JP3918308B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ装置で演奏される楽曲の中には、複数のカラオケ曲のよく知られた部分をつなぎ合わせて作られたいわゆるメドレー曲といわれるものがあり、カラオケ歌唱者の人気を集めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カラオケ装置において、メドレー曲を再生しているときに、歌唱者の知らない曲が含まれていることがある。この場合、歌唱者は、メドレー曲における次の曲が始まるまで待たなければならなかった。
【0004】
また、早送りボタンを操作して次の曲まで早送りする方法も考えられるが、この場合、早送りボタンの操作ミスなどにより再生位置を進めすぎて次の曲の途中まで早送りしてしまうことがある。このように再生位置を進めすぎた場合には、この曲の先頭まで再生開始位置を戻すか、そのまま曲の途中から歌い出すしかなかった。
【0005】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、カラオケ曲を演奏中に知らない曲などが演奏された場合に、この曲を飛ばして瞬時に次の曲の演奏を開始することが可能なカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載のカラオケ装置は、曲データを記憶する記憶手段と、ジャンプ指令を入力する指示手段と、前記記憶手段に記憶された曲データを読み出し、読み出した前記曲データに対応した演奏を行う演奏手段とを具備しており、前記演奏手段は、複数の楽曲を含むメドレー曲に対応したメドレー曲データに基づいて、それぞれ楽曲を演奏することが可能な複数の演奏系統を有しており、前記複数の演奏系統のいずれかにより前記メドレー曲に含まれる楽曲が演奏されている途中で、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合には、現在演奏を行っている演奏系統による演奏を中止し、現在演奏を行っている演奏系統と異なる演奏系統によって、前記メドレー曲に含まれる楽曲のなかで演奏を中止させる楽曲の次に演奏される楽曲の演奏を開始することを特徴としている。
【0008】
また、請求項に記載のカラオケ装置は、請求項に記載のカラオケ装置において、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、所定時間が経過するまでジャンプ指令が入力された時点での楽曲の演奏状態を保持し、前記所定時間が経過した時点で、演奏を中止させる楽曲の次に演奏される楽曲の演奏を開始することを特徴としている。
【0009】
また、請求項に記載のカラオケ装置は、請求項1または2に記載のカラオケ装置において、前記メドレー曲データは、複数の楽曲データと、各々の前記楽曲データの先頭に付加される先頭データとを有しており、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、前記メドレー曲データのなかで現在演奏中の楽曲データの次に演奏される楽曲データに付加される先頭データを検索し、この先頭データ以降の楽曲データに基づいて、演奏を開始すること特徴としている。
【0010】
また、請求項に記載のカラオケ装置は、カラオケ曲を指定する曲指定手段と、前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲に対応したカラオケ曲データを記憶する記憶手段と、前記カラオケ曲データの読み出し開始位置を指示する指示手段と、前記曲指定手段に指定された前記カラオケ曲データを前記記憶手段から順次読み出し、読み出した前記カラオケ曲データに対応したカラオケ曲を演奏する演奏手段とを具備しており、前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲の演奏を行っている途中で、前記指示手段から読み出し開始位置の指示があった場合には、前記演奏手段は、現在演奏中のカラオケ曲の演奏を中止し、このカラオケ曲の次に演奏するように前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲に対応したカラオケ曲データを、前記指示手段に指示された読み出し開始位置から読み出して演奏を開始し、また、前記演奏手段は、前記カラオケ曲データに基づいて、それぞれ楽曲を演奏することが可能な複数の演奏系統を有しており、前記複数の演奏系統のいずれかにより前記曲指定手段により指定されたカラオケ曲が演奏されている途中で、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合には、現在演奏を行っている演奏系統による演奏を中止し、現在演奏を行っている演奏系統と異なる演奏系統によって、演奏を中止するカラオケ曲の次に演奏するように前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲の演奏を開始することを特徴としている。
【0012】
また、請求項に記載のカラオケ装置は、請求項に記載のカラオケ装置において、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、所定時間が経過するまでジャンプ指令が入力された時点でのカラオケ曲の演奏状態を保持し、前記所定時間が経過した時点で、演奏を中止させるカラオケ曲の次に演奏されるカラオケ曲の演奏を開始することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.実施形態の構成
まず、図1は本発明の一実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。同図において、符号1は装置各部を制御するCPUである。このCPU1には、バス2を介してROM3、RAM(記憶手段)4、ハードディスク装置(HDD)5、表示部6、操作部(指示手段、曲指定手段)7および音源装置8a,8bが接続されている。
【0014】
ROM3には、当該カラオケ装置を起動するために必要な起動プログラムが記憶されている。装置の電源がオンされると、この起動プログラムが読み出され、ハードディスク装置5に記憶されたシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムがRAM4にロードされる。ハードディスク装置5には、これらのシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムのほか、カラオケ演奏時に再生される多数の楽曲データが記憶されている。
【0015】
ここで、図2は、本実施形態に係るカラオケ装置で用いられる楽曲データの構成を示す。同図に示すように、楽曲データは、曲名、曲番号、および演奏時間などの曲データに関する情報を示すヘッダと、各種処理の内容を示すトラックデータとから構成されている。
【0016】
トラックデータは、楽音トラック、歌詞トラック、制御情報トラック……から構成されており、図3に示すように、楽音トラックは、メロディトラックを有している。メロディトラックは、楽音発音処理やなどの演奏の具体的な処理を示す演奏イベントデータと、演奏イベントデータの実行タイミングを示す時間情報データΔtからなるシーケンスデータで構成されている。この演奏イベントデータには、楽音の発音や消音などを指示するノートイベントデータ(ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータ)などが含まれている。また、楽音トラックには、リズムオンの発生を指示するリズムトラックなどのデータが含まれており、リズムトラックもメロディデータと同様にイベントデータと時間情報データとから構成されている。
【0017】
歌詞トラックも、歌詞表示処理などの具体的な処理を示す歌詞表示データと、歌詞表示データの実行タイミングを示す時間情報データΔtからなるシーケンスデータで構成されている。
【0018】
CPU1は、カラオケ演奏時にシーケンスプログラム(カラオケ演奏のためのアプリケーションプログラム)によって各トラックのデータを並行して読み出すようになっている。各トラックのシーケンスデータを読み出す場合、所定のテンポクロックによりΔtをカウントし、カウントを終了したときこれに続く演奏イベントデータおよび歌詞表示データ等を読み出す。
【0019】
この楽曲データが複数のカラオケ曲のよく知られた部分をつなぎ合わせて作られたいわゆるメドレー曲のデータである場合、図4(a)に示すように、制御情報トラックには、メドレー曲に含まれる各曲の先頭位置を示す先頭マークが書き込まれている。一方、楽曲データがメドレー曲以外のデータ、つまり通常のカラオケ曲のデータである場合、図4(b)に示すように、制御情報トラックには、2小節前マーク、1小節前マーク、サビマークが書き込まれている。ここで、2小節前マークは、このカラオケ曲で最も盛り上がる部分(サビ)の2小節前であることを示し、1小節前マークは、サビの1小節前であることを示す。また、サビマークは、サビの部分の開始位置を示す。
【0020】
次に、図1におけるRAM4について説明する。図5に示すように、RAM4には、上述したプログラムの読出エリア41および2曲分の楽曲データ読出エリア42a,42bが設定されている。2曲分の楽曲データ読出エリア42a,42bは、後述するジャンプ処理において、同一の楽曲データ、または2つの楽曲データを並行して処理するために設定されている。また、RAM4には、上述した制御情報トラックに含まれる先頭マークやサビマークを記憶する制御情報記憶エリア45、および使用者が入力した曲番号を登録した予約リストを記憶する予約リストエリア44が設定されている。
【0021】
図1において、表示部6はモニタを備えており、カラオケ演奏時にCDーROM等から読み出した映像をモニタに出力する。このとき、モニタに表示される映像には、楽曲データの歌詞トラックに基づいた歌詞が合成されて出力される。
【0022】
操作部7は、テンキーやモード切換キーなどの各種のキースイッチを備えており、使用者がこれらのスイッチを操作して、予約するカラオケ曲の曲番号等を入力することができる。また、操作部7は、後述するジャンプ処理の開始指令を入力するジャンプボタンを有している。
【0023】
音源装置8a,8bは、それぞれ楽曲データにおける楽音トラックデータに基づいて、楽音信号を生成するものであり、生成した楽音信号をアンプスピーカ10に出力する。これらの音源装置8a,8bは、本実施形態における2系統(a系統、b系統)のカラオケ演奏系統を構成している。さらに詳述すると、このカラオケ装置は、シーケンスプログラムaおよびシーケンスプログラムbによって制御され、CPU1はシーケンスプログラムaにしたがってa系統に出力する楽曲データを読み出し、またシーケンスプログラムbにしたがってb系統に出力する楽曲データを読み出すようになっている。このように2系統のカラオケ演奏系統を備えるのは、後述するジャンプ処理を行う際に、現在演奏中の曲から次の曲への引継をスムースかつ迅速に行うためである。また、1曲のみを演奏する通常のカラオケ演奏時に、両方の系統を動作させて重厚感のある音造りをしてもよい。
【0024】
アンプスピーカ10は、音源装置8a,8bにおいて生成された楽音信号をアナログデータに変換した後増幅して放出し、これにより楽曲データに対応した演奏がなされる。従って、CPU1、音源装置8a,8bおよびアンプスピーカ10はこのカラオケ装置の演奏手段を構成している。
【0025】
アンプスピーカ10には、ボーカル用のマイク11が接続されている。マイク11から入力される歌唱音声信号は、アンプスピーカ10に入力され、アンプスピーカ10から放出される。
【0026】
B.実施形態の動作
次に、本実施形態に係るカラオケ装置の動作について説明する。このカラオケ装置は、楽曲の演奏中に入力される使用者からの指示により、現在演奏している曲の演奏を中止し、次の曲の演奏を開始するジャンプ処理に特徴を有している。このジャンプ処理のなかでも、楽曲データがメドレー曲(図4(a)参照)であり、メドレー曲に含まれる曲からメドレー曲に含まれる次の曲にジャンプするメドレー曲内ジャンプ処理と、楽曲データがメドレー曲以外のデータ(図4(b)参照)であり、次に予約された楽曲データにジャンプする曲間ジャンプ処理があり、以下これらを分けて説明する。
【0027】
B−1.メドレー曲内ジャンプ処理
まず、メドレー曲内ジャンプ処理について図6を用いて説明する。この場合、使用者から操作部7を介して予約されたカラオケ曲がメドレー曲であるか否かを判断する方法としては、予めROM3にメドレー曲の曲番号を記憶させておき、ここに記憶された曲番号が入力されたときには、メドレー曲であると判断する方法がある。また、楽曲データのヘッダにメドレー曲であることを示す情報を含ませておいてもよい。
【0028】
使用者によりメドレー曲が予約された場合、ハードディスク装置5から使用者に予約されたメドレー曲の楽曲データ(以下、メドレー曲データとする)が読み出され、RAM4における楽曲データ読出エリア42a,42bの各々に書き込まれる。つまり、楽曲データ読出エリア42a,42bには、それぞれ同一のメドレー曲データが書き込まれる。そして、楽曲データ読出エリア42aからメドレー曲データが順次読み出され、音源装置8aに出力される。そして、楽曲データ読出エリア42aから順次出力されるメドレー曲データに基づいて、音源装置8aが楽音信号を生成し、アンプスピーカ10に出力する。そして、音源装置8aからの楽音信号が増幅された後、アンプスピーカ10から放出される。このようにして、このメドレー曲データの最初から演奏を開始する(ステップSa1)。
【0029】
そして、この曲の演奏中に使用者からのジャンプ指令が入力された場合(ステップSa2)、現在演奏中の楽曲と、次に演奏を開始する楽曲とをつなぐブリッジ処理を行う(ステップSa3)。ブリッジ処理においては、ブリッジ処理開始時点でのノートオンイベントデータが所定のブリッジ区間、例えば1小節の間保持される。すなわち、いままで発音していた楽音がそのまま発音され、新たな楽音の発音を行わないようにする。
【0030】
このようにa系統によりブリッジ処理が行われている間、このメドレー曲データの制御情報トラックに含まれる次の曲の先頭マークを検索する(ステップSa4)。所定のブリッジ区間が終了した時点でa系統による楽曲の演奏を中止すると、検索した先頭マークに示されるタイミング以降に実行される楽曲データ、つまり次の曲の楽曲データを楽曲データ読出エリア42bから順次を読み出し、音源装置8bに出力する。そして、楽曲データ読出エリア42bから読み出されたデータに基づいて、音源装置8bが楽音信号を生成してアンプスピーカ10に出力し、b系統による次の曲の演奏を開始する(ステップSa5)。このように、ブリッジ処理を行うことにより最初の曲と次の曲との間をつないで連続して演奏することより、最初の曲と次の曲との間で音が途切れないようにしている。
【0031】
ここで、図7はメドレー曲内ジャンプ処理における各演奏系統の処理内容を示す図である。同図に示すように、使用者がジャンプ指令を入力した場合、ブリッジ処理が行って最初の曲の演奏を中止した後、b系統による次の曲の演奏を開始する。そして、この曲の演奏中にジャンプ指令が入力された場合は、ステップSa2以下と同様の処理を行い、b系統による演奏を中止し、a系統による次の曲の演奏を開始する。
【0032】
一方、演奏中にジャンプ指令が入力されない場合には、メドレー曲データに対応した演奏がそのまま続けられる。つまり、ジャンプ処理が行われず、メドレー曲に含まれる各曲が順次演奏される。なお、上述した説明においては、メドレー曲のうち、最初の曲を演奏中にジャンプ指令が入力された場合について説明したが、2曲目以降の曲を演奏中にジャンプ指令が入力された場合も、上記と同様のステップSa2からステップSa5の処理を行う。
【0033】
なお、ジャンプ指令が入力された場合に、次の曲の先頭マークが検索できない場合、すなわち現在演奏中の曲がこのメドレー曲データに含まれる最後の曲である場合、現在演奏を実行している演奏系統による演奏をブリッジ区間が終了した時点で中止する。
【0034】
本実施形態に係るカラオケ装置では、例えば、メドレー曲を演奏中に使用者の知らない曲が演奏された場合、上述したメドレー曲内ジャンプ処理を行うことにより、次の曲の演奏をその曲の始めから行うことができる。従って、メドレー曲中に使用者の知らない曲があった場合にも、その曲を飛ばして瞬時に次の曲の演奏を曲の始めから開始することができるので、使用者に知らない曲の演奏が全て終了するのを待たせることがない。
【0035】
B−2.曲間ジャンプ処理
次に、曲間ジャンプ処理について図8を用いて説明する。曲間ジャンプ処理は、使用者に複数の曲(メドレー曲以外)が予約されており、予約された曲を演奏中にジャンプ指令が入力された場合に、現在演奏中の曲の演奏を中止し、次に予約された曲の演奏を、その曲の指定された部分から開始する処理である。
【0036】
まず、ハードディスク装置5から使用者に予約された1曲目の楽曲データが読み出され、RAM4の楽曲データ読出エリア42aに書き込まれる。また、ハードディスク装置5から使用者に予約された2曲目の楽曲データが読み出され、RAM4の楽曲データ読出エリア42bに書き込まれた後、楽曲データ読出エリア42aから音源装置8aに1曲目の楽曲データが出力される。そして、楽曲データ読出エリア42aから出力された1曲目の曲データに基づいて、音源装置8aが楽音信号を生成し、アンプスピーカ10に出力する。このようにして、1曲目の楽曲データの演奏を開始する(ステップSb1)。
【0037】
1曲目の楽曲データに対応した楽曲を演奏中に、使用者からのジャンプ指令が入力された場合(ステップSb2)、上述したメドレー曲内ジャンプ処理の場合と同様のブリッジ処理を行う(ステップSb3)。
【0038】
このカラオケ装置では、曲間ジャンプ処理を行う場合には、使用者は操作部7を介して次の曲の演奏開始部分を指定することができるようになっている。この場合の指定方法としては、例えば操作部7に複数のジャンプボタンを設け、使用者に押下されたジャンプボタンに対応する楽曲の部分(本実施形態の場合は、サビの2小節前、サビの1小節前およびサビの部分のいずれか)を指定するといった方法や、ジャンプボタンを押下する回数で演奏開始部分を指定する方法などがある。以下、サビの1小節前にジャンプするように指定された場合について説明する。
【0039】
上述したブリッジ処理が行われている間、2曲目の楽曲データの制御情報トラックに含まれる1小節前マークを検索する。そして、ブリッジ処理が終了した時点で1曲目の楽曲データに対応した演奏を中止すると、検索した1小節前マークに示されるタイミング以降に実行されるデータ、つまり次の曲におけるサビの1小節前以降のデータを楽曲データ読出エリア42bから順次読み出し、音源装置8bに出力する。そして、楽曲データ読出エリア42bから読み出されたデータに基づいて、音源装置8bが楽音信号を生成してアンプスピーカ10に出力し、サビの1小節前から次の曲の演奏を開始する(ステップSb4)。
【0040】
ここで、図9は曲間ジャンプ処理における各演奏系統の処理内容を示す図である。同図に示すように、使用者にジャンプ指令が入力された場合、a系統によりブリッジ処理が行われて1曲目の演奏が中止された後、b系統による2曲目の演奏をサビの1小節前の部分から開始する。使用者から3曲目が予約されている場合には、a系統による1曲目の演奏を中止した後、3曲目の楽曲データをハードディスク装置5から読み出し、楽曲データ読出エリア42aに書き込む。そして、2曲目の演奏中にジャンプ指令が入力された場合は、ステップSb2以下と同様の処理を行い、使用者に指定された部分から3曲目の演奏を開始する。
【0041】
一方、1曲目の楽曲データに対応した楽曲を演奏中に、使用者からジャンプ指令が入力されなかった場合には、そのまま1曲目の演奏を最後まで続ける。そして、1曲目の演奏が全て終了すると、楽曲データ読出エリア42bに記憶された2曲目の楽曲データを最初から読み出し、音源装置8bに出力する。楽曲データ読出エリア42bから出力された2曲目の楽曲データに基づいて、音源装置8bが楽音信号を生成し、アンプスピーカ10に出力する。このようにして、2曲目の楽曲データに対応した楽曲の演奏を曲の始めから開始する。
【0042】
このように本実施形態に係るカラオケ装置でメドレー曲以外の楽曲を演奏中にジャンプ指令を入力すれば、この曲の演奏を中止し、使用者の指定した部分から次に予約された曲の演奏を開始することができる。従って、1曲目のサビの部分を歌い終えた後、ジャンプ指令を入力して2曲目のサビの部分から演奏を開始し、また、2曲目のサビの部分を歌い終えた後、ジャンプ指令を入力して3曲目のサビの部分から演奏を開始するといったことが可能となり、使用者は予約した複数の曲におけるサビの部分のみを歌い続けることができる。
【0043】
なお、本実施形態に係るカラオケ装置の曲間ジャンプ処理においては、次の曲の演奏開始部分は、サビの2小節前、サビの1小節前およびサビのいずれかであったが、楽曲の任意の部分、例えばサビの3小節前などのマークを制御情報トラックに書き込んでおけば、マークを書き込んだ部分から次の曲の演奏を開始することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラオケ曲を演奏中に知らない曲などが演奏された場合に、その曲の演奏を中止して瞬時に次の曲の演奏を開始することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 前記カラオケ装置で用いられる楽曲データのデータフォーマットを示す図である。
【図3】 前記楽曲データの楽音トラックおよび歌詞トラックの構成を示す図である。
【図4】 (a)は前記楽曲データがメドレー曲の楽曲データである場合の、前記楽曲データの制御情報トラックの内容を示す図であり、(b)は前記楽曲データがメドレー曲以外の楽曲データである場合の、前記楽曲データの制御情報トラックの内容を示す図である。
【図5】 前記カラオケ装置におけるRAMのメモリマップの内容を示す図である。
【図6】 前記カラオケ装置によるメドレー曲内ジャンプ処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 前記メドレー曲内ジャンプ処理における前記カラオケ装置の各演奏系統の処理内容を説明するための図である。
【図8】 前記カラオケ装置による曲間ジャンプ処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 前記曲間ジャンプ処理における前記各演奏系統の処理内容を説明するための図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…バス、3…ROM、4…RAM(記憶手段)、5…ハードディスク装置、6…表示部、7…操作部(指示手段、曲指定手段)、8a…音源装置、8b…音源装置、10…アンプスピーカ、11…マイク

Claims (5)

  1. 曲データを記憶する記憶手段と、
    ジャンプ指令を入力する指示手段と、
    前記記憶手段に記憶された曲データを読み出し、読み出した前記曲データに対応した演奏を行う演奏手段とを具備しており、
    前記演奏手段は、複数の楽曲を含むメドレー曲に対応したメドレー曲データに基づいて、それぞれ楽曲を演奏することが可能な複数の演奏系統を有しており、
    前記複数の演奏系統のいずれかにより前記メドレー曲に含まれる楽曲が演奏されている途中で、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合には、現在演奏を行っている演奏系統による演奏を中止し、現在演奏を行っている演奏系統と異なる演奏系統によって、前記メドレー曲に含まれる楽曲のなかで演奏を中止させる楽曲の次に演奏される楽曲の演奏を開始することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、所定時間が経過するまでジャンプ指令が入力された時点での楽曲の演奏状態を保持し、前記所定時間が経過した時点で、演奏を中止させる楽曲の次に演奏される楽曲の演奏を開始することを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 記メドレー曲データは、複数の楽曲データと、各々の前記楽曲データの先頭に付加される先頭データとを有しており、
    前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、前記メドレー曲データのなかで現在演奏中の楽曲データの次に演奏される楽曲データに付加される先頭データを検索し、この先頭データ以降の楽曲データに基づいて、演奏を開始すること特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ装置。
  4. カラオケ曲を指定する曲指定手段と、
    前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲に対応したカラオケ曲データを記憶する記憶手段と、
    前記カラオケ曲データの読み出し開始位置を指示する指示手段と、
    前記曲指定手段に指定された前記カラオケ曲データを前記記憶手段から順次読み出し、読み出した前記カラオケ曲データに対応したカラオケ曲を演奏する演奏手段とを具備しており、
    前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲の演奏を行っている途中で、前記指示手段から読み出し開始位置の指示があった場合には、前記演奏手段は、現在演奏中のカラオケ曲の演奏を中止し、このカラオケ曲の次に演奏するように前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲に対応したカラオケ曲データを、前記指示手段に指示された読み出し開始位置から読み出して演奏を開始し、また、
    前記演奏手段は、前記カラオケ曲データに基づいて、それぞれ楽曲を演奏することが可能な複数の演奏系統を有しており、
    前記複数の演奏系統のいずれかにより前記曲指定手段により指定されたカラオケ曲が演奏されている途中で、前記指示手段からジャンプ指令が入力された場合には、現在演奏を行っている演奏系統による演奏を中止し、現在演奏を行っている演奏系統と異なる演奏系統によって、演奏を中止するカラオケ曲の次に演奏するように前記曲指定手段に指定されたカラオケ曲の演奏を開始することを特徴とするカラオケ装置。
  5. 記指示手段からジャンプ指令が入力された場合、前記演奏手段は、所定時間が経過するまでジャンプ指令が入力された時点でのカラオケ曲の演奏状態を保持し、前記所定時間が経過した時点で、演奏を中止させるカラオケ曲の次に演奏されるカラオケ曲の演奏を開始することを特徴とする請求項に記載のカラオケ装置。
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