JPH11119730A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH11119730A
JPH11119730A JP9287127A JP28712797A JPH11119730A JP H11119730 A JPH11119730 A JP H11119730A JP 9287127 A JP9287127 A JP 9287127A JP 28712797 A JP28712797 A JP 28712797A JP H11119730 A JPH11119730 A JP H11119730A
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JP
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field
subfield
luminance
level
video signal
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Application number
JP9287127A
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English (en)
Inventor
Hideo Arai
英雄 新井
Masuo Oku
万寿男 奥
Hiroki Mizozoe
博樹 溝添
Keizo Suzuki
敬三 鈴木
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Akihiko Konoue
明彦 鴻上
Kazutaka Naka
一隆 中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブフィールド方式による階調表現におい
て、階調を劣化させることなく、擬似輪郭を低減し、黒
レベルを低減する。 【解決手段】 A/D変換手段2からのディジタル映像
信号DV1は、フィールド記憶手段5を介してサブフィ
ールド変換手段6に供給され、各フィールドが複数のサ
ブフィールドに分割されてサブフィールド構成に変換さ
れる。このサブフィールド構成に変換された映像信号で
マトリクスディスプレイ装置9が駆動される。一方、A
/D変換手段2からのディジタル映像信号DV1は統計
手段3に供給され、フィールド毎にその輝度分布(例え
ば、最大輝度レベル)Mが検出される。サブフィールド
発光期間決定手段4はサブフィールド変換手段6を制御
し、ディジタル映像信号DV2のフィールド毎のサブフ
ィールド構成を輝度分布Mに応じたものとし、擬似輪郭
や黒レベルを低減するサブフィールド構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、1フィールドの映像信
号を幾つかのサブフィールドに分割し、各サブフィール
ドの発光の有無を制御することにより、発光輝度の階調
を表現する映像表示装置に係わり、特に、この装置固有
な擬似輪郭効果の影響を低減しつつ、より多階調の表示
を可能とする映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管型や液晶型の映像表示装置よ
りも大型の映像表示装置を実現する手段として、プラズ
マ発光を用いた映像表示装置(プラズマディスプレイ装
置)が実用化されている。
【0003】プラズマ発光には、発光と非発光の2つの
発光強度状態しかなく、中間強度を表現することは困難
である。発光時間を調節することによって擬似的に中間
強度を表現することは可能であるものの、発光時間を画
素毎に調節することは困難であり、発光する画素と発光
しない画素とを設定することができるだけである。
【0004】このようなプラズマディスプレイ装置で階
調を表現する手法として、サブフィールド法が用いられ
ている。
【0005】これは、1フィールドの表示期間を様々な
発光時間を持つ複数のサブフィールド期間に分割し、各
画素毎に階調に合わせた所定の組み合わせのサブフィー
ルドを発光させることにより、各画素の階調を表現する
手法である。例えば、1フィールドの期間を8つのサブ
フィールドS7〜S0に分割し、夫々S7=128,S
6=64,S5=32,S4=16,S3=8,S2=
4,S1=2,S0=1の比率で発光時間を設定し、画
素毎にどのサブフィールドを発光させるかを制御するこ
とにより、輝度レベル0〜255の256通りの階調を
表現することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなサブフィー
ルド発光法によると、1フィールド当たりに設定される
サブフィールドの個数が多いほど、より多くの階調を表
現することができる。しかし、サブフィールド毎にどの
画素を発光させるかを指示する期間(アドレッシング期
間)が必要であるため、1フィールド内のサブフィール
ドの設定数を多くすると、アドレッシング期間が増加し
て発光期間は短くなり、これに伴って輝度が低下すると
いう問題がある。このため、現在の技術では、1フィー
ルドに設定されるサブフィールド分割数は8程度が限度
である。
【0007】また、サブフィールド表示法では、各サブ
フィールド間の発光時刻のずれにより、本来は存在しな
い高輝度画素領域や低輝度画素領域(いわゆる、擬似輪
郭)があるような錯覚を生じることがある。例えば、上
記の8サブフィールドによる発光パターンにおいて、あ
る画素がレベル126の輝度を表示するためにサブフィ
ールドS1〜S6を発光させ、これに近い画素がレベル
128の輝度を表示するためにサブフィールドS7を発
光させるような場合では、サブフィールドS1〜S6が
発光する時刻にレベル126の輝度の画素に注目してい
た観測者が、サブフィールドS7が発光する時刻にレベ
ル128の輝度を表示する画素が目に入ると、目の網膜
上では、サブフィールドS1〜S7が同一位置(この場
合、レベル126の輝度を表示する画素の位置)に投影
加算され、この位置でレベル254の輝度が表示された
ような印象を与える。このため、本来はレベル126近
辺の輝度しかない領域にレベル254の領域が存在する
ような錯覚を生じる。これが、映像の輝度傾斜を反映し
て輪郭形状をなすことから、擬似輪郭と呼ばれる。
【0008】この擬似輪郭を減少させるために、サブフ
ィールド間の輝度差を小さくし、最高輝度のサブフィー
ルドを2回以上設けるなどの工夫がなされている。例え
ば、1フィールドを同じ8サブフィールドに分割する場
合でも、S7=64、S6=64、S5=64、S4=
32、S3=16、S2=8、S1=4、S0=2の比
率で夫々のサブフィールドS7〜S0の発光時間を設定
し、レベル126の輝度を表示する場合には、サブフィ
ールドS0〜S5を表示させ、レベル128の輝度を表
現する場合には、サブフィールドS5〜S6を表示させ
る。
【0009】この条件でサブフィールドS0〜S5が発
光する時刻にレベル126の輝度の画素に注目していた
観測者がサブフィールドS6,S7が発光する時刻にレ
ベル128の輝度を表示している画素に視点を移動させ
ても、網膜上では、サブフィールドS0〜S6が加算さ
れてレベル190の輝度の擬似輪郭が生じるだけであ
り、上記の例よりも擬似輪郭の影響が低減される。
【0010】しかし、このサブフィールド構成では、1
28階調しか表現できないため、256階調表現できる
上記の例よりも階調が減少することになるという第1の
問題があった。
【0011】また、プラズマディスプレイ装置におい
て、非発光であると指示された画素であっても、他の画
素に対する発光処理を行なうためのプロセス(リセット
放電)の影響を受けてわずかな発光を生じる。サブフィ
ールド数だけこのリセット放電を必要とするため、最低
輝度の画素でも、わずかながら発光を生じることにな
る。そこで、周囲が暗い環境でこの映像を観測した場
合、画像中の低輝度で表示される暗部が明るく見えるた
め、視覚特性上違和感のある映像となるという第2の問
題があった。
【0012】本発明の目的は、かかる問題を解消し、擬
似輪郭の影響を低減して階調を高めることができるよう
にした映像表示装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、画像暗部での画素の
擬似的な発光を防止し、視覚特性上違和感のない映像を
得ることができるようにした映像表示装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力映像の輝度分布に応じて各サブフィ
ールドの発光期間及び1フィールド当たりのサブフィー
ルドの設定数を適応的に変化させるものである。
【0015】入力される映像信号が8ビットのディジタ
ル信号である場合、その輝度レベルは0〜255の範囲
で変化する可能性があるが、各フィールドでの入力映像
が256通りの全ての階調を含んでいるとは限らない。
最高輝度が低い映像を表示する場合には、最も長い期間
のサブフィールドの発光時間を短くしても、入力映像の
全ての階調を表現することが可能である。このようなサ
ブフィールド構成は、最大サブフィールドの発光期間が
短いため、擬似輪郭が目立たない。
【0016】上記他の目的を達成するために、本発明
は、最高輝度が低く、レベル127以下の輝度しかない
場合には、レベル128の輝度を示す最大発光期間を持
つサブフィールドを発光させずとも、全ての階調を表現
することができる。このような映像が入力された場合に
は、最大発光期間に対する発光処理を行なわないことに
より、リセット放電による暗部の輝度増加を抑えること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による映像表示装置の第1
の実施形態を示すブロック図であって、1は映像信号の
入力端子、2はA/D変換手段、3は統計手段、4はこ
の統計結果をもとに各サブフィールドの発光期間を決定
するサブフィールド発光期間決定手段、5はサブフィー
ルド発光期間を決定する間入力映像信号を蓄えるフィー
ルド記憶手段、6は決定されたサブフィールドによって
入力映像信号を変換する変換手段、7はサブフィールド
を必要回数表示するために一時記憶する記憶手段、8は
変換された入力映像信号に応じてマトリックスディスプ
レイの各画素の発光を制御する駆動手段、9はマトリッ
クスディスプレイ装置である。
【0018】プラズマディスプレイ装置などのマトリク
スディスプレイ装置では、入力映像信号の各フィールド
を夫々所定個数のサブフィールドに分割し(この場合の
一連のサブフィールドの配列をサブフィールド構成とい
う)、各画素にその表示する輝度に応じてこれらサブフ
ィールド毎に決められた発光期間発光させたり、発光さ
せなかったりして、夫々の画素での階調表示を行なわせ
るものであるが、この第1の実施形態は、フィールド毎
にその最大振幅を求めて、この最大振幅に応じて夫々の
サブフィールドの発光期間を決定するものである。
【0019】図1において、入力端子1からのR
(赤),G(緑),B(青)成分からなるアナログの入力映
像信号AVは、A/D変換手段2により、所定のビット
幅のディジタル映像信号DV1に変換され、フィールド
記憶手段5に記憶されるとともに、統計手段3に供給さ
れる。ここでは、8ビット幅(0〜255の256階
調)にA/D変換されるものとする。統計手段3は、こ
のディジタル映像信号DV1の輝度レベル分布をフィー
ルド毎に統計処理をするものであって、供給されたディ
ジタル映像信号DV1のフィールド毎にその最大輝度レ
ベルMが算出される。
【0020】図2は図1での統計手段3の一具体例を示
すブロック図であって、3aはディジタル映像信号DV
1の入力端子、3bは比較手段、3cは最大値記憶手
段、3cは出力端子である。
【0021】同図において、入力端子3aから供給され
るディジタル映像信号DV1は比較手段3bに供給さ
れ、その振幅値(ディジタル値:即ち、輝度レベル)が
最大値記憶手段3cに記憶されている振幅値(輝度レベ
ル)と比較される。
【0022】この最大値記憶手段3cは、フィールドの
先頭毎にリセットされ、入力端子3aからのディジタル
映像信号DV1の振幅値が最大値記憶手段3cに記憶さ
れている振幅値よりも大きいとき、最大値記憶手段3c
がこのディジタル映像信号DV1の振幅値に書き替えら
れる。従って、最大値記憶手段3cは、フィールドの先
頭で大きさ0の振幅値がセットされるが、このフィール
ドの振幅値が0よりも大きくなると、この振幅値に書き
替えられ、このフィールドの振幅値がこの書き替えられ
た振幅値よりも大きくなると、さらに振幅値が書き替え
られる。従って、このフィールドが終わったときには、
このフィールドの最大振幅値MA(即ち、最大輝度レベ
ルM)が最大値記憶手段3cに得られることになる。こ
の最大振幅値MAは出力端子3dから出力され、図1で
のサブフィールド発光期間決定手段4に供給される。
【0023】このサブフィールド発光期間決定手段4
は、フィールドの終了とともに、最大値記憶手段3cか
らこのフィールドの最大輝度レベルMを取り込み、この
最大輝度レベルMに応じてこのフィールドのサブフィー
ルド構成における夫々のサブフィールドの発光期間長
(輝度レベル)を決定する。
【0024】次に、ディジタル映像信号DV1の輝度分
布に応じたサブフィールド構成での各サブフィールドの
発光期間長の決定方法のアルゴリズムの一具体例につい
て説明する。
【0025】図3は1フィールド内の振幅の分布例を示
す図であって、横軸は輝度レベルを、縦軸は頻度(各輝
度レベルに対する画素数)を夫々表わしている。図3
(a)はレベル0〜255の夫々の輝度レベルに対して
該当する画素が1つ以上存在する場合の分布を示すもの
であり(即ち、最大輝度レベルMが255)、図3
(b)は0〜M(<255)の各輝度レベルに対して該
当する輝度レベルの画素が1つ以上存在するが、最大輝
度レベルMを超える画素は存在しない場合の分布を示す
ものである。
【0026】図3(a)に示すようなフィールドに対し
ては、8つのサブフィールドからなるサブフィールド構
成で0〜255の全ての階調を表現する必要があるた
め、各サブフィールドが表わす輝度レベルの比率は、分
担する輝度レベルの順位の低い順にサブフィールドをS
0,S1,S2,……,S7とすると、2のべき乗の比
率のS0=1,S1=2,S2=4,S3=8,S4=
16,S5=32,S6=64,S7=128としなけ
ればならない。この比率は、また、これらサブフィール
ドの発光期間長の比率でもある。
【0027】なお、これらサブフィールドのうちで最大
の順位の輝度レベルを分担するサブフィールドを最大輝
度サブフィールドという。上記の例では、最大輝度サブ
フィールドはサブフィールドS7である。
【0028】これに対し、同図(b)に示すような頻度
分布のフィールドに対しては、輝度レベル0〜Mの範囲
のみを表現すればよいので、全てのサブフィールドが表
わす輝度レベルの比率は2のべき乗の比率とする必要は
ない。
【0029】例えば、192≦M<256である場合に
は、S7=(M−127),S6=64,S5=32,S
4=16,S3=8,S2=4,S1=2,S0=1の
比率で発光期間を持つ8通りのサブフィールドS7,S
5,S4,……,S0を用いればよい(なお、この場合
の最大輝度サブフィールドはサブフィールドS7であ
り、この最大輝度サブフィールドS7が分担する輝度レ
ベルは、比率でいうと、(M−127)である。ここ
で、サブフィールドS6〜S0が全て発光したときの輝
度レベルは127であり、上記の最大輝度レベルMを得
るためには、さらに、最大輝度サブフィールドS7がレ
ベル(M−127)の輝度レベルで発光することが必要
である)。
【0030】そこで、この場合、輝度レベルLが0≦L
<128の範囲であるときには、7個のサブフィールド
S0〜S6を組み合わせることによって全ての輝度レベ
ルLを表現することができ、また、輝度レベルLが12
8≦L≦Mの範囲であるときには、サブフィールドS7
(=(M−127))を発光させ、さらに、サブフィールド
S0〜S6を適宜発光させることにより、このレベル0
〜Mの範囲の輝度レベルを表現することができる。この
場合、サブフィールドS0〜S6による輝度レベルをX
とすると、 L=(M−127)+X であるから、サブフィールドS0〜S6による輝度レベ
ルXは、 X=L+127−M となる。
【0031】M<192未満の場合には、より自由にサ
ブフィールド発光期間を選択することが可能である。図
4は種々の最大輝度レベルMに応じたサブフィールドの
発光期間の組み合わせの一具体例を示す図である。
【0032】この具体例では、夫々の最大輝度レベルM
に対して、最大輝度サブフィールドS7の期間長が最も
短くなるように算出して求めたサブフィールド構成を示
すものである。但し、割算については、端数切捨てとす
る。
【0033】例えば、最大輝度M=128の場合には、
図4の上から2段目のサブフィールド構成が該当して、
S7=33,S6=32,S5=32,S4=16,S
3=8,S2=4,S1=2,S0=1とし、これらの
サブフィールドを適切に組み合わせることにより、0〜
128の全ての階調を表示することができる。この場
合、最大発光期間をもつ最大輝度サブフィールドS7は
輝度レベル33を分担するので、従来の最大輝度サブフ
ィールドでの輝度レベル128に比較して、擬似輪郭の
影響が極めて小さくなる。
【0034】この図4を一般化すると、次のようにな
る。最大輝度サブフィールドで表現すべき階調(分担す
る輝度レベル)Smaxは、次の式、 Smax = (M−(2U−B+U))/(B−U) ………(1) 但し、B : サブフィールドの最大数(図4の場合、B=8) M : 表現すべき階調の最大値 U : 2(U-1)×(B−U+2)≦M<2U×(B−U+1)を満足する値 であって、0≦U<2B−1 ………(2) で表わされる。最大輝度サブフィールドS7が表わす階
調がこの値Smax以上であれば、最大輝度レベルMを表
わすことが可能となる。
【0035】例えば、図4において、128≦M≦19
1とすると、B=8であるから、上記式(2)により、 2(U-1)×(B−U+2)≦128〜191<2U×(B−
U+1) を満足するUはU=6である。従って、これを式(1)
に代入すると、最大輝度サブフィールドS7の輝度レベ
ルSmaxは、 Smax=(M−(26−8+6))/(8−6) =(M−62)/2 となる。
【0036】他の輝度レベルに対するサブフィールドも
含めて一般化すると、次のようになる。
【0037】いま、n=0,1,2,……,7として、
表わす輝度レベルが小さい方からn番目のサブフィール
ドの輝度レベルをSnとすると、U≦nであるときのn
番目のサブフィールドの輝度レベルSnは、 (M−(2U+n−U−1))/(U−B)≦Sn≦2n ……(3) であり、n<Uであるときのn番目のサブフィールドの
輝度レベルSnは、 Sn=2n ……(4) とする。
【0038】但し、Sn : n番目に小さい輝度レベル
を表わすサブフィールド(n =0が最小輝度レベルを表
わすサブフィールド、n=B−1が最大輝度レベルを表
わすサブフィールド)の輝度レベル M : 表現すべき階調の最大輝度レベル U : 2(U-1)×(B−U+2)≦M<2U×(B−U+1)
を満足する値であって、0≦U<2B−1。
【0039】そこで、上記の図4での128≦M≦19
1を例にとると、この場合には、U=6であるから、図
示されるサブフィールドS6,S7の輝度レベルは上記
式(3)で求められ、それ以外のS0,S1,……,S
5の輝度レベルは上記式(4)で求められる。
【0040】各サブフィールドの輝度レベルが以上の式
で表わされる場合、最大輝度レベルM以下の全ての階調
を表わすことが可能となる。即ち、0個以上の任意の個
数の任意のサブフィールドの発光量の加算値の集合が、
各フィールドの量子化された輝度レベルの最大値以下の
全ての値を含むことになる。
【0041】図5はサブフィールドの他の組み合わせの
具体例を示するのである。ここで、×印は発光しないこ
とを表わしている。
【0042】この具体例は、夫々の最大輝度レベルMに
対して、必要とするサブフィールド数が最小となるよう
に算出したものである。例えば、M=63の場合には、
サブフィールドS7,S6で発光しないようにし、S5
=32,S4=16,S3=8,S2=4,S1=2,
S0=1として(この場合には、サブフィールドS5が
最大輝度サブフィールドである)、これらの6個のサブ
フィールドを適切に組み合わせることにより、レベル0
〜63の全ての階調を表示することができる。この場
合、このフィールドでのサブフィールド数は6個でよい
ため、サブフィールドを発光させるために必要なリセッ
ト放電も6回で済み、従来の8回の放電に比較して黒レ
ベルを低くすることが可能である。従って、視覚特性上
好ましい映像が得られることになる。
【0043】以上のいずれの場合でも、最大輝度サブフ
ィールドの輝度レベルはディジタル映像信号DV2の最
大振幅以下であり、かつ、全サブフィールドの輝度レベ
ルの合計値もこのディジタル映像信号DV2の最大振幅
以下である。このような値に制限することにより、不必
要に発光時間の長いサブフィールドを用いることなく、
ディジタル映像信号DV2の全ての階調を表現すること
ができる。
【0044】図1において、サブフィールド変換手段6
は、A/D変換手段2からのディジタル映像信号VD1
の夫々のフィールドを、以上のようにして決定したサブ
フィールド構成を用いて表現する。この場合、このディ
ジタル映像信号VD1の夫々のフィールドは、そのフィ
ールド全体が統計手段3に入力されてからそのサブフィ
ールド構成が決定されるため、この決定を待ってサブフ
ィールド変換手段6に供給されなければならない。この
ために、このディジタル映像信号VD1はフィールド記
憶手段5で書き込まれ、読み出されてほぼ1フィールド
期間遅延され、ディジタル映像信号DV2としてサブフ
ィールド変換手段6に供給される。
【0045】サブフィールド変換手段6による変換方法
は、以下の通りである。
【0046】決定された上記のサブフィールド毎に、そ
の階調を表わす振幅(輝度レベル:ディジタル値)が設
定されており(この振幅を、以下、設定振幅という)、
まず、これらサブフィールドの設定振幅とフィールド記
憶手段5からのディジタル信号DV2の振幅(輝度レベ
ル:ディジタル値)とを比較する。この場合、ディジタ
ル映像信号DV2の振幅を発光期間が長いサブフィール
ドの順に(即ち、最大輝度サブフィールドから順に)そ
の設定振幅と比較する。そして、あるサブフィールドの
設定振幅がディジタル映像信号DV2の振幅以上である
ときには、そのサブフィールドを発光させるものとし
て、ディジタル映像信号DV2のこの振幅からそのサブ
フィールドの設定振幅分減算し、これに次いで発光期間
が長いサブフィールドの設定振幅と比較する。また、サ
ブフィールドの設定振幅がディジタル映像信号DV2の
振幅未満であるときには、そのサブフィールドは非発光
とし、このディジタル映像信号DV2の振幅をそのまま
として、この振幅を次に発光期間が長いサブフィールド
の設定振幅と比較する。以下、同様の処理を順次最も短
い発光期間のサブフィールドまで繰り返す。
【0047】例えば、ディジタル映像信号DV2のある
フィールドでの最大輝度レベルMが192で、そのフィ
ールドがS7=65,S6=64,S5=32,S4=
16,S3=8,S2=4,S1=2,S0=1のサブ
ブロック構成とされた場合には、ディジタル映像信号V
D2の振幅L=66の画素に対しては、サブフィールド
S0,S7のみを発光させることにより、この輝度レベ
ル66の階調を得ることができる。この発光パターンは
一意とは限らず、サブフィールドS2,S6を発光させ
るようにしてもよい。
【0048】図1において、このようにフィールド毎に
サブフィールド構成に変換された信号(サブフィールド
構成信号という)DV3は、一旦サブフィールド記憶手
段7に蓄えられ、駆動手段8によって読み出されて各サ
ブフィールド毎にマトリクスディスプレイ装置9での各
画素の発光,非発光の駆動がなされる。これにより、マ
トリクスディスプレイ装置9での各画素はディジタル映
像信号DV2の対応する画素の振幅値に応じた階調で発
光することになる。
【0049】図6は図1における統計手段3の他の具体
例を示すブロック図であって、3eは分類手段、3fは
集計手段であり、図2に対応する部分には同一符号をつ
けている。
【0050】同図において、入力端子3aから入力され
たディジタル映像信号DV1は、分類手段3eでその各
画素が振幅(輝度レベル)別に分類分けされ、さらに、
集計手段3fで各フィールド毎に各分類の頻度(即ち、
各振幅毎の画素数)が集計されて、その集計結果が出力
端子3dからサブフィールド発光期間決定手段4(図
1)に供給される。
【0051】このようにして統計手段3から得られた集
計結果により、擬似輪郭を生じる輝度レベルに対する頻
度が少なくなるように、サブフィールド構成が決定され
る。
【0052】次に、図6に示す統計手段3の以上の動作
を、ディジタル映像信号DV2が8ビット幅(0〜25
5の256階調)の映像信号であるとして、以下、説明
する。
【0053】ディジタル映像信号DV2の各フィールド
に対して、分類手段3eでは、輝度レベル(振幅)が幾
つかのステップに分類分けされ、これらステップ毎の頻
度が集計手段3fで集計されることにより、最大輝度レ
ベルMと各輝度レベルでの頻度とが得られる。例えば、
図7に示す集計結果では、最大輝度レベルがMであり、
極大,極小の輝度レベルN0,N1での頻度が夫々Nf
0,Nf1となる。これらの値により、サブフィールド
発光期間決定手段4(図1)がこのフィールドのサブフ
ィールド構成を決定する。
【0054】即ち、このサブフィールド発光期間決定手
段4では、まず、検出した最大輝度レベルMにより、最
大輝度サブフィールドが発光したときに得られる輝度レ
ベル範囲の下限値を決定する。この決定方法は、先に説
明した最大輝度レベルの決定方法と同じである。例え
ば、191<Mである場合には、M−127が上記下限
値となる。図7に示す集計結果では、M=192である
ので、65≦下限値となる。
【0055】次に、上記下限値が上記範囲にあるサブフ
ィールドS7において、最も擬似輪郭の頻度が少なくな
る輝度レベルを算出する。映像でのサブフィールドS7
を非発光とする輝度レベルの領域からサブフィールドS
7が発光である輝度レベルの領域に推移するときに擬似
輪郭は最も大きく発生するので、この輝度レベルが最も
頻度が少なくなるように、サブフィールドS7の輝度レ
ベルを設定する。
【0056】例えば、図7に示すような頻度分布を持つ
ディジタル映像信号DV2のフィールドでは、輝度レベ
ル96で頻度が局所的に小さいレベルがあるため、この
近辺でサブフィールドS7が発光を開始するようにする
と、擬似輪郭の発生頻度が減少する。即ち、この輝度レ
ベルでサブフィールドS7が発光するようにするために
は、S7=96とすればよい。
【0057】このように、ディジタル映像信号DV2の
最大輝度レベルMだけでなく、局所的に頻度の少ない輝
度レベルを考慮して、サブフィールド構成を適応的に決
定することにより、擬似輪郭の少ない映像を得ることが
可能となる。
【0058】図8は本発明による映像表示装置の第2の
実施形態を示すブロック図であって、10はサブフィー
ルド構成発生手段、11は擬似輪郭評価手段であり、図
1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を
省略する。
【0059】この第2の実施形態は、ディジタル映像信
号DV1の各フィールドに対して、様々なサブフィール
ド構成での擬似輪郭の評価を行ない、擬似輪郭の影響が
少ないサブフィールド構成を選択することにより、擬似
輪郭の影響が少ない映像を得ることができるようにした
ものである。
【0060】図8において、A/D変換手段2から所定
のビット幅のディジタル映像信号DV1が出力される
が、ここでも、このディジタル映像信号DV1のビット
幅は8ビット(0〜255の256階調)とする。
【0061】サブフィールド構成発生手段10では、こ
のディジタル映像信号DV1のフィールド毎に幾つかの
サブフィールド構造が発生される。例えば、S7=9
6,S6=64,S5=32,S4=32,S3=1
6,S2=8,S1=4,S0=2からなるサブフィー
ルド構成SF0と、S7=64,S6=64,S5=6
4,S4=32,S3=16,S2=8,S1=4,S
0=2からなるサブフィールド構成SF1とがサブフィ
ールド構成発生手段10から発生され、そのときのフィ
ールドを夫々のサブフィールド構成で表わしたときの入
力映像での擬似輪郭の大きさを擬似輪郭評価手段11が
評価する。
【0062】この評価方法の一具体例としては、以下の
通りである。即ち、擬似輪郭は、輝度レベルが大きいサ
ブフィールドが反転する際に発生し易い。上記サブフィ
ールド構成SF0では、レベル158以下の輝度レベル
はサブフィールドS6〜S0で表わすことができるが、
レベル160以上の輝度レベルを表現するためには、さ
らに、サブフィールドS7を発光させる必要がある。そ
こで、いま、レベル158以下の輝度レベルを表わす領
域Aに注目しているときに、この領域で、例えば、サブ
フィールドS6で発光したとき、これに続くフィールド
S7が発光した領域が目についたとすると、この領域A
でさらにサブフィールドS7が発光したように見え、こ
れによってレベル96の大きさの擬似輪郭を生じる可能
性がある。同様にして、レベル96以上の輝度レベルを
得るためには、サブフィールドS6を発光させる必要が
あることから、このサブフィールドを発光させない領域
に輝度レベル64の擬似輪郭を生じる可能性がある。
【0063】一方、上記サブフィールド構成SF1で
も、同様にして、サブフィールドS0〜S4でレベル6
2以下の輝度レベルが表わされる領域Aに対してレベル
64を表わすサブフィールドS5の発光が目につくと、
また、サブフィールドS0〜S5でレベル126以下の
輝度レベルが表わされる領域Aに対してレベル64を表
わすサブフィールドS6の発光が目につくと、さらに、
サブフィールドS0〜S6でレベル190以下の輝度レ
ベルが表わされる領域Aに対してレベル64を表わすサ
ブフィールドS7の発光が目につくと、夫々輝度レベル
64の大きさの擬似輪郭が生じる可能性がある。
【0064】そこで、サブフィールド構成SF0に対し
ては、フィールド内でレベル158以下からレベル16
0以上への変化及びその逆の変化が生ずる回数に96を
乗じた値や、レベル95以下からレベル96以上への変
化及びその逆の変化が生ずる回数に64を乗じた値が擬
似輪郭の目安となり得るし、同様にして、サブフィール
ド構成SF1に対しては、フィールド内でレベル63以
下からレベル64以上への変化及びその逆の変化が生ず
る回数に64を乗じた値や、レベル127以下からレベ
ル128以上への変化及びその逆の変化が生ずる回数に
64を乗じた値、レベル191以下からレベル192以
上への変化及びその逆の変化が生ずる回数に64を乗じ
た値が擬似輪郭の目安となり得る。
【0065】擬似輪郭評価手段11は、供給されるディ
ジタル映像信号DV2のフィールド毎に、サブフィール
ド構成発生手段10からのこれらサブフィールド構造S
F0,SF1夫々毎に、かかる擬似輪郭の目安を求め、
両者を比較することにより、発生する可能性のある擬似
輪郭が少ない方のサブフィールド構成をサブフィールド
発光期間決定手段4に指示する。これにより、サブフィ
ールド発光期間決定手段4はこの指示されたサブフィー
ルド構成を用いて、フィールド記憶手段5から読み出さ
れるディジタル映像信号DV2のそのフィールドを変換
するように、サブフィールド変換手段6を制御する。
【0066】図9は本発明による映像表示装置の第3の
実施形態を示すブロック図であって、12は画質評価手
段であり、図8に対応する部分には同一符号をつけて重
複する説明を省略する。
【0067】この第3の実施形態は、ディジタル映像信
号DV1の各フィールドに対して、図8に示した第2の
実施形態と同様の擬似輪郭評価を行なうとともに、様々
なサブフィールド構成での画質評価も行ない、これら評
価をもとにしてサブフィールド構成を決定するものであ
り、この場合も、擬似輪郭の影響が少なく、画質のよい
サブフィールド構成を得ることができて、高画質で擬似
輪郭の影響が少ない映像を得ることができる。
【0068】図9において、ここでも、A/D変換手段
2から出力されるディジタル映像信号DV1は、8ビッ
ト幅(0〜255の256階調)のものとする。このディ
ジタル映像信号DV1は、擬似輪郭評価手段11と質評
価手段12とに供給され、この擬似輪郭評価手段11で
は、図8に示した第2の実施形態と同様に、フィールド
毎にサブフィールド構成発生手段10からの複数のサブ
フィールド構成について、擬似輪郭が評価される。
【0069】なお、サブフィールド構成発生手段10
は、例えば、S7=128,S6=64,S5=32,
S4=16,S3=8,S2=4,S1=2,S0=1
からなるサブフィールド構成SF2と、S7=64,S
6=64,S5=64,S4=32,S3=16,S2
=8,S1=4,S0=2からなるサブフィールド構成
SF1とを発生するものとする。
【0070】このため、擬似輪郭評価手段11は、サブ
フィールド構成SF2に対しては、フィールド毎に、レ
ベル158以下からレベル160以上への変化及びその
逆の変化が生ずる回数に96を乗じた値や、レベル95
以下からレベル96以上への変化及びその逆の変化が生
ずる回数に64を乗じた値を擬似輪郭の目安とし、同様
にして、サブフィールド構成SF1に対しては、フィー
ルド毎に、レベル63以下からレベル64以上への変化
及びその逆の変化が生ずる回数に64を乗じた値や、レ
ベル127以下からレベル128以上への変化及びその
逆の変化が生ずる回数に64を乗じた値、レベル191
以下からレベル192以上への変化及びその逆の変化が
生ずる回数に64を乗じた値を擬似輪郭の目安とする。
そして、これら目安を比較し、その差分を評価結果P1
としてサブフィールド発光期間決定手段4に供給する。
【0071】一方、画質評価手段12では、夫々のサブ
フィールド構成で表示した場合の表示画質の評価を行な
う。
【0072】即ち、上記のサブフィールド構成SF2で
は、ディジタル映像信号DV1での0〜255の全ての
階調を表現することができるため、サブフィールド変換
に伴う画質劣化はない。しかし、上記のサブフィールド
SF1では、階調は2,4,6,……と偶数値しか表現
できないため、ディジタル映像信号DV1の偶数値の輝
度レベルに対しては画質劣化はないが、奇数値の輝度レ
ベルに対しては、それに最も近い偶数値として表現され
るから、値1の画質劣化を伴う。
【0073】このことから、供給されるディジタル映像
信号DV1のフィールドでの奇数値の輝度レベルに対す
る頻度が画質劣化の目安となる。そこで、この頻度を評
価結果P2としてサブフィールド発光期間決定手段4に
伝達する。
【0074】サブフィールド発光期間決定手段4は、擬
似輪郭の目安とする上記評価結果P1と画質劣化の目安
となる上記評価結果P2とを照合し、サブフィールド構
成SF2でも擬似輪郭が発生する頻度が低く、サブフィ
ールド構成SF1では画質劣化が発生する頻度が高い場
合には、サブフィールドSF2を選択し、サブフィール
ド構成SF2では擬似輪郭の発生する頻度が高く、サブ
フィールド構成SF1では画質劣化の発生する頻度が低
い場合には、サブフィールド構成SF1を選択する。
【0075】このようにして、選択されたサブフィール
ド構成を用いてディジタル映像信号DV2が変換され、
マトリクスディスプレイ装置9を駆動する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
映像の最大輝度レベルや輝度レベルに対する頻度分布で
の局所最小頻度の輝度レベルに応じて夫々のサブフィー
ルドの輝度レベルを設定することにより、表現可能階調
の数をを少なくすることなく、擬似輪郭の少ない映像を
表現することができる。
【0077】また、本発明によると、映像の最大輝度レ
ベルに応じてフィールド毎のサブフィールド数を制御す
ることにより、映像の黒レベルを低くすることができ
て、視覚特性上好ましい映像を得ることができる。
【0078】さらに、本発明によると、複数のサブフィ
ールド構成に対して、擬似輪郭のレベルや画質レベルの
評価結果に応じて、複数のサブフィールド構成のうちか
ら適切なサブフィールド構成を選択するものであるか
ら、擬似輪郭が少なく、かつ高画質の映像を得ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像表示装置の第1実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1における統計手段の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【図3】映像の輝度レベルに対する頻度の例を示す図で
ある。
【図4】図1に示した第1の実施形態での映像信号の最
大輝度レベルとサブフィールド構成との関係の一具体例
を示す図である。
【図5】図1に示した第1の実施形態での映像信号の最
大輝度レベルとサブフィールド構成の関係の他の具体例
を示す図である。
【図6】図1における統計手段の他の具体例を示すブロ
ック図である。
【図7】図6に示した具体例が評価の対象とする映像信
号の輝度レベルに対する頻度の一例を示す図である。
【図8】本発明による映像表示装置の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図9】本発明による映像表示装置の第3の実施形態を
示すブロック図である。
【符号の説明】 1 映像信号の入力端子 2 A/D変換手段 3 統計手段 3b 比較手段 3c 最大値記憶手段 3e 分類手段 3f 集計手段 4 サブフィールド発光期間決定手段 5 フィールド記憶手段 6 サブフィールド変換手段 7 サブフィールド記憶手段 8 駆動手段 9 マトリクスディスプレイ装置 10 サブフィールド構成発生手段 11 擬似輪郭評価手段 12 画質評価手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝添 博樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 鈴木 敬三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 部内 (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 部内 (72)発明者 鴻上 明彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 部内 (72)発明者 中 一隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の1フィールド期間を複数のサ
    ブフィールド発光期間に分割し、夫々のサブフィールド
    の発光の有無を制御して階調表現を行なう映像表示装置
    において、 入力映像信号の振幅分布統計を生成する第1の手段と、 生成された該振幅分布統計に応じて該サブフィールド夫
    々の発光量を決定する第2の手段とを有することを特徴
    とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の手段が生成する前記振幅分布統計は、各フィ
    ールドの輝度の最大値であることを特徴とする映像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1の手段が生成する前記振幅分布統計は、各フィ
    ールドの輝度の頻度が局所的最小値をとる輝度値及び頻
    度であることを特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 映像信号の1フィールド期間を複数のサ
    ブフィールド発光期間に分割し、夫々のサブフィールド
    の発光の有無を制御して階調表現を行なう映像表示装置
    において、 入力映像信号の振幅分布統計を生成する第3の手段と、 生成された該振幅分布統計に応じてフィールドでのサブ
    フィールド数を決定する第4の手段とを有することを特
    徴とする映像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の手段が生成する前記振幅分布統計は、各フィ
    ールドの輝度の最大値であることを特徴とする映像表示
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記第1の手段が生成する前記振幅分布統計は、各フィ
    ールドの輝度の頻度が局所的最小値をとる輝度値及び頻
    度であることを特徴とする映像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、 0個以上の任意の個数の任意のサブフィールドの発光量
    の加算値の集合が、各フィールドの量子化された輝度の
    最大値以下の全ての値を含むことを特徴とする映像表示
    装置。
  8. 【請求項8】 映像信号の1フィールド期間を複数のサ
    ブフィールド発光期間に分割し、夫々のサブフィールド
    の発光の有無を制御して階調表現を行なう映像表示装置
    において、 サブフィールドの構成と擬似輪郭の関係を評価する第5
    の手段と、該第5の手段の評価結果に応じて該サブフィ
    ールド夫々の発光量を決定する第6の手段とを有するこ
    とを特徴とする映像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 サブフィールドの構成と画質の関係を評価する評価手段
    を有することを特徴とする映像表示装置。
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