JPH11136588A - テレビ放送用端末装置及び送信装置 - Google Patents

テレビ放送用端末装置及び送信装置

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JPH11136588A
JPH11136588A JP31585397A JP31585397A JPH11136588A JP H11136588 A JPH11136588 A JP H11136588A JP 31585397 A JP31585397 A JP 31585397A JP 31585397 A JP31585397 A JP 31585397A JP H11136588 A JPH11136588 A JP H11136588A
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JP
Japan
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video
horizontal
signal
synchronizing signal
frequency
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JP31585397A
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English (en)
Inventor
Soichiro Katsuki
聡一郎 香月
Hideo Inoue
秀士 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像フォーマットの変化に応じて水平同
期信号の周波数が変わった場合に生じる映像の乱れを抑
制することができるようにすること。 【解決手段】 デマルチプレクサ102で、受信部10
1での受信信号から映像情報と映像の水平周波数情報を
抽出し、抽出された映像の水平周波数情報を元に、水平
同期信号発生部104が、映像の水平周波数情報が変化
した場合に、変化前から変化後の水平周波数を段階的に
変化させ、この変化に応じた周波数の水平同期信号を、
垂直同期信号発生部103から発生された垂直同期信号
に同期して発生し、映像デコーダ105が、抽出映像情
報から映像を再生処理し、この処理により得られた再生
映像信号を、垂直同期信号及び水平同期信号に同期させ
て表示手段へ出力する構成とする。これによって、映像
フォーマットが変化してもロックが外れている時間を短
くして映像の乱れをほぼ無くすようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば米国DTV
(Digital TV)のように、映像を異なる映像
フォーマットで送るようなテレビ放送方式に準拠したテ
レビ放送用端末装置及び送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国で開発が進められているDTVの地
上波デジタル伝送方式では、525ライン、725ライ
ン、1080ライン、1125ラインなど、1フレーム
内の水平ライン数が異なる様々な映像フォーマットで規
定されている。これらの映像フォーマットは、映像を再
生するための情報として圧縮した映像情報と共に伝送さ
れる。
【0003】受信側では、圧縮された映像と一緒に送ら
れてきた映像の再生情報を用いて映像を再生し、様々な
映像フォーマットを表示可能なマルチスキャンモニタへ
出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同一チャンネ
ルで送られてくる映像フォーマットが途中で変わった場
合や、番組を選局した時で現在の映像フォーマットと番
組変更後の映像フォーマットが異なる場合で、例えば図
6に示すように、映像フォーマットが525ライン/フ
レームの水平同期信号の周波数は、1125ライン/フ
レームの水平同期信号の周波数の約半分になる。
【0005】伝送されてくる映像フォーマットが525
ライン/フレームから1125ライン/フレームに変わ
った時、それに対応して即座にマルチスキャンモニタへ
出力する水平同期信号を切りかえると、525ライン/
フレームの水平同期信号に周波数ロックしていたマルチ
スキャンモニタの水平同期のロックが外れ、変化した1
125ライン/フレームの水平同期信号に周波数ロック
するまで表示される映像が乱れることになる。
【0006】この問題は、電波障害など突発的な映像の
乱れと異なり、映像フォーマットが変わると必ず発生す
るものである。特に同一チャンネルで送られてくる映像
フォーマットが途中で変わる時に発生する映像の乱れ
は、番組を選局することとは性質が異なり、視聴者の動
作が関与しないため、より不快感がある。
【0007】通常、この様な画面の乱れを視聴者に見せ
ないために、映像の乱れがなくなるまで前の映像をフリ
ーズしたり、画面をブラックアウトしたりする方法が施
される。
【0008】しかし、CMなど短時間に多くの情報を視
聴者に伝達しようとするものにとって、一瞬でも映像が
静止したり、見えなくなることは大きな障害となり、ま
た視聴者にとっても不快感をあたえるものとなる。
【0009】本発明は、映像フォーマットの変化に応じ
て水平同期信号の周波数が変わった場合に生じる映像の
乱れを抑制することができるテレビ放送用端末装置及び
送信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成とした。
【0011】請求項1記載の発明は、受信された映像情
報と映像の水平周波数情報を抽出する抽出手段と、受信
映像がいかなるフォーマットであっても常に同じ周波数
にロックした垂直同期信号を発生して表示手段へ出力す
る垂直同期信号発生手段と、前記抽出された映像の水平
周波数情報を元に前記垂直同期信号に同期した水平同期
信号を発生すると共に、前記映像の水平周波数情報が変
化した場合に、変化前から変化後の水平周波数を段階的
に変化させ、この変化に応じた周波数の水平同期信号を
発生して前記表示手段へ出力する水平同期信号発生手段
と、前記抽出された映像情報から映像を再生し、この再
生映像信号を前記垂直同期信号及び前記水平同期信号に
同期させて前記表示手段へ出力する映像再生処理手段
と、を具備する構成とした。
【0012】この構成により、伝送されてくる映像フォ
ーマットが変化しても表示手段の垂直同期はロックさせ
たままで、水平同期は周波数が段階的に変化していくた
めロックが外れている時間を短くすることができ、これ
によって映像の乱れを引き起こすロック外れの時間を短
くすることができるので、表示手段に表示される映像の
乱れをほぼ無くすことができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のテレビ放送用端末装置において、水平同期信号発生
手段は、水平同期信号の周波数を段階的に変化させる周
期を、水平の1ライン周期、数ライン周期、1フィール
ド周期、数フィールド周期、1フレーム周期、数フィー
ルド周期の何れかとする構成とした。
【0014】この構成により、伝送されてくる映像フォ
ーマットが変化しても、表示手段の垂直同期はロックさ
せたままで、水平同期は周波数が、水平の1ライン周
期、数ライン周期、1フィールド周期、数フィールド周
期、1フレーム周期、数フィールド周期の何れかで段階
的に変化していくため、ロックが外れている時間を短く
することができ、これによって映像の乱れを引き起こす
ロック外れの時間を短くすることができるので、表示手
段に表示される映像の乱れをほぼ無くすことができる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は請求項2記載のテレビ放送用端末装置において、映像
再生処理手段から出力される再生映像信号は、映像フォ
ーマットが変化した場合でも映像を表示する信号、フィ
ールド期間内またはフレーム期間内で水平同期信号がロ
ックしていないラインには映像を表示しない信号の何れ
かである構成とした。
【0016】この構成により、映像フォーマットが変化
した場合でも表示手段に適正に映像を表示することがで
きる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3記載のテレビ放送用端末装置において、映像
再生処理手段は、抽出手段で抽出された映像情報から映
像を再生処理し、この処理により得られた再生映像信号
に、水平同期信号の周波数に応じて前記水平同期信号が
ロックしているラインに正しいアスペクト比で拡大また
は縮小して表示するための処理を行って表示手段へ出力
する構成とした。
【0018】この構成により、伝送されてくる映像フォ
ーマットが変化しても、水平同期がとれている部分に映
像を正しいアスペクト比で表示できるので、乱れた映像
を表示することがなくなる。
【0019】また、請求項5記載の発明は、映像信号の
フォーマットの変化時に、映像信号の水平周波数が段階
的に変化するフォーマットとなるようにエンコード処理
する映像エンコーダと、この映像エンコーダから出力さ
れるエンコード信号を放送電波として送信出力する送信
手段と、を具備する構成とした。
【0020】この構成により、テレビ放送用送信装置に
おいて、映像エンコーダで、映像フォーマットの変化時
に映像の水平周波数が段階的に変わっていくようにエン
コード処理し、この後に送信し、これをテレビ放送用端
末装置で受信するので、テレビ放送用端末装置において
は、表示手段の垂直同期はロックさせたままで、水平同
期は周波数が徐々に変化していくためロックが外れてい
る時間を短くすることができ、また、テレビ放送用端末
装置の水平同期信号発生手段では、それ自体で、垂直同
期信号に同期した周波数を持つ水平同期信号へと段階的
に変えながら出力するといった処理機能を持つ必要が無
くなるので、そのハード構成を簡略化することができ
る。
【0021】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のテレビ放送用送信装置において、映像エンコーダ
は、映像信号の水平周波数を段階的に変化させる周期
を、水平の1ライン周期、数ライン周期、1フィールド
周期、数フィールド周期、1フレーム周期、数フィール
ド周期の何れかとする構成とした。
【0022】この構成により、送信する映像フォーマッ
トが変化しても、テレビ放送用端末装置においては、表
示手段の垂直同期はロックさせたままで、水平同期は周
波数が、水平の1ライン周期、数ライン周期、1フィー
ルド周期、数フィールド周期、1フレーム周期、数フィ
ールド周期の何れかで段階的に変化していくため、ロッ
クが外れている時間を短くすることができ、これによっ
て映像の乱れを引き起こすロック外れの時間を短くする
ことができるので、表示手段に表示される映像の乱れを
ほぼ無くすことができる。
【0023】また、請求項7記載の発明は、送信装置か
ら送信されてくる映像情報と映像の水平周波数情報を含
む伝送信号を受信する受信手段と、垂直及び水平同期を
とることにより映像を表示する表示手段と、前記受信手
段での受信信号から映像情報と映像の水平周波数情報を
抽出する抽出手段と、伝送されてくる映像がいかなるフ
ォーマットであっても常に同じ周波数にロックした垂直
同期信号を発生して前記表示手段へ出力する垂直同期信
号発生手段と、前記抽出された映像の水平周波数情報を
元に前記垂直同期信号発生手段から発生された前記垂直
同期信号に同期した水平同期信号を発生し前記表示手段
へ出力する水平同期信号発生手段と、前記抽出された映
像情報から映像を再生処理し、この処理により得られた
再生映像信号を、前記垂直同期信号及び前記水平同期信
号に同期させて前記表示手段へ出力する映像再生処理手
段と、を具備する構成とした。
【0024】この構成により、テレビ放送用送信装置に
おいて、請求項5記載の送信装置で、映像フォーマット
の変化時に映像の水平周波数が段階的に変わっていくよ
うにエンコード処理された信号を、テレビ放送用端末装
置で受信するので、テレビ放送用端末装置においては、
表示手段の垂直同期はロックさせたままで、水平同期は
周波数が徐々に変化していくためロックが外れている時
間を短くすることができ、また、テレビ放送用端末装置
の水平同期信号発生手段では、それ自体で、垂直同期信
号に同期した周波数を持つ水平同期信号へと段階的に変
えながら出力するといった処理機能を持つ必要が無くな
るので、そのハード構成を簡略化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテレビ放送用端末
装置及び送信装置の実施の形態を図面を用いて具体的に
説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のテレビ放送用端末装置のブロック図を示す。
【0027】最初に、この図1に示すテレビ放送用端末
装置の接続構成を説明する。受信部101の出力は、デ
マルチプレクサ102の入力に接続されている。デマル
チプレクサ102の第1の出力は、水平同期信号発生部
104の第1の入力に接続され、デマルチプレクサ10
2の第2の出力は、映像デコーダ105の第1の入力に
接続されている。
【0028】垂直同期信号発生部103の出力は、映像
デコーダ105の第2の入力と水平同期信号発生部10
4の第2の入力とマルチスキャンモニタ106の第1の
入力に接続されている。
【0029】水平同期信号発生部104の出力は、映像
デコーダ105の第3の入力とマルチスキャンモニタ1
06の第2の入力に接続されている。映像デコーダ10
5の出力は、マルチスキャンモニタ106の第3の入力
に接続されている。次に、上記のように構成したテレビ
放送用端末装置の動作について説明する。受信部101
は圧縮された映像情報と映像の水平周波数情報を含む伝
送信号を受信して復調し、この受信復調信号をデマルチ
プレクサ102へ出力する。
【0030】デマルチプレクサ102は、受信復調信号
から圧縮された映像情報と映像の水平周波数情報とを抽
出し、圧縮された映像情報を映像デコーダ105へ出力
し、映像の水平周波数情報を水平同期信号発生部104
へ出力する。
【0031】垂直同期信号発生部103は、伝送されて
くる映像フォーマットに関わらず常に同じ周波数の垂直
同期信号を発生し、これを、映像デコーダ105、水平
同期信号発生部104、及びマルチスキャンモニタ10
6へ出力する。
【0032】水平同期信号発生部104は、デマルチプ
レクサ102で抽出された映像の水平周波数情報より水
平同期信号を発生し、これを、垂直同期信号発生部10
3から出力された垂直同期信号にロックさせ、映像デコ
ーダ105及びマルチスキャンモニタ106へ出力す
る。
【0033】また、デマルチプレクサ102で抽出した
映像の水平周波数情報が変わった時、すなわち送られて
くる映像のフォーマットが変わった時、変化する前の水
平周波数から、変化した後の水平周波数を持つ水平同期
信号へ段階的に周波数を変えながら出力する。
【0034】映像デコーダ105は、デマルチプレクサ
102で抽出された圧縮映像情報を再生処理し、垂直同
期信号発生部103から出力された垂直同期信号と、水
平同期信号104から出力された水平同期信号とに同期
させ、これによって再生した映像信号をマルチスキャン
モニタ106へ出力する。
【0035】これを、例えば伝送されてくる映像フォー
マットが525ライン/フレームから1125ライン/
フレームに変わるときで説明する。
【0036】垂直同期信号発生部103は、常に同じ周
波数の垂直同期信号を発生するのでマルチスキャンモニ
タ106の垂直同期は常に保持されたままになる。そし
て、デマルチプレクサ102で抽出された映像の水平周
波数情報より水平同期信号発生部104は、垂直同期信
号に同期した、例えば図2に示すように、525ライン
/フレームから、725ライン/フレーム、925ライ
ン/フレーム、そして1125ライン/フレームの周波
数を持つ水平同期信号へと段階的に変えながら出力す
る。
【0037】この段階的に変える周期は、1ライン周
期、数ライン周期、1フィールド周期、数フィールド周
期、1フレーム周期、数フレーム周期の何れかの周期で
変える。
【0038】このように、実施の形態1によれば、伝送
されてくる映像フォーマットが、例えば525ライン/
フレームから1125ライン/フレームに変わっても、
マルチスキャンモニタ106の垂直同期はロックさせた
ままで、水平同期は周波数が徐々(段階的)に変化して
いくためロックが外れている時間を短くすることができ
る。
【0039】即ち、映像の乱れを引き起こすロック外れ
の時間を短くすることができるので、モニタ106に表
示される映像の乱れをほぼ無くすことができる。これに
よって、従来のように視聴者に不快感を与えることがな
くなる。
【0040】また、上記と反対に、1125ライン/フ
レームの時は、925ライン/フレーム、725ライン
/フレーム、そして525ライン/フレームの周波数を
持つ水平同期信号へと段階的に変化させる上記ことで同
様の効果を得ることができる。但し、段階的に変化させ
るステップは、この例だけに限らない。
【0041】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2のテレビ放送用端末装置のブロック図を示す。但
し、この図3において図1に示した実施の形態1の各部
に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0042】図3に示す実施の形態3が、実施の形態1
と異なる点は、実施の形態1の構成に加え、水平同期信
号発生部104で発生される水平同期信号の周波数情報
が映像デコーダ305へ出力されるようになっているこ
とと、映像デコーダ305の処理機能が以下詳細に説明
するようになっていることである。
【0043】映像デコーダ305は、デマルチプレクサ
102から出力された圧縮映像情報を再生処理し、水平
同期信号発生部104から出力される水平同期信号の周
波数情報に応じて、先に再生した映像を水平同期信号が
ロックしている部分に正しいアスペクト比に拡大あるい
は縮小処理してマルチスキャンモニタ106へ出力す
る。
【0044】これを、伝送されてくる映像フォーマット
が、例えば525ライン/フレームから1125ライン
/フレームに変わるときで説明する。
【0045】図4に示すように、伝送される映像フォー
マットが、フレーム2において、525ライン/フレー
ムから1125ライン/フレームに変わったとする。ま
た、デマルチプレクサ102で抽出された映像の水平周
波数情報に応じて水平同期信号発生部104は、フレー
ム2で725ライン/フレーム、フレーム3で925ラ
イン/フレーム、フレーム4で1125ライン/フレー
ムの周波数の水平同期信号を発生し、これをマルチスキ
ャンモニタ106へ出力する。
【0046】映像デコーダ305は、水平同期信号発生
部104から出力される水平同期信号の周波数情報をも
とに、再生映像の縮小処理を行う。この縮小処理は、例
えば図4に示すように、フレーム2においては、表示画
面の下の部分の水平同期がとれている場所へアスペクト
比が正しくなるように水平及び垂直方向にそれぞれ52
5/1125の比率で縮小処理した映像が表示できるよ
うに処理する。
【0047】同様にフレーム3でも525/1125、
フレーム4では725/1125、フレーム5では92
5/1125の比率で映像を縮小処理する。そして、フ
レーム6で1125ライン/フレームの映像をそのまま
のサイズで表示し、切り替えを完了する。
【0048】また、映像デコーダ305は、水平同期信
号発生部104と垂直同期信号発生部103が発生する
水平同期信号と垂直同期信号に同期させて映像信号を出
力する。これによって、表示される映像は、図4に示さ
れるように映像フォーマットが切り替わってから徐々に
小さくなり、途中から徐々にフル画面に表示されるよう
になる。
【0049】映像フォーマットが1125ライン/フレ
ームから525ライン/フレームへ切り替わる時は、映
像を拡大する処理を行えば同様に映像を表示することが
できる。
【0050】これは、映像の見せ方の1例として説明し
たが、映像の縮小あるいは拡大する比率、水平同期信号
発生部104が出力する水平同期信号の周波数を切り替
える周期は、1フィールド、数フィールド、図4に示す
ように、1フレーム、数フレームのいずれかで行える。
【0051】このように、実施の形態2によれば、伝送
されてくる映像フォーマットが、例えば525ライン/
フレームから1125ライン/フレームに変わっても、
実施の形態1と同様にマルチスキャンモニタ106の垂
直同期はロックさせたままで、水平同期は周波数が徐々
に変化していくためロックが外れている時間を短くする
ことができる。
【0052】そして、水平同期信号の周波数が切り替わ
る周期を1フィールド、数フィールド、1フレーム、数
フレームのいずれかで切り替え、各フィールド、或いは
フレームで水平同期がとれている部分に映像を正しいア
スペクト比で表示するために、再生映像を拡大あるいは
縮小処理して出力することで、映像フォーマットが切り
替わっても乱れた映像を表示することがなくなる。 (実施の形態3)図5は、実施の形態3のテレビ放送用
送信装置のブロック図を示す。図5において、映像エン
コーダ501の出力は送信部502の入力に接続されて
いる。映像エンコーダ501は、放送する映像ソースを
圧縮するエンコード処理を行う。
【0053】そして、同図に示すように、映像ソースが
例えば525ライン/フレームから1125ライン/フ
レームに途中で切り替わる時、その切り替えるところ
が、映像の水平周波数が徐々に変わっていく映像フォー
マットとなるようにエンコード処理する。
【0054】エンコード処理された処理信号は、送信部
502で変調されて送信される。送信信号は、図1に示
した実施の形態1におけるテレビ放送用端末装置で受信
される。この受信時の動作について説明する。
【0055】図1において、受信部101は、圧縮され
た映像情報と映像の水平周波数情報を含む伝送信号を受
信して復調し、この受信復調信号をデマルチプレクサ1
02へ出力する。
【0056】デマルチプレクサ102は、受信復調信号
から圧縮された映像情報と映像の水平周波数情報とを抽
出し、圧縮された映像情報を映像デコーダ105へ出力
し、映像の水平周波数情報を水平同期信号発生部104
へ出力する。
【0057】垂直同期信号発生部103は、伝送されて
くる映像フォーマットに関わらず常に同じ周波数の垂直
同期信号を発生し、映像デコーダ105、水平同期信号
発生部104、及びマルチスキャンモニタ106へ出力
する。
【0058】水平同期信号発生部104は、水平同期信
号を発生し、垂直同期信号発生部103が出力した垂直
同期信号にロックさせ、映像デコーダ105とマルチス
キャンモニタ106へ出力する。
【0059】映像デコーダ105は、デマルチプレクサ
102が出力した圧縮映像情報を再生処理し、この再生
映像信号を垂直同期信号と水平同期信号に同期させてマ
ルチスキャンモニタ106へ出力する。
【0060】例えば、図5に示すように、送信側で映像
フォーマットを、525ライン/フレームから1125
ライン/フレームに切り替える時、切り変わり目に水平
周波数が徐々に変わるようにエンコードした映像を挿入
しておけば、図1の水平同期信号発生部104が発生す
る水平同期信号は、図2に示すようになる。
【0061】つまり、実施の形態1で説明したように、
水平同期信号発生部104は、それ自体で、垂直同期信
号に同期した、例えば図2に示す525ライン/フレー
ムから、725ライン/フレーム、925ライン/フレ
ーム、そして1125ライン/フレームの周波数を持つ
水平同期信号へと段階的に変えながら出力するといった
処理機能を持つ必要が無くなる。
【0062】このように、実施の形態3によれば、テレ
ビ放送用送信装置の映像エンコーダ501で、放送する
映像ソースを圧縮した後、映像ソースが例えば525ラ
イン/フレームから1125ライン/フレームに途中で
切り替わる際に、映像の水平周波数が徐々(段階的)に
変わっていく映像フォーマットとなるようにエンコード
処理して送信するようにしたので、これを受信するテレ
ビ放送用端末装置においては、マルチスキャンモニタ1
06の垂直同期はロックさせたままで、水平同期は周波
数が徐々に変化していくためロックが外れている時間を
短くすることができる。
【0063】反対に1125ライン/フレームの時は、
925ライン/フレーム、725ライン/フレーム、そ
して525ライン/フレームの周波数を持つ水平同期信
号へと段階的に変化させることで同様の効果を得ること
ができる。
【0064】また、テレビ放送用端末装置の水平同期信
号発生部104は、それ自体で、垂直同期信号に同期し
た周波数を持つ水平同期信号へと段階的に変えながら出
力するといった処理機能を持つ必要が無くなるので、そ
のハード構成を実施の形態1よりも簡略化することがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、伝送さ
れてくる映像フォーマットが変化しても表示手段の垂直
同期はロックさせたままで、水平同期は周波数が段階的
に変化していくためロックが外れている時間を短くする
ことができ、これによって映像の乱れを引き起こすロッ
ク外れの時間を短くすることができるので、表示手段に
表示される映像の乱れをほぼ無くすことができる。
【0066】また、伝送されてくる映像フォーマットが
変化しても、水平同期がとれている部分に映像を正しい
アスペクト比で表示できるので、乱れた映像を表示する
ことがなくなる。
【0067】更に、テレビ放送用送信装置において、映
像エンコーダで、映像フォーマットの変化時に映像の水
平周波数が段階的に変わっていくようにエンコード処理
し、この後に送信し、これをテレビ放送用端末装置で受
信するので、テレビ放送用端末装置においては、表示手
段の垂直同期はロックさせたままで、水平同期は周波数
が徐々に変化していくためロックが外れている時間を短
くすることができ、また、テレビ放送用端末装置の水平
同期信号発生手段では、それ自体で、垂直同期信号に同
期した周波数を持つ水平同期信号へと段階的に変えなが
ら出力するといった処理機能を持つ必要が無くなるの
で、そのハード構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るテレビ放送用端末
装置のブロック図。
【図2】上記実施の形態の垂直同期信号と水平同期信号
のタイミング図。
【図3】本発明の実施の形態2に係るテレビ放送用端末
装置のブロック図。
【図4】上記実施の形態の受信する映像フォーマットと
出力する水平同期信号の周波数と映像信号と表示イメー
ジとの関係図。
【図5】本発明の実施の形態3に係るテレビ放送用送信
装置のブロック図。
【図6】従来の垂直同期信号のタイミング図。
【符号の説明】
101 受信部 102 デマルチプレクサ 103 垂直同期信号発生部 104 水平同期信号発生部 105 305 映像デコーダ 106 マルチスキャンモニタ 501 映像エンコーダ 502 送信部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された映像情報と映像の水平周波数
    情報を抽出する抽出手段と、受信映像がいかなるフォー
    マットであっても常に同じ周波数にロックした垂直同期
    信号を発生して表示手段へ出力する垂直同期信号発生手
    段と、前記抽出された映像の水平周波数情報を元に前記
    垂直同期信号に同期した水平同期信号を発生すると共
    に、前記映像の水平周波数情報が変化した場合に、変化
    前から変化後の水平周波数を段階的に変化させ、この変
    化に応じた周波数の水平同期信号を発生して前記表示手
    段へ出力する水平同期信号発生手段と、前記抽出された
    映像情報から映像を再生し、この再生映像信号を前記垂
    直同期信号及び前記水平同期信号に同期させて前記表示
    手段へ出力する映像再生処理手段と、を具備したことを
    特徴とするテレビ放送用端末装置。
  2. 【請求項2】 水平同期信号発生手段は、水平同期信号
    の周波数を段階的に変化させる周期を、水平の1ライン
    周期、数ライン周期、1フィールド周期、数フィールド
    周期、1フレーム周期、数フィールド周期の何れかとす
    ることを特徴とする請求項1記載のテレビ放送用端末装
    置。
  3. 【請求項3】 映像再生処理手段から出力される再生映
    像信号は、映像フォーマットが変化した場合でも映像を
    表示する信号、フィールド期間内またはフレーム期間内
    で水平同期信号がロックしていないラインには映像を表
    示しない信号の何れかであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のテレビ放送用端末装置。
  4. 【請求項4】 映像再生処理手段は、抽出手段で抽出さ
    れた映像情報から映像を再生処理し、この処理により得
    られた再生映像信号に、水平同期信号の周波数に応じて
    前記水平同期信号がロックしているラインに正しいアス
    ペクト比で拡大または縮小して表示するための処理を行
    って表示手段へ出力することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のテレビ放送用端末装置。
  5. 【請求項5】 映像信号のフォーマットの変化時に、映
    像信号の水平周波数が段階的に変化するフォーマットと
    なるようにエンコード処理する映像エンコーダと、この
    映像エンコーダから出力されるエンコード信号を放送電
    波として送信出力する送信手段と、を具備したことを特
    徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 映像エンコーダは、映像信号の水平周波
    数を段階的に変化させる周期を、水平の1ライン周期、
    数ライン周期、1フィールド周期、数フィールド周期、
    1フレーム周期、数フィールド周期の何れかとすること
    を特徴とする請求項5記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 送信装置から送信されてくる映像情報と
    映像の水平周波数情報を含む伝送信号を受信する受信手
    段と、垂直及び水平同期をとることにより映像を表示す
    る表示手段と、前記受信手段での受信信号から映像情報
    と映像の水平周波数情報を抽出する抽出手段と、伝送さ
    れてくる映像がいかなるフォーマットであっても常に同
    じ周波数にロックした垂直同期信号を発生して前記表示
    手段へ出力する垂直同期信号発生手段と、前記抽出され
    た映像の水平周波数情報を元に前記垂直同期信号発生手
    段から発生された前記垂直同期信号に同期した水平同期
    信号を発生し前記表示手段へ出力する水平同期信号発生
    手段と、前記抽出された映像情報から映像を再生処理
    し、この処理により得られた再生映像信号を、前記垂直
    同期信号及び前記水平同期信号に同期させて前記表示手
    段へ出力する映像再生処理手段と、を具備したことを特
    徴とするテレビ放送用端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107222704A (zh) * 2017-06-21 2017-09-29 浙江大华技术股份有限公司 一种视频制式切换方法及装置

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CN107222704A (zh) * 2017-06-21 2017-09-29 浙江大华技术股份有限公司 一种视频制式切换方法及装置
CN107222704B (zh) * 2017-06-21 2019-09-17 浙江大华技术股份有限公司 一种视频制式切换方法及装置

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