JPH11123537A - 二つの部材を組み合わせた構成部品の製造方法 - Google Patents
二つの部材を組み合わせた構成部品の製造方法Info
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- JPH11123537A JPH11123537A JP10216103A JP21610398A JPH11123537A JP H11123537 A JPH11123537 A JP H11123537A JP 10216103 A JP10216103 A JP 10216103A JP 21610398 A JP21610398 A JP 21610398A JP H11123537 A JPH11123537 A JP H11123537A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K1/00—Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
- B23K1/19—Soldering, e.g. brazing, or unsoldering taking account of the properties of the materials to be soldered
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/78—Combined heat-treatments not provided for above
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
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- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
- B23K35/302—Cu as the principal constituent
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の欠点を有さない、異なる材質の少
なくとも2種類の部材を組み合わせた金属製構成部品の
製造方法の提供 【解決手段】 この構成部品は調質可能な鋼材よりなる
第一の部材を軟磁性鉄材よりなる第二の部材の凹み部に
入れることによって予めに組み立てられ、予めに組み立
てられたこの構成部品に、即ち第一の部材と第二の部材
との間のつなぎ領域の凹み部の所に銅をベースとするろ
う材を適用し、その後にその構成部品をろう材の溶融温
度より上にある温度に加熱し、両方の部材の接触領域の
液状のろう材が消失した後にその構成部品を冷却しそし
てその構成部品を第一の部材の鋼材のための調質温度に
少なくとも1度はもたらしそして所定の期間に渡ってこ
の温度を維持し、そして次に十分に冷却する。
なくとも2種類の部材を組み合わせた金属製構成部品の
製造方法の提供 【解決手段】 この構成部品は調質可能な鋼材よりなる
第一の部材を軟磁性鉄材よりなる第二の部材の凹み部に
入れることによって予めに組み立てられ、予めに組み立
てられたこの構成部品に、即ち第一の部材と第二の部材
との間のつなぎ領域の凹み部の所に銅をベースとするろ
う材を適用し、その後にその構成部品をろう材の溶融温
度より上にある温度に加熱し、両方の部材の接触領域の
液状のろう材が消失した後にその構成部品を冷却しそし
てその構成部品を第一の部材の鋼材のための調質温度に
少なくとも1度はもたらしそして所定の期間に渡ってこ
の温度を維持し、そして次に十分に冷却する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、二つの部材を組み合わせ
た構成部品の製造方法に関する。
た構成部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも二つの部材からの均一な金属
製構成部品の製造は、これら部材が常用での要求のため
に異なる材質を有していなければならないことから、非
常に困難である。これは、例えば構成部品にあらゆる動
的負荷が掛かる場合、特に衝突または衝撃による負荷が
掛かる場合に、両方の部材の間の接合が衝突または衝撃
による負荷が同様に掛かる。これは例えば、一つの部材
が単なる鉄材よりなりそしてもう一方の部材が高価な鋼
材より成る構成部品の場合に生じ得る。焼ばめまたはプ
レスばめによるまたはリベット締めによる純機械的結合
は、頻発する、特に非常に何度も繰り返される衝突また
は衝撃による負荷がある場合に耐久性が十分でない。溶
融による結合も、高価な鋼材より成る部材中に著しい構
造変形がこの様な特別な場合には生ずる事を考慮する
と、同様に不可能である。
製構成部品の製造は、これら部材が常用での要求のため
に異なる材質を有していなければならないことから、非
常に困難である。これは、例えば構成部品にあらゆる動
的負荷が掛かる場合、特に衝突または衝撃による負荷が
掛かる場合に、両方の部材の間の接合が衝突または衝撃
による負荷が同様に掛かる。これは例えば、一つの部材
が単なる鉄材よりなりそしてもう一方の部材が高価な鋼
材より成る構成部品の場合に生じ得る。焼ばめまたはプ
レスばめによるまたはリベット締めによる純機械的結合
は、頻発する、特に非常に何度も繰り返される衝突また
は衝撃による負荷がある場合に耐久性が十分でない。溶
融による結合も、高価な鋼材より成る部材中に著しい構
造変形がこの様な特別な場合には生ずる事を考慮する
と、同様に不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、上述の欠点が排除された、二つの部材の間に強固な
結合を造り出す冒頭に記載の種類の方法を提供すること
である。
は、上述の欠点が排除された、二つの部材の間に強固な
結合を造り出す冒頭に記載の種類の方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するために手段】この課題は本発明に従う
方法によって、構成部品は調質可能な鋼材よりなる第一
の部材を軟磁性鉄材よりなる第二の部材の凹み部に入れ
ることによって予めに組み立てられ、予めに組み立てら
れたこの構成部品に、即ち第一の部材と第二の部材との
間のつなぎ領域の凹み部の所に銅をベースとするろう材
を適用し、その後にその構成部品をろう材の溶融温度よ
り上にある温度に加熱し、両方の部材の接触領域の液状
のろう材が消失した後にその構成部品を冷却しそしてそ
の構成部品を第一の部材の鋼材のための調質温度に少な
くとも1度はもたらしそして所定の期間に渡ってこの温
度を維持し、そして次に十分に冷却することによって解
決される。この方法によって、一方が調質可能な鋼材で
そしてもう一方が軟磁性鉄材である様に、異なる材質の
二つの部材を用いて一方では互いに強固に結合して構成
部品とし、もう一方ではろう付け工程の後に鋼材を所望
の品質に調質することが可能である。この場合には、こ
の様な極めて重要な結合にとって問題のろう材の溶融温
度が調質可能な鋼材の焼入れ−および焼き戻温度より著
しく上にあり、ろう付け工程の終了後に、即ち結合領域
のろう材の消失および凝固の後に、ろう付け部分にそれ
の強度に影響を及ぼすことなしに別の熱処理を実施する
ことができるという長所がある。
方法によって、構成部品は調質可能な鋼材よりなる第一
の部材を軟磁性鉄材よりなる第二の部材の凹み部に入れ
ることによって予めに組み立てられ、予めに組み立てら
れたこの構成部品に、即ち第一の部材と第二の部材との
間のつなぎ領域の凹み部の所に銅をベースとするろう材
を適用し、その後にその構成部品をろう材の溶融温度よ
り上にある温度に加熱し、両方の部材の接触領域の液状
のろう材が消失した後にその構成部品を冷却しそしてそ
の構成部品を第一の部材の鋼材のための調質温度に少な
くとも1度はもたらしそして所定の期間に渡ってこの温
度を維持し、そして次に十分に冷却することによって解
決される。この方法によって、一方が調質可能な鋼材で
そしてもう一方が軟磁性鉄材である様に、異なる材質の
二つの部材を用いて一方では互いに強固に結合して構成
部品とし、もう一方ではろう付け工程の後に鋼材を所望
の品質に調質することが可能である。この場合には、こ
の様な極めて重要な結合にとって問題のろう材の溶融温
度が調質可能な鋼材の焼入れ−および焼き戻温度より著
しく上にあり、ろう付け工程の終了後に、即ち結合領域
のろう材の消失および凝固の後に、ろう付け部分にそれ
の強度に影響を及ぼすことなしに別の熱処理を実施する
ことができるという長所がある。
【0005】ここで問題のろう材の品質は一定の融点を
一般に有しているので、構成部品を加熱する際の温度誘
導を、調質可能な鋼材中の組織変化を考慮する様に行な
うことも可能である。調質可能な鋼材の種類次第で、段
階的に加熱することおよびその際に温度中間段階で、鋼
材中での組織形成を問題なく行なうことができる様に所
定の高さの温度を維持することも可能である。この様な
維持時間は鋼材次第で数分に渡ってもよい。ろう材は実
質的に融点を有しており、即ち一定の温度で液化しそし
て二つの部材の間の接触領域で消失されるので、ろう付
け工程に必要なこのピーク温度を秒〜分の範囲の短い時
間だけ維持しそして次いで冷却工程に導きそしてろう材
を直ちに凝固させ、強固な結合を達成すれば十分であ
る。
一般に有しているので、構成部品を加熱する際の温度誘
導を、調質可能な鋼材中の組織変化を考慮する様に行な
うことも可能である。調質可能な鋼材の種類次第で、段
階的に加熱することおよびその際に温度中間段階で、鋼
材中での組織形成を問題なく行なうことができる様に所
定の高さの温度を維持することも可能である。この様な
維持時間は鋼材次第で数分に渡ってもよい。ろう材は実
質的に融点を有しており、即ち一定の温度で液化しそし
て二つの部材の間の接触領域で消失されるので、ろう付
け工程に必要なこのピーク温度を秒〜分の範囲の短い時
間だけ維持しそして次いで冷却工程に導きそしてろう材
を直ちに凝固させ、強固な結合を達成すれば十分であ
る。
【0006】この場合、ろう材の消失後に構成部品を最
初に約30℃にまで速やかに冷却しそしてその後に鋼材
の調質温度にまで加温するのが有利である。調質温度を
次いで所定の時間に渡って維持する。この時間は使用さ
れる鋼材に左右される。従ってろう付けおよび調質は
“熱の中で”実現し得る。本発明の方法は、第一の部材
が棒状に形成されておりそして第二の部材が板状に形成
されており、第一の部材を受け入れる凹み部が穿孔とし
て形成されている構成部品の場合に使用するのが特に有
利である。この種の構成部品は第一の部材の垂直方向で
ろう材の溶融温度にもたらすのが有利である。
初に約30℃にまで速やかに冷却しそしてその後に鋼材
の調質温度にまで加温するのが有利である。調質温度を
次いで所定の時間に渡って維持する。この時間は使用さ
れる鋼材に左右される。従ってろう付けおよび調質は
“熱の中で”実現し得る。本発明の方法は、第一の部材
が棒状に形成されておりそして第二の部材が板状に形成
されており、第一の部材を受け入れる凹み部が穿孔とし
て形成されている構成部品の場合に使用するのが特に有
利である。この種の構成部品は第一の部材の垂直方向で
ろう材の溶融温度にもたらすのが有利である。
【0007】本発明の実施形態においては、好ましくは
板状に形成された第二の部材のための材料として中継鉄
(Relaiseisen)を使用する。従って、相応する特別な場
合には、第二の部材で形成された、構成部品の領域を切
換磁気の影響下に言うに値する程の残留磁場なしに磁気
切換ができそしてそれに相応して高速切り換え可能な磁
場をもたらすことも保証される。
板状に形成された第二の部材のための材料として中継鉄
(Relaiseisen)を使用する。従って、相応する特別な場
合には、第二の部材で形成された、構成部品の領域を切
換磁気の影響下に言うに値する程の残留磁場なしに磁気
切換ができそしてそれに相応して高速切り換え可能な磁
場をもたらすことも保証される。
【0008】本発明の他の実施形態においては、好まし
くは棒状に形成された第一の部材の材料として高速度鋼
を使用する。この種の鋼材は完璧に、かつ全断面積に渡
って均一に調質される。例えばISO−DIN−材料番
号1.3343に従う組成を有する高速度鋼を使用する
ことが調質後に58〜62HRCの一貫した硬度値が達
成される。従って第一の部材は相応する高い硬度を有し
そして、往復運動する構成部品を案内するために必要と
される様な高い耐磨耗性も有している。いわゆる冷間加
工−または工具鋼、例えばISO−DIN−材料番号
1.2379に従う組成を有する工具鋼を使用するのも
有利である。
くは棒状に形成された第一の部材の材料として高速度鋼
を使用する。この種の鋼材は完璧に、かつ全断面積に渡
って均一に調質される。例えばISO−DIN−材料番
号1.3343に従う組成を有する高速度鋼を使用する
ことが調質後に58〜62HRCの一貫した硬度値が達
成される。従って第一の部材は相応する高い硬度を有し
そして、往復運動する構成部品を案内するために必要と
される様な高い耐磨耗性も有している。いわゆる冷間加
工−または工具鋼、例えばISO−DIN−材料番号
1.2379に従う組成を有する工具鋼を使用するのも
有利である。
【0009】ろう材を選択する際には、鋼材を後で調質
するのに必要とされる、組織変換のための温度が達成さ
れる程に融点が高いろう材を選択するのが有利である。
例えば上述のISO−DIN−材料番号1.3343に
従う高速度鋼を使用する場合には、1180℃のろう材
の溶融温度が高速度鋼のオーステナイト化に必要な温度
より若干上にある場合が有利である。同様に上に挙げた
様な冷間加工用鋼をオーステナイト化するには、約10
20〜1080℃の温度で十分であるので、ここでは低
い融点のろう材を使用することができる。
するのに必要とされる、組織変換のための温度が達成さ
れる程に融点が高いろう材を選択するのが有利である。
例えば上述のISO−DIN−材料番号1.3343に
従う高速度鋼を使用する場合には、1180℃のろう材
の溶融温度が高速度鋼のオーステナイト化に必要な温度
より若干上にある場合が有利である。同様に上に挙げた
様な冷間加工用鋼をオーステナイト化するには、約10
20〜1080℃の温度で十分であるので、ここでは低
い融点のろう材を使用することができる。
【0010】一方で鋼材の熱処理に必要な温度をそして
もう一方ではろう付け結合部の要求される強度を考慮し
て、銅をベースとするろう材を使用するのが有利であ
る。この場合には、純粋な銅を使用することも銅合金、
好ましくはCuSn6 を使用することもできる。使用す
る鉄材および鋼材はこれらのろう材で非常に良好に濡れ
るので、互いに結合すべき両方の部材の間の結合領域の
間隙幅1〜60μm,好ましくは25〜50μmの場合
には問題のない全面にわたる結合が達成される。この場
合、ろう材は有利には予めに製造された屈曲物として形
成されており、第一の部材が円形断面の場合には例えば
線環状物として形成されており、該線環状物は第一の部
材の上に組み上げられそして凹み部の辺領域に置かれ
る。この場合、ろう材を適用するために第二の部材の凹
み部の辺に斜角面を付け、この領域に、後で結合領域の
間隙に流れ込む“溶融浴”を生じる。
もう一方ではろう付け結合部の要求される強度を考慮し
て、銅をベースとするろう材を使用するのが有利であ
る。この場合には、純粋な銅を使用することも銅合金、
好ましくはCuSn6 を使用することもできる。使用す
る鉄材および鋼材はこれらのろう材で非常に良好に濡れ
るので、互いに結合すべき両方の部材の間の結合領域の
間隙幅1〜60μm,好ましくは25〜50μmの場合
には問題のない全面にわたる結合が達成される。この場
合、ろう材は有利には予めに製造された屈曲物として形
成されており、第一の部材が円形断面の場合には例えば
線環状物として形成されており、該線環状物は第一の部
材の上に組み上げられそして凹み部の辺領域に置かれ
る。この場合、ろう材を適用するために第二の部材の凹
み部の辺に斜角面を付け、この領域に、後で結合領域の
間隙に流れ込む“溶融浴”を生じる。
【0011】本発明の別の有利な実施形態では、一方
の、第二の部材の凹み部の内径寸法およびもう一方の、
結合領域の第一の部材の外部寸法を、遊びが存在する様
に決める。これによって液状のろう材を取り出すのに十
分な間隙幅が存在する。特に、円形の断面を持つ棒状の
部材の場合には、第一の部材が結合領域に好ましくは三
つのセンター突起を有しており、該センター突起が両方
の部材の間に間隙を維持しながらプレスばめを実現する
場合が有利である。従って第一に、構成部品の幾何学的
に正確な予備組み立てが可能となり、予備組み立てられ
た構成部品を取り扱うために、センター突起によって正
確な圧縮力が掛けられる。
の、第二の部材の凹み部の内径寸法およびもう一方の、
結合領域の第一の部材の外部寸法を、遊びが存在する様
に決める。これによって液状のろう材を取り出すのに十
分な間隙幅が存在する。特に、円形の断面を持つ棒状の
部材の場合には、第一の部材が結合領域に好ましくは三
つのセンター突起を有しており、該センター突起が両方
の部材の間に間隙を維持しながらプレスばめを実現する
場合が有利である。従って第一に、構成部品の幾何学的
に正確な予備組み立てが可能となり、予備組み立てられ
た構成部品を取り扱うために、センター突起によって正
確な圧縮力が掛けられる。
【0012】鋼材のろう付け工程および調質(特に“加
熱状態”で実施される場合)は減圧炉で実施するのが有
利である。ろう付けした後の冷却は保護ガス雰囲気で実
施してもよく、その際に冷却工程を保護ガスを使用して
過剰圧のもとで行なってもよい。一般に鋼材を焼き戻処
理だけに付せば十分である。上記の高速度鋼を使用する
場合には、構成部品を第二の焼き戻処理に付すのが有利
である。
熱状態”で実施される場合)は減圧炉で実施するのが有
利である。ろう付けした後の冷却は保護ガス雰囲気で実
施してもよく、その際に冷却工程を保護ガスを使用して
過剰圧のもとで行なってもよい。一般に鋼材を焼き戻処
理だけに付せば十分である。上記の高速度鋼を使用する
場合には、構成部品を第二の焼き戻処理に付すのが有利
である。
【0013】上述の方法では例えば、第二部材が中継鉄
で製造されておりそして磁場の影響に委ねられる電磁性
機能要素の構成部品が製造できる。電磁性機能要素にお
いて使用する場合には、棒状部材は軸受けに役立ちそし
てそれに応じて磨耗し難く形成しなければんらないのだ
が、使用の形態次第でこの種の構成部品は非常に大き
く、切換可能である磁力を受けることができ、この場合
には高い衝撃負荷に有効に成り、中継鉄より成る部材と
調質された鋼材より成る部材との間の結合にも相応して
転用できる。
で製造されておりそして磁場の影響に委ねられる電磁性
機能要素の構成部品が製造できる。電磁性機能要素にお
いて使用する場合には、棒状部材は軸受けに役立ちそし
てそれに応じて磨耗し難く形成しなければんらないのだ
が、使用の形態次第でこの種の構成部品は非常に大き
く、切換可能である磁力を受けることができ、この場合
には高い衝撃負荷に有効に成り、中継鉄より成る部材と
調質された鋼材より成る部材との間の結合にも相応して
転用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C21D 6/00 C21D 6/00 L (72)発明者 ミッヒエル・シエビッツ ドイツ連邦共和国、52249エッシユヴアイ ラー、マールストラーセ、8 (72)発明者 フランツ− ライナー・カルドウク ドイツ連邦共和国、52511ガイレンキルヒ エン、アム・ウイーゼンベルク、18
Claims (13)
- 【請求項1】 異なる材質の少なくとも2種類の部材を
組み合わせた金属製構成部品の製造方法において、この
構成部品は調質可能な鋼材よりなる第一の部材を軟磁性
鉄材よりなる第二の部材の凹み部に入れることによって
予め組み立てられ、予め組み立てられたこの構成部品
に、即ち第一の部材と第二の部材との間のつなぎ領域の
凹み部の所に銅をベースとするろう材を適用し、その後
にその構成部品をろう材の溶融温度より上の温度に加熱
し、両方の部材の接触領域の液状のろう材が消失した後
にその構成部品を冷却しそしてその構成部品を少なくと
も1度は第一の部材の鋼材のための調質温度にもたらし
そして所定の期間に渡ってこの温度を維持し、そして次
に十分に冷却することを特徴とする、上記方法。 - 【請求項2】 ろう材の消失後に構成部品を最初に約3
0℃にまで速やかに冷却しそしてその後に鋼材の調質温
度に加温しそして所定の時間に渡ってこの温度に維持す
る請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 構成部品を第一の部材が垂直方向に配置
されている時に溶融温度に高める請求項1または2に記
載の方法。 - 【請求項4】 好ましくは板状に形成された第二の部材
の材料として中継鉄を使用する請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 棒状の第一の部材の材料として高速度鋼
を使用する請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項6】 棒状の第一の部材の材料として工具鋼を
使用する請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項7】 ろう材として銅を使用する請求項1〜6
のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項8】 ろう材として銅合金、好ましくはCu94
Sn6 を使用する請求項1〜6のいずれか一つに記載の
方法。 - 【請求項9】 ろう材を線材から予めに造られた屈曲物
として適用する請求項1〜8のいずれか一つに記載の方
法。 - 【請求項10】 ろう材を適用するために第二の部材の
凹み部の辺に斜角面を付ける請求項1〜9のいずれか一
つに記載の方法。 - 【請求項11】 一方の、第二の部材中の凹み部の内部
寸法ともう一方の、接合領域の第一の部材の外部寸法と
が、遊びが存在する様に決められている請求項1〜10
のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項12】 接合領域の第一の部材が好ましくは三
つのセンター突起を有しており、該センター突起が両方
の部材の間の間隙を維持しながらプレスばめを生じさせ
る請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項13】 間隙の幅が1〜60μm、好ましくは
25〜50μmである請求項1〜11のいずれか一つに
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19733135:1 | 1997-07-31 | ||
DE19733135A DE19733135C2 (de) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | Verfahren zur Herstellung eines aus zwei Teilelementen zusammengesetzten Bauteils |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123537A true JPH11123537A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=7837577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10216103A Withdrawn JPH11123537A (ja) | 1997-07-31 | 1998-07-30 | 二つの部材を組み合わせた構成部品の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6074500A (ja) |
JP (1) | JPH11123537A (ja) |
DE (1) | DE19733135C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281235A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Fuji Koki Corp | 複数部材からなる組立体の製造方法及び電磁式制御弁の製造方法 |
JP2008530428A (ja) * | 2005-02-08 | 2008-08-07 | ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト | ノズルボディを製作するための方法およびノズルボディ |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19851009C2 (de) * | 1998-11-05 | 2001-09-20 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zur Herstellung einer Baugruppe aus einer Ankerplatte und einem Stößel |
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