JPH11107595A - 窓枠ユニット及びこれに用いられる窓ロック自動開放装置 - Google Patents

窓枠ユニット及びこれに用いられる窓ロック自動開放装置

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JPH11107595A
JPH11107595A JP9268453A JP26845397A JPH11107595A JP H11107595 A JPH11107595 A JP H11107595A JP 9268453 A JP9268453 A JP 9268453A JP 26845397 A JP26845397 A JP 26845397A JP H11107595 A JPH11107595 A JP H11107595A
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Kazumi Sonomoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓としての景観を損ねてしまわないように、
自動的に窓ロックを解錠し、窓を開放するための窓ロッ
ク自動開放装置を窓枠ユニットに取り付ける技術を提供
すること。 【解決手段】 第1窓枠2と、第2窓枠3と、前記窓枠
2,3をロック状態とロック開放状態に自動で切り換え
可能な窓ロック自動開放装置とを備えた窓枠ユニット1
において、第1窓枠2の窓ガラス5が取り付けられる内
枠部W1と、第1窓枠2の最外形を構成する外枠部W2
との間に形成される空間部に、窓ロック自動開放装置が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓枠をロック状態
とロック開放状態に自動で切り換え可能な窓ロック自動
開放装置およびこれを用いるのに適した窓枠ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては高齢化が進展し、特に都
会において高齢者世帯が増加しつつある。かかる場合
に、火事や急病などの緊急事態が発生した場合に、高齢
者は自力で窓を開放できないために、救援隊が駆けつけ
て室内に入るために窓を壊さなければならなかった。こ
れは、高齢者だけでなく、病人、身障者、幼児等自力で
窓を開放できない場合も同様である。窓を壊すと、周辺
にガラスの破片が飛び散って危険であるだけでなく、器
物破損や家宅侵入の責任を負うという問題点があった。
また、居住者が喫煙したいときに部屋を換気するため、
窓のところまで足を運んで手動で窓を開けたり閉めたり
するのが煩わしいという問題点もあった。かかる問題点
を解決する従来技術として実用新案登録第302745
1号に開示される装置がある。この実用新案は、火事や
急病などの緊急事態が発生した場合、外部より簡単な操
作で、自動的に窓ロックが解錠され、次いで窓が開放さ
れるようになっている。この装置は、鍵フックに付帯す
る窓開放用ガイド板とギヤとモータ等からなる窓ロック
自動開放装置を、窓枠外部の鍵フックの位置するところ
に取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では開放装置を窓(窓枠)の外部から視認できる
ところに配置しているため、窓としての景観を損ねてし
まうという問題があった。また、駆動装置が外部に露出
していると、救援隊が室内に侵入するときにじゃまにな
るという問題点もあった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
あって、その目的は、窓としての景観を損ねてしまわな
いように、自動的に窓ロックを解錠し、窓を開放するた
めの窓ロック自動開放装置を窓枠ユニットに取り付ける
技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る窓枠ユニットは、第1窓枠と、第2窓
枠と、前記窓枠をロック状態とロック開放状態に自動で
切り換え可能な窓ロック自動開放装置とを備えており、
前記第1窓枠の窓ガラスが取り付けられる内枠部と、前
記第1窓枠の最外形を構成する外枠部との間に形成され
る空間部に、前記窓ロック自動開放装置が設けられてい
ることを特徴としている。
【0006】まず、図1を利用して用語の定義をしてお
く。(a) は窓がロックされた状態であり、(b) は窓が開
放された状態をそれぞれ示している。窓枠ユニット1
は、第1窓枠2と、第2窓枠3と、第2窓枠に取り付け
られたロックレバー4と、それぞれの窓枠2,3に取り
付けられた窓ガラス5,5とを備えている。図1(a) は
窓がロックされた状態であり、これを第1窓枠2、第2
窓枠3、ロックレバー4がロック状態であると定義す
る。図1(b) は窓が開放された状態であり、これを第1
窓枠2、第2窓枠3、ロックレバー4がロック開放状態
であると定義する。なお、この図では第2窓枠3が少し
開いた状態であるが、窓枠2,3が実際に開いているか
どうかは問わず、ロックレバー4が図1(b) の位置であ
れば、窓枠2,3を開放可能であるので、窓枠2,3が
開いていなくともロック開放状態であると定義する。
【0007】上述したように、本発明に係る窓ロック自
動開放装置は、図1(a) に符号W1で示される内枠部と、
符号W2で示される外枠部との間に形成される空間部に、
前記窓ロック自動開放装置(以下、単に開放装置という
ことがある。)が設けられていることを特徴とするもの
である。空間部の大きさは斜線で示される。開放装置
は、この空間部のいずれの部分に配置してもよいが、ロ
ックレバー4の近傍の空間部を利用するのが好ましい。
かかる空間部に開放装置を配置することにより、窓ガラ
スの内部や窓枠の外部に開放装置がはみ出てくることが
なく、窓としての景観を損ねてしまうことがない。ま
た、開放装置が外部に露出していないので、救援隊が室
内に侵入するときにじゃまになることもない。
【0008】次に、本発明に係る窓枠ユニットのために
用いられる窓ロック自動開放装置の特徴構成を説明す
る。まず第1に、前記窓枠をロック状態とロック開放状
態に手動で切り換えるためのロック部材に連結された被
伝達部材と、この被伝達部材に駆動力を伝達するための
伝達部材とを備え、前記伝達部材は、前記被伝達部材と
係合しない第1位置から、前記被伝達部材と係合する第
2位置へと移動可能に構成され、この第2位置を移動す
る工程において前記第1窓枠をロック状態からロック開
放状態に自動で切り換えることを特徴とする。この構成
によると、伝達部材が第1位置にあるときはロック部材
に連結された被伝達部材と係合していないので、この状
態ではロック部材はフリー状態であり、手動でロック部
材を動かして、窓枠をロック状態とロック開放状態に手
動で切り換えることができる。そして、モータなどの適
宜の駆動手段を用いて伝達部材を第1位置から第2位置
へと移動させると、伝達部材と被伝達部材が係合し、こ
れによりロック部材を動かし、窓枠をロック状態からロ
ック開放状態へと自動的に切り換えるのである。このよ
うに、伝達部材と被伝達部材という簡単な組み合わせに
より、窓ロック自動開放装置を実現することができる。
窓ロックが自動的に開放されると、救援隊が外部から窓
を開放できるので救援活動をすることができる。
【0009】さらに、前記第2窓枠を前記第1窓枠に対
してスライド移動させて窓を開放する作用状態と、前記
第2窓枠が前記第1窓枠に対してスライド移動をしない
非作用状態とを切り換え可能な窓解放機構がさらに設け
られ、前記伝達部材が前記第2位置を移動した後の工程
において、前記窓解放機構が非作用状態から作用状態に
切り換えられるようにするのが好ましい。この構成によ
ると、伝達部材の移動により窓枠をロック状態からロッ
ク開放状態へと自動的に切り換えると共に、窓を実際に
開放させる。これにより、外部からきた救援隊は救援す
べき人が住んでいる部屋を、すぐに特定できるので救助
活動を遅滞なく行うことができる。
【0010】窓解放機構の構成例としては、カム溝が形
成されたカム部材を備えており、前記カム溝に前記第2
窓枠に取り付けられたピン部材が係合するように構成す
るものが考えられる。カム溝とピンという簡単な構成で
達成することができる。
【0011】更に好ましくは、前記伝達部材は前記第2
位置から更に、前記被伝達部材と係合しない第3位置へ
移動可能に構成され、この第3位置において前記窓解放
機構は前記非作用状態に切り換えられていることであ
る。これによると、伝達部材の移動により窓枠をロック
開放状態にして、窓を開放した後に、さらに伝達部材は
第3位置へ移動させられる。この状態では、窓解放機構
は非作用状態であるから、伝達部材により窓を所定量
(例えば、半開き)開放させた後、手動で全開させるこ
とができる。窓を開放するのは救援隊による救援活動を
スムーズに行うためであるから、窓開放機構による開放
量は必ずしも全開でなくともよいのである。
【0012】また、前記第3位置に到達してから所定時
間経過後、前記伝達部材は前記第3位置から前記第2位
置を経て前記第1位置に復帰させるための制御部が設け
られていることが好ましい。この構成によると、一旦窓
を開放した後に、所定時間が経過した後に、再び窓を元
のロック状態に復帰させるのである。この所定時間は、
救援隊が駆けつけてくるであろうと思われる時間を考慮
して設定される。このように、元の状態に復帰させるの
は、まちがえて窓を開放させてしまった場合、開放状態
をほうっておくと泥棒が入ってきたりする危険性があ
る。そこで、このような危険性を回避するため元に復帰
させるようにするのが好ましい。
【0013】伝達部材と被伝達部材の構成例としては、
前記被伝達部材はギヤであると共に、前記伝達部材はラ
ックギヤが形成されたギヤ形成部と、ラックギヤが形成
されないギヤ非形成部とを備えており、前記第1位置に
前記伝達部材が位置するときには、前記被伝達部材のギ
ヤと前記伝達部材の前記ギヤ非形成部とが向かい合って
いるものがあげられる。このように、ギヤを使った構成
であり、構成を簡単にすることができる。
【0014】窓ロック自動開放装置を起動するための構
成としては、前記窓ロック自動開放装置を前記空間部に
取り付け完了した後に、前記空間部を遮蔽するカバー部
材を備えると共に、前記窓ロック自動開放装置は、前記
伝達部材を駆動するためのモータと、このモータの駆動
を制御する制御部を備えており、前記カバー部材にはリ
モコンからの信号を通過させるための穴部が形成され、
前記信号により前記モータを起動させるように構成する
ことができる。この構成では空間部をカバー部材で遮蔽
しているから、窓を建物の外側から見た場合はもちろん
のこと、部屋の内部から見た外観も損ねることがない。
また、カバー部材にはリモコンからの信号を受けること
ができるような穴を開けるだけでよく、窓ロック自動開
放装置を組み込みながらもその外観は通常の窓と同等に
仕上げることができる。
【0015】本発明のその他の特徴と利点は、以下の図
面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図2、図3、図4は本実施形態に
係る窓ロック自動開放装置を示し、(a) は平面図、(b)
は断面図である。図2はロック状態を、図3はロック状
態からロック開放状態へ移行する途中状態を、図4はロ
ック開放状態をそれぞれ示している。図1のように、開
放装置100は、制御部として機能する回路基板7と、
複数の電池8aからなる電源部8と、ロックレバー4を
開閉駆動させる駆動部9と、第2窓枠3をスライドさせ
る窓解放機構10とを備えている。回路基板7は、ハー
ド基板上に各種電気素子を搭載しており、リモコンから
の信号を受信して、駆動部9の制御を行う。電源部8
は、回路基板7と後述する駆動モータに電源を供給す
る。図では、配線を省略している。
【0017】〔駆動部の構成〕駆動部9は以下の構成か
らなる。図2から理解されるように、ロックレバー4の
回動中心4aと同軸に被駆動ギヤ11が一体的に設けら
れている。被駆動ギヤ11を駆動するための駆動体12
は、ラックギヤ13と、逃げ部14と、ラックギヤ13
を支持する支持部15と、案内部16とを備えている。
図2において、被駆動ギヤ11の外周と逃げ部14とは
所定の隙間が空いている。この状態ではロックレバー4
はフリーであり、ロックレバー4を図の矢印A方向に回
動させることで、窓ロックを手動で開放状態にすること
ができる。駆動体12を駆動するために、駆動モータ1
7と、駆動モータ17の軸心に取り付けられたボールネ
ジ18が備えられている。ボールネジ18はその両端を
軸受台19,20に設けられた不図示の軸受により支持
されている。軸受台19,20は第1窓枠2に対してネ
ジにより取り付けられる。案内部16はボールネジ18の
回転により前進あるいは後退するようになっている。駆
動モータ17はモータ台板21に対して取り付けられて
いる。駆動モータ17は不図示のリード線により回路基
板7と接続されている。
【0018】図2に示されるように、駆動体12の位置
を検出するための第1スイッチ22と第2スイッチ23
が設けられている。スイッチのピン22a,23aが駆
動体12により押されるとスイッチのオン・オフ状態が
切り替わるようになっている。
【0019】〔窓解放機構の構成〕次に窓解放機構10
に付いて説明する。この機構10は、カム部材24とこ
のカム部材24に形成されたカム溝25と係合するピン
26とを備えている。カム部材24は駆動体12の下部
に一体的に取り付けられている。ピン26は好ましくは
ベアリングで構成され第2窓枠3に取り付けられた台板
27に対して取り付けられている。カム溝25の形状を
詳しく述べると、上案内部25aと、作用部25bと、
下案内部25cとから構成されており、作用部25bは
斜めの溝となっており、この部分でピン26が案内され
ることによって、第2窓枠3が第1窓枠2に対してスラ
イド移動させられる。
【0020】〔ブロック図の説明〕図5は、ブロック構
成図を示す。回路基板7は装置の各部の作動を制御する
制御部30として機能し、制御部30は第1スイッチ2
2、第2スイッチ23からの信号を入力して駆動モータ
17を制御する。また、制御部32はリモコン受信部3
2と接続され、図1にも示すようにこの受信部32は回
路基板7上に搭載されている。この受信部32は赤外光
を検出可能な周知の半導体センサーである。図5に簡単
に示すようにリモコン33には、送信部33aと押ボタ
ン33bとを備えている。押ボタン33bを押すと送信
部33aから所定周波数の赤外光を送信し、図1に示さ
れるカバー部材6に設けられたリモコン用窓6aを介し
て受信部32へと送信される。また、制御部30はタイ
マー回路31を備えており、第2スイッチ23からの信
号が入ると所定時間を計時する。
【0021】〔窓ロック自動開放装置の作動説明〕次
に、本実施形態に係る窓ロック自動開放装置の作動を説
明する。図6は、作動フローチャートである。図2は窓
枠がロック状態の初期状態である。この状態で、駆動体
12は第1位置にあると定義する。駆動体12のラック
ギヤ13の端部が第1スイッチ22のピン22aが押さ
れている。即ち、第1スイッチ22はオンとなってお
り、これにより制御部30は駆動体12が第1位置にあ
ることを認識することができる。リモコン受信部32は
常時リモコン33からの信号(赤外光)を監視しており
(フローチャートのステップ#10)、信号を受信する
と駆動モータ17を起動する(ステップ#12)。モー
タ17を起動するとボールネジ18が回転し駆動体12
が図2の矢印B方向に移動をし始める。そうすると、第
1スイッチ22はオフに切り替わる。駆動体12を移動
させていくと、図3に示すようにラックギヤ13と被駆動
ギヤ11とがかみ合うようになり、これにより被駆動ギ
ヤ11を反時計方向に回動させていく。したがって、ロ
ックレバー4も一体的に反時計方向(図3の矢印A)に回
動されていく。図3は、ロック状態からロック開放状態
へと移行する過程を示し、この過程において駆動体12
は第2位置にあると定義する。
【0022】被駆動ギヤ11が半回転するとロックレバ
ー4も半回転し完全にロック開放状態に移行する。この
時は、すでにラックギヤ13と被駆動ギヤ11とのかみ
合いは外れている。引き続いて駆動体12が移動する
と、今度はピン26がカム溝25に案内されていく。カ
ム溝25の作用部25bによりピン26は強制的に図3
の右側(図1(b)の矢印C)に移動させられていく。ピン2
6は、第2窓枠3と一体的であるから、第2窓枠3も移
動させられていき、窓が開放される。窓の開放量は作用
部25bの長さにより決まる。本実施形態では開放量は
10cm程度の半開きに設定されている。
【0023】駆動体12を移動していくと、図4に示す
ように、端部が第2スイッチ23を押しスイッチがオフ
からオンに切り替わる。制御部30でこれを検出すると
(ステップ#14)、モータ17を停止する(ステップ#
16)。この状態では、窓は図1(b)に示すように半開き
になっており、かけつけてきた救援隊は窓を更に開放し
て部屋の中に入り込み救援活動を行うことができる。ち
なみに図4に示すようにピン26はカム溝25から離脱
しており(非作用状態)、窓枠をスムーズに開けること
ができる状態になる。
【0024】次にモータ17が停止するとタイマー回路
31が作動し始めあらかじめ設定された所定時間を計時
し始める(ステップ#18)。この所定時間は救援隊が
駆けつけてくれるであろう時間を設定しておき、例えば
10分である。所定時間が経過するとモータ17を起動
する(ステップ#20)。ステップ#12の場合とは逆
方向にモータ17を回転させる。そうすると、駆動体1
2はこれまでと逆の工程をたどり、第2窓枠3を半開き
状態から閉鎖させた後、ロックレバー4を元のロック状
態に復帰させる。第1スイッチ22がオンになると(ス
テップ#22)、モータ17を停止させる(ステップ#
24)。これで初期状態に復帰する。
【0025】〔リモコンの使い方について〕リモコン3
3の押ボタン33bを押すと窓ロック自動開放装置が起
動するわけであるが、間違えてボタン33bを押してし
まう場合がある。この場合は、もう一度ボタン33bを
押せば、強制的にもとの状態に復帰させることができ
る。又は、強制復帰用の専用のボタンを押してもよい。
このような機能は次のようなケースにも役に立つ。即
ち、喫煙したいときに換気をするため窓を開放したが、
喫煙が終わったのですぐに窓を閉めたいというときに、
強制的に復帰させることができれば便利である。
【0026】〔請求項の用語と実施形態の用語の対応〕 (1) ロックレバー4は、窓枠をロック状態とロック開放
状態に手動で切り換えるためのロック部材として機能す
る。 (2) 被駆動ギヤ11は、ロック部材に連結された被伝達
部材として機能する。 (3)駆動体12は、被伝達部材に駆動力を伝達するため
の伝達部材として機能する。 (4)ラックギヤ13は、伝達部材のギヤ形成部に相当し、
逃げ部14は、ラックギヤが形成されないギヤ非形成部に
相当する。
【0027】[変形例の説明]更に、本発明の変形例に
ついて説明する。本実施形態では、リモコンにより装置
が起動するように構成されているが、電話回線と接続
し、1 10番や119番に電話をしたときに装置を起動
させて救援隊が駆けつけたときには窓が開放しているよ
うにすることもできる。また、学校や会社などの建物の
窓に本発明の窓枠ユニットとし、これを管理人室の電話
とを回線で接続し、管理人室からの電話により建物の全
窓を自動で閉じるようにするシステムにすることもでき
る。これにより、窓の閉め忘れのチェックが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓枠ユニットの全体構成図
【図2】窓ロック自動開放装置の平面図・断面図(駆動
体が第1位置)
【図3】窓ロック自動開放装置の平面図・断面図(駆動
体が第2位置)
【図4】窓ロック自動開放装置の平面図・断面図(駆動
体が第3位置)
【図5】装置のブロック構成図
【図6】作動フローチャート
【符号の説明】
1 窓枠ユニット 2 第1窓枠 3 第2窓枠 4 ロックレバー 5 窓ガラス 6 カバー部材 7 回路基板 8 電源部 9 駆動部 10 窓解放機構 11 被駆動ギヤ 12 駆動体 13 ラックギヤ 24 カム部材 25 カム溝 26 ピン 30 制御部 31 タイマー回路 32 リモコン受信部 33 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E05F 15/10 E05F 15/10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1窓枠と、第2窓枠と、前記窓枠をロ
    ック状態とロック開放状態に自動で切り換え可能な窓ロ
    ック自動開放装置とを備えた窓枠ユニットにおいて、 前記第1窓枠の窓ガラスが取り付けられる内枠部と、前
    記第1窓枠の最外形を構成する外枠部との間に形成され
    る空間部に、前記窓ロック自動開放装置が設けられてい
    ることを特徴とする窓枠ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の窓枠ユニットのために
    用いられる窓ロック自動開放装置であって、 前記窓枠をロック状態とロック開放状態に手動で切り換
    えるためのロック部材に連結された被伝達部材と、 この被伝達部材に駆動力を伝達するための伝達部材とを
    備え、 前記伝達部材は、前記被伝達部材と係合しない第1位置
    から、前記被伝達部材と係合する第2位置へと移動可能
    に構成され、この第2位置を移動する工程において前記
    第1窓枠をロック状態からロック開放状態に自動で切り
    換えることを特徴とする窓ロック自動開放装置。
  3. 【請求項3】 前記第2窓枠を前記第1窓枠に対してス
    ライド移動させて窓を開放する作用状態と、前記第2窓
    枠が前記第1窓枠に対してスライド移動をしない非作用
    状態とを切り換え可能な窓解放機構がさらに設けられ、 前記伝達部材が前記第2位置を移動した後の工程におい
    て、前記窓解放機構が非作用状態から作用状態に切り換
    えられることを特徴とする請求項2に記載の窓ロック自
    動開放装置。
  4. 【請求項4】 前記窓解放機構はカム溝が形成されたカ
    ム部材を備えており、前記カム溝に前記第2窓枠に取り
    付けられたピン部材が係合するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の窓ロック自動開放装
    置。
  5. 【請求項5】 前記伝達部材は前記第2位置から更に、
    前記被伝達部材と係合しない第3位置へ移動可能に構成
    され、この第3位置において前記窓解放機構は前記非作
    用状態に切り換えられていることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の窓ロック自動開放装置。
  6. 【請求項6】 前記第3位置に到達してから所定時間経
    過後、前記伝達部材は前記第3位置から前記第2位置を
    経て前記第1位置に復帰させるための制御部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項5に記載の窓ロック自動
    開放装置。
  7. 【請求項7】 前記被伝達部材はギヤであると共に、前
    記伝達部材はラックギヤが形成されたギヤ形成部と、ラ
    ックギヤが形成されないギヤ非形成部とを備えており、
    前記第1位置に前記伝達部材が位置するときには、前記
    被伝達部材のギヤと前記伝達部材の前記ギヤ非形成部と
    が向かい合っていることを特徴とする請求項2〜6のい
    ずれかに記載の窓ロック自動開放装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれかに記載の窓ロッ
    ク自動開放装置が、前記空間部に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の窓枠ユニット。
  9. 【請求項9】 前記窓ロック自動開放装置を前記空間部
    に取り付け完了した後に、前記空間部を遮蔽するカバー
    部材を備えると共に、前記窓ロック自動開放装置は、前
    記伝達部材を駆動するためのモータと、このモータの駆
    動を制御する制御部を備えており、前記カバー部材には
    リモコンからの信号を通過させるための穴部が形成さ
    れ、前記信号により前記モータを起動させるように構成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の窓枠ユニ
    ット。
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KR20050106287A (ko) * 2004-05-04 2005-11-09 임춘수 창문자동개폐장치
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