JPH11109498A - 音声入力機能付き装置及びカメラ - Google Patents

音声入力機能付き装置及びカメラ

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JPH11109498A
JPH11109498A JP9289281A JP28928197A JPH11109498A JP H11109498 A JPH11109498 A JP H11109498A JP 9289281 A JP9289281 A JP 9289281A JP 28928197 A JP28928197 A JP 28928197A JP H11109498 A JPH11109498 A JP H11109498A
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JP
Japan
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voice
function
input
camera
setting
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Application number
JP9289281A
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English (en)
Inventor
Akira Yamada
山田  晃
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が音声入力により設定した機能を容易
に確認でき、操作性の良好なものにする。 【解決手段】 使用者の音声を入力する音声入力手段1
5と、入力される前記音声を認識する音声認識手段11
0と、使用者の音声を該装置の諸機能設定用として予め
複数登録しておく音声登録手段110,115と、音声
を発声させる音声発声手段118,14と、音声入力動
作を開始する際に操作される音声入力スイッチSW−V
OICEと、該音声入力スイッチが操作されている際
に、入力される使用者の音声を前記登録された音声の中
から認識し、対応する機能を設定すると共に、設定した
機能に対応する音声を前記音声発声手段により発声させ
る制御手段110とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の音声を認
識し、認識結果に応じて諸機能を制御させる音声入力機
能付き装置及びカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラは高度に電子化され、小型
なボディサイズにも拘わらず非常に多くの機能を備える
ことが可能になってきている。しかしながらそれに伴い
これらの機能を操作する為に電子ダイヤル,押し釦,ス
ライドスイッチ等の操作部材が数多く用いられ、操作方
法が判りづらくなるとともに、限られたカメラのサイズ
では配置できる操作部材の数には限りがあるため、時に
は複数の操作部材を同時に押したり、順次階層的に操作
するといった、複雑で面倒な操作となってしまってい
た。特に一眼レフカメラにおいて撮影に際して撮影者が
設定するモードは、AEモード,AFモード,測光モー
ド,フィルム給送モードなどが有り、またカメラが予め
設定していた機能を、撮影者の使い勝手により任意に変
更するカスタムファンクションモードなどがある。
【0003】従って、撮影者はこれらの多くの撮影モー
ドの中からそれぞれの撮影シーンや状況に応じて適宜機
能を選択,設定する必要があった。また、従来の操作方
法では複雑かつ面倒なだけではなく、迅速性が要求され
る撮影条件下においてカメラを構えながら操作を行なう
ことは困難であるという操作性と速写性との両面で問題
があった。
【0004】この点に鑑み、特開昭64−56428号
公報では、カメラの機能を制御する制御機構において、
音声を入力する音声入力手段と、入力された音声を認識
する音声認識手段と、認識結果に対応する制御内容に基
づいてカメラの機能を制御する制御手段を有する音声入
力カメラが提案されている。これによって音声によっ
て、絞り,シャッタ速度,動作モード等のカメラの機能
を自由に設定できる操作性,連写性の優れたカメラを提
供しようというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な音声入力カメラにおいては、複雑な操作をする必要は
なくなり、機能の設定を簡便に行えるといった利点は有
するものの、どの様な機能が設定されたかを撮影者に確
認させる為の表示手段を備える必要があり、これを従来
と同じくカメラの外部モニタに表示させるのでは、ファ
インダを覗きながらでは何に設定されたかは判らず、撮
影者は不安を持ちながら撮影を行なうか、構えながら機
能の設定を行なうことは断念せざるを得なかった。ファ
インダ内の表示手段に機能のすべてを表示させる事も考
えられるが、非常にスペースの少ないファインダ部では
多くの機能内容をすべてわかりやすく表示する事は困難
であり、またその為に表示手段を大型にする事はコスト
アップ,カメラそのものの大型化を招いてしまうという
問題点があった。
【0006】また、このような音声入力カメラは操作が
簡便になる反面、その認識度が正確であることを要求さ
れる為、カメラの操作において如何に精度よく音声を取
り込み、正確に認識を行なわせる事が出来るかが音声入
力カメラを実現する上での課題となっていた。
【0007】(発明の目的)本発明の第1の目的は、使
用者が音声入力により設定した機能を容易に確認でき、
操作性の良好な音声入力機能付き装置を提供しようとす
るものである。
【0008】本発明の第2の目的は、使用者がこの音声
入力機能付き装置を通常操作する状態において正確に音
声を認識することができる認識度の高い音声入力機能
と、簡便な操作性で音声を登録することができる操作性
の良い音声入力機能とを兼ね備えた音声入力機能付き装
置を提供しようとするものである。
【0009】本発明の第3の目的は、使用者が観察面を
覗きながら音声入力を行なっても正確に音声を認識する
ことのできる認識度の高い音声入力機能付き装置を提供
しようとするものである。
【0010】本発明の第4の目的は、撮影者が音声入力
により設定した機能を容易に確認でき、操作性の良好な
カメラを提供しようとするものである。
【0011】本発明の第5の目的は、撮影者がこの音声
入力機能付き装置を通常操作する状態において正確に音
声を認識することができる認識度の高い音声入力機能
と、簡便な操作性で音声を登録することができる操作性
の良い音声入力機能とを兼ね備えたカメラを提供しよう
とするものである。
【0012】本発明の第6の目的は、撮影者がファイン
ダを覗きながら音声入力を行なっても正確に音声を認識
することのできる認識度の高い音声入力機能を備えたカ
メラを提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜3記載の本発明は、使用者の音声
を入力する音声入力手段と、入力される前記音声を認識
する音声認識手段と、使用者の音声を該装置の諸機能設
定用として予め複数登録しておく音声登録手段と、音声
を発声させる音声発声手段と、音声入力動作を開始する
際に操作される音声入力スイッチと、該音声入力スイッ
チの操作が為されている際に、入力される使用者の音声
を前記登録された音声の中から認識し、対応する機能を
設定すると共に、設定した機能に対応する音声を前記音
声発声手段により発声させる制御手段とを有する音声入
力機能付き装置とするものである。
【0014】上記構成において、使用者が音声入力によ
り設定した機能を、音声を発声して確認させるようにし
ている。
【0015】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、音声入力装置の機能を任意に
設定可能な状態にする機能設定手段と、使用者の音声を
入力する音声入力手段と、入力される前記音声を認識す
る音声認識手段と、使用者の音声を該装置の諸機能設定
用として予め複数登録しておく音声登録手段と、該音声
登録手段を動作させる音声登録モードと前記音声認識手
段によって認識された該装置の機能を設定する音声認識
モードとのいずれかを選択する選択手段と、音声入力動
作を開始する際に操作される音声入力スイッチと、該音
声入力スイッチの操作が為され、前記音声登録モードが
選択されている際には、前記機能設定手段によって任意
の機能を設定可能な状態において、設定される機能に対
応させて入力される音声を登録するように前記音声登録
手段を動作させ、前記音声認識モードが選択されている
場合には、入力される撮影者の音声を前記登録された音
声の中から認識し、対応する機能を設定する制御手段と
を有する音声入力機能付き装置とするものである。
【0016】上記構成において、音声登録モードと音声
認識モードそれぞれを同一の音声入力スイッチの操作を
トリガーとして、音声を取り込むようにしている。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、対象物を観察するための観察
部と、使用者の音声を入力する音声入力手段と、入力さ
れる前記音声を認識する音声認識手段とを有し、該装置
の諸機能のうちの、前記音声認識手段による認識結果に
応じた機能を制御させる音声入力機能付き装置におい
て、前記音声入力手段の構成要素うちの少なくともマイ
クロフォンを、前記観察部の光軸の鉛直方向近傍に配置
したことを特徴とする音声入力機能付き装置とするもの
である。
【0018】上記構成において、何れの姿勢で音声入力
機能付き装置を使用しても、使用者の口とマイクロフォ
ンとの相対位置が所定の関係を保つことができるよう
に、前記マイクロフォンを配置している。
【0019】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項6〜8,11及び14記載の本発明は、撮影者の
音声を入力する音声入力手段と、入力される前記音声を
認識する音声認識手段と、撮影者の音声をカメラの諸機
能設定用として予め複数登録しておく音声登録手段と、
音声を発声させる音声発声手段と、音声入力動作を開始
する際に操作される音声入力スイッチと、該音声入力ス
イッチの操作が為されている際に、入力される撮影者の
音声を前記登録された音声の中から認識し、対応する機
能を設定すると共に、設定した機能に対応する音声を前
記音声発声手段により発声させる制御手段とを有するカ
メラとするものである。
【0020】上記構成において、撮影者により音声入力
により選択された機能を、音声を発声して確認させるよ
うにしている。
【0021】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項9,10及び12〜14記載の本発明は、撮影機
能を任意に設定可能な状態にする機能設定手段と、撮影
者の音声を入力する音声入力手段と、入力される前記音
声を認識する音声認識手段と、撮影者の音声をカメラの
諸機能設定用として予め複数登録しておく音声登録手段
と、該音声登録手段を動作させる音声登録モードと前記
音声認識手段によって認識されたカメラの撮影機能を設
定する音声認識モードとのいずれか選択する選択手段
と、音声入力動作を開始する際に操作される音声入力ス
イッチと、前記音声登録モードが選択されている場合に
は、前記機能設定手段によって任意の機能を設定可能な
状態において、設定される機能に対応させて入力される
音声を登録するように前記音声入力スイッチの操作時に
前記音声登録手段を動作させ、前記音声認識モードが選
択されている場合には、前記音声入力スイッチの操作時
に入力される撮影者の音声を前記登録された音声の中か
ら認識し、対応する機能を設定する制御手段とを有する
カメラとするものである。
【0022】上記構成において、音声登録モードと音声
認識モードそれぞれを同一の音声入力スイッチの操作を
トリガーとして、音声を取り込むようにしている。
【0023】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項15及び16記載の本発明は、撮影者が被写体を
観察するためのファインダ部と、撮影者の音声を入力す
る音声入力手段と、入力される前記音声を認識する音声
認識手段とを有し、カメラの諸機能のうちの、前記音声
認識手段による認識結果に応じた機能を制御させるカメ
ラにおいて、前記音声入力手段の構成要素うちの少なく
ともマイクロフォンを、前記ファインダ部の光軸の鉛直
方向近傍に配置したカメラとするものである。
【0024】上記構成において、何れの姿勢でカメラを
使用しても、撮影者の口とマイクロフォンとの相対位置
が所定の関係を保つことができるように、前記マイクロ
フォンを配置している。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1(a),(b)及び図2は本発明を一
眼レフカメラに適用した際の実施の第1の形態に係る外
観図であり、詳しくは、図1(a)は該カメラの上面
図、図1(b)は該カメラの背面図、図2は図1のカメ
ラの側面図である。
【0027】図1及び図2において、1はカメラ本体、
2はレリーズ釦、3は公知のプログラムAE,シャッタ
優先AE, 被写界深度優先AE等のAEモードを設定す
る為のAEモード設定釦、4は公知のワンショットA
F,サーボAF等のAF動作モードを設定する為のAF
モード設定釦、5は公知の評価測光,平均測光,部分測
光,スポット測光等の測光方式を設定する為の測光モー
ド設定釦、6は公知の1駒送り(単写モード),高速連
続送り(高速連写モード),低速連続送り(低速連写モ
ード)等のフィルム給送を行なう為のフィルム給送モー
ド設定釦、7は通常は固定されている機能を撮影者が撮
影状況や使い勝手に応じて複数の機能から任意に選択し
て変更できる、いわゆるカスタムファンクション機能を
選択する為のカスタムファンクション設定釦である。8
は一般的に電子ダイヤルといわれる入力スイッチであ
り、回転するとタイミングの異なる二つのクリックパル
スを発生させる事によって前記AEモード設定釦3から
カスタムファンクション設定釦7までにて示される各設
定釦を押してモード設定状態にした際に、各モードを後
述するモニタ用LCDに順次表示して選択させるもので
ある。
【0028】9は外部モニタ表示装置としてのモニタ用
LCD(液晶表示器)であり、予め決められたパターン
を表示する固定セグメント表示部9aと可変数値表示用
の7セグメント表示部9bから成っている。10はカメ
ラの背蓋であり、本実施の形態の構成の中心である音声
認識部を備えている。11は撮影者が発声する音声を入
力する際のトリガースイッチとなる音声入力釦であり、
上記電子ダイヤル8と同じ様な構成で背蓋10にも設け
られた、AE撮影時には露出補正段数の設定に用いられ
るサブ電子ダイヤル12の回転中心部に設けられてい
る。13は音声入力機能をOFFするポジション,音声
認識動作を行なう音声認識モード、及び、撮影者の音声
を予め登録しておく為の音声登録モードの3ポジション
を選択する音声モードスイッチ、14は背蓋8に開けた
穴から音声を発生するように構成された小型のマイクロ
スピーカーである。
【0029】15は撮影者の音声を取り込むエレクトレ
ットタイプの小型コンデンサマイクロフォンであり、図
示する様に、カメラのファインダ部16の光軸の鉛直方
向17上に配置されていることが特徴となっている。こ
の様にレイアウトしている理由を、図4を用いて説明す
る。
【0030】図4(a),(b)はカメラを横位置に構
えた通常の撮影状態を示したものである。
【0031】撮影者が右目でファインダを覗いても、左
目で覗いても、マイクロフォン15の真上に撮影者の口
が来る事はなく、発声時の息の影響を受ける事がないと
共に、撮影者の口からマイクロフォン15までの水平距
離dは同じである為、撮影者がどちらが効き目であって
も全く同じ音量レベルで取り込みを行なう事が出来る。
【0032】図4(c),(d)はカメラを縦位置に構
えた時を示すものである。
【0033】横位置と同じくマイクロフォン15の真上
に撮影者の口が来る事はなく、発声時の息の影響を受け
る事がない。又同じ縦位置でもレリーズボタンが上側に
なる場合と下側になる場合とで差は出るのであるが、マ
イクロフォン15からの距離が横位置に比べ距離が離れ
る為に、あまり距離による音量レベルの差が出ないよう
になっている。
【0034】なお、横位置と縦位置で構えた時にマイク
ロフォン15からの距離に差が出る問題では、公知の姿
勢検知手段を設ける事によって、縦位置時には該マイク
ロフォン15の感度を横位置時よりも上げる事で解決で
きる。
【0035】以上の様にカメラに対して撮影者の音声を
入力する上で最適な位置にマイクロフォン15をレイア
ウトする事によって、カメラの構え方やファインダの覗
き方に依存せず、常に安定して、正確に音声を認識でき
るといった効果がある。
【0036】図3は上記構成の一眼レフカメラに内蔵さ
れた電気的構成を示すブロック図であり、図1及び図2
と同じ部分は同一の符号を付してある。尚、図中、一点
鎖線Aで囲まれるブロック図は、カメラ本体1に内蔵さ
れているカメラ機能部を、一点鎖線Bで囲まれるブロッ
ク図は、背蓋10に内蔵されている音声認識部を示して
いる。
【0037】まず、一点鎖線Aで囲まれる、カメラ本体
1に内蔵されているカメラ機能部を示すブロック図内の
構成について説明する。
【0038】カメラ本体1に内蔵されたマイクロコンピ
ュータである中央処理装置(以下、メインCPUと記
す)101には、自動焦点検出回路102,焦点調節回
路103,測光回路104,シャッタ制御回路105,
絞り制御回路106,モータ制御回路107が接続され
ている。
【0039】上記メインCPU101は、まずレリーズ
釦2の第1ストロークが為されると、図示しない撮影レ
ンズの焦点状態を検出し、その状態に基づいて撮影レン
ズの焦点調整機構を駆動するいわゆるAF(オートフォ
ーカス)動作を行なわせる事から始めて、撮影される被
写体の輝度を測光し、その測光値に基づいて露出値を決
定する。次に、レリーズボタン2の第2ストロークが為
されると、所定のシャッタ秒時と絞り値でシャッタと撮
影レンズの絞りを制御し、フィルムに前記露出値に相当
する露光量で露光させ、露光終了後にフィルムを1駒巻
き上げ、シャッタをチャージするという一連のカメラの
レリーズシーケンスを実行させるものである。
【0040】SW−1はレリーズ釦2の第1ストローク
でオンし、AFと測光を開始させるスイッチ、SW−2
はレリーズ釦2の第2ストロークでオンするレリーズス
イッチである。SW−AEMDは上記AEモード設定釦
3に連動するスイッチ、SW−AFMDは上記AFモー
ド設定釦4に連動するスイッチ、SW−MEMDは上記
測光モード設定釦5に連動するスイッチ、SW−DRM
Dは上記給送モード設定釦6に連動するスイッチ、SW
−CFMDは上記カスタムファンクション設定釦7に連
動するスイッチである。また、SW−DIAL1とSW
−DIAL2は上記電子ダイヤル8内に設けられたダイ
ヤルスイッチであり、電子ダイヤル8の回転クリック量
が信号入力回路100内のアップダウンカウンタに入力
され、カウントされる。
【0041】以上の各スイッチの状態が信号入力回路1
00に入力され、データバスによってメインCPU10
1に送信される。
【0042】108はLCDを表示駆動させる公知の構
成から成るLCD駆動回路であり、メインCPU101
からの信号に従い、絞り値,シャッタ秒時,撮影モー
ド,フィルム枚数等をモニタ用LCD9に表示すると共
に、絞り値とシャッタ秒時はファインダ内LCD109
にも表示させる。
【0043】次に、一点鎖線Bで囲まれる、背蓋10に
内蔵されている音声認識部を示すブロック図内の構成に
ついて説明する。
【0044】110は主に音声認識処理を司るマイクロ
プロセッサであり、マイクロフォン15から出力された
音声信号はプリアンプ111に入力され、所定ゲインで
増幅されてA/D変換器113に送られ、デジタル音声
信号に変換されて該マイクロプロセッサ110に送ら
れ、音声認識処理が行なわれる。そして、音声認識され
た結果や音声認識動作状況はデータバスによってメイン
CPU101に送信される。なお、マイクロプロセッサ
110は音声認識に適した音量が入力されるようにゲイ
ンコントロール112にフィードバック制御がかかる、
いわゆるオートゲインコントロール(AGC)を行なわ
せる。
【0045】114は予め撮影者の音声の音響的特徴を
メモリする為、及び、音声認識処理を行なうワーキング
メモリとして設けられたRAMであり、115はカメラ
から発声させる音声データを予め記憶させておくROM
であり、両方ともメモリコントローラ116を介してマ
イクロプロセッサ110に接続されている。117はD
/A変換器であり、マイクロプロセッサ110がメモリ
コントローラ116を介してROM115より呼び出し
た音声データをアナログ音声信号に変換する。118は
パワーアンプであり、適当な音量になるように前記音声
データを増幅し、スピーカー14へ出力する。これによ
り、ROM115に記憶された音声がスピーカー14か
ら発声される。
【0046】SW−VMDは音声モードスイッチ13と
連動する3ポジションスイッチ、SW−VOICEは音
声入力釦11に連動するスイッチである。
【0047】一般的に音声認識装置は、話者を限定する
特定話者用と話者を限定しない、誰の声でも認識する不
特定話者用とに分類される。特定話者用は、使用する特
定の話者に認識系を設定する事が出来る為、システムの
負荷が軽くなると共に高い認識率が期待でき、又言語に
も依存されにくい特性を持っている。しかし認識する語
彙を予め発声させ、登録しておくという操作を使用者に
強いるという絶対的な不便さは避けられない。一方、不
特定話者用は話者を選ばず、すぐに音声認識を動作させ
ることが出来る簡便性はあるが、認識精度を上げる為に
は演算装置,メモリとも大規模なシステムが必要となっ
てくる。
【0048】ところで、カメラというアプリケーション
から見ると音声入力を行ないたい機能はそれほど多くは
なく(せいぜい100語彙に収まる程度)、また使用者
は殆どの場合一個人に限定されるという特性と、小型で
低コストであることが絶対条件である事を考慮すると、
特定話者でかつ特定語彙を対象とする音声認識装置が適
していると云える。
【0049】このような背景から、本実施の形態におけ
る音声入力機能を備えたカメラの特徴も、特定話者仕様
に適したものである。
【0050】ここで、マイクロプロセッサ110が行な
う音声認識処理について説明する。一般的に音声認識の
過程は、音声を認識に役に立つ、なるべく少数のパラメ
ータで表す為の特徴抽出部と、その特徴パラメータによ
って音声が何であるかを判定する判別部に分ける事が出
来る。これら認識技術については現在数々の研究がなさ
れているが、代表的な手法として、認識の対象となる標
準パターンを作成し、それと入力音声との一致度を判定
することにより単語音声認識を行なうパターンマッチン
グ方式について説明する。
【0051】図5は、パターンマッチング方式の認識処
理の流れを説明する為のフローチャートである。
【0052】発声した音声データは、ステップ#201
にて、バンドパスフィルタ分析等の音声分析により分析
パラメータベクトルの時系列に変換されると共に、音声
の振幅パターン等から単語の開始点,終了点を決定し単
語の切り出しが行われる。次にステップ#202では、
少数の認識に有効な特徴パラメータに変換する特徴点抽
出が行われる。ここでは得られたスペクトルのローカル
ピークを検出し、これらのみを2値化抽出する。これに
よりデータ圧縮が行なわれる。
【0053】次にステップ#203では、線形又は非線
形の時間正規化処理が行なわれ、音声パターンが生成さ
れる。前述の様に特定話者対応の場合は予め使用者の音
声データを参照音声パターンとして登録する必要があ
り、ステップ#204にて、音声を登録する登録モード
が選択されている場合はステップ#205へ進み、上記
ステップ#203で生成された音声パターンをメモリに
記憶させる)。また、上記ステップ#204にて使用者
の音声を認識してカメラの機能を制御する認識モードが
選択されていた場合はステップ#206進み、入力音声
と参照音声パターンとのマッチング計算を行なうマッチ
ング処理が行なわれる。マッチング計算は、時間正規化
された参照音声パターンベクトルと入力音声パターンベ
クトルとの距離計算として行なわれる。最後にステップ
#207にて、登録された各参照音声パターンとの距離
の中で最小のものが認識された単語として判定される。
【0054】次に、本発明の実施の第1の形態おける具
体的な動作について説明する。図6は予め撮影者の認識
すべき音声を登録する「登録モード」での動作を説明す
るフローチャートである。
【0055】音声モードスイッチ13が登録のポジショ
ンにあり、スイッチVMD_SWが登録側にONしてい
ると、ステップ#301にて「登録モード」に入る。そ
して、次のステップ#302にて、各モード設定釦の何
れかが押されているか、すなわちスイッチAEMD_S
W,AFMD_SW,DRMD_SW,MEMD_SW
又はスイッチCFMD_SWがONしているかを検知す
る。何れのスイッチもOFFしていればONするまでこ
の検知を繰り返す。一方、何れかのスイッチがONして
いればステップ#303へ進み、モードタイマをスター
トさせる。次にステップ#304にて、モード設定状態
の表示をLCD駆動回路108を介してモニタ用LCD
9に表示させ、続くステップ#305にて、撮影者が電
子ダイヤル8を回転する事によって所望のモードを選択
可能とすると共に、選択されたモードを入力する。
【0056】このモード選択時の一例を、図7〜図10
で説明する。
【0057】図7は、測光モード設定釦5が押されたと
きの固定表示部9aでの表示状態を示すもので、電子ダ
イヤル8の右回転,左回転で、図示する様に評価測光→
部分測光→スポット測光→平均測光を順次選択し、測光
モードを設定できる。AEモード設定,AFモード設
定,給送モード設定においても同様に設定できる。
【0058】図8は、カスタムファンクション設定釦7
が押されたときの可変数値表示部9bでの表示状態を示
すもので、例えば(a)に示す様に「CF1ー0」と表
示される。これは「カスタムファンクションナンバー
1」として予め組み込まれている機能が「0」であれば
カメラの初期設定のまま(ディフォルト)、又は機能し
ないように設定されている事を示しており、「0」以外
であれば、初期設定以外の、その機能の何れかが働くよ
うに設定されている。
【0059】ここで電子ダイヤル8を回転させると、図
8(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f)と
いった具合に、回転方向に応じて順次、機能表示である
「カスタムファンクションナンバー」とその設定内容が
表示される。この場合、6種類の機能とその設定内容を
選択できることになる。
【0060】図9にカスタムファンクションの機能とそ
の設定内容の一例を示す。
【0061】ここで「CF1」の設定を「0(初期値の
まま)」から他の設定に変えるには、カスタムファンク
ション設定釦7を再度押す事によって行なわれる。この
状態を図9に示すと、カスタムファンクション釦を1回
押すと「0」→「1」に切り換わり、もう一度押すと
「1」→「2」という具合に切り換わり、設定内容を選
択できる。ここまでの操作方法は音声認識を用いない通
常の手動入力による撮影モード設定と全く同じ操作方法
である。
【0062】再び図6に戻って、上記の様にして何れか
の撮影モードが選択されると次のステップ#306へ進
み、音声入力釦11が押されてスイッチSW−VOIC
EがONしているか否かをマイクロプロセッサ110が
検出する。OFFしていればステップ#307へ進み、
上記モードタイマが所定時間経過しているかを調べ、も
し経過していればステップ#302に戻る。また、経過
していなければステップ#304に戻り、モード設定表
示を続ける。
【0063】一方、上記ステップ#306にてスイッチ
SW−VOICEがONしていれば、マイクロプロセッ
サ110はメインCPU101から設定内容を読み込む
と共にステップ#308へ進み、音声検出を行なうこと
になる。
【0064】ここで撮影者は表示されている選択モード
と認識させる入力音声を対応させて登録させるべく、モ
ード名を発声する。例えば図7(a)の評価測光モード
を選択していれば、「ひょうか」、図7(b)の部分測
光モードを選択してしていれば「ぶぶん」という具合に
発声する。
【0065】カスタムファンクションモードでは、図9
に示した様に機能名を発声して登録し、認識モードで、
CF1〜6を機能名を発声することで呼び出すようにす
れば良い。例えば、CF1を音声で呼び出すように設定
するには「CF1」を表示させたところで「まきもど
し」と発声して登録すれば良い。また、図9で示した設
定内容を発声して、ダイレクトに設定する事も可能であ
る。例えばCF1を「1」に音声で設定するためには
「CF1=1」を表示させたところで「しゅどうこうそ
く」と発声して登録すれば良い。但し、機能名か設定内
容のどちらにするかは予め決めておく必要があり、これ
を選択するのがカスタムファンクション6となる。
【0066】又ここに書かれた語彙だけでなく任意の語
彙を登録時に発声する事で、独自の音声を登録する事が
出来る。いずれにせよ撮影者が登録させるべく音声を発
声すると、以下音声分析,音声検出(#308)、特徴
抽出(#309)、時間正規化(#310)と、図4の
ステップ#201〜#203で説明した様に、マイクロ
プロセッサ110は音声処理を行なう。
【0067】上記ステップ#310にて音声パターンが
生成されるとステップ#311へ進み、音声パターンの
信頼性判定が行なわれる。つまり、生成された音声パタ
ーンが参照パターンとして登録するのに値するレベルに
達しているかを判定する。信頼性が不十分であると判定
するとステップ#312へ進み、登録が不可であり、再
度登録動作を行なわせるために再入力を勧告する表示を
行ない、ステップ#306に戻る。
【0068】これはモニタ用LCD9に表示されている
設定すべきモード表示部を点滅させると共に、スピーカ
ー14より「登録できません。もう一度」と発声させ、
撮影者に知らせるものである。そして、この勧告表示を
所定時間行なわせ、モードタイマをリセットした後、ス
テップ#306に戻り、再度音声入力スイッチ13が押
されるのを待つ。
【0069】また、ステップ#311にて信頼性がOK
と判断されるとステップ#313へ進み、今までに出来
ている音声パターンの数が所定数nに達しているかを調
べ、達していなければステップ#314へ進み、上記ス
テップ#312と同じくスピーカー14より「もう一
度」と音声で勧告する。勧告後モードタイマをリセット
してステップ#306へ戻る。上記ステップ#313に
て所定数nに達していればステップ#315へ進み、登
録すべき参照音声パターンを作成する。これはn個の音
声パターンの平均値や中間値又は信頼性が最大の音声パ
ターン等のいずれかから作成するものである。次にステ
ップ#316へ進み、音声パターン記憶用に設けられた
RAM14に参照音声パターンとして記憶させ、登録動
作を完了する。
【0070】次に、音声入力を実際にカメラに行なわせ
る音声の「認識モード」について、図11のフローチャ
ートにより説明する。
【0071】マイクロプロセッサ110は音声モードス
イッチ13の状態を検知し、音声モードスイッチ13が
認識のポジションにあり、スイッチVMD−SWが認識
側にONしていると、ステップ#401にて「認識モー
ド」である事をメインCPU101に通信する。次にス
テップ#402にて、カメラの他のスイッチがONされ
ているかの状態をメインCPU101,マイクロプロセ
ッサ110ともに検知し、その中で音声入力釦11が押
されてスイッチSW−VOICEがONしているかをス
テップ#403で検出する。OFFしていればステップ
#402に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0072】その後、スイッチSW−VOICEがON
されていればステップ#404へ進み、音声認識動作が
スタートすると共にメインCPU101に通信し、他の
操作スイッチを受け付けないようにする。音声入力釦1
1を押した後、撮影者が予め登録されている語彙の何れ
かを発声すると、音声分析,音声検出(#404)、特
徴抽出(#405)、時間正規化(#406)、マッチ
ング処理(#407)、単語処理(#408)と動作を
進め、図5のステップ#201〜#203、#205〜
#206で説明した様にマイクロプロセッサ110は一
連の音声認識処理を行なう。
【0073】次にステップ#409へ進み、音声認識度
の信頼性判定を行う。つまり、入力された音声パターン
と認識された参照音声パターンとの距離が所定の基準値
よりも小さいかを判断する。大きければ認識信頼性がな
いと判断し、ステップ#409からステップ#410へ
進み、再度入力動作を行なうように「もう一度」と音声
でスピーカー14から勧告表示を行なう。また、あまり
にも参照音声パターンとの距離がかけ離れている場合、
何回やっても信頼性が得られない場合などは「登録をや
り直して下さい」と音声で勧告するようにしても良い。
距離が小さければ認識信頼性が充分と判断してステップ
#411へ進み、マイクロプロセッサ110はメインC
PU101に認識結果を送信する。すると、メインCP
U101は認識結果に対応する撮影モードにカメラの設
定を切り換え、認識結果に対応するモード表示をモニタ
LCD109に表示する。それとともにステップ#41
2へ進み、ROM115に予め撮影モードに対応させて
記憶させておいた標準的な判りやすい音声を発生させ、
撮影者に撮影モードを知らせる。
【0074】以上で一連の音声入力動作が終了し、撮影
者は音声にて変更した撮影モードでの撮影が可能とな
る。
【0075】そして、次にステップ#413にて、レリ
ーズ釦2の第1ストロークによりスイッチSW1がON
しているかを検知し、OFFしていればステップ#40
2に戻る。また、スイッチSW1がONしていればステ
ップ#414へ進み、撮影レンズのAF動作を行なわ
せ、撮影される被写体の輝度を測光し、その測光値に基
づいて露出値を決定する。次にステップ#415にて、
レリーズボタン2の第2ストロークによりスイッチSW
2がONしているかを検知し、OFFしていれば上記ス
テップ#ス413に戻り、ONしていれば前述したレリ
ーズシーケンスを実行し、次の撮影者の操作に備えてリ
ターンする。
【0076】ここで、撮影者が操作する視点から見た音
声入力動作を説明する。
【0077】まず音声によって撮影モードを設定する場
合、例えば現在カメラが評価測光モードに設定されてい
る状態(図7(a)の状態)で音声入力釦11を押し、
「ぶぶん」と発声する。すると、測光モードが部分測光
に切り換わり、モニタ用LCD9の表示も部分測光マー
ク(図7(b)参照)が表示される。それとともにRO
M115に予め部分測光モードに対応させて記憶させて
いた音声(例えば、優しい女性の声)がスピーカー14
から「ぶぶんそっこう」と発声される。以上の様に測光
モードが切り換わった事を撮影者はファインダを覗きな
がらでも瞬時に確認することができ、それに続く撮影動
作であるレリーズ釦2を押す事で、瞬時に部分測光での
撮影動作が行なうことができるのである。
【0078】従って、通常撮影での釦やダイヤル操作の
煩わしさから逃れるられる事は勿論、即座に撮影モード
を切り換えた時などにも音声によって変更した設定モー
ドを確認できる安心感があるといった効果がある。
【0079】さらに、ファインダから目が離せない時に
ファインダ内表示に無い撮影モードの設定状態を確認す
るために、現在撮影者が設定している筈と思われる撮影
モードを発声することによってカメラから設定モードが
知らされるといった使い方もでき、非常に有効である。
【0080】次に、カスタムファンクションの設定動作
について述べる。
【0081】通常の撮影動作の中で音声入力釦11を押
し、「しゅどうこうそくまきもどし」と発声すると、カ
メラはカスタムファンクション設定モードに入り、巻き
戻し釦で高速に巻き戻す機能にカメラを設定し、モニタ
用LCD9は「CF1ー1」を表示する。それとともに
ROM115に予め「CF1ー1」に対応させて記憶さ
せていた音声をスピーカー14から同じく女性の声で
「まきもどしぼたんでこうそくにまきもどします」と発
声させ、カメラがあたかも撮影者に対してガイダンスを
するようになっている。
【0082】この様にカスタムファンクションの設定に
おいては、釦やダイヤル操作の煩わしさから逃れるだけ
でなく、モニタ用LCD9の表示内容が非常に簡略化さ
れ抽象的な為、通常は取扱説明書を見ながら行なうか、
図9の番号との対応内容をすべて覚えておかねばならな
かったものが、一度音声を登録しておけば、入力音声さ
え覚えておけば良く、それも番号や記号名でなく機能そ
のものであるため、特に改めて覚える必要もなく、自分
がよく使う言葉で登録しておけば良いので、撮影者の負
荷が大幅に軽減されるといった効果がある。
【0083】また、撮影者は自分が使う機能だけ音声入
力できるように登録すればよく、不用意に使わない機能
に設定を間違えてしまうような事もなくなるといった効
果がある。
【0084】また、この実施の第1の形態によれば、登
録動作でも認識動作でも音声入力釦11を押すことで音
声入力のトリガーとしているので、撮影者はどちらでも
同じ入力状態で音声を発声することになり、ファインダ
を覗くような一般の音声入力状態としては不安定な状態
であっても、正確に認識処理を行なえるといった効果が
ある。
【0085】さらには、登録動作を通常の手動設定状態
と同じ手順で行なっているため、登録方法の操作が馴染
み易く、すぐに理解できるとともに登録の際に機能と音
声とを対応させるための特別な操作部材や表示手段を必
要としないといった効果がある。
【0086】(実施の第2の形態)図12は本発明の実
施の第2の形態に係る一眼レフカメラに内蔵された電気
的構成を示すブロック図であり、図3と同じ部分は同一
の符号を付してある。
【0087】図3との違いは、ROM115を無くした
代わりにRAMを、RAM−A120,RAM−B12
1の二つとし、前者を登録すべき音声パターン用のメモ
リ、後者を登録する際の撮影者の音声をそのまま記憶さ
せる録音音声用メモリとしてそれぞれ設けていることを
特徴としている。
【0088】これにより、前記実施の第1の形態におけ
る図11のステップ#412の動作で認識結果に対応し
た記憶音声を発声させる際に、録音されていた登録時の
撮影者の音声を再生させることができる。これによっ
て、撮影者が選択した撮影モードに対して独自の好みの
語彙を登録させても、それに対応して確認表示(音声の
発声)を行なわせる事ができるので、より撮影者が快適
に操作できると共に、カメラが撮影者一人一人によって
異なる個性的なものとなる為、自分固有の道具としてカ
メラの価値を高める事につながるといった効果がある。
【0089】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、マイクロフォン15やプリアンプ111
が本発明の音声入力手段に相当し、マイクロプロセッサ
110の図11におけるステップ#404〜#409の
動作を行う部分が本発明の音声認識手段に相当し、マイ
クロプロセッサ110の図6におけるステップ#308
〜#314の動作を行う部分、ROM115、RAM−
A120,RAM−B121が本発明の音声登録手段に
相当し、スピーカー14、パワアンプ118が本発明の
音声発声手段に相当する。
【0090】また、メインCPU101とマイクロプロ
セッサ110が本発明の制御手段に相当し、AEモード
設定釦3とAFモード設定釦4と測光モード設定釦5と
フィルム給送モード設定釦6とカスタムファンクション
設定釦7が本発明の機能設定手段に相当し、音声入力釦
11に連動する音声入力スイッチSW−VOICEが音
声入力スイッチに相当し、音声モードスイッチ13に連
動するスイッチSW−VMDが本発明の選択手段に相当
する。
【0091】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0092】(変形例)本発明は、一眼レフカメラに適
用した例を述べているが、ビデオカメラや電子スチルカ
メラ等の種々の形態のカメラ、さらにはカメラ以外の光
学機器やその他の装置に対しても適用できるものであ
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用者が音声入力により設定した機能を容易に確認で
き、操作性の良好な音声入力機能付き装置を提供できる
ものである。
【0094】また、本発明によれば、使用者がこの音声
入力機能付き装置を通常操作する状態において正確に音
声を認識することができる認識度の高い音声入力機能
と、簡便な操作性で音声を登録することができる操作性
の良い音声入力機能とを兼ね備えた音声入力機能付き装
置を提供できるものである。
【0095】また、本発明によれば、使用者が観察面を
覗きながら音声入力を行なっても正確に音声を認識する
ことができる認識度の高い音声入力機能付き装置を提供
できるものである。
【0096】また、本発明によれば、撮影者が音声入力
により設定した機能を容易に確認でき、操作性の良好な
カメラを提供できるものである。
【0097】また、本発明によれば、撮影者がこの音声
入力機能付き装置を通常操作する状態において正確に音
声を認識することができる認識度の高い音声入力機能
と、簡便な操作性で音声を登録することができる操作性
の良い音声入力機能とを兼ね備えたカメラを提供できる
ものである。
【0098】また、本発明によれば、撮影者がファイン
ダを覗きながら音声入力を行なっても正確に音声を認識
することができる認識度の高い音声入力機能を備えたカ
メラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る一眼レフカメ
ラの上面,背面及び側面を示す図である。
【図2】図1のカメラの側面図である。
【図3】図1のカメラの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1のカメラと撮影者の位置関係を示す概略図
である。
【図5】図1のカメラのパターンマッチング方式を説明
する為のフローチャートである。
【図6】図1のカメラの登録モードの動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図1のカメラの測光モード設定での表示状態を
示すフローチャートである。
【図8】図1のカメラのカスタムファンクション設定で
の表示状態を示すフローチャートである。
【図9】同じく図1のカメラのカスタムファンクション
設定での表示状態を示すフローチャートである。
【図10】図1のカメラのカスタムファンクション機能
と音声入力例を示した図である。
【図11】図1のカメラ認識モードでの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の実施の第2の形態に係る一眼レフカ
メラの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 AEモード設定釦 4 AFモード設定釦 5 測光モード設定釦 6 フィルム給送設定釦 7 カスタムファンクション設定釦 9 モニタ用LCD 11 音声入力釦 13 音声モードスイッチ 14 スピーカー 15 マイクロフォン 101 メインCPU 110 マイクロプロセッサ 111 プリアンプ 115 ROM 120 RAM−A 121 RAM−B SW−VOICE 音声入力釦に連動するスイッチ SW−VMD 音声入力スイッチに連動するスイッ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10L 3/00 G02B 7/11 N 561 G03B 3/00 A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の音声を入力する音声入力手段
    と、入力される前記音声を認識する音声認識手段と、使
    用者の音声を該装置の諸機能設定用として予め複数登録
    しておく音声登録手段と、音声を発声させる音声発声手
    段と、音声入力動作を開始する際に操作される音声入力
    スイッチと、該音声入力スイッチの操作が為されてれて
    いる際に、入力される使用者の音声を前記登録された音
    声の中から認識し、対応する機能を設定すると共に、設
    定した機能に対応する音声を前記音声発声手段により発
    声させる制御手段とを有することを特徴とする音声入力
    機能付き装置。
  2. 【請求項2】 前記設定可能な機能に対応する音声を予
    め記憶した記憶手段を有し、前記制御手段は、前記記憶
    された音声を前記音声発声手段により発声させることを
    特徴とする請求項1記載の音声入力機能付き装置。
  3. 【請求項3】 前記音声登録手段に登録した際に発声し
    た使用者の音声を記憶する記憶手段を有し、前記制御手
    段は、前記記憶された音声を前記音声発声手段により発
    声させることを特徴とする請求項1記載の音声入力機能
    付き装置。
  4. 【請求項4】 該装置の機能を任意に設定可能な状態に
    する機能設定手段と、使用者の音声を入力する音声入力
    手段と、入力される前記音声を認識する音声認識手段
    と、使用者の音声を該装置の諸機能設定用として予め複
    数登録しておく音声登録手段と、該音声登録手段を動作
    させる音声登録モードと前記音声認識手段によって認識
    された該装置の機能を設定する音声認識モードとのいず
    れかを選択する選択手段と、音声入力動作を開始する際
    に操作される音声入力スイッチと、該音声入力スイッチ
    の操作が為され、前記音声登録モードが選択されている
    際には、前記機能設定手段によって任意の機能を設定可
    能な状態において、設定される機能に対応させて入力さ
    れる音声を登録するように前記音声登録手段を動作さ
    せ、前記音声認識モードが選択されている場合には、入
    力される撮影者の音声を前記登録された音声の中から認
    識し、対応する機能を設定する制御手段とを有すること
    を特徴とする音声入力機能付き装置。
  5. 【請求項5】 対象物を観察するための観察部と、使用
    者の音声を入力する音声入力手段と、入力される前記音
    声を認識する音声認識手段とを有し、該装置の諸機能の
    うちの、前記音声認識手段による認識結果に応じた機能
    を制御させる音声入力機能付き装置において、前記音声
    入力手段の構成要素うちの少なくともマイクロフォン
    を、前記観察部の光軸の鉛直方向近傍に配置したことを
    特徴とする音声入力機能付き装置。
  6. 【請求項6】 撮影者の音声を入力する音声入力手段
    と、入力される前記音声を認識する音声認識手段と、撮
    影者の音声をカメラの諸機能設定用として予め複数登録
    しておく音声登録手段と、音声を発声させる音声発声手
    段と、音声入力動作を開始する際に操作される音声入力
    スイッチと、該音声入力スイッチの操作が為されている
    際に、入力される撮影者の音声を前記登録された音声の
    中から認識し、対応する機能を設定すると共に、設定し
    た機能に対応する音声を前記音声発声手段により発声さ
    せる制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 前記設定可能な機能に対応する音声を予
    め記憶した記憶手段を有し、前記制御手段は、前記記憶
    された音声を前記音声発声手段により発声させることを
    特徴とする請求項6記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記音声登録手段に登録した際に発声し
    た撮影者の音声を記憶する記憶手段を有し、前記制御手
    段は、前記記憶された音声を前記音声発声手段により発
    声させることを特徴とする請求項6記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 撮影機能を任意に設定可能な状態にする
    機能設定手段と、撮影者の音声を入力する音声入力手段
    と、入力される前記音声を認識する音声認識手段と、撮
    影者の音声をカメラの諸機能設定用として予め複数登録
    しておく音声登録手段と、該音声登録手段を動作させる
    音声登録モードと前記音声認識手段によって認識された
    カメラの撮影機能を設定する音声認識モードとのいずれ
    か選択する選択手段と、音声入力動作を開始する際に操
    作される音声入力スイッチと、該音声入力スイッチの操
    作が為され、前記音声登録モードが選択されている場合
    には、前記機能設定手段によって任意の機能を設定可能
    な状態において、設定される機能に対応させて入力され
    る音声を登録するように前記音声登録手段を動作させ、
    前記音声認識モードが選択されている場合には、入力さ
    れる撮影者の音声を前記登録された音声の中から認識
    し、対応する機能を設定する制御手段とを有することを
    特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 音声を発声させる音声発声手段を有
    し、前記制御手段は、設定した機能に対応する音声を前
    記音声発声手段により発声させることを特徴とする請求
    項9記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記音声登録手段は、入力された撮影
    者の音声の信頼性が低い場合は、その旨を前記音声発声
    手段にて発声させ、再度の音声入力動作を指示すること
    を特徴とする請求項6,7又は8記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記音声登録手段は、入力された撮影
    者の音声の信頼性が低い場合は、その旨を音声により報
    知し、再度の音声入力動作を指示することを特徴とする
    請求項9記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記機能設定手段は、AEモード設定
    釦、AFモード設定釦、測光モード設定釦、フィルム給
    送モード設定釦、カスタムファンクション設定釦のうち
    の少なくとも一つであることを特徴とする請求項9記載
    のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記音声入力手段、前記音声認識手
    段、前記音声入力スイッチ、及び、前記音声発生手段
    は、カメラの背蓋内に配置されていることを特徴とする
    請求項6又は10記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 撮影者が被写体を観察するためのファ
    インダ部と、撮影者の音声を入力する音声入力手段と、
    入力される前記音声を認識する音声認識手段とを有し、
    カメラの諸機能のうちの、前記音声認識手段による認識
    結果に応じた機能を制御させるカメラにおいて、前記音
    声入力手段の構成要素うちの少なくともマイクロフォン
    を、前記ファインダ部の光軸の鉛直方向近傍に配置した
    ことを特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 前記マイクロフォンは、カメラの背蓋
    側に配置されていることを特徴とする請求項15記載の
    カメラ。
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