JPH11116172A - 車椅子踏段付エスカレーター - Google Patents

車椅子踏段付エスカレーター

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Publication number
JPH11116172A
JPH11116172A JP28365297A JP28365297A JPH11116172A JP H11116172 A JPH11116172 A JP H11116172A JP 28365297 A JP28365297 A JP 28365297A JP 28365297 A JP28365297 A JP 28365297A JP H11116172 A JPH11116172 A JP H11116172A
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JP
Japan
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wheelchair
main frame
escalator
ascending
steps
Prior art date
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Pending
Application number
JP28365297A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Yoshikawa
達也 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常エスカレーターにおける乗降口近くの各
踏段の水平移動区間に対応した長さの主枠によって構成
でき、かつ支障なく車椅子積載面が形成される車椅子踏
段付エスカレーターを得る。 【解決手段】 第一車椅子用踏段15に主枠の下端2側
へ変位する連結腕17を設け、また上昇変位して連結腕
17に支持される上昇踏み板19を第二車椅子用踏段1
8に設ける。そして、踏段の漸増傾斜移動区間又は漸減
傾斜移動区間に、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子
用踏段18が対向して車椅子積載面23を形成し、また
上昇踏み板19が規制手段33により対向部に対し所定
小間隔で昇降する。このため、主枠端部の標準水平移動
区間で車椅子が乗降でき、主枠を延長せずに設置でき、
また上昇踏み板19の昇降時の障害発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の踏段が連
結された搬送帯が設けられて、この搬送帯に要時に複数
が連結されて車椅子積載面を形成する車椅子用踏段が配
置された車椅子踏段付エスカレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】図24〜図27は、例えば特開平7−3
30273号公報に示された従来の車椅子踏段付エスカ
レーターを示す図で、図24は概念的側面図、図25は
車椅子搬送の第一状況を説明する図24の下端側乗降口
箇所の拡大図、図26は車椅子搬送の第二状況を説明す
る図24の下端側乗降口箇所の拡大図、図27は車椅子
搬送の第三状況を説明する図24の下端側乗降口箇所の
拡大図である。
【0003】図において、1は傾斜して配置されたエス
カレーターの主枠、2は主枠1の下端、3は主枠1の上
端、4は主枠1の下端2及び上端3にそれぞれ形成され
た乗降口、5は乗降口4に設けられて主枠1中間部側に
配置された櫛、6は多数の踏段7が無端状に連結されて
主枠1を循環移動する搬送帯である。
【0004】8は主枠1内に設けられて下端2寄り及び
上端3寄りにそれぞれ配置された作動機構で、ラックと
ピニオンからなり電動機によって駆動される昇降機構9
及び主枠1の長手と平行に配置されたローラチェン10
からなる係合機構11によって構成されている。
【0005】12は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置された傾斜車椅子用踏段で、要時に上昇した作
動機構8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動に
よって駆動される傾斜機構13の変位により傾斜する傾
斜踏み板14が設けられている。
【0006】15は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置されて傾斜車椅子用踏段12の主枠1の下端2
側に配置された第一車椅子用踏段で、要時に上昇した作
動機構8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動に
よって駆動される進退機構16によって主枠1の下端側
へ突出変位する連結腕17が設けられている。
【0007】18は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置されて第一車椅子用踏段15の主枠1の下端2
側に配置された第二車椅子用踏段で、突出した第一車椅
子用踏段15の連結腕17に支持されて第一車椅子用踏
段15の傾斜移動により、第二車椅子用踏段18の基部
から上昇して第一車椅子用踏段15の踏み板面位置に支
持される上昇踏み板19が設けられている。
【0008】20は第二車椅子用踏段18の主枠1下端
2側に設けられた車止め片で、要時に上昇した作動機構
8の係合機構11に係合して、搬送帯6の移動によって
駆動される変位機構21によって上方に突出変位する。
22は車椅子で、主として第一車椅子用踏段15及び第
二車椅子用踏段18によって形成された車椅子積載面2
3に搭載されて搬送される。
【0009】従来の車椅子踏段付エスカレーターは上記
のように構成されて、通常時には、作動機構8の昇降機
構9が下降位置に、傾斜車椅子用踏段12の傾斜踏み板
14は水平位置に、第一車椅子用踏段15の連結腕17
は引退位置に、また第二車椅子用踏段18の上昇踏み板
19及び車止め片20は下降位置にそれぞれ配置され
る。
【0010】この状態で搬送帯6が主枠1内を循環運転
されて踏段7、傾斜車椅子用踏段12、第一車椅子用踏
段15及び第二車椅子用踏段18により一般乗客が搬送
される。なお、搬送帯6の循環運転により第一車椅子用
踏段15等の全部の踏段は、上昇運転の場合に下端2側
の乗降口4から水平移動し、次いで傾斜角度が漸増する
漸増傾斜移動する。
【0011】次いで、一定傾斜角度による一定傾斜移動
して上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角度が漸減する
漸減傾斜移動する。その後に上端3側の乗降口4へ水平
移動して循環移動する。なお、下降運転のときには全部
の踏段が前述の上昇運転の場合とは逆の順序で循環移動
する。
【0012】そして、車椅子22を上昇搬送する場合、
すなわち車椅子22を下端2側の乗降口4から上端3側
の乗降口4へ搬送するときには、車椅子踏段付エスカレ
ーターの車椅子運転スイッチ(図示しない)により車椅
子運転に切り換えられる。これによって、作動機構8の
昇降機構9が付勢されて係合機構11が上昇位置に配置
される。次いで、搬送帯6が上昇運転される。
【0013】そして、傾斜車椅子用踏段12が下端2側
の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、
上昇した作動機構8の係合機構11に傾斜機構13が係
合して駆動される。これによって、傾斜踏み板14が変
位して図25に示すように傾斜する。
【0014】また、第一車椅子用踏段15が下端2側の
乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、上
昇した作動機構8の係合機構11に進退機構16が係合
して駆動される。これによって、連結腕17が主枠1の
下端側へ突出変位して図25に示すように上昇踏み板1
9を支持する。この状態、すなわち図25に示す状態で
下端2側の乗降口4から車椅子22が第一車椅子用踏段
15及び第二車椅子用踏段18によって形成された車椅
子積載面23に搭載される。
【0015】そして、第二車椅子用踏段18が下端2側
の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することより、
上昇した作動機構8の係合機構11に変位機構21が係
合して駆動される。これによって、車止め片20が上方
に突出変位して図26に示すように第二車椅子用踏段1
8の踏み板面から突出する。これによって車椅子積載面
23からの車椅子22の主枠1下端2側方向への移動が
阻止される。
【0016】そして、図26に示す状態で、搬送帯6が
上昇運転されると第一車椅子用踏段15が漸増傾斜移動
及び一定傾斜移動する。これらの傾斜移動時にも第二車
椅子用踏段18の上昇踏み板19が第一車椅子用踏段1
5の連結腕17に支持されているので車椅子積載面23
が維持される。そして、図27に示す状態で車椅子22
が上昇搬送される。
【0017】次いで、搬送帯6が移動して傾斜車椅子用
踏段12等が上端3側の乗降口4の水平移動箇所近くに
おいて、主枠1上端3側における作動機構8の係合機構
11と傾斜機構13との係合を介して、傾斜車椅子用踏
段12の傾斜踏み板14が水平位置に復帰される。ま
た、係合機構11と進退機構16の係合を介して第一車
椅子用踏段15の連結腕17は引退位置に配置されて上
昇踏み板19の支持が解除される。
【0018】この状態で搬送帯6が停止して、車椅子2
2が車椅子積載面23から主枠1上端3側の乗降口4に
降り立つ。次いで、作動機構8の係合機構11と変位機
構21の係合を介して第一車椅子用踏段15の車止め片
20が下降位置に配置される。その後に、昇降機構9が
付勢され作動機構8が下降位置に配置される。これによ
り、車椅子踏段付エスカレーターが通常運転に復帰する
ようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
椅子踏段付エスカレーターにおいて、車椅子踏段付エス
カレーターを停止させることなく車椅子22を搭載でき
るように、車椅子積載面23が形成される。このため、
傾斜車椅子用踏段12、第一車椅子用踏段15及び第二
車椅子用踏段18が主枠1端部の乗降口4寄りに配置さ
れた作動機構8の上を通過している間に、作動機構8と
の係合を介してそれぞれ動作して車椅子積載面23を形
成するように構成されている。
【0020】したがって、主枠1端部寄りに通常のエス
カレーターよりも長い各踏段の水平移動区間が必要とな
るので、主枠1の全長が長くなり主枠1の両端を支持す
る建築梁の間隔も増大する。このため、車椅子踏段付エ
スカレーターの設置が制約されるという問題点があっ
た。また、既設の通常エスカレーターを車椅子踏段付エ
スカレーターに改造する工事も制約を受けることにな
る。
【0021】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、通常エスカレーターにおける乗
降口近くの各踏段の水平移動区間に対応した長さの主枠
によって構成でき、かつ支障なく車椅子積載面が形成さ
れる車椅子踏段付エスカレーターを得ることを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車椅子
踏段付エスカレーターにおいては、多数の踏段が無端状
に連結されて主枠を循環移動する搬送帯と、主枠の下端
側へ変位する連結腕が設けられて踏段の相互間に配置さ
れた第一車椅子用踏段と、踏段の相互間に配置されて第
一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置され、上昇変位す
る上昇踏み板が設けられて上昇変位した上昇踏み板が突
出変位した第一車椅子用踏段の連結腕に支持されて第一
車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成す
る第二車椅子用踏段と、主枠端部における上昇踏み板の
昇降動作を、上昇踏み板及び第一車椅子用踏段との対向
部の間に少ない所定空隙を形成する所定経路に規制する
規制手段とが設けられる。
【0023】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、規制手段が、一方が第二車椅子
用踏段の基部に装着され、他方が上昇踏み板に装着され
て上記一方に係合した案内機構によって構成される。
【0024】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、案内機構が、上昇踏み板及び第
二車椅子用踏段の基部の両者の一方に装着されて上下方
向に延長された案内溝を有する案内体と、上記両者の他
方に装着されて案内体の案内溝に移動自在に係合された
案内ピンとによって構成される。
【0025】また、この発明に係わる車椅子踏段付エス
カレーターにおいては、規制手段が主枠の端部寄りに設
けられ、対向位置に停止した第二車椅子用踏段の上昇踏
み板を主枠端部寄りに傾斜した方向に上昇させる直線運
動機構により構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図13は、この発明の実施の形態
の一例を示す図で、図1は車椅子踏段付エスカレーター
の概念的側面図、図2は図1の車椅子踏段付エスカレー
ターにおける車椅子搬送状況を示す図1の要部拡大図、
図3は図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠下端部
における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠下端部箇
所の拡大図、図4は図3の次の第二状況を説明する図、
図5は図4の次の第三状況を説明する図、図6は図5の
A−A線側面図、図7は図5の次の第四状況を説明する
図である。
【0027】また、図8は図7の次の第五状況を説明す
る図、図9は図8の次の第六状況を説明する図である。
さらに、図10は図1の車椅子踏段付エスカレーターの
主枠上端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主
枠上端部箇所の拡大図、図11は図10の次の第二状況
を説明する図、図12は図11の次の第三状況を説明す
る図、図13は図12の次の第四状況を説明する図であ
る。
【0028】図において、1は傾斜して配置されたエス
カレーターの主枠、2は主枠1の下端、3は主枠1の上
端、4は主枠1の下端2及び上端3にそれぞれ形成され
た乗降口、5は乗降口4に設けられて主枠1の中間部側
に配置された櫛、6は多数の踏段7が無端状に連結され
て主枠1を循環移動する搬送帯である。
【0029】24は主枠1内に設けられて主枠2の下端
2寄り及び上端3寄りにそれぞれ配置された第一作動機
構で、電動機によって駆動される昇降機構25及び主枠
1の長手と平行に配置されたローラチェンからなり昇降
機構25によって上昇位置に変位する係合機構26によ
って構成されている。
【0030】27は主枠1内に設けられて第一作動機構
24の主枠1下端側にそれぞれ配置された第二作動機構
で、電動機によって駆動される昇降機構28、主枠1の
長手と平行に配置されたローラチェンからなり昇降機構
28によって上昇位置に変位する第一駆動機構29及び
長手が主枠1の長手に沿って配置されて上端にローラ3
0が枢着された支持板31によって構成されている。
【0031】12は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置された傾斜車椅子用踏段で、要時に上昇した第
一作動機構24の係合機構26に係合し、搬送帯6の移
動を介して駆動される傾斜機構13の変位によって傾斜
する傾斜踏み板14が設けられている。また、傾斜車椅
子用踏段12には傾斜した傾斜踏み板14を傾斜姿勢に
維持するために、主枠1に固定された傾斜踏み板用レー
ルに案内される傾斜用ローラが設けられている。
【0032】15は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置されて傾斜車椅子用踏段12の主枠1の下端2
側に配置された第一車椅子用踏段で、要時に上昇した第
一作動機構24の係合機構26に係合して、係合機構2
6の動作によって駆動される進退機構16によって主枠
1の下端側へ突出変位する連結腕17が設けられてい
る。
【0033】18は搬送帯6の一部をなし踏段7の相互
間に配置されて第一車椅子用踏段15の主枠1の下端2
側に配置された第二車椅子用踏段で、要時に上昇した第
二作動機構27の第一駆動機構29に係合して、第一駆
動機構29の動作によって作動する伝動機構32を介し
て、第二車椅子用踏段18の基部から上昇する上昇踏み
板19が設けられている。なお、上昇踏み板19は突出
した第一車椅子用踏段15の連結腕17に支持されて第
一車椅子用踏段15の傾斜移動により、第一車椅子用踏
段15の踏み板面位置に支持される。
【0034】20は第二車椅子用踏段18における上昇
踏み板19の主枠1下端2側に設けられた車止め片で、
要時に上昇した第二作動機構27の第一駆動機構29に
係合して、第一駆動機構29の動作によって作動する第
一伝動機構32を介して上方に突出変位する。22は車
椅子で、主として第一車椅子用踏段15及び第二車椅子
用踏段18によって形成された車椅子積載面23に搭載
されて搬送される。
【0035】33は対向した第一車椅子用踏段15の端
部との間に少ない所定空隙を形成する所定経路に、上昇
踏み板19の昇降変位経路を規制する規制手段で、上昇
踏み板19の下面から下方に突設されて上下方向に延長
された案内溝34を有する案内体35及び第二車椅子用
踏段18の基部に設けられて案内溝34に移動可能に嵌
合された案内ピン36によって構成されている。
【0036】すなわち、案内溝34は長手中間部が主枠
1上端3方向へ突出して湾曲した形状に配置される。そ
して、案内ピン36を介して上昇踏み板19が第一車椅
子用踏段15のライザーとの隙間をほぼ一定の小間隔を
維持するように昇降変位する。また、図示が省略してあ
るが第二車椅子用踏段18には、主枠1下端2方向へ突
出する乗込み台が設けられる。これによって、詳細は後
述するが主枠1下端部において上昇踏み板19が上昇位
置に変位した状態で、車椅子積載面23に対する車椅子
22の乗降を容易にする。
【0037】上記のように構成された車椅子踏段付エス
カレーターにおいて、通常時には第一作動機構24の係
合機構26が昇降機構25により下降位置に配置され
る。また、第二作動機構27の第一駆動機構29が昇降
機構28により下降位置に配置される。また、傾斜車椅
子用踏段12の傾斜踏み板14は、傾斜機構13が通常
位置に配置されることにより水平位置に保持される。
【0038】また、第一車椅子用踏段15の連結腕17
は引退位置に配置される。そして、第二車椅子用踏段1
8の上昇踏み板19及び車止め片20は、第二車椅子用
踏段18の第一伝動機構32が通常位置に配置されるこ
とによって、下降位置又は引退位置にそれぞれ配置され
る。
【0039】このような第一車椅子用踏段15、第一作
動機構24等の各構成部材の状態において、搬送帯6が
主枠1内を循環運転されて踏段7、傾斜車椅子用踏段1
2、第一車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18に
よって一般乗客が搬送される。なお、搬送帯6の循環運
転により第一車椅子用踏段15等の全部の踏段は、上昇
運転の場合において下端2側の乗降口4から水平移動
し、次いで傾斜角度が漸増する漸増傾斜移動する。
【0040】次いで、一定傾斜角度による一定傾斜移動
して上端3側の乗降口4に近づくと傾斜角度が漸減する
漸減傾斜移動する。その後に上端3側の乗降口4へ水平
移動して循環移動する。なお、下降運転のときには全部
の踏段が前述の上昇運転の場合とは逆の順序で循環移動
する。
【0041】そして、車椅子22を上昇搬送する場合、
すなわち車椅子22を下端2側の乗降口4から上端3側
の乗降口4へ搬送するときには、車椅子踏段付エスカレ
ーターの車椅子運転スイッチ(図示しない)により車椅
子運転に切り換えられる。これによって、昇降機構25
の電動機が付勢されて第一作動機構24の係合機構26
が上昇位置に配置されて、この状態で搬送帯6が上昇運
転される。
【0042】これにより、傾斜車椅子用踏段12が下端
2側の乗降口4から上端3側方向へ水平移動することよ
り、第一作動機構24の上昇して制動された係合機構2
6に傾斜機構13が係合する。そして、この状態で傾斜
車椅子用踏段12が移動するので、傾斜機構13が駆動
されて傾斜踏み板14が傾斜し、図3に示す状態から図
4に示す傾斜位置に配置され、また傾斜用ローラ等によ
り傾斜姿勢に維持される。
【0043】そして、第一作動機構24が上昇位置から
一旦下降位置に配置される。次いで搬送帯6が再度上昇
運転されて第一車椅子用踏段15が漸増傾斜移動区間に
移動し、図4に示すように第二車椅子用踏段18に対し
て上昇した段差が生じた状態で第一作動機構24に対向
する。また、第二車椅子用踏段18は第二作動機構27
と対向する。なお、この状態では第二車椅子用踏段18
の主枠1下端側の踏段7の位置が、櫛5の先端から主枠
1長手に沿う長さのほぼ三割が突出した位置に配置され
る。
【0044】そして、この状態で第一作動機構24が上
昇して係合機構26と、第一車椅子用踏段15の進退機
構16とが図4に示すように噛み合う。また、図4に示
す状態から第二作動機構27の第一駆動機構29が上昇
動作して、第二車椅子用踏段18の第一伝動機構30と
噛み合うと共に、支持板31のローラ30によって上昇
踏み板19が第二車椅子用踏段18の基台から上方位置
に上昇変位して図5に示すように第一車椅子用踏段15
の踏み面に対応した位置に配置される。
【0045】この上昇踏み板19の上昇変位動作は、規
制手段33により、すなわち案内溝34に案内ピン36
が案内されることによって、昇降経路が規制されるの
で、第一車椅子用踏段15のライザーとの隙間をほぼ一
定の小間隔を維持するように上昇変位する。
【0046】次いで、第一作動機構24の係合機構26
が動作して第一車椅子用踏段15の進退機構16が駆動
されて連結腕17が突出して、第二車椅子用踏段18の
上昇した上昇踏み板19に嵌合する。これによって、図
7に示すように第二車椅子用踏段18の上昇踏み板19
が第一車椅子用踏段15に支持されて、第一車椅子用踏
段15の踏面と上昇踏み板19によって車椅子積載面2
3が形成される。
【0047】次に、第二作動機構27の第一駆動機構2
9が動作して第二伝動機構32が駆動される。これによ
って、第二車椅子用踏段18の上昇した上昇踏み板19
から前述の乗込み台が主枠1の下端2側へ突出し、突出
端が乗降口4の櫛5上面に支持されて図8に示す状態と
なる。
【0048】そして、図8に示す状態において、主枠1
の下端2側の乗降口4から車椅子22が乗込み台を経て
車椅子積載面23に乗り込む。その後に第二作動機構2
7の第一駆動機構29が再度動作して第一伝動機構32
が駆動され、この第一伝動機構32の動作を介して車止
め片20が上昇踏み板19から上方に突出変位して図9
に示す状態となる。これによって、車椅子積載面23か
らの車椅子22の主枠1下端2側方向への移動が阻止さ
れる。
【0049】そして、車椅子積載面23への車椅子22
の乗り込みが終了すると、第二作動機構27の第一駆動
機構29が逆動作して第一伝動機構32が逆駆動され
る。これによって、乗込み台が第二車椅子用踏段18の
上昇した上昇踏み板19に対して、引退して従前の位置
に復帰する。そして、第一作動機構24及び第二作動機
構27が下降位置に配置された後に、搬送帯6が上昇運
転されて図2に示す状態で第一車椅子用踏段15等が漸
増傾斜移動及び一定傾斜移動して車椅子22が上昇搬送
される。
【0050】なお、この傾斜移動時においても第二車椅
子用踏段18の上昇踏み板19が第一車椅子用踏段15
の連結腕17に支持されているので車椅子積載面23が
維持される。次いで、搬送帯6が移動して傾斜車椅子用
踏段12等が上端3側の乗降口4に近づくと、主枠1下
端2側の乗降口4から上昇する場合とは、ほぼ逆に傾斜
車椅子用踏段12等が動作する。
【0051】すなわち、主枠1上端3側の第一作動機構
24が動作して係合機構26が上昇する。そして、斜車
椅子用踏段12が主枠1上端3側の第一作動機構24位
置に近づいたときには、傾斜用ローラ等により傾斜姿勢
に保持されていた傾斜踏み板14が水平位置に復帰す
る。次いで、第一作動機構24の上昇して制動された係
合機構26に斜車椅子用踏段12の傾斜機構13が係合
すると、搬送帯6の移動によって傾斜機構13が駆動さ
れて、傾斜踏み板14が水平位置に保持されて図10に
示す状態となる。
【0052】そして、第一作動機構24の係合機構26
が上昇位置から一旦下降位置に配置される。さらに搬送
帯6が上昇運転されて第二車椅子用踏段18が漸減傾斜
移動区間に移動する。そして、図11に示すように第二
車椅子用踏段18の基部に対して第一車椅子用踏段15
の踏み面が上昇した段差を生じた状態で第一車椅子用踏
段15が第一作動機構24に対向する。
【0053】また、この状態では第二車椅子用踏段18
は第二作動機構27と対向する。なお、この状態におい
て傾斜踏み板14の位置が、主枠1長手に沿う長さのほ
ぼ三割が櫛5の先端から突出した位置に配置される。こ
の状態、すなわち図11に示す状態で搬送帯6が停止し
て、車椅子22が車椅子積載面23から上端3側の乗降
口4に降り立つ。
【0054】そして、この状態で第一作動機構24の係
合機構26が上昇して第一車椅子用踏段15の進退機構
16に図11に示すように噛み合う。また、図11に示
す状態から、第二作動機構27の第一駆動機構29が上
昇して、第二車椅子用踏段18の伝動機構32と噛み合
い、図12に示す状態となる。
【0055】これによって、第二車椅子用踏段18の上
昇踏み板19が第一駆動機構29の支持板31のローラ
30に支持され、また第一作動機構24が動作して係合
機構26と噛み合った第一車椅子用踏段15の進退機構
16が駆動されて連結腕17が引退して、第二車椅子用
踏段18の上昇した上昇踏み板19との嵌合が解除され
る。
【0056】次いで、第二作動機構27の第一駆動機構
29が動作して昇降機構28が下降し、上昇踏み板19
が第二車椅子用踏段18の基台に対して下降して図13
に示すように第一車椅子用踏段15の踏み面に対して下
降した位置に配置されて保持される。なお、このときの
上昇踏み板19の下降動作は規制手段33により、すな
わち案内溝34に案内ピン36が案内されることによっ
て、昇降経路が規制されるので、第一車椅子用踏段15
のライザーとの隙間をほぼ一定の小間隔を維持するよう
に下降変位する。
【0057】また、第二作動機構27の第一駆動機構2
9が第二車椅子用踏段18の伝動機構32と噛み合った
状態で、動作して第二車椅子用踏段18の伝動機構32
が駆動されて車止め片20が下降して下降位置に保持さ
れて図13に示す状態となる。次いで、第一作動機構2
4及び第二作動機構27がそれぞれ下降位置に配置され
て、車椅子踏段付エスカレーターが通常運転に復帰す
る。
【0058】なお、以上は車椅子22を下端2側の乗降
口4から上端3側の乗降口4へ搬送する場合について説
明した。しかし、車椅子22を上端3側の乗降口4から
下端2側の乗降口4へ搬送するときにも、詳細な説明を
省略するが乗込み台の動作を除いて第一作動機構24及
び第二作動機構27等の関連機器を、車椅子22の上昇
搬送時とは逆に動作させる。これによって、車椅子22
の上昇搬送時と同様な作用を得ることができる。
【0059】以上説明したように、主枠1のいずれかの
端部の漸増傾斜移動区間又は漸減傾斜移動区間に、第一
車椅子用踏段15及び第二車椅子用踏段18のいずれか
が移動し、停止した状態で車椅子積載面23が形成され
る。したがって、主枠1端部寄りに通常のエスカレータ
ーよりも長い各踏段の水平移動区間を設けることなく、
車椅子22の乗り込みができ、また降り立つことができ
る。
【0060】これにより、主枠1の全長を増したり、主
枠1の両端を支持する建築梁の間隔を増大したりするこ
とが不要になる。したがって、車椅子踏段付エスカレー
ター設置の制約、また既設の通常エスカレーターを車椅
子踏段付エスカレーターに改造する場合の制約を解消す
ることができる。
【0061】また、第二車椅子用踏段18の上昇踏み板
19が第二車椅子用踏段18の基台に対して昇降すると
きに、上昇踏み板19の昇降動作が規制手段33によ
り、すなわち案内溝34に案内ピン36が案内されるこ
とによって、昇降経路が規制されるので、第一車椅子用
踏段15のライザーとの隙間をほぼ一定の小間隔を維持
するように昇降変位する。
【0062】したがって、上昇踏み板19の昇降動作時
に第一車椅子用踏段15のライザーとの隙間に異物が挟
み込まれて上昇踏み板19の昇降動作が阻害されること
がなく、支障なく車椅子積載面23が形成される。この
ため、動作信頼性の高い車椅子踏段付エスカレーターを
得ることができる。
【0063】実施の形態2.図14〜図23は、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図14は車椅子
踏段付エスカレーターの主枠下端部における車椅子搬送
の第一状況を説明する主枠下端部箇所の拡大図、図15
は図14の次の第二状況を説明する図、図16は図15
の次の第三状況を説明する図、図17は図16の次の第
四状況を説明する図、図18は図17の次の第五状況を
説明する図、図19は図18の次の第六状況を説明する
図である。
【0064】さらに、図20は車椅子踏段付エスカレー
ターの主枠上端部における車椅子搬送の第一状況を説明
する主枠上端部箇所の拡大図、図21は図20の次の第
二状況を説明する図、図22は図21の次の第三状況を
説明する図、図23は図22の次の第四状況を説明する
図である。なお、図14〜図23の他は前述の図1及び
図2と同様に車椅子踏段付エスカレーターが構成されて
いる。
【0065】図において、図1〜図13と同符号は相当
部分を示し、24は第一作動機構で、ジャッキ様式の直
線運動機構によって動作する昇降機構25及び主枠1の
長手と平行に配置されたローラチェン及び基部に設けら
れたモータにクランク軸を介して装備された鎖歯車から
なり昇降機構25によって上昇位置に変位する係合機構
26によって構成されている。
【0066】27は第二作動機構で、ジャッキ様式の直
線運動機構からなり後述する規制手段37によって動作
する昇降機構28、主枠1の長手と平行に配置されたロ
ーラチェン、基部に設けられたモータにクランク軸を介
して装備された鎖歯車からなり昇降機構28によって上
昇位置に変位する第一駆動機構29及び長手が主枠1の
長手に沿って配置された支持板31によって構成されて
いる。
【0067】また、支持板31の上面には上昇踏み板1
9の下面と嵌合する凹所からなる嵌合部311が設けら
れている。そして、支持板31が上昇踏み板19を支持
したときに嵌合部311が上昇踏み板19の下面に係止
して、嵌合部311と上昇踏み板19の主枠1長手に沿
う方向の相対変位を阻止する。
【0068】そして、規制手段37は上端が主枠1下端
2に近づく方向に傾斜して第二作動機構27の基部に装
着されて、支持板31を昇降させる場合に第二車椅子用
踏段18の上昇踏み板19の昇降経路を、対向した第一
車椅子用踏段15の端部との間に少ない所定空隙を形成
する所定経路に規制する。すなわち、上昇踏み板19は
昇降変位時に第一車椅子用踏段15のライザーとの隙間
をほぼ一定の小間隔を維持して昇降する。
【0069】上記のように構成された車椅子踏段付エス
カレーターにおいても、傾斜車椅子用踏段12、第一車
椅子用踏段15、第二車椅子用踏段18、第一作動機構
24、第二作動機構27等が設けられて図1〜図13の
実施の形態と同様に車椅子踏段付エスカレーターが構成
される。また、第一車椅子用踏段15、第二車椅子用踏
段18等の各部材によって図1〜図13の実施の形態と
同様に一般乗客が搬送運転が行われ、また車椅子22の
搬送が行われる。
【0070】また、第二車椅子用踏段18の上昇踏み板
19が第二車椅子用踏段18の基台に対して昇降すると
きに、上昇踏み板19の昇降動作が規制手段37によ
り、昇降経路が規制されるので、第一車椅子用踏段15
のライザーとの隙間をほぼ一定の小間隔を維持するよう
に昇降変位する。このため、上昇踏み板19の昇降動作
時に第一車椅子用踏段15のライザーとの隙間に異物が
挟み込まれて上昇踏み板19の昇降動作が阻害されるこ
とがない。したがって、詳細な説明を省略するが図14
〜図23の実施の形態においても図1〜図13の実施の
形態と同様な作用が得られる。
【0071】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多数の
踏段が無端状に連結されて主枠を循環移動する搬送帯
と、主枠の下端側へ変位する連結腕が設けられて踏段の
相互間に配置された第一車椅子用踏段と、踏段の相互間
に配置されて第一車椅子用踏段の主枠の下端側に配置さ
れ、上昇変位する上昇踏み板が設けられて上昇変位した
上昇踏み板が突出変位した第一車椅子用踏段の連結腕に
支持されて第一車椅子用踏段の踏み板面とにより車椅子
積載面を形成する第二車椅子用踏段と、主枠端部におけ
る上昇踏み板の昇降動作を、上昇踏み板及び第一車椅子
用踏段との対向部の間に少ない所定空隙を形成する所定
経路に規制する規制手段とを設けたものである。
【0072】これによって、主枠のいずれかの端部の漸
増傾斜移動区間又は漸減傾斜移動区間に、第一車椅子用
踏段及び第二車椅子用踏段のいずれかが移動し、停止し
た状態で車椅子積載面が形成される。したがって、主枠
端部寄りに通常のエスカレーターよりも長い各踏段の水
平移動区間を設けることなく、車椅子の乗り込みがで
き、また降り立つことができる。これにより、主枠の全
長を増したり、主枠の両端を支持する建築梁の間隔を増
大したりすることが不要になる。したがって、車椅子踏
段付エスカレーター設置の制約、また既設の通常エスカ
レーターを車椅子踏段付エスカレーターに改造する場合
の制約を解消する効果がある。
【0073】また、第二車椅子用踏段の上昇踏み板が第
二車椅子用踏段の基台に対して昇降するときに、上昇踏
み板の昇降経路が規制手段により規制される。これによ
り、第一車椅子用踏段の対向部との隙間をほぼ一定の小
間隔を維持するように上昇踏み板が昇降変位する。した
がって、上昇踏み板の昇降動作時に第一車椅子用踏段の
対向部との隙間に異物が挟み込まれて上昇踏み板の昇降
動作が阻害されることがなく、支障なく車椅子積載面が
形成される。このため、動作信頼性の高い車椅子踏段付
エスカレーターを得る効果がある。
【0074】また、この発明は以上説明したように、規
制手段を、一方が第二車椅子用踏段の基部に装着され、
他方が上昇踏み板に装着されて上記一方に係合した案内
機構によって構成したものである。
【0075】これによって、第二車椅子用踏段の上昇踏
み板が第二車椅子用踏段の基台に対して昇降するとき
に、第二車椅子用踏段の基部と上昇踏み板の間に設けら
れた案内機構からなる規制手段により上昇踏み板の昇降
経路が規制される。これにより、第一車椅子用踏段の対
向部との隙間をほぼ一定の小間隔を維持するように上昇
踏み板が昇降変位する。したがって、上昇踏み板の昇降
動作時に第一車椅子用踏段の対向部との隙間に異物が挟
み込まれて上昇踏み板の昇降動作が阻害されることがな
く、支障なく車椅子積載面が形成される。このため、動
作信頼性の高い車椅子踏段付エスカレーターを得る効果
がある。
【0076】また、この発明は以上説明したように、案
内機構を、上昇踏み板及び第二車椅子用踏段の基部の両
者の一方に装着されて上下方向に延長された案内溝を有
する案内体と、上記両者の他方に装着されて案内体の案
内溝に移動自在に係合された案内ピンとによって構成し
たものである。
【0077】また、第二車椅子用踏段の上昇踏み板が第
二車椅子用踏段の基台に対して昇降するときに、上昇踏
み板及び第二車椅子用踏段の基部の間に設けられた案内
体及び案内ピンによって構成された案内機構からなる規
制手段により上昇踏み板の昇降経路が規制される。これ
によって、第一車椅子用踏段の対向部との隙間をほぼ一
定の小間隔を維持するように上昇踏み板が昇降変位す
る。したがって、上昇踏み板の昇降動作時に第一車椅子
用踏段の対向部との隙間に異物が挟み込まれて上昇踏み
板の昇降動作が阻害されることがなく、支障なしに車椅
子積載面が形成される。このため、動作信頼性の高い車
椅子踏段付エスカレーターを得る効果がある。
【0078】また、この発明は以上説明したように、規
制手段を、主枠の端部寄りに設けられ対向位置に停止し
た第二車椅子用踏段の上昇踏み板を主枠端部寄りに傾斜
した方向に上昇させる直線運動機構により構成したもの
である。
【0079】これによって、第二車椅子用踏段の上昇踏
み板が第二車椅子用踏段の基台に対して昇降するとき
に、主枠の端部寄りに設けられて上昇踏み板を上昇させ
る直線運動機構からなる規制手段により上昇踏み板の昇
降経路が規制される。これにより、第一車椅子用踏段の
対向部との隙間をほぼ一定の小間隔を維持するように上
昇踏み板が昇降変位する。したがって、上昇踏み板の昇
降動作時に第一車椅子用踏段の対向部との隙間に異物が
挟み込まれて上昇踏み板の昇降動作が阻害されることが
なく、支障なく車椅子積載面が形成される。このため、
動作信頼性の高い車椅子踏段付エスカレーターを得る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、車椅子
踏段付エスカレーターの概念的側面図。
【図2】 図1の車椅子踏段付エスカレーターにおける
車椅子搬送状況を示す図1の要部拡大図。
【図3】 図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠下
端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠下端
部箇所の拡大図。
【図4】 図3の次の第二状況を説明する図。
【図5】 図4の次の第三状況を説明する図。
【図6】 図5のA−A線側面図。
【図7】 図5の次の第四状況を説明する図。
【図8】 図7の次の第五状況を説明する図。
【図9】 図8の次の第六状況を説明する図。
【図10】 図1の車椅子踏段付エスカレーターの主枠
上端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠上
端部箇所の拡大図。
【図11】 図10の次の第二状況を説明する図。
【図12】 図11の次の第三状況を説明する図。
【図13】 図12の次の第四状況を説明する図。
【図14】 この発明の実施の形態2を示す図で、車椅
子踏段付エスカレーターの主枠下端部における車椅子搬
送の第一状況を説明する主枠下端部箇所の拡大図。
【図15】 図14の次の第二状況を説明する図。
【図16】 図15の次の第三状況を説明する図。
【図17】 図16の次の第四状況を説明する図。
【図18】 図17の次の第五状況を説明する図。
【図19】 図18の次の第六状況を説明する図。
【図20】 図14の車椅子踏段付エスカレーターの主
枠上端部における車椅子搬送の第一状況を説明する主枠
上端部箇所の拡大図。
【図21】 図20の次の第二状況を説明する図。
【図22】 図21の次の第三状況を説明する図。
【図23】 図22の次の第四状況を説明する図。
【図24】 従来の車椅子踏段付エスカレーターを示す
概念的側面図。
【図25】 車椅子搬送の第一状況を説明する図24の
下端側乗降口箇所の拡大図。
【図26】 図25の次の第二状況を説明する図。
【図27】 図26の次の第三状況を説明する図。
【符号の説明】
1 主枠、6 搬送帯、7 踏段、15 第一車椅子用
踏段、17 連結腕、18 第二車椅子用踏段、19
上昇踏み板、23 車椅子積載面、33 規制手段、3
4 案内溝、35 案内体、36 案内ピン、37 規
制手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の踏段が無端状に連結されて主枠を
    循環移動する搬送帯と、上記主枠の下端側へ変位する連
    結腕が設けられて上記踏段の相互間に配置された第一車
    椅子用踏段と、上記踏段の相互間に配置されて上記第一
    車椅子用踏段の上記主枠の下端側に配置され、上昇変位
    する上昇踏み板が設けられて上昇変位した上記上昇踏み
    板が突出変位した上記連結腕に支持されて上記第一車椅
    子用踏段の踏み板面とにより車椅子積載面を形成する第
    二車椅子用踏段と、上記主枠端部における上記上昇踏み
    板の昇降動作を、上記上昇踏み板及び第一車椅子用踏段
    との対向部の間に少ない所定空隙を形成する所定経路に
    規制する規制手段とを備えた車椅子踏段付エスカレータ
    ー。
  2. 【請求項2】 規制手段を、一方が第二車椅子用踏段の
    基部に装着され、他方が上昇踏み板に装着されて上記一
    方に係合した案内機構によって構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の車椅子踏段付エスカレーター。
  3. 【請求項3】 案内機構を、上昇踏み板及び第二車椅子
    用踏段の基部の両者の一方に装着されて上下方向に延長
    された案内溝を有する案内体と、上記両者の他方に装着
    されて上記案内溝に移動自在に係合された案内ピンとに
    よって構成したことを特徴とする請求項2記載の車椅子
    踏段付エスカレーター。
  4. 【請求項4】 規制手段を、主枠の端部寄りに設けられ
    て対向位置に停止した第二車椅子用踏段の上昇踏み板を
    上記主枠端部寄りに傾斜した方向に上昇させる直線運動
    機構によって構成したことを特徴とする請求項1記載の
    車椅子踏段付エスカレーター。
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