JPH11128590A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH11128590A
JPH11128590A JP9294134A JP29413497A JPH11128590A JP H11128590 A JPH11128590 A JP H11128590A JP 9294134 A JP9294134 A JP 9294134A JP 29413497 A JP29413497 A JP 29413497A JP H11128590 A JPH11128590 A JP H11128590A
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JP
Japan
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detergent
remaining amount
washing
finishing agent
case
Prior art date
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JP9294134A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawano
隆司 川野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤貯留部における洗剤の残量を、洗剤によ
る汚れ等の影響を受けることなく、より正確に検知でき
るようにする。 【解決手段】 洗濯複数回分の洗剤を貯留する洗剤ケー
ス7と、この洗剤ケース7から洗剤を搬出するコイル1
3及びこのコイル13を駆動するモータとを有する洗剤
投入器6を具備する洗濯機において、上記洗剤ケース7
に、該洗剤ケース7における洗剤の残量を該洗剤の重量
によるひずみで検知する洗剤残量センサ8を設け、この
洗剤残量センサ8の検知結果に制御装置が応動するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗剤投入器を具備す
る洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、洗剤投入
器を具備するものが供されている。このものの洗剤投入
器は、一般的には、透明な材料から成って洗濯複数回分
の洗剤を貯留する洗剤貯留部と、この洗剤貯留部から洗
剤を搬出する洗剤搬出器とを有する構成であり、洗剤貯
留部における洗剤の残量は、使用者が目視により洗剤貯
留部を透し見て確認するようになっていた。しかしなが
ら、このものでは、透視とはいえ、洗剤貯留部における
洗剤の残量を使用者が目視により逐一確認する必要があ
り、面倒であった。
【0003】これに対して、近年、上記洗剤貯留部にお
ける洗剤の残量を検知する手段として、例えば発光素子
及び受光素子の組から成る光センサを洗剤貯留部に設
け、マイクロコンピュータ等の制御装置により、上記光
センサによる洗剤残量の検知結果に基づいて、洗剤残量
が所定量以下と判定されたときに、例えばランプやブザ
ー等の報知器を作動させ、報知するようにしたものが供
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のものによれば、
使用者は、報知器の作動で、洗剤貯留部における洗剤の
残量が所定量以下となったことを知ることができ、洗剤
貯留部における洗剤の残量を目視により逐一確認する必
要がないので、便利ならしめ得る。
【0005】しかしながら、洗剤貯留部に貯留された洗
剤は、光センサの発光部及び受光部に対して汚れとして
付着するものでもあり、その付着した汚れのために光セ
ンサの検知出力が低下し、その低下した出力から、制御
装置が、洗剤残量が所定量以下であるにもかかわらず所
定量以下ではないと判定してしまって、報知器を作動さ
せるべきところを作動させないなど、誤動作を起こす可
能性を有していた。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗剤貯留部における洗剤の
残量を、洗剤による汚れ等の影響を受けることなく、よ
り正確に検知することのできる洗濯機を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、洗濯複数回分の洗剤を貯留する
洗剤貯留部と、この洗剤貯留部から洗剤を搬出する洗剤
搬出手段とを有する洗剤投入器を具備するものにおい
て、前記洗剤貯留部に設けられ、該洗剤貯留部における
洗剤の残量を該洗剤の重量によるひずみで検知する洗剤
残量検知手段と、この洗剤残量検知手段の検知結果に応
動する制御手段を具えたことを特徴とする。
【0008】このものによれば、洗剤貯留部における洗
剤の残量は、該洗剤の重量による洗剤残量検知手段のひ
ずみで検知される。この手段による検知は、光センサの
ような洗剤による汚れ等の影響を受けることがなく高精
度であり、もって、より正確な洗剤の残量検知ができ、
制御手段の動作に誤りを生じることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図面を参照して説明する。まず図2には洗濯機の洗剤投
入器配設部分を示しており、外箱1の上部にトップカバ
ー2を装着している。外箱1の内部には、図示しない
が、洗濯用の撹拌体を内設した洗濯・脱水兼用の槽や、
その撹拌体や槽を回転駆動して洗濯(洗い、すすぎ)及
び脱水を行うための、図6に示すモータ3を主体とした
駆動機構を配設しており、トップカバー2には、その槽
に対して洗濯物の出し入れを行うための出入口4をほゞ
中央部に形成している。
【0010】又、トップカバー2の後辺部には、後パネ
ル5を横幅全部にわたって装着しており、この後パネル
5のほゞ中央部に洗剤投入器6を設けている。この洗剤
投入器6は、詳細には図1に示すように、上面が開放す
る例えば直方体箱状の洗剤ケース7を主体として有する
もので、この洗剤ケース7の容積は、例えば標準コース
の洗濯複数回分(この場合、3回分以上の多数回分)の
洗剤を貯留するに充分なものであり、従って、この洗剤
ケース7が洗濯複数回分の洗剤を貯留する洗剤貯留部と
して機能するようになっている。又、貯留する洗剤は、
この場合、例えば合成の粉末洗剤である。
【0011】しかして、洗剤ケース7の底部には、図1
中右側に寄せて、洗剤残量センサ8を配設している。こ
の洗剤残量センサ8は、洗剤貯留部(洗剤ケース7)に
おける洗剤の残量を検知する洗剤残量検知手段として機
能するもので、詳細には、洗剤ケース7における洗剤の
残量を該洗剤の重量によるひずみで検知する、例えばス
トレンゲージから成っており、従って、上述のひずみに
よる抵抗値の変化で洗剤の残量を検知するようになって
いる。
【0012】なお、洗剤残量センサ8の配設に関して
は、詳細には、洗剤ケース7の底部に検知口9を形成
し、この検知口9に洗剤残量センサ8を洗剤ケース7外
の下方より合わせて、更にその下方より押え板10を取
付けることにより、洗剤残量センサ8を検知口9から洗
剤ケース7内に臨ませて固定する構造を採用している。
又、その押え板10からは洗剤残量センサ8の検知結果
(検知信号)を出力するためのリード線11を導出して
いる。
【0013】そして、図3に示すように、洗剤ケース7
の底部の最前部には洗剤出口12を形成しており、この
洗剤出口12の直上部から洗剤ケース7内の奥部にかけ
て洗剤ケース7の底部ほゞ中央には、コイル13を配設
している。又、コイル13の後方の洗剤ケース7外部に
は、モータ14を配設しており、このモータ14の回転
軸にコイル13を結合している。
【0014】従って、モータ14が駆動されれば、コイ
ル13が回転されるもので、このコイル13の回転、特
に螺進方向の回転により、洗剤ケース7内の洗剤が、図
3に矢印Aで示すごとく、順次前方へ搬送されて洗剤出
口12から出されるようになっており、これによって、
モータ14及びコイル13は、洗剤貯留部から洗剤を搬
出する洗剤搬出手段として機能するようになっている。
【0015】なお、洗剤ケース7内前面部のコイル13
上方の部分には、コイル13の前部を囲繞するほゞ円筒
形の洗剤ガイド15を取着しており、この洗剤ガイド1
5によって、上述のごとく搬送される洗剤を洗剤出口1
2にガイドするようにしている。
【0016】以上のような洗剤投入器6に対して、洗剤
ケース7の洗剤出口12下方の部分には洗剤投入ケース
16を配設している。この洗剤投入ケース16も、詳細
には上面が開放する例えば直方体箱状を成すもので、上
記洗剤ケース7の洗剤出口12から出る洗剤を受けるよ
うになっている。又、この洗剤投入ケース16内には、
洗い行程の開始時に開放される第1の給水弁17(図6
参照)から水道水が供給されるようになっており、その
供給された水道水と共に洗剤は、図3に矢印Bで示すご
とく、該洗剤投入ケース16の後壁の上部に形成した出
口部18から出されるようになっている。
【0017】なお、洗剤投入ケース16の更に後方から
下方に位置して前記トップカバー2には給水ガイド19
を形成しており、この給水ガイド19によって、洗剤投
入ケース16の出口部18から出た洗剤及び水道水を、
図3に矢印Cで示すごとく、前記槽の内部に案内するよ
うになっている。又、第1の給水弁17は複数回あるす
すぎ行程の各開始時にもそれぞれ開放されるようになっ
ている。
【0018】加えて、洗剤投入器6には洗濯助剤投入器
として例えば仕上剤投入器20を並設している。この仕
上剤投入器20は、上面が開放する例えば直方体箱状の
仕上剤ケース21を主体として有するもので、この仕上
剤ケース21を前記洗剤ケース7と一体に形成している
(図1参照)。
【0019】仕上剤ケース21の容積は、例えば標準コ
ースの洗濯複数回分(この場合も、3回分以上の多数回
分)の仕上剤を貯留するに充分なものであり、従って、
この仕上剤ケース21が洗濯複数回分の洗濯助剤を貯留
する洗濯助剤貯留部として機能するようになっている。
又、貯留する洗濯助剤は、この場合、仕上剤の中でも特
に液体の柔軟仕上剤である。
【0020】しかして、仕上剤ケース21の底部には、
図1中左側に寄せて、仕上剤残量センサ22を配設して
いる。この仕上剤残量センサ22は、洗濯助剤貯留部に
おける洗濯助剤の残量を検知する洗濯助剤残量検知手段
として機能するもので、詳細には、前記洗剤残量センサ
8と同じく、仕上剤ケース21(洗濯助剤貯留部)にお
ける仕上剤(洗濯助剤)の残量を該仕上剤の重量による
ひずみで検知する、例えばストレンゲージから成ってお
り、従って、上述のひずみによる抵抗値の変化で仕上剤
の残量を検知するようになっている。
【0021】なお、仕上剤残量センサ22の配設に関し
ては、これも前記洗剤残量センサ8の配設と同じく、仕
上剤ケース21の底部に検知口23を形成し、この検知
口23に仕上剤残量センサ22を仕上剤ケース21外の
下方より合わせて、更にその下方より押え板24を取付
けることにより、仕上剤残量センサ22を検知口23か
ら仕上剤ケース21内に臨ませて固定する構造を採用し
ている。又、その押え板22からは仕上剤残量センサ2
2の検知結果(検知信号)を出力するためのリード線2
5を導出している。
【0022】そして、図4に示すように、仕上剤ケース
21の底部の前部には仕上剤出口26を形成しており、
一方、仕上剤ケース21内の後側部にはポンプ27を配
設している。ポンプ27は、仕上剤ケース21内にあっ
て前部に吸入口28を有し上部に吐出口29を有するケ
ーシング30と、このケーシング30内に配設した羽根
車31、並びに仕上剤ケース21外にあって回転軸に羽
根車31を連結したモータ32から成っており、ケーシ
ング30の吐出口29を接続パイプ33によって上記仕
上剤出口26に接続している。
【0023】従って、この構成で、モータ32が駆動さ
れれば、羽根車31が回転されるもので、この羽根車3
1の回転により、仕上剤ケース21内の仕上剤が、図4
に矢印Dで示すごとく、吸入口28からケーシング30
内に吸入され、吐出口29から接続パイプ33を通じ搬
送されて仕上剤出口26から出されるようになってお
り、これによって、ポンプ27及び接続パイプ33が洗
濯助剤貯留部から洗濯助剤を搬出する洗濯助剤搬出手段
として機能するようになっている。
【0024】又、以上のような仕上剤投入器20に対し
て、仕上剤ケース21の仕上剤出口26下方の部分には
仕上剤投入ケース34を配設している。この仕上剤投入
ケース34も、詳細には上面が開放する例えば直方体箱
状を成すもので、この仕上剤投入ケース34を前記洗剤
投入ケース16と一体に形成しており(図1参照)、こ
の仕上剤投入ケース34は上記仕上剤ケース21の仕上
剤出口26から出る仕上剤を受けるようになっている。
【0025】上記仕上剤投入ケース34内には、この場
合、最終すすぎ行程の開始時に開放される第2の給水弁
35(図6参照)から水道水が供給されるようになって
おり、その供給された水道水と共に仕上剤は、仕上剤投
入ケース34の底部のほゞ中央に設けた、内筒36と外
筒37とから成るサイホン出口部38から、図4に矢印
Eで示すごとく出されるようになっている。なお、上記
仕上剤投入ケース34のサイホン出口部38から出た仕
上剤及び水道水は、そのまま前記槽の内部に落下供給さ
れるようになっている。
【0026】又、仕上剤投入ケース34と洗剤投入ケー
ス16の一体物は、図2に示すように、前記トップカバ
ー2の出入口4に面した後縁部のほゞ中央に引出し式に
て出し入れ可能に設けており、従って、それら洗剤投入
ケース16及び仕上剤投入ケース34内には、それらを
引き出した状態で、例えば洗濯1回分の洗剤及び仕上剤
を使用者がその手で入れ置くことができるもので、入れ
置いた後、押し込んで収納状態に戻しておくことによ
り、それらの洗剤及び仕上剤を上述同様に供給される水
道水によって槽内に供給することができる。
【0027】なお、洗剤投入ケース16及び仕上剤投入
ケース34の一体物の前面上部には引出しのための手掛
部39を形成している。そして更に、仕上剤ケース21
と洗剤ケース7の一体物に対しては、それらの上面の開
放口を一つで閉塞する共通の蓋40を開閉可能に設けて
いる。
【0028】以上に対して、図5は操作パネル41を示
している。この操作パネル41は前記トップカバー2の
前辺部に設けたもので、電源の入り切りを行うための
「電源」スイッチ42を有するほかに、運転の開始及び
一時停止を行うための「スタート/一時停止」スイッチ
43と、運転のコースを選択するための「コース」スイ
ッチ44、脱水行程の時間を任意に設定するための「脱
水」スイッチ45、すすぎ行程の回数を任意に設定する
ための「すすぎ」スイッチ46、「洗い」行程の時間を
任意に設定するための「洗い」スイッチ47、水位を任
意に設定するための「水位」スイッチ48、洗剤の自動
投入を設定するための「洗剤」スイッチ49、及び仕上
剤の自動投入を設定するための「仕上剤」スイッチ50
を有している。
【0029】又、操作パネル41には、上記「コース」
スイッチ44以下、「仕上剤」スイッチ50までのスイ
ッチにそれぞれ対応して、選択コースを文字表示する表
示部51と、脱水の設定時間を数字表示する表示部5
2、すすぎの設定回数を数字表示する表示部53、洗い
の設定時間を数字表示する表示部54、設定水位を絵表
示する表示部55、洗剤の自動投入設定を文字表示する
表示部56、及び仕上剤の自動投入設定を文字表示する
表示部57を設けており、そのうち、更に、表示部5
4,53は、後述のごとく、必要洗剤量及び必要仕上剤
量を表示する表示手段としても機能するようになってい
る。
【0030】そして、図6には制御装置58を示してい
る。この制御装置58は洗濯機の運転を後述のごとく制
御する制御手段として機能するもので、例えばマイクロ
コンピュータから成っており、前記トップカバー2の操
作パネル41裏側の部分に配設している。この制御装置
58には、操作パネル41の前記「スタート/一時停
止」スイッチ43以下、「仕上剤」スイッチ50までの
スイッチから成るスイッチ入力部59より各スイッチ信
号が入力され、槽内に収容された洗濯物の量を検知する
ように設けた洗濯物量検知手段である洗濯物量センサ6
0より洗濯物量検知信号が入力されるようになってい
る。
【0031】ここで、洗濯物量センサ60は例えば前記
駆動機構のモータ3の回転を検知する回転センサから成
っており、そのモータ3の回転を後述のごとく検知する
ことで槽内に収容された洗濯物の量を検知するようにな
っている。このほか、制御装置58には、槽内の水位を
検知するように設けた水位センサ61より水位検知信号
が入力されるようになっており、前記洗剤残量センサ8
より洗剤残量検知信号が入力され、仕上剤残量センサ2
2から仕上剤残量検知信号が入力されるようになってい
る。
【0032】そして、それらの入力、並びにあらかじめ
記憶された制御プログラムに基づいて、制御装置58
は、前記操作パネル41の表示部51〜57から成る表
示ユニット62と、報知手段であるブザー63、前記第
1の給水弁17、第2の給水弁35、洗剤投入器6のモ
ータ14、仕上剤投入器20のモータ32、駆動機構の
モータ3、及び前記槽内の水を機外に排出するように設
けた排水弁64を駆動するための駆動回路65に駆動制
御信号を与えるようになっている。
【0033】次に、上記構成のものの作用を述べる。制
御装置58は、「電源」スイッチ42が操作されること
により電源が投入されると、図7に示すように作動を開
始(スタート)し、最初に、洗剤の種類についての設定
操作が行われたか否かの判断をする(ステップS1)。
【0034】この洗剤の種類についての設定操作は、例
えば、「洗剤」スイッチ49を操作しながら「電源」ス
イッチ42を操作すると、洗剤種類の設定モードになる
から、次いで、「洗い」スイッチ47と「洗剤」スイッ
チ49とを操作することで行われる。この場合、その
「洗い」スイッチ47を操作するごとに、設定内容が表
示部54に順次異なる数字で表示される。この表示され
る数字はそれぞれ洗剤の種類を表すものであり、従っ
て、その表示された数字が、設定する洗剤の種類を表す
数字となったときに、「洗い」スイッチ47に代わっ
て、「洗剤」スイッチ49を操作することにより、設定
が確定される。設定内容は、具体的には、例えば、前記
合成の粉末洗剤のうちの、コンパクト洗剤であるか、非
コンパクト洗剤であるかである。
【0035】上記ステップS1で、洗剤の種類について
の設定操作が行われた(YES)と判断されると、制御
装置58は、次にその設定内容に応じた、洗剤の残量判
定をするについての基準量の設定をする(ステップS
2)。この場合、その基準量は例えば「標準」コース2
回分において必要とされる洗剤の量である。又、コンパ
クト洗剤は標準洗剤の例えば0.6倍が必要量であり、
逆に、非コンパクト洗剤はコンパクト洗剤の例えば1.
6倍が必要量であるから、同じ「標準」コース2回分で
も、洗剤の種類がコンパクト洗剤で設定されていれば、
非コンパクト洗剤で設定される場合の例えば0.6倍の
量が洗剤の残量判定の基準量となり、逆に、非コンパク
ト洗剤で設定されていれば、コンパクト洗剤の例えば
1.6倍の量が洗剤の残量判定の基準量となる。
【0036】この後、制御装置58は、仕上剤の種類に
ついての設定操作が行われたか否かの判断をする(ステ
ップS3)。又、先のステップS1で、洗剤の種類につ
いての設定操作が行われていない(NO)と判断された
ときにも、このステップS3に進む。このステップS1
からステップS3に進む場合、洗剤の残量判定をするに
ついての基準量の設定は、制御装置58の初期設定のま
まであり、一般的なコンパクト洗剤で自動設定される。
【0037】ステップS3での上記仕上剤の種類につい
ての設定操作は、例えば、「仕上剤」スイッチ50を操
作しながら「電源」スイッチ42を操作すると、仕上剤
種類の設定モードになるから、次いで、「すすぎ」スイ
ッチ46と「仕上剤」スイッチ50とを操作することで
行われる。この場合、その「すすぎ」スイッチ46を操
作するごとに、設定内容が表示部53に順次異なる数字
で表示される。この表示される数字はそれぞれ仕上剤の
種類を表すものであり、従って、その表示された数字
が、設定する仕上剤の種類を表す数字となったときに、
「すすぎ」スイッチ46に代わって、「仕上剤」スイッ
チ50を操作することにより、設定が確定される。設定
内容は、具体的には、例えば、柔軟仕上剤のうちの、非
濃縮柔軟仕上剤であるか、濃縮柔軟仕上剤であるかであ
る。
【0038】上記ステップS3で、仕上剤の種類につい
ての設定操作が行われた(YES)と判断されると、制
御装置58は、次にその設定内容に応じた、仕上剤の残
量判定をするについての基準量の設定をする(ステップ
S4)。この場合も、その基準量は例えば「標準」コー
ス2回分において必要とされる仕上剤の量である。又、
非濃縮柔軟仕上剤は濃縮柔軟仕上剤の例えば3倍が必要
量であり、逆に、濃縮柔軟仕上剤は非濃縮柔軟仕上剤の
例えば0.3倍が必要量であるから、同じ「標準」コー
ス2回分でも、仕上剤の種類が非濃縮柔軟仕上剤で設定
されていれば、濃縮柔軟仕上剤で設定される場合の例え
ば3倍の量が仕上剤の残量判定の基準量となり、逆に、
濃縮柔軟仕上剤で設定されていれば、非濃縮柔軟仕上剤
の例えば0.3倍の量が洗剤の残量判定の基準量とな
る。
【0039】この後、制御装置58は、「洗剤」スイッ
チ49が操作されたか否かの判断をする(ステップS
5)。又、先のステップS3で、仕上剤の種類について
の設定操作が行われていない(NO)と判断されたとき
にも、このステップS5に進む。このステップS3から
ステップS5に進む場合、仕上剤の残量判定をするにつ
いての基準量の設定は、制御装置58の初期設定のまま
であり、一般的な非濃縮柔軟仕上剤で自動設定される。
【0040】「洗剤」スイッチ49は洗剤の自動投入を
設定するためのものであり、従って、ステップS5で
の、「洗剤」スイッチ49が操作されたか否かの判断
は、洗剤の自動投入が設定されたか否かの判断をしてい
るものであって、「洗剤」スイッチ49が操作された
(YES)と判断されれば、洗剤の自動投入が設定され
たと判断される。
【0041】上記ステップS5で、「洗剤」スイッチ4
9が操作されたと判断されれば、次に、「仕上剤」スイ
ッチ50が操作されたか否かの判断をする(ステップS
6)。「仕上剤」スイッチ50は仕上剤の自動投入を設
定するためのものであり、従って、このステップS6で
の、「仕上剤」スイッチ50が操作されたか否かの判断
は、仕上剤の自動投入が設定されたか否かの判断をして
いるものであって、「仕上剤」スイッチ50が操作され
た(YES)と判断されれば、仕上剤の自動投入が設定
されたと判断される。
【0042】この後、制御装置58は、洗剤投入器6に
おける洗剤の残量が、所定量である、初期設定のままの
基準量、又は先のステップS2で設定した基準量以上あ
るか否かの判断をする(ステップS7)。この判断は、
洗剤残量センサ8の検知結果に基づいて行うもので、洗
剤残量センサ8は、洗剤ケース7における洗剤の残量を
該洗剤の重量によるひずみで検知するものであり、その
検知信号は、洗剤ケース7における洗剤の残量が多けれ
ば、洗剤残量センサ8にかかる重量が大きくなって洗剤
残量センサ8のひずみが大きくなるので大きくなり、反
対に、洗剤ケース7における洗剤の残量が少なければ、
洗剤残量センサ8にかかる重量が小さくなって洗剤残量
センサ8のひずみが小さくなるので小さくなるものであ
り、制御装置58はその検知信号を受けて洗剤の残量が
基準量以上あるか否かの判断をする。
【0043】そして、その検知結果から、洗剤投入器6
における洗剤の残量が基準量以上ある(YES)と判断
されれば、続いて、仕上剤投入器20における仕上剤の
残量が、所定量である、初期設定のままの基準量、又は
先のステップS4で設定した基準量以上あるか否かの判
断をする(ステップS8)。
【0044】上記ステップS8の判断は、仕上剤残量セ
ンサ22の検知結果に基づいて行うもので、仕上剤残量
センサ22は、仕上剤ケース21における仕上剤の残量
を該仕上剤の重量によるひずみで検知するものであり、
その検知信号は、仕上剤ケース21における仕上剤の残
量が多ければ、仕上剤残量センサ22にかかる重量が大
きくなって仕上剤残量センサ22のひずみが大きくなる
ので大きくなり、反対に、仕上剤ケース21における仕
上剤の残量が少なければ、仕上剤残量センサ22にかか
る重量が小さくなって仕上剤残量センサ22のひずみが
小さくなるので小さくなるものであり、制御装置58は
その検知信号を受けて仕上剤の残量が基準量以上あるか
否かの判断をする。
【0045】そして、その検知結果から、仕上剤投入器
20における仕上剤の残量が基準量以上ある(YES)
と判断されれば、続いて、スタートスイッチ43が操作
されたか否かの判断をする(ステップS9)。
【0046】ステップS9で、スタートスイッチ43が
操作されていない(NO)と判断されるうちは、このス
テップS9を繰返すものであり、操作された(YES)
と判断されれば、図8に示すように、洗濯物量の判定を
行う(ステップS10)。この洗濯物量の判定は、洗濯
物量センサ60の検知結果に基づいて行うもので、洗濯
物量センサ60は、前述のごとく、駆動機構のモータ3
の回転を検知する回転センサから成っており、その駆動
機構により槽内の撹拌体を僅少な所定時間駆動した後の
モータ3の回転を検知し、その回転数に応じた信号を出
力する。この検知信号は、槽内に収容された洗濯物の量
が多ければ、上記撹拌体を介してモータ3にかかる負荷
が大きくなるので少なくなり、反対に、槽内に収容され
た洗濯物の量が少なければ、上記撹拌体を介してモータ
3にかかる負荷が小さくなるので多くなるものであり、
制御装置58はその検知信号を受けて洗濯すべき洗濯物
の量を判定する。
【0047】そして、その後、制御装置58は、判定し
た洗濯物の量に合った必要洗剤量の表示をし(ステップ
S11)、更に、判定した洗濯物の量に合った必要仕上
剤量の表示をする(ステップS12)。この場合、必要
洗剤量の表示は表示部54にカップ数で表示させるもの
で、図5はその一例を表している。この例は、必要洗剤
量が0.4カップであることを表示しており、コンパク
ト洗剤と非コンパクト洗剤とは必要洗剤量が異なるもの
の、それぞれ備え付けのカップの大きさが比例的に違っ
ているから、カップ数としては同じであり、従って、表
示部54による表示はコンパクト洗剤及び非コンパクト
洗剤の双方について共通である。
【0048】これに対して、必要仕上剤量の表示は表示
部53に量数で表示させるもので、図5は又その一例を
表している。この例は、必要洗剤量が7[mL]である
ことを表示しており、非濃縮柔軟仕上剤の場合である。
濃縮柔軟仕上剤の場合は異なり、例えば「2」の数字
で、2[mL]が必要量であることを表示する。なお、
制御装置58は、ステップS10で判定した洗濯物の量
に合う水位をも設定して、表示部55で表示させるもの
で、図5は、設定した水位が「極小」水位(水量では1
0[L])であることを表示した状態を表している。
【0049】次いで、制御装置58は、必要量の洗剤の
投入を行わしめる(ステップS13)。この洗剤の投入
は、前述のごとく、洗剤投入器6のモータ14に通電し
コイル13を回転させて行うもので、これも、ステップ
S10で判定した洗濯物の量に合う時間、モータ14に
通電して行うものであり、これによって、洗濯物の量に
合った量の洗剤が洗剤ケース7内から洗剤投入ケース1
6内に出される。
【0050】そして、その後、制御装置58は、洗い行
程を実行する(ステップS14)。この洗い行程では、
開始時に、第1の給水弁17に通電することによって、
上記洗剤投入ケース16内に水道水を供給し、該洗剤投
入ケース16内に溜められた洗剤をその水道水と共に洗
剤投入ケース16内から出させて、給水ガイド19を通
じ槽の内部に供給させる。又、洗いの運転自体は、上記
第1の給水弁17に通電し続けて設定水位まで給水され
たところで、該第1の給水弁17を断電して閉塞させ、
代わって駆動機構のモータ3に通電し、該モータ3によ
り槽内の撹拌体を正逆回転させる内容で行う。
【0051】この後、制御装置58は、すすぎ行程を実
行する(ステップS15)。このすすぎ行程は、洗い行
程同様に、第1の給水弁17に通電し続けて設定水位ま
で給水されたところで、該第1の給水弁17を断電して
閉塞させ、代わって駆動機構のモータ3に通電し、該モ
ータ3により槽内の撹拌体を正逆回転させる内容で行
う。
【0052】そして、その後、制御装置58は、先のス
テップS6同様の、「仕上剤」スイッチ50が操作され
たか否かの判断をし(ステップS16)、操作された
(YES)と判断されれば、続いて、ステップS8同様
の、仕上剤投入器20における仕上剤の残量が基準量以
上あるか否かの判断をし(ステップS17)、ある(Y
ES)と判断されれば、必要量の仕上剤の投入を行わし
める(ステップS18)。
【0053】仕上剤の投入は、前述のごとく、仕上剤投
入器20のポンプ27のモータ32に通電し羽根車31
を回転させて行うもので、これも、ステップS10で判
定した洗濯物の量に合う時間、モータ32に通電して行
うものであり、これによって、洗濯物の量に合った量の
仕上剤が仕上剤ケース21内から仕上剤投入ケース34
内に出される。
【0054】この後、制御装置58は、最終(この場
合、2回目)のすすぎ行程を実行する(ステップS1
9)。この最終のすすぎ行程では、開始時に、第2の給
水弁35に通電することによって、上記仕上投入ケース
34内に水道水を供給し、該仕上剤投入ケース34内に
溜められた洗剤をその水道水と共に仕上剤投入ケース3
4内から出させて、槽の内部に供給させる。又、すすぎ
の運転自体は、先の1回目のすすぎ行程の運転と同じ内
容で行う。
【0055】その後、制御装置58は、脱水行程を実行
する(ステップS20)。この脱水行程は、駆動機構の
モータ3により槽を高速回転させる内容で行うもので、
この後、洗濯機の運転を終了する。
【0056】以上に対し、ステップS7で、洗剤投入器
6における洗剤の残量が基準量以上ない(NO)と判断
されれば、ブザー63を作動させて洗剤投入器6に洗剤
の残量が基準量以上ないことの報知をし(ステップS2
1)、そして、洗濯機の運転を終了する。従って、この
場合、洗剤投入器6のモータ14及びコイル13の作
動、すなわち、洗剤搬出手段の作動が中止され、洗濯運
転の実行も中止される。
【0057】一方、ステップS8で、仕上剤投入器20
における仕上剤の残量が基準量以上ない(NO)と判断
された場合、ステップS6同様の、「仕上剤」スイッチ
50が操作されたか否かの判断をし(ステップS2
2)、操作された(YES)と判断されれば、ブザー6
3を作動させて仕上剤投入器20に仕上剤の残量が基準
量以上ないことの報知をし(ステップS23)、そし
て、ステップS9に進む。従って、この場合、洗濯運転
は実行される。又、ステップS22で、「仕上剤」スイ
ッチ50が操作されていない(NO)と判断された場合
にも、ステップS9に進む。
【0058】そして、その後のステップS16で、「仕
上剤」スイッチ50が操作されていない(NO)と判断
された場合、並びにステップS17で、仕上剤投入器2
0における仕上剤の残量が基準量以上ない(NO)と判
断された場合には、ともにステップS19へ進むもの
で、すなわち、これらの場合には、仕上剤投入器20の
ポンプ27のモータ32及び羽根車31の作動、すなわ
ち、洗濯助剤搬出手段の作動が中止される。
【0059】このほか、ステップS5で、「洗剤」スイ
ッチ49が操作されていない(NO)と判断された場
合、ステップS6同様の、「仕上剤」スイッチ50が操
作されたか否かの判断をし(ステップS24)、操作さ
れた(YES)と判断されれば、ステップS8に進む。
【0060】又、ステップS24で、「仕上剤」スイッ
チ50が操作されていない(NO)と判断されれば、ス
テップS9同様の、スタートスイッチ43が操作された
か否かの判断をし(ステップS25)、操作されていな
い(NO)と判断されるうちは、このステップS9を繰
返すが、操作された(YES)と判断されれば、ステッ
プS10同様の、洗濯物量の判定(ステップS26)、
ステップS11同様の、判定した洗濯物の量に合った必
要洗剤量の表示(ステップS27)、並びに判定した洗
濯物の量に合った必要仕上剤量の表示(ステップS2
8)を順に行って、ステップS14に進む。なお、この
場合の必要洗剤量の表示、及び必要仕上剤量の表示は、
洗剤及び仕上剤を使用者がその手で投入するためであ
る。
【0061】更に、ステップS6で、「仕上剤」スイッ
チ50が操作されていない(NO)と判断された場合、
ステップS5同様の、「洗剤」スイッチ49が操作され
たか否かの判断をし(ステップS29)、操作された
(YES)と判断されれば、ステップS7に進み、操作
されていない(NO)と判断されれば、ステップS25
に進む。
【0062】このように本構成のものでは、洗剤投入器
6における洗剤の残量を、該洗剤の重量による洗剤残量
センサ8のひずみで検知するようにしている。この手段
による検知は、従来の光センサのような、洗剤による汚
れ等の影響を受けることがなく高精度であり、もって、
より正確な洗剤の残量検知ができ、制御装置58の動作
に誤りを生じることがない。
【0063】しかも、本構成のものの場合、制御装置5
8は、洗剤残量センサ8の検知結果から、洗剤の残量が
所定量以下であると判定されたときに、モータ14によ
るコイル13の駆動(洗剤搬出手段の作動)を中止さ
せ、且つ、洗濯運転の実行を中止させるようにしてい
る。これによって、洗剤が充分に投入されない状況でコ
イル13を無駄に駆動してしまうことを避けることがで
き、且つ、洗濯運転を洗剤が充分に投入されないまま実
行してしまうことをも避けることができる。
【0064】又、制御装置58は、洗剤残量センサ8の
検知結果に基づく、洗剤の残量の判定を、洗剤の種類に
応じて行うようにもしている。これによって、洗剤の残
量検知が洗剤の種類にも応じてそれぞれ一段と正確にで
き、制御装置58の動作に一層誤りを生じないようにす
ることができる。
【0065】加えて、洗剤投入器6には仕上剤投入器2
0を並設しており、それによって、それらを小スペース
で洗濯機に配設できる。又、洗剤と仕上剤とのうちの一
方を補充しようとすれば、他方を収容した投入器が並設
されていて隣に位置しているから、他方の補充にも気付
いて、それを忘れることなく行うことができる。特に、
洗剤と仕上剤は、一般に、洗濯をするごとに比例的に消
費されていく関係にある。従って、そのうちの一方の補
充が必要になったときには、普通、他方の補充も必要に
なっているもので、上述のごとくその両方の補充が忘れ
ることなくできるのであるから、その後の洗濯を洗剤及
び仕上剤の両方に不足を来たすことなく所望に行うこと
ができる。
【0066】しかも、この場合、洗剤投入器6に並設し
た仕上剤投入器20についても、仕上剤ケース21にお
ける仕上剤の残量を、該仕上剤の重量による仕上剤残量
センサ22のひずみで検知するようにしている。この手
段による検知は、仕上剤による汚れ等の影響をも受ける
ことがなく高精度であり、もって、より正確な仕上剤の
残量検知ができ、制御装置58の動作にやはり誤りを生
じることがない。
【0067】更に、この場合、制御装置58は、洗剤残
量センサ8の検知結果から、洗剤の残量が所定量以下で
はないと判定されたときであって、仕上剤残量センサ2
2の検知結果から、仕上剤の残量が所定量以下であると
判定されたときに、洗濯運転を実行するようにしてい
る。これによって、仕上剤の残量が所定量以下であるだ
けの状況(洗剤は所定量を越える量が残っている状況)
で、洗濯運転が中止されるようになるのを避けることが
できる。
【0068】そして、洗剤投入器6と仕上剤投入器20
は共通の蓋40を具えており、これによって、その蓋4
0を開ければ、洗剤ケース7内の洗剤の残量の確認と、
仕上剤ケース21内の仕上剤の残量の確認とが同時にで
きる。従って、上述のように洗剤と仕上剤とのうちの一
方を補充しようとするとき、他方の補充にも一段と確実
に気付いて、それを一層忘れることなく行うことができ
る。
【0069】なお、上記実施例では、洗剤として合成の
粉末洗剤を例示したが、それに限られるものではなく、
例えば粉石けん(天然油脂)や液体洗剤であっても良い
もので、特に液体洗剤である場合には、洗剤搬出手段は
ポンプに変えると良い。又、洗剤が粉末洗剤である場合
にも、洗剤搬出手段は前述のコイル13及びモータ14
から成るものに限られない。
【0070】更に、上記実施例では、洗濯助剤として柔
軟仕上剤を例示したが、それに限られるものではなく、
糊剤など他の仕上剤であっても良く、更に漂白剤など他
の洗濯助剤であっても良いものであり、特に、洗濯助剤
が漂白剤である場合、その投入は第1の給水弁17によ
って洗い行程前に行うように変えれば良い。そのほか、
本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定され
るものではなく、特に洗濯機全体としては、上述の脱水
兼用洗濯機に限られず、二槽式洗濯機であっても良いな
ど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、洗剤
貯留部における洗剤の残量を、洗剤による汚れ等の影響
を受けることなく、より正確に検知することができて、
制御手段の動作に誤りを生じないようにすることができ
る。
【0072】請求項2の洗濯機によれば、洗剤が充分に
投入されない状況で洗剤搬出手段を無駄に作動させてし
まうことを避け得ると共に、洗濯運転を洗剤が充分に投
入されないまま実行してしまうことをも避けることがで
きる。請求項3の洗濯機によれば、洗剤の残量検知が洗
剤の種類にも応じてそれぞれ一段と正確にでき、制御手
段の動作に一層誤りを生じないようにすることができ
る。
【0073】請求項4の洗濯機によれば、洗濯助剤投入
器を洗剤投入器と併せて洗濯機に小スペースで配設する
ことができる。又、洗剤と洗濯助剤とのうちの一方を補
充するとき、他方の補充にも気付きやすくて、その補充
を忘れることなく行うことができる。加えて、洗濯助剤
貯留部における洗濯助剤の残量を、洗濯助剤による汚れ
等の影響を受けることなく、より正確に検知することが
できて、制御手段の動作に誤りを生じないようにするこ
とができる。
【0074】請求項5の洗濯機によれば、洗剤が所定量
を越える量残っているにもかかわらず、洗濯助剤の残量
が所定量以下であるだけの状況で、洗濯運転が中止され
るようになるのを避けることができる。
【0075】請求項6の洗濯機によれば、洗剤投入器内
の洗剤の残量の確認と、洗濯助剤投入器内の洗濯助剤の
残量の確認とが同時にできて、それら洗剤と洗濯助剤と
のうちの一方を補充しようとするとき、他方の補充にも
一段と確実に気付いて、それを一層忘れることなく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、図2のa−a線に沿
う洗剤投入器及び洗濯助剤投入器部分の縦断正面図
【図2】洗濯機の、洗剤投入器及び洗濯助剤投入器配設
部分の斜視図
【図3】図2のb−b線に沿う洗剤投入器部分の縦断側
面図
【図4】図2のc−c線に沿う洗濯助剤投入器部分の縦
断側面図
【図5】操作パネルの拡大平面図
【図6】電気的構成のブロック図
【図7】作用説明のためのフローチャートその1
【図8】作用説明のためのフローチャートその2
【符号の説明】
6は洗剤投入器、7は洗剤ケース(洗剤貯留部)、8は
洗剤残量センサ(洗剤残量検知手段)、13はコイル
(洗剤搬出手段)、14はモータ(洗剤搬出手段)、1
6は洗剤投入ケース、17は第1の給水弁、18は出口
部、20は仕上剤投入器(洗濯助剤投入器)、21は仕
上剤ケース(洗濯助剤貯留部)、22は仕上剤残量セン
サ(洗濯助剤残量検知手段)、27はポンプ(洗濯助剤
搬出手段)、33は接続パイプ(洗濯助剤搬出手段)、
34は仕上剤投入ケース、35は第2の給水弁、38は
サイホン出口部、40は蓋、49は「洗剤」スイッチ、
50は「仕上剤」スイッチ、54,56,57は表示部
(表示手段)、58は制御装置(制御手段)、63はブ
ザー(報知手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯複数回分の洗剤を貯留する洗剤貯留
    部と、この洗剤貯留部から洗剤を搬出する洗剤搬出手段
    とを有する洗剤投入器を具備するものにおいて、 前記洗剤貯留部に設けられ、該洗剤貯留部における洗剤
    の残量を該洗剤の重量によるひずみで検知する洗剤残量
    検知手段と、 この洗剤残量検知手段の検知結果に応動する制御手段を
    具えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段が、洗剤残量検知手段の検知結
    果から、洗剤の残量が所定量以下であると判定されたと
    きに、洗剤搬出手段の作動を中止させると共に、洗濯運
    転の実行を中止させることを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段が、洗剤残量検知手段の検知結
    果に基づく、洗剤の残量の判定を、洗剤の種類に応じて
    行うことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗剤投入器に、洗濯複数回分の洗濯助剤
    を貯留する洗濯助剤貯留部と、この洗濯助剤洗剤貯留部
    から洗濯助剤を搬出する洗濯助剤搬出手段とを有する洗
    濯助剤投入器が並設され、その洗濯助剤貯留部に洗濯助
    剤の残量を該洗濯助剤の重量によるひずみで検知する洗
    濯助剤残量検知手段が具えられて、制御手段が、その洗
    濯助剤残量検知手段の検知結果にも応動することを特徴
    とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段が、洗剤残量検知手段の検知結
    果から、洗剤の残量が所定量以下ではないと判定された
    ときであって、洗濯助剤残量検知手段の検知結果から、
    洗濯助剤の残量が所定量以下であると判定されたときに
    も、洗濯運転を実行することを特徴とする請求項4記載
    の洗濯機。
  6. 【請求項6】 洗剤貯留部と洗濯助剤貯留部とが共通の
    蓋を具えていることを特徴とする請求項4記載の洗濯
    機。
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