は、
設置態様検出手段により検出された設置態様と汚れ検出
センサからの出力に応じて制御内容の少なくとも一部を
変更することを特徴とするものである。
【0014】この構成によれば、いずれの設置態様で設
置されているのかと汚れ状態とを加味して制御内容を変
更することから、汚れ状態のみに応じて制御されていた
従来の構成に比べて、適切な運転状態で運転することが
できる。ここで、汚れセンサには粉塵検知センサ、臭い
センサ、ガスセンサおよび煙センサの少なくとも1つが
含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好ましい態様について説明する。図1は本発明の一
実施形態に係る空気清浄機の分解斜視図である。図1を
参照して、空気清浄機1には本体ケーシング2が備えら
れており、その前面2aには凹部2bが形成されてい
る。この凹部2b内に、手前側から順に、比較的大きな
ごみや塵を除去するためのプレフィルタ3と、汚れの粒
子を帯電させるために放電を行うイオン化部4と、集塵
部としてのロールフィルタ5と、通気流中の臭い成分等
の汚染物質等を浄化する光触媒を担持したハニカム状の
光触媒ユニット6とが収容されるようになっている。ま
た、本体ケーシング2内には光触媒ユニット6を活性化
するためのランプ7が配置されている。
【0016】本体ケーシング2の上記凹部2bの略中央
部には、開口8が形成されており、この開口8内に送風
ファンモータ9および送風ファンモータ9により回転さ
れる送風ファン(図示せず)が取り付けられている。空
気清浄機1は、本体ケーシング2に上記各部材が配置さ
れ、その前面2aに前面パネル11が嵌め合わされた構
成である。
【0017】本体ケーシング2の前面2aは、前面パネ
ル11により構成されており、この前面パネル11に
は、吸込口としての吸込グリル12が形成されている。
この吸込グリル12から吸い込まれた室内空気は、イオ
ン化部4、ロールフィルタ5および光触媒ユニット6を
通って浄化された後、送風ファンによって本体ケーシン
グ2の上部に設けられた吹出口としての吹出グリル13
から吹き出される。
【0018】前面パネル11の下端部には、表示・操作
部14が配置されている。この操作・表示部14の一端
部には、給気口15が開口されており、この給気口15
を通して室内空気が汚れ検知センサとしての粉塵検知セ
ンサ(図示しない)に供給されるようになっている。表
示・操作部14には、運転切換/停止スイッチ16、リ
モコン(図示しない)からの信号を受信する受信部17
および各種表示灯18が備えられている。
【0019】上記運転切換/停止スイッチ16は、これ
を押す毎に自動運転、「強」、「中」、「弱」、「微
弱」、運転停止に順次に切り換えられる。吹出グリル1
3は風向規制部材としての風向ルーバ19を有し、この
風向ルーバ19は本体ケーシング2内に配置された風向
ルーバ駆動用のモータ20によって駆動される。
【0020】本体ケーシング2の裏面2cの上方部に
は、被取付部としての左右一対のフック部21(図1に
は表れていない。図2を参照。図2においては一方のみ
図示。)が設けられている。このフック部21は、本空
気清浄機1を壁面Qに掛けて設置するときに、壁面Qに
固定された取付部としての左右一対の据付板25(図1
には表れていない。図2を参照。図2においては一方の
み図示。)にそれぞれ引っ掛け係合され、空気清浄機1
は壁面Qに固定される。
【0021】また、本体ケーシング2の底面2dには、
空気清浄機1を卓上面等の載置面Pに設置するための据
付用リブ51(図1には表れていない。図2を参照。)
が設けられている。このため、本空気清浄機1を壁面Q
に掛けて設置することも可能であるし、卓上面や床面等
の載置面Pに載置して設置することも可能である。図2
は空気清浄機の上部の模式的断面図である。図2を参照
して、風向ルーバ19は吹出グリル13に取り付けられ
ており、水平方向に一直線上に延びた一対の回動軸52
を備えている。この回動軸52は回動軸線Kを中心に回
動自在に支持されており、モータ20の出力軸に直結状
態で駆動連結されている。このモータ20によって駆動
された風向ルーバ19は、図2に実線で示す位置から二
点鎖線で示す位置まで回動する。モータ20は、所定の
駆動信号が入力されるとその信号に応じた角度位置に出
力軸を変位することができるステッピングモータからな
る。
【0022】電源オフ時には、この風向ルーバ19は吹
出グリル13に覆い被さる状態となっており、風向角度
(θ)は水平な本体ケーシング2の上面2eを基準とし
て0°となる。その後、後述する制御基板28による制
御に応じて、θの値は0°〜70°の範囲で段階的に変
化する。但し、上面2eが水平でない場合にもこの上面
2eを基準として風向角度(θ)が0°〜70°の範囲
で段階的に変化する。
【0023】風向ルーバ19の段階的な変化の例として
は、図2に実線で示す位置(θ=0°)から図2で時計
回りに、第1の位置(P1)(θ=20°)、第2の位
置(P2)(θ=30°)、第3の位置(P3)(θ=
40°)、第4の位置(P4)(θ=70°)と4段階
の規制位置に変化される。このように、風向ルーバ19
には、設置態様や風量に応じて複数の規制位置が予め設
定されている。風向ルーバ19は、各規制位置で停止さ
れ、それに応じて吹出風の方向も決められる。また、風
向ルーバ19は規制位置を含むある範囲内の位置間で変
動変位され、それに応じて吹出風の方向を連続的変化さ
せる場合もある。
【0024】図3および図4は、空気清浄機の本体ケー
シングの裏面が壁面に取り付けられる直前の状態と取付
後の状態をそれぞれ示す概略断面図である。上述のよう
に、フック部21は据付板25にそれぞれ引っ掛け係合
され、空気清浄機1が壁面Qに固定される。図3を参照
して、被取付部としてのフック部21は下方に開放する
箱状を有しており、本体ケーシング2に一体に形成され
ている。取付部としての据付板25は、断面カギ字型の
薄板であり複数のねじ( 図示せず)によって壁面Qに固
定されている。
【0025】裏面2cの内側のフック部21に対応する
位置には、設置態様検出手段としてのリミットスイッチ
22が設けられている。リミットスイッチ22は、リミ
ットスイッチ本体41と前後方向に移動可能な操作子2
4と操作部材29とを有している。操作部材29は、リ
ミットスイッチ本体41に一端が回動的に支持され、他
端を自由端とした弾性部材である。この操作部材29と
して、たとえば板ばねが考えられる。
【0026】操作部材29の他端は本体ケーシング2の
裏面2cに設けられた開口23を通って箱状のフック部
21の内側に入っている。この操作部材29は、上記一
端側から延びる主体部としての直線部29aと、他端側
から延びて直線部29aに連続する変形許容部としての
湾曲部29bとを有している。開口23は操作部材29
が挿通されるためのものであって、箱状のフック部21
に覆われており、このフック部21は開口23よりも下
方へ延びていることから、万一水かかりが生じても水が
本体ケーシング2内に侵入することを防ぐことができ
る。
【0027】操作子24は、リミットスイッチ本体41
の後面から後方(操作部材29側)へ突出しており、リ
ミットスイッチ本体41に内蔵する弾性体によって後方
への突出量が大となる方向へ付勢されている。また、リ
ミットスイッチ22は、操作子24の突出量が小である
状態に対応して、リミットスイッチ本体41に内蔵する
回路が閉成し、操作子24の突出量が大である状態に対
応して回路を開成する。
【0028】次に、空気清浄機1が壁面Qに取り付けら
れる様子を図3および図4を用いて詳しく説明する。図
3を参照して、被取付部としてのフック部21が取付部
としての据付板25に引っ掛けられ、空気清浄機1が下
方へ移動されると据付板25により押し上げられた操作
部材29が図3において反時計回りに回動される。この
回動によって、操作部材29の先端29cが、本体ケー
シング2の裏面2cと当接し、その後、操作部材29の
直線部29aと開口23の上縁部23aと当接する(図
4参照。)。
【0029】操作部材29の先端29cが裏面2cと当
接した後は、直線部29aは回動し、湾曲部29bは裏
面2cからの反力を受けて変形する。さらに、図4に示
すように、直線部29aと開口23の上縁部23aとが
当接すると、この上縁部23aによって操作部材29の
回動角度が規制され、その後は、湾曲部29bのみが変
形される。この場合において、開口23の上縁部23a
は上記操作部材29の回動角度を規制する回動角度規制
部材として働く。
【0030】フック部21の下端部21aが据付板25
の受け部25aと当接して、空気清浄機1の取付は完了
する。フック部21が据付板25に引っ掛けられた状態
では、据付板25はフック部21の内側面21bと上記
操作部材29によって挟持される。よって、空気清浄機
1の位置決めが確実に行える。つまり、壁面Qに取りつ
けられた空気清浄機1がぐらぐらすることはない。
【0031】また、フック部21が据付板25に引っ掛
けられた状態ではリミットスイッチ22が閉じられてお
り、フック部21が据付板25から取り外された状態
で、リミットスイッチ22は開放されている。リミット
スイッチ22が開状態のときは「卓上」であると、閉状
態のときは「壁掛」であると後述するRAM31に記憶
される。
【0032】このように、リミットスイッチ22の操作
部材29の一部が、被取付部としての箱状のフック部2
1内に侵入させて配置されているため、直接、機械的に
検出することが可能となり、空気清浄機1の壁掛設置を
確実に検出することができる。また、操作部材29が弾
性部材であるため、空気清浄機1を壁面Qに取り付ける
際に多少の取付け誤差があっても、この誤差を操作部材
29によって吸収しつつ、リミットスイッチ22を正確
に働かせることができる。操作部材29自身が弾性部材
からなるので、これらを別構成する場合と比較して構造
の簡素化を図ることができる。また、操作部材29とし
て板ばねを用いる場合には、該板ばねは厚みが小さく余
計なスペースをとるようなことがないので、特に本実施
形態のように箱状のフック部21内に操作部材29の一
部を侵入させて配置させる場合に適している。また、多
少の取付け誤差があっても、操作部材29の主体部とし
ての直線部29aは開口23の上縁部23aとの当接に
よって回動角度を一定規制される一方、変形許容部とし
ての湾曲部29bが変形して上記取付け誤差が吸収され
る。この場合に、上述のように上縁部23aによって操
作部材29の回動角度が規制されるため、多少の据え付
け誤差があっても精度良く設置態様を検出することがで
きる。
【0033】図5は、本空気清浄機の電気的構成を示す
ブロック図である。図5を参照して、空気清浄機1は、
制御手段としての制御回路34を備えており、該制御回
路34は、CPU30、RAM31、ROM32等を含
むマイクロコンピュータ等により構成されている。制御
回路34には、粉塵検知センサ22、リミットスイッチ
27が接続され、これらからの信号が入力されるように
なっている。また、制御回路34には、モータ20およ
び送風ファンモータ9がそれぞれ駆動回路35,36を
介して接続され、これらに対して信号が出力されるよう
になっている。
【0034】送風ファンモータ9を駆動させる駆動回路
36には、風量を「強」、「中」、「弱」、「微弱」と
4段階に変化させ得るための風量タップ切換回路37が
含まれている。この風量タップ切換回路37は送風ファ
ン10によって送られる風量の風量レベルを切り換える
ためのもので、この風量タップの切換えにより送風ファ
ンモータ9は回転数が4段階に変化される。
【0035】また、制御回路34と表示回路38との間
で信号がやり取りできるようになっている。この表示回
路38は、各種表示灯18に接続されており、この各種
表示灯18に対して表示のための信号を出力する。図6
は、本発明の一実施形態に係る空気清浄機の制御の流れ
を示すフローチャートである。図6を参照して、空気清
浄機1の運転が開始されると、リミットスイッチ22の
検出入力がチェックされる(ステップS1)。次に、上
記リミットスイッチ22が「卓上」を示していれば(ス
テップS2でYES)、モータ20の駆動により風向ル
ーバ19が第1モードにおける規制位置で位置制御され
る(ステップS3)。また、一方、上記リミットスイッ
チ22が「壁掛」を示していれば(ステップS2でN
O)、風向ルーバ19が第2モードにおける規制位置で
位置制御される(ステップS4)。
【0036】第1モードおよび第2モードでは、吹出風
のそれぞれの風量に応じて、風向ルーバ19の規制位置
が制御される。以下、第1モードにおいての吹出風のそ
れぞれの風量に対する規制位置について述べる。第1モ
ードにおいて、利用者がスイング運転(風向ルーバ19
が往復変位する運転)を予め設定した場合には次のよう
になる。
【0037】風量が「強」のときには、風向ルーバ19
が第4の位置(P4)と第3の位置(P3)の間を連続
的に往復変動するように、モータ20が駆動される(図
7(a)参照)。また、風量が「中」のときには、風向
ルーバ19が第4の位置(P4)と第2の位置(P2)
の間を連続的に往復変動するように、モータ20が駆動
される(図7(b)参照)。
【0038】また、風量が「弱」のときには、風向ルー
バ19が第4の位置(P4)と第1の位置(P1)の間
を連続的に往復変動するように、モータ20が駆動され
る(図7(c)参照)。また、風量が「微弱」のときに
は、風向ルーバ19が第3の位置(P3)で停止するよ
うにされている(図7(d)参照)。
【0039】第1モードにおいて、利用者がスイング運
転を設定しない場合には、風向ルーバ19の規制位置の
制御内容が上述の場合と異なり、風量が「中」または
「強」のとき、風向ルーバ19は第4の位置(P4)に
固定するようにされており(図7(e),(f)参
照)、また、風量が「微弱」または「弱」のとき、風向
ルーバ19は第3の位置(P3)に固定するようにされ
ている(図7(g),(h)参照)。
【0040】次に、第2モードにおけるそれぞれの吹出
風の風量に対する規制位置について述べる。風量が
「強」の場合には、風向ルーバ19が第3の位置(P
3)で固定するようにされている(図7(i)参照)。
また、風量が「中」の場合には、風向ルーバ19が第3
の位置(P3)と第2の位置(P2)との間を、両位置
で一時停止しながら往復運動するように、モータ20が
駆動される。たとえば、風向ルーバ19は第3の位置
(P3)から第2の位置(P2)へ変位し、第2の位置
(P2)でたとえば10秒間停止した後、第2の位置
(P2)から第3の位置(P3)へ変位し、第3の位置
(P3)でたとえば10秒間停止する、このサイクルが
繰り返される(図7(j)参照)。
【0041】また、風量が「弱」の場合には、風向ルー
バ19が第3の位置(P3)と第1の位置(P1)との
間を、両位置で一時停止しながら往復運動するように、
モータ20が駆動される。たとえば、風向ルーバ19は
第3の位置(P3)から第1の位置(P1)へ変位し、
第1の位置(P1)でたとえば10秒間停止した後、第
1の位置(P1)から第3の位置(P3)へ変位し、第
3の位置(P3)でたとえば10秒間停止する、このサ
イクルが繰り返される(図7(k)参照)。
【0042】風量が「微弱」の場合には、風向ルーバ1
9が第3の位置(P3)で固定するようにされている
(図7(l)参照)。図8は、粉塵検知センサの検出電
圧を変更して粉塵検知センサの感度を調整する制御の流
れを示すフローチャートである。図8を参照して、空気
清浄機1の電源がオンにされると、粉塵検知センサ27
の検出電圧Aが検出される(ステップS7)。次に、上
記リミットスイッチ22が「卓上」を示していれば(ス
テップS8でYES)、検出電圧Aに補正値αを加える
補正が行われ(ステップS9)、検出電圧はA+αとし
てダスト検出の判断に用いられる。一方、上記リミット
スイッチ22が「壁掛」を示していれば(ステップS7
でNO)、補正は行われない。
【0043】上述のように、「卓上」時に、検出電圧A
自体に補正を加えることによって、設置態様によって異
なるセンサの検出感度のギャップを埋めることができ
る。その後、他のモードへ移り、運転等が行われる。上
記のフローチャートのようにして補正される場合がある
粉塵検知センサ27の検出値は表示・操作部14によっ
て室内空気の汚れのレベルを表示するのに用いられる。
また、補正される場合のある粉塵検知センサ27の検出
値は、汚れのレベルに応じて浄化能力を異ならせて行う
自動運転に利用される。
【0044】本実施形態においては、リミットスイッチ
22によって壁掛設置であるのか、卓上面等の載置面設
置であるのか確実に検出され、その設置の態様に応じた
風向で運転が行われるため、室内に万遍なく流れが行き
渡るようにすることが可能である。また、天井汚れが生
ずるおそれはない。また、粉塵検知センサ27の感度が
良くなる壁掛設置であるのか、粉塵検知センサ27の感
度が悪くなる卓上面等の載置面設置であるのか検出し、
後者の設置の態様である場合に、粉塵検知センサ27の
検出電圧Aに補正を加えて検出感度を向上させる。した
がって、いずれの設置態様で設置されているかにかかわ
らず、汚れを感度良く検知して、空気の汚れ度合いに応
じた適切な運転状態で自動運転することができる。ま
た、室内空気の汚れ度合いを、設置態様にかかわらず表
示・操作部14によって精度良く表示することができ
る。
【0045】上記実施形態では、風量タップによって風
量レベルを4段階に切り換えたが、これに限られず、5
段階以上や2段階、3段階の複数段階に切り換えるもの
であってもよいし、さらに風量タップを用いない無段階
のもので風量レベルを切換えていてもよい。また、上記
実施形態ではリミットスイッチ22によって検出した空
気清浄機1の設置態様に応じて粉塵検知センサ27の検
出電圧に補正を加えていたが、これに限られず、ROM
32等に記憶されている閾値に補正を加えてもよい。
【0046】つまり、自動運転中においては空気中の汚
れ度分に応じて制御運転が行われるため、粉塵検知セン
サ27の検出電圧Aと、各風量毎に予め定められた閾値
に応じて風向ルーバ19の規制位置が選択される。これ
らの閾値にそれぞれ補正を加えるわけである。図9は、
本発明の第2の実施形態に係る空気清浄機において、粉
塵検知センサの閾値を変更して粉塵検知センサの感度を
調整する制御の流れを示すフローチャートである。図9
を参照して、空気清浄機1の電源がオンにされると粉塵
検知センサ27の検出電圧Aが検出される(ステップS
11)。次に、上記リミットスイッチ22が「卓上」を
示していれば(ステップS12でYES)、検出電圧A
と共に空気中の汚れ度合の判断の基準となる閾値Cにそ
れぞれγだけひく補正が行われ(ステップS13)、閾
値はそれぞれC−γとしてその後のダスト検出の判断に
用いられる。一方、上記リミットスイッチ22が「壁
掛」を示していれば(ステップS12でNO)、補正は
行われない。この閾値についてそれぞれ補正を行うた
め、設置態様によって異なるセンサの検出感度のギャッ
プを埋めて、同程度にすることができる。その後、他の
モードへ移り、運転等が行われる。
【0047】粉塵検知センサ27の検出値と、図9に示
すフローチャートのようにして補正される場合のある閾
値とによって検出された室内空気の汚れのレベルは表示
・操作部14によって表示される。また、自動運転のと
きには、空気清浄機1は、検出値と補正される場合のあ
る閾値とによって検出された汚れのレベルに応じて浄化
能力を異ならせて運転される。この第2の実施形態で
は、上記実施形態と同様に、設置態様にかかわらず室内
空気の汚れのレベルを精度良く表示することができ、ま
た、設置態様にかかわらず適切な運転状態で自動運転す
ることができる。
【0048】さらに、上記2つの実施形態では、本体ケ
ーシング2の裏面2cにリミットスイッチ22が設けら
れていたが、本体ケーシング2の底面2dにリミットス
イッチ22を設けてもよい。図10は、本発明の第3の
実施形態に係る空気清浄機の本体ケーシングの底面にリ
ミットスイッチを配置したときの正面図である。図10
を参照して、リミットスイッチ22は底面2dの内側に
配置され、リミットスイッチ本体42と操作子43とを
有している。操作子43は本体ケーシング2から外方に
突出している。
【0049】この場合においてはリミットスイッチ22
の操作子43が下方への突出量を増大した状態のとき
「壁掛」を表し、操作子43が突出量を減じた状態のと
き「卓上」を表し、上記RAM31に記憶される。この
第3の実施形態では、リミットスイッチ22の操作子4
3が本体ケーシング2の底面2dより突出しているた
め、空気清浄機1を床面等の載置面に載せて使用する際
には、操作子43の突出量の増減により、載置面設置を
直接、機械的に検出することができる。よって、空気清
浄機1の壁掛設置を確実に検出することができ、設置態
様にかかわらず適切な運転状態で運転することができ
る。
【0050】また、本体ケーシング2の裏面2cと底面
2dとの双方にそれぞれリミットスイッチ22が設けら
れていてもよい。この場合には、設置態様が壁掛設置と
なっているか載置面設置となっているかをより確実に検
出することができる。その他、本発明の特許請求の範囲
内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、空気清浄機の
運転動作に係わる制御内容の少なくとも一部を変更する
ことができるため、設置態様に応じた運転動作で運転す
ることができる。請求項2記載の発明では、リミットス
イッチによってどのような設置態様で設置されているの
かを直接機械的に検出できるため、載置面に設置されて
いるのか壁面に設置されているのかを確実に検出するこ
とができる。
【0052】請求項3記載の発明では、壁掛設置用の被
取付部に設置態様検出手段を設けたので、いずれの設置
態様で設置されているのかをより確実に検出することが
できる。請求項4記載の発明では、設置態様に応じて、
駆動部材による風向規制部材の規制位置の設定がなされ
るため、運転時には設置位置にかなった風向で送風さ
れ、室内に万遍なく流れが行き渡るようにすることが可
能である。
【0053】請求項5記載の発明では、汚れセンサの検
出出力と設置態様とを加味して制御内容の少なくとも一
部が変更されるため、汚れ状態に応じてのみ制御されて
いた従来の構成に比べて、適切な運転状態で運転するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の分解斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の上部の
模式的断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の本体ケ
ーシングの裏面が壁面に取り付けられる直前の状態を示
す概略断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の本体ケ
ーシングの裏面が壁面に取り付けられた状態を示す概略
断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の電気的
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の制御の
流れを示すフローチャートである。
【図7】空気清浄機のルーバの規制位置の模式図であ
り、(a)〜(l)に設置態様および風量に応じて図示
されている。
【図8】粉塵検知センサの検出電圧を変更して粉塵検知
センサの感度を調整する制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】粉塵検知センサの閾値を変更して粉塵検知セン
サの感度を調整する制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の他の実施形態に係る空気清浄機の正
面図である。
【符号の説明】
1 空気清浄機 2 本体ケーシング 9 送風ファンモータ 10 送風ファン 19 風向ルーバ 20 モータ 22 リミットスイッチ 34 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(9) により駆動される送風ファン(1
    0)が生成する通気流を、吸込口(12)から浄化手段(3,4,
    5,6) を介して吹出口(13)に至る通気路に流す空気清浄
    機において、 床面又は卓上面からなる載置面(P) に設置する第1の設
    置態様と壁面(Q) に設置する第2の設置態様とが選択可
    能であって、内部に上記通気路を区画したケーシング
    (2) と、 第1および第2の何れの設置態様で設置されているかを
    検出する設置態様検出手段(22)と、 この設置態様検出手段(22)により検出された設置態様に
    応じて、本空気清浄機の運転動作に係わる制御内容の少
    なくとも一部を変更する制御手段(34)とを備えたことを
    特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】上記ケーシング(2) は、第1の設置態様に
    て載置面(P) に対向する第1の部分(2d)と、第2の設置
    態様にて壁面(Q) に対向する第2の部分(2c)とを含み、 上記設置態様検出手段(22)は、第1および第2の部分の
    少なくとも一方に設けられたリミットスイッチ(22)を含
    むことを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】上記第2の部分(2c)は、壁面(Q) の取付部
    (25)に取り付けられる被取付部(21)を有し、 この被取付部(21)に上記設置態様検出手段(22)が設けら
    れることを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】上記吹出口(13)に変位可能に設けられ、吹
    出口(13)からの吹出風の方向を所定の規制位置にて規制
    する風向規制部材(19)と、 この風向規制部材(19)を変位させる駆動部材(20)とをさ
    らに備え、 上記運転動作に係わる制御内容には、駆動部材(20)によ
    る風向規制部材(19)の規制位置の設定が含まれることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気清
    浄機。
  5. 【請求項5】ケーシング(2) 内に配置され室内空気の汚
    れを検出して上記制御手段(34)に出力する汚れ検出セン
    サ(27)をさらに備え、 上記制御手段(34)は、設置態様検出手段(22)により検出
    された設置態様と汚れ検出センサ(27)からの出力に応じ
    て制御内容の少なくとも一部を変更することを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の空気清浄機。
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