JP2001034229A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JP2001034229A
JP2001034229A JP2000109869A JP2000109869A JP2001034229A JP 2001034229 A JP2001034229 A JP 2001034229A JP 2000109869 A JP2000109869 A JP 2000109869A JP 2000109869 A JP2000109869 A JP 2000109869A JP 2001034229 A JP2001034229 A JP 2001034229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
luminance
field
display device
luminance weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000109869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3457251B2 (ja
Inventor
Isao Kawahara
功 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000109869A priority Critical patent/JP3457251B2/ja
Publication of JP2001034229A publication Critical patent/JP2001034229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457251B2 publication Critical patent/JP3457251B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマディスプレイなどの2値発光を行う表
示パネルを用いた画像表示装置において、同一画面内に
表示可能な階調値の最大値と最小値の比を拡大してダイ
ナミックレンジを拡大すること。 【解決手段】1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを
持った複数のサブフィールドを時間順に配列したもので
構成し、所望のサブフィールドをオンして1TVフィー
ルドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、輝
度重みがその次に大きい輝度重みを持つサブフィールド
の輝度重みの1/2未満とされたサブフィールドを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の1TVフィ
ールド分を複数のサブフィールドの画像に分割して表示
して多階調表示を行う、プラズマディスプレイパネルな
どを用いた表示装置において、同一画面内に表示可能な
輝度値の最大値と最小値の比を拡大してダイナミックレ
ンジの広い画像を表示することができる画像表示装置に
関する。
【0002】更に、本発明は、画像の1TVフィールド
分を、複数のサブフィールドの画像に分割して表示して
多階調表示を行う表示装置において、動画像表示時に発
生する中間調表示の階調乱れを改善して表示できる多階
調画像表示装置に関するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラズマディスプレイ
パネルなどを用いた場合のように、2値表示が基本であ
る表示パネルを用いて多階調画像を表示するとき、画像
の1TVフィールド分を複数のサブフィールドに分割
し、それぞれのサブフィールドに所定の輝度重みを持た
せて各サブフィールド毎に発光の有無を制御して画像表
示を行う方法が知られている。
【0004】例えば、256階調を表示するためには、
入力画像信号の1TVフィールドを8つのサブフィール
ドに分割し、それぞれのサブフィールドの輝度重みを
『1』、『2』、『4』、『8』、『16』、『3
2』、『64』、『128』とする。また、入力画像信
号は8ビットのディジタル信号とすると、これを最下位
ビットから順に8つのサブフィールド画像に割り当てて
表示する。なお、各サブフィールド画像は2値画像であ
る。
【0005】一方、CRTを用いた画像表示では、CR
T自身がいわゆる逆ガンマ特性を有しており、最大輝度
値が「255」に比例する値に相当する値であっても、
最小輝度値は「1」以下の小数に比例する値に相当する
値となり、いわゆるダイナミックレンジは255以上の
十分な値となっている。しかしながら、プラズマディス
プレイパネルでは、発光特性は直線的であり、サブフィ
ールドの重みにほぼ比例した発光輝度の和で階調値は表
示されるため、最小輝度値は「1」に相当する値、最大
輝度値は各サブフィールドの重みの合計「255」に相
当する値であり、最小輝度値がCRTに比較して大きい
ために、いわゆるダイナミックレンジの狭い画像表示と
なっていた。
【0006】これに対して、サブフィールドの数を増や
して表示可能な階調値を増やすことは、プラズマディス
プレイの放電速度などの制約から容易ではなく、通常可
能なサブフィールド数の最大値は制限される。また、従
来の8個のサブフィールドを用いて256階調を表示す
る上記方法では、動画像表示においていわゆる擬似輪郭
状の著しい階調乱れが発生することが知られている。
【0007】そこで、この階調乱れを解消する一方法と
して、画像の動きを検出し、画素毎または領域毎に符号
化を変えようとする試みがなされている。これは、例え
ば、画像の領域毎に符号化の方法を変えて、静止画部分
では入力の256階調に対し、256通りの階調値の発
光を行い、動画部分では階調値を限定して発光させると
いうものである。このようにすることにより、動画部分
では入力画像信号の階調値の単調な変化に対して、発光
パターンの変化の連続性がある程度確保される符号化と
なるため、動画部分での著しい動画擬似輪郭の軽減が期
待できる。また静止画部分では本来の十分な階調が確保
される。
【0008】しかしながら、従来のこのような方法のみ
では、動画部分と静止画部分の境界部分で符号化を切り
替えているため、画像によってはこの部分での切り替え
ショックが観測されることがあった。特に物体が平坦部
分を背景にして移動するような画像の境界付近ではこの
切り替えショックが見られることがあった。本発明は、
上記課題に鑑みてなされたものであって、画像の1TV
フィールド分を複数のサブフィールドの画像に分割して
表示して多階調表示を行う、プラズマディスプレイパネ
ルなどを用いた表示装置において、同一画面内に表示可
能な輝度値の最大値と最小値の比を拡大して真にダイナ
ミックレンジの広い画像を表示することができる画像表
示装置を提供することを第一の目的とする。
【0009】また、動画像表示時に発生する中間調表示
の階調乱れを改善して表示できるとともに、上記切り替
えショックの目立たない画像表示が可能な多階調画像表
示装置を提供することを第二の目的とする。
【0010】
【解決を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るために、本発明は、1TVフィールドを、それぞれ輝
度重みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列し
たもので構成し、所望のサブフィールドをオンして1T
Vフィールドの画像を多階調表示する画像表示装置であ
って、輝度重みがその次に大きい輝度重みを持つサブフ
ィールドの輝度重みの1/2未満とされたサブフィール
ドを含むことを特徴とする。
【0011】また、1TVフィールドを、それぞれ輝度
重みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列した
もので構成し、所望のサブフィールドをオンして1TV
フィールドの画像を多階調表示する画像表示装置であっ
て、輝度重みの昇順に前記サブフィールドを並べ、i番
目に小さい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みを
iとしたとき、W1+W1+W2+・・・+Wn<Wn+1であ
るnが存在するように輝度重みが割り当てられているこ
とを特徴とする。
【0012】これらによって、選択可能なすべての輝度
値(階調値)組み合わせを輝度値(階調値)順に並べ換
えた場合、輝度(階調)が跳躍する部分を生じさせるこ
とができ、これによって最小輝度値と表現可能な最大輝
度値との比を従来に比較して大きくとることが可能とな
るので、ダイナミックレンジの広い画像表示を実現する
ことができる。
【0013】更に、1TVフィールドを、それぞれ輝度
重みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列した
もので構成し、所望のサブフィールドをオンして1TV
フィールドの画像を多階調表示する画像表示装置であっ
て、輝度重みの昇順に前記サブフィールドを並べ、j番
目に小さい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みを
jとしたとき、Wi+W1+W2+・・・+Wn<Wn+1であ
るn及び2以上のiが存在するように輝度重みが割り当
てられていることを特徴とする。
【0014】これによって、選択可能なすべての輝度値
(階調値)組み合わせを輝度値(階調値)順に並べ換え
た場合、輝度(階調)が跳躍する部分を生じさせること
ができ、これによって最小輝度値と表現可能な最大輝度
値との比を従来に比較して大きくとることが可能となる
ので、ダイナミックレンジの広い画像表示を実現するこ
とができる。更にこれによって、輝度値の跳躍幅を入力
画像信号の階調値に応じて制御することができ、例えば
高輝度値ほど輝度値の跳躍幅を許容して、更に、表示可
能な最大輝度値を大きく設定することができる。
【0015】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、所望のサブフィールドをオン
して1TVフィールドの画像を多階調表示するととも
に、表示最大輝度を入力画像信号の特性に応じて制御す
るよう構成された画像表示装置であって、所定の輝度重
みの組み合わせにより構成された複数のサブフィールド
からなるTVフィールドを基準TVフィールドとし、前
記基準TVフィールドを表示するときに用いられる符号
化パターンにおける全サブフィールドの輝度重みの和に
対する、現在表示しようとする表示TVフィールドの表
示に用いられる符号化パターンにおける全サブフィール
ドの輝度重みの和の比をKとしたときに、当該表示TV
フィールドの表示に用いられる符号化パターンは、前記
基準TVフィールドにおける所定のサブフィールドの輝
度重みにK以下の係数を乗じて算出した輝度重みを持つ
サブフィールドと、前記基準TVフィールドにおける所
定のサブフィールドの輝度重みにKを超える係数を乗じ
て算出した輝度重みを持つサブフィールドとを含むこと
を特徴とする。
【0016】これにより、画像の最大階調値や高階調領
域の分布程度に応じて表示可能な最大輝度値を制御しよ
うとする場合、表示可能な最小輝度値を常に小さく保
ち、かつ表示可能な最大輝度値は必要に応じて制御する
ことができる。一般に、比較的明るい部分を含むような
画像では、必要以上に表示可能な最大輝度値を高くする
と、プラズマディスプレイパネルのような発光輝度と消
費電力が高い相関を有する表示デバイスでは全体として
消費電力が増大してしまう恐れがあるために、画像の内
容に応じて表示可能な最大輝度値を制御することが望ま
しい。このような制御を行う場合、特に表示可能な最大
輝度値を大きくしても、例えば、輝度重みの小さいサブ
フィールドは常に比較的小さい値を保つようにし、一
方、輝度重みの比較的大きなサブフィールドは所望の表
示可能な最大輝度値に合わせてその輝度重みを変化させ
るようにするので、最小輝度値と最大輝度値との比を大
きくとることができ、最大輝度値を大きく表示させても
画像の黒レベルに近い部分が浮き上がることなく、コン
トラスト感を損なうことがない。
【0017】ここで、前記K以下の係数及びKを超える
係数は、前記基準TVフィールドにおける各サブフィー
ルドの輝度重みの大きさの順序で規定される規則に基づ
いて設定した係数とすることができる。ここで、前記輝
度重みの大きさの順序で規定される規則に基づいて設定
した係数は、前記輝度重みの大きさの順序に応じて単調
増加となる係数とすることができる。
【0018】ここで、前記輝度重みの大きさの順序で規
定される規則に基づいて設定した係数は、前記輝度重み
の大きさの順序に応じて等差的な係数とすることができ
る。ここで、前記輝度重みの大きさの順序で規定される
規則に基づいて設定した係数は、前記輝度重みの大きさ
の順序に応じて等比的な係数とすることができる。ここ
で、K以下の係数を乗じて算出したサブフィールド群に
属するサブフィールドは、前記Kの値のうち取り得る複
数の値の中で設定可能な最小値を乗じた輝度重みに固定
したサブフィールドを含むものとすることができる。
【0019】ここで、サブフィールドの輝度重みが小さ
い順に選択した3つのサブフィールドの輝度重みの比の
概略値が、「1:2:3」、「1:2:4」、「1:
2:5」、「1:2:6」、「1:3:7」、「1:
4:9」、「2:6:12」、「2:6:16」のうち
いずれか2つ以上を含んで、所望の入力画像信号の特性
に応じて決定される符号化パターンのうち少なくとも2
つにおけるサブフィールドの輝度重みが構成されている
ものとすることができる。
【0020】ここで、全サブフィールドの輝度重みの和
をSとしたとき、「0」以上「S」以下の値「R」に相
当する階調表示を各サブフィールドから選択して行う際
に、前記選択した各サブフィールドの輝度重みの和が値
「R」にもっとも近い輝度重みの和となるようなサブフ
ィールドの組み合わせを選択して階調表示するものとす
ることができる。
【0021】これにより、単独のサブフィールドの組み
合せのみでは表現できない階調値を誤差拡散やディザ法
といった公知の階調補正技術で補正することができるた
め、最小輝度値を小さく抑え、かつ表現可能な最大輝度
値を大きく保ってダイナミックレンジの広い画像を滑ら
かに補正された階調にて良好に表示することができる。
【0022】ここで、画像の動き量又は前記画像の動き
の近似値によって、選択する輝度重みの組み合わせを制
御するものとすることができる。これにより、最小輝度
値を小さく抑え、かつ最大輝度値を大きく保って、ダイ
ナミックレンジの広い画像を滑らかに補正された階調に
て良好に表示することができると共に、画像の動きのあ
る部分での動画擬似輪郭の発生を抑制することも可能と
なる。
【0023】なお、動画擬似輪郭の発生は、観測者の表
示された画面に対しての相対的な視線の動きが要因とな
るが、画像の動き量又は画像の動きの近似値を用いて
も、実用上十分な疑似輪郭を抑制する効果が得られる。
ここで、画像の動き量又は前記画像の動き量の近似値が
大きい部分では、入力画像信号の階調レベル増加と輝度
重み配置パターンの時間的分布が単調増加の相関を有す
る符号化に限定されるものとすることができる。
【0024】これにより、入力画像信号の階調値が増加
した場合にオン状態からオフ状態へのサブフィールドの
制御を無くすか、又は、入力画像信号の階調値が増加し
た場合にオン状態からオフ状態に制御されるサブフィー
ルドの輝度重みを相対的に小さくすることができるた
め、動画擬似輪郭の発生を更に効果的に抑制した画像表
示が可能となる。
【0025】また、第二の目的を達成するために、本発
明は、1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った
複数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成
し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調
値の中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重
みの組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符
号化を施し、所望の1TVフィールドの画像を多階調表
示する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前記
符号化方法の切替境界部分における画像信号が所定の特
徴を有する部分では、複数の符号化方法が混在した領域
を含むよう符号化されることを特徴とする。
【0026】また、第二の目的を達成するために、本発
明は、1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った
複数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成
し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調
値の中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重
みの組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符
号化を施して、所望の1TVフィールドの画像を多階調
表示する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前
記符号化方法の切り替え境界部分における画像信号が所
定の特徴を有する部分では、前記符号化方法を切り替え
る信号を画素方向に不規則に偏移させることを特徴とす
る。
【0027】また、第二の目的を達成するために、本発
明は、1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った
複数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成
し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調
値の中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重
みの組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符
号化を施して、所望の1TVフィールドの画像を多階調
表示する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前
記符号化方法の切り替え境界部分における画像信号が所
定の特徴を有する部分では、前記符号化方法を切り替え
る信号を画素方向に規則的に偏移させたことを特徴とす
る。
【0028】また、第二の目的を達成するために、本発
明は、1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った
複数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成
し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調
値の中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重
みの組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符
号化を施して、所望の1TVフィールドの画像を多階調
表示する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前
記符号化方法の切り替え境界部分における画像信号が所
定の特徴を有する部分では、前記符号化方法を切り替え
る信号の切替境界部分での形状を、画素間隔を最小単位
とする折れ線を主要な要素として含む形状とされること
を特徴とする。
【0029】これらにより符号化方法が切り替えられた
画像部分での切り替えショックが発生してもこの発生位
置を分散させることができるので、動画擬似輪郭を抑制
しつつ、切り替えショックの低減を図ることもできる。
このことは、例えば画像の符号化処理を静止画部分と動
画部分とでそれぞれ異なった処理を行う際に、互いの符
号化方法切り替えへの移行がスムーズに行えることを意
味している。
【0030】ここで、画素間隔を最小単位とする折れ線
を主要な要素として含む形状は、市松模様状の形状とす
ることができる。ここで、画素間隔を最小単位とする折
れ線を主要な要素として含む形状は、画素間隔を最小単
位とする折れ線をランダムに組み合わせた形状とするこ
とができる。
【0031】ここで、画像信号が所定の特徴を有する前
記部分の所定の画像部分は、前記画像信号の非エッジ部
とすることができる。これにより、特に、符号化切り替
えのショックが目立ちやすい画像の非エッジ部において
符号化切り替えショックを抑制したうえで、画像のエッ
ジ部分においては速やかに符号化方法を切り替えること
が可能になるために、画像全体の平均的な信号対雑音比
を劣化させることなく各領域毎に適した符号化を行うこ
とができる。
【0032】また、第二の目的を達成するために本発明
は、 1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った
複数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成
し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調
値の中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重
みの組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符
号化を施して、所望の1TVフィールドの画像を多階調
表示する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前
記符号化方法の切り替え境界部分における画像信号に、
少なくとも画素間隔を周期とする変調信号を印加するこ
とを特徴とする。
【0033】また、第二の目的を達成するために本発明
は、1TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った複
数のサブフィールドを時間順に配列したもので構成し、
当該サブフィールドを組み合わせて表現可能な階調値の
中から入力画像信号の動き量に応じて異なる輝度重みの
組み合わせを用いることで動き量に応じた異なる符号化
を施して、所望の1TVフィールドの画像を多階調表示
する画像表示装置であって、前記符号化の際に、前記符
号化方法の切り替え境界部分における画像信号に、表示
位置を偏移させる変調を施すことを特徴とする。
【0034】これらにより符号化方法が切り替えられた
画像部分での切り替えショックが発生してもこの発生位
置を分散させることができるので、動画擬似輪郭を抑制
しつつ、切り替えショックの低減を図ることもできる。
このことは、例えば画像の符号化処理を静止画部分と動
画部分とでそれぞれ異なった処理を行う際に、互いの符
号化方法切り替えへの移行がスムーズに行えることを意
味している。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に実施の形態にかかる画像表
示装置について図面を参照にしながら具体的に説明す
る。 <実施の形態1> [全体構成について]本実施の形態における画像表示装置
は、AC型プラズマディスプレイパネル(以下、「PD
P」という)を用いたもので、所定の発光回数を輝度重
みとして有する所定数(例えば10個)のサブフィール
ドの発光の合計で階調を表現することで、中間調表示を
行う画像表示装置である。
【0036】図1は、本発明に係る本実施の形態である
画像表示装置の構成を示すブロック図である。当該画像
表示装置は、図1に示すように、逆ガンマ補正回路2
と、加算回路3と、静止画符号化回路4と、動画符号化
回路5と、動き検出回路6と、選択回路7と、サブフィ
ールド制御回路8と、表示制御回路9と、AC型プラズ
マディスプレイパネル10(以下、「PDP10」とい
う。)と、差分回路11、係数回路群12、遅延回路群
13とから構成されている。
【0037】逆ガンマ補正回路2は、入力画像信号1の
階調値が小さい部分では発光輝度をさらに抑制するよう
な指数関数的な補正処理を施す回路である。即ち、8ビ
ットの入力画像信号の小数4ビットを付加した12ビッ
トの画像信号を出力するように構成されている。そし
て、これは、入力画像信号1は、通常、CRTの逆ガン
マ特性を前提としたものであるため、PDPのように発
光輝度を発光パルスの数によってディジタル的に制御す
ると、入力画像信号の階調値と発光輝度とがリニアの関
係になることから、階調が正しく表現できなくなるの
で、これを回避するために設けられたものである。
【0038】加算回路3を通過した信号は、静止画符号
化回路4及び動画符号化回路5に供給される。静止画符
号化回路4は、各入力画像信号の階調値ごとに変換すべ
き値が対応付けられたルックアップテーブルを備え、こ
のテーブルに基づいて所望の符号化を行う。図2にルッ
クアップテーブルの一部分を示す。なお、図2の左端縦
の欄は、入力画像信号の値を示しており、その横の欄
は、当該入力画像信号を変換すべき信号の値を示してい
る。
【0039】この図に示すように基本的には、入力画像
信号と同じ値の信号に変換する符号化を行うことになる
が、「4」、「9」「14」、・・・などにおいては(図
中、太線枠41を付した欄など)、入力画像信号と異な
る値で近傍の値の信号に符号化する(「4」の場合には
「5」、「9」の場合には「10」、「14」の場合には
「15」)。これは、サブフィールド制御回路における符
号化(所定の輝度重みを有するサブフィールドに分割す
る符号化のこと)に対応させて、全ての入力画像信号を
何らかの値で表現すると共に、輝度値を連続的に変化さ
せず、輝度値の変化部分に跳躍を生じさせるためであ
る。
【0040】動画符号化回路5も、各入力画像信号の階
調値ごとに変換すべき値が対応付けられたルックアップ
テーブルを備え、このテーブルに基づいて所望の符号化
を行う。図3にルックアップテーブルの一部分を示す。
なお、図3の左端縦の欄は、入力画像信号の値を示して
おり、その横の欄は、当該入力画像信号を変換すべき信
号の値を示している。
【0041】この図に示すように基本的には、入力画像
信号と同じ値の信号に変換する符号化を行うことになる
が、「4」、「9」、「14」、・・・などにおいては
(図中、太線枠51を付した欄など)、上記同様に、サ
ブフィールド制御回路における符号化に対応させて、全
ての入力画像信号を何らかの値で表現すると共に、輝度
値を連続的に変化させず、輝度値の変化部分に跳躍を生
じさせるため、入力画像信号と異なる値で当該階調値の
近傍の信号に符号化する(「4」の場合には「5」、「9」
の場合には「10」、「14」の場合には「15」)。更
に、動画符号化回路5では、静止画符号化回路4では行
わない固有の符号化を行う。つまり、図3の網掛け51
を付した欄に示すように、「40」、「50」、「7
0」、「80」、・・・などの値の所定の入力画像信号に
おいては、上記各サブフィールドの輝度重みの合計でパ
ネルに表示することができるのだが、入力画像信号と発
光パターンとの相関性を確保するようにそれに近い値
(例えば、「40」の値の入力画像信号であれば「30」、
「50」の値の入力画像信号であれば「60」などに)に変
換するという符号化を行う。
【0042】図4は、動き検出回路6の詳細な構成を示
すブロック図である。この図に示すように、動き検出回
路6は、逆ガンマ補正回路から供給される画像信号各1
フレーム分を記憶するための2つのフレームメモリ61
A、61Bと、差分回路62と、動き検出信号生成回路6
3とからなる。これにより、差分回路62がフレームメ
モリ61A、61Bから画像信号を読み出しこれから表示
しようとするフレームと直前のフレーム、2フレーム分
の画像信号を画素毎に比較し差分値を算出する。この差
分値が動き検出信号生成回路63に供給され、当該動き
検出信号生成回路63では、差分値が基準値を超えれば
動画、基準値以下であれば静止画であると判定し、その
判定結果を表す動き検出信号を生成して選択回路7へ出
力する。
【0043】次に、選択回路7は、動き検出回路から供
給される静止画であるか動画であるかを示す動き検出信
号を選択信号として、静止画符号化回路4及び動画符号
化回路5から供給される画像信号の何れか一方を選択し
て、サブフィールド制御回路8及び、差分回路11に供
給する。図5は、サブフィールド制御回路8の構成を示
すブロック図である。
【0044】この図に示すようにサブフィールド制御回
路8は、サブフィールド変換回路81と、書き込みアド
レス制御回路82と、フレームメモリ83A、83Bとか
ら構成されている。書込アドレス制御回路82は、画像
信号から分離された水平同期信号(Hsyc)、垂直同期信
号(Vsyc)に基づいてフレームメモリへの書込みアドレ
スを指定するアドレス指定信号を生成するものである。
【0045】サブフィールド変換部81は、選択回路7
からの画像信号の供給を受け、各画素に対応する画像信
号を、予め決められた所定の重み付けを有するここでは
10ビットのフィールド情報に変換する回路である。具
体的には、入力される画像信号(静止画符号化回路及び
動画符号化回路を経由する前の信号)の階調レベルに応
じて変換すべき情報が定められたルックアップテーブル
によって、所定の数のサブフィールドに画像信号が分割
される。なお、1画素毎の分割処理は、図示しないPL
L回路により発生された画素クロックに同期して行われ
る。
【0046】前記フィールド情報とは、1TVフィール
ド内の何れの時間帯つまり何れのサブフィールドを点灯
・非点灯させるのかという1ビットのサブフィールド情
報の集合である。ここでは、このようにして生成された
各画素に対応するフィールド情報は、書込アドレス制御
回路82からのアドレス指定信号により物理アドレスが
指定されてフレームメモリ83A,83Bにライン毎、画
素毎、フィールド毎、画面毎に書き込まれる。
【0047】サブフィールド変換部81における入力画
像信号の階調レベルに応じて変換すべき情報との対応を
図6に示す。この図6は、各入力信号を時間順に
『1』、『2』、『5』、『10』、『20』、『3
3』、『48』、『66』、『87』、『111』とい
うように変化する輝度重みからなる10ビットのサブフ
ィールドSF1〜SF10のオン、オフ情報に変換する
ための入力画像信号と、変換後のサブフィールドの組み
合わせとの対応を示すもので、このテーブルの縦の欄
は、入力画像信号の値を示しており、横の欄は、当該入
力画像信号を変換すべき10ビットのフィールド情報を
示している。なお、この図で「1」と記したサブフィー
ルドは「オン(点灯)」となり、その他のサブフィール
ドはそのフィールド期間が「オフ(非点灯)」とされる
ことを意味する(以下、同様)。
【0048】例えば、サブフィールド変換回路81で
は、「40」(太線枠84で示した欄)の画像信号である
と、当該画像信号を、輝度重み『2』、『5』、『3
3』のサブフィールドを組み合わせた「0000100
110」という10ビットデータに変換して出力する。
なお、ここでのビット表現は、サブフィールドの番号と
ビット表現における桁を対応させた表記にしている。
【0049】次に、フレームメモリ83A,83Bそれぞ
れは、図7に示すような内部構造をしている。つまり、
フレームメモリ83Aは、一の画面の前半分(1〜L
(240ライン)に相当するフィールド情報を格納する
第1のメモリ領域83A1と、別の一の画面の前半分(1
〜L(240)ライン)に相当するフィールド情報を格
納する第2のメモリ領域83A2とを備える。
【0050】フレームメモリ83Bは、一の画面の後半
分(L+1〜2L(480)ライン)に相当するフィー
ルド情報を格納する第1のメモリ領域83B1と、別の一
の画面の後半分(L+1〜2L(480)ライン)に相
当するフィールド情報を格納する第2のメモリ領域83
B2とを備える。そして、第1のメモリ領域83A1(第1
のメモリ領域83B1)及び第2のメモリ領域83A2(第
2のメモリ領域83B2)のメモリ領域は、それぞれ10
個のサブフィールドメモリSFM1〜SFM10を備え
ている。この構成により1画面について前半分と後半分
とに分割して2画面分に相当する10ビットのサブフィ
ールドの組み合わせに関するフィールド情報が、各サブ
フィールドの点灯・非点灯に関する情報としてサブフィ
ールドメモリSFM1〜SFM10に書き込まれる。本
実施の形態では、サブフィールドメモリSFM1〜SF
M10は、1ビット入力で1ビット出力の半導体メモリ
を用いてある。また、このフレームメモリ83A,83B
は、フィールド情報を書き込むと同時に、表示制御回路
9への読み出しも同時に可能な2ポートフレームメモリ
である。
【0051】フレームメモリ83A,83Bへのフィール
ド情報の書き込みは、一の画面分の前半分のフィールド
情報を第1のメモリ83A1へ、当該一の画面分の後半分
のフィールド情報を第1のメモリ83B1へ、そして、次
の一画面分の前半分のフィールド情報を第2のメモリ領
域83A2へ、当該別な一画面分の後半分のフィールド情
報を第2のメモリ領域83B2へというように2つのフレ
ームメモリ83A,83Bの4つのメモリ領域83A1,8
3B1,83A2又は83B2に対して交互に行われる。そし
て、一のメモリ領域83A1,83B1,83A2及び83B2
へのフィールド情報の書き込みは、サブフィールド変換
回路81から画素クロックに同期して出力される10ビ
ットデータを10のサブフィールドメモリSFM1〜S
FM10に1ビットずつに分配して書き込むという方法
で実行される。10ビットデータのどのビットをどのサ
ブフィールドメモリSFM1〜SFM10に格納するか
は予め定められている。
【0052】上記表示制御回路9は、図8に示すように
表示ライン制御回路91と、アドレスドライバ92A,
92Bと、ラインドライバ93とから構成されている。
表示ライン制御部91は、フレームメモリ83A,83B
にPDP10に読み出すべきメモリ領域83A1,83B
1,83A2若しくは83B2,ライン,サブフィールドを
指定し、又、PDP10の何れのラインを走査するのか
の指示を出すものである。
【0053】この表示ライン制御部91の動作はサブフ
ィールド制御回路8におけるフレームメモリ83A,8
3Bへの書込動作と画面単位のオーダでは同期がとられ
ている。即ち、表示ライン制御部91は10ビットデー
タを書込中のメモリ領域83A2,83B2(83A1,83
B1)からは読み出しは行わず、既に書込完了したメモリ
領域83A1,83B1(83A2,83B2)から読み出しを
行う。
【0054】アドレスドライバ92Aは、表示ライン制
御部91のメモリ領域指定、読出ライン指定及びサブフ
ィールド指定に基づいて1ビットづづシリアルに入力さ
れた1ラインに相当するサブフィールド情報を、1ライ
ン分の画素数に対応したビット(640ビット)をパラ
レルに、アドレスパルスに変換して画面前半分のライン
に出力するものである。アドレスドライバ92Bは、ラ
インドライバ92Aと同様に前記サブフィールド情報
を、アドレスパルスに変換して画面後半分のラインに出
力するものである。
【0055】ラインドライバ93は、サブフィールド情
報をPDP10の何れのラインに書き込むのか走査電圧
パルスにより指定するものである。このような表示制御
回路9の構成により、次のようにフレームメモリ83
A,83BからPDP10へのフィールド情報の読み出し
が行われる。フレームメモリ83A,83Bに分割して書
き込まれた1画面分のフィールド情報の読み出しは、前
半分と後半分とに相当するデータを同時に読み出すこと
により行う。つまり、メモリ領域83A1,83B1から同
時に画素毎にサブフィールド情報がサブフィールドメモ
リSFM1,SFM2,・・・,SF10から順次読み
出されることにより行われる。より具体的には、まず、
メモリ領域83A1,83B1双方のサブフィールドメモリ
SFM1から1ライン目の各画素に相当するサブフィー
ルド情報が1ビットづつ順次読み出される。そして、ラ
インドライバ93によるライン指定を待って前半・後半
画面のそれぞれの1ライン目に潜像を形成し(アドレッ
シング)、次いで、同じサブフィールドメモリSFM1
から前半・後半画面の2ライン目の各画素に対応するサ
ブフィールド情報を読み出して同じようにアドレスドラ
イバ92A,92Bに順次シリアルに入力し、1ラインの
画素数に相当するビットここでは640ビットのサブフ
ィールド情報がパラレルにPDP10に出力されアドレ
ッシングが行われる。このような読み出し(書き込み)
が画面分割した分割領域におけるそれぞれの最終ライン
まで終了すれば、サブフィールドSF1の輝度重みに相
当する数の放電パルスがアドレスドライバによって印加
されて一斉に各画素が発光される。
【0056】次のサブフィールドSF2の点灯・非点灯
に関するサブフィールド情報が上記同様に1ラインづづ
読み出されてアドレッシングが行われた後、次いで順次
サブフィールドSF10までこの動作を繰り返すと、1
画面分のフィールド情報の読み出し(書き込み)が終了
する。このようなPDPの作動方式を図示すると図9に
示すようになる。この図9は、横軸は時間、縦軸はPD
Pの横方向に延びる電極、すなわち走査・放電維持電極
の番号を示し、太斜線の部分で発光させる画素のアドレ
スを指定し、網掛けをした部分で画素を発光させる。つ
まり、分割画面それぞれの1ライン目の走査・放電維持
電極上の全ての横方向画素に対し、サブフィールドSF
1が始まるタイミングに合わせて縦方向に走るアドレス
電極にアドレスパルスを印加することによりアドレッシ
ングを行う。走査・放電維持電極の1ライン目のアドレ
ッシングが終了したら、それ以降のラインに次々と、同
様な操作を繰り返す。分割画面において最後の走査・放
電維持電極のアドレッシングが終了したら、時刻t1〜
t2放電維持期間に移る。この期間では、重み付けに比
例した数の放電維持パルスが放電維持電極に印加される
が、上記アドレス指定により発光の指示があった画素の
み発光されるようになっている。そして、繰り返し説明
することになるが以上述べたようなサブフィールドにお
けるアドレッシングと全画素の一斉点灯という動作が繰
り返されることにより、1TVフィールド分の階調表示
が完了する。
【0057】そして、上記読み出しと並行して別のメモ
リ領域に書き込まれた次の画面の前半分と後半分に相当
するフィールド情報を上記同様にして読み出すことによ
って次々に画像表示が行われる。次に、加算回路3、差
分回路11、係数回路群12、及び遅延回路群13につ
いて説明する。
【0058】差分回路11は、選択回路から出力された
画像信号と、加算回路3を経由した画像信号との差分を
算出する回路であり、差分信号を係数回路群12の各回
路に供給する。係数回路群12は、7/16、1/1
6、5/16、3/16の係数を有する。
【0059】遅延回路群13は、係数回路群12を経由
した信号を遅延させるもので、具体的には、1画素(1
D)、1ライン(1H)+1画素(1D)、1ライン
(1H)、1ライン(1H)−1画素(1D)遅延させ
る。加算回路3は、逆ガンマ補正回路2を経由した画像
信号と、遅延回路群13を経由した信号とを加算処理し
て、静止画符号化回路4、動画符号化回路5、差分回路
11に供給する。
【0060】このような加算回路3、差分回路11、係
数回路群12、及び遅延回路群13によって、本来表示
されるべき階調値と、実際に表示される階調値との差を
周辺の画素に配分する、いわゆる誤差拡散として知られ
るループが構成される。 [作用効果について]まず、各サブフィールドにおける輝
度重み付けを上記のように設定することにより、従来の
PDPを用いた画像表示装置と同等の低階調値部分での
分解能を維持しながら、従来のものでは得られない幅広
いダイナミックレンジが実現される。
【0061】図10は、入力画像信号の値と発光輝度と
の相関性を示した特性図及び図表である。この図10
(a)及び(b)に示すように、低階調値部分では、静
止画、動画の何れにおいても、入力の変化に対して発光
輝度の変化が滑らかでかつ緩やかに変化する。例えば、
入力値が、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」
に対しては、「0」、「1」、「1」、「2」、「2」、「3」、
「3」となるようにする。
【0062】この一方、図10(c)に示すように、高
階調値部分、例えば、全てのサブフィールドで発光が行
われると、最大輝度値は、『1+2+5+10+33+
48+66+87+111』=『383』となり、従来
一般的な『255』の最大輝度値に対して、1.5倍の
最大輝度値が得られることとなり、ダイナミックレンジ
の広い画像表現が可能となる。
【0063】このようにダイナミックレンジを広げるこ
とができるのは、サブフィールド制御回路において選択
可能なすべての輝度値(階調値)の組み合わせを輝度値
順(階調値順)に並べ換えた場合、輝度値(階調値)が
跳躍する部分を生じさせることができ(入力画像信号の
階調値が「4」、「9」、「14」など)、これによっ
て最小輝度値と表現可能な最大輝度値との比を従来に比
較して大きくとることが可能となるからである。
【0064】ここで輝度値を跳躍させるには輝度重みの
設定条件が重要となる。つまり、所定の輝度重みが(例
えば、サブフィールドSF2の輝度重み「2」)、その
次に大きい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重み
(上記例では、サブフィールドSF3の輝度重み
「5」)の1/2未満となるように設定する。また、別
な表現をすれば、輝度重みの昇順に前記サブフィールド
を並べ、i番目に小さい輝度重みを持つサブフィールド
の輝度重みをWiとしたとき、W1+W 1+W2+・・・+Wn
<Wn+1であるnが存在するように輝度重みが割り当て
られているとも言うことができる。なお、上記例ではn
=2となる。
【0065】ダイナミックレンジをより広くとるために
は、輝度値が跳躍する値をより大きくする必要性があ
る。従ってこの場合には、輝度重みの昇順に前記サブフ
ィールドを並べ、j番目に小さい輝度重みを持つサブフ
ィールドの輝度重みをWjとしたとき、Wi+W1+W2
・・・+Wn<Wn+1であるn及び2以上のiが存在するよ
うに輝度重みが割り当てる。これにより、更にダイナミ
ックレンジを広げることが可能となる。
【0066】次に、動画の場合においては、上記のよう
に、静止画の表示に用いた階調値の一部に限定した値の
画像信号のみが用いられる。例えば、図3の網掛け51
を付した欄に示すように、「40」、「50」の値の入
力画像信号においては、それぞれ「30」、「60」に変換
された画像信号が用いられる。もしこのような変換を行
わなければどうであろう。つまり、通常は、「40」の値
を有する画像信号は、輝度重み『2』、『5』、『3
3』の3つのサブフィールドでの発光になり、「30」の
値を有する画像信号を表示するときに発光される輝度重
み『20』のサブフィールドは消灯されることになる。
【0067】このため、入力画像信号の階調値と発光パ
ターンとの相関性が崩れ、動画部分において動画擬似輪
郭の発生が観測されてしまうことになる。ここで、動画
部分では「40」の入力画像信号の階調値に対しては「3
0」の値の画像信号に置き換えて表示する例に示すよう
に、本実施の形態における画像表示装置では、入力画像
信号の階調値が増加した場合にオン状態からオフ状態へ
のサブフィールドの制御を無くすか、又は、入力画像信
号の階調値が増加した場合にオン状態からオフ状態に制
御されるサブフィールドの輝度重みを相対的に小さくす
ることができるため、動画擬似輪郭の発生を抑制した画
像表示が可能となる。
【0068】更に、上記のように、静止画符号化回路4
及び動画符号化回路5では、所定の入力画像信号につい
ては本来の階調値とは異なる値に変換するという符号化
を行うことから、このままではPDPに実際に表示され
る階調値との相違が大きく必ずしも正しく画像表示を行
えるとは言えない。そこで、上記したような加算回路
3、差分回路11、係数回路群12、及び遅延回路群1
3によって構成された誤差拡散ループによって、周辺の
画素へ本来表示されるべき階調値と実際に表示される階
調値との差分を配分する処理を施す。
【0069】これにより、階調の跳躍を補って、良好な
階調表示が行われる。なお、本実施の形態において、サ
ブフィールドの数と各サブフィールドにおける輝度重み
については上記内容は一例であって、これに限定される
ことはない。特に、サブフィールド数を増加させること
が可能な場合には、より輝度重みの小さいサブフィール
ドを追加して低輝度での階調分解能を向上させたり、よ
り輝度重みの大きいサブフィールドを追加して最大輝度
値を向上させたりすることができるのは言うまでもな
い。
【0070】<実施の形態2>図11は、本発明に係る本
実施の形態である画像表示装置の構成を示すブロック図
である。当該画像表示装置は、図11に示すように、実
施の形態1にかかる画像表示装置の構成に、表示階調倍
率設定回路14が付加されたもので、入力画像信号の最
大階調値に応じて静止画符号化回路4及び動画符号化回
路5、並びにサブフィールド制御回路8における符号化
が切替えられるよう構成されている点で実施の形態1と
相違している。以下、相違点について説明する。なお、
ここでは、説明を簡略なものとするために、便宜上、入
力画像信号は22階調から110階調程度の範囲の信号
であることを前提として説明する。
【0071】表示階調倍率設定回路14は、基準となる
階調値(22階調とする。)に対する、これから表示し
ようとする1フレーム(1TVフィールド)の画像の最
大階調値の倍率(以下この値を「K値」と記載する。な
お、このK値は、請求の範囲に記載した「基準TVフィ
ールドを表示するときに用いられる全サブフィールドの
輝度重みの和に対する、現在表示しようとする表示TV
フィールドを表示するときに用いられる全サブフィール
ドの輝度重みの和の比」に対応する。)を算出し、算出
したK値を静止画符号化回路4及び動画符号化回路5、
並びにサブフィールド制御回路8に供給する。
【0072】静止画符号化回路4及び動画符号化回路
5、並びにサブフィールド制御回路8は、そのK値に基
づいて所定の符号化を行う。まず、静止画符号化回路4
は、K値が1、2、3、4、5の場合それぞれにおいて
予め決められた符号化を行うが、K=1以外の場合には
階調値(輝度値)の跳躍が生じるような符号化を実行す
る。このような符号化は、K値毎に、入力画像信号と変
換(符号化)するべき階調値とが対応付けられた複数の
ルックアップテーブル(図2に示した内容のものと同様
のもの)によって行われる。K=2、3、4、5それぞ
れの値における符号化では、図14(b)、(c)、
(d)各図の最左欄に示したように連続的に階調値(輝
度値)が変化しておらず特定の階調値(輝度値)が跳躍
している。
【0073】また、動画符号化回路5においても、K値
が1、2、3、4、5の場合それぞれにおいて予め決め
られた符号化を行うが、K=1の場合以外には階調値
(輝度値)に跳躍が生じるような符号化を実行する。更
に、特定の階調値の画像信号に限定した符号化を実行す
る(図14の各図左側に★印を付けた画像信号を使用し
ないよう特定の階調値の信号に限定される。なお、後に
説明する図26においても同様に、★印を付けた画像信
号を使用しないよう特定の階調値の信号に限定され
る。)。このような符号化は、K値毎に、入力画像信号
と変換(符号化)するべき階調値とが対応付けられた複
数のルックアップテーブル(図3に示した内容のものと
同様のもの)によって行われる。
【0074】次に、サブフィールド制御回路8は、K値
が1、2、3、4、5の場合それぞれにおいて、決めら
れた符号化テーブル(ルックアップテーブル)によっ
て、各画素に対応する画像信号を、予め決められた所定
の重み付けを有するここでは5ビットのフィールド情報
に変換する。通常、K値の値に基づいてサブフィールド
制御回路における符号化を切替える場合、図12(a)
から(e)に示すように、基準となる符号化パターン
(ここでは図12(a)に示す時間順に各サブフィール
ドの輝度重みが『1、2、3、6、10』となるパター
ン)における輝度重みにK値を各輝度重みに乗じた輝度
重みに設定した符号化パターンを用いて、該当するK値
を有するフレームにおける各画素の表示を行う。しか
し、これでは、表示する輝度値を大きくすることはでき
ても、表示する階調値のダイナミックレンジを広げるこ
とができない。つまり、図13(a)から(e)に示す
ように、入力画像信号と発光輝度との相関性において、
低階調部分では、入力に対して輝度が大きくなるため
(図中に丸枠201で示した部分)、低階調値部分での
分解能も低下し、ダイナミックレンジも広げることがで
きない。なお、図13において右の図は左の図を拡大し
たものであり同じ内容を示すものである(図15におい
ても同様)。
【0075】これに対して本実施の形態における画像表
示装置では、図14(a)から(e)に示すように、基
準となる符号化パターン(ここでは図14(a)に示す
時間順に各サブフィールドの輝度重みが『1、2、3、
6、10』となるパターン)における輝度重みにおい
て、低輝度の輝度重みにはK値以下の値を乗じた値を輝
度重みに設定し、かつ、高輝度の輝度重みにはK値を超
える値を乗じた値を輝度重みに設定した符号化パターン
を用いて、該当するK値を有するフレームにおける各画
素の表示を行う。
【0076】このような輝度重みに乗じる係数は、輝度
重みの大きさの順序に応じて単調増加となる係数ことが
できる。また、このような輝度重みに乗じる係数は、輝
度重みの大きさの順序に応じて等差的に変化する係数こ
とができる。また、このような輝度重みに乗じる係数
は、輝度重みの大きさの順序に応じて等比的に変化する
係数ことができる。
【0077】特に、よりダイナミックレンジを広げるた
めには、等比的に変化する係数を用いることが効果的で
ある。具体的に、それぞれのK値のときに、輝度重み
『1、2、3、6、10』に乗じる係数は、K=2の場
合;1、1.5、2、1.83、2.3、K=3の場合;
1、2、2.67、1.83、2.83、3.6、K=4の
場合;1、2.5、4、3.83、4.7、K=5の場
合;2、3.5、4.67、4.83、5.8となる。ここ
で、例えば、K=2、K=3の場合には、K値以下の係数
を乗じて算出したサブフィールド群に属するサブフィー
ルドは、前記K値の値のうち取り得る複数の値の中で設
定可能な最小値(係数;1)を乗じた輝度重みに固定し
たサブフィールドを含むものとすることで、低階調部分
での、入力に対する輝度の増加を抑制するようにしてあ
る。また、K値が大きくなるほど、基準となる符号化パ
ターンの輝度重みに乗じる係数の値は最大輝度値を大き
くするために、総じて大きくされている。
【0078】即ち、K値以下の係数を乗じる輝度重みを
持つサブフィールド群とK値を超える係数を乗じる輝度
重みを持つサブフィールド群とから構成される符号化パ
ターンを用いて画像表示が行われる。このように輝度重
み付けを設定することによって、表示する輝度値を大き
くすることはもちろん、表示する階調値のダイナミック
レンジも広げることもできる。つまり、図15(a)か
ら(e)に示すように、入力画像信号と発光輝度との相
関性において、低階調部分での入力に対して輝度が小さ
く維持されており(図中丸枠202で示す部分)、低階
調値部分での分解能を維持すると共に、ダイナミックレ
ンジも広げることができる。
【0079】更に、前記K値が大きな値となるほど、ダ
イナミックレンジを広くとるためには、輝度値が跳躍す
る値を大きくする必要性がある。そこで、高輝度の輝度
重みに乗じる値と、低輝度の輝度重みに乗じる値との比
を、K値がより大きくTVフィールドにおいてはより大
きくする。その結果、輝度重みの昇順に前記サブフィー
ルドを並べ、j番目に小さい輝度重みを持つサブフィー
ルドの輝度重みをWjとしたとき、Wi+W1+W2+・・・
+Wn<Wn+1であるn及び2以上のiが存在するように
K値が大きなTVフィールドでは輝度重みを割り当てる
ことができる。
【0080】上記例で説明すると、W1=1、W2=5、
3=12、W4=23、W5=47の場合、W2+W1
2+・・・+W4(46)<W4+1(47)となるn=4及
びi=2が存在することになる。このように、K値が大
きいTVフィールドでは輝度値の跳躍の度合いを更に大
きくすることで、ダイナミックレンジを効果的に広げる
ことができる。
【0081】なお、上記輝度重みの組み合せに限定され
ず、輝度重みの比の概略値が、「1:2:3」、「1:
2:4」、「1:2:5」、「1:2:6」、「1:
3:7」、「1:4:9」、「2:6:12」、「2:
6:16」のうちいずれか2つ以上を含んだ組み合わせ
を用いれば、輝度値の跳躍を生じさせられるので、ダイ
ナミックレンジを広げることができる。
【0082】更に、上記実施の形態1におけるような誤
差拡散のループを用いて、周辺の画素へ本来表示される
べき階調値と実際に表示される階調値との差分を配分す
る処理を施すことにより、階調の跳躍を補って、良好な
階調表示を行うことができる。 <実施の形態3>図16は、本実施の形態である画像表示
装置の構成を示すブロック図である。
【0083】この図16に示すように、当該画像表示装
置は、実施の形態1にかかる画像表示装置に更に、動き
検出回路6からの動き検出信号に空間変調を施す空間変
調回路15と、空間変調回路15に乱数値を供給する乱
数発生回路16とが付加されたものである。以下、実施
の形態1との相違点について説明する。図17に本実施
の形態における入力画像及び動き検出結果の例を示す。
【0084】図17(a)に示す三角形状の物体203
が図17(b)のように右に移動したとすると、入力画
像信号の前後のTVフィールドから検出した動き部分は
図17(c)黒塗り部分204のようになる。一方、乱
数発生回路16は例えば「−3」から「3」までの乱数
を発生し、その値が空間変調回路15に供給され、空間
変調回路15は発生した乱数に対応する画素だけ図17
(c)の信号の動き検出信号の画素位置を水平方向又は
垂直方向に偏位させ、選択回路の切り替え信号として図
17(d)の黒塗り部分205で表される動き信号を得
る。
【0085】従来、図17(c)に示す動き検出信号を
用いて静止画部分と動画部分とを切り替えて符号化して
いたが、切り替え信号の領域の形状が線状であると、切
り替えに伴う発光パターンも線状に揃う傾向があり、結
果的に切り替えショックが発生していた。これに対し
て、符号化切り替え信号として図17(d)に示すもの
を用いると、その境界部分がランダムな形状となるため
に、このような信号を用いて符号化の切り替えを行った
場合、切り替え境界部分において静止画符号化方法と動
画符号化方法の異なる符号化方法が混在した領域が形成
されることから、符号化が切り替わったことに伴いPD
P10での発光の時間的特徴の変化も揃うがことなくな
り、符号化を切り替えたことが目立ち難くなり、静止画
符号化部分と動画符号化部分との切り替えがスムーズに
行えることになる。
【0086】なお、切り替え信号の境界部分の形状は直
線てなければ上記効果が認められ、上記説明では画素位
置を不規則に偏移させたが、規則的に偏位させるように
しても構わない。また、切り替え信号を画素間隔を最小
単位とする折れ線を主要な要素として含む形状であって
も上記効果を奏する。 <実施の形態4>図18は、本実施の形態である画像表示
装置の構成を示すブロック図である。
【0087】この図18に示すように、当該画像表示装
置は、実施の形態1にかかる画像表示装置に更に、動き
検出回路6からの動き検出信号に振幅変調を施す信号変
調回路17と、信号変調回路17に動画と静止画との境
界部分を示す信号を供給する境界検出回路18とが付加
されたものである。以下、実施の形態1との相違点につ
いて説明する。
【0088】図19に本実施の形態における入力画像及
び動き検出結果の例を示す。図19(a)に示す三角形
状の物体206が図19(b)のように右に移動したと
すると、入力画像信号の前後のTVフィールドから検出
した動き部分は図19(c)黒塗り部分207のように
なる。一方、境界検出回路18は検出した動き検出信号
の値が変化する境界部分を検出し、この信号に基づいて
信号変調回路17により、動き検出信号の境界部分にの
み、信号の振幅方向の変調を行い、選択回路の切り替え
信号として図19(d)の黒塗り部分208の周縁部分
208Aで表される信号を得る。なお、図19(d)で
は、変調信号を、市松模様状に変調されたもので描いて
ある。
【0089】このように動画と静止画との境界部分にお
いて変調された切り替え信号を用いると、上記同様に、
その境界部分がランダムな形状となるために、切り替え
境界部分において静止画符号化方法と動画符号化方法の
異なる符号化方法が混在した領域が形成されることか
ら、このような信号を用いて符号化の切り替えを行った
場合、符号化が切り替わったことに伴いPDP10での
発光の時間的特徴の変化も揃うがことなくなり、符号化
を切り替えたことが目立ち難くなり、静止画符号化部分
と動画符号化部分との切り替えがスムーズに行えること
になる。
【0090】加えて、動画と静止画との境界部分におい
て符号化方法を変調させることから、符号化切り替えシ
ョックが目立つことを抑制しつつ、静止画部分及び動画
部分であることが確実とされる領域では符号化方法を固
定することができ、不要な符号化方法の切り替えを抑え
て信号対雑音比の劣化のない画像表示を行うことができ
る。
【0091】なお、図19には、動き検出信号の境界を
変調する信号は規則的なパターンを図示したが、検出し
た境界部分での変調方法は乱数を用いた方法としても同
様の効果が得られる。 <実施の形態5>図20は、本実施の形態である画像表示
装置の構成を示すブロック図である。
【0092】この図20に示すように、当該画像表示装
置は、前記実施の形態4におけるものと異なるのは、信
号変調回路として加算回路19と乱数発生回路20(な
お、ここでは「1」、「0」、「−1」の乱数値を発生
するものとする。)を設けた点および静止画符号化回路
4と動画符号化回路5の代わりに3つの画像符号化回路
21、22、23を、選択回路7の代わりに3信号入力
を有する選択回路24を設け、また動き検出回路6は画
像の動きの量を3段階に検出する点である。
【0093】画像符号化回路21、22、23それぞれ
は図21(a)〜(c)に示すよう段階的に符号化す
る。すなわち静止画部分では図21(a)に示すように
階調特性を重視して符号化し、動画部分では図21
(b)、(c)に示すような動画擬似輪郭の発生しにく
い階調に限定して符号化する。図21(a)は中間的な
動き部分で行う符号化であり、図21(c)は動きの比
較的大きい部分で行う符号を示している。
【0094】一方、動き検出検出回路6は画像の動きを
同様に3段階に段階的に検出し、さらに動き検出信号が
変化する境界部分を境界検出回路18により求め、この
部分において乱数を乱数発生回路20によって発生して
加算回路19において、動き検出信号の値に乱数値を加
えた値の信号を生成して、これを選択回路23の切り替
え信号とする。
【0095】以上の動作により、静止画部分および動画
部分であることが確実とされる部分では符号化方法を固
定することができ、不要な符号化方法切り替えを抑えて
信号対雑音比の劣化のない画像表示を行うことができる
ほか、静止画領域と動画領域の中間に位置する部分では
中間的な符号化を行って符号化切り替えを段階的に行っ
て切り替えを滑らかに移行させることができる。加えて
符号化切り替えの境界部分では切り替え制御信号が変調
されるので、符号化切り替えショックが目立つことがさ
らに抑制される。
【0096】<実施の形態6>図22は、本実施の形態で
ある画像表示装置の構成を示すブロック図である。この
図22に示すように、当該画像表示装置は、前記境界検
出回路18及び乱数発生回路20(なお、ここでは
「0」又は「1」の乱数を発生するものとする。)を備
え、更に、実施の形態4にかかる画像表示装置の信号変
調回路17に代えて、静止画符号化回路4及び動画符号
化回路5からの出力信号に振幅変調を施す信号変調回路
25及び26が設けられている。
【0097】図23に本実施の形態における入力画像及
び動き検出結果の例を示す。図23(a)に示す三角形
状の物体209が図23(b)のように右に移動したと
すると、入力画像信号の前後のTVフィールドから検出
した動き部分は図23(c)黒塗り部分210のように
なる。一方、境界検出回路18は、動き検出信号が変化
する境界部分を求め、この部分において乱数を乱数発生
回路20によって発生して信号変調回路25及び信号変
調回路26の動作切り替え信号とする。
【0098】そして、信号変調回路25、26にて画像
信号の振幅方向の変調が行われ、動き検出信号を切り替
え信号として信号変調回路25及び信号変調回路26か
らの画像信号が選択回路で選択される。その結果、選択
回路を通った画像信号は、図23(d)の黒塗り部21
1で表される。なお、図23(d)では、画像信号を市
松模様状に変調されたもので描いてある。
【0099】このように動画と静止画との境界部分にお
いて変調された画像信号を用いると、上記同様に、その
境界部分の画像がランダムな形状となるために、切り替
え境界部分において静止画符号化方法と動画符号化方法
の異なる符号化方法が混在した領域が形成されることか
ら、符号化が切り替わったことに伴いPDP10での発
光の時間的特徴の変化も揃うがことなくなり、符号化を
切り替えたことが目立ち難くなり、静止画符号化部分と
動画符号化部分との切り替えがスムーズに行えることに
なる。
【0100】加えて、動画と静止画との境界部分におい
て符号化方法を変調させることから、符号化切り替えシ
ョックが目立つことを抑制しつつ、静止画部分及び動画
部分であることが確実とされる領域では符号化方法を固
定することができ、不要な符号化方法の切り替えを抑え
て信号対雑音比の劣化のない画像表示を行うことができ
る。
【0101】<実施の形態7>図24は、本実施の形態で
ある画像表示装置の構成を示すブロック図である。この
図24に示すように、当該画像表示装置は、実施の形態
3にかかる画像表示装置の空間変調回路15に代えて、
静止画符号化回路4及び動画符号化回路5からの画像信
号に空間変調を施す空間変調回路27及び28が設けら
れている。以下、実施の形態3との相違点について説明
する。
【0102】図25に本実施の形態における入力画像及
び動き検出結果の例を示す。図25(a)に示す三角形
状の物体212が図25(b)のように右に移動したと
すると、入力画像信号の前後のTVフィールドから検出
した動き部分は図25(c)黒塗り部分213のように
なる。一方、乱数発生回路16は例えば「−3」から
「3」までの乱数を発生し、その値が空間変調回路26
及び28に供給され、空間変調回路27及び28は発生
した乱数に対応する画素だけ図25(c)の動画部分の
画像信号の画素位置を水平方向又は垂直方向に偏位し、
動き検出回路からの信号を切り替え信号としてこの空間
変調された信号が選択回路で選択され、動画部分では図
25(d)の黒塗り部分214で表される画像信号を得
る。
【0103】このように動画と静止画との境界部分にお
いて変調された画像信号を用いると、上記同様に、その
境界部分の画像がランダムな形状となるために、切り替
え境界部分において静止画符号化方法と動画符号化方法
の異なる符号化方法が混在した領域が形成されることか
ら、符号化が切り替わったことに伴いPDP10での発
光の時間的特徴の変化も揃うがことなくなり、符号化を
切り替えたことが目立ち難くなり、静止画符号化部分と
動画符号化部分との切り替えがスムーズに行えることに
なる。
【0104】加えて、動画と静止画との境界部分におい
て符号化方法を変調させることから、符号化切り替えシ
ョックが目立つことを抑制しつつ、静止画部分及び動画
部分であることが確実とされる領域では符号化方法を固
定することができ、不要な符号化方法の切り替えを抑え
て信号対雑音比の劣化のない画像表示を行うことができ
る。
【0105】なお、上記実施の形態3から7において、
特に、符号化切り替えのショックが目立ちやすい画像部
分として入力画像信号の階調値の変化が全くない若しく
はそれが少ない非エッジ部分に限定して、この部分での
符号化切り替え方法を線状とならないようにすれば、画
像の非エッジ部分の目立ちやすい符号化切り替えショッ
クを抑制したうえで、画像のエッジ部分においては速や
かに符号化方法を切り替えることが可能になるために、
画像全体の平均的な信号対雑音比を劣化させることなく
各領域毎に適した符号化を行うことができるのでより望
ましい。
【0106】また、実施の形態2と上記実施の形態3か
ら7とを組み合せることも可能である。なお、上記実施
の形態2では、表示階調倍率設定回路14で求める、基
準となる階調値に対する、これから表示しようとする1
フレーム(1TVフィールド)の画像の最大階調値の倍
率「K値」は、全て正数の場合について説明したけれど
も、正数に限定されるものではなく、小数であってもよ
い。 図26にK=2.5の場合の符号化パターン及び入
力画像信号と発光輝度との相関性を表す特性図を示す。
【0107】図26(a)に示すように、基準となる符
号化パターン(ここでは図14(a)に示す時間順に各
サブフィールドの輝度重みが『1、2、3、6、10』
となるパターン)における輝度重みにおいて、低輝度の
輝度重みにはK値以下の値を乗じた値を輝度重みに設定
し、かつ、高輝度の輝度重みにはK値を超える値を乗じ
た値を輝度重みに設定した符号化パターンを用いて、該
当するK値を有するフレームにおける各画素の表示を行
う。
【0108】具体的に、輝度重み『1、2、3、6、1
0』に乗じる係数は、1、1.5、2.33、2.5、2.
9となる。このように輝度重み付けを設定することによ
って、表示する輝度値を大きくすることはもちろん、表
示する階調値のダイナミックレンジも広げることもでき
る。つまり、図26(b)及び(c)に示すように、入
力画像信号と発光輝度との相関性において、低階調部分
での、入力に対して輝度が小さく維持されているため、
低階調値部分での分解能を維持すると共に、ダイナミッ
クレンジも広げることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は、1
TVフィールドを、それぞれ輝度重みを持った複数のサ
ブフィールドを時間順に配列したもので構成し、所望の
サブフィールドをオンして1TVフィールドの画像を多
階調表示する画像表示装置であって、輝度重みがその次
に大きい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みの1
/2未満とされたサブフィールドを含むことを特徴とす
る。
【0110】また、1TVフィールドを、それぞれ輝度
重みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列した
もので構成し、所望のサブフィールドをオンして1TV
フィールドの画像を多階調表示する画像表示装置であっ
て、輝度重みの昇順に前記サブフィールドを並べ、i番
目に小さい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みを
iとしたとき、W1+W1+W2+・・・+Wn<Wn+1であ
るnが存在するように輝度重みが割り当てられているこ
とを特徴とする。
【0111】これらによって、選択可能なすべての輝度
値(階調値)組み合わせを輝度値(階調値)順に並べ換
えた場合、輝度(階調)が跳躍する部分を生じさせるこ
とができ、これによって最小輝度値と表現可能な最大輝
度値との比を従来に比較して大きくとることが可能とな
るので、ダイナミックレンジの広い画像表示を実現する
ことができる。
【0112】更に、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、所望のサブフィールドをオン
して1TVフィールドの画像を多階調表示する画像表示
装置であって、輝度重みの昇順に前記サブフィールドを
並べ、j番目に小さい輝度重みを持つサブフィールドの
輝度重みをWjとしたとき、Wi+W1+W2+・・・+Wn
n+1であるn及び2以上のiが存在するように輝度重
みが割り当てられていることを特徴とする。
【0113】これによって、選択可能なすべての輝度値
(階調値)組み合わせを輝度値(階調値)順に並べ換え
た場合、輝度(階調)が跳躍する部分を生じさせること
ができ、これによって最小輝度値と表現可能な最大輝度
値との比を従来に比較して大きくとることが可能となる
ので、ダイナミックレンジの広い画像表示を実現するこ
とができる。更にこれによって、輝度値の跳躍幅を入力
画像信号の階調値に応じて制御することができ、例えば
高輝度値ほど輝度値の跳躍幅を許容して、更に、表示可
能な最大輝度値を大きく設定することができる。
【0114】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、所望のサブフィールドをオン
して1TVフィールドの画像を多階調表示するととも
に、表示最大輝度を入力画像信号の特性に応じて制御す
るよう構成された画像表示装置であって、所定の輝度重
みの組み合わせにより構成された複数のサブフィールド
からなるTVフィールドを基準TVフィールドとし、前
記基準TVフィールドを表示するときに用いられる符号
化パターンにおける全サブフィールドの輝度重みの和に
対する、現在表示しようとする表示TVフィールドの表
示に用いられる符号化パターンにおける全サブフィール
ドの輝度重みの和の比をKとしたときに、当該表示TV
フィールドの表示に用いられる符号化パターンは、前記
基準TVフィールドにおける所定のサブフィールドの輝
度重みにK以下の係数を乗じて算出した輝度重みを持つ
サブフィールドと、前記基準TVフィールドにおける所
定のサブフィールドの輝度重みにKを超える係数を乗じ
て算出した輝度重みを持つサブフィールドとを含むこと
を特徴とする。
【0115】これにより、画像の最大階調値や高階調領
域の分布程度に応じて表示可能な最大輝度値を制御しよ
うとする場合、表示可能な最小輝度値を常に小さく保
ち、かつ表示可能な最大輝度値は必要に応じて制御する
ことができる。一般に、比較的明るい部分を含むような
画像では、必要以上に表示可能な最大輝度値を高くする
と、プラズマディスプレイパネルのような発光輝度と消
費電力が高い相関を有する表示デバイスでは全体として
消費電力が増大してしまう恐れがあるために、画像の内
容に応じて表示可能な最大輝度値を制御することが望ま
しい。このような制御を行う場合、特に表示可能な最大
輝度値を大きくしても、例えば、輝度重みの小さいサブ
フィールドは常に比較的小さい値を保つようにし、一
方、輝度重みの比較的大きなサブフィールドは所望の表
示可能な最大輝度値に合わせてその輝度重みを変化させ
るようにするので、最小輝度値と最大輝度値との比を大
きくとることができ、最大輝度値を大きく表示させても
画像の黒レベルに近い部分が浮き上がることなく、コン
トラスト感を損なうことがない。
【0116】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施し、所望の1TVフィー
ルドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、前
記符号化の際に、前記符号化方法の切替境界部分におけ
る画像信号が所定の特徴を有する部分では、複数の符号
化方法が混在した領域を含むよう符号化されることを特
徴とする。
【0117】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施して、所望の1TVフィ
ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、
前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
符号化方法を切り替える信号を画素方向に不規則に偏移
させることを特徴とする。
【0118】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施して、所望の1TVフィ
ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、
前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
符号化方法を切り替える信号を画素方向に規則的に偏移
させたことを特徴とする。
【0119】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施して、所望の1TVフィ
ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、
前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
符号化方法を切り替える信号の切替境界部分での形状
を、画素間隔を最小単位とする折れ線を主要な要素とし
て含む形状とされることを特徴とする。
【0120】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施して、所望の1TVフィ
ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、
前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
における画像信号に、少なくとも画素間隔を周期とする
変調信号を印加することを特徴とする。
【0121】また、本発明は、1TVフィールドを、そ
れぞれ輝度重みを持った複数のサブフィールドを時間順
に配列したもので構成し、当該サブフィールドを組み合
わせて表現可能な階調値の中から入力画像信号の動き量
に応じて異なる輝度重みの組み合わせを用いることで動
き量に応じた異なる符号化を施して、所望の1TVフィ
ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、
前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
における画像信号に、表示位置を偏移させる変調を施す
ことを特徴とする。
【0122】これらにより符号化方法が切り替えられた
画像部分での切り替えショックが発生してもこの発生位
置を分散させることができるので、動画擬似輪郭を抑制
しつつ、切り替えショックの低減を図ることもできる。
このことは、例えば画像の符号化処理を静止画部分と動
画部分とでそれぞれ異なった処理を行う際に、互いの符
号化方法切り替えへの移行がスムーズに行えることを意
味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】静止画符号化回路における入力画像信号と変換
する画像信号との対応を示す図である。
【図3】動画符号化回路における入力画像信号と変換す
る画像信号との対応を示す図である。
【図4】動き検出回路の構成を示すブロック図である。
【図5】サブフィールド制御回路の構成を示すブロック
図である。
【図6】入力画像信号とサブフィールド情報との対応を
示す図である。
【図7】サブフィールド制御回路におけるフレームメモ
リの構成を示す図である。
【図8】表示制御回路の構成を示すブロック図である。
【図9】PDPの作動方式を示す図である。
【図10】(a)、(b)、(c)は、入力画像信号の
値と発光輝度との相関性を示した特性図及び図表であ
る。
【図11】実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図12】(a)から(e)は、各K値の値に基づいて
サブフィールド制御回路における符号化を切替えるとき
の態様を示した図表である(従来のもの)。
【図13】(a)から(e)に示すように、入力画像信
号と発光輝度との相関性を示した特性図である(従来の
もの)
【図14】(a)から(e)は、各K値の値に基づいて
サブフィールド制御回路における符号化を切替えるとき
の態様を示した図である(本発明のもの)。
【図15】(a)から(e)に示すように、入力画像信
号と発光輝度との相関性を示した特性図である(本発明
のもの)
【図16】実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図17】入力画像及び動き検出結果の例を示す。
【図18】実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図19】入力画像及び動き検出結果の例を示す。
【図20】実施の形態5に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図21】各画像符号化回路における符号化の態様を示
す図である。
【図22】実施の形態6に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図23】入力画像及び動き検出結果の例を示す。
【図24】実施の形態7に係る画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図25】入力画像及び動き検出結果の例を示す。
【図26】K=2.5の場合の符号化パターン及び入力画
像信号と発光輝度との相関性を表す特性図を示す。
【符号の説明】
1 入力画像信号 2 逆ガンマ補正回路 3 加算回路 4 静止画符号化回路 5 動画符号化回路 6 動き検出回路 7 選択回路 8 サブフィールド制御回路 9 表示制御回路 10 AC型プラズマディスプレイパネル 11 差分回路 12 係数回路群 13 遅延回路群 14 表示階調倍率設定回路 15 空間変調回路 16 乱数発生回路 17 信号変調回路 18 境界検出回路 19 加算回路 20 乱数発生回路 21、22、23 画像符号化回路 24選択回路 25、26 信号変調回路 27、28 空間変調回路 81 サブフィールド変換回路 82 書き込みアドレス制御回路 83A、83B フレームメモリ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重み
    を持った複数のサブフィールドを時間順に配列したもの
    で構成し、所望のサブフィールドをオンして1TVフィ
    ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、 輝度重みがその次に大きい輝度重みを持つサブフィール
    ドの輝度重みの1/2未満とされたサブフィールドを含
    むことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重み
    を持った複数のサブフィールドを時間順に配列したもの
    で構成し、所望のサブフィールドをオンして1TVフィ
    ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、 輝度重みの昇順に前記サブフィールドを並べ、i番目に
    小さい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みをWi
    としたとき、W1+W1+W2+・・・+Wn<Wn+1であるn
    が存在するように輝度重みが割り当てられていることを
    特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重み
    を持った複数のサブフィールドを時間順に配列したもの
    で構成し、所望のサブフィールドをオンして1TVフィ
    ールドの画像を多階調表示する画像表示装置であって、 輝度重みの昇順に前記サブフィールドを並べ、j番目に
    小さい輝度重みを持つサブフィールドの輝度重みをWj
    としたとき、Wi+W1+W2+・・・+Wn<Wn+1であるn
    及び2以上のiが存在するように輝度重みが割り当てら
    れていることを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重み
    を持った複数のサブフィールドを時間順に配列したもの
    で構成し、所望のサブフィールドをオンして1TVフィ
    ールドの画像を多階調表示するとともに、表示最大輝度
    を入力画像信号の特性に応じて制御するよう構成された
    画像表示装置であって、 所定の輝度重みの組み合わせにより構成された複数のサ
    ブフィールドからなるTVフィールドを基準TVフィー
    ルドとし、前記基準TVフィールドを表示するときに用
    いられる符号化パターンにおける全サブフィールドの輝
    度重みの和に対する、現在表示しようとする表示TVフ
    ィールドの表示に用いられる符号化パターンにおける全
    サブフィールドの輝度重みの和の比をKとしたときに、
    当該表示TVフィールドの表示に用いられる符号化パタ
    ーンは、前記基準TVフィールドにおける所定のサブフ
    ィールドの輝度重みにK以下の係数を乗じて算出した輝
    度重みを持つサブフィールドと、前記基準TVフィール
    ドにおける所定のサブフィールドの輝度重みにKを超え
    る係数を乗じて算出した輝度重みを持つサブフィールド
    とを含むことを特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記K以下の係数及びKを超える係数
    は、前記基準TVフィールドにおける各サブフィールド
    の輝度重みの大きさの順序で規定される規則に基づいて
    設定した係数であることを特徴とする請求項4に記載の
    画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記度重みの大きさの順序で規定される
    規則に基づいて設定した係数は、前記輝度重みの大きさ
    の順序に応じて単調増加となる係数とすることを特徴と
    する請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記輝度重みの大きさの順序で規定され
    る規則に基づいて設定した係数は、前記輝度重みの大き
    さの順序に応じて等差的な係数とすることを特徴とする
    請求項5に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記輝度重みの大きさの順序で規定され
    る規則に基づいて設定した係数は、前記輝度重みの大き
    さの順序に応じて等比的な係数とすることを特徴とする
    請求項5に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 K以下の係数を乗じて算出した輝度重み
    を持つサブフィールドは、前記Kの値のうち取り得る複
    数の値の中で設定可能な最小値を乗じた輝度重みに固定
    したサブフィールドを含むことを特徴とする請求項4乃
    至5の何れかに記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 サブフィールドの輝度重みが小さい順
    に選択した3つのサブフィールドの輝度重みの比の概略
    値が、「1:2:3」、「1:2:4」、「1:2:
    5」、「1:2:6」、「1:3:7」、「1:4:
    9」、「2:6:12」、「2:6:16」のうちいず
    れか2つ以上を含んで、所望の入力画像信号の特性に応
    じて決定される符号化パターンのうち少なくとも2つに
    おけるサブフィールドの輝度重みが構成されていること
    を特徴とする請求項4乃至9の何れかに記載の画像表示
    装置。
  11. 【請求項11】 全サブフィールドの輝度重みの和をS
    としたとき、「0」以上「S」以下の値「R」に相当す
    る階調表示を各サブフィールドから選択して行う際に、
    前記選択した各サブフィールドの輝度重みの和が値
    「R」にもっとも近い輝度重みの和となるようなサブフ
    ィールドの組み合わせを選択して階調表示することを特
    徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の画像表示装
    置。
  12. 【請求項12】 画像の動き量又は前記画像の動きの近
    似値によって、選択する輝度重みの組み合わせを制御す
    ることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の
    画像表示装置。
  13. 【請求項13】 画像の動き量又は前記画像の動き量の
    近似値が大きい部分では、入力画像信号の階調レベル増
    加と輝度重み配置パターンの時間的分布が単調増加の相
    関を有する符号化に限定されていることを特徴とする請
    求項12に記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施し、所望の1TVフィールドの画像を
    多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切替境界部分にお
    ける画像信号が所定の特徴を有する部分では、複数の符
    号化方法が混在した領域を含むよう符号化されることを
    特徴とする画像表示装置。
  15. 【請求項15】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施して、所望の1TVフィールドの画像
    を多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
    における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
    符号化方法を切り替える信号を画素方向に不規則に偏移
    させることを特徴とする画像表示装置。
  16. 【請求項16】 1 TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施して、所望の1TVフィールドの画像
    を多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
    における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
    符号化方法を切り替える信号を画素方向に規則的に偏移
    させることを特徴とする画像表示装置。
  17. 【請求項17】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施して、所望の1TVフィールドの画像
    を多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
    における画像信号が所定の特徴を有する部分では、前記
    符号化方法を切り替える信号の切替境界部分での形状
    を、画素間隔を最小単位とする折れ線を主要な要素とし
    て含む形状とされることを特徴とする画像表示装置。
  18. 【請求項18】 画素間隔を最小単位とする折れ線を主
    要な要素として含む形状は、市松模様状の形状であるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置。
  19. 【請求項19】 画素間隔を最小単位とする折れ線を主
    要な要素として含む形状は、画素間隔を最小単位とする
    折れ線をランダムに組み合わせた形状であることを特徴
    とする請求項17に記載の画像表示装置。
  20. 【請求項20】 画像信号が所定の特徴を有する前記部
    分の所定の画像部分は、前記画像信号の非エッジ部であ
    ることを特徴とする請求の範囲14乃至17の何れかに
    記載の画像表示装置。
  21. 【請求項21】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施して、所望の1TVフィールドの画像
    を多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
    における画像信号に、少なくとも画素間隔を周期とする
    変調信号を印加することを特徴とする画像表示装置。
  22. 【請求項22】 1TVフィールドを、それぞれ輝度重
    みを持った複数のサブフィールドを時間順に配列したも
    ので構成し、当該サブフィールドを組み合わせて表現可
    能な階調値の中から入力画像信号の動き量に応じて異な
    る輝度重みの組み合わせを用いることで動き量に応じた
    異なる符号化を施して、所望の1TVフィールドの画像
    を多階調表示する画像表示装置であって、 前記符号化の際に、前記符号化方法の切り替え境界部分
    における画像信号に、表示位置を偏移させる変調を施す
    ことを特徴とする画像表示装置。
JP2000109869A 1999-04-12 2000-04-11 画像表示装置 Expired - Fee Related JP3457251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000109869A JP3457251B2 (ja) 1999-04-12 2000-04-11 画像表示装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10359099 1999-04-12
JP11-103590 1999-04-12
JP11-135290 1999-05-17
JP13529099 1999-05-17
JP2000109869A JP3457251B2 (ja) 1999-04-12 2000-04-11 画像表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002176309A Division JP4759209B2 (ja) 1999-04-12 2002-06-17 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001034229A true JP2001034229A (ja) 2001-02-09
JP3457251B2 JP3457251B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=27310027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000109869A Expired - Fee Related JP3457251B2 (ja) 1999-04-12 2000-04-11 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457251B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004341356A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Nec Plasma Display Corp 信号処理方法、画像表示方法、及び画像表示装置
WO2005079059A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像補正方法および画像補正装置
JP2005267622A (ja) * 2004-02-18 2005-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像補正方法および画像補正装置
JP2005531799A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 トムソン ライセンシング ダイナミック偽輪郭効果の補償を改善したビデオ画像の処理方法およびビデオ画像の処理装置
WO2006041151A1 (ja) * 2004-10-15 2006-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像表示方法および画像表示装置
WO2007018135A1 (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像表示方法
WO2007029762A1 (ja) * 2005-09-07 2007-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号処理装置および映像信号処理方法
JP2008504581A (ja) * 2004-07-01 2008-02-14 トムソン ライセンシング テクスチャーベースの符号化のための方法および装置
CN100403370C (zh) * 2006-01-18 2008-07-16 四川世纪双虹显示器件有限公司 一种彩色等离子显示器拟和多项式灰度处理方法
JP2008197430A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置の駆動方法
US7423661B2 (en) 2003-05-19 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
US7425936B2 (en) 2003-10-16 2008-09-16 Samsung Sdi Co., Ltd. Driving apparatus for plasma display panel and a gray level expressing method thereof
WO2010067601A1 (ja) * 2008-12-11 2010-06-17 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置の駆動方法
JP2015503126A (ja) * 2011-12-14 2015-01-29 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 静止画像電力管理
JP2018112728A (ja) * 2017-01-08 2018-07-19 キヤノン株式会社 液晶駆動装置、画像表示装置、液晶駆動方法および液晶駆動プログラム
US10475402B2 (en) 2017-01-08 2019-11-12 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal driving apparatus, image display apparatus, liquid crystal driving method, and liquid crystal driving program

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531799A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 トムソン ライセンシング ダイナミック偽輪郭効果の補償を改善したビデオ画像の処理方法およびビデオ画像の処理装置
JP2004341356A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Nec Plasma Display Corp 信号処理方法、画像表示方法、及び画像表示装置
US7423661B2 (en) 2003-05-19 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
US7425936B2 (en) 2003-10-16 2008-09-16 Samsung Sdi Co., Ltd. Driving apparatus for plasma display panel and a gray level expressing method thereof
WO2005079059A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像補正方法および画像補正装置
JP2005267622A (ja) * 2004-02-18 2005-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像補正方法および画像補正装置
CN100450147C (zh) * 2004-02-18 2009-01-07 松下电器产业株式会社 图像修正方法和图像修正装置
US7418152B2 (en) 2004-02-18 2008-08-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and device of image correction
KR100726142B1 (ko) * 2004-02-18 2007-06-13 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 화상 보정 방법 및 화상 보정 장치
JP2008504581A (ja) * 2004-07-01 2008-02-14 トムソン ライセンシング テクスチャーベースの符号化のための方法および装置
WO2006041151A1 (ja) * 2004-10-15 2006-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像表示方法および画像表示装置
US8259138B2 (en) 2004-10-15 2012-09-04 Panasonic Corporation Image display method and image display device
KR100861843B1 (ko) * 2004-10-15 2008-10-07 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 화상 표시 방법 및 화상 표시 장치
JP4604906B2 (ja) * 2005-08-05 2011-01-05 パナソニック株式会社 画像表示方法
US7750871B2 (en) 2005-08-05 2010-07-06 Panasonic Corporation Image display method
JP2007041474A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示方法
WO2007018135A1 (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 画像表示方法
JP2007072147A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理装置および映像信号処理方法
WO2007029762A1 (ja) * 2005-09-07 2007-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号処理装置および映像信号処理方法
US8228316B2 (en) 2005-09-07 2012-07-24 Panasonic Corporation Video signal processing apparatus and video signal processing method
KR100850616B1 (ko) * 2005-09-07 2008-08-05 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 영상 신호 처리 장치 및 영상 신호 처리 방법
CN100403370C (zh) * 2006-01-18 2008-07-16 四川世纪双虹显示器件有限公司 一种彩色等离子显示器拟和多项式灰度处理方法
JP2008197430A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置の駆動方法
KR101062573B1 (ko) 2008-12-11 2011-09-06 파나소닉 주식회사 플라즈마 디스플레이 장치의 구동 방법
CN101960507A (zh) * 2008-12-11 2011-01-26 松下电器产业株式会社 等离子体显示装置的驱动方法
JP2010139689A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Panasonic Corp プラズマディスプレイ装置の駆動方法
WO2010067601A1 (ja) * 2008-12-11 2010-06-17 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置の駆動方法
US8400373B2 (en) 2008-12-11 2013-03-19 Panasonic Corporation Driving method of plasma display device
JP2015503126A (ja) * 2011-12-14 2015-01-29 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 静止画像電力管理
US10082860B2 (en) 2011-12-14 2018-09-25 Qualcomm Incorporated Static image power management
JP2018112728A (ja) * 2017-01-08 2018-07-19 キヤノン株式会社 液晶駆動装置、画像表示装置、液晶駆動方法および液晶駆動プログラム
US10475402B2 (en) 2017-01-08 2019-11-12 Canon Kabushiki Kaisha Liquid crystal driving apparatus, image display apparatus, liquid crystal driving method, and liquid crystal driving program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3457251B2 (ja) 2003-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7071902B1 (en) Image display
KR100473514B1 (ko) 서브프레임을 이용하여 그레이 스케일 디스플레이를실행하는 장치 및 방법
JP3365630B2 (ja) ディスプレイ駆動方法及び装置
WO2002005253A1 (fr) Procede et dispositif d&#39;affichage
JP3457251B2 (ja) 画像表示装置
JP2001042818A (ja) プラズマディスプレイの表示方法
JP2002023692A (ja) 表示装置および表示方法
JP2002082647A (ja) 表示装置および表示方法
JPH11109916A (ja) カラー画像表示装置
JP2002182606A (ja) 表示装置および表示方法
JP4203665B2 (ja) 画像表示方法および画像表示装置
JP2000347616A (ja) 表示装置および表示方法
JP4325171B2 (ja) 画像表示装置
JPH10319903A (ja) 多階調画像表示装置
JPH09258688A (ja) ディスプレイ装置
JP4759209B2 (ja) 画像表示装置
JP4100122B2 (ja) 画像表示装置
JP2000148068A (ja) マトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法
KR20050116074A (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
WO2005066925A1 (ja) 画像表示装置
JPH09127910A (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP2002351390A (ja) 表示装置及び階調表示方法
JPH10171402A (ja) 映像信号の階調表示方法及びこれを用いた表示装置
JP2003177696A (ja) 表示装置および表示方法
JPH10319904A (ja) 多階調画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees