JPH11146615A - リラクタンスモータ - Google Patents

リラクタンスモータ

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Publication number
JPH11146615A
JPH11146615A JP30830297A JP30830297A JPH11146615A JP H11146615 A JPH11146615 A JP H11146615A JP 30830297 A JP30830297 A JP 30830297A JP 30830297 A JP30830297 A JP 30830297A JP H11146615 A JPH11146615 A JP H11146615A
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JP
Japan
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rotor
core
reluctance motor
rod
shaped
Prior art date
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Application number
JP30830297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kiriyama
博之 桐山
Shinichirou Kawano
慎一朗 川野
Yukio Honda
幸夫 本田
Taku Yoshioka
卓 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大掛かりな始動用制御装置を必要とせずに迅速
に同期状態に立ち上がるよう起動できるとともに、容易
な組立てにより堅牢な構造を得られるリラクタンスモー
タの提供。 【解決手段】多数枚のコアシート14をロータ軸24方
向に積層したロータコア15をロータ軸24に固定す
る。ロータコア15に対しコアシート14の積層方向に
挿通した複数本の棒状導体22と、ロータコア15の積
層方向の両端面にそれぞれ配設され、各棒状導体22の
ロータコア15から導出した両端面にそれぞれ電気的接
続状態に連結した一対の短絡環23とを有する。各棒状
導体22と一対の短絡環23とにより、かご型二次導体
17を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リラクタンストル
クを利用することによって高速回転が可能なリラクタン
スモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかるリラクタンスモータは、インダク
ションモータと比較して回転子の2次銅損が発生しない
という特徴があるため、電気自動車や工作機械等の駆動
用モータとして注目されている。ところが、この種のモ
ータは一般に力率が悪く、産業用として利用するには、
ロータ構造あるいは駆動方法等の改善が必要であった。
【0003】この改良されたリラクタンスモータとして
は、特開平9−191618号公報に記載のものが知ら
れている。このリラクタンスモータは、図13(a)に
示すような電磁鋼板製のコアシート2が、同図(b)に
示すようにロータ軸3の方向に数十枚積層されてロータ
コア5が形成され、このロータコア5がその両側から固
定部材4により挟み付けられた状態でロータ軸3に固定
されてロータ1が構成されている。コアシート2には、
外周円に対し逆方向に湾曲する円弧状であってロータ軸
3を挿通するための軸芯孔8に対し逆円弧状となる複数
のスリット7が、ロータコア5の半径方向に一定間隔の
配置でプレス加工により形成されており、隣接する各ス
リット7の間にそれぞれ磁束通路部9が設けられてい
る。
【0004】上記のようなコアシート2を積層してなる
ロータコア5では、円弧状のスリット7の配設方向であ
るq軸方向のインダクタンスLqが空気層であるスリッ
ト7によって磁束が殆ど通らないことから小さいのに対
し、q軸と電気角が直交するd軸方向のインダクタンス
Ldが前記磁束通路部9を介して磁束が通り易いことに
よって大きい。すなわち、このロータ1は、上述のよう
に両インダクタンスLd,Lqの差を大きくできること
から、磁気的突極性を有する。したがって、このロータ
1をステータ内にセットしてなるリラクタンスモータ
は、ステータの複数の界磁部によりロータ1に回転磁界
が与えられると、ロータ1が上記の磁気的突極性を有し
ていることにより、有効にリラクタンストルクを発生す
ることができて、高出力で高速回転を得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ラクタンスモータでは、この種のモータが本質的に自起
動ができない同期モータであることから、d軸の磁束が
各磁束通路部9に対し通り易い状態となるようにステー
タの電機子への駆動タイミングを調整して同期速度に到
達させるために、コントローラなどの複雑で高価な構成
を有する制御装置を必要とする欠点がある。
【0006】また、リラクタンスモータは、原理的にロ
ータの発熱が少なく、且つ整流子が不要である等の長所
や利点を有することから、超高速、高効率および高応答
性を有するモータとして期待されているが、それを達成
するためには、ロータ1が高速回転した場合の遠心力に
抗して各コアシート2の磁束通路部9の位置を安定に保
持できる強度を必要とする。そこで、従来のリラクタン
スモータでは、図13(a)に示すように、コアシート
2における磁束通路部9の数箇所にコアシート2を積層
したときに相互に固定するための多数の凹凸部10を設
けるとともに、積層状態のコアシート2を両側からロー
タ軸3に固定するための固定部材4に凹凸部(図示せ
ず)を設けている。ところが、金属薄板からコアシート
2に凹凸部10を形成するのが困難である上に、ロータ
1の組み立てが面倒である。
【0007】そこで、本発明は、大掛かりな起動制御装
置を必要とせずに迅速に同期状態に立ち上がるよう起動
できるとともに、容易な組立てにより堅牢な構造を得ら
れるリラクタンスモータを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリラクタンスモータは、多数枚のコアシー
トをロータ軸方向に積層したロータコアを前記ロータ軸
に固定してなるロータを備えたものにおいて、前記ロー
タコアに対し積層方向に挿通された複数本の棒状導体
と、前記ロータコアの積層方向の両端面にそれぞれ配設
され、且つ前記各棒状導体の前記ロータコアから導出し
た両端部にそれぞれ電気的接続状態に連結された一対の
短絡環とを有し、前記各棒状導体と前記一対の短絡環と
により、かご型二次導体が形成されていることを特徴と
する。
【0009】このリラクタンスモータは、固定子側の固
定子巻線を3相交流電源に接続すると、かご形二次導体
に電磁誘導による誘起起電力が生じ、その起電力により
棒状導体と短絡環とを循環して流れる渦電流と回転磁界
との電磁力によりロータが回転し始める。ロータの回転
数が上昇して固定子とロータコアとからなるリラクタン
スモータ本体の同期速度に達すると、回転磁界からの磁
束が同期状態でロータコアに流れ始めて十分なリラクタ
ンストルクを得ることができる状態となり、以後は、主
としてリラクタンストルクによって同期速度で回転する
定常状態を継続する。
【0010】したがって、このリラクタンスモータは、
回転始動をロータコアと一体化してロータに組み込んだ
かご形二次導体を利用したインダクション作用により行
うことにより、既存の大掛かりな起動用制御装置を不要
にできる。それに加えて、リラクタンスモータにおける
ロータの本体である多数のコアシートを積層してなるロ
ータコアは、かご形二次導体の一対の短絡環と複数本の
棒状導体とを利用してロータ軸に固定できる。そのた
め、簡単な構成によって容易に組立てでき、しかも、各
コアシートをこれに挿通した複数本の棒状導体により高
速回転時の遠心力に抗して確実に保持できる。
【0011】上記発明において、各コアシートは、外周
円に対して逆方向に湾曲する弧状の複数のスリットがロ
ータコアの半径方向に並ぶ配置で形成されて、前記各ス
リットの間に形成される磁束通路部が前記ロータコアの
中心側に向け凸となるように前記半径方向に列設されて
いるように構成すると好適である。これにより、ロータ
コアは有効にリラクタンストルクを発生し、高速回転や
高トルクを発生することができる上に、各コアシートの
磁束通路部は、かご形二次導体によって高速回転時の遠
心力に抗して安定に保持される。
【0012】上記発明において、各コアシートは、外周
端部に沿って設けた複数のロード挿通孔を相互に位置決
めして積層され、棒状導体は、前記各コアシートの位置
決めされた複数のロッド挿通孔にそれぞれ挿通されてい
る構成とすることができる。
【0013】これにより、コアシートにおけるスリット
が未形成の外周端部に沿ったロード挿通孔をプレス加工
などにより容易に形成できる利点がある。
【0014】また、上記構成において、各コアシートの
ロッド挿通孔は、外周端部における磁束が入出力する箇
所に設けることが望ましい。これにより、磁束の入出力
部の箇所は、ロータコアにおける高速回転時に応力が集
中する部分であるから、この箇所にロッド挿通孔を集中
的に形成して棒状導体を挿通することにより、ロータコ
アの強度がより一層向上する。
【0015】また、上記発明において、棒状導体は、各
コアシートのスリットの両端部にそれぞれ挿通されてい
る構成とすることができる。これにより、コアシートの
磁束通路部は、各スリットの両端部を挿通した複数本の
棒状導体により高速回転時の遠心力に抗して極めて効果
的に保持されるから、高速回転に対し極めて強い構造と
なる。
【0016】また、上記発明において、棒状導体は、ロ
ータコアにおける外周部とロータ軸との中間部分に挿通
されている構成とすることができる。これにより、コア
シートにおける最も内周側のスリットが他のものに比較
して大きな幅に形成されるのが通常であるから、このス
リットには、ロッド挿入孔などを特に形成しなくても、
そのままで棒状導体を挿入でき、その分だけ製造が容易
となる。
【0017】さらに、上記発明において、ダイカスト法
により棒状導体をロータコアに一体に成形した構成とす
ることができる。これにより、製造の高能率化を図るこ
とができるとともに、ロータコアとかご型二次導体の一
体化が強化され、堅牢性に優れたロータを得ることがで
きる。
【0018】さらにまた、上記発明において、ロータコ
アを、複数のコアシートがロータ軸の方向に向けて該ロ
ータ軸回りに位置を徐々にずらして積層する構成とする
ことが望ましい。これにより、d軸方向の磁路に対する
抵抗がロータコアの周方向において均一化されるため、
ステータからロータコアに入ったり、ロータコアからス
テータに出るd軸方向の磁束が均一化され、磁束の不均
一に起因するトルクリップルを低減して脈動音を抑制で
き、モータ性能をさらに向上させることができる。
【0019】本発明の他構成に係るリラクタンスモータ
は、多数枚のコアシートをロータ軸方向に積層したロー
タコアを前記ロータ軸に固定してなるロータを備えたも
のにおいて、一対の短絡環の間に複数本の棒状導体を架
け渡して電気的接続状態に連結してなるかご形二次導体
を有し、前記ロータは、前記ロータコアと前記かご形二
次導体とが前記ロータ軸の方向に沿った配置で絶縁体を
介在して互いに連結され、且つ前記ロータ軸に固定され
て構成されていることを特徴とする。
【0020】この構成のリラクタンスモータにおいて
も、かご形二次導体をロータコアと一体化してロータを
構成する場合と同様に、回転始動をかご形二次導体を利
用したインダクション作用により行うことができ、既存
の大掛かりな起動用制御装置を不要にできる。
【0021】上記発明において、かご形二次導体の内方
側に永久磁石が配設されている構成とすることができ
る。これにより、永久磁石によって鎖交磁束を増大で
き、ロータを同期速度まで迅速に立ち上がらせることが
できる利点があるのに加えて、同期速度に達したのちも
永久磁石により発生するマグネットトルクにより回転力
を付与できる。
【0022】また上記発明において、かご形二次導体の
外方側に永久磁石が配設されている構成とすることもで
きる。これにより、棒状導体の内方側に永久磁石を配置
したかご形二次導体に比較して永久磁石により発生する
マグネットトルクが大きくなるので、同期速度に達した
のちの磁石モータとしての機能が向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態に係るリラクタンスモータを示
す断面図、図2は同モータにおけるロータ11の一部破
断した斜視図である。図1において、このリラクタンス
モータの固定子側は、ステータ鉄心12に等間隔で配設
されたスロット13に固定子巻線(図示せず)が巻回さ
れた周知の構成になっており、固定子巻線を3相交流電
源に接続することによって回転磁界が発生する。ロータ
11は、多数枚のコアシート14を積層したロータコア
15をかご形二次導体17により固定されている。
【0024】図3(a)はコアシート14の正面図を示
す。このコアシート14には、その周方向に90°の角
度内で分割した4箇所にそれぞれ、外周円に対して逆方
向に湾曲する円弧状であって、最も内周側を除き各々同
一幅に設定された複数のスリット18が半径方向に多層
に形成されており、これにより、隣接する各二つのスリ
ット18により磁気的に絶縁されて中心の軸芯孔20に
向け凸状となる複数の帯状の磁束通路部19a〜19e
が、半径方向に列設されている。ロータコア15はこの
コアシート14をロータ軸24の軸方向に数十枚積層す
ることにより構成されるが、このロータ11は、図1に
示すP1〜P4で示す界磁磁極の方向を有し、例えば、
P1の界磁磁極の方向のロータ磁極は、PWで示す範囲
の角度となる。
【0025】また、固定子巻線により回転磁界が与えら
れたときにロータ11に発生するリラクタンストルクT
は次式で与えられる。
【0026】 T=Pn(Ld−Lq)id×iq…………(1) ただし、Pnは極対数、Ld,Lqはd軸インダクタン
スおよびq軸インダクタンス、id,iqはd軸電流お
よびq軸電流である。上記(1)式から明らかなよう
に、リラクタンスモータの性能を左右するのは、d,q
軸インダクタンスの差Ld−Lqである。
【0027】そこで、上記ロータ11は、q軸方向の磁
路に空気層であるスリット18により抵抗を与えて磁束
が殆ど通らないようにすることにより、q軸インダクタ
ンスLqを小さく設定し、d軸方向にはスリット18に
挟まれた磁束通路部19a〜19eにより磁束が通り易
い磁路を確保することにより、d軸インダクタンスLd
が大きくなるよう設定してある。このように、このロー
タ11は、両インダクタンスLd,Lqの差を大きくで
きることから、磁気的突極性を有し、有効にリラクタン
ストルクTを発生することができる。また、各磁束通路
部19a〜19eの幅は、ロータ中心側の磁束通路部1
9aが最も大きく、外側の磁束通路部19b〜19eに
向かうにしたがって徐々に小さくなっている。これの機
能については後述する。
【0028】つぎに、本発明の特徴の一つとして、図3
(a)に示すように、各スリット18の各々の両端部に
はロッド挿通孔21が連設されている。これらロッド挿
通孔21はプレス加工またはレーザ加工等によるスリッ
ト18の形成時に同時に形成される。なお、磁束通路部
19a〜19eの形状としては、磁路の形状やコアシー
ト14の加工を考慮すれば、図示の円弧状が好適である
が、V字型やU字型の形状としても支障は生じない。
【0029】図4はロータ11に組み込まれているかご
形二次導体17を抽出して示した斜視図である。このか
ご形二次導体17は、既存のインダクションモータの回
転子とほぼ同様の形態であって、以下のようにして組み
立てられる。すなわち、上記のコアシート14を各々の
対応するロッド挿通孔21が合致するよう位置決めして
数十枚積層してロータコア15を形成したのちに、図
1、図2および図3(b)に示すように、例えばアルミ
ニウムからなる棒状導体22を、各コアシート14の合
致したロッド挿通孔21に挿通させて、それら棒状導体
22の両端部を外部に導出させる。つぎに、2枚の円環
板状の短絡環23を、これの連結孔23aにそれぞれ棒
状導体22の導出端部を挿入されて各ロータコア15の
両端面に押し付ける。この状態を保持しながら各棒状導
体22の端部と短絡環23とを溶接により固定すると、
図4に示すような一対の短絡環23と多数の棒状導体2
2とによるかご形二次導体17がロータ11内に組み込
まれる。
【0030】つぎに、上記リラクタンスモータの動作に
ついて説明する。固定子側のスロット13に巻回された
固定子巻線を3相交流電源に単に接続すると、それによ
り回転磁界が発生してかご形二次導体17に電磁誘導に
より誘起起電力が生じ、その起電力による渦電流が棒状
導体22と短絡環23とを循環して流れる。この電流と
回転磁界との電磁力によりロータ11が回転し始める。
すなわち、回転始動時には、固定子とかご形二次導体1
7とによって恰もインダクションモータとして機能す
る。したがって、固定子と各ロータコア15により構成
されるリラクタンスモータの本体部には自起動機能が存
在しないにも拘わらず、このリラクタンスモータには既
存の起動用制御装置を設けていない。
【0031】ロータ11の回転数が上昇して固定子によ
る回転磁界の回転数に達すると、つまりロータ11の回
転数がリラクタンスモータ自体の同期速度に達すると、
回転磁界の磁束が各磁束通路部19a〜19eに効果的
に流れ、ロータ11の各界磁磁極P〜P4の方向への起
磁力の作用により界磁磁束ができ、十分なリラクタンス
トルクTが発生する。以後は、主としてリラクタンスト
ルクによって同期速度で回転する定常状態を継続する。
【0032】したがって、このリラクタンスモータで
は、ロータ11に一体的に組み込んだかご形二次導体1
7を利用したインダクション作用により回転始動を行う
ことにより、既存の大掛かりな起動用制御装置を不要に
できる。それに加えて、リラクタンスモータにおけるロ
ータ11の本体である多数のコアシート14を積層して
なるロータコア15は、かご形二次導体17を構成する
一対の短絡環23と多数本の棒状導体22とを利用する
ことにより、積層方向の両端面から挟み込んでロータ軸
24に強固に固定されるため、簡単な構成によって容易
に組立てでき、しかも、各コアシート14は、各スリッ
ト18の両端部を挿通した多数の棒状導体22により高
速回転時の遠心力に抗して効果的に保持されるから、高
速回転に対し極めて強い構造となる。
【0033】また、このロータコア15では、上述のよ
うにコアシート14の各磁束通路部19a〜19eの幅
をロータ中心側の磁束通路部19aが最も大きく、且つ
外側の磁束通路部19b〜19eに向かうにしたがって
徐々に小さくなるように設定している。そのため、固定
子側からの磁束を各磁束通路部19a〜19eに適正に
分配して、一部の磁束通路部で磁気飽和が生じることを
防ぐことができる結果、リラクタンストルクTを大きく
設定して効率よく回転駆動できるようになっている。
【0034】図5(a),(b)はそれぞれ本発明の第
2の実施の形態に係るリラクタンスモータに用いる2種
のコアシート27,28を示す正面図である。この両コ
アシート27,28は、第1の実施の形態のコアシート
14と比較して、ほぼ同形状のスリット18および磁束
通路部19a〜19eが形成されているが、スリット1
8が周端部の手前までしか延びていない点において異な
る。そして、(a)のコアシート27は、スリット18
が未形成の周端部における全体にわたり一定ピッチでロ
ッド挿通孔29が形成されている。これにより、図1な
いし図4の実施の形態のように幅1mm程度のスリット
18に連通したロッド挿通孔21を形成する場合に比較
して、ロッド挿通孔29のプレス加工などによる形成が
容易となる利点がある。一方、(b)のコアシート28
は、スリット18が未形成の周端部におけるd軸に対応
する磁束入出力部の箇所にのみロッド挿通孔29を集中
的に形成している。d軸に対応する磁束入出力部の箇所
は、ロータコア15における回転時に応力が集中する部
分であるから、この箇所にロッド挿通孔29を集中的に
形成することにより、ロータコア15の強度がより一層
向上する利点がある。
【0035】図6は本発明の第3の実施の形態に係るリ
ラクタンスモータに用いるコアシート30を示す正面図
である。このコアシート30は、第1の実施の形態のコ
アシート14と比較して、ほぼ同形状のスリット18お
よび磁束通路部19a〜19eが形成されているが、ス
リット18にロッド挿通孔21が連設されていない点で
相違する。この実施の形態では、上記コアシート30が
積層してあるロータコアに、棒状導体22および一対の
短絡環23をダイカスト法により成形して一体的に組み
込むものである。
【0036】すなわち、上記のコアシート30を位置決
めして所要枚数積層したロータコアをダイカスト金型内
に型締めして、ダイカスト金型内にアルミニウムなどの
溶融金属を注入する。次に、ダイカスト金型を高速回転
させて、その遠心力によって各スリット18内の溶融金
属を両端部に集中させながら冷却することにより、各コ
アシート30の各々のスリット18の両端部内を挿通す
る棒状導体22とロータコア15をその両端面から挟み
付ける一対の短絡環23とを一体成形する。このダイカ
スト法による棒状導体22と一対の短絡環23の形成手
段は、第1の実施の形態のようにスリット18に連通す
るロッド挿通孔21を形成し、且つ棒状導体22と一対
の短絡環23とを溶接等による連結手段で一体化する場
合に比較して、製造が極めて容易であるとともに堅牢性
に優れたロータ11を得ることができる。
【0037】図7(a)は本発明の第4の実施の形態に
係るリラクタンスモータにおけるロータ11の正面図、
(b)はそのコアシート14に棒状導体22を挿入した
状態の正面図をそれぞれ示す。この実施の形態では、第
1の実施の形態と同一のコアシート14を用いて、この
コアシート14における最も内周側のスリット18にお
ける中央寄りの箇所にそれぞれ2本ずつの棒状導体22
を挿入し、この各棒状導体22の両端部を、第1の実施
の形態の短絡環23よりも径の小さい短絡環32に連結
してロータ11を構成している。
【0038】コアシート14は、図示のように最も内周
側のスリット18が他のものに比較して大きな幅に形成
されるのが通常であるから、このスリット18には、第
1の実施の形態のようなロッド挿通孔21を形成しなく
ても棒状導体22を挿入できるから、その分だけ製造が
容易となる。また、このリラクタンスモータは、かご形
二次導体17の形状が小さくなる分だけインダクション
作用による回転始動性が若干劣るが、ロータコア15と
固定子側とによるリラクタンス作用については既存のも
のと同様に良好に保つことができる。
【0039】図8(a)〜(c)は本発明の第5の実施
の形態のリラクタンスモータを示す概略側面図である。
この実施の形態では、上述の各実施の形態の各コアシー
ト14,27,28,30のうちの何れかを積層する際
に、その各コアシートの取り付け位置をロータ軸24の
方向に向けてロータ軸回りの位置を少しずつずらしてス
キューをかけるものである。図8(a)は、例えばコア
シート14の取り付け位置をロータ軸24の方向に向け
て一直線状にずらしてスキュー33をかけた場合を示
し、d軸方向の磁路に対する抵抗がロータコア15の周
方向において均一化されるため、ステータからロータコ
ア15に入ったり、ロータコア15からステータに出る
d軸方向の磁束が均一化され、磁束の不均一に起因する
トルクリップルが低減して脈動音を抑制でき、モータ性
能をさらに向上させることができる。この場合、棒状導
体22はロータ軸24の方向に対して傾斜した状態で両
短絡環23間に架け渡される状態となる。
【0040】また、前記スキュー33を、同図(b)に
示すように、階段状としたり、或いは、同図(c)に示
すように、ロータ軸24の方向の途中で折れ曲がったよ
うなV字形状としてもよい。特に、この(b),(c)
のスキュー33をかける場合には、第3の実施の形態に
おけるダイカスト法を用いることにより、階段状または
V字形状の棒状導体22を容易に形成することができ
る。なお、前記スキュー33は、ステータ鉄心12のス
ロット13のピッチ以下のスキュー量とすることが望ま
しい。
【0041】図9ないし図11は、本発明の第6の実施
の形態に係るリラクタンスモータにおける3種のロータ
11をそれぞれ示す概略側面図である。上述の第1ない
し第5の各実施の形態では、何れもリラクタンスモータ
のロータコア15とかご形二次導体17とを一体化して
ロータ11を構成したのに対し、この第6の実施形態の
ロータ11は、かご形二次導体17をロータコア15と
に分離して、これらをロータ軸24の方向に配置して連
結した構成とする。したがって、ロータコア15は、第
1の実施の形態からかご形二次導体17を除外して既存
のリラクタンスモータのロータとほぼ同じ構成になって
おり、かご形二次導体17は、図4に示したとほぼ同様
の構造である。
【0042】図9のロータ11は、ロータコア15とかご
形二次導体17とがほぼ同じ大きさの外形を有し、これ
らロータコア15とかご形二次導体17とが、ロータ軸
24の方向に配置され、且つそれらの間に絶縁体34を
介在して連結された状態でロータ軸24に固定されてい
る。図10のロータ11は、二つに分割したかご形二次
導体17をロータコア15の両端面に絶縁体34を介在
してそれぞれ連結した構成になっている。さらに、図1
1のロータ11は、二つに分割したロータコア15をか
ご形二次導体17の両端部に絶縁体34を介在してそれ
ぞれ連結した構成になっている。いずれのロータ11を
備えたリラクタンスモータにいても、かご形二次導体1
7のインダクション作用により回転始動を行い、回転磁
界の回転数に対応する所定の同期速度に達した同期状態
となった時点で、ロータコア15に発生するリラクタン
ストルクTにより同期速度で回転を継続する。したがっ
て、何れの実施形態においても、既存の起動用制御装置
が不要である。
【0043】図12(a)〜(c)は、上記のかご形二
次導体17の三種の例を示す縦断面図である。(a)の
かご形二次導体17Aは、一対の短絡環間23間に多数
本の棒状導体22を架け渡したものであって、上述の各
実施の形態でロータコア15と一体化した構成のものと
同様である。したがって、電磁誘導による誘起起電力に
よって棒状導体22と短絡環23を循環して流れる渦電
流と回転磁界との電磁力によりロータ11を回転始動さ
せる機能を有する。
【0044】(b)のかご形二次導体17Bは、(a)
のかご形二次導体における各棒状導体22の内部に、2
種4個の断面弧状の永久磁石37,38を円形に配列し
て設けた構成になっている。このかご形二次導体17B
は、回転始動させるときに、磁石37,38によって自
体に鎖交する磁束が増大し、同期速度まで迅速に立ち上
がらせる利点がある。さらに、同期速度に達したのち
も、永久磁石37,38により発生するマグネットトル
クにより回転力を付与できる。
【0045】(c)のかご形二次導体17Cは、(a)
のかご形二次導体における各棒状導体22の外部に、2
種4個の断面弧状の永久磁石37,38を円形に配列し
て設けた構成になっている。このかご形二次導体17C
は、自体に鎖交する磁束が減少してインダクション作用
の性能が低下するが、(b)のかご形二次導体17Bに
比較して永久磁石37,38により発生するマグネット
トルクが大きくなるので、同期速度に達したのちのモー
タとしての機能は向上する。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明のリラクタンスモー
タによれば、かご形二次導体をロータコアと一体化して
ロータに組み込んだ構成としたので、かご形二次導体を
利用したインダクション作用により回転始動を行うこと
ができ、既存の大掛かりな起動用制御装置を不要にでき
る。さらに、リラクタンスモータにおけるロータの本体
である多数のコアシートを積層してなるロータコアは、
かご形二次導体の一対の短絡環と複数本の棒状導体とを
利用してロータ軸に固定できるから、簡単な構成によっ
て容易に組立てでき、しかも、各コアシートをこれに挿
通した複数本の棒状導体により高速回転時の遠心力に抗
して確実に保持できる。
【0047】本発明の他の構成に係るリラクタンスモー
タによれば、ロータは、ロータコアとかご形二次導体と
をロータ軸の方向へ沿った配置で絶縁体を介在して互い
に連結した構成としたので、かご形二次導体をロータコ
アと一体化して設けた場合と同様に、回転始動をかご形
二次導体を利用したインダクション作用により行うこと
ができ、既存の大掛かりな起動用制御装置を不要にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るリラクタンス
モータを示す断面図。
【図2】同上リラクタンスモータにおけるロータの一部
破断した斜視図。
【図3】(a)は同上モータにおけるコアシートの正面
図、(b)はそのコアシートを用いたロータコアの正面
図。
【図4】同上モータにおけるかご形二次導体を示す斜視
図。
【図5】(a)は本発明の第2の実施の形態に係るリラ
クタンスモータに用いるコアシートの正面図、(b)は
他のコアシートの正面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るリラクタンス
モータに用いるコアシートの正面図。
【図7】(a)は本発明の第4の実施の形態に係るリラ
クタンスモータのロータの正面図、(b)はそのロータ
における短絡環を除外した状態の正面図。
【図8】(a)〜(b)はいずれも本発明の第5の実施
の形態に係るリラクタンスモータにおける3種のロータ
を示す概略側面図。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るリラクタンス
モータにおけるロータを示す概略側面図。
【図10】同上実施の形態に係るリラクタンスモータに
おける他の形態のロータを示す概略側面図。
【図11】同上実施の形態に係るリラクタンスモータに
おけるさらに他の形態のロータを示す概略側面図。
【図12】(a)〜(b)はいずれも同上実施の形態に
係るリラクタンスモータにおける異なるかご形二次導体
を示す縦断面図。
【図13】(a)は従来のリラクタンスモータに用いる
コアシートの正面図、(b)は同モータのロータの概略
側面図。
【符号の説明】
11 ロータ 14,27,28,30 コアシート 15 ロータコア 17 かご形二次導体 18 スリット 19a〜19e 磁束通路部 21,29 ロッド挿通孔 22 棒状導体 23,32 短絡環 24 ロータ軸 37,38 永久磁石
フロントページの続き (72)発明者 吉岡 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚のコアシートをロータ軸方向に積
    層したロータコアを前記ロータ軸に固定してなるロータ
    を備えたリラクタンスモータにおいて、 前記ロータコアに対し前記コアシートの積層方向に挿通
    された複数本の棒状導体と、 前記ロータコアの積層方向の両端面にそれぞれ配設さ
    れ、且つ前記各棒状導体の前記ロータコアから導出した
    両端部にそれぞれ電気的接続状態に連結された一対の短
    絡環とを有し、 前記各棒状導体と前記一対の短絡環とにより、かご型二
    次導体が形成されていることを特徴とするリラクタンス
    モータ。
  2. 【請求項2】 各コアシートは、外周円に対して逆方向
    に湾曲する弧状の複数のスリットがロータコアの半径方
    向に並ぶ配置で形成されて、前記各スリットの間に形成
    される磁束通路が前記ロータコアの中心側に向け凸とな
    るように前記半径方向に列設されている請求項1に記載
    のリラクタンスモータ。
  3. 【請求項3】 各コアシートは、外周端部に沿って設け
    た複数のロード挿通孔を相互に位置決めして積層され、
    棒状導体は、前記各コアシートの位置決めされた複数の
    ロッド挿通孔にそれぞれ挿通されている請求項1または
    2に記載のリラクタンスモータ。
  4. 【請求項4】 各コアシートのロッド挿通孔は、外周端
    部における磁束が入出力する箇所に設けられている請求
    項3に記載のリラクタンスモータ。
  5. 【請求項5】 棒状導体は、各コアシートのスリットの
    両端部にそれぞれ挿通されている請求項2に記載のリラ
    クタンスモータ。
  6. 【請求項6】 棒状導体は、ロータコアにおける外周部
    とロータ軸との中間部分に挿通されている請求項1また
    は2に記載のリラクタンスモータ。
  7. 【請求項7】 ダイカスト法により棒状導体をロータコ
    アに一体に成形した請求項1または2記載のリラクタン
    スモータ。
  8. 【請求項8】 ロータコアは、複数のコアシートがロー
    タ軸の方向に向けて該ロータ軸回りの位置を徐々にずら
    して積層されて構成されている請求項1ないし7のいず
    れかに記載のリラクタンスモータ。
  9. 【請求項9】 多数枚のコアシートをロータ軸方向に積
    層したロータコアを前記ロータ軸に固定してなるロータ
    を備えたリラクタンスモータにおいて、 一対の短絡環の間に複数本の棒状導体を架け渡して電気
    的接続状態に連結してなるかご形二次導体を有し、 前記ロータは、前記ロータコアと前記かご形二次導体と
    が前記ロータ軸の方向に沿った配置で絶縁体を介在して
    互いに連結され、且つ前記ロータ軸に固定されて構成さ
    れていることを特徴とするリラクタンスモータ。
  10. 【請求項10】 かご形二次導体の内方側に永久磁石が
    配設されている請求項9に記載のリラクタンスモータ。
  11. 【請求項11】 かご形二次導体の外方側に永久磁石が
    配設されている請求項9に記載のリラクタンスモータ。
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