JPH11136693A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JPH11136693A
JPH11136693A JP9301019A JP30101997A JPH11136693A JP H11136693 A JPH11136693 A JP H11136693A JP 9301019 A JP9301019 A JP 9301019A JP 30101997 A JP30101997 A JP 30101997A JP H11136693 A JPH11136693 A JP H11136693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
luminance
color
band
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9301019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3917733B2 (ja
Inventor
Shoichi Amano
正一 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30101997A priority Critical patent/JP3917733B2/ja
Publication of JPH11136693A publication Critical patent/JPH11136693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3917733B2 publication Critical patent/JP3917733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の色相についての輝度再現性に自由度を
与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にて
S/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得るこ
とができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上さ
せる。 【解決手段】 色相検出回路39が検出した所望の色相
が検出された場合についてのみに、補正信号作成回路4
0が作成した補正信号C’を輝度補正部43に出力する
ことで、輝度補正部43で高帯域輝度信号YHと補正量
C’を加算し輝度レベルの補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、更
に詳しくは補色フィルタを有する固体撮像素子からの撮
像信号による輝度信号の生成部分に特徴のある電子内視
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より電子内視鏡装置の映像信号処理
回路では、挿入部先端に設けられた固体撮像素子(以
下、CCDと略す)により被写体を撮像し、映像信号処
理部において映像信号を生成して観察画像をモニタに表
示している。
【0003】CCDの前面に補色フィルタを有する単板
形式の電子内視鏡からの撮像信号を信号処理する映像信
号処理回路においては、図9に示すように、CCD10
1から読み出された撮像信号はローパスフィルタ(以
下、LPFと略記する)102によって色キャリア成分
が除去され、高帯域輝度信号YHが得られる。また、L
PF103は前記LPF102よりも低いカットオフ周
波数のものが用いられ、これにより低帯域輝度信号YL
が得られる。バンドパスフィルタ(BPF)104で
は、前記撮像信号から色キャリア成分を抽出が用いら
れ、これにより線順次色差信号CR/CBが得られる。
【0004】前記線順次色差信号CR/CBは1H遅延線
105とセレクタ106によって同時化され、色差信号
CR(=2R−G)、CB(=2B−G)が得られる。前
記YL及びCR、CB信号は、第1のマトリクス回路10
7に入力され、以下の行列式によって原色RGB信号に
変換される。
【0005】
【数1】 上式において、K11〜K33は、接続されるCCD101
の分光感度特性を考慮し、例えば赤を撮像した場合には
R信号が大きくなるように設定する。
【0006】前記原色RGB信号は、ホワイトバランス
補正回路108において、光源の色温度変化に対する補
色フィルタの分光感度特定のばらつきを補正している。
【0007】ホワイトバランス補正回路108でのホワ
イトバランス後のRGB信号は、γ補正回路109にお
いてR、G、B独立にγ補正が施され、第2のマトリク
ス回路110によって、以下に示すようなNTSC方式
の規格にあった変換によって再度輝度信号YL’、色差
信号R−Y、B−Y信号に変換される。
【0008】
【数2】 上記第2のマトリクス回路110によって得られた輝度
信号YL’は次のような特徴を持っている。
【0009】(1)ホワイトバランス補正後のRGB信
号より生成されるため、輝度再現性が良い。
【0010】(2)色差信号との演算により混色が生じ
ており、S/Nが悪い。
【0011】一方、前記高帯域輝度信号YHは、エンハ
ンス回路111により輪郭補償された後、γ補正回路1
12において輝度成分についてのγ補正が施される。
【0012】ここで、前記高帯域輝度信号YH信号はC
CD101の撮像信号から色キャリア成分を除去して得
られるものであるため、画素の混色はなく、S/Nの劣
化は生じていない。
【0013】しかし、その分光感度特性は、補色フィル
タの分光感度に依存し、実際の目の視感度とは異なるた
め輝度再現性の悪いものである。
【0014】そのため、従来は、S/Nは悪いが輝度再
現性の良い前記YL’信号を、加算器113によって、
輝度再現性は悪いがS/Nの良い前記YH信号に加算す
ることでこの問題を改善し、エンコーダ114によって
前記R−Y、B−Y信号と、補正後の高帯域輝度信号Y
H’を用いてビデオ信号に変換していた。
【0015】ところが、前述したように、前記YL’信
号はS/Nが悪く、補正によって輝度再現性とS/Nが
トレードオフになるという問題があった。
【0016】そこで、例えば特開平2−288574号
公報においては、色の評価手段を設け、S/Nは良いが
輝度再現性の悪いYH信号と、S/Nは悪いが輝度再現
性の良いYL’信号の混合比を色相により制御して補正
信号を生成し、S/Nの劣化を防ぐ提案がなされてい
る。
【0017】すなわち、図9に示した構成と同様の構成
には同一の符号を付し詳細な説明は省略するが、特開平
2−288574号公報では、図10に示すように、第
2のマトリクス回路110によって得られた色差信号R
−Y、B−Yは、評価回路121に入力されて色の飽和
度、色温度等の評価を行い、その評価結果を加算器12
2に出力する。加算器122では、高帯域輝度信号YH
と、前記YL’を、前記評価結果に応じて異なる混合比
にて加算する。これにより、被写体の色情報に応じてS
/Nの良いYH信号と輝度再現性の高いYL’信号の利点
を生かしながら、S/N劣化が少なく輝度再現性の高い
輝度信号を得ることを可能としている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−288
574号公報においては、原色RGB信号によってホワ
イトバランス補正を行った後に、再度低帯域輝度信号Y
L’を生成し、これを低帯域輝度信号YLとある比率で混
合し補正量を生成することで、S/Nの劣化を防止する
試みがなされている。
【0019】しかしながら、評価回路121や混合比の
選択を行うための加算器122等の手段が、非常に複雑
になるという問題がある。
【0020】また、補正の自由度も低いため、特定の色
相について着目した場合、十分な補正が得られないとい
った問題もある。特に、医用電子内視鏡装置において
は、被写体は赤系の色相がほとんどであり、輝度再現性
は、赤系の色相で非常に重要となる。また、出血部位な
ど彩度の高い赤色を近接から撮像する場合が多く、この
ような場合には、色再現性を重視するために輝度再現性
が特に損なわれがちとなっていた。このような場合に輝
度再現性が損なわれると、観察部位の起伏が観察しづら
くなるため、検査に支障をきたす虞がある。
【0021】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与
え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS
/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ること
ができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させ
ることのできる電子内視鏡装置を提供することを目的と
している。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、挿入部の先端部に補色フィルタを有する固体撮像素
子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子から出力さ
れる撮像信号から映像信号を生成する映像信号処理部と
を備えた電子内視鏡装置において、前記固体撮像素子か
ら出力される撮像信号から高帯域輝度信号を生成する輝
度信号生成手段と、前記固体撮像手段から出力される撮
像信号から複数の低帯域色信号を生成する色信号生成手
段と、前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の低
帯域色信号を用いて色相を検出する色相検出手段と、前
記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色信号を
用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段
と、前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を
受けて前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段とを
備えて構成される。
【0023】本発明の電子内視鏡装置では、前記色相検
出手段が前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の
低帯域色信号を用いて色相を検出し、前記補正量生成手
段が前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色
信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、前記輝度補
正手段が前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出
力を受けて前記高帯域輝度信号を補正することで、所望
の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応
じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を
防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視
鏡検査における診断性と安全性を向上させることを可能
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0025】図1ないし図8は本発明の一実施の形態に
係わり、図1は電子内視鏡装置の構成を示す構成図、図
2は図1の補色フィルタの構成を示す構成図、図3は図
1の映像信号処理装置の構成を示す構成図、図4は図3
の色相検出回路の構成を示す構成図、図5は図3の補正
量生成回路の構成を示す構成図、図6は図4の色相検出
回路の変形例の構成を示す構成図、図7は図5の補正量
生成回路の第1の変形例の構成を示す構成図、図8は図
5の補正量生成回路の第2の変形例の構成を示す構成図
である。
【0026】図1に示すように、本実施の形態の電子内
視鏡装置1は、体腔内に挿入する可撓性を有する挿入部
2及び挿入部2の基端側に設けられた操作部3よりなり
体腔内の観察部位を撮像する電子内視鏡4と、この電子
内視鏡4に照明光を供給する光源装置5と、電子内視鏡
4からの撮像信号を信号処理しモニタ6に前記観察部位
の画像を表示させる映像信号処理装置7とを備えて構成
される。
【0027】電子内視鏡4は、操作部3から延出するユ
ニバーサルケーブル8により映像信号処理装置7に接続
され、さらにライトガイドケーブル9を介して光源装置
5に接続されている。
【0028】光源装置5から供給される照明光は、前記
のライトガイドケーブル9、ユニバーサルケーブル8及
び電子内視鏡4の挿入部2内を挿通するライトガイド1
0により挿入部2の先端に伝送され、ライトガイド10
の出射端面より図示しない観察部位に照射されるように
なっている。
【0029】観察部位の光学像は、電子内視鏡4の挿入
部2の先端面に設けられた、図2に示すマゼンダ(M
g)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イエロー(Y
e)の各色フィルタを配列した色コーディング用の補色
フィルタ11により光学的に色分離された後、結像レン
ズ12により固体撮像素子、例えばCCD13の受光面
に結像するようになっている。
【0030】そして、CCD13により光電変換され得
られた撮像信号は、挿入部2及びユニバーサルケーブル
8内を挿通する図示しない信号線により前記映像信号処
理装置7に伝送されるようになっている。
【0031】図3に示すように、映像信号処理装置7で
は、CCD13から出力された撮像信号は、輝度生成部
20及び色生成部30に入力される。
【0032】輝度生成部20では、LPF21によって
撮像信号から高帯域輝度信号YHを生成し、LPF21
によって生成された高帯域輝度信号YHに対してエンハ
ンス回路22により輪郭補償が施され、さらにγ補正回
路23によって輝度成分についてのγ補正が施される。
【0033】色生成部30では、バンドパスフィルタ
(以下、BPFと略記する)31によって撮像信号か
ら、カラーキャリア成分を抽出し、線順次色差信号CR
/CBを生成する。
【0034】さらに色生成部30では、1H遅延回路3
2によって線順次色差信号CR/CBに対して1Hの遅延
を行い、セレクタ33によって遅延された線順次色差信
号CR/CBと遅延されない線順次色差信号CR/CBを1
H毎に切り換える。これにより、前記線順次色差信号C
R/CBは同時化され出力される(CR、CB)。
【0035】そして、前記CR、CB信号及び輝度生成部
20のLPF21によって色キャリア成分が除去された
高帯域輝度信号YHは、第1のマトリクス回路34に入
力され、以下の行列式によって原色RGB信号に変換さ
れる。
【0036】
【数3】 このとき、k11〜k33は、接続されるCCD13の分光
感度特性を考慮し、例えば赤を撮像したときはR信号が
大きくなるように設定する。
【0037】以上のようにして得られたRGB信号は、
LPF35a、35b、35cによって低帯域に制限さ
れる。
【0038】LPF35a、35b、35cを介したR
GB信号は、ホワイトバランス回路37に入力され、ホ
ワイトバランス回路37において、白を撮像したときに
R:G:B=1:1:1となるように、R,B信号に対
してゲイン調整を行い、光源の色温度変化に対して白の
バランスがとられる。
【0039】ホワイトバランス回路37によりホワイト
バランス補償がなされたRGB信号は、次段のγ補正回
路38、色相検出回路39及び補正量生成回路40に出
力される。
【0040】γ補正回路38は色成分のγ補正を行い第
2のマトリクス回路41に出力し、第2のマトリクス回
路41によって再度色差信号R−Y、B−Yに変換され
る。
【0041】色相検出回路39は、図4に示すように、
ホワイトバランス回路37より入力されたG信号を係数
器39aによりk倍しG’信号を得、またB信号を係数
器39bによりm倍しB’信号を得る。このG’及び
B’信号は加算器39cによって加算され、判別回路3
9dに入力される。判別回路39dは、加算器39cに
よって加算されたG’+B’とR信号の大きさについて
比較を行い、次に示す判別式によって、色相の判別を行
う。
【0042】 判別式:R≧k×G+m×Bのとき、補正指示信号発生 R<k×G+m×Bのとき、補正指示信号なし 補正量生成回路40は、図5に示すように、ホワイトバ
ランス回路37より入力されたG信号を係数器40aに
よりk倍しG’信号を得、またB信号を係数器40bに
よってm倍しB’信号を得る。係数倍されたG’及び
B’信号は加算器40cによって加算され、加算器40
dに入力される。加算器40dは、加算器40cの出力
とR信号の演算を行い、以下の信号Cを発生する。
【0043】C=R−(k×G+m×B) ここで、k=m=1の場合を考える。被写体色が赤原色
の場合、G=B=0であり、C=Rとなる。次に被写体
色が黄色の場合はR=G、B=0となり、C=R−G=
0となる。同様に、被写体がマゼンダの場合もC=0と
なる。
【0044】つまり、被写体色が赤の場合補正信号Cは
最大値Rとなり、黄色、マゼンダに近付くにつれて小さ
くなる。さらに、G、Cy、Bの方面の色となると、R
<G+BとなるためにC=0となる。つまり、被写体の
色相がRに近いほど補正信号Cの値が大きくなる。この
補正信号Cは、係数器40eによってn倍されて最適化
が行われた後にC’として出力される。
【0045】なお、色相検出回路39及び補正量生成回
路40の上記構成例においては、係数器39aと係数器
40a、係数器39bと係数器40b及び加算器39c
と加算器40cは、動作が同様であり、共通とすること
ができるため、回路の簡易化が可能である。
【0046】図3に戻り、前記色相検出回路39によっ
て得られた補正指示信号及び前記補正信号作成回路40
より出力された補正信号C’は、セレクタ42に入力さ
れる。セレクタ42は、色相検出回路39からの補正指
示信号に基づき所望の色相が検出された場合についての
み前記補正信号C’を輝度補正部43に出力する。
【0047】輝度補正部43は、例えばYH’=YH+
C’のようにして高帯域輝度信号YHと補正量C’を加
算し、これにより輝度レベルの補正を行う。なお、輝度
補正部43を乗算器等より構成し、YH’=YH×C’と
することでレベル補正してもよい。
【0048】そして、第2のマトリクス回路41によっ
て得られた再度色差信号R−Y、B−Yと共に、補正後
の高帯域輝度信号YH’が同時にエンコーダ44に入力
され、エンコーダ44により標準テレビジョン信号へ変
換されてモニタ6に出力される。
【0049】このように本実施の形態では、色相検出回
路39が検出した所望の色相が検出された場合について
のみに、補正信号作成回路40が作成した補正信号C’
を輝度補正部43に出力することで、輝度補正部43で
高帯域輝度信号YHと補正量C’を加算し輝度レベルの
補正を行うので、所望の色相についての輝度再現性に自
由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構
成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を
得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を
向上させることができる。
【0050】なお、本実施の形態では、ホワイトバラン
ス補正後のRGB信号により色相の検出及び補正信号の
作成を行っているが、ホワイトバランス補正前のRGB
信号により行ってもよいし、第2のマトリクス回路41
より得られた色差信号R−Y、B−Yを用いて行っても
よい。いずれの場合においても、所望の色相を検出し
て、その色相によって最適な補正量を生成することで、
同様の効果を得ることができる。
【0051】また、図6に示すように、外部の図示しな
い指示手段からの制御信号a、bにより乗算係数u、v
を可変できる係数器51、52を係数器39a、39b
の代わりに構成した色相検出回路39でもよく、この場
合、乗算係数u、vを可変することで、補正する色相を
マゼンダ方向、Ye方向に変化させることが可能とな
る。
【0052】さらに、図7に示すように、外部の図示し
ない指示手段からの制御信号Lによりゲインwを可変で
きる係数器53を係数器40eの代わりに構成した補正
信号作成回路40でもよく、この場合、係数器53のゲ
インを外部からの制御信号Lにより変化させることで、
被写体の輝度成分の補正量を観察者の好みに応じて選択
することが可能となる。
【0053】また、図8に示すように、加算器40dと
係数器40eとの間に、LPFやコアリングにより構成
されるノイズ低減回路54を設けて補正信号作成回路4
0を構成しても良く、これにより補正信号Cについて、
さらに低ノイズ化を図ることが可能となる。
【0054】[付記] (付記項1) 挿入部の先端部に補色フィルタを有する
固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子
から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信
号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、前記固体
撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝度信号を
生成する輝度信号生成手段と、前記固体撮像手段から出
力される撮像信号から複数の低帯域色信号を生成する色
信号生成手段と、前記低帯域色信号のうち少なくとも1
つ以上の低帯域色信号を用いて、色相を検出する色相検
出手段と、前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低
帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成する補正
量生成手段と、前記色相検出手段及び前記補正量生成手
段の出力を受けて、前記高帯域輝度信号を補正する輝度
補正手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
【0055】(付記項2) 前記色信号生成手段は、ホ
ワイトバランス補正手段を有し、ホワイトバランス補正
前またはホワイトバランス補正後の前記低帯域色信号
を、原色RGB信号もしくは色差信号R−Y、B−Y信
号として出力可能であることを特徴とする付記項1に記
載の電子内視鏡装置。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子内視鏡
装置によれば、色相検出手段が低帯域色信号のうち少な
くとも1つ以上の低帯域色信号を用いて色相を検出し、
補正量生成手段が低帯域色信号の少なくとも1つ以上の
低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、輝
度補正手段が色相検出手段及び補正量生成手段の出力を
受けて高帯域輝度信号を補正するので、所望の色相につ
いての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な
補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると
共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査にお
ける診断性と安全性を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子内視鏡装置の
構成を示す構成図
【図2】図1の補色フィルタの構成を示す構成図
【図3】図1の映像信号処理装置の構成を示す構成図
【図4】図3の色相検出回路の構成を示す構成図
【図5】図3の補正量生成回路の構成を示す構成図
【図6】図4の色相検出回路の変形例の構成を示す構成
【図7】図5の補正量生成回路の第1の変形例の構成を
示す構成図
【図8】図5の補正量生成回路の第2の変形例の構成を
示す構成図
【図9】第1の従来例の映像信号処理装置の構成を示す
構成図
【図10】第2の従来例の映像信号処理装置の構成を示
す構成図
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置 4…電子内視鏡 5…光源装置 6…モニタ 7…映像信号処理装置 11…補色フィルタ 13…CCD 20…輝度生成部 21、35a、35b、35c…LPF 22…エンハンス回路 23、38…γ補正回路 30…色生成部 31…BPF 32…1H遅延回路 33、42…セレクタ 34…第1のマトリクス回路 37…ホワイトバランス回路 39…色相検出回路 39a、39b、40a、40b、40e…係数器 39c、40c、40d…加算器 39d…判別回路 40…補正量生成回路 41…第2のマトリクス回路 43…輝度補正部 44…エンコーダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部に補色フィルタを有する
    固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子
    から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信
    号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、 前記固体撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝
    度信号を生成する輝度信号生成手段と、 前記固体撮像手段から出力される撮像信号から複数の低
    帯域色信号を生成する色信号生成手段と、 前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の低帯域色
    信号を用いて、色相を検出する色相検出手段と、 前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色信号
    を用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段
    と、 前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受け
    て、前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段とを備
    えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
JP30101997A 1997-10-31 1997-10-31 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3917733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30101997A JP3917733B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30101997A JP3917733B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11136693A true JPH11136693A (ja) 1999-05-21
JP3917733B2 JP3917733B2 (ja) 2007-05-23

Family

ID=17891872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30101997A Expired - Fee Related JP3917733B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3917733B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135425A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Sony Corp 固体撮像素子の信号処理装置及び方法並びに撮像装置
US7215366B2 (en) 2000-09-18 2007-05-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Tone correcting circuit and hue correcting circuit
JP2008178481A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Hoya Corp 画像処理装置
WO2010016166A1 (ja) * 2008-08-04 2010-02-11 パナソニック株式会社 撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び半導体集積回路
US7880937B2 (en) 2004-10-20 2011-02-01 Fujinon Corporation Electronic endoscope apparatus
JP2011194111A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Olympus Corp 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215366B2 (en) 2000-09-18 2007-05-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Tone correcting circuit and hue correcting circuit
US7880937B2 (en) 2004-10-20 2011-02-01 Fujinon Corporation Electronic endoscope apparatus
JP2006135425A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Sony Corp 固体撮像素子の信号処理装置及び方法並びに撮像装置
JP4661168B2 (ja) * 2004-11-02 2011-03-30 ソニー株式会社 固体撮像素子の信号処理装置及び方法並びに撮像装置
JP2008178481A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Hoya Corp 画像処理装置
US8233038B2 (en) 2007-01-23 2012-07-31 Hoya Corporation Image-signal processing unit
WO2010016166A1 (ja) * 2008-08-04 2010-02-11 パナソニック株式会社 撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び半導体集積回路
US8223219B2 (en) 2008-08-04 2012-07-17 Panasonic Corporation Imaging device, image processing method, image processing program and semiconductor integrated circuit
JP5280448B2 (ja) * 2008-08-04 2013-09-04 パナソニック株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び半導体集積回路
JP2011194111A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Olympus Corp 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US9095269B2 (en) 2010-03-23 2015-08-04 Olympus Corporation Image processing device, image processing method, and program
US9629525B2 (en) 2010-03-23 2017-04-25 Olympus Corporation Image processing device, image processing method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3917733B2 (ja) 2007-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4009626B2 (ja) 内視鏡用映像信号処理装置
US7221388B2 (en) Endoscope image sensing method and apparatus
US8979741B2 (en) Endoscopic apparatus
US8773522B2 (en) Endoscope apparatus
US7248296B2 (en) Automatic gain control device for electronic endoscope
JP4502577B2 (ja) 電子内視鏡装置
US8854445B2 (en) Endoscope apparatus
KR960016851B1 (ko) 휘도 신호 형성 회로
EP2548498B1 (en) Endoscopic device
JP3565723B2 (ja) カラー画像処理装置
JP3917733B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP4606838B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2000209605A (ja) 映像信号処理装置
JP2682626B2 (ja) 経内視鏡分光診断装置
US5087967A (en) Color image pickup device having a level correcting circuit for correcting level variations in color image signals
JP2006061621A (ja) 内視鏡用調光信号生成装置
JP4086572B2 (ja) 映像信号処理装置
JP2837913B2 (ja) 色ずれ軽減装置
JP2000350231A (ja) 映像信号処理装置
JP2003070009A (ja) 撮像装置
JP3193416B2 (ja) 色ズレ検出装置
JP2846317B2 (ja) カラー撮像装置
JP2010279457A (ja) 電子内視鏡、電子内視鏡システムおよび色調整方法
JP3655679B2 (ja) 内視鏡装置
KR101008488B1 (ko) 영상신호 처리장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees