JPH11129019A - ダイス装置 - Google Patents

ダイス装置

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JPH11129019A
JPH11129019A JP29550597A JP29550597A JPH11129019A JP H11129019 A JPH11129019 A JP H11129019A JP 29550597 A JP29550597 A JP 29550597A JP 29550597 A JP29550597 A JP 29550597A JP H11129019 A JPH11129019 A JP H11129019A
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Japan
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JP29550597A
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Inventor
Masaaki Deguchi
正明 出口
Yoshiyuki Tomitaka
圭志 冨▲高▼
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MIYAZAKI IRON WORKS Ltd
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MIYAZAKI IRON WORKS Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイスを容易に交換可能とし、かつ線癖をと
るためにダイスの角度を容易に調整可能とする。 【解決手段】 略円柱状のダイスケース61と、横置き
されたダイスケース61を着脱自在に内装するダイスホ
ルダー62とを備え、ダイスホルダー62に、ダイスケ
ース61を装着するための上面の開口71を有する装着
室63が形成され、ダイスケース61の上面に装着室6
3と連通する出入孔81が形成され、ダイスホルダー6
2の上面からダイス60の着脱を可能とする。ダイスケ
ース61は、ダイスホルダー62に対して水平軸線周り
に回動自在に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材、棒材等の被
引き抜き材を所定の形状、寸法に引き抜き加工するため
のダイス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイス装置として実開昭61−1
48406号公報に記載されたものは、図6,7に示す
ように、ケース1の後部に、線材Aに粉末状のCa,N
a等の金属石けんとイオウ等の無機物とを混合した乾式
潤滑剤Bを付着させるための潤滑室2が形成され、この
潤滑室2に隣接してケース1の前部にダイス3挿入用の
装着室4が形成され、装着室4の前後両側にシール材
5,6を介してダイス3を押え込むための線材引抜側第
1押え環7および線材挿入側の第2押え環8が配設さ
れ、第2押え環8はケース1に前後方向へ摺動自在に嵌
合され、第2押え環8を摺動させるための駆動シリンダ
10が設けられたものである。
【0003】ケース1は、その後部が支持台11に横軸
12および縦軸12Aを介して回動自在に枢支され、前
端部に角度(高さ)調節ボルト13が螺嵌されている。
またケース1の後端部には潤滑室2に連通する線材挿入
窓14が形成され、ケース1の上面には潤滑室2の蓋1
5が着脱可能に装着される。
【0004】第2押え環8は、潤滑室2の装着室4側室
壁に形成され装着室4に連通する案内孔16に、Oリン
グ17を介して前後方向へ摺動自在に内嵌される。な
お、案内孔16の孔壁には水抜き用孔16aが形成され
る。また、第2押え環8は、円筒状に形成され、ダイス
3側に線材径よりもやや大きめの線材挿入孔18が、ま
た挿入孔18に連通して潤滑室2側が拡がつた略半球状
の乾式潤滑剤戻り孔19がそれぞれ形成されている。
【0005】また、駆動シリンダ10は、例えばエアシ
リンダで、その本体10aは、潤滑室2外側のケース1
に固定された左右一対の支承台20に、縦軸21周りに
回動自在に枢支されている。そして、ケース1には潤滑
室2を貫通する連結杆22が縦軸23を介して摺動自在
に枢支され、連結杆22の外端22aが駆動シリンダ1
0のピストンロツド10bの先端に嵌合係止され、連結
杆22の内端22bは、第2押え環8の潤滑室2側に突
出形成された左右一対の縦長係止溝24に係止されてい
る。そして、駆動シリンダ10、連結杆22および係止
溝24により第2押え環8の駆動装置25が構成され
る。
【0006】そして、連結杆22が貫通するケース1の
貫通孔26の外側孔壁には乾式潤滑剤Bのケース1外へ
の洩れを防止ための軟質合成樹脂製、例えばフエルト製
の洩れ防止片27が貼着されている。
【0007】一方、第1押え環7は、ケース1前端に形
成され装着室4に連通する水平孔28に嵌合され、後端
部に形成されたストッパ用外フランジ29により水平孔
28の孔壁に係合され、前方向の移動が阻止されてい
る。そして、第1押え環7の装着室4側の下端にはダイ
ス落下防止片30が突設されている。また、装着室4
は、上端を開放され、蓋31により閉塞される。
【0008】そして、ダイス3は、中央にダイス孔3a
を有する周知構造のもので、装着室4より第1押え環7
と第2押え環8との間にシール材5,6を介して着脱可
能に介在される。なお、図中、32は線材引き込み角度
調整ローラ、33はガイドローラである。
【0009】また、他のダイス装置を図8に示す。この
ダイス装置では、ダイス40は円柱状のダイスケース4
1に嵌合され、ねじ42によってダイスケース41に固
定される押体43によって圧着され、ダイスケース41
がボルト等によりダイスホルダー44に固定されてい
る。
【0010】ダイスケース41とダイス40との間の空
間には、水等の冷却用媒体の通路45が形成され、ダイ
ス40とダイスケース41およびダイス40と押体43
との接触面にパッキン46が介装され、ダイスケース4
1と押体と43の接触面にはOリング47が介装されて
いる。
【0011】このダイスケース41はダイスホルダー4
4の線材出口側に配され、その前方に円錐状の引抜孔4
8が穿設され、ダイスホルダー44の線材挿入側に乾式
潤滑剤が充填された潤滑室49が配され、潤滑室49と
ダイスケース41との間に、線材通過孔50が穿設され
ている。
【0012】なお、図中、51は線材引き込み角度調整
ローラ、52はダイスホルダー44を首振りさせるため
の支軸、53は線材挿入孔である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前者のダイス装置で
は、ダイスの交換を行う場合、駆動シリンダを作動させ
て連結杆を縦軸周りに揺動させ、第2押え環をダイスか
ら離間させる方向に移動させ、装着室の上面からダイス
を取り出す。ダイスを装着するときは、この逆の動作を
行えばよく、交換が容易である。また、線材の引き抜き
加工中、線材がダイスに対してまっすぐに進行していれ
ばよいが、角度がついて斜めに進行すると、線材に癖が
つき、品質の低下を招く。そこで、ケースを横軸周りに
回動させて、ダイスが線材に対してまっすぐになるよう
に調整を行う。
【0014】このように、この装置では、ダイスの交換
が容易であるという長所があるが、線癖に対する調整作
業が容易でなく、例えば運転中に線癖をとりにくいとい
う短所がある。
【0015】また、後者のダイス装置では、線癖に対す
る調整作業を行う場合、ダイスケースを水平軸線周りに
回動させることによって行えばよく、線癖を容易にとる
ことができる。また、ダイスの交換を行う場合、ダイス
ケースをダイスホルダーから引き抜き、ダイスを脱着し
てから、ダイスケースを再びダイスホルダーに装着す
る。
【0016】このように、この装置では、線癖に対する
調整は容易に行うことができるという長所があるが、ダ
イスの交換をダイスホルダーから直接行うことができ
ず、交換作業が面倒であるという短所がある。
【0017】本発明は、上記に鑑み、ダイスの交換が容
易に行え、かつ線癖を容易にとることができるといった
両者の長所を有するダイス装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、ダイスを着脱可能に保持する略円柱状のダイスケ
ースと、ダイスケースを着脱自在に内装するダイスホル
ダーと、ダイスを常時押さえ込むことにより固定する固
定手段とを備え、ダイスホルダーにダイスケースを装着
するための上面開放の装着室が設けられ、ダイスケース
の上面にダイス出し入れ用孔が形成され、ダイスケース
はダイスホルダーに対して水平軸線周りに回動自在に支
持されたものである。
【0019】ここで、ダイスを交換する場合は、固定手
段による押圧を解除して、ダイスをダイスケースのダイ
ス出し入れ用孔、上面開放の装着室を通じて取り外す。
装着するときは、逆にダイスホルダーの上方からダイス
ケース内にダイスを挿入して、固定手段によりダイスを
押さえ込んで固定する。したがって、ダイスケースをダ
イスホルダーに装着したままダイスだけを着脱すること
により、ダイスを交換することができる。
【0020】また、線癖をとる場合は、ダイスケースが
ダイスホルダーに対して回動自在となっているので、ダ
イスケースを回動させるだけで、ダイスの角度を容易に
変化させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のダイス装置
を図1〜図5に示す。このダイス装置は、被引き抜き材
としての線材を引き抜き加工する伸線機に使用され、ダ
イス60を着脱可能に保持する略円柱状のダイスケース
61と、横置きされたダイスケース61を着脱自在に内
装するダイスホルダー62とを備えている。
【0022】ダイスホルダー62には、線材進行方向に
向かって前側にダイスケース61を装着するための装着
室63が設けられ、後側に潤滑剤が充填される潤滑室6
4が設けられ、両室63,64は円形の連通孔65によ
り連通されている。潤滑室64の後部に線材入口66が
形成され、潤滑室64には湿式あるいは乾式の潤滑剤が
充填される。ここでは、湿式の潤滑剤が用いられ、潤滑
室64内に潤滑剤を入れる容器67が設置され、この中
を線材が通過する。なお、68は容器67の排出孔69
を開閉するためのハンドル、70はダイスホルダー62
の排出孔である。
【0023】装着室63は、その上面に開口71が形成
され、前部に線材出口72が形成されている。また、装
着室63の両側の側面にそれぞれ円形の貫通孔73が形
成され、ダイスケース61が挿入可能とされる。
【0024】ダイスケース61には、内部に前後方向お
よび上下方向に貫通した空間80が形成され、この空間
80にダイス60が装着される。そして、両側近傍を除
く上面および下面が平坦に切り欠かれ、上面にダイス出
し入れ用の出入孔81が形成され、この出入孔81を通
して空間80が装着室63と連通し、さらにダイスホル
ダー62の外部とも連通する。
【0025】そして、ダイスケース61の両側は装着室
63の貫通孔73と同径とされ、これによってダイスケ
ース61はダイスホルダー62に対して水平軸線周りに
回動自在に支持される。ダイスケース61の両側面は、
ダイスホルダー62の側面から外部に露出するが、他方
の貫通孔73はダイスホルダー62に固定された円板8
2により閉塞されており、一方の側面しか外部に露出し
ていない。この側面には、ダイスケース61を回動させ
て線癖をとるためのダイス角度調整用の回動手段が装着
されている。また、ダイス60を冷却するための冷却水
用の給水孔83および排水孔84が空間80に連通する
ように形成されている。
【0026】回動手段は、図1,2に示すように、ダイ
スケース61の半径方向にボルト85により取り付けら
れたアーム86と、アーム86を上下に揺動させるため
の揺動部87とからなり、揺動部87はダイスホルダー
62に突設された支持片88に螺合された上下一対の調
整ボルト89によって構成される。各調整ボルト89は
それぞれアーム86の一端の上面、下面に当接するよう
になっており、アーム86の上面はテーパ状である。調
整ボルト89を回すと、アーム86がダイスケース61
の中心線を通る水平軸線を中心にして揺動し、ダイスケ
ース61の両側が貫通孔73内を摺動することにより、
ダイスケース61は水平軸線周りに回動する。なお、ア
ーム86はモータ、シリンダ等によって揺動させてもよ
い。また、ダイスケース61を直接回動させる機構を設
けてもよい。
【0027】ダイスケース61の空間80内には、図5
に示すように、ダイス60を載置するダイス受け90
と、この上でダイス60を前後方向から挟みつける第1
ガイド91および第2ガイド92とが設けられている。
【0028】ダイス受け90は、ダイスケース61の下
面にボルトにより取り付けられ、空間80の下面を密閉
する。ここで、ダイス60は周知の構造のものであり、
その外形は円形とされており、このダイス60を載置で
きるようにダイス受け90の上面はダイス60の円周に
合わせて円弧状とされる。
【0029】第1ガイド91は、空間80の前側におい
てダイスケース61に嵌合され、線材の通る孔93が形
成されている。そして、ダイス60との間にリング状の
パッキン94が介装され、またダイスケース61の空間
80を形成する内壁との間にOリング95が介装されて
いる。
【0030】第2ガイド92は、空間80の後側におい
てダイスケース61に前後方向に摺動自在に嵌入され、
線材の通る孔96が形成されている。そして、その後側
の外面はダイスケース61の周面と同じ曲率の円周面と
され、外部に露出してダイスケース61の円周面の一部
を成す。また、ダイス60との間にリング状のパッキン
97が介装され、空間80の内壁との間にOリング98
が介装されている。
【0031】ここで、ダイスケース61の空間80内に
は、ダイス60とダイス受け90、第1ガイド91およ
び第2ガイド92によって囲まれた冷却水通路99が形
成され、この通路99が給水孔83および排水孔84と
接続され、ダイス60を冷却するための冷却水が循環す
る。また、通路99の上面は出入孔81に通じて開放さ
れているが、ダイスケース61の上面にボルトによって
取り付けられる蓋100が被せられて、出入孔81は閉
じられている。
【0032】そして、第2ガイド92を後側、すなわち
第1ガイド91から離間する離間方向に付勢する付勢体
101が設けられ、付勢体101は第2ガイド92とダ
イスケース61との間に介装されたばねからなり、付勢
体101の一端が第2ガイド92に当接し、他端がダイ
スケース61の空間80に突設されたリブ102にばね
受け皿103を介して当接している。なお、付勢体10
1はばねに限らずゴム等の弾性体であってもよい。
【0033】また、第2ガイド92の円周面と接触する
ダイス押体110がダイスホルダー62内に設けられ、
さらにダイス押体110を前側、すなわち第1ガイド9
1に近接する近接方向に移動させる移動手段111が設
けられている。ダイス押体110は、連通孔65にOリ
ング112を介して摺動自在に嵌入され、その前面は第
2ガイド92の円周面に面接触する円周面とされ、後側
は潤滑室64に内装された容器67と一体となってお
り、線材の通る孔113が形成されている。なお、この
孔113は、ダイスケース61が回動しても第2ガイド
92の孔96と連通するように、第2ガイド92の孔9
6よりも大径とされる。
【0034】移動手段111は、図1,2に示すよう
に、ダイス押体110に係合する連結アーム114と、
連結アーム114を支軸115周りに揺動させるシリン
ダ116とからなり、シリンダ116はダイスホルダー
62の両側面にそれぞれ固定されている。連結アーム1
14は、潤滑室64内に設けられた支軸115に支持さ
れ、ダイスホルダー62の側面を貫通する孔117に挿
通されている。なお、この孔117は潤滑室64に形成
されているが、潤滑剤は容器67内に充填されるためこ
の孔117から漏れることはない。
【0035】連結アーム114の一端は、ダイス押体1
10の後部に形成された係止溝118に係合され、他端
は、シリンダ116のロッド119に回転自在に係合さ
れている。そして、シリンダ116を作動させると、連
結アーム114が揺動して、ダイス押体110が前後方
向に移動する。したがって、運転中はシリンダ116の
ロッド119を短縮させておくことにより、ダイス押体
110が第2ガイド92に当接し、第2ガイド92はダ
イス60を第1ガイド91に対して押しつけることか
ら、ダイス60は常時押さえ込まれる。すなわち、ダイ
ス押体110、連結アーム114、移動手段111によ
って、ダイス60を常時押さえ込むことにより固定する
固定手段が構成される。
【0036】上記構成において、線材は潤滑室64内に
引き込まれ潤滑剤が付着し、ダイス60を通って引き抜
き加工され、巻取ドラムあるいは切断装置に送り込まれ
る。ダイス60では、この加工により発熱するが、ダイ
スケース61内を循環する冷却水によって冷却される。
【0037】そして、線材に線癖がつく場合、ダイス6
0の角度を調整しなければならない。このとき、回動手
段87における調整ボルト89を必要な量だけ回すと、
ダイスケース61に固定されたアーム86が水平軸線を
中心にして調整ボルト89により押された方向に揺動す
る。これに伴ってダイスケース61が回動する。このと
き、ダイス押体110はダイスケース61の第2ガイド
92に圧接しているが、両者は面接触しているので、ダ
イスケース61の回動は可能となっている。このように
してダイス60の角度が変化して、線癖がとれる。した
がって、加工中においても簡単な操作により、ダイス6
0の角度を調整することができ、線癖を容易にとること
ができる。
【0038】次に、ダイス60を交換する場合、シリン
ダ116を作動させて、ロッド119を伸長させる。す
ると、連結アーム114がダイスホルダー62の後側方
向に向かって揺動し、ダイス押体110が離間方向に移
動する。これによって、第2ガイド92はシリンダ11
6による押圧が解除される。そして、ばね101の付勢
力により第2ガイド92も離間方向に移動し、ダイス6
0との間に隙間が生まれ、ダイス60はダイスケース6
1から取り外し可能となる。そこで、ダイスケース61
の上面の蓋100を外すと、ダイス60をダイスホルダ
ー62の外部から望めるので、ダイス60を容易に上方
から取り出すことができる。
【0039】ダイス60を交換後、ダイス60をダイス
ケース61に装着するとき、ダイス60をダイスホルダ
ー62の上方からダイスケース61内に挿入し、ダイス
受け90の上に置く。そして、シリンダ116を作動さ
せてロッド119を短縮すると、連結アーム114が揺
動して、ダイス押体110は近接方向に移動する。ダイ
ス押体110は第2ガイド92に当接して、第2ガイド
92をダイス60に圧接する。これによって、ダイス6
0は第1ガイド91および第2ガイド92に挟まれて固
定される。したがって、ダイスケース61をダイスホル
ダー62から取り出さなくてもダイス60を着脱するこ
とができ、ダイス60の交換を容易に行うことができ
る。
【0040】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、移動手段は、シリンダの代わりにモータを用いても
よい。また、レバーを設けて、手動で操作するようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、ダイスホルダーにダイスケースを装着するため
の上面開放の装着室が設けられ、ダイスケースの上面に
ダイス出し入れ用孔が装着室に連通するように形成され
ているので、ダイスをダイスホルダーの上方から着脱す
ることが可能となり、ダイスケースをダイスホルダーか
ら取り出さなくてもダイスを交換することができ、ダイ
スの交換を容易に行うことができる。
【0042】また、円柱状のダイスケースをダイスホル
ダーに対して回動自在に支持しているので、ダイスケー
スを水平軸線周りに回動させることにより、ダイスの角
度を変化させることができる。したがって、引き抜き加
工中においても容易に線癖をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のダイス装置の平面図
【図2】同じく側面図
【図3】同じく側面断面図
【図4】同じく正面断面図
【図5】ダイスケースの断面図
【図6】従来のダイス装置の一部破断平面図
【図7】同じく断面図
【図8】他の従来のダイス装置の断面図
【符号の説明】
60 ダイス 61 ダイスケース 62 ダイスホルダー 63 装着室 81 出入孔 90 ダイス受け 91 第1ガイド 92 第2ガイド 101 付勢体 110 ダイス押体 111 移動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスを着脱可能に保持する略円柱状の
    ダイスケースと、該ダイスケースを着脱自在に内装する
    ダイスホルダーと、前記ダイスを常時押さえ込むことに
    より固定する固定手段とを備え、前記ダイスホルダーに
    前記ダイスケースを装着するための上面開放の装着室が
    設けられ、前記ダイスケースの上面にダイス出し入れ用
    孔が形成され、前記ダイスケースは前記ダイスホルダー
    に対して水平軸線周りに回動自在に支持されたことを特
    徴とするダイス装置。
  2. 【請求項2】 略円柱状のダイスケースと、横置きされ
    た該ダイスケースを着脱自在に内装するダイスホルダー
    とを備え、 該ダイスホルダーに、前記ダイスケースを装着するため
    の装着室が形成され、該装着室は上面開放とされ、前記
    ダイスケースの上面に前記装着室と連通するダイス出し
    入れ用孔が形成され、前記ダイスホルダーの上面からダ
    イスの着脱が可能とされ、 前記ダイスケースは前記ダイスホルダーに対して水平軸
    線周りに回動自在とされ、ダイス角度を調整するために
    前記ダイスケースを回動させる回動手段が設けられ、 前記ダイスケース内に、ダイスを載置するダイス受け
    と、この上でダイスを挟みつける第1ガイドおよび第2
    ガイドとが設けられ、該第1ガイドは前記ダイスケース
    に対して固定され、第2ガイドは、第1ガイドに対して
    近接離間するように移動自在とされ、かつ前記ダイスケ
    ースの円周面の一部を成し、 前記ダイスホルダーに、前記第2ガイドの円周面と接触
    する円周面を有する移動自在なダイス押体と、該ダイス
    押体を近接方向に移動させる移動手段とが設けられ、前
    記ダイスケースに前記第2ガイドを第1ガイドから離間
    する方向に付勢する付勢体が設けられたことを特徴とす
    るダイス装置。
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