JPH11137929A - フィルター材及びそれを用いたフィルター - Google Patents

フィルター材及びそれを用いたフィルター

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JPH11137929A
JPH11137929A JP9313407A JP31340797A JPH11137929A JP H11137929 A JPH11137929 A JP H11137929A JP 9313407 A JP9313407 A JP 9313407A JP 31340797 A JP31340797 A JP 31340797A JP H11137929 A JPH11137929 A JP H11137929A
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fibers
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Toshikazu Tomura
俊和 戸村
Tomoyoshi Murakami
友良 村上
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温長時間暴露される使用環境の石炭ボイラ
ー、鉄鋼、鋳鉄熔銑炉、セメントキルン、骨材乾燥炉及
び非鉄金属の炉等に使用されるフィルターとして好適に
使用できるフィルターを提供する。 【解決手段】 ウェブと、必要に応じその支持材とから
なり、ウェブ又はウェブと支持材の総重量に対し5重量
%以上がポリシアノアリールエーテル繊維であるフィル
ター材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型焼却炉用のバ
グフィルターや化学プラント等で使用されるフィルター
として好適に使用できるポリシアノアリールエーテル
(以下、PENということがある)繊維を含むフィルタ
ー材、及びそれを用いたフィルターに関する
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ焼却炉や石炭ボイラーのダスト
フィルターに、ポリフェニレンスルフィド(以下、PP
Sという)繊維製、フッ素樹脂繊維製等のフィルターが
広く用いられているが、ダイオキシン発生量の減少や処
理効率向上のため炉内温度が高温になってきているた
め、従来以上に高温下での長期耐熱性が求められてい
る。
【0003】そのようなフィルターとしては、PPS繊
維からなるフェルト及び織密度を規定したPPS製織物
を基布とし、基布の両面にウェブを構成するフェルトが
考案されている(特開平5−317620号)。また、
縦糸、横糸方向の織物を用いたフィルター(特開平3−
32711号)、PPS紡績糸製織物基布にPPS繊維
ウェブを絡合させた複合フェルトを用いたバグフィルタ
ー(特開平9−57026号)が提案されている。
【0004】しかし、いずれもフィルターがPPS(融
点270〜280℃,UL連続使用温度200℃)繊維
単独であるため、200〜230℃以上の長時間暴露に
耐えれる程の耐熱性、耐久性がなかった。又、炉内温度
を高くすると、発生するダストの径がさらに小さくなる
ため、従来のPPS繊維を主とするフィルター材では補
集効率を上げようとすると通気性が劣り、その結果ダス
ト払い落とし性が悪化してフィルターが目詰まりを起こ
す傾向があった。
【0005】これを解決するために、融点180℃以上
の有機繊維に太さを規定したガラス繊維を混合し、ダス
ト補集面に有機繊維とガラス繊維を部分的に融着(接
着)させたフィルター材が提案されている(特開平5−
245316号)。しかし、これは、ダスト補集効率や
ダスト払い落とし性は良いものの、高温で長時間使用す
ると有機繊維とガラス繊維の剥離が進行し、補集効率の
低下やフィルターの耐久性が不十分である問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温長期耐
熱性に優れ、ダスト払い落とし性に優れるフィルター
材、及びそれを用いたフィルターを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
つき鋭意検討を進めた結果、ポリシアノアリールエーテ
ルを繊維化してフィルター材に用いることで、上記問題
を解消したフィルターを得ることに想到した。即ち本発
明は、(1)ウェブと、必要に応じその支持材とからな
り、ウェブ又はウェブと支持材の総重量に対し5重量%
以上がポリシアノアリールエーテル繊維であるフィルタ
ー材、(2)230℃乾熱収縮率が2.5%以下、23
0℃乾熱クリープ率が1.5%以下である(1)記載の
フィルター材、(3)ポリシアノアリールエーテル繊
維、又はポリシアノアリールエーテル繊維とそれ以外の
有機繊維からなる基布に、ポリシアノアリールエーテル
繊維及び/又はそれ以外の有機繊維からなるウェブを積
層させた(1)又は(2)に記載のフィルター材、
(4)ポリシアノアリールエーテル繊維以外の有機繊維
が、融点250℃以上の樹脂から製造される繊維である
(3)記載のフィルター材、(5)ポリシアノアリール
エーテル繊維以外の有機繊維がポリアリーレンスルフィ
ド繊維及び/又はポリエーテルエーテルケトン繊維であ
る(3)記載のフィルター材、(6)ポリシアノアリー
ルエーテル繊維の繊維径が0.1〜300μmである
(1)〜(5)のいずれかに記載のフィルター材、
(7)フィルターの230乾熱収縮率が℃で2.5%以
下、230℃乾熱クリープ率が1.5%以下であり、ウ
ェブと必要に応じその支持材とからなり、ウェブ又はウ
ェブと支持材の総重量に対し、5重量%以上のポリシア
ノアリールエーテル繊維含むフィルター、及び(8)
(1)〜(6)のいずれかに記載のフィルター材からな
るバグフィルターを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフィルター材、及
びそれを用いたフィルターについて各要件ごとに具体的
に説明する。 1.フィルター材及びそれを用いたフィルター (1)フィルター材 本発明のフィルター材とは、フィルターの炉布面を構成
する物であって、ウェブと必要に応じその支持材とから
なり、ウェブ又はウェブと支持材の総重量に対し5重量
%以上がポリシアノアリールエーテル繊維であるもので
あれば特に制限はない。
【0009】本発明フィルター材中のPEN繊維の含有
量は、5重量%以上、好ましくは5〜70重量%、更に
好ましくは10〜50重量%である。5重量%未満の場
合、フィルターの長期耐熱性が不足するため、高温環境
下での寸法安定性が悪化して使用中破損する恐れがあ
る。又、PEN繊維の含有量が5重量%以上のフィルタ
ー材を用いたフィルターのダスト払い落とし性は、従来
のPPS繊維製フィルターより明らかに向上している。
この効果はフィルターの寿命を長くすることに繋がる。
【0010】本発明のフィルターは、大型焼却炉のよう
に雰囲気温度200℃以上で長時間使用し、1年間フィ
ルター交換なし等の厳しい使用条件にも対応するため、
フィルターの230℃乾熱収縮率が2.5%以下、かつ
230℃クリープ率が1.5%以下であることが好まし
い。その範囲を外れると、高温環境下で使用中、フィル
ターが大きく変形し破損することがある。
【0011】そのようなフィルターを得るには、用いる
フィルター材の230℃乾熱収縮率230℃クリープ率
も上記範囲内にあることが好ましい。更に本発明のフィ
ルター材は高強度を得るために、支持材の片面、又は両
面にウェブを積層した構造のものが好ましく用いられ
る。その場合、高温に長時間暴露されることによる強度
劣化を防ぐため、支持材にPEN繊維が存在することが
好ましく、支持材を100重量%として、その5重量%
以上、好ましくは5〜70重量%、更に好ましくは10
〜50重量% 存在すると上記効果がより発現する。
【0012】尚、本発明の支持材とは、ウェブを積層す
ることができるものであれば特に制限はなく、織物、編
物、不織布、メッシュ等からなる基布、通気性を確保す
るために多数孔を開けたフィルム、シートが挙げられ
る。基布については上記PEN繊維の他に後述する有機
繊維、ガラス繊維、ステンレス繊維等の繊維状無機フィ
ラーが挙げられ、多孔性のフィルム、シートについては
金属、セラミックス等が挙げられる。
【0013】ウェブについても、好ましくはPENを支
持材と同じように含有させることが好ましいが、ウェブ
の強度がフィルター材の強度に余り寄与しない場合、使
用温度が若干低い場合等は、PEN以外の有機繊維の
み、例えばポリアリーレンスルフィドやポリエーテルエ
ーテルケトン繊維のみで構成されていても良い。ウェブ
を構成する繊維の繊維径は目的とするフィルターに応じ
て適宜選択すれば良い。例えば、非常に微細なダストも
集塵する場合は、繊維径が1μm以下のメルトブロー不
織布を用いることが考えられるし、大型焼却炉内のダス
トを集塵するフィルターの場合は、繊維径が1〜50μ
mのウェブをニードルパンチ法で基布と積層させれば良
い。
【0014】ウェブと支持材の積層方法は、縫製及びニ
ードルパンチ法が通常であるが、支持材とウェブを全面
接着しない場合は、耐熱性、耐薬品性が良好な接着剤が
使用できる。ウェブと支持材の積層構成は、支持材の片
面、又は両面にウェブが積層されておれば特に制限な
い。一つのフィルター材中のウェブ、支持材のいずれか
が複層でも構わない。 (2)フィルター 本発明のフィルターは、前述のフィルター材を公知の方
法でフィルターに成形したものであれば特に制限はない
が、好ましくは袋状に成形したバグフィルターである。 2.フィルター材及びそれを用いたフィルターを構成す
る繊維 (1)ポリシアノアリールエーテル繊維 本発明のフィルター材に用いられるPEN繊維は、式1
の繰り返し単位からなるポリマーを紡糸したものであ
る。PENの分子量は特に制限ないが、還元粘度(p-ク
ロロフェノール, 0.2g/dl, 60℃)0.5〜1.5の物が
耐熱性及び成形性の面から好ましく、特に0.7〜1.3が
より好ましい。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】(式中、Arはアリール基、例えば式2〜
6のアリール基)PEN繊維の製造方法は特に制限はな
く、通常の溶融紡糸方法が使用できる(例えば特開平6
−184818号参照)。繊維径が1μm以下の繊維を
得る場合はメルトブロー法を用いても良い。PEN繊維
の繊維径は特に制限はないが、0.1〜300μm程度の
範囲にあることが好ましい。300μmを超えると基布
に加工する際に加工性が悪くなったり、高温時の繊維強
度が不足することがあり好ましくない。また、0.1μm
未満のPEN繊維を用いると、通気性の悪化、高温時の
繊維強度不足、及び繊維の生産性が低下することがあり
好ましくない。
【0022】PEN繊維の強度は、フィルターの強度に
大きく寄与する部分(通常は基布)に使用する場合は、
繊維強度が2g/デニール以上あることが望ましい。 (2)有機繊維 本発明のフィルター等で用いられる有機繊維としては、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEKと略称)繊維、
ポリアリーレンスルフィド繊維(PASと略称)、ポリ
テトラフロロエチレン繊維、アラミド繊維、ポリイミド
繊維、ポリエステル繊維、66ナイロン等が挙げられ
る。
【0023】本発明のフィルターは、雰囲気温度200
〜230℃以上で長時間使用されることもあるため、融
点が250℃以上の樹脂からなる繊維が好ましい。融点
が250℃未満の有機繊維を用いると、高温長時間下使
用した場合、基布やフェルト強度の低下が大きく、1年
間以上の長期使用に耐えられない。又、材料劣化及び/
又はフィルターの熱乾収縮率や乾熱クリープ率が大きく
なり、その結果、破断することもある。
【0024】前記繊維の中では、ポリテトラフルオロエ
チレン繊維は160℃を超える雰囲気温度では、繊維が
著しく軟化すること、及びPEN繊維との混合によるフ
ェルトにおいて繊維間の剥離が起こりやすく好ましくな
い。ポリエステル繊維や66ナイロン繊維、アラミド繊
維の融点は250℃以上であるが長期耐熱温度(UL規
格)が200℃以下であり、200℃以上の雰囲気に長
期に亘り暴露させるダスト補集フィルター等には好まし
くない。
【0025】前記繊維の中では、融点、長期耐熱温度
(UL規格)が比較的高いPEEK,PASが好まし
い。
【0026】
【実施例】次に実施例及び比較例により本発明を説明す
る。基布及びフィルター材の引張強度、230℃乾熱収
縮率、230℃乾熱クリープ率、ダスト補集効率ダスト
払い落とし性、フィルターの耐久性試験は下記方法で評
価した。 1.各種評価方法評価 (1)引張強さの測定方法 試料長さ:50mm×200mm角、試料幅:50m
m、つかみ間隔10cm及び引張速度100mm/mi
n.で室温及び230℃下でJIS−L−1096A法
にに準拠した引張試験を行った。フィルター材の応力−
歪み曲線には基布が破断する点とウェブが破断する点が
現れるが、基布が破断する点をフィルタ材の引張強さと
した。 (2)230℃乾熱収縮率 400mm角の試料を作成し、縦糸、横糸方向に200
mm間隔でマーキングした後、該試料を230℃の乾燥
機内の板上に3時間静置した。試料を乾燥機から取り出
し、マーキング間隔を測定し、次式から試料数3個の平
均を230℃乾熱収縮率とした。
【0027】 乾熱収縮率(%)=100(L−L' )/L Lは熱処理前の長さ、L' は熱処理後の長さ (3)230℃乾熱クリープ率 300mm長×50mm幅の試料を作成し、縦糸方向に
200mm間隔でマーキングした。この試料に1Lbの
荷重をかけ、乾燥機内に吊るし、230℃で3時間放置
した。取り出した試料のマーキング間隔を測定し、次式
から試料数3個の平均を230℃乾熱収縮率とした。
【0028】 乾熱クリープ率(%)=100(L' −L)/L Lは熱処理前の長さ、L' は熱処理後の長さ (4)ダスト補集効率 ダストとして消石灰(JIS超特級)を用い、ダスト濃
度10g/m3 、風速3.0m/min.で濾過を行い、
圧力損失が150mmAqに達するまでのダスト供給量
及びフィルター材を通過したダスト重量から求めた。 (5)ダスト払い落とし率 ダストとして消石灰(JIS超特級)を用い、ダスト濃
度10g/m3 、風速3.0m/min.で濾過を行い、
圧力損失が150mmAqに達した後、5m/min.
の圧縮空気を60秒間逆風で当て、払い落とし重量を測
定し、ダスト払い落とし率を求めた。
【0029】〔実施例1〕PEN樹脂を、L/D=2、
直径=0.3mmφの吐出口50個を有するノズルをもつ
L/D=26の2軸押出機に、押出機温度280〜35
0℃、バック温度350℃、ノズル温度352℃の条件
でかけた。押し出されたストランドを、600m/分で
紡糸してPEN繊維(繊維径15μm,繊維強度40k
g/mm2)を製造した。
【0030】次にこの繊維を用いて合糸本数4本の撚糸
をつくり、経糸に2.54cm当たり28本、横糸に
2.54cm当たり18本の平織物を造った。この織物
を250℃で1分間オーバーフィードを与えつつヒート
セットした。この織物を基布とした。引張強さを表1に
示す。この基布に上記PEN繊維を繊維長51mmにカ
ッティングしたウェブを積層し、ニードルパンチを施し
目付け約540g/m2 のフィルター材を形成した。次
に火炎処理・ロール処理を行い所定の幅に仕上げた。こ
のフィルター材の引張強さ、乾熱収縮率、乾熱クリープ
率、ダスト捕集率、ダスト払い落とし率の測定結果を表
1に記す。次に、このフィルター材を袋状に縫製した。
これを石炭ボイラー排ガス集塵用フィルター材として装
着・運転に供し、1年後の状態を観察した 評価結果を
表1に示す。尚、使用したPEN樹脂は出光マテリアル
製RFSグレードであり、前記式1のArが前記式2、
還元粘度が1.23 g/dlのものである。
【0031】
【表1】
【0032】〔実施例2〜9及び比較例1〕PEN繊維
と有機繊維を混合した基布、ウェブを用いたフィルタ−
材は次のようにして調製した。PPS繊維の場合、繊維
径14.5μmのPPS繊維(帝人製)を用い、実施例
1と同様の方法で、合糸本数4本の撚糸を作り、所定の
PEN繊維/PPS繊維の割合になるように、経糸に
2.54cm当たり28本,緯糸に2.54cm当たり
18本の平織物を造った。ヒートセットは230℃で1
分間行った。これを基布とし、繊維径14.5μm、長
さ51mmのPPS繊維(帝人製)を用いてウェブを積
層し、実施例1と同様の方法でフェルトを作成した。P
EN繊維との混合比率を表1に示す。
【0033】PEEK繊維は、繊維径20μm(ICI
製)の連続繊維を51mmにカッティングしてウェブに
用い、実施例1と同様の方法でフェルトを作製した。実
施例2〜9及び比較例1の評価結果を表1に記す。
【0034】
【発明の効果】本発明の工業用フィルター材は、200
℃以上の雰囲気温度下で長時間暴露されるような過酷な
使用環境下においても、長期使用を可能にするフィルタ
ーを提供する。また、従来のフィルターに比べ長期耐熱
性が向上したことに加えて、ダスト払い落とし性も向上
しており、更に高温使用環境下でのフィルター寿命が伸
びるという予想外のメリットもある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01F 6/66 D01F 6/66 D04H 1/42 D04H 1/42 Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブと、必要に応じその支持材とから
    なり、ウェブ又はウェブと支持材の総重量に対し5重量
    %以上がポリシアノアリールエーテル繊維であるフィル
    ター材。
  2. 【請求項2】 230℃乾熱収縮率が2.5%以下、2
    30℃乾熱クリープ率が1.5%以下である請求項1記
    載のフィルター材。
  3. 【請求項3】 ポリシアノアリールエーテル繊維、又は
    ポリシアノアリールエーテル繊維とそれ以外の有機繊維
    からなる基布に、ポリシアノアリールエーテル繊維及び
    /又はそれ以外の有機繊維からなるウェブを積層させた
    請求項1又は2に記載のフィルター材。
  4. 【請求項4】 ポリシアノアリールエーテル繊維以外の
    有機繊維が、融点250℃以上の樹脂から製造される繊
    維である請求項3記載のフィルター材。
  5. 【請求項5】 ポリシアノアリールエーテル繊維以外の
    有機繊維がポリアリーレンスルフィド繊維及び/又はポ
    リエーテルエーテルケトン繊維である請求項3に記載の
    フィルター材。
  6. 【請求項6】 ポリシアノアリールエーテル繊維の繊維
    径が0.1〜300μmである請求項1〜5のいずれか
    に記載のフィルター材。
  7. 【請求項7】 フィルターの230℃乾熱収縮率が2.
    5%以下、230℃乾熱クリープ率が1.5%以下であ
    り、ウェブと必要に応じその支持材とからなり、ウェブ
    又はウェブと支持材の総重量に対し、5重量%以上のポ
    リシアノアリールエーテル繊維含むフィルター。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のフィル
    ター材からなるバグフィルター。
JP9313407A 1997-11-14 1997-11-14 フィルター材及びそれを用いたフィルター Pending JPH11137929A (ja)

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