JPH11123532A - 自動注湯機 - Google Patents

自動注湯機

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JPH11123532A
JPH11123532A JP29441697A JP29441697A JPH11123532A JP H11123532 A JPH11123532 A JP H11123532A JP 29441697 A JP29441697 A JP 29441697A JP 29441697 A JP29441697 A JP 29441697A JP H11123532 A JPH11123532 A JP H11123532A
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JP
Japan
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ladle
pouring
molten metal
mold
detecting means
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Application number
JP29441697A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shinohara
一寛 篠原
Hidenori Ichimoto
秀則 市本
Shigeo Yano
重夫 矢野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動注湯機に異常事態が発生した場合に、自
動注湯機を適正に制御できるようにする。 【解決手段】 鋳型の搬送ラインに沿って設置された取
鍋と、この取鍋を傾動させて取鍋内の溶湯を上記鋳型内
に注湯するように傾動機構とを備えた自動注湯機におい
て、正常に注湯を行なうことができない異常事態が上記
自動注湯機に発生したことが確認された場合に、注湯中
の取鍋を強制的に非注湯位置に反転させる制御信号を上
記傾動機構の制御部56に出力する異常時制御手段54
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳型内に溶湯を自
動的に注湯する自動注湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−185780号
公報に示されるように、溶湯を保持する保持炉と、この
保持炉を傾斜させてその注ぎ口から溶湯を導出させる第
1の駆動手段と、上記注ぎ口からの出湯する溶湯を受け
る取鍋と、この取鍋を吊り下げて保持炉の設置位置から
鋳型(型枠)の注湯位置に運搬するホイストと、取鍋の
重量を検出する重量検出手段と、プログラム制御手段と
を備え、取鍋の重量を電気信号として検出し、この検出
出力を監視して予め入力された設定値に達したときに、
上記第1の駆動手段を制御して注ぎ口から溶湯の出湯を
停止するとともに、個々の鋳型(型枠)に対する注湯時
には、上記重量検出手段からの検出出力を常時監視し、
それぞれの鋳型についての注湯量が設定値となった時点
で、第2の駆動手段を制御して取鍋に与えた傾斜を水平
位置に戻して出湯を停止するように構成された出湯装置
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
出湯装置では、取鍋の重量を検出するロードセル等から
なる重量検出手段の検出信号に応じて鋳型への出湯量を
検出し、この出湯量が設定値となった時点で、傾斜状態
にある注湯中の取鍋を水平状態に戻して出湯を停止する
ように構成されているに過ぎないため、上記重量検出手
段に故障が生じた場合等に、鋳型に対する出湯量が不適
正になって不良品が形成されるのを防止することができ
なかった。また、鋳造ラインに事故が発生した場合ある
いは上記注湯作業を行う作業エリア内に人が進入した場
合等の異常発生時には、上記鋳型に対する注湯作業を停
止することが望ましいが、この場合の制御について上記
出湯装置では、何ら考慮されていなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、自動注
湯機に異常事態が発生した場合に、自動注湯機を適正に
制御することができる自動注湯機を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
鋳型の搬送ラインに沿って設置された取鍋と、この取鍋
を傾動させて取鍋内の溶湯を上記鋳型内に注湯する傾動
機構とを備えた自動注湯機において、正常に注湯を行な
うことができない異常事態が上記自動注湯機に発生した
ことが確認された場合に、注湯中の取鍋を強制的に非注
湯位置に反転させる制御信号を上記傾動機構の制御部に
出力する異常時制御手段を備えたものである。
【0006】上記構成によれば、異常時制御手段におい
て自動注湯機に異常事態が発生したことが確認された場
合には、注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反転させ
る制御信号が上記傾動機構の制御部に出力され、上記取
鍋からの出湯動作が自動的に停止されることになる。
【0007】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の自動注湯機において、取鍋の注湯口から溶湯が流れ出
ているか否かを検出する出湯検出手段と、取鍋内の溶湯
量を検出する溶湯量検出手段とを備え、上記出湯検出手
段および溶湯量検出手段の検出信号に応じて自動注湯機
の異常事態が発生したか否かを判定するように構成した
ものである。
【0008】上記構成によれば、鋳型への注湯作業時
に、上記出湯検出手段および溶湯量検出手段の検出信号
に応じて自動注湯機の異常事態が発生したか否かが判定
され、異常事態が発生したことが確認された場合には、
注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反転させる制御信
号が上記傾動機構の制御部に出力され、上記取鍋からの
出湯動作が自動的に停止されることになる。
【0009】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の自動注湯機において、上記出湯検出手段の検出信号に
応じて取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていることが確認
され、かつ上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取鍋
内の溶湯量が変化していないことが確認された場合に、
自動注湯機に異常事態が発生したと判定するように構成
したものである。
【0010】上記構成によれば、鋳型への注湯作業時
に、上記出湯検出手段の検出信号に応じて取鍋の注湯口
から溶湯が流れ出ていることが確認されたにも拘らず、
上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取鍋内の溶湯量
が変化していないことが確認された場合には、上記出湯
検出手段または溶湯量検出手段の一方に故障が発生した
と判断され、注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反転
させる制御信号が上記傾動機構の制御部に出力されるこ
とになる。
【0011】請求項4に係る発明は、上記請求項2記載
の自動注湯機において、上記出湯検出手段の検出信号に
応じて取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていないことが確
認され、かつ上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取
鍋内の溶湯量が変化していることが確認された場合に、
自動注湯機に異常事態が発生したと判定するように構成
したものである。
【0012】上記構成によれば、鋳型への注湯作業時
に、上記出湯検出手段の検出信号に応じて取鍋の注湯口
から溶湯が流れ出ていないことが確認されたにも拘ら
ず、上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取鍋内の溶
湯量が変化していることが確認された場合には、上記出
湯検出手段または溶湯量検出手段の一方に故障が発生し
たと判断され、注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反
転させる制御信号が上記傾動機構の制御部に出力される
ことになる。
【0013】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請
求項4記載の自動注湯機において、取鍋の注湯口から溶
湯が流れ出ているか否かを検出する出湯検出手段と、取
鍋が出湯停止位置に反転したことを検出する反転検出手
段とを備え、この反転検出手段の検出信号に応じて取鍋
が出湯停止位置に反転したことが確認され、かつ上記出
湯検出手段の検出信号に応じて取鍋の注湯口から溶湯が
流れ出ていることが確認された場合に、自動注湯機に異
常事態が発生したと判定するように構成したものであ
る。
【0014】上記構成によれば、出湯状態にある取鍋を
反転させて出湯を停止させる際、反転検出手段の検出信
号に応じて取鍋が出湯停止位置に反転したことが確認さ
れたにも拘らず、上記出湯検出手段の検出信号に応じて
取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていることが確認された
場合に、自動注湯機に異常事態が発生したと判断され、
注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反転させる制御信
号が上記傾動機構の制御部に出力されることになる。
【0015】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の自動注湯機において、鋳造ラ
インに事故が発生した場合等の非常時に作業者によって
操作される非常停止スイッチを備え、この非常停止スイ
ッチが操作されたことが確認された場合に、自動注湯機
に異常事態が発生したと判定するように構成したもので
ある。
【0016】上記構成によれば、鋳造ラインに事故が発
生した場合等の非常時に作業者によって非常停止スイッ
チが操作された場合には、自動注湯機に異常事態が発生
した判断され、注湯中の取鍋を強制的に非注湯位置に反
転させる制御信号が上記傾動機構の制御部に出力される
ことになる。
【0017】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の自動注湯機において、注湯作
業が行われる作業エリア内に人が進入したことを検出す
る進入検出手段を備え、この進入検出手段の検出信号に
応じて作業エリア内に人が進入したことが確認された場
合に、自動注湯機に異常事態が発生したと判定するよう
に構成したものである。
【0018】上記構成によれば、進入検出手段の検出信
号に応じて注湯作業が行われる作業エリア内に人が進入
したことが確認された場合には、自動注湯機に異常事態
が発生した判断され、注湯中の取鍋を強制的に非注湯位
置に反転させる制御信号が上記傾動機構の制御部に出力
されることになる。
【0019】請求項8に係る発明は、上記請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の自動注湯機において、鋳型に
対する注湯作業時に鋳型から溶湯がオーバフローしたこ
とを検出するオーバフロー検出手段を備え、このオーバ
フロー検出手段の検出信号に応じて上記鋳型から溶湯が
オーバフローしたことが確認された場合に、自動注湯機
に異常事態が発生したと判定するように構成したもので
ある。
【0020】上記構成によれば、鋳型に対する注湯作業
時に、オーバフロー検出手段の検出信号に応じて上記鋳
型から溶湯がオーバフローしたことが確認された場合に
は、自動注湯機に異常事態が発生した判断され、注湯中
の取鍋を強制的に非注湯位置に反転させる制御信号が上
記傾動機構の制御部に出力されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
自動注湯機の実施形態を示している。この自動注湯機
は、後述する鋳型の搬送ラインによって搬送される鋳型
内に溶湯を注湯する取鍋1と、上記鋳型に対する注湯位
置から取鍋1に対する受湯位置に取鍋1を搬送する搬送
機構2と、注湯時に取鍋1を傾動させる傾動機構3と、
上記搬送機構2により注湯位置に搬送された取鍋1を下
降させて上記傾動機構3上に受渡しする受渡し手段4と
を有している。
【0022】上記取鍋1は、受渡し手段4に設けられた
吊下部5に係合される一対のフック6と、傾動機構3に
設けられた後述のロック手段によって係止される被係止
片7と、搬送機構2による取鍋1の搬送状態でこの取鍋
1を手動操作により傾動させる傾動操作手段8と、溶湯
の注湯口9とを有している。この注湯口9の近傍には、
傾動機構3に設けられた係合部12の突部に対応する上
窄まりの凹部10を備えた左右一対の被係合部11が設
けられている。上記凹部10には、取鍋1の注湯口9か
ら導出される溶湯の注湯方向に配設された一対の相対向
するテーパ面が設けられ、後述する取鍋1の受渡し時
に、上記係合部12の突部が上記テーパ面により案内さ
れて凹部10内に嵌入されるようになっている。
【0023】上記搬送機構2は、天井部等に設置された
走行レール13に沿って走行する走行台車14を有し、
図3に示すように、鋳型Aの搬送ライン66に沿って一
対の傾動機構3が並列に設置された注湯位置18,19
から、溶湯の保持炉17が並列に設置された受湯位置1
5,16に上記取鍋1を搬送するように構成されてい
る。そして、上記受湯位置15,16において受湯され
た取鍋1が、上記注湯位置18,19に搬送されて傾動
機構3上に受渡しされるようになっている。
【0024】また、搬送機構2には、上記注湯位置1
8,19に搬送された取鍋1をその搬送方向に位置決め
する位置決め手段20が設けられている。この位置決め
手段20は、図4に示すように、搬送レール13に沿っ
て設置された支持フレーム21と、この支持フレーム2
1によって揺動自在に支持された一対の揺動アーム22
と、この揺動アーム22を揺動変位させる駆動シリンダ
23とを有している。
【0025】そして、上記走行台車14が注湯位置1
8,19に到達して停止したことが確認された時点で、
駆動シリンダ23によって上記揺動アーム22が実線で
示す退避位置から仮想線で示す挟持位置に駆動され、走
行台車14に突設された位置決めアーム24が、上記揺
動アーム23の先端部に設けられた挟持ローラ25によ
り挟持されることにより、上記走行台車14の走行方
向、つまり取鍋1の搬送方向の位置ずれが修正され、こ
の取鍋1が注湯位置18,19に正確に位置決めされる
ようになっている。
【0026】上記受渡し手段4は、フック6の吊下部5
を昇降駆動する昇降駆動部を有し、上記吊下部5に吊下
された取鍋1を、図1に示す上方の搬送位置から下方の
載置位置に移動させて上記傾動機構3上に受渡しするよ
うに構成されている。上記吊下部5には、図2に示すよ
うに、下窄まりに傾斜する一対の傾斜面26,26が搬
送レール13の設置方向、つまり取鍋1の搬送方向に相
対向するように配設され、上記フック6を吊下部5に係
合する際に、上記傾斜面26,26に沿ってフック6が
吊下部5の中央部側に案内されることにより、取鍋1の
搬送方向にフック6が位置決めされた状態で係止される
ようなっている。
【0027】上記傾動機構3は、図1に示すように、上
記搬送機構2による取鍋1の搬送方向と直交する方向に
設置された案内レール27と、この案内レール27に沿
って注湯を行う前方の作動位置から、図1に示す後方の
受渡し位置に走行する走行基台28からなる移動手段
と、この走行基台28からなる移動手段上に設置された
受けフレーム29と、前方の作動位置に移動した上記走
行基台28および取鍋1を取鍋1の搬送方向に沿って搬
送する搬送台車67と、上記受けフレーム29上に載置
された取鍋1の総重量を検出するロードセンサ30と、
取鍋1の注湯口9から導出された溶湯を鋳型の注湯位置
に案内する案内部31とを有している。
【0028】上記受けフレーム29には、先窄まりの突
部が上端部に形成された係合部12と、取鍋1の底部お
よび後部を支持する支持ローラ32,33と、前端部に
設けられた支持軸34と、この支持軸34を中心に後部
から底部にかけて円弧状に伸びるラックギア35とが設
けられ、受けフレーム29に設けられた上記係合部12
と、取鍋1に設けられた被係合部11とによって取鍋1
の誘導手段が構成され、上記傾動機構3に対する取鍋1
の受渡し時に、上記誘導手段によって取鍋1がその注湯
方向に誘導されて位置決めされるようになっている。
【0029】すなわち、図1に示すように、走行基台2
8からなる移動手段によって傾動機構3を後方の受渡し
位置に移動させた状態で、上記受渡し手段4により取鍋
1を下降させて上方の搬送位置から図5に示す下方の載
置位置に取鍋1を移動させることにより、この取鍋1に
設けられた被係合部11の凹部10内に、上記係合部1
2の突部が嵌入されて取鍋1がその注湯方向、つまり上
記走行基台28の走行方向に位置決めされた状態で、上
記受けフレーム29の支持ローラ32,33上に取鍋1
が載置されて支持されることになる。
【0030】また、上記受けフレーム29のラックギア
35は、走行基台28に設けられた駆動ギア36に係合
され、この駆動ギア36が駆動モータ37によって回転
駆動されることにより、上記受けフレーム29上に載置
された取鍋1が、上記支持軸34を支点にして揺動変位
し、図5の実線で示すように注湯口9が水平状態となっ
た初期位置から、図5の仮想線で示すように注湯口9が
先下がり状態となった出湯位置に変位するように構成さ
れている。
【0031】上記受けフレーム29は、取鍋1の下部前
面に突設された上記被係止片7の上面に先端部が係脱自
在に係合されるロックレバー38と、このロックレバー
38を駆動する駆動シリンダ39とを有するロック手段
40を備え、上記取鍋1が受けフレーム29上に載置さ
れた時点で、上記駆動シリンダ39によりロックレバー
38を駆動してその先端部を上記被係止片7の上面に圧
接させることにより、取鍋1の浮上がりを規制した状態
で取鍋1を支持するように構成されている。また、上記
受けフレーム29には、図6に示すように、取鍋1の側
壁面に当接してその側方移動を規制する支持ローラ41
が設けられている。
【0032】上記取鍋1に設けられた傾動操作手段8
は、図7に示すように、取鍋1の側壁面に突設されたト
ラニオン軸42と、このトラニオン軸42に固定されウ
ォームホイール43と、このウォームホイール43を駆
動するウォームギア44と、このウォームギア44に駆
動力を伝達するベベルギア機構45と、このベベルギア
機構45を駆動する操作ハンドル46とを有している。
そして、この操作ハンドル46を回動操作することによ
り、上記ベベルギア機構45、ウォームギア44および
ウォームホイール43を介して上記トラニオン軸42に
駆動力を伝達し、このトラニオン軸42を回転駆動して
取鍋1を傾動変位させるように構成されている。
【0033】また、上記傾動機構3に設けられた注湯の
案内部31は、図8に示すように、搬送機構3に設けら
れた回動軸47を支点にして揺動自在に支持されるとと
もに、駆動シリンダ48および駆動レバー49を有する
駆動手段50により駆動されて揺動変位するように構成
されている。すなわち、上記駆動手段50の駆動力に応
じて上記案内部31が、図の実線で示す下方の注湯位置
から、仮想線で示す上方の退避位置に揺動変位すること
により、鋳型Aの搬送時に、上記案内部31が鋳型Aに
当接しないように上方に退避するとともに、溶湯の注湯
時に、鋳型Aの注湯部に対応した位置に上記案内部31
の先端部が下降するようになっている。
【0034】上記自動注湯機には、図9に示すように、
鋳型Aに対する必要注湯量を検出する注湯量検出手段5
1と、取鍋1内に収容された溶湯の残量を検出する残量
検出手段52と、取鍋1内に収容された溶湯を鋳型A内
に注湯するように制御するとともに、溶湯の残量が少な
くなった取鍋1を受湯位置15,16に搬送して溶湯を
補給するように制御する注湯制御手段53と、注湯時に
異常事態が発生したことが確認された場合に、上記取鍋
1を初期位置に復帰させるように制御する異常時制御手
段54とが設けられている。
【0035】上記注湯量検出手段51は、鋳造ラインか
ら出力される制御信号等に応じて上記注湯位置18,1
9に順次搬送される鋳型Aに対する溶湯の必要注湯量を
検出し、この検出信号を上記注湯制御手段53に出力す
るように構成されている。また、残量算出手段52は、
上記ロードセル30によって検出された取鍋1の総重量
から、予め記憶された取鍋1の自重を減算することによ
り、取鍋1内に収容された溶湯の残量を求め、この残量
の検出信号を上記注湯制御手段53に出力するように構
成されている。
【0036】注湯制御手段53は、上記注湯量検出手段
51および残量算出手段52等の出力信号に応じ、現在
注湯中の取鍋1によって引き続き注湯を行うことが可能
であるか否かを判定し、可能であると判断された場合
に、上記取鍋1による注湯を継続し、不可能であると判
断された場合に、注湯する取鍋1を切換えて待機中の取
鍋1による注湯を開始するとともに、溶湯の残量が少な
くなった取鍋1を受湯位置15,16に搬送して受湯作
業を行わせる制御信号を、上記搬送機構制御部55およ
び傾動機構制御部56に出力するように構成されてい
る。
【0037】また、上記異常時制御手段54は、鋳造ラ
インに事故が発生した場合等の非常時に、作業者によっ
て操作される非常停止スイッチ57、注湯作業が行われ
る作業エリア内に人が進入したことを検出するドアスイ
ッチ58からなる進入検出手段、鋳型Aに対する注湯作
業時に鋳型Aから溶湯がオーバフローしたことを検出す
るオーバフローセンサ59からなるオーバフロー検出手
段、取鍋1内の溶湯が注湯口9から流れ出ているか否か
を検出するフォトセンサ等の出湯センサ60からなる出
湯検出手段および上記ロードセンサ30からなる溶湯量
検出手段の出力信号に応じ、正常に注湯を行なうことが
できない異常事態が自動注湯機に発生したこと確認され
た場合に、上記取鍋1を初期位置に復帰させる制御信号
を上記傾動機構制御部56に出力するように構成されて
いる。
【0038】図3に示すように、鋳型Aの搬送ライン6
6に沿って設置された注湯位置18,19に一対の取鍋
1を配設し、この取鍋1を選択的に作動させて注湯を行
うとともに、上記注湯位置18,19の間に1個の鋳型
Aを介在させた状態で搬送するように構成された自動注
湯機において、上記注湯制御手段53により実行される
制御動作を、図10〜図13に示すフローチャートに基
づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、まず
現在注湯中の取鍋1が鋳型Aの搬送方向上流側の注湯位
置18に配設された1号機であるか否かを判定し(ステ
ップS1)、YESと判定された場合には、上記残量検
出手段52において検出された上記1号機の取鍋1内に
おける溶湯の残量Wを記憶する(ステップS2)。
【0039】次に、注湯開始信号の入力時点で、上記注
湯量検出手段51により検出された鋳型Aの搬送方向上
流側に配設された注湯位置18の少なくとも1枠分だけ
上流側に位置する鋳型Aから、現在注湯中の取鍋1の設
置位置(1号機)に至る範囲に配列された鋳型Aに対す
る必要注湯量、つまり現在の注湯位置18に搬送された
鋳型Aと、その上流側に位置する鋳型Aとからなる2枠
分の鋳型Aに対する必要注湯量を読み込んだ後(ステッ
プS3)、上記1号機の取鍋1内に収容された溶湯の残
量Wに基づいて上記2枠分の注湯が可能であるか否かを
判断する(ステップS4)。
【0040】上記ステップS4でNOと判定され、1号
機の取鍋1によって上記2枠分の鋳型Aに対する注湯が
不可能であることが確認された場合には、鋳型Aの搬送
方向下流側の注湯位置19に配設された2号機に対し、
未注湯の鋳型Aが到達した時点で注湯を開始するように
指示する制御信号を出力した後(ステップS5)、上記
1号機の残量Wに基づいて注湯位置18に到達した1枠
分の鋳型Aに対する注湯が可能か否かを判定する(ステ
ップS6)。なお、上記ステップS4でYESと判定さ
れた場合には、上記ステップS6に直接移行して上記鋳
型Aに対する注湯が可能か否かを判定する。
【0041】上記ステップS6でYESと判定され、現
在注湯中の1号機が設置された上記注湯位置18に到達
した鋳型Aに対する注湯が可能であることが確認された
場合には、上記鋳型Aに対する注湯作業が完了したか否
かを判定し(ステップS7)、NOと判定された場合に
は、ロードセル30の検出信号に応じて注湯量を検出し
つつ、1号機の取鍋1を傾動させて上記鋳型Aに対する
注湯を実行させる制御信号を上記傾動機構制御部56に
出力する(ステップS8)。
【0042】次いで、上記鋳型Aに対する必要注湯量に
相当する所定量の溶湯が1号機の取鍋1から注湯された
か否かを、上記ロードセル30の出力信号に応じて判定
し(ステップS9)、NOと判定された場合には、上記
ステップS8に戻り、上記鋳型Aに対する注湯を継続す
る。また、上記ステップS9でYESと判定され、上記
鋳型Aに対する注湯が完了したことが確認された場合に
は、1号機の取鍋1を反転させて上記鋳型Aに対する注
湯を停止させる制御信号を上記傾動機構制御部56に出
力した後(ステップS10)、上記出湯センサ60の検
出信号に応じて上記取鍋1からの出湯が止まったか否か
を判定する(ステップS11)。
【0043】上記ステップS11でNOと判定され、1
号機の取鍋1からの出湯が止まっていないことが確認さ
れた場合には、上記ステップS10に戻り、取鍋1の反
転動作を継続する。また、上記ステップS11でYES
と判定され、取鍋1からの出湯が止まったことが確認さ
れた場合には、上記ステップS2で記憶された1号機の
残量Wから上記鋳型Aに注湯された注湯量を減算するこ
とにより、記憶手段に記憶される溶湯の残量Wの値を修
正する(ステップS12)。次に、上記ステップS12
で修正された溶湯の残量Wに基づいて注湯位置18の上
流側に位置する次枠の鋳型Aに対する注湯が可能である
か否かを判定し(ステップS13)、YESと判定され
た場合には、そのままリターンして上記制御動作を繰り
返す。
【0044】上記ステップS13でNOと判定された場
合には、上記1号機の取鍋1を受湯位置15,16に搬
送して取鍋1内に受湯させる制御信号を上記搬送機構制
御部55および傾動機構制御部56に出力して受湯制御
を実行し(ステップS14)、その後にリターンする。
また、上記ステップS6でNOと判定され、現在注湯中
の取鍋1が設置された注湯位置18に到達した鋳型Aに
対する注湯が不可能であることが確認された場合には、
上記取鍋1から鋳型Aへの注湯を禁止し、上記ステップ
S14に移行して受湯制御を実行する。
【0045】すなわち、上記傾動機構3の走行基台28
を前方の作動位置から後方の受渡し位置に移動させた状
態で、上記受渡し手段4の吊下部5を下降させてこの吊
下部5に取鍋1のフック6を係合した後、上記受渡し手
段4によって取鍋1を搬送位置に上昇させ、搬送機構2
により上記取鍋1を受湯位置15,16に搬送して保持
炉17から上記取鍋1内に溶湯を補給する。
【0046】次いで、上記搬送機構2により取鍋1を注
湯位置18,19に返送した後、上記受渡し手段4によ
って取鍋1を傾動機構3に下降させ、上記誘導手段によ
り取鍋1を誘導してその注湯方向の位置決めを行いつ
つ、受けフレーム29上に載置する。そして、上記傾動
機構3の走行基台28を後方の受渡し位置から前方の作
動位置に移動させた状態で待機し、注湯開始信号が入力
された時点で、上記傾動機構3を作動させて取鍋1を傾
動させることにより、上記注湯口9および案内部31を
介して上記鋳型Aに対する注湯を行う。
【0047】また、上記ステップS1でNOと判定さ
れ、現在注湯中の取鍋1が鋳型Aの搬送方向下流側の注
湯位置19に配設された2号機であることが確認された
場合には、図12に示すように、上記残量検出手段52
において検出された上記2号機の取鍋1内における溶湯
の残量Wを記憶した後(ステップS15)、注湯開始信
号の入力時点で、上記注湯量検出手段51により検出さ
れた鋳型Aの搬送方向上流側に配設された注湯位置18
の少なくとも1枠分だけ上流側に位置する鋳型Aから、
現在注湯中の取鍋1の設置位置(2号機)に至る範囲に
配列された鋳型Aに対する必要注湯量、つまり上記注湯
位置18の上流側に位置する鋳型Aから2号機の注湯位
置19に搬送された鋳型Aまでの4枠分の鋳型Aに対す
る必要注湯量を読み込む(ステップS16)。
【0048】次に、上記2号機の取鍋1内に収容された
溶湯の残量Wに基づいて上記4枠分の注湯が可能か否か
を判断する(ステップS17)。このステップS17で
NOと判定され、2号機の取鍋1によって上記4枠分の
鋳型Aに注湯が不可能であることが確認された場合に
は、上記溶湯の残量Wに基づいて2号機の注湯位置19
から上流側に位置する3枠分の鋳型Aに対する注湯が可
能か否かを判断し(ステップS18)、YESと判定さ
れた場合には、鋳型Aの搬送方向上流側の注湯位置18
に配設された1号機に対して次回から注湯を開始するよ
うに指示する制御信号を出力する(ステップS19)。
【0049】また、上記ステップS18でNOと判定さ
れ、2号機の注湯位置19からその上流側に位置する3
枠分の鋳型Aに対する注湯が不可能であることが確認さ
れた場合には、上記1号機に対して今回から注湯を開始
するように指示する制御信号を出力した後(ステップS
20)、上記2号機の残量Wに基づいて注湯位置19に
到達した1枠分の鋳型Aに対する注湯が可能か否かを判
定する(ステップS21)。次いで、上記鋳型Aに対す
る注湯作業が完了したか否かを判定し(ステップS2
2)、NOと判定された場合には、上記ロードセル30
の検出信号に応じて注湯量を制御しつつ、2号機の取鍋
1を傾動させて上記鋳型Aに対する注湯を実行させる制
御信号を上記傾動機構制御部56に出力する(ステップ
S23)。
【0050】その後、上記ロードセル30の出力信号に
応じて鋳型Aに対する必要注湯量に相当する所定量の溶
湯が2号機の取鍋1から注湯されたか否かを判定し(ス
テップS24)、NOと判定された場合には、上記ステ
ップS23に戻り、上記鋳型Aに対する注湯を継続す
る。また、上記ステップS24でYESと判定され、上
記鋳型Aに対する注湯が完了したことが確認された場合
には、2号機の取鍋1を反転させて上記鋳型Aに対する
注湯を停止させる制御信号を上記傾動機構制御部56に
出力した後(ステップS25)、上記出湯センサ60の
検出信号に応じて上記取鍋1からの出湯が止まったか否
かを判定する(ステップS26)。
【0051】上記ステップS26でNOと判定され、2
号機の取鍋1からの出湯が止まっていないことが確認さ
れた場合には、上記ステップS25に戻り、取鍋1の反
転動作を継続する。また、上記ステップS26でYES
と判定され、取鍋1からの出湯が止まったことが確認さ
れた場合には、上記ステップS15で記憶された2号機
の残量Wから上記鋳型Aに注湯された溶湯を減算するこ
とにより、記憶手段に記憶される溶湯の残量Wの値を修
正する(ステップS27)。次に、上記ステップS12
で修正された溶湯の残量Wに基づいて注湯位置18の上
流側に位置する次枠の鋳型Aに対する注湯が可能である
か否かを判定し(ステップS28)、YESと判定され
た場合には、そのままリターンして上記制御動作を繰り
返す。
【0052】上記ステップS27でNOと判定され、注
湯位置18の上流側に位置する次枠の鋳型Aに対する注
湯が不可能であることが確認された場合には、上記2号
機の取鍋1を受湯位置15,16に搬送して取鍋1内に
受湯させる制御信号を上記搬送機構制御部55および傾
動機構制御部56に出力して受湯制御を実行する(ステ
ップS29)。また、上記ステップS21でNOと判定
され、現在注湯中の取鍋1が設置された注湯位置19に
到達した鋳型Aに対する注湯が不可能であることが確認
された場合には、上記取鍋1から鋳型Aへの注湯を禁止
し、上記ステップS29に移行して受湯制御を実行した
後にリターンする。
【0053】次に、上記異常時制御手段54において実
行される制御動作を図14および図15に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタートす
ると、上記非常停止スイッチ57が操作されたか否かを
判定し(ステップS31)、YESと判定された場合に
は、異常事態が発生したことを報知する警報を作動させ
るとともに(ステップS32)、現在注湯中の取鍋1を
初期位置に復帰させる制御信号を上記傾動機構制御部5
6に出力して上記取鍋1からの出湯動作を停止させる
(ステップS33)。
【0054】また、上記ステップS31でNOと判定さ
れた場合には、上記ドアスイッチ58がON状態となっ
たか否かを判定し(ステップS34)、YESと判定さ
れた場合には、上記ステップS32に進んで異常発生時
の制御を実行する。次に、上記オーバフローセンサ59
の出力信号に応じて注湯時に鋳型Aから溶湯がオーバフ
ローしているか否かを判定し(ステップS35)、YE
Sと判定された場合には、上記ステップS32に進んで
異常発生時の制御を実行する。なお、自動注湯機の作動
時には、上記ステップS31,S34,S35の判定動
作を所定時間ごとに実行し、異常が発生したことが確認
された時点で、上記異常発生時の制御を実行するように
構成されている。
【0055】次いで、注湯開始信号の入力時点で、上記
傾動機構3により取鍋1を傾動させて鋳型Aに対する注
湯を開始する制御信号を傾動機構制御部56に出力する
とともに(ステップS36)、タイマーをセットし(ス
テップS37)、このタイマーがタイムアップした時点
で、上記出湯センサ60の検出信号に応じて上記取鍋1
の注湯口9から溶湯が流れ出ているか否かを判定する
(ステップS38)。
【0056】上記ステップS38でNOと判定され、取
鍋1の傾動開始時点から所定時間が経過しているにも拘
らず、上記注湯口9からの出湯が開始されていないこと
が確認された場合には、上記出湯センサ60または傾動
機構3に故障が発生したと判断して上記ステップS32
に進み、異常事態が発生したことを報知する警報を作動
させるとともに、現在注湯中の取鍋1を初期位置に復帰
させる異常発生時の制御を実行する。
【0057】上記ステップS38でYESと判定され、
出湯が開始されたことが確認された場合には、上記ロー
ドセル30の出力信号に応じて取鍋1内に収容された溶
湯の残量が変化したか否かを判定する(ステップS3
9)、このステップS39でNOと判定され、上記出湯
センサ60の検出信号に応じて上記取鍋1の注湯口9か
ら溶湯が流れ出ていることが確認されたにも拘らず、上
記溶湯の残量が変化していないことが確認された場合に
は、上記出湯センサ60またはロードセル30に故障が
発生したと判断して上記ステップS32に進み、異常発
生時の制御を実行する。
【0058】また、上記ステップS39でYESと判定
された場合には、上記鋳型Aに対する必要注湯量に相当
する所定量の溶湯が1号機の取鍋1から注湯されたか否
かを、上記ロードセル30の出力信号に応じて判定し
(ステップS40)、NOと判定された場合には、ステ
ップS36に戻って上記注湯作業を継続し、上記ステッ
プS40でYESと判定された時点で、上記取鍋1を反
転させて鋳型Aに対する注湯を停止させる制御信号を上
記傾動機構制御部56に出力した後(ステップS4
1)、取鍋1が出湯停止位置に復帰するまでの時間を計
時するタイマーがタイムアップしたか否かを判定する
(ステップS42)。
【0059】上記ステップS42でNOと判定された場
合には、上記取鍋4の傾動角度を検出する図外の角度検
出手段から出力される検出信号に応じて取鍋1が出湯停
止位置に反転したか否かを判定する(ステップS4
3)。このステップS43でNOと判定された場合に
は、上記ステップS41に戻り、取鍋1の反転動作を継
続する。また、上記ステップS43でYESと判定さ
れ、あるいは上記ステップS42でYESと判定されて
取鍋1が出湯停止位置に反転したことが確認された時点
で、上記取鍋1の反転動作を停止させる制御信号を上記
傾動機構制御部56に出力した後(ステップS44)、
タイマーをセットする(ステップS45)。
【0060】そして、上記タイマーがタイムアップした
ことが確認された時点で、上記出湯センサ60の検出信
号に応じて上記注湯口9からの出湯が止まったか否かを
判定する(ステップS46)。このステップS46でN
Oと判定され、取鍋1の反転動作の終了時点から所定時
間が経過しているにも拘らず、上記注湯口9からの出湯
が止まっていないことが確認された場合には、上記出湯
センサ60または傾動機構3に故障が発生したと判断し
て上記ステップS32に進み、異常発生時の制御を実行
する。
【0061】上記ステップS46でYESと判定され、
出湯が停止したことが確認された場合には、上記ロード
セル30の出力信号に応じて取鍋1内に収容された溶湯
の残量に変化がないか否かを判定する(ステップS4
7)、このステップS47でNOと判定され、上記出湯
センサ60の検出信号に応じて上記取鍋1の注湯口9か
ら溶湯の流れが止まったことが確認されたにも拘らず、
上記溶湯の残量が変化していることが確認された場合に
は、上記出湯センサ60またはロードセル30に故障が
発生したと判断して上記ステップS32に進み、異常発
生時の制御を実行する。また、上記ステップS47でY
ESと判定された場合には、注湯制御が正常に実行され
たと判断して制御動作を終了する。
【0062】上記のように鋳型Aの搬送ライン66に沿
って設置された取鍋1と、この取鍋1を傾動させる傾動
機構3とを備え、この傾動機構3により取鍋1を傾動変
位させて取鍋1内の溶湯を上記鋳型A内に注湯するよう
に構成された自動注湯機において、正常に注湯を行なう
ことができない異常事態が上記自動注湯機に発生したこ
とが異常時制御手段54により確認された場合に、注湯
中の取鍋1を強制的に非注湯位置に反転させる制御信号
を上記異常時制御手段54から傾動機構制御部56に出
力するように構成したため、上記異常発生時に注湯中の
取鍋1を速やかに初期位置に復帰させて出湯動作を停止
させることにより、不完全な注湯制御が実行されて不良
品が生成されること等を効果的に防止することができ
る。
【0063】すなわち、取鍋1の注湯口9から溶湯が流
れ出ているか否かを検出する出湯センサ60からなる出
湯検出手段と、取鍋1内の溶湯量を検出するロードセン
サ30からなる溶湯量検出手段とから出力される検出信
号に応じ、上記取鍋1内の溶湯を鋳型A内に注湯する作
業およびこの注湯作業を終了させる作業が適正に実行さ
れているか否かを判定し、適正に実行されていないこと
が確認された場合に、自動注湯機に異常事態が発生した
て判断して上記取鍋1を初期位置に復帰させることによ
り、上記鋳型A内に対する注湯量が不足して不良品が生
成されたり、必要以上の溶湯が鋳型A内に注湯されて溶
湯がオーバフローしたりするのを事前に防止することが
できる。
【0064】例えば上記実施形態では、取鍋1を傾動さ
せて鋳型Aに対する注湯を開始する際に、上記出湯検出
手段の検出信号に応じて取鍋1の注湯口9から溶湯が流
れ出ていることが確認され、かつ上記溶湯量検出手段の
検出信号に応じて取鍋1内の溶湯量が変化していないこ
とが確認された場合に、上記出湯検出手段または溶湯量
検出手段の一方に故障が発生したと判断して上記取鍋1
を初期位置に復帰させるように構成したため、故障した
検出手段によって検出された不正確なデータに基づいた
注湯制御が実行されることに起因する不良品の生成を効
果的に防止することができる。
【0065】また、上記実施形態では、注湯中の取鍋1
を反転させて鋳型Aに対する注湯を停止する際に、上記
出湯検出手段の検出信号に応じて取鍋1の注湯口9から
溶湯が流れ出ていないことが確認され、かつ上記溶湯量
検出手段の検出信号に応じて取鍋内の溶湯量が変化して
いることが確認された場合に、上記出湯検出手段または
溶湯量検出手段の一方に故障が発生したと判断して上記
取鍋1を初期位置に復帰させるように構成しため、上記
取鍋1が出湯停止位置に反転していないにも拘らず、出
湯停止状態となったと誤判定されて反転動作が停止され
ることに起因する溶湯のオーバフロー等を事前に防止す
ることができる。なお、上記ロードセンサ30に代え、
残量検出手段53の検出信号に応じて取鍋1内の溶湯量
が変化しているか否かを判別するように構成してもよ
い。
【0066】また、上記実施形態に示すように、取鍋1
の注湯口9から溶湯が流れ出ているか否かを検出する出
湯センサ60からなる出湯検出手段と、取鍋1の傾斜角
度を検出する角度検出手段または取鍋1が出湯停止位置
に反転するまでの時間を計時するタイマーからなる反転
検出手段とを設け、注湯中の取鍋1を反転させて鋳型A
に対する注湯を停止する際に、上記反転検出手段の検出
信号に応じて取鍋1が出湯停止位置に反転したことが確
認されたにも拘らず、上記出湯検出手段の検出信号に応
じて取鍋1の注湯口9から出湯が止まっていないことが
確認された場合には、上記出湯検出手段または反転検出
手段に故障が発生したと判断して上記取鍋1を初期位置
に復帰させるように構成しため、上記取鍋1が出湯停止
位置に反転していないにも拘らず、出湯停止状態となっ
たと誤判定されて反転動作が停止されることに起因して
溶湯がオーバフローしたり、上記取鍋1の反転時に必要
以上に反転動作が継続されること等を効果的に防止する
ことができる。
【0067】また、上記実施形態では、鋳造ラインに事
故が発生した場合等の非常時に作業者によって操作され
る非常停止スイッチ57を設け、この非常停止スイッチ
57が操作されたことが確認された場合に、自動注湯機
に異常事態が発生したと判断して上記取鍋1を初期位置
に復帰させるように構成したため、上記鋳造ラインが停
止状態となったにも拘らず、上記自動注湯機による注湯
作業が継続されるという誤動作を発生を防止し、この注
湯作業を停止した状態で上記鋳造ラインの修理を行うこ
とができる。
【0068】また、上記実施形態では、注湯作業が行わ
れる作業エリア内に人が進入したことを検出するドアス
イッチ58等からなる進入検出手段を設け、この進入検
出手段の検出信号に応じて作業エリア内に人が進入した
ことが確認された場合に、自動注湯機に異常事態が発生
したと判断して上記取鍋1を初期位置に復帰させるよう
に構成したため、上記作業エリア内に人が進入した状態
で注湯作業が行われるのを防止して安全性を確保するこ
とができる。
【0069】さらに、上記実施形態では、鋳型に対する
注湯作業時に鋳型Aから溶湯がオーバフローしたことを
検出するオーバフローセンサ59からなるオーバフロー
検出手段を設け、このオーバフロー検出手段の検出信号
に応じて上記鋳型Aから溶湯がオーバフローしたことが
確認された場合に、自動注湯機に異常事態が発生したと
判断して上記取鍋1を初期位置に復帰させるように構成
したため、上記出湯制御手段53に故障が発生する等に
より、正常な注湯制御が実行ができなくなって上記溶湯
のオーバフローが発生したとしても、このオーバフロー
を速やかに解消することができる。なお、上記自動注湯
機の異常発生時に、取鍋1を必ずしも初期位置に復帰さ
せる必要はなく、上記注湯口9から出湯を確実に阻止で
きる非注湯位置まで、上記取鍋を反転させるように構成
してもよい。
【0070】また、上記実施形態では、鋳型Aに対する
注湯量を検出する注湯量検出手段51と、上記取鍋1内
に収容された溶湯の残量を検出する残量検出手段52
と、上記注湯位置18,19に配設された取鍋1を選択
して注湯を行うように制御する注湯制御手段53とを設
け、上記注湯量検出手段51および残量検出手段52の
検出信号に応じ、現在注湯中の取鍋1によって引き続き
注湯が可能か否かを上記注湯制御手段53において判定
し、不可能であることが確認された場合に、注湯する取
鍋1を変更して待機中の取鍋1による注湯を開始するよ
うに構成したため、鋳型Aの搬送方向下流側に位置する
注湯位置19に配設された一方の取鍋1から、上流側に
位置する注湯位置18に配設された他方の取鍋1に変更
する際に、未注湯の鋳型Aが上記他方の取鍋1を通過し
てしまうことを防止し、上記取鍋1の切換えを適正に実
行することができる。
【0071】なお、上記実施形態では、搬送ライン66
に沿って設置された注湯位置18,19に一対の取鍋1
を配設した例についに説明したが、上記搬送ライン66
に沿って3個以上の取鍋1を配設した構造としてもよ
い。この場合には、現在注湯中の取鍋1からその上流側
に配設された取鍋1に切換える際に、この取鍋1が設置
された注湯位置の少なくとも1枠分だけ上流側に位置す
る鋳型Aから、現在注湯中の取鍋1の設置位置に至る範
囲に配列された鋳型Aに対する必要注湯量を検出し、こ
の必要注湯量に基づいて現在注湯中の取鍋1によって引
き続き注湯が可能か否かを判定するように構成する等に
より、未注湯の鋳型Aが上記他方の取鍋1を通過してし
まうことを確実に防止することができる。
【0072】また、上記実施形態では、受湯位置15,
16と注湯位置18,19との間において取鍋1を搬送
する搬送機構2と、鋳型Aに対する注湯位置18,19
に設置された取鍋1の傾動機構3と、上記搬送機構2に
より注湯位置18,19に搬送された取鍋1を下降させ
て上記傾動機構3上に受渡しする受渡し手段4と、この
受渡し手段4によって取鍋1を傾動機構3上に受渡しす
る際に、取鍋1を誘導して位置決めする上記係合部12
および被係合部11からなる誘導手段とを設けたため、
上記受湯位置15,16と、注湯位置18,19とが離
れた位置にある場合でも、上記取鍋1に対して溶湯を補
給する受湯作業を、簡単な構成で容易に行うことができ
る。
【0073】すなわち、大きな重量を有する傾動機構3
を上記注湯位置18,19に残した状態で、取鍋1のみ
を搬送機構2により注湯位置18,19から受湯位置1
5,16に搬送して受湯作業を行うことができるため、
上記搬送機構2を大型化することなく、その構造を簡略
化して製造コストを安価に抑えることができる。また、
上記誘導手段によって取鍋1を位置決めした状態で、上
記搬送機構2から傾動機構3上に受渡しすることができ
るため、上記のように傾動機構3から取鍋1を離脱させ
て搬送するように構成したにも拘らず、上記傾動機構3
上に取鍋1を適正状態で載置してこの傾動機構3によっ
て取鍋1を傾動変位させることができる。
【0074】しかも、上記搬送機構2から傾動機構3上
に取鍋1を受渡した後、他の取鍋1を上記搬送機構2に
よって受湯位置15,16に搬送することができるた
め、単一の搬送機構2により複数の取鍋1を順次搬送す
ることができる。したがって、複数の取鍋1を上記注湯
位置18,19に配設して交互に注湯作業を行うように
構成することにより、一方の取鍋1を受湯位置に搬送し
て受湯作業を行っている間に、鋳造ラインを停止させる
ことなく、他方の取鍋1によって鋳型Aに対する注湯作
業を行うことができるため、作業効率を向上させること
ができる。
【0075】さらに、上記実施形態では、上記搬送機構
2によって取鍋1を吊下した状態で、この取鍋1を傾動
操作する傾動操作手段8を設けたため、上記自動注湯機
の作動を停止する際等に、搬送機構3によって取鍋1を
溶湯の排出位置に搬送した後、上記傾動操作手段8によ
り取鍋を傾動変位させて、取鍋1内の溶湯を排湯タンク
等の排出部に排出することにより、上記注湯作業の終了
時等に、取鍋1内において溶湯が硬化するという事態の
発生を防止することができる。
【0076】なお、図16および図17に示すように、
取鍋1の受湯口を開閉する開閉蓋61を設け、上記受湯
位置15,16に配設された開閉駆動アーム62と、こ
の開閉駆動アーム62を作動させる図示を省略したロー
タリシリンダ等からなる駆動部とを有する駆動手段によ
って上記開閉蓋61を開閉駆動するように構成してもよ
い。すなわち、取鍋1の上端部に設置された駆動軸63
によって上記開閉蓋61を揺動自在に支持し、上記駆動
軸63の両側端部に、開閉蓋61の重量よりもやや軽い
バランサ64を設けるとともに、このバランサ64に被
駆動アーム65を突設し、上記開閉駆動アーム62によ
って被駆動アーム65を押動することにより、上記駆動
軸63を回動変位させて開閉蓋61を図16に示す閉止
位置から図17に示す開放位置に揺動変位させるように
してもよい。
【0077】上記のように取鍋1の受湯口を開閉する開
閉蓋61を設け、この開閉蓋61を開閉駆動する駆動軸
63および開閉駆動アーム62等からなる駆動部を設け
た場合には、保持炉17から上記取鍋1内に溶湯を補給
する受湯作業を行う際に、上記開閉蓋61を開放するこ
とにより、上記受湯作業を容易に行うことができるとと
もに、受湯後に上記開閉蓋61を閉止した状態で、上記
取鍋1を注湯位置18,19に搬送して注湯作業を行う
ことができる。したがって、上記取鍋1の搬送時および
注湯作業時に、溶湯の温度が低下するのを効果的に防止
することができる。また、上記開閉蓋61の重量に対応
したバランサ64を上記駆動軸63からなる駆動部に設
け、このバランサ64と上記開閉蓋61の重量とをバラ
ンスさせるように構成した場合には、開閉蓋61を軽い
力で開閉駆動できるという利点がある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、鋳型の
搬送ラインに沿って設置された取鍋と、この取鍋を傾動
させて取鍋内の溶湯を上記鋳型内に注湯するように傾動
機構とを備えた自動注湯機において、正常に注湯を行な
うことができない異常事態が上記自動注湯機に発生した
ことが確認された場合に、注湯中の取鍋を強制的に非注
湯位置に反転させる制御信号を上記傾動機構の制御部に
出力する異常時制御手段を設けたため、上記異常発生時
に注湯中の取鍋を速やかに初期位置に復帰させて出湯動
作を停止することにより、不完全な注湯制御が実行され
て不良品が生成されること等を効果的に防止できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動注湯機の実施形態を示す正面
図である。
【図2】上記自動注湯機の側面図である。
【図3】上記自動注湯機の設置部の構造を示す平面図で
ある。
【図4】位置決め手段の構成を示す平面図である。
【図5】取鍋の傾動機構の具体的構成を示す正面図であ
る。
【図6】取鍋の傾動機構の具体的構成を示す側面図であ
る。
【図7】傾動操作機構の具体的構成を示す断面図であ
る。
【図8】溶湯の案内部の具体的構成を示す説明図であ
る。
【図9】制御部の具体的構成を示すブロック図である。
【図10】注湯制御動作の第1行程を示すフローチャー
トである。
【図11】注湯制御動作の第2行程を示すフローチャー
トである。
【図12】注湯制御動作の第3行程を示すフローチャー
トである。
【図13】注湯制御動作の第4行程を示すフローチャー
トである。
【図14】異常時制御手段による制御動作の第1行程を
示すフローチャートである。
【図15】異常時制御手段による制御動作の第2行程を
示すフローチャートである。
【図16】開閉蓋の閉止状態を示す説明図である。
【図17】開閉蓋の開放状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 取鍋 3 傾動機構 9 注湯口 30 ロードセンサ(溶湯量検出手段) 54 異常時制御手段 56 傾動機構制御部 58 ドアスイッチ(進入検出手段) 59 オーバフローセンサ(オーバフロー検出手段) 60 出湯センサ(出湯検出手段) 66 搬送ライン 67 搬送台車 A 鋳型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 47/00 B22D 47/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型の搬送ラインに沿って設置された取
    鍋と、この取鍋を傾動させて取鍋内の溶湯を上記鋳型内
    に注湯する傾動機構とを備えた自動注湯機において、正
    常に注湯を行なうことができない異常事態が上記自動注
    湯機に発生したことが確認された場合に、注湯中の取鍋
    を強制的に非注湯位置に反転させる制御信号を上記傾動
    機構の制御部に出力する異常時制御手段を備えたことを
    特徴とする自動注湯機。
  2. 【請求項2】 取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ているか
    否かを検出する出湯検出手段と、取鍋内の溶湯量を検出
    する溶湯量検出手段とを備え、上記出湯検出手段および
    溶湯量検出手段の検出信号に応じて自動注湯機に異常事
    態が発生したか否かを判定するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の自動注湯機。
  3. 【請求項3】 上記出湯検出手段の検出信号に応じて取
    鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていることが確認され、か
    つ上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取鍋内の溶湯
    量が変化していないことが確認された場合に、自動注湯
    機に異常事態が発生したと判定するように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の自動注湯機。
  4. 【請求項4】 上記出湯検出手段の検出信号に応じて取
    鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていないことが確認され、
    かつ上記溶湯量検出手段の検出信号に応じて取鍋内の溶
    湯量が変化していることが確認された場合に、自動注湯
    機に異常事態が発生したと判定するように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の自動注湯機。
  5. 【請求項5】 取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ているか
    否かを検出する出湯検出手段と、取鍋が出湯停止位置に
    反転したことを検出する反転検出手段とを備え、この反
    転検出手段の検出信号に応じて取鍋が出湯停止位置に反
    転したことが確認され、かつ上記出湯検出手段の検出信
    号に応じて取鍋の注湯口から溶湯が流れ出ていることが
    確認された場合に、自動注湯機に異常事態が発生したと
    判定するように構成したことを特徴とする請求項1〜請
    求項4記載の自動注湯機。
  6. 【請求項6】 鋳造ラインに事故が発生した場合等の非
    常時に作業者によって操作される非常停止スイッチを備
    え、この非常停止スイッチが操作されたことが確認され
    た場合に、自動注湯機に異常事態が発生したと判定する
    ように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれかに記載の自動注湯機。
  7. 【請求項7】 注湯作業が行われる作業エリア内に人が
    進入したことを検出する進入検出手段を備え、この進入
    検出手段の検出信号に応じて作業エリア内に人が進入し
    たことが確認された場合に、自動注湯機に異常事態が発
    生したと判定するように構成したことを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれかに記載の自動注湯機。
  8. 【請求項8】 鋳型に対する注湯作業時に鋳型から溶湯
    がオーバフローしたことを検出するオーバフロー検出手
    段を備え、このオーバフロー検出手段の検出信号に応じ
    て上記鋳型から溶湯がオーバフローしたことが確認され
    た場合に、自動注湯機に異常事態が発生したと判定する
    ように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項7の
    いずれかに記載の自動注湯機。
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