JPH11141336A - 車両用リザーブタンク - Google Patents

車両用リザーブタンク

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JPH11141336A
JPH11141336A JP31632997A JP31632997A JPH11141336A JP H11141336 A JPH11141336 A JP H11141336A JP 31632997 A JP31632997 A JP 31632997A JP 31632997 A JP31632997 A JP 31632997A JP H11141336 A JPH11141336 A JP H11141336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reserve tank
vent hose
hose
bent
bent hose
Prior art date
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Pending
Application number
JP31632997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Aoyama
茂 青山
Takashi Mannen
隆 万年
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH11141336A publication Critical patent/JPH11141336A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、リザーブタンクにベントホースを
取り付ける際に、湾曲部の弾性変形を利用した湾曲部の
復帰力によって凹部内のベントホース部位を凹部側に密
着させるべく押圧し、クランプを不要とするとともに、
組付工数を減少させて組付性を良好とし、しかもベント
ホースを凹部に確実に固定し得ることを目的としてい
る。 【構成】 このため、上部に配設したキャップにパイプ
部を設け、パイプ部にベントホースの一端側を装着する
とともに、ベントホース途中に形成した湾曲部によって
下方向に指向させるべく配設した車両用リザーブタンク
において、リザーブタンクの側部にリザーブタンクの上
部と下部とを連絡しベントホースを収容可能な凹部を設
け、ベントホースを成形する際にはベントホースの取付
後に凹部内のベントホース部位を凹部側に密着させるべ
く湾曲部を鋭角に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用リザーブタ
ンクに係り、特にリザーブタンクに配設されるベントホ
ースの取付性を向上させた車両用リザーブタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両には、エンジンを冷却するエンジン
冷却水を所定温度に維持するラジエータが配設されてい
る。そして、このラジエータ内のエンジン冷却水は、エ
ンジン作動中の高温時やエンジン停止時の低温時に膨張
・収縮することにより、高温時におけるエンジン冷却水
の膨張分を吸収するために、リザーブタンクが配設され
ている。
【0003】このリザーブタンクの上部にキャップを配
設し、キャップには、リザーブタンクと前記ラジエータ
との連絡用、あるいはオーバフロー用のパイプ部を複数
本配設している。
【0004】前記車両用リザーブタンクとしては、特開
平6−221157号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示されるリザーブタンクは、オーバーフロー
ホースの上端をタンク本体の上部に接続し、下端をタン
ク本体の側部において下方に向けたリザーブタンクにお
いて、オーバーフローホースのタンク本体の側部に沿う
部分を、タンク本体に密着させ、従来タンク本体とは別
途に設けていたクランプ部材を不要とし、部品点数なら
びに作業工数の削減を図り、しかも誤組付け等も防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用リザーブタンクにおいては、図4に示す如く、リザー
ブタンク102の上部102aにキャップ104を設
け、このキャップ104にパイプ部106を設けるとと
もに、パイプ部106に通気用ホースとして機能するベ
ントホース110の一端側を接続している。
【0006】そして、ベントホース110は、例えば図
4に示す如く、リザーブタンク102の上部102aの
角部から、リザーブタンク102の側部102bを追加
しつつ下方向に指向すべく配設される。
【0007】このとき、リザーブタンク102の側部1
02b途中において、ベントホース110をクランプ1
22にて固定している。
【0008】この結果、前記リザーブタンクの成形時
に、クランプの取付部位等を考慮する必要があり、構造
が複雑化し、製作が困難で、コストが大となり、経済的
に不利であるという不都合がある。
【0009】また、リザーブタンクへのベントホースの
取付時には、ベントホースをクランプに通す必要があ
り、組付工数が多いことによって組付性が悪く、実用上
不利であるという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、上部に配設したキャップに
パイプ部を設け、このパイプ部にベントホースの一端側
を装着するとともに、ベントホース途中に形成した湾曲
部によって下方向に指向させるべく配設した車両用リザ
ーブタンクにおいて、このリザーブタンクの側部にリザ
ーブタンクの上部と下部とを連絡し前記ベントホースを
収容可能な凹部を設けるとともに前記ベントホースを成
形する際にはベントホースの取付後に前記凹部内のベン
トホース部位を凹部側に密着させるべく前記湾曲部を鋭
角に設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
リザーブタンクにベントホースを取り付ける際には、ベ
ントホースの一端側をパイプ部に差し込み、ベントホー
スの一部を凹部に収容させるべく装着し、湾曲部の弾性
変形を利用した湾曲部の復帰力によって凹部内のベント
ホース部位を凹部側に密着させるべく押圧し、クランプ
を不要とするとともに、組付工数を減少させて組付性を
良好とし、しかもベントホースを凹部に確実に固定して
いる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図1〜図3において、2はリザーブタンクであ
る。
【0014】このリザーブタンク2の上部2aに着脱自
在に装着されるキャップ4を設け、キャップ4には、複
数本、例えば2本の第1、第2パイプ部6、8を設け、
この第1パイプ部6にベントホース10の一端側を装着
して設ける。
【0015】また、ベントホース10途中に湾曲部12
を形成する。すなわち、ベントホース10は、前記第1
パイプ部6に装着される一端側且つ水平状態の水平部1
4と、この水平部14に連絡する湾曲部12と、湾曲部
12から下方向に指向する垂下部16とからなり、湾曲
部12によってベントホース10の垂下部16を下方向
に指向させるべく配設している。
【0016】そしてこのとき、前記リザーブタンク2の
側部2bにリザーブタンク2の上部2aと下部2cとを
連絡し前記ベントホース10を収容可能な凹部18を設
けるとともに、前記ベントホース10を成形する際には
ベントホース10の取付後に前記凹部18内のベントホ
ース10部位、つまり前記垂下部16を凹部18側に密
着させるべく前記湾曲部12を鋭角に設ける構成とす
る。
【0017】詳述すれば、例えば前記リザーブタンク2
の側部2b且つ角部部位に、図1〜図3に示す如く、リ
ザーブタンク2の上部2aと下部2cとを連絡する凹部
18を形成する。そして、この凹部18の大きさは、前
記ベントホース10をリザーブタンク2に取り付けた際
に、ベントホース10がリザーブタンク2の外側に突出
しない程度に収容可能な大きさとする。
【0018】また、前記湾曲部12を、図1に示す如
く、90度よりも小なる鋭角Aに湾曲形成し、リザーブ
タンク2にベントホース10を取け付た後に、ベントホ
ース10の湾曲部12の弾性変形を利用し、湾曲部12
の復帰力によってベントホース10の垂下部16を凹部
18側に押圧して密着させるものである。
【0019】更に、前記リザーブタンク2は、図3に示
す如く、上部2aのキャップ4に設けた第1パイプ部6
の指向方向線分L1と、前記凹部18を形成する両端部
18−1、18−2に接する線分L2とのなす角Bを略
直角に、つまり第1パイプ部6の指向方向線分L1と両
端部18−1、18−2に接する線分L2とが略直交す
べく形成する。
【0020】次に作用について説明する。
【0021】前記リザーブタンク2にベントホース10
を取り付ける際には、図1に示す如く、凹部18の外側
からベントホース10の一端側たる水平部14端部を第
1パイプ部6に差し込み、ベントホース10を装着す
る。
【0022】そしてこのとき、前記湾曲部12を鋭角A
に湾曲形成していることにより、ベントホース10の取
付時に湾曲部12が弾性変形され、この湾曲部12の弾
性変形を利用した湾曲部12の復帰力によってベントホ
ース10の垂下部16が凹部18側に密着すべく押圧さ
れる。
【0023】これにより、リザーブタンク2に凹部18
を形成する際に、簡単な形状のへこみ部を形成するのみ
で対処することができ、従来のものに比し、クランプの
取付部位を形成する必要がなく、構造が簡略化し、製作
が容易で、コストを低廉とし得て、経済的に有利であ
る。
【0024】また、前記ベントホース10の湾曲部12
を鋭角Aに湾曲形成していることにより、製作が容易
で、従来のものに比し、コストアップとなる惧れがな
く、コストを低廉に維持し得るとともに、ベントホース
10の組付時にベントホース10の一端側たる水平部1
4端部を第1パイプ部6に差し込むのみで、湾曲部12
の復帰力によってベントホース10の垂下部16が凹部
18側に密着すべく押圧されることとなり、クランプが
不要となって従来の如きクランプにベントホースを通す
作業を削除することができ、組付工数を減少し得て、組
付性が良好となり、しかもベントホース10の垂下部1
6を凹部18に確実に固定させることができ、実用上有
利である。
【0025】更に、前記リザーブタンク2の上部2aの
キャップ4に設けた第1パイプ部6の指向方向線分L1
と前記凹部18を形成する両端部18−1、18−2に
接する線分L2とのなす角Bを略直角に、つまり第1パ
イプ部6の指向方向線分L1と両端部18−1、18−
2に接する線分L2とが略直交すべく前記リザーブタン
ク2を形成したことにより、リザーブタンク2にベント
ホース10を組み付けた後には、凹部18内にベントホ
ース10の垂下部16が確実に収容されることとなり、
ベントホース10の組付後の位置ズレ等の不具合が惹起
される惧れが全くなく、組付性の向上に寄与し得るもの
である。
【0026】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0027】例えば、この発明の実施例においては、リ
ザーブタンクのベントホースとして説明したが、リザー
ブタンク以外のタンク、つまり燃料タンクやオイルタン
ク等のタンク類にホースを固定する際に、この発明を利
用することができる。
【0028】また、この発明の実施例においては、前記
リザーブタンクの側部且つ角部部位に、リザーブタンク
の上部と下部とを連絡する凹部を形成したが、リザーブ
タンクの側部の略中央部位に凹部を形成することも可能
である。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、上部に配設したキャップにパイプ部を設け、パイプ
部にベントホースの一端側を装着するとともに、ベント
ホース途中に形成した湾曲部によって下方向に指向させ
るべく配設した車両用リザーブタンクにおいて、リザー
ブタンクの側部にリザーブタンクの上部と下部とを連絡
しベントホースを収容可能な凹部を設けるとともに、ベ
ントホースを成形する際にはベントホースの取付後に凹
部内のベントホース部位を凹部側に密着させるべく湾曲
部を鋭角に設けたので、リザーブタンクに凹部を形成す
る際に、簡単な形状のへこみ部を形成するのみで対処す
ることができ、従来のものに比し、クランプの取付部位
を形成する必要がなく、構造が簡略化し、製作が容易
で、コストを低廉とし得て、経済的に有利である。ま
た、前記ベントホースの湾曲部を鋭角に湾曲形成してい
ることにより、製作が容易で、従来のものに比し、コス
トアップとなる惧れがなく、コストを低廉に維持し得る
とともに、ベントホースの組付時にベントホースの一端
側をパイプ部に差し込むのみで、湾曲部の復帰力によっ
て凹部内のベントホース部位が凹部側に密着すべく押圧
されることとなり、クランプが不要となって従来の如き
クランプにベントホースを通す作業を削除することがで
き、組付工数を減少し得て、組付性が良好となり、しか
も凹部内のベントホース部位を凹部に確実に固定させる
ことができ、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すベントホース取付前の
リザーブタンクの概略斜視図である。
【図2】ベントホース取付後のリザーブタンクの概略斜
視図である。
【図3】リザーブタンクの拡大平面図である。
【図4】この発明の従来の技術を示すベントホース取付
後のリザーブタンクの概略斜視図である。
【符号の説明】
2 リザーブタンク 2a 上部 2b 側部 2c 下部 4 キャップ 6 第1パイプ部 8 第2パイプ部 10 ベントホース 12 湾曲部 14 水平部 16 垂下部 18 凹部 L1 第1パイプ部の指向方向線分 L2 凹部を形成する両端部に接する線分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に配設したキャップにパイプ部を設
    け、このパイプ部にベントホースの一端側を装着すると
    ともに、ベントホース途中に形成した湾曲部によって下
    方向に指向させるべく配設した車両用リザーブタンクに
    おいて、このリザーブタンクの側部にリザーブタンクの
    上部と下部とを連絡し前記ベントホースを収容可能な凹
    部を設けるとともに前記ベントホースを成形する際には
    ベントホースの取付後に前記凹部内のベントホース部位
    を凹部側に密着させるべく前記湾曲部を鋭角に設けたこ
    とを特徴とする車両用リザーブタンク。
  2. 【請求項2】 前記リザーブタンクは、上部のキャップ
    に設けたパイプ部の指向方向線分と、前記凹部を形成す
    る両端部に接する線分とのなす角を略直角に形成した請
    求項1に記載の車両用リザーブタンク。
JP31632997A 1997-10-31 1997-10-31 車両用リザーブタンク Pending JPH11141336A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067107A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Honda Motor Co Ltd 配管の保持構造
JP2014533999A (ja) * 2011-10-21 2014-12-18 シェーラー アーゲー ミルク泡立て装置およびこの種のミルク泡立て装置を有するコーヒーまたはエスプレッソマシンおよび自動飲料販売機
CN110013171A (zh) * 2012-03-09 2019-07-16 雪莱股份公司 饮料自动售货机以及用于这种饮料自动售货机的输出模块
WO2020021950A1 (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 三桜工業株式会社 冷却装置

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