JP3193416B2 - 色ズレ検出装置 - Google Patents

色ズレ検出装置

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JP3193416B2
JP3193416B2 JP25527091A JP25527091A JP3193416B2 JP 3193416 B2 JP3193416 B2 JP 3193416B2 JP 25527091 A JP25527091 A JP 25527091A JP 25527091 A JP25527091 A JP 25527091A JP 3193416 B2 JP3193416 B2 JP 3193416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面順次撮像方式に伴う色
ズレを検出する色ズレ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を生体内等に挿入す
ることにより、患部等の被写体を観察することのできる
内視鏡が広く用いられるようになった。
【0003】また、最近、CCD等の固体撮像素子を撮
像手段に用いた電子式内視鏡が実用化されている。
【0004】前記電子式内視鏡には、赤、緑、青等の波
長の異なる照明光で被写体を順次照明し、各波長の照明
のもとでそれぞれ撮像した画像、つまり、成分画像を合
成してカラー画像を得る面順次式の電子式内視鏡があ
る。
【0005】この方式ではカラー画像1枚分の画像を得
るために時間が異なる成分画像を合成するため、動きの
ある被写体または、撮像手段と被写体とで相対的に動き
があると、合成したカラー画像に色ズレが生じ易い。
【0006】さらに、内視鏡検査においては、先端の対
物レンズに粘膜等が付着し像が鮮明に観察できなくなる
場合がある。この様な時、水を内視鏡先端部から対物レ
ンズに向けて噴出させ、レンズを洗浄する送水操作が行
われる。送水時の水は、対物レンズの直前で激しく動く
ため、面順次照明光のもとで照明されると、水は激しい
色ズレを起こした状態で撮像される。また、被検部を洗
浄したり冷却するために、送水を行う内視鏡もある。こ
のときの様子を図18に示す。
【0007】図18を用いて色ズレ発生原理について説
明する。内視鏡先端部から送水が行われた場合、対物レ
ンズ面の直前で水が速く移動する。この場合に、例えば
赤(R)の照明光のときに、内視鏡先端部から出始めた
赤色の水(物体)として撮像され、緑(G)のときに、
レンズ正面に水が玉となって移動しこれが緑の物体とし
て撮像され、青(B)のときに、さらに移動が進んだ青
色の水として撮像される。モニタ上では、これらの各色
画像が合成されて表示されることになる。
【0008】従って、水の画像は、赤、緑、青及び黄、
シアン、マゼンダの原色画像として高彩度で表示される
ことになり、つまりレインボーカラー状となり、内視鏡
検査を行っている医師の目が非常に疲れるという不具合
をもたらす。
【0009】このため、本出願人は、特願平2−706
44号公報において、色成分信号により色ズレを判定
し、色ズレと判定した場合に、実際に輝度を生かした疑
似カラー信号を出力することにより、色ズレを軽減する
ことを提案している。
【0010】また、本出願人は特願平2−27842号
公報において、電子内視鏡の画像信号から、送水操作に
よる色ズレの検知を行う送水検知手段を設け、送水時と
判断したときにのみ疑似カラーを出力することにより、
激しい色ズレのみを軽減することを提案している。すな
わち、この装置では、色ズレ部分を検出して、その部分
にRGBの平均値を補正値として置き換えている。
【0011】あるいは、特開平3−24513号公報に
は、面順次式の撮像手段に対する色ズレ軽減装置におい
て、原画像より色差信号を生成し、色相を算出した後、
その色相成分を保持する色ズレ部検出装置が開示されて
いる。
【0012】しかしながら、従来の色ズレ部検出装置
は、色相の変化量が一定値を越えた場合に、色ズレの補
正を行うようになっていた。従って、観察者の色ズレに
対する官能試験結果とは異なる色ズレのレベルの検出を
行っていた。
【0013】例えば送水・吸引時には、部分的に非常に
大きな色ズレを生じ、色相の変化量が一定値を越えるの
で、補正する必要のない画像全体に対しても、色ズレの
補正処理を行っていた。このため、得られる画像は、不
自然な画像となっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の色ズレ検出装置
においては、色相成分のみで色ズレ部を検出しているた
め、観察者の色ズレに対する官能試験結果とは異なる色
ズレのレベルの検出を行っていた。このため、通常の観
察画像のように、観察者が、ほとんど色ズレを検出をで
きない画像と、送水画像などのように、非常に大きく色
ズレを感じる画像との判別は、困難であった。
【0015】本発明は、前記事情にかんがみてなされた
もので、送水時など色ズレ補正が必要な場合に、必要の
無い画像部分にまで色ズレの補正を行うことなく、観察
者の色ズレ認識のレベルに合い、目視上違和感の無い高
精度な補正を行えるようにするために、送水などの色ズ
レの生じる画像と、通常画像のように色ズレのない画像
とを判別する色ズレ検出装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による色ズレ検出
装置は、時系列的に異なる色情報を撮像してカラー画像
を得る撮像装置からカラー画像信号の色ズレを検出す
る色ズレ検出装置において、入力される前記カラー画像
信号より色に関する要素情報を抽出する色要素抽出手段
前記色要素抽出手段で抽出される色要素情報の画素
間変化量を算出する色要素変化算出手段と前記色要素
変化算出手段で算出される色要素変化量に基づき、所定
色要素変化量の画素を計数する色変化画素計数手段と
前記色変化画素計数手段で計数される前記所定色要素変
化量の画素数における時間的変化を算出する画素数変化
算出手段と前記画素数変化算出手段で算出される前記
画素数における時間的変化量に基づき、色ズレの種別を
判別する色ズレ判別手段とを備えたことを特徴とし
た、前記色ズレ判別手段の判別結果に基づき、前記カラ
ー画像に対して色補正する色補正手段を、更に備えたこ
とを特徴とする。
【0017】
【作 用】上記構成で、時系列的に異なる色情報を撮像
してカラー画像を得る撮像装置からのカラー画像信号よ
り色に関する要素情報を色要素抽出手段が抽出し、この
色要素抽出手段で抽出される色要素情報の画素間変化量
を色要素変化算出手段で算出する。 また、この色要素変
化算出手段で算出される色要素変化量に基づき、色変化
画素計数手段が所定色要素変化量の画素を計数し、この
計数される所定色要素変化量の画素数における時間的変
化を画素数変化算出手段が算出する。
【0018】この画素数変化算出手段で算出される画素
数における時間的変化量に基づき、色ズレ判別手段が色
ズレの種別を判別する。そして、この判別結果を基に色
補正手段がカラー画像信号に色補正をする。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1ないし図5は、本発明の第1実施例
に係り、図1は色ズレ軽減装置の全体的なブロック図、
図2は合成回路のブロック図、図3は原画像と補正画像
との合成比率の関係を一例として示した説明図、図4は
通常画像の例を示す説明図、図5は送水画像の例を示す
説明図、図6は色差変化数の時間変化を示すグラフであ
る。
【0020】図1に示す色ズレ軽減装置25は、面順次
式の撮像手段としての電子内視鏡に接続されて、この電
子内視鏡が先端部に有する図示しない固体撮像素子から
の電気信号を標準的な映像信号に変換すると共に、変換
した信号を色ズレ補正した信号、または補正しない信号
として、選択的に切り替えて出力する装置である。
【0021】この色ズレ軽減装置25は、前記撮像手段
の撮像した画像の色ズレを検出する色ズレ検出装置26
を有し、この色ズレ検出装置26により、色ズレ補正の
ための信号合成比率の可変、及び前記選択的な切り替え
の指示を行うようになっている。色ズレ検出装置26
は、後述するマトリクス回路、微分回路、比較器、カウ
ンタ回路、及びCPUから構成されている。
【0022】前記色ズレ軽減装置25は、図示しないビ
デオ回路により得た前記標準的な映像信号、例えばRG
B信号を入力して、色要素情報としてのR−Y,B−
Y,Yに変換する色要素情報検出手段としてのマトリク
ス回路1を備えている。
【0023】LPF2A,2Bは、R−Y,B−Yの色
差信号を入力し、それぞれ帯域制限を行ない高周波成分
を制限するものである。A/Dコンバータ3A,3B
は、入力RGB信号に同期して、各R−Y,B−Yの色
差信号をデジタルデータに変換するようになっている。
1Hラインメモリ4A,4Bは、後段に接続される後述
の信号処理系による時間遅れと、処理されない前記RG
B信号との時間ズレを考慮し、1H(水平走査)期間信
号を遅らせるものである。これにより、補正信号と、処
理されない原画像の前記RGB信号とは、垂直(V)方
向において1H期間の時間ズレが生じるが、水平(H)
方向において時間ズレは生じない。従って、目視上は、
処理による時間ズレは検出されない。
【0024】1Hラインメモリ4A,4Bにより、時間
調整を行った色差信号が、FIFO(first in first o
ut)動作を行う画像メモリ5にて、4フィールド期間遅
らされるようになっている。
【0025】ここで、前記電子内視鏡は、1フィールド
期間にRGB信号のうち、1フィールド期間において、
1種類の画像データが変化するので、3フィールドの時
間差がある画像信号ならば、全ての画像データが変化し
ているので、色ズレの検出が可能となる。しかし、前記
画像メモリ5では、奇数フィールドと、偶数フィールド
とを一致させるため、4フィールド期間遅らせている。
【0026】比較回路6A,6Bは、前記画像メモリに
より4フィールド期間遅らせた各色差信号と、1Hライ
ンメモリ4A,4Bが出力する現在の色差信号とを比較
し、R−Y,B−Y各々の画像データの一致、不一致に
ついて判定するものである。一致している画像データ、
つまり色差変化の無い画像に関しては、フィールド・メ
モリ7A,7Bにて、それぞれ記録するようになってい
る。
【0027】一方、色要素情報変化検出手段としての微
分回路16A,16Bは、前記マトリクス回路1から出
力された色差信号R−Y,B−Yの各変化量をそれぞれ
検出するようになっている。
【0028】ここで、図4に示すように、通常画像(例
として円形の被写体)において被写体が移動した場合
は、その色差の変化する点は少なく、変化量は比較的一
定している。
【0029】また、色ズレの激しい画像、例えば図5に
示すような送水画像は、色差の変化する点が多く存在
し、かつ色差のエッジ数の変化が大きいという特徴があ
る。
【0030】図6には、図4及び図5に示した画像の色
差変化数の様子、つまり色差変化量の時間的な変化を示
している。
【0031】前記微分回路16A,16Bは、各色差の
変化量を検出した後、比較手段としての比較器17A,
17Bにて、設定されたレベル以上の変化量をそれぞれ
検出する。
【0032】比較器17A,17Bにより検出された各
色差の変化量は、カウンタ回路9にて、それぞれ時系列
的な色差のエッジ数の変化としてカウントされる。
【0033】CPU10は、カウンタ回路9が出力する
カウント値の時系列的な変化を監視し、現在の画像が、
送水、吸引等の激しい色ズレが発生している画像である
か、通常粘膜がゆっくりと移動している画像であるか否
かの判別を行う。このように、色ズレ発生判断手段は、
前記カウンタ回路9及びCPU10により構成されてい
る。
【0034】そして、CPU10は、前記判断を基に、
後述するアナログSW15の切り替えを行うようになっ
ている。
【0035】また、前記CPU10は、カウンタ回路9
のデータを基に、色差が大きく変化する点の数の経時的
変化に応じて、1Hラインメモリ4A,4Bより各出力
された原画像と、フィールド・メモリ7A,7Bより各
出力された補正用の画像との合成比率を変化させるため
の係数Kを、合成回路11A,11Bへ出力するように
なっている。
【0036】前記合成回路11A,11Bの構成例を図
2に示している。前記CPU10により与えられる係数
Kは、0≦K≦1の範囲のデータとする。前記合成回路
11A(または11B)は、前記係数K及び1Hライン
メモリ4A(または4B)のデータを乗算する乗算器1
1aと、前記係数Kを係数(1−K)として変換処理す
る演算器11bと、この係数(1−K)及びフィールド
・メモリ7A(または7B)のデータを乗算する乗算器
11cとを備えている。また、合成回路11A(または
11B)は、乗算器11a及び乗算器11cの各乗算結
果を加算する加算器11dを備え、この加算器11dか
ら、係数Kに応じて可変される合成比率を出力する。
尚、前記合成回路11A,11Bは、前記動作を行うよ
うに、例えばDSPにて構成するか、あるいはROMテ
ーブルにて構成することができる。
【0037】前記CPU10は、係数Kの値を、各種の
色ズレの発生パターンに対応して、図3に示すように、
時間的に変化させてコントロールする。すなわち、急激
な送水が発生した場合は、色差平面上の異変動、または
色ズレの発生している画素数が大きいときは、パターン
1のように合成比率の補正画像の比率を急激に増加させ
るように係数Kを変化させる。
【0038】また、緩やかに送水が終了する場合は、パ
ターン2のように合成比率の変化を緩やかに変化させ
る。
【0039】また、通常の粘膜の観察時においては、目
視上目立つ色ズレはほとんど発生しないが、急激にフレ
ーミングを変化させた場合は、パターン3のように補正
画像による補正を行う。この場合は、完全に補正画像の
みにはならない場合がある。合成回路11A,11Bに
て原画像と補正画像とが合成された補正信号は、D/A
12A,12Bによりアナログ信号に変換され、LPF
13A,13Bにて帯域制限された後、色ズレの激しい
部分は補正された色差信号が、色ズレの発生がほとんど
無い部分は補正しない色差信号が、逆マトリクス回路1
4へ入力されるようになっている。
【0040】前記逆マトリクス回路14は、LPF13
A,13Bからの色差信号と、前記マトリクス回路1か
らの補正されていない輝度信号とにより、RGB画像信
号を生成するようになっている。
【0041】アナログSW15は、逆マトリクス回路1
4から得られる信号処理された画像信号と、処理されて
いない画像信号とをCPU10の制御信号により、切り
替えるようになっている。
【0042】本実施例の色ズレ検出装置26は、前記電
子内視鏡により撮像された画像において、各画素の色差
の変化量を検出すると共に、該色差が大きく変化する部
位(点)の数の時間的な変化を監視することにより、送
水画像などのように目視上目立つ色ズレと、通常画像の
ように目立たない色ズレとの判別を精度良く行うことが
できる。
【0043】また、色ズレ軽減装置25では、色ズレ検
出装置26の判別結果を基に、高精度な色ズレ補正が可
能となる。そして、色ズレ軽減装置25では、原画像の
輝度信号はそのまま使用し、目視上目だつ色ズレが生じ
ている色信号のみを補正しているので、目視上自然な色
ズレ補正を行うことができる。
【0044】さらに、前記色ズレ軽減装置25では、色
ズレが経時的に変化している場合でも、補正すべき画像
の補正レベル、つまり合成回路11A,11Bにおける
合成比率を、色ズレの変化量の経時的変化に対応して変
化させている。従って、本実施例では、動画像観察時に
あっても自然な色ズレの補正が可能である。
【0045】なお、4フィールド期間遅らせた色差信号
と、現在の色差信号とを比較回路6A,6Bにて、R−
Y,B−Y各々の画像データの一致、不一致について判
定する場合には、一致している画像データのみをフィー
ルド・メモリ7A,7Bに記録するのではなく、不一致
のデータについてもその差が微小の場合は、前記フィー
ルド・メモリ7A,7Bに記録しても良い。
【0046】また、送水時にように色ズレが画面全体に
多数発生することにより、4フィールド前との画像信号
を比較した場合、偶然に色ズレ同士が同色を示し、静止
している画素、あるいは色ズレのない画素との誤った判
定を防止するため、送水時のように激しい色ズレが発生
している場合は、静止画像または色差変化のない画像の
みを記録するフィールド・メモリ7A,7Bの書き込み
を停止するようにしても良い。
【0047】図7は、本発明の第2実施例に係る色ズレ
軽減装置の全体的なブロック図である。本実施例では、
第1実施例の微分回路16A,16B、及び比較器17
A,17Bに代えて、色要素情報検出手段としての色相
変換テーブル18、色要素情報変化検出手段としての微
分回路19、及び比較手段としての比較器20を備えて
いる。
【0048】また、本実施例では、第1実施例のカウン
タ回路9、及びCPU10に代えて、色ズレ発生判別手
段としてのカウンタ回路9A、及びCPU10Aを備え
ている。そして、色ズレ検出装置26Aは、前記色相変
換テーブル18、微分回路19、比較器20、カウンタ
回路9A、及びCPU10Aから構成されている。
【0049】その他、第1実施例と同様の構成及び作用
については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0050】図6に示すように、本実施例の色ズレ軽減
装置25Aは、前記A/Dコンバータ3A,3B出力で
あるデジタルの各色差信号を極座標変換し、色相を算出
するROMにより構成された色相変換テーブル18と、
この色相変換テーブル18から出力された色相データを
微分する微分回路19と、この微分回路19により検出
された色相の変化を、設定値と比較することにより色相
が大きく変化のある位置を検出する比較器20と、比較
器20により算出された色相の大きく変化する部位の数
をカウントするカウンタ回路9Aとを備えている。
【0051】ここで、通常画像と送水画像との異なる点
として、図4に示すように、通常画像は色相の大きく変
化する部位が少なく、図5に示すように送水、吸引等、
激しい色ズレのある画像は、色相の変化する部位が多い
という特徴がある。
【0052】そこで、CPU10Aは、前記カウンタ回
路9Aによりカウントされた色相が大きく変化する部位
の数を基に、現在の画像が、送水、吸引等の激しい色ズ
レが発生している画像であるか、通常粘膜がゆっくりと
移動している画像であるか否かの判別を行う。そして、
CPU10Aは、前記判断を基に、前記アナログSW1
5の切り替えを行うようになっている。また、CPU1
0Aは、第1実施例のCPU10と同様に、前記判断に
応じて、前記合成回路11A,11Bへ係数kを供給す
るようになっている。
【0053】この構成で、前記色相変換テーブル18
は、A/Dコンバータ3A,3BからのR−Y,B−Y
の色差信号出力をそれぞれ極座標変換することで、色相
を算出して、微分回路19へ出力する。微分回路19
は、前記色相変換テーブル18により算出された色相を
微分し、色相の変化量を算出する。
【0054】比較回路20は、前記微分回路19により
算出された色相の変化量と、設定された比較値とを比較
することにより、大きく色相の変化のある位置を検出す
る。カウンタ回路9Aは、前記比較器20で検出された
大きく色相の変化する部位(色相変化点)の数をカウン
トする。カウンタ回路9Aにてカウントされた色相変化
点の数は、CPU10Aにて、色相変化点の数の多さに
より、通常画像と、送水または吸引画像とに識別され
る。すなわち、色ズレがほとんどない画像、あるいは、
色ズレの激しい画像か、CPU10Aにより識別され
る。
【0055】本実施例では、第1実施例と同様に通常画
像と送水画像の識別が可能となると共に、色相の急激な
変化に基づき識別しているので、識別を容易に行うこと
ができる。
【0056】尚、本実施例の変形例として、色相変換テ
ーブル18による色相検出に代えて、彩度を求めるよう
にしても良い。
【0057】図8は、本発明の第3実施例に係る色ズレ
軽減装置の全体的なブロック図である。本実施例の色ズ
レ検出装置26Bは、第1実施例の微分回路16A,1
6B、及び比較器17A,17Bに代えて、色要素情報
検出手段としての彩度変換テーブル21、及び比較手段
としての比較器22を備えている。
【0058】また、前記色ズレ検出装置26Bは、第1
実施例のカウンタ回路9、及びCPU10に代えて、色
ズレ発生判別手段としてのカウンタ回路9B及びCPU
10Bを備えている。
【0059】そして、色ズレ検出装置26Bは、前記彩
度変換テーブル21、比較器22、カウンタ回路9B、
及びCPU10Bから構成されている。その他、第1実
施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0060】図8に示すように、本実施例の色ズレ軽減
装置25Bは、前記A/Dコンバータ3A,3Bからの
デジタル色差信号を彩度信号に変換するROMテーブル
からなる彩度変換テーブル21と、この彩度変換テーブ
ル21により算出された彩度、及びCPU10Bからの
設定値を比較し、彩度が大きい場合、出力値“1”を出
力する比較器22と、比較器22からの出力値“1”の
数をカウントするカウンタ9Bとを備えている。
【0061】ここで、通常画像は、高彩度の面積、つま
り高彩度となる画素数が比較的少ないが、送水画像は接
眼レンズ近くにおいて全反射をするため、非常に高彩度
の色ズレが発生する。このように、通常画像と、送水画
像とでは、高彩度となる画素数に違いが生じている。
【0062】そこで、前記CPU10Bは、前記カウン
タ回路9Bによりカウントされた彩度大きな画素の数を
基に、現在の画像が、送水等の激しい色ズレが発生して
いる画像であるか否かの判別を行う。そして、CPU1
0Bは、前記判断を基に、前記アナログSW15の切り
替えを行うようになっている。また、CPU10Bは、
前記判断に応じて、第1実施例のCPU10と同様に、
前記合成回路11A,11Bへ係数kを供給するように
なっている。
【0063】この構成で、彩度変換テーブル21は、R
−Y,B−Yのデジタル色差信号をそれぞれ極座標変換
することにより、彩度を算出する。
【0064】彩度テーブル21が算出した彩度は、比較
器22により、CPU10Bからの設定値と比較され
る。比較器22において、比較された結果、高彩度の画
素の数が、カウンタ回路9Bにてカウントされる。CP
U10Bは、高彩度の画素が多い場合に送水とみなし、
前記合成回路11A,11Bの各合成比率をコントロー
ルする。
【0065】本実施例では、第1実施例と同様な効果と
共に、目視上非常に目立つ高彩度の変化によって色ズレ
の補正法を変化可能となり、色ズレの適正な認識と補正
が可能となる。
【0066】尚、本実施例の変形例として、彩度変換テ
ーブル21による彩度検出に代えて、色相を求めるよう
にしても良い。
【0067】また、前記各実施例において、色ズレ検出
のために比較する色要素情報である色の三属性は、Y,
R−Y,B−Y以外に、R,G,B、L*a*b*空間、
あるいはUV平面で行うようにしても良い。
【0068】図9ないし図17は本発明の第4実施例に
係り、図9は本実施例の全体構成図、図10はモード検
出手段のブロック図、図11は色ずれ部検出手段のブロ
ック図、図12は補正手段のブロック図、図13は送水
・通常・染色時における各色差空間分布図、図14は色差
空間上における分布と設定モードに関する説明図、図1
5は色差空間上における設定モードに関する説明図、図
16はモード検出に伴う色ずれ画素検出基準の対応を示
した表、図17は補正手段の演算部の内容を説明するた
めの図である。
【0069】本実施例の色ズレ軽減装置は、図示しない
内視鏡が面順次方式により撮像した画像の色ズレを軽減
処理するための装置である。
【0070】図9に示す色ズレ軽減装置100のビデオ
回路101は、前記内視鏡が撮像した信号を入力して信
号処理し、3原色信号R,G,Bに変換して出力するも
のである。
【0071】前記ビデオ回路101から出力される3原
色信号R,G,Bは、エンコーダ102へ入力され、輝
度信号Yと色差信号R−Y,B−Yが生成される。この
輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yは、それぞれA/
Dコンバータ103,104,105によってディジタ
ル信号に変換され、補正手段109へ入力される。補正
手段109で、色ずれ補正された輝度及び色差信号は、
それぞれD/Aコンバータ110,111,112で各
アナログ信号に変換された後、デコーダ113へ入力す
るようになっている。デコーダ113において、前記各
アナログ信号は、変換されて、補正後の3原色信号
R’,G’,B’として生成され、図示しないディスプ
レイに表示される。
【0072】A/Dコンバータ103,104によって
ディジタル信号に変換された色差信号は、コンバータ1
06にも入力され、ここで色相θと彩度γに変換され
る。この2つの信号は、モード検出手段107及び色ず
れ部検出手段108の両方へ入力される。モード検出手
段107から出力されるモード信号は、色ずれ部検出手
段108と補正手段109へ入力される。そして、色ず
れ部検出手段8から出力される色ずれ信号は、補正手段
109に各入力され、補正手段109は前記モード信号
及び色ずれ信号に基づいて色ずれ補正を行うようになっ
ている。
【0073】前記モード検出手段7のブロック図を図1
0に示す。前記コンバータ106で得られた色相θは、
ROM120へ入力され、ROM120からは、色相θ
の値に応じて、予め設定された非標準色閾値(彩度値)
が比較器21へ出力される。比較器121には、前記コ
ンバータ106で得られた彩度γも入力されて、前記非
標準色閾値(彩度値)と比較される。比較器121から
出力される非標準信号は、カウンタ<G>122,カウ
ンタ<B>123,カウンタ<R”>124にそれぞれ
入力される。
【0074】また、前記ROM120は、色相θに応じ
て、どのカウンタを有効にするかを指定する3つの信号
ENG,ENB,ENRを、それぞれカウンタ<G>1
22,カウンタ<B>123,カウンタ<R”>124
へ出力している。また、カウンタ<G>122,カウン
タ<B>123,カウンタ<R”>124には、図示し
ない内視鏡ビデオ回路からビデオクロックと垂直同期信
号とが、それぞれ入力されている。
【0075】カウンタ<G>122は、ENG=
“1”,非標準信号=“1”で、ビデオクロックが入る
とカウントアップし、垂直同期信号が入るとカウンタが
クリアされて“0”になる。カウンタ<B>123,カ
ウンタ<R”>124、も同様の構成となっている。
【0076】カウンタ<G>122,カウンタ<B>1
23,カウンタ<R”>124の各出力は、モード判定
部125へ入力される。モード判定部125には、前記
垂直同期信号も入力され、この同期信号が入る直前のそ
れぞれのカウント値に基づいてモードを判定し、モード
信号を出力する。
【0077】図11は前記色ずれ部検出手段108のブ
ロック図である。前記コンバータ106で得られた色相
θ、及び前記モード判定部125で得られたモード信号
は、ROM130へ入力されようになっている。ROM
130からは、前記色相θ及び前記モード信号の値に応
じて、予め設定された非標準色閾値(彩度値)が出力さ
れ、比較器131へ入力される。この比較器131は、
前記コンバータ106て得られた彩度γも入力し、前記
非標準色閾値(彩度値)と比較する。比較器131から
は、各画素に対応した色ずれ信号が出力される。
【0078】図12は前記補正手段109のブロック図
である。前記A/Dコンバータ103によってディジタ
ル信号に変換された色差信号[R−Y]は、演算部14
7、1Hメモリ140、及びフィールドメモリ142へ
入力される。同じく、前記A/Dコンバータ104によ
ってディジタル信号に変換された色差信号[B−Y]
は、演算部154、1Hメモリ149、及びフィールド
メモリ151へ入力される。
【0079】また、前記フィールドメモリ142及び1
51には、前記モード信号が入力され、送水時と判断さ
れたときには、メモリ内容の更新は行わないようにして
いる。そして、フィールドメモリ142の出力は、演算
部147及び1Hメモリ143へ入力される。同じくフ
ィールドメモリ151の出力は、演算部154及び1H
メモリ152へ入力される。
【0080】また、前記色ズレ検出手段108で得られ
た色ずれ信号は、演算部147,154,145へ入力
される。
【0081】前記1Hメモリ140,143,145,
149,152へ入力された信号は、それぞれ1ライン
分遅延された後、さらにそれぞれ1Hメモリ141,1
44,146,150,153へ入力され、2ライン分
遅延された信号が各生成される。
【0082】前記演算部147には、前記色差信号[R
−Y]と、その1ライン遅延信号及び2ライン遅延信号
と、前記フィールドメモリ142の出力信号と、その1
ライン遅延信号及び2ライン遅延信号と、前記色ずれ信
号と、その1ライン遅延信号及び2ライン遅延信号との
合計9つの信号が、入力される。また、この演算部14
7の出力は,1Hメモリ48で1ライン分遅延された
後、色差信号[R−Y]’として前記D/Aコンバータ
110へ入力される。
【0083】同様に、演算部154には、前記色差信号
[B−Y]と、その1ライン遅延信号及び2ライン遅延
信号と、前記フィールドメモリ151の出力信号と、そ
の1ライン遅延信号及び2ライン遅延信号と、前記色ず
れ信号と、その1ライン遅延信号及び2ライン遅延信号
との合計9つの信号が、入力される。また、この演算部
154の出力は、1Hメモリ55で1ライン分遅延され
た後、色差信号[B−Y]’として前記D/Aコンバー
タ111へ入力される。
【0084】一方、前記輝度信号[Y]は、2Hメモリ
56で2ライン分遅延された後、輝度信号[Y]’とし
てD/Aコンバータ112へ入力される。
【0085】このように構成された本実施例の動作を以
下に説明する。まず、図13ないし図15を用いて内視
鏡検査における各モードでの色差空間分布について説明
する。内視鏡検査では患者の体内を撮像するため、通常
は肌色周辺の色差値が得られ、図13(b)に示したよ
うな範囲の色差空間分布に治まっている。また、内視鏡
検査では異常部位検出のためにメチレンブルーのような
色素を散布することがあり、そのときには図13(c)
に示したような範囲の色差空間分布となる。さらに、レ
ンズ洗浄のための送水操作を行っているときには、図1
3(a)に示したように3原色及びその混合色を示す画
素が多くなり、その分布範囲は非常に広いものとなる。
以上3つのモードにおける色差空間分布を重ね合わせて
みると、図14(d)に示したように、それらの分布
に、明らかな違いが生じていることが解る。
【0086】図16において、モード検出手段7におけ
るモードの判定法を説明する。図15(i)に示した非
標準色の色差空間、例えば<R”>の領域の画素が表れ
るとカウンタ<R”>24がカウントアップされる。同
様に、<B>や<G>の領域の画素が表れると、それぞ
れカウンタ<B>23やカウンタ<G>22がカウント
アップされる。そして、垂直同期信号によってカウンタ
がクリアされる前に、3つのカウンタ値をモード判定部
125が読み取り、それぞれのカウンタ値が一定値以上
の値を示したかどうかによって、モードを判定する。そ
の判定条件を図16に示している。
【0087】送水モードかどうかは、図14(d)で明
らかなように、<G>の領域の画素が一定数以上あるか
どうかで判断される。また、送水でない状態で染色モー
ドであるかどうかは、<B>の領域の画素が一定数以上
あるかどうかで判断される。さらに、送水でない状態で
鮮やかな赤色、すなわち血の色があるかどうかは、<
R”>の領域の画素が一定数以上あるかどうかで判断さ
れる。
【0088】以上のモード判定結果により、色ずれ部検
出手段108の色ずれ部検出基準が変る。
【0089】すなわち図16に示したように、通常モー
ドで血の色が認められないときには、図14(e)の斜
線で示した領域(非標準色(その1))を非標準色と
し、通常モードで血の色が認められたときには図14
(f)の斜線で示した領域(非標準色(その2))を非
標準色とする。また、染色モードで血の色が認められな
いときには、図15(g)の斜線で示した領域(非標準
色(その3))を非標準色とし、染色モードで血の色が
認められたときには、図15(h)の斜線で示した領域
(非標準色(その4))を非標準色とする。
【0090】さらに、送水モードでは、送水モードにな
る直前のモードにおける非標準色を用いて色ずれ部検出
を行う。従って、モード判定部125から出力されるモ
ード信号は、送水モードを除いた4種類のうちから1つ
を選択する信号となっている。すなわち、送水モードに
入ると、直前のモード信号を維持して出力することにな
る。
【0091】モード信号を受けた色ずれ部検出手段10
8内のROM130は、各モードに応じた前記標準色の
彩度の閾値を出力する。そして、比較器31において、
実際の各画素の彩度と前記非標準色の彩度の閾値とを比
較し、実際の各画素の彩度の方が大きければ、その画素
は色ずれ画素であると見なされる。すなわち、彩度の低
いものは、色ずれ補正の対象とはせず、彩度が高く目立
つ画素のみを色ずれ補正の対象としている。
【0092】このようにして色ずれ部検出手段108か
ら出力された色ずれ信号は、補正手段109へ入力され
る。
【0093】以下、図17を用いて色ずれ補正の内容を
説明する。◎演算部147へ入力される9つの信号に対
して、演算部147は、それぞれの信号に対して3段の
シフトレジスタを有している。図17(a)に示したの
は、そのシフトレジスタの状態で、a,b,cが2ライ
ン前の3画素、d,e,fが1ライン前の3画素、g,
h,iが現在のラインの3画素に対応している。なお、
注目画素は中央のeである。また図17(b)〜(e)
は、色ずれ信号に対するシフトレジスタの状態であり、
○は非色ずれ画素、×は色ずれ画素を示している。これ
らの場合における演算部47の出力をFとすると、Fの
値は以下のように定義される。
【0094】(b)F=実際のe◎ (c)F={(実際の a+b+c+d+e+g)+(フィールドメ
モリの f+h+i)}/9 (d)F={(実際の a+b+d)+(フィールドメモリの
c+e+f+g+h+i)}/9 (e)F=(フィールドメモリの a+b+c+d+e+f+g+h+i)
/9 すなわち、色ずれ画素が全くない場合◎ F=実際のe◎ 色ずれ画素が1つでも含まれる場合◎ F={(非色ずれ画素の実際の色差値の合計)◎ +(色ずれ画素のフィールドメモリの色差値の合計)}
/9◎ とする。
【0095】この演算部147の出力Fは、画像の横方
向を原画像に合わせるために1Hメモリ148で1ライ
ン分遅延され、色差信号[R−Y]’として実際の画素
よりちょうど2ライン分遅延して出力されるようになっ
ている。
【0096】同様にして、演算部154の出力は、1H
メモリ155で1ライン分遅延され、色差信号[B−
Y]’として実際の画素より、ちょうど2ライン分遅延
して出力されるようになっている。
【0097】一方、輝度Yは2Hメモリ156で2ライ
ン分遅延して輝度信号[Y]’として出力されるように
なっており、前記色差信号[R−Y]’,[B−Y]’
と同期してD/Aコンバータへ入力される。
【0098】本実施例によれば、非標準色の色差値、す
なわち通常現れるはずのない色相あるいは異常に彩度の
高い鮮やかな色のみを補正の対象とするため、目立たな
い色ずれまでも補正して返って見づらくするようなこと
もなく、的確な色ずれ補正ができる。従って、内視鏡検
査の際に石の目の疲れを効果的に防ぐことができる。ま
た、本実施例によれば、送水による色ずれが生じる前の
画像状態に応じて非標準色の色差空間範囲を変えている
ため、染色を行ったり、出血が生じたときにも最も的確
な色ずれ補正の対象画素を検出することができる。
【0099】さらに、本実施例と、例えば数フィールド
前の色差と、現在の色差値を比較して、その変化量が一
定値を越えると色ズレ画素として判断する検知手段とを
比べてみる。前記検知手段において、色ズレ画素が正常
な画像の値に戻ったときにも色ズレ画素と誤判断してし
まうのに対して、本実施例では、この点を防止でき、よ
けいな画素まで補正して、かえって見ずらい画像となる
ことが防止できる。
【0100】なお、本実施例においては色差値を用いて
非標準色を定義したが、別の色座標系で非標準色の定義
を行うことも可能である。
【0101】
【発明の効果】本発明の色ズレ検出装置によれば、送水
時など色ズレ補正が必要な場合に、必要の無い画像部分
にまで色ズレの補正を行うことなく、観察者の色ズレ認
識のレベルに合い、目視上違和感の無い高精度な補正を
行えるようにするために、送水などの色ズレの生じる画
像と、通常画像のように色ズレのない画像とを判別する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例に係る色ズレ軽減装置の全体
的なブロック図。
【図2】図2は合成回路のブロック図。
【図3】図3は原画像と補正画像との合成比率の関係を
一例として示した説明図。
【図4】図4は通常画像の例を示す説明図。
【図5】図5は送水画像の例を示す説明図。
【図6】図6は色差変化数の時間変化を示すグラフ。
【図7】図7は第2実施例に係る色ズレ軽減装置の全体
的なブロック図。
【図8】図8は第3実施例に係る色ズレ軽減装置の全体
的なブロック図。
【図9】図9は第4実施例に係る装置の全体構成図。
【図10】図10はモード検出手段のブロック図。
【図11】図11は色ずれ部検出手段のブロック図。
【図12】図12は補正手段のブロック図。
【図13】図13は送水・通常・染色時における各色差空
間分布図。
【図14】図14は色差空間上における分布と設定モー
ドに関する説明図。
【図15】図15は色差空間上における設定モードに関
する説明図。
【図16】図16はモード検出に伴う色ずれ画素検出基
準の対応を示した表。
【図17】図17は補正手段の演算部の内容を説明する
ための図。
【図18】図18は色ズレ発生原因を示す説明図。
【符号の説明】
1…マトリクス回路 4A,4B…1Hラインメモリ 5…画像メモリ 6A,6B…比較回路 7A,7B…フィールド・メモリ 9…カウンタ回路 10…CPU 11A,11B…合成回路 14…逆マトリクス回路 15…アナログSW 16A,16B…微分回路 17A,17B…比較器 25…色ズレ軽減装置 26…色ズレ検出装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−71791(JP,A) 特開 平3−173292(JP,A) 特開 平3−231626(JP,A) 特開 昭61−113427(JP,A) 特開 平3−270392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/64 H04N 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列的に異なる色情報を撮像してカラ
    ー画像を得る撮像装置からカラー画像信号の色ズレを
    検出する色ズレ検出装置において、入力される前記カラー画像信号より色に関する要素情報
    を抽出する色要素抽出手段と前記色要素抽出手段で抽出される色要素情報の画素間変
    化量を算出する色要素変化算出手段と前記色要素変化算出手段で算出される色要素変化量に基
    づき、所定色要素変化量の画素を計数する色変化画素計
    数手段と前記色変化画素計数手段で計数される前記所定色要素変
    化量の画素数における時間的変化を算出する画素数変化
    算出手段と前記画素数変化算出手段で算出される前記画素数におけ
    る時間的変化量に基づき、色ズレの種別を判別する色ズ
    レ判別手段と 、 を備えたことを特徴とする色ズレ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記色ズレ判別手段の判別結果に基づ
    き、前記カラー画像に対して色補正する色補正手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1記載の色ズレ検出
    装置
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