JP3565723B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents
カラー画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3565723B2 JP3565723B2 JP27731998A JP27731998A JP3565723B2 JP 3565723 B2 JP3565723 B2 JP 3565723B2 JP 27731998 A JP27731998 A JP 27731998A JP 27731998 A JP27731998 A JP 27731998A JP 3565723 B2 JP3565723 B2 JP 3565723B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- color
- imaging
- composition ratio
- suppression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/646—Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/70—Circuitry for compensating brightness variation in the scene
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/70—Circuitry for compensating brightness variation in the scene
- H04N23/741—Circuitry for compensating brightness variation in the scene by increasing the dynamic range of the image compared to the dynamic range of the electronic image sensors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー画像処理装置に関し、より詳細には、CCD撮像素子等の撮像手段を備えた監視カメラ或いは医療用カメラ等におけるカラー画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCD撮像素子等の撮像手段を備えたカラー画像撮影用のカラービデオカメラ(以下単に「カメラ」という)が知られている。このカメラは、今日放送用或いは家庭用だけでなく、監視カメラ,医療用カメラ等としても広く使用されている。
【0003】
このカメラを使用してカラー画像を撮影する場合、例えば単板式のカメラでは、1個のCCD撮像素子から色信号(例えばR,G,Bの3原色信号)を得るために、2次元に配された画素夫々に色フィルタを重ね、色情報を輝度情報に多重された形で得ることにより、輝度信号と3原色信号(或いはこれに準じた信号)に分離する方式が取られている。色フィルタとしては3〜4種類の色をドット状に配置させた色フィルタアレイが使用されている。
【0004】
分離された3原色信号は、その後ホワイトバランス(WB)補正,ブラウン管のγ特性を相殺するためのガンマ(γ)補正や、ニー(KNEE)処理或いはホワイトクリップ(WC)等の高レベル抑圧処理等が各色信号毎に施され、輝度信号とともにマトリクス処理やエンコード処理を行う出力回路に入力され、所定レベルのRGB信号やNTSC方式等の放送用規格に合致したビデオ信号に変換されて出力される。周知のように、ここでの高レベル抑圧処理は、自然光が有するダイナミックレンジをTV信号規格の限られた信号レベル範囲内に収めるために行われる処理である。図5はこのような方式をとった従来のカメラの信号処理のブロック図である。
【0005】
高レベル抑圧処理としては、従来は3原色信号夫々について、所定の信号レベル以上のときにその色信号を抑圧するようにしている。そして、この抑圧された3原色信号に基づいて輝度信号を再生することにより、輝度信号の抑圧処理も同時に達成するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで従来の高レベル抑圧処理は、上述のように3原色信号夫々について各色信号毎に抑圧処理を行う方式を採用しているので、各色信号の信号レベルが異なれば、ある色信号は抑圧されても他の色信号は抑圧されないということが生じ、ある色信号が抑圧されると各色の構成比が崩れることになるから、従来の高レベル抑圧処理を施すと、少なからず色相の変化をもたらし色再現性を劣化させるという問題がある(図7参照;詳細は実施の形態において述べる)。例えば、人物を撮影したときに、絞りを開けるにしたがって、肌色が黄色みを呈するようになる、或いは単一色の高彩度画像において絞りを開けるにしたがって他の色を呈するようになるという現象(これらを纏めて「偽色現象」という)である。例えば内視鏡カメラでは、体腔内では起伏が激しい形状となっていることが多く、光照射方向との関係で、暗い領域と明るい領域とが同時に撮像される場合がある。このような撮像条件の場合、CCD等のダイナミックレンジを拡大するには限界があるので、暗い領域に露出量を合わせて明るい領域の信号を抑圧する(例えば白飛びさせる)か、明るい領域に露出量を合わせて暗い領域を黒つぶれさせるかの何れかを選択せざるを得ず、どちらかの領域の画質が劣化する。特に暗い領域に露出量を合わせて明るい領域の信号を抑圧すると、体腔内の色情報としては大部分が赤色であるが、CCDのカラーフィルタの特性上赤の色信号だけでなく例えば緑の色信号も少なからず出力されるため、赤成分を抑圧すると相対的に緑色の比率が高くなり、白飛びを生じない程度のハイライトで高彩度部分の赤色が緑色を呈するようになるという現象として現れる。
【0007】
この偽色現象を防止するため、撮像信号から分離された輝度信号を参照して、輝度信号が飽和するような高輝度レベルでは色信号を抑圧して、色情報をなくして輝度信号のみとするハイライトクロマサプレス(HLCS)処理を施してビデオ信号を出力することもある。
【0008】
しかしながら、HLCS処理は、輝度信号のハイライト部で色信号を抑圧するものであるため、例えば赤色の高彩度画像のように輝度信号レベル自体は低レベルでありながら赤の色信号だけが高レベルで出力されるような場合には、高レベル抑圧処理により赤の色信号のみが抑圧され、HLCS処理はされないということが生じ、赤の色信号のみが抑圧されたことによる偽色現象を防止することができない。
【0009】
また、撮像出力が飽和してしまうような過大レベルの情報を含む画像の場合、従来の装置では白飛びを起こした画像として出力されるが、内視鏡カメラ等の医療用カメラにおいては、適正な色情報が出力されないと診断性能が著しく劣化するという問題があるので、色情報をなくしてしまうという信号処理は、医療用カメラとしては好ましい処理ではない。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、輝度信号レベルに拘わらず、ハイライト部や高彩度部の偽色現象を改善することができるカラー画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるカラー画像処理装置は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段の出力に基づいて被写体のカラー画像情報を担持する複数の色信号を出力する色信号分離手段と、複数の色信号夫々が所定の信号レベル以上のときに、その色信号を抑圧する第1の信号抑圧手段とを備えたカラー画像処理装置であって、
撮像手段に、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを交互に行わしめる撮像制御手段と、
比較的大きい露出量の撮像時に、第1の信号抑圧手段が複数の色信号の何れかを抑圧することを検知する検知手段と、
比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比を算出する構成比算出手段と、
検知手段の前記抑圧が行われること示す出力に応じて、複数の色信号の構成比が算出された構成比と同じになるように、他の色信号を抑圧する第2の信号抑圧手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
ここで「比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを交互に行わしめる」とは、両者を毎回交互に撮像を行わしめることだけではなく、比較的大きい露出量の撮像を数回行なわしめることと、比較的小さい露出量の撮像を1回行わしめること(大小の何れを先に行わしめるかは問わない)を繰り返し行わしめるものも含む意味である。
【0013】
「抑圧することを検知する」検知手段とあるが、この検知手段は、第1の信号抑圧手段により抑圧される前に検知するものであってもよいし、抑圧された後に検知するものであってもよい。
【0014】
「複数の色信号の構成比が算出された構成比と同じになるように」とは、第2の信号抑圧手段から出力される、第1の信号抑圧手段により抑圧されたものと同色の色信号と他の色信号との構成比が算出された構成比と同じになるように、という意味である。またこの場合、複数の色信号全ての構成比が前記算出された構成比と同じになるように、他の色信号全てについて抑圧を行うものでなくてもよい。すなわち、第1の信号抑圧手段により何れかの色信号が抑圧されることにより、色再現性を劣化させる原因となる色信号のみを前記算出された構成比と同じになるように抑圧するものであればよく、必ずしも他の色信号全ての構成比が同じになるように抑圧するものでなくてもよい。なお、複数の色信号全ての構成比が前記算出された構成比と同じになるようにするのが最も望ましいのは勿論である。
【0015】
また「構成比と同じ」とあるが、算出された構成比と厳密に同じであるものに限定されるものではない。具体的には、他の色信号を抑圧することにより視覚上色再現性の劣化が改善される程度の構成比であれば十分であり、ここでの「同じ」はこのような場合の構成比も含む意味である。例えば、算出された構成比に基づいて各色信号の差を算出し、その差が維持されるように他の色信号を抑圧することにより視覚上色再現性の劣化を改善することができれば、各色信号の差が維持されるように他の色信号を抑圧するものであってもよい。
【0016】
本発明によるカラー画像処理装置の撮像制御手段は、比較的長時間の露光を行って比較的大きい露出量の撮像を行わしめ、比較的短時間の露光を行って比較的小さい露出量の撮像を行わしめるものであることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】
本発明によるカラー画像処置装置によれば、従来の装置に備えられている信号抑制手段と同じ機能を有する第1の信号抑圧手段が比較的大きい露出量の撮像時に何れかの色信号を抑圧したときには、比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比と同じになるように、第2の信号抑圧手段により他の色信号をも抑圧するようにしたので、偽色現象を完全に防止することができ、色再現性が改善される。
【0018】
また、比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比を参照するようにしたので、比較的大きい露出量の撮像を行うと飽和してしまうような過大レベルの情報を含む画像であっても、比較的小さい露出量の撮像を行うことにより、飽和していない色信号に基づいてその構成比を精度よく算出することができるようになり、色再現性の改善のダイナミックレンジを拡大することができる。
【0019】
さらに広範囲に亘って偽色現象を改善することができるので、HLCS処理が不要となり、適正な色情報を常に出力することができるから、内視鏡カメラ等の医療用カメラに好適な装置にすることができる。
【0020】
さらにまた、露光時間を変えることにより露出量の制御を行うようにすれば、CCDを駆動する駆動パルスを制御するいわゆるシャッタスピード制御により露出量を変えることができるので、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを極めて簡単に交互に行わしめることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態によるカラー画像処理装置の構成を示すブロック図である。このカラー画像処理装置は、例えば電子内視鏡カメラ等に適用するのに好適なものである。
【0022】
図1に示すカラー画像処理装置は、被写体を撮像するCCD撮像素子等を有してなる撮像手段10と、撮像手段10に、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを交互に行わしめる撮像制御手段23と、撮像手段10からの撮像出力Sに基づいて被写体のカラー画像情報を担持する各色信号R0,G0,B0を出力する色信号分離手段13と、各色信号R0,G0,B0に対してWB補正やγ補正を施すプロセス回路14と、プロセス回路14の各出力信号R1,G1,B1夫々が所定の信号レベル以上のときに、当該色信号を抑圧する第1の信号抑圧手段15と、比較的大きい露出量の撮像時に、第1の信号抑圧手段15が色信号R1,G1,B1の何れかを抑圧することを検知する検知手段20と、比較的小さい露出量の撮像時の各色信号R1,G1,B1の構成比を算出する構成比算出手段21と、検知手段の抑圧が行われること示す信号Xに応じて、各色信号R3,G3,B3の構成比が算出された構成比と同じになるように、信号抑圧手段15から出力された他の色信号R2,G2,B2の抑圧を行う第2の信号抑圧手段22と、輝度信号Yおよび各色信号R3,G3,B3が入力され所定の出力信号(ビデオ出力信号、RGB出力信号等)を出力する出力回路16とを備えている。この装置は、図6に示した従来のカラー画像処理装置に対して、検知手段20,構成比算出手段21,第2の信号抑圧手段22および撮像制御手段23がさらに備えられている点が異なる。なお、第2の信号抑圧手段22が行う抑圧処理を以下「補正抑制処理」という。
【0023】
撮像制御手段23は、CCDを駆動する駆動パルスDPを制御するシャッタスピード制御により、比較的長時間の露光を行って比較的大きい露出量の撮像を行わしめ、比較的短時間の露光を行って比較的小さい露出量の撮像を行わしめるものである。この撮像制御手段23から、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像との何れを行っているかを示す信号EXが、構成比算出手段21および各検知手段20R,20G,20Bに入力される。
【0024】
このようにシャッタスピード制御により、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを行うことが可能なCCDとしては、例えば「Hyper−D CCD(画像電子学会誌 第25巻 第4号(1996)P397〜P405)」が好適である。なお、撮像制御手段23としては、本例のようにシャッタスピード制御に限定されるものではなく、例えば絞りを制御するものとしてもよいのは勿論である。
【0025】
図2は信号抑圧手段15,検知手段20,構成比算出手段21および信号抑圧手段22を詳細に示したブロック図である。信号抑圧手段15,検知手段20および信号抑圧手段22は、各色信号毎に夫々の機能を成す部分を有している。図中の各色毎の構成部分には対応する色信号の符号を付して示す。
【0026】
構成比算出手段21により算出された構成比を表す信号Zが各色用の信号抑圧手段22R,22G,22B夫々に入力される。
【0027】
信号抑圧手段15Rが色信号R1を抑圧することを検知する検知手段20Rは、色信号R1が抑圧されること示す信号XRを色信号R1以外の色信号を抑圧する信号抑圧手段、すなわち色信号G2を抑圧する信号抑圧手段22Gと色信号B2を抑圧する信号抑圧手段22Bとに入力する。同様に信号抑圧手段15Gが色信号G1を抑圧することを検知する検知手段20Gは、色信号G1が抑圧されること示す信号XGを、色信号R2を抑圧する信号抑圧手段22Rと色信号B2を抑圧する信号抑圧手段22Bとに入力し、信号抑圧手段15Bが色信号B1を抑圧することを検知する検知手段20Bは、色信号B1が抑圧されること示す信号XBを、色信号R2を抑圧する信号抑圧手段22Rと色信号G2を抑圧する信号抑圧手段22Gとに入力する。
【0028】
本装置を電子内視鏡カメラに適用する場合には、撮像手段10は電子内視鏡の先端部に配置される。なお図示しないが、撮像手段10には撮像信号Sを抽出する相関2重サンプリング(CDS)回路,撮像信号Sをデジタル化するA/D変換回路が接続されている。
【0029】
色信号分離手段13は撮像信号Sを輝度信号Yと色信号Cに分離するY/C分離回路11と、分離された色信号Cをさらに3つの原色信号R0,G0,B0に分離する色分離回路12から成る。Y/C分離回路11には、不図示のA/D変換回路によりデジタル化された撮像信号Sが入力される。なお、ここでは色分離回路12が3つの原色信号R0,G0,B0に分離するものについて示しているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち被写体のカラー画像情報を担持する複数の色信号に分離するものである限り、どのような出力号に分離するものであってもよく、例えば「2R−G」と「2B−G」といういわゆる色差信号に分離するものであってもよい。
【0030】
出力回路16はRGBマトリクス処理やビデオ信号形成処理を行うものである。輝度信号Yおよび各色信号R3,G3,B3が不図示のD/A変換器に入力された後、この出力回路16に入力される。出力回路16から出力されたビデオ信号VOUT や色信号出力ROUT ,GOUT ,BOUT は不図示のTVモニタ等に入力され、モニタ上に可視画像として表示される。
【0031】
以下上記構成のカラー画像処理装置の作用について説明する。
【0032】
最初に図6に示す従来のカラー画像処理装置における抑圧処理(本例ではニー処理とWC処理)について簡単に説明する。
【0033】
図7は従来のカラー画像処理装置においてγ補正された各信号R1,G1,B1(纏めてINと記す)、抑圧処理が施された出力信号R2,G2,B2(纏めてOUTと記す)との関係を表す抑圧特性カーブを示したものである。これは、本発明による装置における第1の信号抑圧手段15の抑圧特性を示すものでもある。
【0034】
図7から明らかなように、入力レベルがIN1まではγカーブそのものに従って出力され、入力レベルがIN1〜IN2の範囲では、ニーポイントをL1とするニー処理を施して出力信号の抑圧を行い、入力レベルがIN2以上ではWC処理を施してクリップレベルL2で一定となるようにしている。なお、露出量が過大のときにはγ補正された各信号R1,G1,B1も飽和するので、図中IN3以降のレベルがL3一定となっており、このL3に対してクリップレベルL2で一定となるように抑圧処理が施される。
【0035】
図8は肌色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図である。図中a,bにおけるR1,G1,B1はプロセス回路14から出力される各色の信号レベル、W1はそれから演算される輝度信号レベルを示し、また図中cにおけるR2,G2,B2は抑圧手段15から出力される各色の信号レベル、W2はそれから演算される輝度信号レベルを示す。
【0036】
先ず肌色の被写体を適正な露出レベルで撮像したときのR,G,B各色の信号レベルが図7のaであるとする。露出レベルを大きくして撮像すると、R,G,B各色信号はその構成比を保持したままレベルが大きくなり、図7のbで示す状態になる。これに抑圧処理を施すと、ニーポイントL1を越えた部分に対して抑圧処理が加わるので図7のcで示す状態となり、G信号およびB信号のレベルは変わらずR信号のみのレベルが下がる。この結果、輝度信号レベルを抑圧する目的は達せられるが、Rの構成比がG,Bに対して下がり、肌色が黄色に変色するという偽色現象を生じ、色再現性を劣化させる。
【0037】
図1に示す本発明の実施の形態によるカラー画像処理装置は、このような偽色現象を改善することを目的とするものである。以下、図1に示す本発明によるカラー画像処理装置の作用について説明する。
【0038】
図3は本発明によるカラー画像処理装置において、肌色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図である。図中a,bにおけるR1,G1,B1はプロセス回路14から出力される各色の信号レベル、W1はそれから演算される輝度信号レベルを示し、また図中cにおける点線部分の各信号レベルR2,G2,B2は抑圧手段15から出力される各色の信号レベル、W2はそれから演算される輝度信号レベルを示し、図中cにおけるR3,G3,B3は抑圧手段22から出力される各色の信号レベル、W3はそれから演算される輝度信号レベルを示し、これらは何れも比較的大きい露出量の撮像時におけるものである。なお、R2のように点線部分の信号レベルが図中cにおいて表されていないのは、信号レベルがR2=R3であるからである。
【0039】
一方図中bにおけるR4,G4,B4は、比較的小さい露出量の撮像時におけるプロセス回路14から出力される各色の信号レベル、W4はそれから演算される輝度信号レベルを示す。
【0040】
先ず撮像制御手段23がシャッタスピードを比較的長くして(例えば1/100秒)、比較的大きい露出量の撮像を行う。このときに肌色の被写体を適正な露出レベルで撮像したときのR,G,B各色の信号レベルが図3のaであるとする。 次に露出レベルを大きくして撮像する(例えば1/60秒)。但しこのときの露出量は、各色信号R1,G1,B1が飽和しない程度、すなわち各色信号R1,G1,B1の出力レベルがL3以下となるようにする。このときR,G,B各色信号はその構成比を保持したままレベルが大きくなり、図3のbで示す状態になる。これに信号抑圧手段15により抑圧処理を施すと、ニーポイントL1を越えた部分に対して抑圧処理が加わるので図3のcにおける点線で示す状態となり、G信号およびB信号のレベルは変わらずR信号のみのレベルが下がる。この状態は、従来のカラー画像処理装置における図8に示した状態と同じである。
【0041】
次いで撮像制御手段23がシャッタスピードを比較的短くして(例えば1/1000秒)、比較的小さい露出量の撮像を行う。このとき構成比算出手段21が、信号抑圧手段15により抑圧処理が施される前の各色信号R4,G4,B4の構成比(R4:G4:B4)を算出して、算出した構成比を表す信号Zを各信号抑圧手段22R,22G,22Bに入力する。
【0042】
検知手段20RはR1信号が抑圧されること、検知手段20GはG1信号が抑圧されること、検知手段20BはB1信号が抑圧されることを夫々検知するため、各色信号R1,G1,B1を夫々監視している。本例においては、信号抑圧手段15RがR1信号を抑圧するので、検知手段20RからR1信号が抑圧されること示す信号XRが信号抑圧手段22G,22Bに入力される。一方G1信号が抑圧されること示す信号XG、B1信号が抑圧されること示す信号XBは何れも出力されない。
【0043】
G1信号が抑圧されること示す信号XG、B1信号が抑圧されること示す信号XBの何れも入力されない信号抑圧手段22Rは、入力されたR2信号をそのまま出力する(出力信号R3)。一方R1信号が抑圧されること示す信号XRが入力された各信号抑圧手段22G,22Bは、信号抑圧手段15による抑圧処理前の色信号の構成比を表す信号Zに基づいて、信号抑圧手段22の出力である各色信号R3,G3,B3の構成比が算出された構成比と同じになるように、各色信号G2,B2に対して補正抑圧処理を施す。これにより、各色信号レベルは図3のcにおける点線で示す状態から、同図中の実線で示す補正抑制処理後の状態となる。
【0044】
この結果、輝度信号レベルに拘わらず、最終的に出力される各色信号R3,G3,B3の構成比が比較的小さい露出量の撮像時における色信号R4,G4,B4の構成比と同じになるので、従来の装置のように肌色が黄色に変色するという偽色現象を生じることがなく、抑圧処理を施しても色再現性を劣化させることがない。また偽色現象を生じないから、従来の装置のようなHLCS処理が不要となり装置を簡易化できる。さらに、信号抑圧手段15により抑圧される色信号(本例ではR信号)に対しては伸長も圧縮も行わずそのまま出力し、抑圧処理前の色信号の構成比が維持されるように他の色信号(本例ではG信号およびB信号)のみに対して補正抑圧処理を施すので、後段の出力回路に入力される信号レベルが従来の装置の場合よりも大きくなるということがなく、出力回路のダイナミックレンジに問題を生じることもない。さらにまた、輝度信号レベルを参照する必要もないから、適切な輝度信号レベルを算出するという複雑な処理を必要としないので、簡易な構成で装置を実現することができる。
【0045】
なお、図3のcから明らかなように、輝度信号レベルがW2からW3へと若干下がるが、輝度信号の抑圧処理も同時に達成されていることには変わりがない。
【0046】
次に露出レベルを大きくして撮像する場合において、何れかの色信号が飽和する程度の過大露出、すなわち何れかの色信号の出力レベルがL3で飽和する場合について説明する。
【0047】
図4は赤色信号R1の出力レベルがL3で飽和する場合について示したものである。図中各符号は図3に示したものと同様である。なお、図中bにおけるR1’は、L3で飽和しなかったと仮定した場合の出力レベルを示す。
【0048】
先ず上述と同様に撮像制御手段23がシャッタスピードを比較的長くして(例えば1/100秒)、比較的大きい露出量の撮像を行う。このときに肌色の被写体を適正な露出レベルで撮像したときのR,G,B各色の信号レベルは図3のaで示すものと同じである(図4のa参照)。
【0049】
次いで赤色信号R1が飽和する程度の過大露出の状態で撮像する。このときG,B各色信号はその構成比を保持したままレベルが大きくなるが、赤色信号はR1’の如くその構成比を保持することができずL3で飽和するので、図4のbの実線で示す状態になる。
【0050】
これに信号抑圧手段15により抑圧処理を施すと、ニーポイントL1を越えた部分に対して抑圧処理が加わるので図4のcにおける点線で示す状態となり、G信号およびB信号のレベルは変わらずR信号のみのレベルが下がる。この状態は、上述の図3に示した状態と似ているが、信号抑圧手段15による抑圧処理前において既にRの構成比がG,Bに対して下がっているので、このままでは偽色現象が激しくなる虞れが強い。
【0051】
図1に示す本発明の実施の形態によるカラー画像処理装置は、このように何れかの色信号が飽和する程度の過大露出の場合においても、偽色現象を良好に改善することが可能である。以下この作用について説明する。
【0052】
上述同様に撮像制御手段23がシャッタスピードを比較的短くして、比較的小さい露出量の撮像を行う。このとき構成比算出手段21が、信号抑圧手段15により抑圧処理が施される前の各色信号R4,G4,B4の構成比(R4:G4:B4)を算出して、算出した構成比を表す信号Zを各信号抑圧手段22R,22G,22Bに入力する。比較的小さい露出量の撮像を行っているので、各色信号R4,G4,B4は何れも飽和することがなく、各色の構成比を精度よく算出することができる。
【0053】
信号抑圧手段22は、その出力である各色信号R3,G3,B3の構成比が算出された構成比と同じになるように、各色信号G2,B2に対して補正抑圧処理を施す。これにより、各色信号レベルは図4のcにおける点線で示す状態から、同図中の実線で示す補正抑制処理後の状態となる。
【0054】
この結果、輝度信号レベルに拘わらず、しかも過大露出により何れかの色信号が飽和する場合においても、最終的に出力される各色信号R3,G3,B3の構成比が、比較的小さい露出量の撮像を行った飽和していないときの色信号R4,G4,B4の構成比と同じになるので、本例においても偽色現象が生じない。
【0055】
偽色現象を改善するために補正抑制処理を行うに際して、信号抑圧手段15により抑圧処理が施される前の各色信号R1,G1,B1の構成比を算出し、この算出結果に基づいて補正抑制処理を行うことも考えられるが、上述のように過大露出の状態では何れかの色信号が飽和するため適切な構成比を算出することはできない。一方本発明によれば過大露出の状態でも、適切な構成比を算出することが可能となり、色再現性の改善のダイナミックレンジを拡大することができるので、本発明が果たす効果は極めて大きい。
【0056】
また広範囲に亘って偽色現象を改善することができるので、HLCS処理が全く不要となり、適正な色情報を過大露出の状態でも出力することができるから、内視鏡カメラ等の医療用カメラに好適な装置にすることができる。
【0057】
上記説明は、各色信号の構成比が維持されるように他の色信号全てを抑圧するものについて説明したが、本発明は必ずしも他の色信号全てを抑圧するものに限定されるものではない。例えば、偽色現象により視覚上の色再現性を損なう原因となる色信号のみを抑圧してもよい。具体的には図5に示す如くである。
【0058】
図5は本発明によるカラー画像処理装置において、体腔内など高彩度の赤色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図である。図中各符号は図3に示したものと同様である。
【0059】
先ずこの被写体を適正な露出レベルで撮像したときのR,G,B各色の信号レベルが図5のaであるとする。赤色単一の被写体であっても、CCD撮像素子の色フィルタの特性上、大レベルのR信号のみでなく、低レベルではあるがG信号やB信号も出力される。露出レベルを大きくして撮像すると、R,G,B各色信号はその構成比を保持したままレベルが大きくなり、図5のbで示す状態になる。これに信号抑圧手段15により抑圧処理を施すと、ニーポイントL1を越えた部分に対して抑圧処理が加わるので図5のcにおける点線で示す状態となり、G信号およびB信号のレベルは変わらずR信号のみのレベルが下がる。
【0060】
次いで上述のように撮像制御手段23がシャッタスピードを比較的短くして、比較的小さい露出量の撮像を行う。このとき構成比算出手段21が、信号抑圧手段15により抑圧処理が施される前の各色信号R4,G4,B4の構成比(R4:G4:B4)を算出して、算出した構成比を表す信号Zを各信号抑圧手段22R,22G,22Bに入力する。
【0061】
上述のように、検知手段20RからR1信号が抑圧されること示す信号XRが信号抑圧手段22G,22Bに入力される。一方G1信号が抑圧されること示す信号XG、B1信号が抑圧されること示す信号XBは何れも出力されない。したがって、信号抑圧手段22Rは入力されたR2信号をそのまま出力する。
【0062】
ここで、G2信号とB2信号とを較べた場合、B2信号のレベルが極めて低く、また元来青色は視覚感度が低いので偽色現象を生じさせる原因としては影響が小さい。
【0063】
そこで信号抑圧手段22GにもR1信号が抑圧されること示す信号XRが入力されているが、ここではB2信号に対しては上述のような補正抑圧処理は行わず、色信号R3とG3との構成比が算出されたR1とG1との構成比と同じになるように、色信号G2に対してのみ補正抑圧処理を施す。これにより、各色信号レベルは図5のcにおける点線で示す状態から、同図中の実線で示す補正抑制処理後の状態となる。
【0064】
この結果、最終的に出力される色信号R3とG3との構成比が、比較的小さい露出量の撮像時の色信号R4とG4との構成比と同じになるので、従来の装置のように赤色が緑色に変色するという偽色現象を生じることがなく、G信号のみに対して補正抑制処理を施しても色再現性を劣化させることがない。
【0065】
なお本例においても赤の色信号が飽和する程度の過大露出の場合においても、偽色現象を良好に改善することが可能であるのは勿論である。
【0066】
上記説明は、比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比が厳密に維持されるように他の色信号を抑圧するものについて説明したが、本発明は必ずしも各色信号の構成比が厳密に維持されるように他の色信号を抑圧するものに限定されるものではない。すなわち、他の色信号を抑圧することにより視覚上色再現性の劣化が改善される程度の構成比であれば十分であり、ここでの「同じ」はこのような場合の構成比も含む。これは、色信号の構成比が厳密に同じでなくても、何れかの色信号が抑圧されたときに他の色信号が少なからず抑圧されると、その分だけ偽色現象が少なくなるので、本発明の目的である色再現性の改善が達成するからである。例えば、比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比に基づいて各色信号の差を算出し、その差が維持されるように他の色信号を抑圧する方法や、構成比や差に拘わらず常に一定レベル抑圧する方法等を採ることもできる。また上記説明は、検知手段20は信号抑圧手段15による抑圧処理前の色信号R1,G1,B1を監視して、信号抑圧手段15が色信号R1,G1,B1の何れかを抑圧することを検知するものについて説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、信号抑圧手段15が色信号R1,G1,B1の何れかを抑圧することを検知することができるものである限り、どのような構成を採るものであってもよい。具体的には、信号抑圧手段15による抑圧処理後の色信号(例えばR2,G2,B2)を監視することにより前記検知を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるカラー画像処理装置のブロック図
【図2】上記装置の信号抑圧手段,検知手段,構成比算出手段および信号抑圧手段を詳細に示したブロック図
【図3】上記装置において、肌色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図
【図4】上記装置において、肌色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図(過大露出の場合)
【図5】上記装置において、高彩度の赤色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図
【図6】従来のカラー画像処理装置のブロック図
【図7】従来のカラー画像処理装置における抑圧処理の特性(本発明による装置における第1の信号抑圧手段の抑圧特性でもある)を示す図
【図8】従来のカラー画像処理装置において、肌色の被写体を撮像したときの抑圧処理の流れを示した図
【符号の説明】
10 撮像手段
11 Y/C分離回路
12 色分離回路
13 色信号分離手段
14 プロセス回路
15 第1の信号抑圧手段
16 出力回路
20 検知手段
21 構成比算出手段
22 第2の信号抑圧手段
23 撮像制御手段
Claims (2)
- 被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の出力に基づいて前記被写体のカラー画像情報を担持する複数の色信号を出力する色信号分離手段と、前記複数の色信号夫々が所定の信号レベル以上のときに、当該色信号を抑圧する第1の信号抑圧手段とを備えたカラー画像処理装置において、
前記撮像手段に、比較的大きい露出量の撮像と比較的小さい露出量の撮像とを交互に行わしめる撮像制御手段と、
前記比較的大きい露出量の撮像時に、前記第1の信号抑圧手段が前記複数の色信号の何れかを抑圧することを検知する検知手段と、
前記比較的小さい露出量の撮像時の各色信号の構成比を算出する構成比算出手段と、
前記検知手段の前記抑圧が行われることを示す出力に応じて、前記複数の色信号の構成比が前記算出された構成比と同じになるように、前記他の色信号を抑圧する第2の信号抑圧手段とを備えたことを特徴とするカラー画像処理装置。 - 前記撮像制御手段が、比較的長時間の露光を行って前記比較的大きい露出量の撮像を行わしめ、比較的短時間の露光を行って前記比較的小さい露出量の撮像を行わしめるものであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27731998A JP3565723B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | カラー画像処理装置 |
US09/409,661 US6618502B1 (en) | 1998-09-30 | 1999-09-30 | Color image processing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27731998A JP3565723B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | カラー画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115795A JP2000115795A (ja) | 2000-04-21 |
JP3565723B2 true JP3565723B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=17581885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27731998A Expired - Fee Related JP3565723B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | カラー画像処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6618502B1 (ja) |
JP (1) | JP3565723B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6803955B1 (en) * | 1999-03-03 | 2004-10-12 | Olympus Corporation | Imaging device and imaging apparatus |
WO2002056604A1 (fr) | 2001-01-09 | 2002-07-18 | Sony Corporation | Dispositif de traitement d'images |
JP4822630B2 (ja) * | 2001-08-14 | 2011-11-24 | キヤノン株式会社 | 色信号処理装置、撮像装置およびそれらの制御方法 |
JP3921499B2 (ja) * | 2001-08-22 | 2007-05-30 | 富士フイルム株式会社 | カラー画像信号処理方法及びそれを用いたカラー画像信号処理装置 |
US7391475B2 (en) * | 2002-01-31 | 2008-06-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Display image generation with differential illumination |
US7239758B2 (en) * | 2002-02-07 | 2007-07-03 | Nikon Corporation | Signal processing device for reducing noise of image signal, signal processing program, and signal processing method |
JP4153715B2 (ja) * | 2002-04-08 | 2008-09-24 | 松下電器産業株式会社 | 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 |
US7443427B2 (en) * | 2002-08-23 | 2008-10-28 | Micron Technology, Inc. | Wide dynamic range linear-and-log active pixel |
JP4583015B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2010-11-17 | 三洋電機株式会社 | キャラクタ表示制御回路および集積回路 |
WO2006134923A1 (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Nikon Corporation | 画像処理装置、コンピュータプログラム製品および画像処理方法 |
US8498332B2 (en) * | 2006-09-21 | 2013-07-30 | Qualcomm Incorporated | Chroma supression features |
US7884866B2 (en) * | 2007-09-14 | 2011-02-08 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging apparatus and imaging method |
WO2009054527A1 (ja) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | 映像表示装置および方法およびこれに組み込まれる信号処理回路および液晶バックライト駆動装置 |
US20090278655A1 (en) * | 2008-05-06 | 2009-11-12 | The Abraham Joshua Heschel School | Method for inhibiting egress from a chamber containing contaminants |
JP5079069B2 (ja) * | 2010-11-16 | 2012-11-21 | キヤノン株式会社 | 信号処理装置及び信号処理方法 |
JP5234150B2 (ja) | 2011-08-26 | 2013-07-10 | カシオ計算機株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
JP6536000B2 (ja) * | 2014-09-17 | 2019-07-03 | リコーイメージング株式会社 | 撮影装置 |
EP3424403B1 (en) * | 2016-03-03 | 2024-04-24 | Sony Group Corporation | Medical image processing device, system, method, and program |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5168532A (en) * | 1990-07-02 | 1992-12-01 | Varian Associates, Inc. | Method for improving the dynamic range of an imaging system |
JP3495768B2 (ja) * | 1993-10-29 | 2004-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像合成装置 |
US6040858A (en) * | 1994-11-18 | 2000-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for expanding the dynamic range of sensed color images |
JP3509448B2 (ja) * | 1996-04-12 | 2004-03-22 | ソニー株式会社 | ビデオカメラ装置、映像信号処理装置、カラー映像信号のレベル圧縮方法および階調変換方法 |
JPH10257515A (ja) * | 1997-03-07 | 1998-09-25 | Hitachi Denshi Ltd | テレビジョンカメラ装置 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP27731998A patent/JP3565723B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-09-30 US US09/409,661 patent/US6618502B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000115795A (ja) | 2000-04-21 |
US6618502B1 (en) | 2003-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3565723B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP4154847B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 | |
US5548330A (en) | Image pickup device for generating a corrected luminance signal | |
EP1643762A1 (en) | Moving image processing device and method for performing different image processings to moving object region and still object region | |
US6043853A (en) | Apparatus and method for emphasizing an outline of a video signal | |
KR960016851B1 (ko) | 휘도 신호 형성 회로 | |
EP1998571A1 (en) | Image signal processing device and image signal processing method | |
JP2002232906A (ja) | ホワイトバランス制御装置 | |
EP1178676B1 (en) | Method and device for detecting defective pixels of a solid-state colour image-pickup apparatus | |
US5563666A (en) | High luminance color suppression circuit | |
JP4153715B2 (ja) | 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 | |
JPH11313338A (ja) | 信号処理装置および撮像用信号処理方法 | |
JPH0785584B2 (ja) | カラーカメラの映像信号処理回路 | |
JP3917733B2 (ja) | 電子内視鏡装置 | |
JP2007336172A (ja) | 画像信号処理装置及び画像信号処理方法 | |
JP2000115792A (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP2001189945A (ja) | 撮像装置 | |
JP3578246B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2624686B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
JP3348368B2 (ja) | ビデオカメラおよび輪郭強調装置 | |
JP2698404B2 (ja) | 輝度信号処理装置 | |
JP2006115147A (ja) | 撮像装置 | |
JP3024815B2 (ja) | カラーカメラにおけるハイライト部の色消去方法 | |
JP2846317B2 (ja) | カラー撮像装置 | |
KR101008488B1 (ko) | 영상신호 처리장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |