JP4103247B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯兼脱水槽に液体洗剤を投入する洗剤投入装置を有する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗濯機は、図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図6に示すように、洗濯兼脱水槽1は、底面に攪拌翼2を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽1の外側に水受け槽3を設けている。水受け槽3の底面には洗濯兼脱水槽1と攪拌翼2を駆動するモータ4を取り付け、駆動部の切り替えを行うクラッチ装置5を介して洗濯兼脱水槽1または攪拌翼2を駆動するように構成している。また、水受け槽3は、外郭6にサスペンション7を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封した流体バランサー8を固定し、水受け槽3の上面は、水受け槽カバー9によって覆われている。
【0004】
水受け槽3を収納している外郭6の上部は、制御装置10、給水弁11、給水経路12等を収納した外郭カバー13によって覆われている。外郭カバー13の略中央には、衣類の出し入れを行う穴部を有し、この穴部には、蓋体14を開閉自在に配設している。
【0005】
上記構成において、洗濯行程では、洗濯兼脱水槽1内に投入された洗濯物(衣類等)の量に適した水量を給水弁11から給水経路12を通して水受け槽3に供給する。また衣類投入時、または給水時とほぼ同時に洗剤を投入し、その後、攪拌翼2による攪拌を行い、衣類の汚れを除去する行程へと進む。このとき、洗濯兼脱水槽1に投入する洗剤には、粉末洗剤や液体洗剤があり、通常一回ごとに洗濯する衣類の量、または給水する水量に合わせて毎回計量器具を用いて適量を投入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、洗濯に際して、衣類の量または給水された水量に合わせて、毎回洗剤を測定して投入する場合、粉末洗剤にしても液体洗剤にしても市販されている容器ごと洗濯機の近傍にもっていって投入しなければ、床や、洗濯機の制御装置等のある場所にこぼしてしまうという投入作業時の安全性に不具合があった。また、計量がほとんど目視であり、投入量がばらついて、洗浄力が出なかったり、洗剤を無駄にしてしまうという取扱い上の不具合があった。
【0007】
また、昨今、洗濯機においては、自動的に水量を決め、自動的に洗濯行程を進める全自動洗濯機が主流となりつつあり、家事の省力化が進んできているが、洗剤だけは、毎回自分で計測投入しなければならないという利便性の不具合があった。
【0008】
さらに、洗剤を保管中誤って幼児が飲み込んだり、液体洗剤においては、投入時に容器から流れ出したり、保管中に転倒して床面を汚したりという保管上の不安があった。
【0009】
このように、洗濯という作業において、洗剤投入方法のみが、実用的に自動化、省力化されていないという課題があった。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗剤を自動的に投入して使い勝手を向上するとともに、洗剤投入装置の動作音、温度上昇を低減し、商用電源の周波数が変わっても洗剤の投入量を同じにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、水受け槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に配設し、少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤を収容可能な洗剤タンクの液体洗剤を洗剤投入装置により液体洗剤排出口を介して洗濯兼脱水槽内に投入するようにし、洗剤投入装置の動作を制御手段により制御するよう構成し、洗剤投入装置は、空気を排出して洗剤タンク内に空気を圧送し、洗剤タンク内の空気圧を高めて液体洗剤を液体洗剤排出口より押し出すプランジャ式の空気ポンプからなり、制御手段は、商用電源の半波単位でカットして洗剤投入装置である空気ポンプを動作させ、商用電源の周波数に応じて、単位時間当りのカット数を変えるよう構成したものである。
【0012】
これにより、洗剤を自動的に投入することができて、使い勝手を向上することができるとともに、洗剤投入装置の動作音、温度上昇を低減することができ、商用電源の周波数が変わっても洗剤の投入量を同じにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤を収容可能な洗剤タンクと、前記洗剤タンク内の液体洗剤を液体洗剤排出口を介して前記洗濯兼脱水槽内に投入する洗剤投入装置と、前記洗剤投入装置の動作を制御する制御手段とを備え、前記洗剤投入装置は、空気を排出して前記洗剤タンク内に空気を圧送し、前記洗剤タンク内の空気圧を高めて前記液体洗剤を前記液体洗剤排出口より押し出すプランジャ式の空気ポンプからなり、前記制御手段は、商用電源の半波単位でカットして前記洗剤投入装置である前記空気ポンプを動作させ、商用電源の周波数に応じて、単位時間当りのカット数を変えるよう構成したものであり、洗剤を自動的に投入することができて、洗剤を容器ごと洗濯機本体の近傍に持っていって投入するという洗剤投入時の不便性や、洗剤投入量がばらついて、洗浄力が出なかったり、洗剤を無駄にしてしまうという取扱い上の不具合をなくすることができ、使い勝手を向上することができるとともに、洗剤投入装置を商用電源の半波単位でカットして動作させることにより、単位時間当たりの動作回数が少なくなって、洗剤投入装置の動作音を低減できるとともに温度上昇を低減することができ、また、商用電源の周波数に応じて単位時間当りのカット数を変えることにより、商用電源の周波数が変わっても単位時間当たりの動作回数を同等にできて洗剤の投入量を同じにすることができる
【0014】
請求項記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、商用電源の電圧を検出する電圧検出手段と、周囲温度を検出する温度検出手段とを備え、制御手段は、検出した電圧と温度に応じて、洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたものであり、電源電圧が高くなったとき、または周囲温度が高くなると洗剤の投入量が多くなるが、電源電圧と温度に応じて洗剤投入装置の動作時間を補正することにより、電源電圧と温度が変動しても洗剤の投入量をほぼ一定にすることができる。
【0015】
請求項記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、使用水量に応じて洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたものであり、使用水量が多いときは洗剤投入装置の動作時間を長くなるよう補正することにより、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、使用水量に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0016】
請求項記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたものであり、洗濯物の汚れなどに合わせて入力手段を操作することにより洗剤量を増減することができ、使い勝手を向上することができる。
【0017】
請求項記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、洗剤タンクの液体洗剤排出口を給水部の近傍に設け、制御手段は、給水行程における給水開始後に洗剤投入装置を動作させるようにしたものであり、洗剤投入装置を給水を開始し所定時間(たとえば、20秒)経過した後、動作させることにより、液体洗剤排出口や液体洗剤の投入経路を予給水で濡らした状態で洗剤を投入でき、液体洗剤排出口や投入経路での液体洗剤の溶け残りを防ぐことができる。また、給水の開始と同時に洗剤投入装置を動作させた場合は、給水開始後に一時停止され、再度給水された場合などに洗剤投入装置が2回動作することになって洗剤の無駄が発生するが、給水を開始し所定時間経過した後、洗剤投入装置を動作させることによりこのような洗剤の無駄をなくすることができる。
【0018】
請求項記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、洗濯開始時に洗濯兼脱水槽内の水位が所定水位以上である場合は、洗剤投入装置を動作させないようにしたものであり、洗濯開始時に洗濯兼脱水槽内の水位が所定水位以上である場合は、洗濯のみの動作などで、洗濯兼脱水槽内には洗濯液があると判断し、洗剤投入装置を動作させないことにより洗剤の無駄をなくすることができる。
【0019】
請求項記載の発明は、上記請求項1または3に記載の発明において、入力操作を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作により洗濯兼脱水槽の設定水位を変更できるようにし、制御手段は、変更後の水位に応じて、洗剤投入装置を動作させるようにしたものであり、入力手段の操作により設定水位を変更したとき、変更した水位に応じて洗剤を追加投入することができて、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、設定水位の変更に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0020】
請求項記載の発明は、上記請求項7に記載の発明において、制御手段は、洗剤投入装置の動作終了後に水位設定の変更をされたときは、水位設定変更後に洗剤投入装置を動作させないようにしたものであり、洗剤投入装置の動作終了後に、たとえ設定水位が当初よりも高く変更されても、水位の変更時に液体洗剤を投入すると、その後の給水量が少ないため液体洗剤が洗剤タンクの液体洗剤排出口付近に残ることがあるが、水位設定変更後に洗剤投入装置を動作させないことにより、液体洗剤が液体洗剤排出口付近に残るのを防ぐことができる。
【0021】
請求項記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、液体洗剤の投入を表示する表示手段を備え、制御手段は、洗剤投入装置の動作前または動作中に、前記表示手段の表示を点滅するようにしたものであり、表示手段の表示が点滅しているときは、設定水位を変更できることを表しており、表示手段の表示を見て設定水位を変更することができ、使い勝手を向上することができる。
【0022】
請求項10記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により連続して洗剤投入装置を動作させるようにしたものであり、洗剤タンクの清掃時や修理点検時などに、簡単な操作で洗剤タンクの液体洗剤をすべて排出することができ、使い勝手を向上することができる。
【0023】
請求項11記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、最初に洗剤投入装置を動作させるときの動作時間を、2回目以降の動作時間より長くしたものであり、最初に洗剤投入装置を動作させるときは、洗剤投入装置から洗濯兼脱水槽までの洗剤投入経路には洗剤がなく投入量が安定せず、2回目以降には投入量が安定するため、最初に洗剤投入装置を動作させるときの動作時間を長くすることにより、初めて使用するときに洗剤投入量が少なくなるのを防ぐことができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0025】
(実施例1)
図1に示すように、外郭カバー15は、外郭6の上部を覆い、給水弁11、給水経路12、制御装置16などを設けている。この外郭カバー15内に、少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤17を収容した洗剤タンク18を設けている。洗剤投入装置19は、洗剤タンク18内の液体洗剤17を液体洗剤排出口18aを介して洗濯兼脱水槽1内に投入するものである。ここで、洗剤タンク18の液体洗剤排出口18aは給水経路12の近傍に設けている。
【0026】
この洗剤投入装置19は、プランジャ式の空気ポンプで構成し、コイルに流れる電流によりプランジャを往復運動させ、それによりダイヤフラム(いずれも図示せず)を動作させて空気を排出するよう構成し、制御装置16により動作を制御するようにしている。洗剤タンク18は密閉しており、洗剤投入装置19から空気を圧送されることにより、洗剤タンク18内の液体洗剤17を洗濯兼脱水槽1内に投入するようにしている。
【0027】
制御装置16は、図2に示すように構成しており、制御手段20は、マイクロコンピュータで構成し、パワースイッチング手段21を介して、モータ4、給水弁11、洗剤投入装置19、排水弁22などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する。入力手段23は使用者が入力操作するもので、制御手段20に指示を与え、表示手段24は、制御手段20の出力により表示動作を行う。不揮発性記憶手段25は、電源を供給しなくても記憶内容が消滅しない記憶手段である。水位検出手段26は、洗濯兼脱水槽1内に水位を検出するもので、その出力を制御手段20に入力している。
【0028】
入力手段23は、図3に示すように、水位設定スイッチ23a、洗い時間設定スイッチ23b、すすぎ回数設定スイッチ23c、脱水時間設定スイッチ23d、スタート/一時停止スイッチ23e、洗剤投入設定スイッチ23f、コース設定スイッチ23g、電源切スイッチ23h、電源入りスイッチ23iなどで構成している。洗剤投入設定スイッチ23fは液体洗剤17の投入を行う、行わないを選択するスイッチを構成している。
【0029】
表示手段24は、発光ダイオードで構成し、水位表示部24a、洗い時間表示部24b、すすぎ回数表示部24c、脱水時間表示部24d、残時間、予約時刻、粉末洗剤投入量などを表示するデジタル表示部24e、液体洗剤投入表示部24f、コース表示部24gなどで構成している。
【0030】
水位表示部24aは、布量検知手段(図示せず)により、洗濯兼脱水槽1内の洗濯物の量(布量)を検知した後の水位を表示するとともに、水位設定スイッチ23aにより水位表示を変更できるようにしている。液体洗剤投入表示部24fは、電源入りスイッチ23iをオンすれば点灯し、この状態で、布量検知の結果に対応した量の液体洗剤17を自動的に投入できるようにしている。
【0031】
また、制御手段20は、商用電源27の半波単位でカットして洗剤投入装置19を動作させ、商用電源27の周波数が50Hzのときは、図4(a)に示すように、破線で示す箇所をカットして、5波に1波の割合で通電するようにし、周波数が60Hzのときは、図4(b)に示すように、破線で示す箇所をカットして、7波に1波の割合で通電するようにしている。
【0032】
上記構成において、洗剤タンク18内に少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤17を収容し、この洗剤タンク18を外郭カバー15内に取り付けておき、洗濯兼脱水槽1内に洗濯物を投入し、電源入りスイッチ23iをオンすると、液体洗剤投入表示部24fが点灯する。この状態で、スタート/一時停止スイッチ23eをオンして運転を開始すると、布量を検知した後、水位表示部24aにより洗濯兼脱水槽1内の洗濯物の量に応じた水位を表示し、給水弁11をオンして給水を開始する。
【0033】
制御装置16は洗剤投入装置19を駆動して、密閉した洗剤タンク18内の空気圧を高めて、洗剤タンク18内の液体洗剤17を液体洗剤排出口18より押し出し、洗濯兼脱水槽1に投入する。これによって、洗濯兼脱水槽1に投入された洗濯物に応じて、液体洗剤17を精度よく液体洗剤排出口18aより洗濯兼脱水槽1に投入することができる。
【0034】
このとき、制御手段20は、商用電源27の半波単位でカットし、商用電源27の周波数が50Hzのときは、5波に1波の割合で通電して、中水位の場合、13秒動作させ、周波数が60Hzのときは、7波に1波の割合で通電して、中水位の場合、14秒動作させることにより、商用電源27の周波数が変わっても、水位ごとに所定量の液体洗剤17を投入することができる。
【0035】
また、商用電源27の半波単位でカットして洗剤投入装置19を動作させるので、単位時間当たりの動作回数が少なくなって、洗剤投入装置19の動作音を低減できるとともに温度上昇を低減することができる。
【0036】
その後、制御装置16によりモータ4、給水弁11、排水弁22などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御し、洗濯物を洗濯した後、すすぎ、脱水する。
【0037】
電源入りスイッチ23iをオンし、液体洗剤投入表示部24fが点灯した後、洗剤投入設定スイッチ23fを押して液体洗剤投入表示部24fを消灯し、その状態で、スタート/一時停止スイッチ23eをオンして運転を開始すると、布量検知の後、液体洗剤17は自動的に投入されず、使用者はデジタル表示部24eに表示された粉末洗剤投入量にしたがって粉末洗剤を投入する。
【0038】
このように本実施例によれば、液体洗剤を容器ごと洗濯機本体の近傍に持っていって投入する必要があるという洗剤投入時の不便性や、洗剤投入量がばらついて、洗浄力が出なかったり、洗剤を無駄にしてしまうという取扱い上の不具合、さらに、洗剤を保管中誤って幼児が飲み込んだり、液体洗剤においては、投入時に容器から漏れだしたり、保管中に転倒して床面を汚したりという洗剤保管上の不具合をなくすることができ、液体洗剤17を自動的に投入できて使い勝手を向上することができる。
【0039】
また、洗剤投入装置19を商用電源27の半波単位でカットして動作させることにより、単位時間当たりの動作回数が少なくなって、洗剤投入装置19の動作音を低減できるとともに温度上昇を低減することができ、また、商用電源23の周波数に応じて単位時間当りのカット数を変えることにより、商用電源23の周波数が変わっても単位時間当たりの動作回数を同等にできて洗剤の投入量を同じにすることができる。
【0040】
(実施例2)
図2に示す制御手段20は、商用電源27の周波数に応じて、洗剤投入装置19を動作させる時間を変えるよう構成している。すなわち、制御手段20は、商用電源27の半波単位でカットし、5波に1波の割合で通電して洗剤投入装置19を動作させるようにし、商用電源27の周波数が50Hzのときは、動作時間を13秒とし、周波数が60Hzのときは、動作時間を7秒としている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】
上記構成において、洗剤タンク18内に少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤17を収容し、この洗剤タンク18を外郭カバー15内に取り付けておき、洗濯兼脱水槽1内に洗濯物を投入し、電源入りスイッチ23iをオンすると、液体洗剤投入表示部24fが点灯する。この状態で、スタート/一時停止スイッチ23eをオンして運転を開始すると、布量を検知した後、水位表示部24aにより洗濯兼脱水槽1内の洗濯物の量に応じた水位を表示し、給水弁11をオンして給水を開始する。
【0042】
制御装置16は洗剤投入装置19を駆動して、密閉した洗剤タンク18内の空気圧を高めて、洗剤タンク18内の液体洗剤17を液体洗剤排出口18より押し出し、洗濯兼脱水槽1に投入する。これによって、洗濯兼脱水槽1に投入された洗濯物に応じて、液体洗剤17を精度よく液体洗剤排出口18aより洗濯兼脱水槽1に投入することができる。
【0043】
このとき、制御手段20は、商用電源27の周波数に応じて、洗剤投入装置19を動作させる時間を変えるよう構成しているので、商用電源27の周波数が変わっても液体洗剤17の投入量を同じにすることができる。
【0044】
(実施例3)
図5に示すように、制御装置16aは、マイクロコンピュータで構成した制御手段28を有しており、電圧検出手段29は、商用電源27の電圧を検出するもので、温度検出手段30は周囲温度を検出するものであり、それぞれその出力を制御手段28に入力している。制御手段28は、検出した電圧と温度に応じて、洗剤投入装置19の動作時間を補正するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0045】
上記構成において、運転を開始すると、制御手段28は電圧検出手段29と温度検出手段30とからそれぞれ電圧と温度を読み込む。一般に商用電源27の電圧が低いときは、洗剤投入装置19のポンプは性能が落ちるため、液体洗剤17の投入量は少なくなり、逆に、電圧が高いときには性能が高くなるため、液体洗剤17の投入量は多くなる。
【0046】
また、周囲温度が低いときには、液体洗剤17の粘性が高くなり、逆に周囲の温度が高いときには、液体洗剤17の粘性が低くなる。このため、洗剤投入装置19を一定時間動作させたとき、温度が低いときには液体洗剤17の投入量は少なくなり、逆に温度が高いときには液体洗剤17の投入量は多くなる。
【0047】
そこで、制御手段28は、使用水量に応じた基準動作時間(たとえば、高水位で20秒)に対して、読み込んだ電圧、温度に応じて、(表1)および(表2)に示すように、洗剤投入装置19の動作時間を長くまたは短く補正することで、電圧、周囲温度による液体洗剤17の投入量のばらつきを少なくすることができる。
【0048】
【表1】
Figure 0004103247
【0049】
【表2】
Figure 0004103247
【0050】
このように、検出した電圧と周囲温度に応じて、洗剤投入装置19の動作時間を補正することで、投入量のばらつきを少なくすることができる。
【0051】
(実施例4)
図5に示す制御手段28は、水位検出手段26により検出した洗濯兼脱水槽1内の使用水量に応じて、上記実施例3により補正した洗剤投入装置19の動作時間をさらに補正するようにしている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0052】
上記構成において、洗濯時の使用水量が多いときには、液体洗剤17の必要量は多くなり、逆に洗濯時の使用水量が少ないときには、液体洗剤17の必要量は少なくなる。たとえば、使用水量が多いときには、電圧、周囲温度に応じた補正を多くする必要がある。逆に使用水量が少ないときには、電圧、周囲温度に応じた補正を少なくする必要がある。
【0053】
そこで、制御手段28は第2の補正として、(表3)に示すように、使用水量が多いときには、洗剤投入装置19の動作時間を長くし、逆に使用水量が少ないときには、洗剤投入装置19の動作時間を短く補正することで、使用水量に応じた適正な液体洗剤を投入できる。
【0054】
【表3】
Figure 0004103247
【0055】
なお、(表3)における補正係数は、上記(表1)および(表2)の補正時間に対する倍数である。
【0056】
このように、検出した電圧と周囲温度に応じて、洗剤投入装置19の動作時間に補正し、さらに使用水量に応じて第2の補正を行うことで、電圧、周囲温度、使用水量による液体洗剤17の投入量のばらつきを少なくすることができ、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、使用水量に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0057】
(実施例5)
図5に示す制御手段28は、入力手段23の操作により、上記実施例4により補正した洗剤投入装置19の動作時間をさらに補正するようにしている。すなわち、洗剤投入設定スイッチ23fを押した状態で電源入りスイッチ23iをオンし、そのまま洗剤投入設定スイッチ23fを約3秒間押しつづけることにより、動作時間補正モードに入り、その後、洗剤投入設定スイッチ23fを押すごとに(表4)に示すように、補正内容を順に切り換え、水位表示部24aに表示するようにしている。
【0058】
【表4】
Figure 0004103247
【0059】
なお、(表4)における補正係数は、使用水量に応じた基準動作時間(たとえば、高水位で20秒)と、上記(表1)、(表2)および(表3)により補正した時間の和に対する倍数である。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0060】
上記構成において、入力手段23の操作により、洗剤投入装置19の動作時間を(表4)に示す補正係数により増減することができる。すなわち、基準動作時間と、検出した電圧、周囲温度、使用水量に応じて補正した時間との和の時間に対して、入力手段23の操作による洗剤投入装置19の動作時間の増減分で補正を行うことで、洗濯物の汚れなどに合わせて、使用者の意志により洗剤量を増減でき、使い勝手を向上することができる。
【0061】
(実施例6)
図2に示す制御手段20は、給水行程における給水開始後、所定時間(たとえば20秒)経過した後に洗剤投入装置19を動作させるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0062】
上記構成において、洗剤投入装置19の動作を給水弁11がオンした後、所定時間遅らせることで、液体洗剤排出口18aや液体洗剤17が投入される経路を予め給水で濡らした後、液体洗剤17を投入でき、液体洗剤排出口18aや投入経路での液体洗剤17の溶け残りを防ぐことができる。
【0063】
また、給水の開始と同時に洗剤投入装置19を動作させた場合は、給水開始後に一時停止され、再度給水された場合などに洗剤投入装置19が2回動作することになって液体洗剤17の無駄が発生するが、給水を開始し所定時間経過した後、洗剤投入装置19を動作させることによりこのような液体洗剤17の無駄をなくすることができる。
【0064】
また、給水経路12と洗剤タンク18の液体洗剤排出口18aとを互いに近接して配置することにより、液体洗剤17を投入した後に、給水経路12からの給水によって、液体洗剤排出口18aの液体洗剤17が洗い流されて、すすぎ時に余分な液体洗剤17が洗濯兼脱水槽1内に投入されるのを防ぐことができる。
【0065】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0066】
(実施例7)
図2に示す制御手段20は、洗濯開始時に洗濯兼脱水槽1内の水位が所定水位以上である場合は、洗剤投入装置19を動作させないようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0067】
上記構成において、洗濯開始時に制御手段20は水位検出手段26から水位情報を読みとり、すでに洗濯兼脱水槽1内に所定水位以上の水があることを検出した場合には、洗剤投入装置を動作させないようにする。こうすることで、洗濯水を排水せずに洗濯のみを繰り返したときなどで、洗濯開始時にすでに洗濯水が入っているときには、洗剤投入装置19を動作させないことにより洗剤の無駄をなくすることができる。
【0068】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0069】
(実施例8)
図2に示す制御手段20は、入力手段23の水位設定スイッチ23aの操作により洗濯兼脱水槽1の設定水位を変更したとき、変更後の水位に応じて、洗剤投入装置19を動作させるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0070】
上記構成において、水位設定スイッチ23aを押して、水位設定の変更を行うのが、洗剤投入装置19の動作前または動作中であれば、制御手段20は変更後の水位に応じた時間だけ洗剤投入装置19を動作させる。
【0071】
たとえば、低水位のときの洗剤投入装置19の動作時間が17秒であり、中水位のときの洗剤投入装置19の動作時間が20秒であるとし、運転当初は低水位に設定されていたのが、給水行程中に水位設定スイッチ23aが押されて中水位に変更されたとする。水位設定の変更が洗剤投入装置19の動作前または動作中であれば、制御手段20は洗剤投入装置19の動作時間を変更後の20秒とする。
【0072】
こうして、給水行程に水位設定の変更があっても、設定水位に応じた液体洗剤量を投入できて、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、設定水位の変更に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0073】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0074】
(実施例9)
図2に示す制御手段20は、洗剤投入装置19の動作終了後に、入力手段23の水位設定スイッチ23aの操作により洗濯兼脱水槽1の設定水位を変更したとき、水位設定変更後に洗剤投入装置19を動作させないようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0075】
上記構成において、水位設定の変更後に液体洗剤17を投入すると、その後の給水量が少ないため、液体洗剤17が洗剤タンク18の液体洗剤排出口18a付近に残るおそれがある。このため、水位設定変更後に洗剤投入装置を動作させないことにより、液体洗剤が液体洗剤排出口付近に残るのを防ぐことができる。
【0076】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0077】
(実施例10)
図2に示す制御手段20は、洗剤投入装置19の動作前または動作中に、表示手段の液体洗剤投入表示部24fを点滅するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0078】
上記構成において、洗剤投入装置19の動作前または動作中に、表示手段の液体洗剤投入表示部24fを点滅することにより、液体洗剤17の投入中あるいは水位設定変更後の水位に応じた洗剤投入装置19の動作時間が変更可能なこと表示の点滅で知らせることができ、使い勝手を向上することができる。
【0079】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0080】
(実施例11)
図2に示す制御手段20は、入力手段23の操作により、連続して洗剤投入装置19を動作させるようにしている。すなわち、洗剤投入設定スイッチ23fを押した状態で電源入りスイッチ23iをオンし、そのまま洗剤投入設定スイッチ23fを約3秒間押しつづけた後、洗剤投入設定スイッチ23fを押すことにより、洗剤投入装置19を連続して動作させるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0081】
上記構成において、洗剤投入設定スイッチ23fを上記のように操作することにより、液体洗剤17は連続的に洗濯兼脱水槽1内に投入され、洗剤タンク18内の液体洗剤17をすべて排出することができる。これにより、洗剤タンク18を水で清掃したり、修理点検時にあらかじめ液体洗剤17をすべて排出することで修理時の液体洗剤流出を防ぐことができ、使い勝手を向上することができる。
【0082】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0083】
(実施例12)
図2に示す不揮発性記憶手段25は、液体洗剤17の投入回数を記憶している。製造時には投入回数0が記憶されており、使用者が洗濯して液体洗剤17が1回投入されれば1を記憶し、さらに液体洗剤17が投入されれば2をというように順次投入回数を記憶させる。制御手段20は、最初に洗剤投入装置19を動作させるときの動作時間を、2回目以降の動作時間より長くしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0084】
上記構成において、液体洗剤17を初めて投入するときには、洗剤タンク18から液体洗剤排出口18aに至る経路は液体洗剤17にまだ触れていないため、液体洗剤17との馴染みがなく投入量がわずかに減少する傾向にある。しかし、一度液体洗剤17が投入されれば、洗剤タンク18から液体洗剤排出口18aに至る経路は液体洗剤17の薄い膜が残り、液体洗剤17との馴染みができて投入量が安定する。
【0085】
そこで、制御手段20は、不揮発性記憶手段25の記憶内容を読み込んで、投入回数が0のとき(すなわち、初めて液体洗剤17を投入するとき)は、投入回数1以上のときよりも洗剤投入装置19への電源供給時間を数秒長くする。こうすることで、液体洗剤17の1回目の投入量の減少を防ぐことができる。
【0086】
なお、本実施例では、上記実施例1の制御手段20について説明したが、上記実施例3の制御手段28も同様にすることができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤を収容可能な洗剤タンクと、前記洗剤タンク内の液体洗剤を液体洗剤排出口を介して前記洗濯兼脱水槽内に投入する洗剤投入装置と、前記洗剤投入装置の動作を制御する制御手段とを備え、前記洗剤投入装置は、空気を排出して前記洗剤タンク内に空気を圧送し、前記洗剤タンク内の空気圧を高めて前記液体洗剤を前記液体洗剤排出口より押し出すプランジャ式の空気ポンプからなり、前記制御手段は、商用電源の半波単位でカットして前記洗剤投入装置である前記空気ポンプを動作させ、商用電源の周波数に応じて、単位時間当りのカット数を変えるよう構成したから、洗剤を自動的に投入することができて、使い勝手を向上することができるとともに、洗剤投入装置を商用電源の半波単位でカットして動作させることにより、洗剤投入装置の動作音を低減できるとともに温度上昇を低減することができ、また、商用電源の周波数に応じて単位時間当りのカット数を変えることにより、商用電源の周波数が変わっても洗剤の投入量を同じにすることができる
【0088】
また、請求項に記載の発明によれば、商用電源の電圧を検出する電圧検出手段と、周囲温度を検出する温度検出手段とを備え、制御手段は、検出した電圧と温度に応じて、洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたから、電源電圧と温度が変動しても洗剤の投入量をほぼ一定にすることができる。
【0089】
また、請求項に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、使用水量に応じて洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたから、使用水量が多いときは洗剤投入装置の動作時間を長くなるよう補正することにより、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、使用水量に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0090】
また、請求項に記載の発明によれば、入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により洗剤投入装置の動作時間を補正するようにしたから、洗濯物の汚れなどに合わせて洗剤量を増減することができ、使い勝手を向上することができる。
【0091】
また、請求項に記載の発明によれば、洗剤タンクの液体洗剤排出口を給水部の近傍に設け、制御手段は、給水行程における給水開始後に洗剤投入装置を動作させるようにしたから、洗剤投入装置を給水を開始し所定時間(たとえば、20秒)経過した後、動作させることにより、液体洗剤排出口や液体洗剤の投入経路を予め給水で濡らした状態で洗剤を投入でき、液体洗剤排出口や投入経路での液体洗剤の溶け残りを防ぐことができる。
【0092】
また、請求項に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、洗濯開始時に洗濯兼脱水槽内の水位が所定水位以上である場合は、洗剤投入装置を動作させないようにしたから、洗剤の無駄をなくすることができる。
【0093】
また、請求項に記載の発明によれば、入力操作を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作により洗濯兼脱水槽の設定水位を変更できるようにし、制御手段は、変更後の水位に応じて、洗剤投入装置を動作させるようにしたから、設定水位を変更したときにも、洗濯液の洗剤濃度をほぼ一定にすることができ、設定水位の変更に関係なく、ほぼ一定の洗濯性能を得ることができる。
【0094】
また、請求項に記載の発明によれば、制御手段は、洗剤投入装置の動作終了後に水位設定の変更をされたときは、水位設定変更後に洗剤投入装置を動作させないようにしたから、洗剤投入装置の動作終了後に、たとえ設定水位が当初よりも高く変更されても、液体洗剤が液体洗剤排出口付近に残るのを防ぐことができる。
【0095】
また、請求項に記載の発明によれば、液体洗剤の投入を表示する表示手段を備え、制御手段は、洗剤投入装置の動作前または動作中に、前記表示手段の表示を点滅するようにしたから、表示手段の表示を見て設定水位を変更することができ、使い勝手を向上することができる。
【0096】
また、請求項10に記載の発明によれば、入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により連続して洗剤投入装置を動作させるようにしたから、洗剤タンクの清掃時や修理点検時などに、簡単な操作で洗剤タンクの液体洗剤をすべて排出することができ、使い勝手を向上することができる。
【0097】
また、請求項11に記載の発明によれば、制御手段は、最初に洗剤投入装置を動作させるときの動作時間を、2回目以降の動作時間より長くしたから、初めて使用するときに洗剤投入量が少なくなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】 同洗濯機のブロック回路図
【図3】 同洗濯機の操作表示部の拡大正面図
【図4】 (a)同洗濯機の周波数50Hzのときの洗剤投入装置に印加する電圧波形図
(b)同洗濯機の周波数60Hzのときの洗剤投入装置に印加する電圧波形図
【図5】 本発明の第3の実施例の洗濯機のブロック回路図
【図6】 従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
1 洗濯兼脱水槽
3 水受け槽
17 液体洗剤
18 洗剤タンク
19 洗剤投入装置
20 制御手段

Claims (11)

  1. 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、少なくとも2回の洗濯に使用できる量の液体洗剤を収容可能な洗剤タンクと、前記洗剤タンク内の液体洗剤を液体洗剤排出口を介して前記洗濯兼脱水槽内に投入する洗剤投入装置と、前記洗剤投入装置の動作を制御する制御手段とを備え、前記洗剤投入装置は、空気を排出して前記洗剤タンク内に空気を圧送し、前記洗剤タンク内の空気圧を高めて前記液体洗剤を前記液体洗剤排出口より押し出すプランジャ式の空気ポンプからなり、前記制御手段は、商用電源の半波単位でカットして前記洗剤投入装置である前記空気ポンプを動作させ、商用電源の周波数に応じて、単位時間当りのカット数を変えるよう構成した洗濯機。
  2. 商用電源の電圧を検出する電圧検出手段と、周囲温度を検出する温度検出手段とを備え、制御手段は、検出した電圧と温度に応じて、洗剤投入装置の動作時間を補正するようにした請求項記載の洗濯機。
  3. 洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、使用水量に応じて洗剤投入装置の動作時間を補正するようにした請求項記載の洗濯機。
  4. 入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により洗剤投入装置の動作時間を補正するようにした請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 洗剤タンクの液体洗剤排出口を給水部の近傍に設け、制御手段は、給水行程における給水開始後に洗剤投入装置を動作させるようにした請求項記載の洗濯機。
  6. 洗濯兼脱水槽内に水位を検出する水位検出手段を備え、制御手段は、洗濯開始時に洗濯兼脱水槽内の水位が所定水位以上である場合は、洗剤投入装置を動作させないようにした請求項記載の洗濯機。
  7. 入力操作を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作により洗濯兼脱水槽の設定水位を変更できるようにし、制御手段は、変更後の水位に応じて、洗剤投入装置を動作させるようにした請求項1または3に記載の洗濯機。
  8. 制御手段は、洗剤投入装置の動作終了後に水位設定の変更をされたときは、水位設定変更後に洗剤投入装置を動作させないようにした請求項記載の洗濯機。
  9. 液体洗剤の投入を表示する表示手段を備え、制御手段は、洗剤投入装置の動作前または動作中に、前記表示手段の表示を点滅するようにした請求項記載の洗濯機。
  10. 入力操作を行う入力手段を備え、制御手段は、前記入力手段の操作により連続して洗剤投入装置を動作させるようにした請求項記載の洗濯機。
  11. 制御手段は、最初に洗剤投入装置を動作させるときの動作時間を、2回目以降の動作時間より長くした請求項記載の洗濯機。
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