JPH105519A - 空気の状態表示機能付空気清浄機 - Google Patents

空気の状態表示機能付空気清浄機

Info

Publication number
JPH105519A
JPH105519A JP16639696A JP16639696A JPH105519A JP H105519 A JPH105519 A JP H105519A JP 16639696 A JP16639696 A JP 16639696A JP 16639696 A JP16639696 A JP 16639696A JP H105519 A JPH105519 A JP H105519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
detection sensor
degree
dust
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16639696A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Iguchi
勝己 井口
Shunichi Nunokawa
俊一 布川
Shotaro Inui
昭太郎 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP16639696A priority Critical patent/JPH105519A/ja
Publication of JPH105519A publication Critical patent/JPH105519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】停止から運転に切り換えられたときに直ちに正
しい空気の汚れ度合いを表示できる空気清浄機を提供す
ること。 【解決手段】運転/停止切換スイッチ47の入り切りと
無関係に、粉塵検知センサで検出した空気の汚れ度合い
を、表示灯41の点灯によって空気の状態表示エリア3
3に表示する。運転/停止切換スイッチ47が停止に切
り換えられているときに、空気の状態表示エリア33で
の表示を行うか否かを選択する、空気の状態表示選択ス
イッチ49を設けた。夜間等の運転停止中で、表示灯4
1の点灯が目障りである場合に、表示灯41を消灯して
おける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気中の塵埃等を除去すると
共に空気の汚れ度合いを表示することのできる、空気の
状態表示機能付空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、空気清浄機では、自動運転が可能となっており、こ
の自動運転中は、汚れ検知センサにより空気の汚れ度合
いを検出し、検出した空気の汚れ度合いに応じて、送風
ファンの風量タップ(送風ファンの停止を含む)を切り
換えることにより集塵能力を調整するようにしている。
【0003】また、空気清浄機は、空気の汚れ度合い
(即ち清浄度)を表示灯の点灯によって段階的に表示す
る表示部を有しており、ユーザは、この表示部を見るこ
とにより、空気の汚れ度合いを視認できるようになって
いる。例えば、集塵運転によって室内の空気が清浄され
ていく様子を、表示部によって視覚的にも実感できるわ
けである。
【0004】ところで、それまで切られていた運転スイ
ッチが入れられると同時に検知を開始した汚れ検知セン
サが、安定した信号を出力するまでには、センサの種類
や回路によって異なるが数秒から5分程度を要する。し
たがって、運転状態への切り換え直後では、空気の汚れ
度合いを正確に把握できず、このため、空気の汚れ度合
いを正確に表示し得なかった。
【0005】そこで、空気清浄機の運転停止中も汚れ検
知センサに通電し、汚れ検知センサで検出した空気の汚
れ度合いをランプ等で点灯表示するものがあったが、停
止中に点灯表示した場合、夜間等で就寝しようとすると
きなどに却って目障りなものとなる。そこで、本発明の
課題は、停止から運転に切り換えたときに、直ちに正し
い空気の汚れ度合いを表示でき、しかも夜間等で空気の
汚れ度合いの表示が目障りとなることがない空気の状態
表示機能付空気清浄機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、汚れ検出センサによって検
出された空気の汚れ度合いを、表示灯の点灯によって空
気の状態表示部に表示する空気の状態表示機能付空気清
浄機において、運転スイッチの入り切りにかかわらず、
汚れ検知センサによって空気の汚れ度合いを検出し、検
出された空気の汚れ度合いを上記表示灯の点灯によって
空気の状態表示部に表示させる制御手段と、上記運転ス
イッチが切られているときに空気の状態表示部に表示を
行うか否かの信号を、上記制御手段に与える空気の状態
表示選択スイッチとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】この構成では、電源接続されていると、空
気清浄機の運転/停止とは無関係に空気の状態を表示で
きる。また、運転停止中も、空気の汚れ度合いが監視さ
れているので、運転スイッチが入れると、直ちに正確な
汚れ表示を行うことが可能である。また、仮に、夜間等
でユーザが表示灯の点灯を目障りと感じる場合には、空
気の状態表示選択スイッチにより、表示灯を消灯させて
おくことができる。
【0008】なお、汚れ検知センサとしては、ガスセン
サや、光電式の粉塵検知センサがある。また、請求項2
記載の発明は、請求項1において、上記制御手段は、上
記汚れ検知センサによって検出された空気の汚れ度合い
に応じて送風ファンの風量を調整する自動運転が設定可
能であり、この自動運転が設定されているときに、運転
開始に関連する信号を入力すると、これに応じて自動運
転を開始することを特徴とするものである。
【0009】この構成では、自動運転モードが設定され
ている状態で、運転開始に関連する信号が入力される
と、これに応じて、直ちに正確な汚れ検知に基づいた適
正な送風ファンの風量で、集塵運転を開始できることに
なる。ここで、運転開始に関連する信号は、空気清浄機
本体側に設けた操作スイッチのオンにより出力されるも
のであっても良いし、リモコン側の操作スイッチのオン
により出力されるものであっても良いし、さらに、他の
機器の制御部からの信号であっても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態に係る空気の状態表示機能付空気清浄機1(以下、
単に空気清浄機1という)の分解斜視図であり、同図を
参照して、本空気清浄機1では、空気清浄機本体2の最
前面に、吸込グリル3を配置しており、この吸込グリル
3を通して空気清浄機本体2内へ空気を吸い込むように
している。
【0011】空気清浄機本体2の前面2aには、凹部2
bが形成されており、この凹部2b内に、比較的大きな
ごみや塵を除去するためのプレフィルタ4と、汚れの粒
子を帯電させるために放電を行うイオン化部5と、集塵
部としてのロールフィルタ6aが収容されたフィルタケ
ース6とが収容されるようになっている。上記凹部2b
の略中央部には、開口が形成されており、この開口か
ら、ベースパネル13側に取り付けられ且つ室内空気を
ロールフィルタ6aに循環させる送風ファン7が露出し
ている。吸込グリル3から吸い込まれた室内空気は、プ
レフィルタ4、イオン化部5、ロールフィルタ6a及び
送風ファン7を通って浄化された後、空気清浄機本体2
の上部に設けられた吹き出しルーバ8から吹き出され
る。Mは送付ファン7を回転駆動するファンモータであ
る。また、Pは電源プラグである。本実施形態では、集
塵部としてロールフィルタ6aを用いているが、これに
代えて、集塵極板と接地極板とを対向させた電気集塵部
を用いることができる。
【0012】空気清浄機本体2の前面2aは、前面パネ
ル9により構成されており、この前面パネル9に、上記
凹部2bが形成されている。また、前面パネル9の下部
は、各種操作スイッチや各種表示部を備えた操作表示パ
ネル10を構成している。空気清浄機本体2は、上記前
面パネル9をベースパネル13と組み合わせて構成され
ている。
【0013】この操作表示パネル10の一端部には、給
気口11が開口されており、この給気口11を通して室
内空気が汚れ検知センサとしての粉塵検知センサ12に
供給されるようになっている。粉塵検知センサ12を通
過した空気は、送風ファン7の運転中は、送風ファン7
を通過する第1経路R1を介して吹き出しルーバ8から
排出されるようになっており、送風ファン7の停止中
は、図示しないP板収容室を通過する第2経路R2を介
して、空気清浄機本体2の上部に設けられた排気口14
から機外へ放出されるようになっている。
【0014】次いで、図2は空気清浄機1の動作を遠隔
操作するためのリモコン60を示している。このリモコ
ン60には、運転/停止切換スイッチ61、自動運転・
集塵力設定スイッチ62、タイマ設定ボタン63、表示
切換ランプ64、タバコモード設定ボタン65及び花粉
モード設定ボタン66が備えられている。各スイッチや
ボタンを押すことにより、これに応じた信号が発信さ
れ、空気清浄機本体2側の受信部46により受信され
る。
【0015】上記運転/停止切換スイッチ61は、これ
を押す毎に運転と停止に交互に切り換えられる。上記集
塵力設定スイッチ62は、これを押す毎に自動運転、集
塵力1、集塵力2、集塵力3および集塵力4(数字が大
きいほど集塵力が大きい)に順次に切り換えられる。上
記の表示切換ランプ64は、後述する空気の状態表示選
択スイッチ49が「入」のときに点灯するようになって
いる。上記タイマ設定ボタン64は、これを押す毎にタ
イマ時間が解除から1,2,…,8時間へと1時間単位
で設定される。
【0016】図3は操作表示パネル10の正面図であ
り、同図を参照して、操作表示パネル10は、モード設
定表示エリア31と、自動運転・集塵力表示エリア32
と、空気の状態表示部としての空気の状態表示エリア3
3と、切タイマ/フィルタエリア34と、操作エリア3
5とに区分されている。上記モード設定表示エリア31
には、図示しないリモコンからの送信によるモード設定
に応じて点灯される、キャラクタ構成されたタバコター
ボモード表示灯36及び花粉モード表示灯37が備えら
れている。
【0017】上記自動運転・集塵力表示エリア32に
は、集塵運転時に点灯されるキャラクタ構成された運転
表示灯38と、自動運転時に点灯される自動運転表示灯
39と、集塵力の強さを、例えば集塵力1,集塵力2,
集塵力3,集塵力4及びターボの5段階のような複数段
階で表示する、複数の集塵力表示灯40とが備えられて
いる。
【0018】上記空気の状態表示エリア33には、粉塵
検知センサ12で検知した空気の汚れ度を、例えば汚れ
ているからきれいまでの4段階のような複数段階で表示
する、複数の空気の状態表示灯41が備えられている。
上記切タイマ/フィルタエリア34には、リモコン側で
設定されたタイマ時間やロールフィルタ6aの保有枚数
を表示する液晶表示部42と、イオン化部5の汚れがひ
どくなったときに点滅するイオン化部清掃サイン表示灯
43と、ロールフィルタ6aの交換時期になると点灯す
るフィルタカット表示灯44と、ロールフィルタ6aを
カットしたときに細い棒などで押すためのリセットボタ
ン45とが備えられている。
【0019】上記操作エリア35には、リモコンからの
信号を受信する受信部46と、運転/停止切換スイッチ
47と、電源運転/通常運転選択スイッチ48と、空気
の状態表示選択スイッチ49とが備えられている。上記
運転/停止切換スイッチ47は、これを押すごとに、停
止、自動運転、集塵力1、集塵力2、集塵力3、集塵力
4、ターボに順次に切り換わるようになっている。
【0020】空気清浄機本体2側の上記運転/停止切換
スイッチ47或いはリモコン60側の自動運転・集塵力
設定スイッチ62によって、自動運転が設定されると、
粉塵検知センサ12により検知した空気の汚れ度合いに
応じて送風ファン7の風量を調整する(風量の調整には
送風ファン7の停止も含まれる)ことにより、集塵能力
を調整する。即ち、この自動運転では、空気が汚れてい
るときには、大風量で集塵能力をアップし、空気の汚れ
が少ないほど段階的に風量を下げて集塵能力を減少さ
せ、空気がきれいなときには、送風ファン7を停止して
集塵を停止するようにしている。
【0021】なお、自動運転を開始する場合、空気清浄
機本体2側の上記運転/停止切換スイッチ47では自動
運転に切り換えるだけで自動運転が開始されるが、リモ
コン60側の自動運転・集塵力設定スイッチ62は、自
動運転モードを設定するものであるので、運転中に自動
運転・集塵力設定スイッチ62によって自動運転に切り
換えるか、或いは、運転停止中に自動運転・集塵力設定
スイッチ62によって自動運転に切り換えた後に、運転
/停止スイッチ61によって運転に切り換えるかしなけ
ればならない。ただし、運転/停止スイッチ61を押す
と、前回設定された運転状態で運転を開始するので、前
回の運転状態が自動運転であった場合は、再度自動運転
に設定する必要はない。
【0022】上記電源運転/通常運転選択スイッチ48
は、これを「電源運転」に切り換えておくと、リモコン
側での操作のほかに空気清浄機1への電源供給を入/切
するだけて、機器の運転/停止が行えるようになってい
る。上記空気の状態表示選択スイッチ49は、図4に示
すように、これを「切」にしておくと、運転/停止切換
スイッチ47,61によって運転が停止されているとき
に、粉塵検知センサ12によって検知した空気の汚れ度
は、空気の状態表示エリア33に表示されない。即ち、
空気の状態表示灯41は全て消灯される。一方「入」の
場合、リモコン60又は空気清浄機本体2側で運転/停
止スイッチ47,61で停止しても、空気の状態表示エ
リア33の表示灯41は消灯しないようにしてある。
【0023】なお、空気の状態表示選択スイッチ49
は、運転/停止切換スイッチ47,61によって運転が
停止されているときにのみに有効なスイッチであるの
で、運転時において、空気の状態表示選択スイッチ49
が「切」であったとしても、空気の状態表示エリア33
の表示灯41は消灯しない。本空気清浄機1の主たる電
気的構成を示すブロック図である図5を参照して、空気
清浄機1の動作はマイクロコンピュータ50により制御
される。マイクロコンピュータ50には、前述した粉塵
検知センサ12により検出された空気の汚れ度合いを表
す信号、運転/停止切換スイッチ47からの切換信号、
電源運転/通常運転選択スイッチ48からの選択信号、
空気の状態表示選択スイッチ49からの選択信号、並び
に、リモコン60の運転/停止切換スイッチ61からの
切換信号、自動運転・集塵力設定スイッチ62からの切
換信号、タイマ設定ボタン63からのタイマ設定信号及
び各モード設定ボタン65,66からのモード切換信号
等が与えられる。リモコン60からの信号は受信部46
を介してマイクロコンピュータ50に与えられる。
【0024】また、マイクロコンピュータ50では、セ
ンサ駆動回路54を介して粉塵検知センサ12を駆動
し、この粉塵検知センサ12により検知した空気の汚れ
度合い、動作モードおよび設定風量等に合わせて、ファ
ンモータ駆動回路42を制御し、ファンモータMを所望
の回転数で回転させる。ファンモータMの回転により送
風ファン7が回転され、設定された風量で空気が吸込グ
リル3から吸い込まれて浄化され機外へ排出される。
【0025】マイクロコンピュータ50は、また、表示
制御回路53に制御信号を与える。表示制御回路53で
は、マイクロコンピュータ50からの制御信号に応じ
て、各エリア31〜34の各表示灯36〜41,43,
44を、点灯/消灯させて、必要な表示を行う。なお、
各表示灯36〜41,43,44は、操作表示パネル1
0に形成された光透過性の窓部と、この窓部の裏側に配
置されたLEDで構成されており、所要のLED36〜
41,43,44が点灯/消灯されるわけである。な
お、図において簡単のため、各LEDには、対応する表
示灯と同じ符号を付してある。
【0026】次いで、図6は前面パネル9の一部を破断
してベースパネル13の前面が露出した状態を示す空気
清浄機本体2の正面図である。同図を参照して、ベース
パネル13の図において左端部には、P板収容室15が
区画形成されている。このP板収容室15には、本空気
清浄機1の動作を制御する制御回路が実装されたP板1
6、電源トランス17及びイオン化部5に高電圧を供給
するための高圧電源ユニット18等が収容されている。
【0027】上記のP板16には、実装部品のうち主に
発熱する部分、例えばレギュレータ16aを冷却するた
めの放熱フィン16bが設けられている。発熱が大きい
ものとして例示した上記のレギュレータ16aは、電源
トランス17によって100Vから16Vに電圧降下さ
れた交流を直流に変換すると共に16Vから12Vへと
さらに電圧降下させるものである。この12Vの電圧が
イオン化部5に印加されるものである。また、P板収容
室15の下部に隣接して、リブ19によりセンサ収容凹
部20が区画形成されており、このセンサ収容凹部20
に、上記粉塵検知センサ12が収容されている。
【0028】本空気清浄機1では、上述したように粉塵
検知センサ12により検知した空気の汚れ度合いに応じ
て送風ファン7の風量を調整する自動運転モードが設定
可能である。本空気清浄機1では、自動運転モードにお
いて、集塵運転しておらずイオン化部5や送風ファン7
のファンモータMへの給電が停止されていても、空気の
汚れは粉塵検知センサ12により監視されており、この
ため、電源トランス17やP板16には給電されてい
る。したがって、この状態で、P板収容室15内は各部
品からの放熱により温度上昇する。
【0029】また、本空気清浄機1では、電源プラグP
がコンセント(図示せず)に接続された状態で、運転/
停止スイッチ31が停止に切り換えられているときに
は、イオン化部5や送風ファン7のファンモータMへの
給電は停止しているが、粉塵検知センサ12は駆動して
空気の状態を監視し、必要に応じて、空気の汚れ度合い
を上記の操作表示パネル10の空気の状態表示エリア3
3に表示するようにしている。このため、上記のよう
に、運転/停止スイッチ47,61が停止に切り換えら
れていても、電源トランス17やP板16には給電され
ている。したがって、この状態で、P板収容室15内は
各部品からの放熱により温度上昇する。
【0030】粉塵センサ12及びセンサ収容凹部20の
近傍部分の分解斜視図である図7を参照して、粉塵検知
センサ12は、箱形をしており、前面の導入口12aか
ら導入された空気を後面12cの排出口12bから排出
する。粉塵検知センサ12は、公知の光電式のものから
なり、内部には、図示していないが、発光素子及び受光
素子が収容されており、受光素子の受光量に基づく信号
を出力するようになっている。
【0031】センサ収容凹部20は前方へ開放してお
り、粉塵検知センサ12は前方から取り外し自在に取り
付けられる。センサ収容凹部20の下部には、取付状態
の粉塵検知センサ12の前面下端に弾性的に係合する弾
性フック20aが設けられている。また、取付状態の粉
塵検知センサ12の後面12cと当接する、センサ収容
凹部20の底面20bには、P板収容室15と送風ファ
ン7側とを連通する連通溝21が形成されている。この
連通溝21は、一端に送風ファン7側に連通する開口2
2を有すると共に他端にP板収容室15側に連通する第
2開口としての開口23を有している。また、粉塵検知
センサ12の排出口12bは、上記連通溝21の略中央
部に臨んでいる。
【0032】次いで、室内空気が粉塵検知センサ12に
どのようにして循環されるかについて説明する。まず、
空気清浄機1が集塵運転をしていて送風ファン7が回転
駆動されているときは、給気口11から導入された室内
空気は、図6及び図7を参照して、粉塵検知センサ1
2、連通溝21、開口22、送風ファン7及び吹き出し
ルーバ8を通過する第1経路R1を介して、機外へ放出
され、これにより、粉塵検知センサ12に室内空気が循
環されるようになっている。また、このとき、連通溝2
1内が負圧になることから、排気口14、P板収容室1
5及び開口23を介して連通溝21内で第1経路R1と
合流する第3経路R3からも、室内空気が吸い込まれ
る。これにより、P板収容室15内にも室内空気が通風
されるので、集塵運転中において、P板収容室15内の
温度上昇が抑制されることになる。
【0033】一方、図8を参照して、自動運転中におい
て空気が汚れておらず送風ファン7が停止しているとき
や、電源接続された状態で、電源運転/通常運転選択ス
イッチ48が通常運転に切り換えられ且つ運転/停止ス
イッチ47,61が停止に切り換えられているときに
は、P板収容室15内において、P板16の特にレギュ
レータ16a、放熱フィン16b及び電源トランス17
等の放熱源による雰囲気温度の上昇により、内部空気を
上部の排気口14から放出させる上昇気流が発生し、こ
の上昇気流に誘因されて、粉塵検知センサ12側から開
口23を通して、P板収容室15内に空気が導入され
る。即ち、送風ファン7の停止中では、給気口11から
導入された室内空気は、図7及び図8を参照して、粉塵
検知センサ12、連通溝21、開口23、P板収容室1
5及び排気口14を通過する第2経路R2を介して、粉
塵検知センサ12に循環されることになる。ここで、P
板収容室15への空気の流出入は、排気口14と開口2
3を通してのみ行われるようにしてある。
【0034】本実施形態によれば、電源が接続されてい
る場合には、空気清浄機1の運転/停止とは無関係に空
気の状態を表示できると共に、夜間等の運転停止中で空
気の汚れ表示エリア33の表示灯41が目障りである場
合には表示させないようにすることもできる。しかも、
運転停止中も空気の汚れ度合いを監視しているので、こ
の状態で、運転/停止切換スイッチ47,61によって
運転状態にすると、直ちに正確な汚れ表示が行える。
【0035】また、本空気清浄機1では、運転停止中に
空気の状態表示選択スイッチ49によって表示が回避さ
れていて、各運転/停止切換スイッチ47,61を運転
に切り換えて自動運転が開始される場合において、直ち
に、正確な汚れ表示が行え、且つ正確な汚れ検知に基づ
いた適正な送風ファン7の風量で、自動運転を開始でき
る。
【0036】特に、自動運転時で空気が汚れていないと
きや夜間等の運転停止中であって送風ファン7を完全に
停止させておいても、P板収容室15内の温度上昇を利
用して、室内空気を粉塵検知センサ12に絶えず循環さ
せておくことができるので、室内の塵埃を常に正確に検
知できている。したがって、いつ何どき運転が再開され
たとしても、直ちに正確な空気の状態を表示でき、しか
も、正確な汚れ検知に基づいた適正な送風ファン7の風
量で運転を開始できる。
【0037】また、必要でないときに送風ファン7を停
止させておくことができるので、ランニングコストの低
減と共に騒音防止が図れる。また、一の粉塵検知センサ
12の下流側で、送風ファン7を介して機外へ至る第1
経路R1と、P板収容室15を介して機外へ至る第2の
経路R2とに分岐させたので、送風ファン7の運転中は
送風ファン7を利用し、また、送風ファン7の停止中は
P板収容室15内の温度上昇を利用して、室内空気を一
の粉塵検知センサ12に循環させることができる。この
ように粉塵検知センサ1個で、送風ファン7の運転時と
停止時の双方の状態に対応できるので、各状態で個別の
粉塵検知センサを用いる場合と比較して、構造を簡素化
することができる。
【0038】さらに、上記開口23がP板収容室15内
で主に発熱する部分としてのレギュレータ16aよりも
下方に位置しているので、上記レギュレータ16aを冷
却する効果が大きくなり、また、P板収容室15内の上
昇気流に伴って室内空気が粉塵検知センサ12を通過す
る風量を多くすることができる結果、センサ精度を向上
させることができる。
【0039】また、P板収容室15への空気の流出入は
排気口14と開口23を通してのみなされるので、送風
ファン7の停止時においてP板収容室15内に流入する
空気は、全て粉塵検知センサ12を通過した空気であ
る。したがって、開口23以外の部分から空気の流入が
ある場合と比較して、粉塵検知センサ12を通過する空
気の量を多く確保できる結果、高いセンサ精度を確保で
きる。
【0040】なお、実機で送風ファン7を停止した状態
で、P板収容室16内の各部表面の温度を測定し、室温
と比較した。その結果、下記のようであった。即ち、 室温 : 18°C 電源トランス17 : 38°C(室温よりも20°C
高い) レギュレータ16a : 73°C(室温よりも55°
C高い) P板収容室15内の雰囲気温度 :26°C(室温より
も8°C高い) このように、P板収容室15内の雰囲気温度が、P板収
容室15内に上昇気流を発生させるに十分な温度差を持
つことが実証された。
【0041】また、上記の状態で、実機に装備された粉
塵検知センサ12の出力値と、同様の粉塵検知センサ1
2を機外に設けてこれに十分な通風量を与えて得た出力
値とを比較したところ、両者に殆ど差がなかった。これ
により、P板収容室15の温度上昇を利用して、粉塵検
知センサ12による正しい検知が行えることが判明し
た。
【0042】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば、上記実施形態では、第1及び第2の経
路R1,R2が1個の粉塵検知センサ12を通過するよ
うにしたが、両経路R1,R2を互いに独立して構成
し、各経路にそれぞれ粉塵検知センサを配置するように
しても良い。また、上記実施形態では汚れ検知センサと
して粉塵検知センサを用いたが、ガスセンサを用いるこ
ともできる。その他、本発明の範囲で種々の変更を施す
ことかできる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、空気清浄機の
運転/停止とは無関係に空気の状態を表示できると共
に、夜間等の運転停止中で表示灯が目障りである場合に
は表示させないようにすることもできる。しかも、運転
停止中も空気の汚れ度合いを監視しているので、この状
態で、運転スイッチを入れると、直ちに正確な汚れ表示
が行える。
【0044】請求項2記載の発明では、自動運転が設定
されている状態で運転開始信号が入力されると、これに
応じて、直ちに正確な汚れ検知に基づいた適正な送風フ
ァンの風量で自動運転を開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気清浄機の分解斜
視図である。
【図2】リモコンの正面図である。
【図3】操作表示パネルの正面図であり、空気の状態表
示の表示灯を点灯させた状態を示している。
【図4】操作表示パネルの正面図であり、空気の状態表
示の表示灯を消灯させた状態を示している。
【図5】本空気清浄機の電気的概略構成を示すブロック
図である。
【図6】前面パネルの一部を破断した空気清浄機本体の
正面図であり、送風ファンが回転駆動されている状態を
示している。
【図7】粉塵検知センサ及びこれを収容する部分の分解
斜視図である。
【図8】前面パネルの一部を破断した空気清浄機本体の
正面図であり、送風ファンが停止されている状態を示し
ている。
【符号の説明】
1 空気清浄機 7 送風ファン 12 粉塵検知センサ(汚れ検知センサ) 33 空気の状態表示部 41 表示灯 47 運転/停止切換スイッチ 49 空気の状態表示選択スイッチ 50 マイクロコンピュータ(制御手段) 53 表示制御部(制御手段) 60 リモコン 61 運転/停止切換スイッチ 62 自動運転・集塵力設定スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚れ検出センサ(12)によって検出された空
    気の汚れ度合いを、表示灯(41)の点灯によって空気の状
    態表示部(33)に表示する空気の状態表示機能付空気清浄
    機において、 運転スイッチ(47,61) の入り切りにかかわらず、汚れ検
    知センサ(12)によって空気の汚れ度合いを検出し、検出
    された空気の汚れ度合いを上記表示灯(41)の点灯によっ
    て空気の状態表示部(33)に表示させる制御手段(50, 53)
    と、 上記運転スイッチ(47,61) が切られているときに空気の
    状態表示部(33)に表示を行うか否かの信号を、上記制御
    手段(50,33) に与える空気の状態表示選択スイッチ(49)
    とを備えたことを特徴とする空気の状態表示機能付空気
    清浄機。
  2. 【請求項2】上記制御手段(50)は、上記汚れ検知センサ
    (12)によって検出された空気の汚れ度合いに応じて送風
    ファン(7) 量を調整する自動運転が設定可能であり、こ
    の自動運転が設定されているときに、運転開始に関連す
    る信号を入力すると、これに応じて自動運転を開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気の状態表示機能付
    空気清浄機。
JP16639696A 1996-06-26 1996-06-26 空気の状態表示機能付空気清浄機 Pending JPH105519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16639696A JPH105519A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空気の状態表示機能付空気清浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16639696A JPH105519A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空気の状態表示機能付空気清浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH105519A true JPH105519A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15830649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16639696A Pending JPH105519A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 空気の状態表示機能付空気清浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH105519A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014329A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 空気清浄機
JP2010038414A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 空気処理機器の制御装置
JP2011514253A (ja) * 2008-03-07 2011-05-06 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気清浄器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014329A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Daikin Ind Ltd 空気清浄機
JP2011514253A (ja) * 2008-03-07 2011-05-06 レキット アンド コールマン (オーヴァーシーズ) リミテッド 空気清浄器
JP2010038414A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 空気処理機器の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009074788A (ja) 空気調和機
JP4366776B2 (ja) 空気清浄器
JP7071901B2 (ja) 電気機器及びその制御方法
KR100543336B1 (ko) 공기청정기능이 부가된 공기조화기 및 그 제어방법
JPH08318117A (ja) 空気清浄機
JPH1066817A (ja) 粉塵検知センサ付空気清浄機
JPH105519A (ja) 空気の状態表示機能付空気清浄機
JPH11151454A (ja) 空気清浄機能を有する電気機器
JP2001108287A (ja) 空気清浄機
KR100360427B1 (ko) 공기 정화기의 오염도 감지기구
JPH1137530A (ja) 空気調和機
KR100422854B1 (ko) 공기 청정기가 붙어있는 온풍난방장치
JPH10324A (ja) 空気清浄機
JPH09225251A (ja) 空気清浄機
JP3985435B2 (ja) 空気調和機
JP3106959B2 (ja) 空気清浄機
KR20080065407A (ko) 공기조화기
JP4626017B2 (ja) 空気の汚れ度表示装置及び空気調和機
JP2001149728A (ja) フィルター目詰まり検知装置
CN112503683B (zh) 空气调节机
JP3772655B2 (ja) 空気清浄器
JPH05305211A (ja) 空気清浄器
JP2002126431A (ja) 空気清浄機
JPH0636879B2 (ja) 空気清浄機
JP2002013791A (ja) 空気調和機