JPH11136693A - 電子内視鏡装置 - Google Patents
電子内視鏡装置Info
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- JPH11136693A JPH11136693A JP9301019A JP30101997A JPH11136693A JP H11136693 A JPH11136693 A JP H11136693A JP 9301019 A JP9301019 A JP 9301019A JP 30101997 A JP30101997 A JP 30101997A JP H11136693 A JPH11136693 A JP H11136693A
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Abstract
与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にて
S/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得るこ
とができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上さ
せる。 【解決手段】 色相検出回路39が検出した所望の色相
が検出された場合についてのみに、補正信号作成回路4
0が作成した補正信号C’を輝度補正部43に出力する
ことで、輝度補正部43で高帯域輝度信号YHと補正量
C’を加算し輝度レベルの補正を行う。
Description
に詳しくは補色フィルタを有する固体撮像素子からの撮
像信号による輝度信号の生成部分に特徴のある電子内視
鏡装置に関する。
回路では、挿入部先端に設けられた固体撮像素子(以
下、CCDと略す)により被写体を撮像し、映像信号処
理部において映像信号を生成して観察画像をモニタに表
示している。
形式の電子内視鏡からの撮像信号を信号処理する映像信
号処理回路においては、図9に示すように、CCD10
1から読み出された撮像信号はローパスフィルタ(以
下、LPFと略記する)102によって色キャリア成分
が除去され、高帯域輝度信号YHが得られる。また、L
PF103は前記LPF102よりも低いカットオフ周
波数のものが用いられ、これにより低帯域輝度信号YL
が得られる。バンドパスフィルタ(BPF)104で
は、前記撮像信号から色キャリア成分を抽出が用いら
れ、これにより線順次色差信号CR/CBが得られる。
105とセレクタ106によって同時化され、色差信号
CR(=2R−G)、CB(=2B−G)が得られる。前
記YL及びCR、CB信号は、第1のマトリクス回路10
7に入力され、以下の行列式によって原色RGB信号に
変換される。
の分光感度特性を考慮し、例えば赤を撮像した場合には
R信号が大きくなるように設定する。
補正回路108において、光源の色温度変化に対する補
色フィルタの分光感度特定のばらつきを補正している。
イトバランス後のRGB信号は、γ補正回路109にお
いてR、G、B独立にγ補正が施され、第2のマトリク
ス回路110によって、以下に示すようなNTSC方式
の規格にあった変換によって再度輝度信号YL’、色差
信号R−Y、B−Y信号に変換される。
信号YL’は次のような特徴を持っている。
号より生成されるため、輝度再現性が良い。
ており、S/Nが悪い。
ンス回路111により輪郭補償された後、γ補正回路1
12において輝度成分についてのγ補正が施される。
CD101の撮像信号から色キャリア成分を除去して得
られるものであるため、画素の混色はなく、S/Nの劣
化は生じていない。
タの分光感度に依存し、実際の目の視感度とは異なるた
め輝度再現性の悪いものである。
現性の良い前記YL’信号を、加算器113によって、
輝度再現性は悪いがS/Nの良い前記YH信号に加算す
ることでこの問題を改善し、エンコーダ114によって
前記R−Y、B−Y信号と、補正後の高帯域輝度信号Y
H’を用いてビデオ信号に変換していた。
号はS/Nが悪く、補正によって輝度再現性とS/Nが
トレードオフになるという問題があった。
公報においては、色の評価手段を設け、S/Nは良いが
輝度再現性の悪いYH信号と、S/Nは悪いが輝度再現
性の良いYL’信号の混合比を色相により制御して補正
信号を生成し、S/Nの劣化を防ぐ提案がなされてい
る。
には同一の符号を付し詳細な説明は省略するが、特開平
2−288574号公報では、図10に示すように、第
2のマトリクス回路110によって得られた色差信号R
−Y、B−Yは、評価回路121に入力されて色の飽和
度、色温度等の評価を行い、その評価結果を加算器12
2に出力する。加算器122では、高帯域輝度信号YH
と、前記YL’を、前記評価結果に応じて異なる混合比
にて加算する。これにより、被写体の色情報に応じてS
/Nの良いYH信号と輝度再現性の高いYL’信号の利点
を生かしながら、S/N劣化が少なく輝度再現性の高い
輝度信号を得ることを可能としている。
574号公報においては、原色RGB信号によってホワ
イトバランス補正を行った後に、再度低帯域輝度信号Y
L’を生成し、これを低帯域輝度信号YLとある比率で混
合し補正量を生成することで、S/Nの劣化を防止する
試みがなされている。
選択を行うための加算器122等の手段が、非常に複雑
になるという問題がある。
相について着目した場合、十分な補正が得られないとい
った問題もある。特に、医用電子内視鏡装置において
は、被写体は赤系の色相がほとんどであり、輝度再現性
は、赤系の色相で非常に重要となる。また、出血部位な
ど彩度の高い赤色を近接から撮像する場合が多く、この
ような場合には、色再現性を重視するために輝度再現性
が特に損なわれがちとなっていた。このような場合に輝
度再現性が損なわれると、観察部位の起伏が観察しづら
くなるため、検査に支障をきたす虞がある。
であり、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与
え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS
/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ること
ができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させ
ることのできる電子内視鏡装置を提供することを目的と
している。
は、挿入部の先端部に補色フィルタを有する固体撮像素
子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子から出力さ
れる撮像信号から映像信号を生成する映像信号処理部と
を備えた電子内視鏡装置において、前記固体撮像素子か
ら出力される撮像信号から高帯域輝度信号を生成する輝
度信号生成手段と、前記固体撮像手段から出力される撮
像信号から複数の低帯域色信号を生成する色信号生成手
段と、前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の低
帯域色信号を用いて色相を検出する色相検出手段と、前
記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色信号を
用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段
と、前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を
受けて前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段とを
備えて構成される。
出手段が前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の
低帯域色信号を用いて色相を検出し、前記補正量生成手
段が前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色
信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、前記輝度補
正手段が前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出
力を受けて前記高帯域輝度信号を補正することで、所望
の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応
じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を
防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視
鏡検査における診断性と安全性を向上させることを可能
とする。
の実施の形態について述べる。
係わり、図1は電子内視鏡装置の構成を示す構成図、図
2は図1の補色フィルタの構成を示す構成図、図3は図
1の映像信号処理装置の構成を示す構成図、図4は図3
の色相検出回路の構成を示す構成図、図5は図3の補正
量生成回路の構成を示す構成図、図6は図4の色相検出
回路の変形例の構成を示す構成図、図7は図5の補正量
生成回路の第1の変形例の構成を示す構成図、図8は図
5の補正量生成回路の第2の変形例の構成を示す構成図
である。
視鏡装置1は、体腔内に挿入する可撓性を有する挿入部
2及び挿入部2の基端側に設けられた操作部3よりなり
体腔内の観察部位を撮像する電子内視鏡4と、この電子
内視鏡4に照明光を供給する光源装置5と、電子内視鏡
4からの撮像信号を信号処理しモニタ6に前記観察部位
の画像を表示させる映像信号処理装置7とを備えて構成
される。
ニバーサルケーブル8により映像信号処理装置7に接続
され、さらにライトガイドケーブル9を介して光源装置
5に接続されている。
のライトガイドケーブル9、ユニバーサルケーブル8及
び電子内視鏡4の挿入部2内を挿通するライトガイド1
0により挿入部2の先端に伝送され、ライトガイド10
の出射端面より図示しない観察部位に照射されるように
なっている。
部2の先端面に設けられた、図2に示すマゼンダ(M
g)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イエロー(Y
e)の各色フィルタを配列した色コーディング用の補色
フィルタ11により光学的に色分離された後、結像レン
ズ12により固体撮像素子、例えばCCD13の受光面
に結像するようになっている。
られた撮像信号は、挿入部2及びユニバーサルケーブル
8内を挿通する図示しない信号線により前記映像信号処
理装置7に伝送されるようになっている。
は、CCD13から出力された撮像信号は、輝度生成部
20及び色生成部30に入力される。
撮像信号から高帯域輝度信号YHを生成し、LPF21
によって生成された高帯域輝度信号YHに対してエンハ
ンス回路22により輪郭補償が施され、さらにγ補正回
路23によって輝度成分についてのγ補正が施される。
(以下、BPFと略記する)31によって撮像信号か
ら、カラーキャリア成分を抽出し、線順次色差信号CR
/CBを生成する。
2によって線順次色差信号CR/CBに対して1Hの遅延
を行い、セレクタ33によって遅延された線順次色差信
号CR/CBと遅延されない線順次色差信号CR/CBを1
H毎に切り換える。これにより、前記線順次色差信号C
R/CBは同時化され出力される(CR、CB)。
20のLPF21によって色キャリア成分が除去された
高帯域輝度信号YHは、第1のマトリクス回路34に入
力され、以下の行列式によって原色RGB信号に変換さ
れる。
感度特性を考慮し、例えば赤を撮像したときはR信号が
大きくなるように設定する。
LPF35a、35b、35cによって低帯域に制限さ
れる。
GB信号は、ホワイトバランス回路37に入力され、ホ
ワイトバランス回路37において、白を撮像したときに
R:G:B=1:1:1となるように、R,B信号に対
してゲイン調整を行い、光源の色温度変化に対して白の
バランスがとられる。
バランス補償がなされたRGB信号は、次段のγ補正回
路38、色相検出回路39及び補正量生成回路40に出
力される。
2のマトリクス回路41に出力し、第2のマトリクス回
路41によって再度色差信号R−Y、B−Yに変換され
る。
ホワイトバランス回路37より入力されたG信号を係数
器39aによりk倍しG’信号を得、またB信号を係数
器39bによりm倍しB’信号を得る。このG’及び
B’信号は加算器39cによって加算され、判別回路3
9dに入力される。判別回路39dは、加算器39cに
よって加算されたG’+B’とR信号の大きさについて
比較を行い、次に示す判別式によって、色相の判別を行
う。
ランス回路37より入力されたG信号を係数器40aに
よりk倍しG’信号を得、またB信号を係数器40bに
よってm倍しB’信号を得る。係数倍されたG’及び
B’信号は加算器40cによって加算され、加算器40
dに入力される。加算器40dは、加算器40cの出力
とR信号の演算を行い、以下の信号Cを発生する。
の場合、G=B=0であり、C=Rとなる。次に被写体
色が黄色の場合はR=G、B=0となり、C=R−G=
0となる。同様に、被写体がマゼンダの場合もC=0と
なる。
最大値Rとなり、黄色、マゼンダに近付くにつれて小さ
くなる。さらに、G、Cy、Bの方面の色となると、R
<G+BとなるためにC=0となる。つまり、被写体の
色相がRに近いほど補正信号Cの値が大きくなる。この
補正信号Cは、係数器40eによってn倍されて最適化
が行われた後にC’として出力される。
路40の上記構成例においては、係数器39aと係数器
40a、係数器39bと係数器40b及び加算器39c
と加算器40cは、動作が同様であり、共通とすること
ができるため、回路の簡易化が可能である。
て得られた補正指示信号及び前記補正信号作成回路40
より出力された補正信号C’は、セレクタ42に入力さ
れる。セレクタ42は、色相検出回路39からの補正指
示信号に基づき所望の色相が検出された場合についての
み前記補正信号C’を輝度補正部43に出力する。
C’のようにして高帯域輝度信号YHと補正量C’を加
算し、これにより輝度レベルの補正を行う。なお、輝度
補正部43を乗算器等より構成し、YH’=YH×C’と
することでレベル補正してもよい。
て得られた再度色差信号R−Y、B−Yと共に、補正後
の高帯域輝度信号YH’が同時にエンコーダ44に入力
され、エンコーダ44により標準テレビジョン信号へ変
換されてモニタ6に出力される。
路39が検出した所望の色相が検出された場合について
のみに、補正信号作成回路40が作成した補正信号C’
を輝度補正部43に出力することで、輝度補正部43で
高帯域輝度信号YHと補正量C’を加算し輝度レベルの
補正を行うので、所望の色相についての輝度再現性に自
由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構
成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を
得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を
向上させることができる。
ス補正後のRGB信号により色相の検出及び補正信号の
作成を行っているが、ホワイトバランス補正前のRGB
信号により行ってもよいし、第2のマトリクス回路41
より得られた色差信号R−Y、B−Yを用いて行っても
よい。いずれの場合においても、所望の色相を検出し
て、その色相によって最適な補正量を生成することで、
同様の効果を得ることができる。
い指示手段からの制御信号a、bにより乗算係数u、v
を可変できる係数器51、52を係数器39a、39b
の代わりに構成した色相検出回路39でもよく、この場
合、乗算係数u、vを可変することで、補正する色相を
マゼンダ方向、Ye方向に変化させることが可能とな
る。
ない指示手段からの制御信号Lによりゲインwを可変で
きる係数器53を係数器40eの代わりに構成した補正
信号作成回路40でもよく、この場合、係数器53のゲ
インを外部からの制御信号Lにより変化させることで、
被写体の輝度成分の補正量を観察者の好みに応じて選択
することが可能となる。
係数器40eとの間に、LPFやコアリングにより構成
されるノイズ低減回路54を設けて補正信号作成回路4
0を構成しても良く、これにより補正信号Cについて、
さらに低ノイズ化を図ることが可能となる。
固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子
から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信
号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、前記固体
撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝度信号を
生成する輝度信号生成手段と、前記固体撮像手段から出
力される撮像信号から複数の低帯域色信号を生成する色
信号生成手段と、前記低帯域色信号のうち少なくとも1
つ以上の低帯域色信号を用いて、色相を検出する色相検
出手段と、前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低
帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成する補正
量生成手段と、前記色相検出手段及び前記補正量生成手
段の出力を受けて、前記高帯域輝度信号を補正する輝度
補正手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
ワイトバランス補正手段を有し、ホワイトバランス補正
前またはホワイトバランス補正後の前記低帯域色信号
を、原色RGB信号もしくは色差信号R−Y、B−Y信
号として出力可能であることを特徴とする付記項1に記
載の電子内視鏡装置。
装置によれば、色相検出手段が低帯域色信号のうち少な
くとも1つ以上の低帯域色信号を用いて色相を検出し、
補正量生成手段が低帯域色信号の少なくとも1つ以上の
低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、輝
度補正手段が色相検出手段及び補正量生成手段の出力を
受けて高帯域輝度信号を補正するので、所望の色相につ
いての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な
補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると
共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査にお
ける診断性と安全性を向上させることができるという効
果がある。
構成を示す構成図
図
示す構成図
示す構成図
構成図
す構成図
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部の先端部に補色フィルタを有する
固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子
から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信
号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、 前記固体撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝
度信号を生成する輝度信号生成手段と、 前記固体撮像手段から出力される撮像信号から複数の低
帯域色信号を生成する色信号生成手段と、 前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の低帯域色
信号を用いて、色相を検出する色相検出手段と、 前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色信号
を用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段
と、 前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受け
て、前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段とを備
えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30101997A JP3917733B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 電子内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3917733B2 JP3917733B2 (ja) | 2007-05-23 |
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ID=17891872
Family Applications (1)
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-
1997
- 1997-10-31 JP JP30101997A patent/JP3917733B2/ja not_active Expired - Fee Related
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