JPH11138841A - インク供給装置およびプリント装置 - Google Patents

インク供給装置およびプリント装置

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JPH11138841A
JPH11138841A JP31405097A JP31405097A JPH11138841A JP H11138841 A JPH11138841 A JP H11138841A JP 31405097 A JP31405097 A JP 31405097A JP 31405097 A JP31405097 A JP 31405097A JP H11138841 A JPH11138841 A JP H11138841A
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ink tank
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誠 四方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブポンプを用いてインクを移動させて
も、チューブポンプに関わるチューブ中にインクを通過
させないインク供給装置等を提供する。 【解決手段】 プリントヘッド205a(205b)に
近接した第1のインクタンク2と、第2のインクタンク
4および第3のインクタンク5とはインクの循環経路を
構成する。第3のインクタンク5の気室部分を吸引する
ポンプ50をインクの循環ポンプとして用いる。ポンプ
50により第3のインクタンク5内を負圧としてインク
レベルを上げ、大気に連通した第2のインクタンク4内
のインクレベルとの水頭差を得、これにより第1のイン
クタンク2にインクを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大容量のインクを供
給するインク供給装置およびこれを備えたプリント装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータのプ
リンタや複写機として、インクを用いて記録するインク
ジェット記録装置が普及している。このインクジェット
記録装置は、安価でフルカラーの記録が可能であるた
め、その需要はますます大きくなっている。近時、A1
版、A0版のような大判のシートに写真調の画像を記録
するようなプロッタにまでインクジェット記録装置が使
用されている。さらに布にプリントを行う捺染処理シス
テムにも用いられている。
【0003】また、X線フィルムやCTスキャン画像の
ような医療用の多階調画像記録へのインクジェット記録
の応用が検討されている。このような医療画像用記録装
置では、異なる濃度を有する複数種類のインクを組み合
わせ、インクを2回、3回と重ねて記録することによっ
てインクの種類数よりはるかに多い階調を表現すること
が可能となる。
【0004】しかし、前述のプロッタや捺染処理システ
ムや医療画像用記録装置では、多量のインクを使用する
ため、インクタンクを記録ヘッドとともにキャリッジ上
に搭載すると、頻繁にインクタンクの交換を行わなけれ
ばならず不便である。
【0005】そこで、このように大量のインクを消費す
るインクジェット記録装置には、一般に図3に示すよう
なインク供給装置が用いられている。
【0006】図4において、101はプリントヘッド
で、記録ヘッド101は、装置本体に対して移動可能な
キャリッジ102に搭載されている。103は装置本体
に固定されたメインタンクである。インクが少なくなっ
たときには、メインタンク103へインクを補給するこ
とになる。記録ヘッド101とメインタンク103はチ
ューブ、継手などで構成されたインク流路104によっ
て連結されている。キャリッジ102は、印字時には往
復移動するが、インク流路104の少なくとも一部に、
柔軟性のあるチューブ(例えばシリコンチューブ、ポリ
エチレンチューブなど)を用いることでキャリッジ10
2の移動が妨げられることはない。メインタンク103
にはメインタンク103の内部を大気に連通する大気連
通孔105が設けられている。したがって、メインタン
ク103の気室側を常に大気圧に維持できるので、記録
ヘッド101からインクが吐出されるとメインタンク1
03からインク流路104を経て、インクが補給されて
いく。
【0007】記録ヘッド内の圧力は、吐出口106より
インクが漏れ出してこないように負圧状態に保たなけれ
ばならない。記録ヘッド内の圧力はメインタンク103
のインクレベルH1によって決まり、H1は記録ヘッド
1の吐出口106の高さH0より約20〜100mm程
度低い位置に設けることが好ましい。
【0008】この方法を用いると、非常に簡単な構成に
よってインク供給を実現できるが、インク流路104に
用いている柔軟性のあるチューブは、ゴム製、樹脂製の
ものを用いるため多少のガス透過性を有する。一方、チ
ューブ内も記録ヘッド内と同様、負圧になっているた
め、チューブ内には大気からチューブ壁を通して少しず
つ空気が進入し、気泡を発生させる。その気泡が記録ヘ
ッド101内に流れ込むと、正常なインク滴を吐出でき
なくなり、印字不良が発生する。また、気泡の発生を少
しでも減少させるためにH1をH0に近づけると、気温
の変化、衝撃、振動などで記録ヘッドからインクが漏れ
やすくなってしまう。
【0009】そこで気泡が発生してもその気泡が記録ヘ
ッド内に入り込まないように図4に示すようなインク供
給系が提案されている。
【0010】図5において、201はプリントヘッド
で、202は記録ヘッド201へ供給するインクを貯蔵
するサブタンクである。記録ヘッド201とサブタンク
202は、装置本体に対して移動可能なキャリッジ20
3に搭載されている。204は装置本体に固定されたメ
インタンクである。インクが少なくなったときには、メ
インタンク204へインクを補給する。サブタンク20
2とメインタンク204はチューブ、継手などで構成さ
れた2本のインク流路205,206によって連結され
ている。第1のインク流路205はメインタンク204
のインクをサブイタンク202へ送り、第2のインク流
路206は、逆にサブタンク202に収容されたインク
をメインタンク204へ戻す。第2のインク流路206
の途中には、いわゆるピストンタイプのポンプ207が
設けられている。ポンプ207によってサブタンク20
2内のインクはメインタンク204に移送される。メイ
ンタンク204にはメインタンク204の内部を大気に
連通する大気連通孔208が設けられている。サブタン
ク202は密閉構造になっており、その内部は大気とは
接していない。
【0011】したがって、ポンプ207を駆動すると、
サブタンク202内のインクが第2のインク流路206
を通ってメインタンク204に送られるとともに、メイ
ンタンク204内のインクが第1のインク流路205を
通ってサブタンク202に吸引される。このようにして
サブタンク202とメインタンク204の間でインクの
循環が行われる。
【0012】サブタンク202内の圧力は、記録ヘッド
201よりインクが漏れ出さないように負圧状態に保た
なければならない。サブタンク202内の圧力はメイン
タンク204のインクレベルH1によって決まり、H1
は記録ヘッド201のチップ面高さH0よりも20〜1
00mm程度低い位置に設けることが好ましい。
【0013】209はメインタンク204の内部に設け
られた液面センサである。液面センサ209によりメイ
ンタンク204内のインクレベルがこのセンサ位置以下
になったことを検知すると、不図示の表示LEDなどに
よって、使用者にインクの補給を促すようになってい
る。
【0014】このような構成によれば、第1のインク流
路205の中では従来例と同様に気泡が発生するが、そ
の気泡は一旦サブタンク202内に入った後、第2のイ
ンク流路206を通ってメインタンク204内に排出さ
れてしまう。したがって、途中で発生した気泡は記録ヘ
ッド内部には入っていかず、印字不良が発生することは
なくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、前述したプロッ
タや捺染処理システムや医療画像用記録装置では、より
複雑な階調表現、色彩表現を実現するためにインクの種
類が増えていく傾向がある。例えば、写真調のカラープ
ロッタでは通常のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの他にも、インク濃度の低い薄めのシアン、マゼンタ
を加えるなど、6色以上のインクを用いることが提案さ
れている。医療画像用記録装置でもX線画像のように1
000階調以上の階調表現を必要とする画像を出すため
には、少なくとも濃淡6色のブラックインクが必要であ
る。例えば、6種類のインクを用いる場合には6系統の
インク供給系が必要になり、ポンプもシリンダ型ポンプ
やギアポンプを用いれば各色1個ずつ、計6個必要にな
る。
【0016】しかし、1色毎に1個のポンプを設けるの
はコストやスペースなどの面で明らかに不利であり、こ
のような場合には、複数のローラでチューブをしごくこ
とにより、送液するいわゆるチューブポンプを用いるこ
とが提案されている。
【0017】図3にこのチューブポンプ50の概略図を
示す。
【0018】図3においてローラ51は、ローラホルダ
52に同心円状に6個並べられている。ローラホルダ5
2は回転軸53を中心に回動可能に支持され、ローラ5
1もそれぞれローラホルダ52に固定されたローラ回転
軸54を中心に回動可能に支持されている。押圧部材5
5は、圧縮ばね56によってローラ51側が付勢され、
ローラホルダ52の外周部の一部にその外周縁に沿って
配されたチューブ57を押しつぶしている。ローラホル
ダ52を不図示のモータで、矢印D1方向に回転すると
ローラ51がローラホルダ52の回転軸53を中心とし
て公転運動を行うため、チューブ57は複数のローラ5
1および押圧部材55によりしごかれ、チューブ57内
のインクが矢印方向に流れる。
【0019】チューブポンプの場合は、例えば、6種類
のインクを用いるときには6本のチューブを並べて、こ
れを上述のように公転するローラ51でしごけば、6種
類のインクを一つの駆動源で一括して送ることができ
る。チューブポンプはインクの種類が増えたとしてもコ
スト、スペースともそれほど増加することがないので、
多種類のインクを用いるインク供給系には好適のポンプ
である。使用するチューブとしては、ローラによる押し
潰しに大きな力を要せず、適度に復元力を有し、長期の
押し潰しにも変形を起こさず、インクによる変質・変性
もないことから、例えばシリコンチューブが最も適して
いる。
【0020】しかしながら、チューブポンプ50のチュ
ーブ57はその長さ方向に移動しないため、チューブの
同じ箇所がしごかれることから、長期にわたって使用す
ると、どうしてもチューブの内部のけずり粉やチューブ
素材に含まれた油脂成分が析出することになり、そのよ
うな不純物がインクに混ざると記録ヘッドの吐出口を詰
まらせ、印字不良の原因となりやすい。
【0021】本発明の第1の目的は、チューブポンプを
用いてインクを移動させるにもかかわらず、不純物がイ
ンクに混ざることを防止することにある。
【0022】本発明の第2の目的は、インクの循環を簡
単な機構によってスムーズに行うことになる。
【0023】本発明の第3の目的は、上記インクの循環
と、交換可能な補給インクタンクからのインクの補給を
簡単な機構を用いて切り替えられるようにすることであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインク供給装置は、プリントヘッドに供給
されるインクを貯留する第1のインクタンクと、該第1
のインクタンクにインクを供給する第2のインクタンク
と、前記第1のインクタンクでオーバーフローしたイン
クを受け入れる第3のインクタンクと、該第3のインク
タンク内の気室部分を吸引するポンプと、前記第3のイ
ンクタンクから前記第2のインクタンクへの経路に設け
られた第1の弁とを有し、該第1の弁を閉じた状態で前
記ポンプを駆動することで、前記第1のインクタンク内
のインクを前記第3のインクタンク内に導くと共に、前
記第2のインクタンク内のインクを前記第1のインクタ
ンク内に供給することを特徴とする。
【0025】また、前記第1の弁が前記第3のインクタ
ンクから前記第2のインクタンクへのインクの流れのみ
を許す逆流防止弁であれば、第3のインクタンクと第2
のインクタンクとのインクレベルに高低差を設けること
で、容易に前記第1の弁の開閉を制御することができる
ので、インクの循環を簡単な機構によってスムーズに行
うことができる。
【0026】また、前記第3のインクタンクの気室部分
の大気との連通および遮断の切り替えを行う第2の弁を
さらに含み、前記第1の弁および前記第2の弁を開くこ
とで第3のインクタンク内のインクを第2のインクタン
クにスムーズに移動させることができる。
【0027】さらに、前記第3のインクタンク内のイン
クレベルを検出する第1のインクレベル検出手段および
前記第2のインクタンク内のインクレベルを検出する第
2のインクレベル検出手段をさらに含み、前記第1のイ
ンクレベル検出手段は前記第2のインクレベル検出手段
より高い位置にあるので、第3のインクタンク内のイン
クを第2のインクタンクに移動させるタイミングを双方
のタンク内での検出結果に基づいて判断することができ
る。
【0028】例えば、前記第1のインクレベル検出手段
により前記第3のインクタンク内の最大インクレベルを
検出したときに前記第1の弁および前記第2の弁を開放
することで、双方のタンク内のレベルが同じになるま
で、第1のインクタンクの補給タンクとしての第2のイ
ンクタンク内に第3のインクタンクからインクを補充す
ることができる。また、前記第2のインクレベル検出手
段により前記第2のインクタンク内の最小インクレベル
を検出したときに前記第1の弁および前記第2の弁を開
放するようにしても同様である。
【0029】また、前記第3のインクタンクにインクを
補給する交換可能な補給インクタンクをさらに連結して
もよい。
【0030】この場合には、第3のインクタンク内を負
圧としておけば、インクのさらなる補給を容易に行うこ
とができる。
【0031】さらに、本発明のプリント装置は、上記イ
ンク供給装置からインクの供給を受けるプリントヘッド
を用いてプリントを行うことを特徴とする。
【0032】ここで、前記プリントヘッドはインクを吐
出するために用いられるエネルギとして、前記インクに
熱エネルギを付与する熱エネルギ発生体を含んでもよ
い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0034】(実施形態1)図1は本発明のインク供給
装置を含む捺染処理システムの外観を示す斜視図であ
る。符号199はインクジェット式プリンタ本体を示
し、インクジェット式プリンタ199は、インク供給部
100と、プリンタ部200と、布搬送部300とから
概略構成されている。
【0035】上記構成における実際的なプリント動作を
図1を参照しながら、順を追って説明する。
【0036】記録媒体としての布301は、ロール状態
のまま布供給ローラ302にセットされる。この布30
1は種々のガイドローラ303および304に案内され
ながらプリンタ部200の下方を通過し、やはりガイド
ローラ305,306により適度な張力を与えられた
後、布巻取りローラ307に到達する。これらローラ3
02〜307は布搬送部300を構成する。プリンタフ
レーム201は布搬送部300の上方に位置している。
プリンタフレーム201には、二本のガイドレール20
2,203が矢印A方向に沿って互いに平行に支持固定
されている。キャリッジ204は二本のガイドレール2
02,203に矢印A方向に移動自在に支持されてい
る。キャリッジ204上には16本のプリントヘッド
(代表として205a,205bを図示する)が布30
1と対向する位置に取り付けられている。キャリッジ2
04が矢印A方向へ駆動モータ(不図示)により移動さ
せられる際、例えばプリントヘッド205a,205b
には必要に応じてインク吐出命令が出されてプリントを
行う。キャリッジ204移動終了時には布301上の所
定の位置に、吐出されたインクに応じた一行分のプリン
トを行う。布301上に一行分のプリントを行った後、
布301は布送りベルト(不図示)により図2中の矢印
B方向(副走査方向)へと所定量だけ搬送される。次
に、例えばプリントヘッド205a,205bが必要に
応じた吐出を行いながら、キャリッジ204がA方向へ
移動した時には布301上には二行目のプリントが成さ
れている。このような一連の動作を繰り返すことにより
布301上には所望の連続的なプリントが行われる。
【0037】なお、例えば、プリントヘッド205a,
205b等にはインクチューブ群206が接続されてお
り、吐出を繰り返す度に使用した分のインクがインクチ
ューブ群206を経てインク供給部100からプリント
ヘッド205a,205b等に補充される。
【0038】図2は、図1に示した捺染処理システムに
おけるインク供給装置としてのインク供給部100の構
成を示す概略断面図である。
【0039】インク供給部100は、記録ヘッド205
a(または205b)に供給されるインクを収容する第
1のインクタンク2と、この第1のインクタンク2にイ
ンクを供給する第2のインクタンク4と、この第2のイ
ンクタンク4にインクを供給しかつ第1のインクタンク
2内のオーバーフロー分のインクを貯留する第3のイン
クタンク5とから概略構成されている。
【0040】第1のインクタンク2は、上記記録ヘッド
205a(または205b)と共に上記システムを構成
する装置本体に対して移動可能なキャリッジ204に搭
載されている。また、上記第2のインクタンク4および
第3のインクタンク5は上記システムを構成する装置本
体に固定されている。
【0041】第1のインクタンク2と第2のインクタン
ク4とは第1のインク流路6によって連結されており、
第1のインク流路6の一端は第1のインクタンク2の下
部に接続され、他端は第2のインクタンク4の下側部に
接続されている。第2のインクタンク4の下側部には、
第1のインク流路6の接続位置より上方に第2のインク
タンク4内のインクレベル(液位)を検出するインクレ
ベル検出手段としての液位センサ24が配されている。
なお、この第2のインクタンク4の上部には、大気連通
孔26が設けられている。
【0042】第2のインクタンク4の底部と第3のイン
クタンク5の底部とは、第2のインク流路8によって連
結されている。第2のインク流路8の途中には第1の弁
9が設けられている。
【0043】第3のインクタンク5の上部には大気連通
路11が設けられており、この大気連通路11の途中に
は大気への連通および遮断を切り替える第2の弁10が
取り付けられている。第3のインクタンク5の側部に
は、第1のインクタンク2内のオーバーフローしたイン
クを収容するための第3のインク流路7の一端が接続さ
れており、そのインク流路7の途中には第3の弁22が
取り付けられている。また、第3のインクタンク3の上
部には、その内部の気室部分の空気を吸引するための気
室吸引路12の一端が接続され、その他端は廃インクタ
ンク13に接続されている。気室吸引路12の途中に
は、図3に示したチューブポンプ50が配されており、
このポンプ50により矢印D1方向に回転駆動すること
で第3のインクタンク3の気室部分の空気を吸引するこ
とができる。なお、気室吸引路12が廃インクタンク1
3に導かれているため、万が一、第3のインクタンク5
の中のインクが気室吸引路12を通って排出されたとし
ても、装置外へインクが漏れないように配慮されてい
る。
【0044】ここで、本実施形態では、上述の大気連通
路11および気室吸引路12はともに柔軟な材料で形成
されており、例えばシリコンチューブが用いられてい
る。第1の弁9と第2の弁10は大気連通路11を不図
示のカム部材で潰すことにより開閉される。第2の弁1
0を開閉することにより第3のインクタンク5の気室部
分の大気への連通と遮断を切り替えることができる。
【0045】また、第3のインクタンク5の上部と補給
タンク16の上部とは第4のインク流路14によって連
結されており、その流路14の途中には第4の弁として
の逆流防止弁21が取り付けられている。第4のインク
流路14の一端には、補給タンク16のインク補給口1
7に挿通される第1の針部材15が取り付けられてい
る。第1の針部材15は、その先端に穴を設けた管状の
部材である。補給タンク16の大気連通口20は大気連
通路28によって大気に開放されている。なお、上記大
気連通路28の一端には、先端に穴を設けた管状の第2
の針部材18が取り付けられ、この部材18が上記大気
連通口20に挿入される構成となっている。
【0046】また、上記第3のインクタンク5の内壁部
には、第2のインクタンク4の液位センサ24よりも高
い位置にインクレベル検出手段としての液位センサ25
が取り付けられている。この液位センサ25は第3のイ
ンクタンク5内の最大インクレベルを検出し、液位セン
サ24は第2のインクタンク4内の最小インクレベルを
検出するものである。
【0047】このような構成では、プリントヘッド20
5a(205b)に近接した第1のインクタンク2の圧
力は第2のインクタンク4のインクレベルH1により決
まり、プリントヘッドの吐出口のレベルH0と第2のイ
ンクタンク4のレベルH1との高低差Hは20〜100
mmの範囲内にあることが望ましい。高低差Hが20m
m未満であるときは差が小さ過ぎて第2のインクタンク
4のレベルH1の変動の影響を受けて吐出性能が不安定
となったり吐出口によりインクがもれる不都合が生じ
る。また、高低差Hが100mmを越えるときはヘッド
内の負圧が大きすぎて吐出不良が生じる可能性がある。
【0048】ここで、本発明のインク供給装置の動作を
図6、図7、図8、図9を用いて説明する。
【0049】電源をONすると(S1)弁9,10,2
2が閉じる(S2,S3,S4)。チューブポンプ50
が駆動を開始し(S5)、インクタンク5の気室部を吸
引、減圧する。インクタンク5の気室部が減圧されて、
補給タンク16のインクがインク流路14を通りインク
タンク5に注入される。インクタンク5内のインクレベ
ル検出手段(センサ)23がインクレベルを検知すると
(S6)、弁10を開放し(S7)、インクタンク5内
を大気圧に戻す。弁10を開放したのち、チューブポン
プ50を停止する。S8でチューブポンプ50は、弁1
0が開放されているので必ずしも停止する必要はない
が、消費電力を少なくするために停止することが望まし
い。
【0050】ついで弁9を開放すると(S9)、インク
タンク5からインクタンク4にインクが移行しインクが
平準化する。ここで平準化とは、連結されたインクタン
ク4および5内の双方のインク面が等しくなり、インク
がどちらのタンクにも移動しない状態になることを意味
する。完全にインクタンク4,5内のインクが平準化さ
れたかは、インクタンク4,5の形状・インク流路8の
管径、弁9の管径によってその条件は異なるが、平準化
時間を見積もり、弁9が開いた時間からの待機時間によ
り平準化の完了の信号を不図示の供給系制御部に送る
(S10)。
【0051】供給系制御部は、前記信号を受け取ると弁
9,10を閉じ(S11,S12)、チューブポンプ5
0が駆動し(S13)、前述のインクタンク5へのイン
ク充填と同様の動作でインクタンク5の気室部を吸引・
減圧し補給タンク16のインクを吸い上げ、インクタン
ク5にインクを充填する。インクレベルセンサ23がイ
ンクを検知したら(S14)、弁10、9の順に開放し
(S15,S16)、チューブポンプ50を停止し(S
17)、一定時間待機し(S18)、インクの平準化を
図る。
【0052】以上の一連の動作を複数回繰り返すことに
より、インクタンク5のインク面をインクレベルセンサ
23近傍まで近づけることが可能である。この一連の動
作回数を適宜決めておけばよい。本実施形態では2回と
した。
【0053】次に、インクタンク2へのインク充填につ
いて図8、図9を用いて説明すると、まず、インクタン
ク4,5内のインクが平準化された後、弁9,10を閉
じ(S21,S22)、さらに弁22を開放する(S2
3)。チューブポンプ50を駆動すると(S24)、イ
ンクタンク5の気室部が吸引され、インクタンク5内の
圧力が低下していくため、インクタンク2内の圧力も低
下していく。なお、このとき、記録ヘッド1の吐出口は
不図示のキャッピング手段で塞がれているため吐出口か
ら空気が入ってくることはない。その結果、インクタン
ク4からインク流路6を通ってインクがインクタンク2
へ供給される。インクタンク2内にインクが溜まってイ
ンク流路7との接続口までくると、インクタンク2から
インクがインク流路7を通じてインクタンク5に導かれ
る。このようにしてインクタンク4内のインクがインク
タンク2を経て、インクタンク5へ移動し、すべてのタ
ンクにインクを充填することができる。
【0054】このとき、第4の弁21が開いて補給タン
ク16のインクが第4のインク流路14を経て第3のイ
ンクタンク5に流れてこないように、第4の弁21は弾
性部材27によって閉じる方向に付勢されている。
【0055】しかしながら、このままチューブポンプ5
0を駆動し続けると、インクタンク4の中のインクは減
少を続け、逆にインクタンク5の中のインクは増加しあ
ふれてしまう。そこで、上記動作はインクレベルセンサ
24がインクなしを検知する(S25)か、もしくはセ
ンサ23がインク有りを検知する(S26)かで終了す
る。
【0056】この後、弁10を開放し(S27)、イン
クタンク5を大気圧に戻す。さらにチューブポンプ50
の駆動を停止し(S28)、弁9を開放し(S29)、
一定時間待機し(S30)、インク平準化を行うと、画
像印字が可能な状態になる(S31)。
【0057】S21〜S30のインクの循環動作は、装
置の電源投入時、あるいは電源ONのまま長時間印字さ
れていない時にインク供給系内の気泡を取り除くために
行われる。
【0058】この後、不図示のコンピュータからの印字
指示の信号より画像が印字され(S32)、画像記録が
終了すると(S33)、インクレベルセンサ24がイン
クなしを検知しなければ、印字可能状態を保ち、もしイ
ンクなしを検知すると(S34)、インクタンク4,5
へのインク補給動作が開始される。
【0059】この動作では、弁9,10,22を閉じ
(S35,S36,S37)、チューブポンプ50を駆
動する(S38)とインクタンク5の気室部を吸引・減
圧し補給タンク16のインクを吸い上げ、インクタンク
5にインクを充填する。インクレベルセンサ23がイン
クを検知したら(S39)、弁10、9の順に開放し
(S40,S41)チューブポンプ50を停止し(S4
2)、一定時間待機し(S43)インクの平準化を図
る。
【0060】この後、記録を続けるならば、引き続きS
31の印字可能状態まで戻る。もし、記録を終了する
(S44)ならば、装置の電源を切り(S45)、一連
のインク補充動作を終了する。
【0061】画像記録を行うために装置を再起動した場
合、すでに各インクタンクにはインクが充填されている
ので、インク供給系内の気泡を取り除くためにS11か
らのインク循環動作を始めることでインクノズルへの気
泡の混入を防ぎ安定した印字が可能になる。
【0062】また、これら一連の動作でインクレベルセ
ンサ23が一定時間たってもインクを検知しない場合、
補給タンク16のインクが無くなったためであり、補給
タンクにインクを充填するか、またはインク充填された
補給タンクを交換するように表示する。
【0063】なお、本実施形態では、S21〜S30の
インク循環動作後に印字を開始するシーケンスとした
が、S24のチューブポンプによる送液量を少なくすれ
ばインクタンク2内の負圧はあまり変化しないため、イ
ンク循環中に印字を行うシーケンスにすることも可能で
ある。例えば、チューブポンプによる送液量を2ml/
分程度にすれば、インクタンク2内の負圧は10〜20
mmH2 O大きくなる(つまり、インクタンク4の液面
が実際より10〜20mm下がったのと同等である)だ
けであり、インクの吐出にはほとんど影響はない。
【0064】(実施形態2)先の実施形態では、第1の
弁を一般的な開閉弁としたが、第3のインクタンク5か
ら第2のインクタンク4への方向にのみインクの流れを
許す、いわゆる逆流防止弁としてもよい。第1の弁に逆
流防止弁を用いた実施形態を図10を用いて説明する。
【0065】本実施形態では、基本的には第1の実施形
態の第1の弁9のかわりに逆流防止弁301を設けただ
けである。逆流防止弁301は第2のインク流路8の第
2のインクタンク4への付け根部分に設けられ、円錐状
のテーパ部302と球303から構成される。球303
はインクより比重が大きいができるだけ軽量である方が
よく、例えば、ポリアセタール、ポリプロピレンなどの
プラスチック球を用いる。テーパ部は逆流防止弁が必ず
隙間なく閉じるように硬質ゴムのように若干の柔軟性を
有するものが好ましい。
【0066】制御系制御部より平準化の指令がくると、
第2の弁10が開く。そうすると、インクタンク5の気
室が大気に連通し、インクタンク4とインクタンク5の
インクの水頭差分の圧力によって球303が上方に押さ
れ、逆流防止弁301が開き、インクが流路8を通って
インクタンク5からインクタンクに流れ込む。インクタ
ンク4,5のインクレベルがほぼ等しくなったときに球
301はテーパ部302に再び接触しインクの流れは止
まる。
【0067】このように第1の弁9のかわりに逆流防止
弁301を設けると、機構およびシーケンスを簡略化す
ることができる。
【0068】また、逆に、第4の弁21には逆流防止弁
のかわりに、カムでチューブを潰す弁、電磁弁などの通
常の開閉弁を用いても同様の目的を達することができ
る。
【0069】さらに、前述の実施形態では、補給タンク
16から第3のインクタンク5へインクを吸引すること
でインクの補給を行ったが、インクの補給方法はこれに
限らない。例えば、第2のインクタンクへ、直接使用者
がボトルなどからインクを注いでもよいし、補給タンク
から第2もしくは第3のインクタンクへ別のポンプを用
いてインクを液送してもかまわない。
【0070】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0071】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0072】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0073】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0074】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0075】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0076】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0077】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0078】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクを移動させるのにチューブポンプを用いても、チ
ューブポンプに関わるチューブ中にインクを通過させな
い構成としたので、チューブポンプを用いた際にチュー
ブ内に発生する不純物が吐出に用いられるインクに混ざ
ることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク供給装置を含む捺染処理システ
ムを示す概略斜視図である。
【図2】本発明のインク供給装置の実施形態を示す概略
断面図である。
【図3】本発明のインク供給装置の一部を構成するポン
プを示す部分断面図である。
【図4】従来のインク供給装置の一例を示す概略断面図
である。
【図5】従来のインク供給装置の他の例を示す概略断面
図である。
【図6】本発明のインク供給装置の第1の実施形態にお
ける動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6に示したフローチャートに続くフローチャ
ートである。
【図8】図7に示したフローチャートに続くフローチャ
ートである。
【図9】図8に示したフローチャートに続くフローチャ
ートである。
【図10】本発明のインク供給装置の第2の実施形態の
要部を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 プリントヘッド 2 第1のインクタンク 3 キャリッジ 4 第2のインクタンク 5 第3のインクタンク 6 第1の流路 7 第3のインク流路 8 第2のインク流路 9 第1の弁 10 第2の弁 11 大気連通路 12 気室吸引路 13 廃インクタンク 14 第4のインク流路 15 第1の針部材 16 補給タンク 17 インク補給口 18 第2の針部材 19 大気連通孔 20 大気連通口 21 第4の弁 22 第3の弁 23 インクレベル検出手段 24 インクレベル検出手段 26 大気連通口 27 弾性部材 28 大気連通路 50 チューブポンプ 51 ローラ 52 ローラホルダ 53 回転軸 54 ローラ駆動軸 55 押圧部材 56 圧縮ばね 57 チューブ 100 インク供給路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントヘッドに供給されるインクを貯
    留する第1のインクタンクと、 該第1のインクタンクにインクを供給する第2のインク
    タンクと、 前記第1のインクタンクでオーバーフローしたインクを
    受け入れる第3のインクタンクと、 該第3のインクタンク内の気室部分を吸引するポンプ
    と、 前記第3のインクタンクから前記第2のインクタンクへ
    の経路に設けられた第1の弁とを有し、 該第1の弁を閉じた状態で前記ポンプを駆動すること
    で、前記第1のインクタンク内のインクを前記第3のイ
    ンクタンク内に導くと共に、前記第2のインクタンク内
    のインクを前記第1のインクタンク内に供給することを
    特徴とするインク供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の弁が前記第3のインクタンク
    から前記第2のインクタンクへのインクの流れのみを許
    す逆流防止弁であることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンク供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の弁の開放は、前記第3のイン
    クタンク内のインクレベルと前記第2のインクタンク内
    のインクレベルとの高低差に基づくものであることを特
    徴とする請求項2記載のインク供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第3のインクタンクの気室部分の大
    気との連通および遮断の切り替えを行う第2の弁をさら
    に含み、前記第1の弁および前記第2の弁を開くことで
    前記第3のインクタンク内のインクを前記第2のインク
    タンクに移動させることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンク供給装置。
  5. 【請求項5】 前記第3のインクタンク内のインクレベ
    ルを検出する第1のインクレベル検出手段および前記第
    2のインクタンク内のインクレベルを検出する第2のイ
    ンクレベル検出手段をさらに含み、前記第1のインクレ
    ベル検出手段は前記第2のインクレベル検出手段より高
    い位置にあることを特徴とする請求項4記載のインク供
    給装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のインクレベル検出手段により
    前記第3のインクタンク内の最大インクレベルを検出し
    たときに前記第1の弁および前記第2の弁を開放するこ
    とを特徴とする請求項5記載のインク供給装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のインクレベル検出手段により
    前記第2のインクタンク内の最小インクレベルを検出し
    たときに前記第1の弁および前記第2の弁を開放するこ
    とを特徴とする請求項5記載のインク供給装置。
  8. 【請求項8】 前記第3のインクタンクにインクを補給
    する交換可能な補給インクタンクをさらに連結したこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載のイン
    ク供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの項に記載のイ
    ンク供給装置からインクの供給を受けるプリントヘッド
    を用いてプリントを行うことを特徴とするプリント装
    置。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドはインクを吐出す
    るために用いられるエネルギとして、前記インクに熱エ
    ネルギを付与する熱エネルギ発生体を含むことを特徴と
    する請求項9記載のプリント装置。
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