JPH11148328A - 電磁駆動バルブの開閉時期検出装置 - Google Patents

電磁駆動バルブの開閉時期検出装置

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JPH11148328A
JPH11148328A JP9310805A JP31080597A JPH11148328A JP H11148328 A JPH11148328 A JP H11148328A JP 9310805 A JP9310805 A JP 9310805A JP 31080597 A JP31080597 A JP 31080597A JP H11148328 A JPH11148328 A JP H11148328A
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JP
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valve
opening
closing
vibration
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JP9310805A
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Shinji Kamimaru
慎二 神丸
Mitsunori Ishii
光徳 石井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/46Component parts, details, or accessories, not provided for in preceding subgroups
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの吸排気バルブを電磁コイルによっ
て開閉駆動する電磁駆動バルブのバルブ全開時期あるい
はバルブ全閉時期を正確に検出する。 【解決手段】 トリガ信号発生回路31で振動センサ2
0から出力される振動波形の振幅のピーク値をホールド
し、そのピーク値の1/X倍の信号をトリガ信号として
比較器32に出力する。比較器32では、振動センサ2
0からの出力を直接の比較データとして、この比較デー
タとトリガ信号とを比較し、振動センサ20の出力レベ
ルがトリガ信号のトリガレベルを越えたとき、バルブ全
開時期あるいはバルブ全閉時期を示すバルブ開閉時期信
号を出力する。トリガ信号発生回路31からのトリガ信
号は、クランク角センサ21からの信号によって所定回
転毎にリセットされ、更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸排気
バルブを電磁コイルによって開閉駆動する電磁駆動バル
ブにおけるバルブ全開時期あるいはバルブ全閉時期を検
出する電磁駆動バルブの開閉時期検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの吸排気バルブの開閉動
作をカムシャフト等によって機械的に行う従来の動弁シ
ステムに対し、吸排気バルブを電磁的に駆動し、吸排気
バルブの開閉タイミングを電子制御する動弁システムが
開発されている。
【0003】この電磁駆動による動弁システムでは、バ
ルブ開閉タイミングの自由度が大きく、運転状態に応じ
た適切なバルブ開閉制御を行うことができるものの、作
動中、電磁コイルの磁力やスプリングの付勢力によって
バルブが加速されてバルブ着座時やバルブ全開時の衝撃
が大きくなる。
【0004】このため、バルブの作動位置をセンサで検
出し、バルブ全開直前あるいはバルブ全閉直前にバルブ
速度を減速する等の速度制御を行うものが多く、例え
ば、特開平7−332044号公報には、アーマチュア
またはアーマチュアと一体に作動する連動部材から圧力
を受ける位置に圧電素子を固定配置し、この圧電素子の
特性変化に基づいてバルブの作動位置を検出する技術が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
先行技術では、圧電素子に直接圧力をかけてバルブの作
動位置を検出するため、圧電素子の耐久性が問題とな
る。このため、バルブのリフト位置(作動位置)を、例
えば渦電流式の無接触式変位センサ等で検出する等の対
策が考えられるが、このようなセンサでは相対的な変位
を検出することはできるものの、バルブ全閉時(バルブ
着座時期)やバルブ全開時を検出しようとする場合、セ
ンサ出力に含まれるノイズ成分等の影響によりバルブが
全開あるいは全閉に達した瞬間を正確に検出することは
困難である。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンの吸排気バルブを電磁コイルによって開閉
駆動する電磁駆動バルブのバルブ全開時期あるいはバル
ブ全閉時期を正確に検出することのできる電磁駆動バル
ブの開閉時期検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンの吸気ポートあるいは排気ポートに介装された
バルブを電磁コイルによって開閉駆動する電磁駆動バル
ブにおいて、上記バルブが最大開弁位置に達したときに
発生する振動あるいは上記バルブがバルブシートに着座
したときに発生する振動を計測する手段と、上記振動の
計測値に基づく比較データと所定の判定レベルとを比較
し、上記比較データが上記判定レベルを越えたとき、バ
ルブ全開あるいはバルブ全閉と判定する手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記判定レベルを、上記振動の振幅レベル
に応じて変化させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記判定レベルを、エンジンの所定回転毎
に更新することを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明では、電磁駆動バルブで
バルブが最大開弁位置に達したときに発生する振動ある
いはバルブがバルブシートに着座したときに発生する振
動を計測し、この振動の計測値に基づく比較データと所
定の判定レベルとを比較する、そして、比較データが判
定レベルを越えたとき、バルブ全開あるいはバルブ全閉
と判定する。上記判定レベルは、振動の振幅レベルに応
じて変化させることが望ましく、また、エンジンの所定
回転毎に更新することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1はバルブ開閉時期判別回路の構成
図、図2は電磁駆動バルブの構成図、図3はリフトセン
サ出力と振動センサ出力との関係を示す説明図である。
【0012】図2において、符号1は、エンジンの各気
筒の吸気ポート及び排気ポートに介装される電磁駆動バ
ルブであり、シリンダヘッド2のバルブステムガイド3
に摺動自在に挿通されるバルブ4(吸気バルブあるいは
排気バルブ)を開閉動作させるため、開弁用電磁コイル
5と閉弁用電磁コイル6とが対向して配置されるツイン
コイル方式の電磁駆動バルブである。
【0013】上記電磁駆動バルブ1では、上記開弁用電
磁コイル5がヨーク7に収納されて上記シリンダヘッド
2側に配設され、各部材の個体間の寸法バラツキを吸収
して上記バルブ4のリフト量を調整するためのリフトア
ジャスタ8を介して上記閉弁用電磁コイル6を収納する
ヨーク9と結合されている。さらに、上記閉弁用電磁コ
イル6を収納するヨーク9の上部には、後述するアーマ
チュア17を軸方向に移動させるためのガイド部を形成
するとともに上記バルブ4のリフト量を検出するための
渦電流式リフトセンサ10を装着するケース11が接合
されている。
【0014】上記開弁用電磁コイル5の内部には、上記
バルブ4のバルブヘッド4aをバルブシート12に押圧
する方向に付勢する閉弁用スプリング13が収納されて
いる。この閉弁用スプリング13は、上記バルブ4のバ
ルブステム4b端部にコッタピン14を介して固着され
るリテーナ15と、上記シリンダヘッド2側の上記バル
ブステムガイド3周囲に形成された受け座部分との間に
介装されている。尚、上記バルブステム4b先端には、
後述するクリアランス調整用のシム16が装着されてい
る。
【0015】また、上記電磁駆動バルブ1の上記リフト
アジャスタ8によって形成される空間内には、上記開弁
用電磁コイル5あるいは上記閉弁用電磁コイル6が励磁
されたとき、これらからの磁場を受けて上記バルブ4を
開閉動作させるための平板状のアーマチュア17が配設
されている。
【0016】上記アーマチュア17の上記開弁用電磁コ
イル5側の中心部には、アーマチュアステム17aが一
体的あるいは別体で立設されており、このアーマチュア
ステム17aが上記閉弁用電磁コイル6内部に突出する
上記ケース11の円筒部分に設けられたアーマチュアス
テムガイド18に摺動自在に挿通されている。また、上
記アーマチュア17と上記ケース11の円筒部分基部に
形成された受け部との間には、上記バルブヘッド4aを
上記バルブシート12から離間する方向に付勢する開弁
用スプリング19が介装されている。
【0017】尚、上記開弁用電磁コイル5及び閉弁用電
磁コイル6が共に非通電の状態では、上記アーマチュア
17は、上記バルブステム4b先端のシム16に当接し
て上記閉弁用スプリング13の付勢力と上記開弁用スプ
リング19の付勢力とが釣り合う位置に止まっている。
【0018】さらに、上記アーマチュアステム17aの
先端側は、細径のニードル状に形成されて上記リフトセ
ンサ10の被検出体であるリフトセンサ用ターゲット1
7cとなっており、このリフトセンサ用ターゲット17
cの軸方向の動きが上記バルブ4のリフトとして上記リ
フトセンサ10によって検出される。
【0019】上記構成による電磁駆動バルブ1は、図示
しない制御装置によって駆動制御される。この制御装置
では、エンジン回転数、アクセル開度、クランク角パル
ス、冷却水温等の各種データに基づいて、各気筒の吸気
バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを演算し、該当
する気筒の吸気側あるいは排気側の電磁駆動バルブ1に
駆動信号を出力する。
【0020】例えば、バルブ4を閉弁状態から開弁させ
るには、閉弁用電磁コイル6を非通電として所定のタイ
ミングで開弁用電磁コイル5に通電する。これにより開
弁用電磁コイル5に吸引力が発生し、アーマチュアが閉
弁用スプリング13の付勢力と開弁用スプリング19の
付勢力との釣り合い位置から更に開弁用電磁コイル5側
に移動し、アーマチュア17が開弁用電磁コイル5側に
吸着されて停止したとき、バルブ4が最大リフト位置
(全開位置)に達して開弁動作が完了する。
【0021】一方、バルブ4を開弁状態から閉弁させる
には、開弁用電磁コイル5を非通電として所定のタイミ
ングで閉弁用電磁コイル6に通電する。この閉弁動作で
は、開弁用電磁コイル5の非通電による閉弁用スプリン
グ13の付勢力と開弁用スプリング19の付勢力との釣
り合い位置への復帰力、閉弁用電磁コイル6の吸引力に
より、アーマチュア17が閉弁用電磁コイル6側に移動
し、最終的にアーマチュア17が閉弁用電磁コイル6側
に吸着されて停止したとき、アーマチュア17がバルブ
ステム4b先端のシム16から離間して所定のクリアラ
ンスが形成され、閉弁用スプリング13によってバルブ
ヘッド4aがバルブシート12に押圧されて着座する。
【0022】このバルブ4の全開あるいは全閉時には、
アーマチュア17のヨーク7への衝突による衝撃やバル
ブ着座による衝撃を緩和するため、最大リフト(全開)
直前あるいはバルブ着座(全閉)直前で開弁用電磁コイ
ル5あるいは閉弁用電磁コイル6の通電電流を制御して
アーマチュア17の速度を減速するようにしているが、
リフトセンサ10からの出力のみでは、バルブの個体差
や経時変化、あるいは、ノイズ等の影響によりバルブ全
開時期あるいはバルブ全閉時期を正確に検出することは
困難であり、効果的に減速制御を実施することができな
い。
【0023】このため、本発明ではバルブ4近傍に振動
センサ20を配設し、この振動センサ20によって開弁
の最大リフト時振動や閉弁の着座時振動を検出し、その
振動出力から開閉時期(バルブ全開時期あるいはバルブ
全閉時期)を判別する。尚、図2においては、バルブ4
近傍のシリンダヘッド2に振動センサ20を固設した例
を示しているが、電磁駆動バルブ1の適切な部位に振動
センサ20を固設するようにしても良い。
【0024】上記振動センサ20からの出力信号は、図
1に示すバルブ開閉時期判別回路30によって処理さ
れ、正確なバルブ全開時期やバルブ全閉時期を示すバル
ブ開閉時期信号として上記制御装置に出力される。上記
制御装置では、このバルブ開閉時期信号に基づいて次の
タイミングでのアーマチュア17の速度制御を行い、全
開時や全閉時の衝撃を効果的に緩和する。
【0025】上記バルブ開閉時期判別回路30は、トリ
ガ信号発生回路31と比較器(コンパレータ)32とか
らなり、上記振動センサ20からの出力信号と上記トリ
ガ信号発生回路31で生成された所定のトリガレベルの
トリガ信号とが上記比較器32に入力されて比較され、
上記振動センサ20からの出力が上記トリガレベルを超
えたとき、上記比較器32からバルブ開閉時期信号が出
力される。
【0026】上記トリガ信号発生回路31は、上記振動
センサ20から出力される振動出力に対し、開閉時期を
判定するための判定レベルをトリガ信号として出力する
ものであり、本形態においては、上記振動センサ20か
らの出力のピーク値をホールディングコンデンサ等によ
って保持する暫時放電型ピークホールド回路に、このピ
ークホールド回路部で保持したピーク値の1/X倍のレ
ベルの信号を比較器32へのトリガ信号として出力する
回路を付加した構成となっており、所定回転毎のクラン
ク角センサ21からの信号によって上記ホールディング
コンデンサを放電させてピーク値のリセットを行い、ト
リガ信号を更新する。
【0027】尚、簡易的には、上記トリガ信号発生回路
31は、一定の設定電圧、例えば、上記振動センサ20
の設計上の出力ピーク値の1/X倍の電圧や、予め実験
によって求めた全開時に発生する振動あるいはバルブ着
座時に発生する振動の振幅の1/X倍の電圧をトリガ信
号として発生するものでも良い。
【0028】図3は、閉弁用電磁コイル5が通電され、
アーマチュア17が吸引されてバルブ4のバルブヘッド
4aがバルブシート12に接触したときに発生する振動
の振動波形を示し、この振動がバルブシート12を伝わ
って振動センサ20で検出され、バルブ開閉時期判別回
路30に入力される。
【0029】トリガ信号発生回路31は振動センサ20
から出力される振動波形の振幅のピーク値をホールド
し、そのピーク値の1/X倍の信号をトリガ信号として
比較器32に出力する。比較器32では、振動センサ2
0からの出力を直接の比較データとして、この比較デー
タとトリガ信号とを比較し、振動センサ20の出力レベ
ルがトリガ信号のトリガレベルを越えたとき、バルブ開
閉時期信号を出力する。
【0030】これにより、バルブ全開時期やバルブ着座
時期を高速且つ正確に検出することができ、電磁駆動バ
ルブの速度制御における制御性を向上して全開時あるい
はバルブ着座時の衝撃を効果的に緩和することができ
る。しかも、開閉時期を判定するためのトリガレベル
を、実際に検出された振動の振幅レベルに応じて変化さ
せ、また、所定回転毎に最新値に更新することで、各部
品の個体差や経時変化にも柔軟に対応することができ
る。
【0031】図4は本発明の実施の第2形態に係わり、
バルブ開閉時期判別回路の構成図である。
【0032】本形態は、振動センサ20から出力される
信号をA/D変換してマイクロコンピュータで処理し、
開閉時期を判定するものであり、図4に示すように、振
動センサ20の出力をデジタル変換するA/Dコンバー
タ41と、このA/Dコンバータ41からのデータを処
理して開閉時期を判別するマイクロコンピュータ42と
によってバルブ開閉時期判別回路40を構成する。
【0033】上記マイクロコンピュータ42では、短い
時間周期で上記A/Dコンバータ41にトリガ信号を出
力して振動センサ20の出力をデジタルサンプリング
し、サンプリングしたデジタルデータを所定の判定レベ
ルと比較して開閉時期を判定する。
【0034】上記判定レベルは、簡易的には、振動セン
サ20の設計上の出力ピーク値の1/X倍の値を固定デ
ータとして上記マイクロコンピュータ42内のメモリに
予め記憶させておいても良いが、振動センサ20の出力
をサンプリングしたデータを処理した値、すなわち、振
動センサ20の出力ピーク値の1/X倍の値、振動セン
サ20によって計測した振動の振幅平均値のX倍の値、
あるいは、全開時やバルブ着座時でないバックグランド
での振動センサ20の出力の平均値のX倍の値等を、判
定レベルとして設定することが望ましい。
【0035】尚、振動センサ20の出力に基づいて設定
した判定レベルは、前述の第1形態と同様、クランク角
センサ21からの信号によって所定回転毎に更新する。
【0036】そして、振動センサ20のサンプリングデ
ータ、あるいは、このサンプリングデータと振幅平均値
との差の絶対値を比較データとして、この比較データと
上記判定レベルとを比較し、上記判定レベルを越えた場
合、開閉時期と判定する。この場合、比較データが連続
して設定回数あるいは設定時間以上、上記判定レベルを
越えない場合や、バルブ全開時期あるいはバルブ着座時
期での振動センサ20の出力振幅がバックグランドでの
振動センサ20の出力振幅のX倍以下の場合には、ノイ
ズと判断することにより、判定の信頼性を向上すること
が望ましい。
【0037】本形態においても、前述の第1形態と同
様、バルブ全開時期やバルブ着座時期を正確に検出する
ことができ、電磁駆動バルブの速度制御における制御性
を向上することができるが、本形態では、ノイズ除去に
際しての処理の自由度が大きく、より効果的にノイズを
除去することができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について詳述し
たが、バルブ全開時期やバルブ着座時期を判定するため
の判定レベルの設定手法はいかなるものでも良く、例示
された手法に限定されない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、電磁駆動バルブでバルブが最大開弁位置に達
したときに発生する振動あるいはバルブがバルブシート
に着座したときに発生する振動を計測し、この振動の計
測値に基づく比較データと所定の判定レベルとを比較し
て比較データが判定レベルを越えたとき、バルブ全開あ
るいはバルブ全閉と判定するため、従来、バルブのリフ
ト位置を検出する変位センサでは、センサ出力に含まれ
るノイズ成分等の影響により困難であったバルブ全開時
期あるいはバルブ全閉時期を正確に検出することがで
き、例えば、バルブ全開時の衝撃やバルブ全閉時の衝撃
を緩和するためにバルブ全開時期直前あるいはバルブ全
閉時期直前でバルブ速度制御を行う際の制御性を大幅に
向上することができる。
【0040】この場合、請求項2に記載したように、判
定レベルを実際に計測した振動の振幅レベルに応じて変
化させることで、また、請求項3に記載したように、判
定レベルをエンジンの所定回転毎に更新することで、各
部品の個体差や経時変化にも柔軟に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、バルブ開閉
時期判別回路の構成図
【図2】同上、電磁駆動バルブの構成図
【図3】同上、リフトセンサ出力と振動センサ出力との
関係を示す説明図
【図4】本発明の実施の第2形態に係わり、バルブ開閉
時期判別回路の構成図
【符号の説明】
1 …電磁駆動バルブ 20…振動センサ 30,40…バルブ開閉時期判別回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16K 37/00 F16K 37/00 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気ポートあるいは排気ポー
    トに介装されたバルブを電磁コイルによって開閉駆動す
    る電磁駆動バルブにおいて、 上記バルブが最大開弁位置に達したときに発生する振動
    あるいは上記バルブがバルブシートに着座したときに発
    生する振動を計測する手段と、 上記振動の計測値に基づく比較データと所定の判定レベ
    ルとを比較し、上記比較データが上記判定レベルを越え
    たとき、バルブ全開あるいはバルブ全閉と判定する手段
    とを備えたことを特徴とする電磁駆動バルブの開閉時期
    検出装置。
  2. 【請求項2】 上記判定レベルを、上記振動の振幅レベ
    ルに応じて変化させることを特徴とする請求項1記載の
    電磁駆動バルブの開閉時期検出装置。
  3. 【請求項3】 上記判定レベルを、エンジンの所定回転
    毎に更新することを特徴とする請求項1記載の電磁駆動
    バルブの開閉時期検出装置。
JP9310805A 1997-11-12 1997-11-12 電磁駆動バルブの開閉時期検出装置 Pending JPH11148328A (ja)

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JP9310805A JPH11148328A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 電磁駆動バルブの開閉時期検出装置
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