JPH09177395A - 消火器のロック自動解錠装置 - Google Patents

消火器のロック自動解錠装置

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JPH09177395A
JPH09177395A JP35142695A JP35142695A JPH09177395A JP H09177395 A JPH09177395 A JP H09177395A JP 35142695 A JP35142695 A JP 35142695A JP 35142695 A JP35142695 A JP 35142695A JP H09177395 A JPH09177395 A JP H09177395A
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fire
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alarm
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Kunio Akamatsu
赤松邦夫
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児島一博
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Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 平時は消火器を常にロック装置で施錠でき、
緊急時には自動火災報知受信機を介して直ちに解錠する
ことができるロック装置の提供。 【解決手段】 建物に設けられた火災報知機6と電気的
に接続する自動火災報知受信機20と、それに附属する
制御装置30を備える。建物或は建物の近くに設置され
た収納体2内に設けられ、かつ、収納体内に設置された
消火器1を常時ロックする消火器用ロック装置40は、
前記制御装置と電気的に接続し、火災の際、制御装置か
ら自動火災報知受信機の主音響装置22、火災報知機の
警報ブザー10及び消火器収納体近に設置された個別報
知機31の少なくともいずれか1に報知指令信号が出力
され、またロック装置は制御装置から解錠指令信号を受
け、自動解錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消火器のロック自動
解錠装置に関し、特に消火器を普段ロックする錠あるい
はロック装置と、建物の出入口や火災監視室に設置され
ている自動火災報知受信機とを電気的に接続した消火器
のロック自動解錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消火器は、例えば「消火器ボック
ス」に設置されている。消火器は緊急時に使用されるも
のであるから、誰でも消火器ボックスから消火器を自由
に持ち出すことができる。ところが、近年、消火器ボッ
クスから消火器を故意あるいは無断で持ち出し、かつ、
これを高層マンションから落下させ、人身事故が発生す
るという問題が起き上がっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の技術の背景に鑑み、消火器ボックスなどから消火器が
無断に持ち出されないことである。そこで、本発明の具
体的課題は次に列挙する通りである。 緊急時以外は消火器を常にロック装置で施錠できるこ
と。 緊急時には、火災報知機の信号又は建物H或いは建物
の近くに設置された収納体等に取付けられた解錠信号送
信機に基づき、自動火災報知受信機を介して直ちにロッ
ク装置を解錠することができること。 緊急時には、火災報知機の信号が送信される以前に人
為的にロック装置用緊急解除信号送信機を操作してロッ
ク装置を解錠することができること。つまり、火災が発
生した場合には、普通の一般的な身長を有する人が指で
解除信号送信機を操作するとロック装置が直ちに解錠
し、消火器を持ち出すことができること。 ロック装置が解錠した場合、消火器の存在の有無を人
の視覚ないし聴覚に訴えることができること。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の消火器のロック
自動解錠装置は、建物Hの出入口や防災監視室Rに設置
されかつ制御装置30を有する自動火災報知受信機20
と、前記建物Hに設けられかつ前記制御装置30と電気
的に接続する火災報知機6と、建物或いは建物の近くに
設置された収納体2内に設けられ、かつ、収納体2内に
設置された消火器1を常時ロックすると共に前記制御装
置30と電気的に接続する消火器用ロック装置40とを
備え、火災の際には前記制御装置30から自動火災報知
受信機側の主音響装置22、火災報知機6側の警報ブザ
ー10、消火器1側の個別報知機31の少なくともいず
れか1つに報知指令信号が出力され、また前記ロック装
置40は制御装置30から解錠指令信号を受けると、駆
動源62の駆動力によりロック装置40の差込み係合板
49が自動解錠されることを特徴とする。
【0005】本発明の消火器のロック自動解錠装置は、
建物Hの出入口や防災監視室Rに設置されかつ制御装置
30を有する自動火災報知受信機20Bと、前記建物H
に設けられかつ前記制御装置30と電気的に接続する火
災報知機6と、床面F設置された消火器1Bに可撓性部
材89の一端部が一体的に取付けられた係合手段82
と、係合爪片65Bを有する主要部が建物に固定された
挿入孔87を有するカバー84内に設けられ、かつ、前
記消火器1Bを係合手段82を介して常時ロックすると
共に、前記制御装置30と電気的に接続する消火器用ロ
ック装置40Bとを備え、火災の際には前記制御装置3
0から自動火災報知受信機側の主音響装置22、火災報
知機6側の警報ブザー10、消火器1B側の個別報知機
31の少なくともいずれか1つに報知指令信号が出力さ
れ、また前記ロック装置40Bは制御装置30から解錠
指令信号を受けると、カバー84内の駆動源62Bの駆
動力により前記可撓性部材89の他端部に一体的に取付
けられた係合手段82の差込み係合板49Bが自動解錠
されることを特徴とする。
【0006】上記の場合、いずれの実施例に於いても、
建物H或いは建物の近くに設置された収納体等に取付け
られた解錠信号送信機に基づき、自動火災報知受信機を
介して直ちにロック装置を解錠することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、建物或いは建物の近く(歩道も含む。)に設置
された消火器及び火災報知機と、防災監視室に設置され
た自動火災報知受信機との関係で説明する。
【0008】図1ないし図10に於いて、Xは本発明が
適用される消火器のロック自動解錠装置の第1実施例で
ある。まず図中符号1は主としてアパート、マンション
などの建物Hに設置される消火器である。次に2は消火
器用のボックス状収納体で、この収納体2の前面は開口
3していると共に、開口部3の上方に垂直板4が設けら
れている。
【0009】しかして、収納体2は、一般に開口部の大
きさ如何を問わず、「消火器ボックス」と俗称され、壁
埋め込み式タイプ、床置き式タイプ、壁掛け式タイプな
どがあり、また前面開口型と開閉扉を有する前面非開口
型とがあり、さらに、移動型と非移動型がある。
【0010】次に6は火災警報手段としての火災報知機
である。この火災報知機6は、建物の壁、天井、消火器
ボックスなどの要所要所に設置されている。火災報知機
6としては、例えば押圧により機械的・電気的に動作す
るタイプ、炎の揺らぎを赤外線の変動として検出する検
知器タイプ、ケース内に流入する煙の量を感知する煙感
知タイプなど色々とある。
【0011】しかして、本実施例では天井に設置され、
かつ、図10で示すように煙感知器6が使用されてい
る。この煙感知器6の構成を簡単に説明すると、7は適
当な箇所に複数のブザー用通気孔8を有するケースであ
る。9はケース内に設けられたプリント基板で、このプ
リント基板9には警報ブザー10及び煙感知部11が電
気的に接続している。12はケースの中央部に突出して
設けられた煙導入部で、この煙導入部12は煙感知部1
1の一部を構成する。13はプリント基板9からケース
7のガイド貫通孔14を介して案内され、かつ、天井な
どに配線されたケーブル15と接続する出入力端子コー
ドである。
【0012】次に、20は制御装置を有する自動火災報
知受信機である。この自動火災報知受信機20は建物H
の出入口や防災監視室Rに設置され、前述したケーブル
15を介して火災報知機6等と電気的に接続している。
そこで、図2に基づき本実施例の自動火災報知受信機の
主たる部材あるいは装置について説明する。
【0013】21は自動火災報知受信機20のケースの
表面に火災報知機6の番号に対応して配列された複数個
の地区別あるいは階別ランプである。22は火災を音響
により知らせる主音響装置である。23は誤報の場合等
に前記主音響装置22等の鳴音を停止させる報知解除ス
イッチである。24は主音響装置22が鳴動すると共に
点灯する火災代表灯である。25は各種のスイッチSが
1個でも定位置でない時に点灯するスイッチ注意灯であ
る。26は火災報知機6の配線ケーブル15が断線する
と点滅点灯する断線注意灯、ヒューズが断線すると点滅
点灯するヒューズ断線灯などの各種注意灯である。
【0014】次に図3に基づき自動火災報知受信機20
の制御装置30について説明する。制御装置30はマイ
クロコンピューターにより構成され、前述した主たる部
材が電気的に接続しているほか、本実施例では消火器1
が設置されている附近、例えば、建物Hの壁Wや天井に
設置された個別報知機(一般に使用されているプッシュ
式報知機、感知機など)31及び後述する消火器用ロッ
ク装置40にそれぞれ電気的に接続している。
【0015】しかして、この制御装置30は、少なくと
も1個以上の火災報知機6からケーブル15を介して伝
送されてくる信号を受理すると、自動火災報知受信機側
の主音響装置22、火災報知機6側の警報ブザー10及
び消火器1側の個別報知機31をそれぞれ作動させる報
知指令信号を出力し、また火災代表灯24及び当該地区
あるいは階のランプ21を点灯させる点灯指令信号を出
力し、さらに、消火器1を常時施錠しているロック装置
40のロックを解錠させる解錠指令信号を出力する。
【0016】そこで、図6乃至図9に基づき消火器用ロ
ック装置40の一例について説明する。まず41はボッ
クス状収納体2の背面壁2aの略中央部に水平状態に固
定された長板状のベース板である。このベース部材とし
てのベース板41は端面コ字型状に形成され、上下の対
向壁42、42の右側端部42aは、その左側の枢支端
部42bよりも幅広に形成されていると共に、対向壁4
2、42の中央部は消火器1の外周面に線接触するよう
にやや弧状に切欠されている。なお、このベース板41
の垂直壁43には特に符号を付さないが、固着具用、接
続コード用、枢支ピン用などの複数個の貫通孔が形成さ
れている。
【0017】44は第1枢支ピン45を介してベース板
41に枢着された端面コ字型状の連結板である。46は
ベース板41と対向するように第2枢支ピン47を介し
て連結板44に枢支された長板状の前方開閉板である。
この前方開閉板46はベース板41と同一の長さであ
り、またベース板41と同様に断面あるいは端面コ字型
に形成されていると共に、対向する上下の対向壁48の
中央部は消火器1の外周面に線接触するようにやや弧状
に切欠されている。
【0018】49は連結板44と対向するように第3枢
支ピン50を介して前方開閉板46に枢支された長板状
の差込み係合板である。この差込み係合板49も断面あ
るいは端面コ字型に形成されている。しかして、差込み
係合板49の自由端部はやや先細り状に形成されている
と共に、その垂直壁51の端部には係合部としての係合
孔52が形成されている。この様にベース板41を中心
として、連結板44、前方開閉板46及び差込み係合板
49は、消火器1を取り囲む格好となる。
【0019】次に54は収納体2に直接又はベース板4
1を介して固定されるガイド部材で、このガイド部材5
4は第1ガイド支持板55と、第2ガイド支持板59と
から成る。すなわち、55はベース板41の対向壁42
の右側端部42aに固定された第1ガイド支持板で、こ
の第1ガイド支持板55は任意に折曲形成され、ベース
板41の垂直壁43と所要空間を有して対向する垂直壁
部56には、縦長のガイド孔57及び枢支孔58が適宜
に形成されている。
【0020】一方、59はベース板41の垂直壁43の
右側端部42aと第1ガイド支持板55の垂直壁部56
との所要空間内に固定的に設けられた端面U字型状の第
2支持板である。この第2ガイド支持板59は横に倒し
た状態でその内部空間60が第1ガイド支持板55のガ
イド孔57と連通するように第1ガイド支持板55に一
体的に取付けられている。しかして、第2ガイド支持板
59には差込み係合板49の自由端部の係合孔52と対
向(符合)可能な係合部としての係止窓61が形成され
ている。
【0021】62はベース板41の対向壁42の右側端
部42a内に固定的に設けられた駆動源としてのソレノ
イドである。このソレノイド62は第1ガイド支持板5
5と第2ガイド支持板59との間にその作動杆63が上
下動するように縦設されている。そして、ソレノイド6
2は前述したケーブル15を介し、自動火災報知受信機
20の制御装置30に電気的に接続されている。
【0022】65はベース板41及び第1ガイド支持板
55に枢支孔を介して枢支されたラッチとしての係合爪
片である。この係合爪片65はベース板41の下方側の
対向壁42と対向する水平部66に長孔67を有すると
共に、水平部66の一端部に連設する垂直部68には、
第2ガイド支持板59の係止窓61及び差込み係合板4
9の係合孔52とそれぞれ係合する爪部69が折曲形成
されている。
【0023】70は係合爪片65の水平部66の長孔6
7を貫通したソレノイド62の作動杆63の突出下端部
に設けられたストッパーピンである。このストッパーピ
ン70は作動杆63の突出下端部を水平状態に貫通し、
係合爪片65の水平部66の下面と当接し、係合爪片6
5を回転させる駆動ピンとしての機能を果たす。
【0024】71はソレノイド62の作動杆63に設け
られ、かつ、係合爪片65の爪部69を第2ガイド支持
板59の係止窓61及び差込み係合板49の係合孔52
に係合するように常時付勢するバネである。
【0025】上記構成に於いて、今仮に火災が発生し、
火災報知機6が火災を感知したとする。そうすると、制
御装置30は火災報知機6からケーブル15を介して伝
送されてくる信号を受理し、かつ、火災信号を判断した
後自動火災報知受信機側の主音響装置22、火災報知機
6側の警報ブザー10及び消火器1側の個別報知機31
をそれぞれ作動させる報知指令信号を出力し、また火災
代表灯24及び当該地区あるいは階のランプ21を点灯
させる点灯指令信号を出力し、さらに、消火器1を常時
施錠しているロック装置40のロックを解消させる解錠
指令信号を出力する。これにより報知手段としての主音
響装置22、警報ブザー10、個別報知機31はそれぞ
れの場所で鳴る。また火災代表灯24、地区ランプ21
などが点灯する。
【0026】しかして、ロック装置40のソレノイド6
2が通電状態になると、作動杆63はバネ71のバネ力
に抗して収縮する。そうすると、係合爪片65の水平部
66の長孔部は、ストッパーピン70を介して上方に持
ち上げられ、その結果、係合爪片65はロック解除の方
向へと回転し、その爪部69が第2ガイド支持板59の
係止窓61及び差込み係合板49の係合孔52から外れ
る(自動解錠)。そこで、前方開放板46に手を掛けて
手前側に引くと、差込み係合板49の自由端部が第1ガ
イド支持板55から外れ、消火器1を収納体2から取り
出すことができる。
【0027】
【実施例】まず発明の実施の形態で説明した第1実施例
に於いては、駆動源としてのソレノイド62に代え、駆
動軸が上下動する駆動モータを用いても良い。また収納
体2が開閉扉を有する前面非開口型の場合に於いては、
前方開閉板46は開閉扉自体であっても良い。したがっ
て、このような実施例の場合は開閉扉自体の開放側端部
の中央部に差込み係合板49が水平状態に枢支されてい
る。また差込み係合板49の自由端部は必ずしも端面が
コ字型である必要はなく、単なる板状であっても良い。
さらに、収納体2側に係合爪片65を設けず、駆動源6
2の作動杆63を直接前方開閉板46の差込み係合板4
9に係合するようにしても良い。この場合は差込み係合
板49の係合孔52を円形に形成すると共に、作動杆6
3の突出先端部に係合孔52を対向させる必要がある。
したがって、このような実施例では、駆動源62の作動
杆63が直接差込み係合板49から自動解錠されること
になる。
【0028】次に図11乃至図22は本発明の他の実施
例を示す消火器のロック自動解錠装置又は消火器用ロッ
ク装置である。なお、これらの実施例の説明にあたっ
て、本発明の前記第1実施例と同一の部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
【0029】まず図11乃至図13に示す消火器のロッ
ク自動解錠装置X1の第2実施例に於いて、前記第1実
施例と主に異なる点は、ボックス状収納体2Aの垂直板
4Aにプッシュ式解錠信号送信機75を取付け、この解
錠信号送信機75と自動火災報知受信機20Aとをケー
ブル15Aを介して電気的に接続した点である。なお、
プッシュ式解錠信号送信機75には直接又は間接的に警
報ブザー、警報ベルなどの個別報知手段76が設けられ
ている。
【0030】しかして、解錠信号送信機75の押し釦を
目指して透明カバーを強く押すと、解錠信号が解錠信号
送信機75からケーブル15Aを介して自動火災報知受
信機20Aの制御装置へと送られる。そして、制御装置
は解錠信号送信機75からの解錠信号を受理すると、少
なくとも消火器1Aを常時施錠しているロック装置40
Aのロックを解消させる解錠指令信号を出力する。そし
て、本実施例の電気回路では、この解錠指令信号を解錠
信号又は/及び火災信号として取り扱っているので、解
錠信号送信機75内に設けられた個別報知手段76ある
いは建物の壁や天井に設置された個別報知機31Aが鳴
動する。
【0031】なお、この第2実施例に於いては、解錠信
号送信機75の操作釦を押すと、錠装置用の解錠信号が
直ちに自動火災報知受信機20Aの制御装置へ伝送さ
れ、一方、自動火災報知受信機20A側から個別報知機
31A又は/及び個別報知手段76に報知信号が送信さ
れるのであるが、望ましくはロック装置40Aが解錠状
態に成ったことを人の視覚ないし聴覚に容易に訴えるこ
とができるように収納体2Aの垂直板4Aに個別報知手
段76を装着するのが望ましい。
【0032】次に図14乃至図18に示す消火器のロッ
ク自動解錠装置X2の第3実施例に於いて、前記第1実
施例と主に異なる点は、まず建物の床面Fに支持台80
を置き、この支持台80に形成された嵌合凹所81に消
火器1Bを設置したことである。
【0033】次に消火器1Bを常時施錠装置しているロ
ック装置40Bの主要部を建物の壁W1に取付け、一
方、ロック装置40Bの一部を構成する係合手段82が
前記消火器1Bに一体的に取付けられていることであ
る。
【0034】しかして、ロック装置40Bの主要部につ
いて説明すると、41Bは壁W1に複数個の固着具83
を介して固定されたベース部材としてのベース板で、こ
のベース板41Bは、端面がコ字型状に形成されてい
る。なお、このベース板41Bにも固着具用、接続コー
ド用、枢支ピン用などの複数個の貫通孔が形成されてい
るが特に符号を付して説明しない。
【0035】84はベース板41Bに複数個の固着具8
5を介して固定されるボックス状のカバーである。この
カバー84は、背面が開口しており、また前面86の下
部には横方向に窓状の挿入孔87が形成されている。
【0036】59Bはベース板41Bの垂直壁43Bの
下端部に固定された端面U字型状の係止板である。この
係止板59Bは横に倒した状態でその内部空間60Bが
カバー84の挿入孔87と連通するようにベース板41
Bに一体的に取付けられている。61Bは係止板59B
に形成された係止窓で、この係止窓61Bは上方に指向
している。そして、係止板59Bの上下の各先端部は外
方向に開くように折曲形成されている。
【0037】62Bはベース板41Bの垂直壁43Bの
上部に固定されたソレノイドである。このソレノイド6
2Bは、その作動杆63Bが上下動するように縦設され
ている。そして、ソレノイド62Bは前述したケーブル
15Bを介し、自動火災報知受信機20Bの制御装置に
電気的に接続されている。
【0038】65Bはベース板41Bの垂直壁43Bに
一端部が枢支ピン88を介して枢支されたラッチとして
の係合爪片である。この係合爪片65Bは端面がL型状
に折曲形成され、その折曲形成された自由端部には、係
止板59Bの係止窓61B及び係合手段82の一部を構
成する差込み係合板49Bの係合孔52Bとそれぞれ係
合する爪部69Bが突出形成されている。
【0039】前記ソレノイド62Bの作動杆63Bは、
枢支機能を有するストッパーピン70Bを介して係合爪
片65Bの適宜部位に連結されている。71Bは作動杆
63Bに設けられた付勢バネである。
【0040】そして、前記係合手段82は、一端部が消
火器1Bに一体的に取付けられた鎖、ベルト、ロープな
どの可撓性部材89と、この可撓性部材89の他端部に
一体的に取付けられた差込み係合板49Bとから成る。
【0041】なお、この実施例に於いても、前述した第
2実施例と同様に錠あるいはロック装置用解錠信号送信
機を壁W1、ボックス状カバー84などに取付け、この
解錠信号送信機と自動火災報知受信機20Bとをケーブ
ル15Bを介して電気的に接続しても良い。また第1実
施例と同様にカバー84側に係合爪片65Bを設けず、
駆動源62Bの作動杆63Bが直接差込み係合板49B
から自動解錠されるように構成しても良い。
【0042】上記構成に於いて、普段、消火器1Bは支
持台80の嵌合凹所81に設置され、かつ、係合手段8
2の差込み係合板49Bは主たるロック装置40Bの係
止板59Bの内部空間60Bに差し込まれ、図17で示
すように係合爪片65Bで係止(施錠)されている。し
たがって、消火器1Bを支持台80から取り外しても、
係合手段82が主たるロック装置40Bから外れない限
り自由に持ち歩くことができない反面、火災の緊急時、
火災報知機6が自動的に火災を感知した場合、又は誰か
が人為的に解錠信号送信機の釦を操作した場合には、ロ
ック装置40Bは自動火災報知受信機20Bを介して解
錠状態になる。それ故に、前記第1実施例と同一の作用
・効果がある。
【0043】次に図19乃至図22に示す消火器用ロッ
ク装置40Cの実施例に於いて、前記第1実施例の主要
部である消火器用ロック装置40と主に異なる点は、前
方開閉板46Cが弾性ないし弾発性部材でベルト状に形
成され、その一端部が枢支ピン45Cを介してベース部
材41Cに枢支されていると共に、他端部には差込み係
合板49Cが一体的に設けられていることである。
【0044】またベース部材41Cがボックス状収納体
2Cの背面壁2aの略中央部に水平状態に固定された長
板状の裏蓋90と、この裏蓋90に固定的に取付けられ
た長箱91とから成り、前記長箱91の消火器1Cの背
面側の外周面と対向する外壁面92はやや弧状に形成さ
れていると共に、前方開閉板46Cの一端部を枢支する
枢支端部91aよりも、前方開閉板46Cの差込み係合
板49Cが入り込むガイド孔57Cを有する他端部91
bが大きめに形成されていることである。
【0045】しかして、長箱91の他端部91b内に
は、係止板59C、ソレノイド62C、係合爪片65
C、付勢バネ71Cなどが組込まれている。このように
構成すると構成する部品点数が少ないので、組み立てが
容易である。そして、前記第1実施例と同一の作用・効
果がある。なお、この実施例に於いても、ロック装置4
0を建物の壁に直接又は間接的に取付けても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、緊急時以外は消火器を常にロック装置で施
錠できる、一方、緊急時には、火災報知機の信号に基づ
き、自動火災報知受信機を介してロック装置を解錠する
ことができる、また緊急時には、火災報知機の信号が自
動的に送信される以前に、人為的にロック装置用緊急解
除信号送信機を操作してロック装置を解錠することがで
き、しかも、ロック装置が解錠した場合、火災報知機内
の警報ブザー、適宜箇所に設置された個別報知機、ロッ
ク装置用緊急解除信号送信機内に設けられた報知手段の
いずれか1つの鳴動(点灯も含む。)により、消火器の
存在の有無を人の視覚ないし聴覚に訴えることができ
る。したがって、システム的に消火器が無断で特定の場
所から持ち出されるのを防止ないし監視することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視からの説明
図。
【図2】本発明の第1実施例の概略説明図。
【図3】第1実施例の概略説明図(電気回路を中心とし
た概略説明図)。
【図4】第1実施例の要部(ロック装置)の正面側から
の説明図。
【図5】第1実施例の要部(ロック装置)の右側面側か
らの説明図。
【図6】第1実施例の要部(ロック装置)の平面側から
の説明図。
【図7】第1実施例のロック装置の分解斜視図。
【図8】第1実施例のロック装置の説明図(特に係合関
係平面側から示す)。
【図9】第1実施例のロック装置の説明図(特に係合関
係を正面側から示す)。
【図10】第1実施例で使用される火災報知機の一例を
示す説明図。
【図11】第2実施例の概略説明図(電気回路を中心と
した概略説明図)。
【図12】第2実施例の要部(ロック装置)の正面側か
らの説明図。
【図13】第2実施例の要部(ロック装置)の右側面側
からの説明図。
【図14】第3実施例の概略説明図(電気回路を中心と
した概略説明図)。
【図15】第3実施例の要部(ロック装置)の右側面側
からの説明図。
【図16】第3実施例の要部(ロック装置)の分解斜視
図。
【図17】第3実施例の要部(ロック装置)の斜視図
(係合状態)。
【図18】第3実施例の要部(ロック装置)の作動状態
の説明図。
【図19】第1実施例の要部の他の例を示す正面側から
の説明図。
【図20】第1実施例の要部の他の例を示す平面側から
の説明図。
【図21】第1実施例の要部の他の例を示す分解斜視
図。
【図22】第1実施例の要部の他の例を示す正面側から
の説明図。
【符号の説明】
1…消火器、2…収納体、6…火災報知機、20…自動
火災報知受信機、30…制御装置、31…個別報知機、
40…ロック装置、46…前方開閉板、49…差込み係
合板、62…駆動源、65…係合爪片。75…解錠信号
送信機。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物Hの出入口や防災監視室Rに設置さ
    れかつ制御装置30を有する自動火災報知受信機20
    と、前記建物Hに設けられかつ前記制御装置30と電気
    的に接続する火災報知機6と、建物或いは建物の近くに
    設置された収納体2内に設けられ、かつ、収納体2内に
    設置された消火器1を常時ロックすると共に前記制御装
    置30と電気的に接続する消火器用ロック装置40とを
    備え、火災の際には前記制御装置30から自動火災報知
    受信機側の主音響装置22、火災報知機6側の警報ブザ
    ー10、消火器1側の個別報知機31の少なくともいず
    れか1つに報知指令信号が出力され、また前記ロック装
    置40は制御装置30から解錠指令信号を受けると、駆
    動源62の駆動力により、収納体2側に枢支された係合
    爪片65が係合解除の方向へ回転し、ロック装置40の
    前方開閉板46に設けられた差込み係合板49が自動解
    錠される消火器のロック自動解錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、収納体2側に係合爪
    片65が存在せず、駆動源62の作動杆63が直接差込
    み係合板49から自動解錠されることを特徴とする自動
    解錠される消火器のロック自動解錠装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、消火器用ロック装置
    40は、収納体2の背面壁2aに固定されたベース板4
    1と、このベース板41に枢着された連結板44を介し
    て消火器1と対向するように設けられた前方開閉板46
    と、この前方開閉板に枢着されかつベース板41の他端
    部42aに固定されたガイド部材54に挿入される差込
    み係合板49と、常時バネ71で係合方向に付勢された
    状態でべース部材41側に枢支され、かつ、ベース部材
    側板の駆動源62の駆動力により係合解除の方向へ回転
    する係合爪片65とを備えていることを特徴とする自動
    解錠される消火器のロック自動解錠装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、消火器用ロック装置
    40Cは、前方開閉板46Cがベルト状に形成され、そ
    の一端部がベース部材41C側に枢支されていると共
    に、他端部には差込み係合板49Cが一体的に設けられ
    ていることを特徴とする自動解錠される消火器のロック
    自動解錠装置。
  5. 【請求項5】 建物Hの出入口や防災監視室Rに設置さ
    れかつ制御装置30を有する自動火災報知受信機20A
    と、前記制御装置と電気的に接続しかつ建物H或いは建
    物の近くに設置された収納体2Aに取付けられた解錠信
    号送信機75と、前記収納体2A内に設置された消火器
    1Aを常時ロックすると共に前記制御装置30と電気的
    に接続する消火器用ロック装置40Aとを備え、火災の
    際には前記制御装置30から自動火災報知受信機側の主
    音響装置22、建物の要所に設置された火災報知機6側
    の警報ブザー10、消火器1A側の前記個別報知機3
    1、前記解錠信号送信機75の少なくともいずれか1つ
    に報知指令信号が出力され、また前記ロック装置40A
    は制御装置30から解錠指令信号を受けると、駆動源6
    2の駆動力により、収納体2A側に枢支された係合爪片
    65が係合解除の方向へ回転し、ロック装置40Aの差
    込み係合板49が自動解錠される消火器のロック自動解
    錠装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に於いて、収納体2A側に係合
    爪片65が存在せず、駆動源の作動杆が直接差込み係合
    板49から自動解錠されることを特徴とする自動解錠さ
    れる消火器のロック自動解錠装置。
  7. 【請求項7】 建物Hの出入口や防災監視室Rに設置さ
    れかつ制御装置30を有する自動火災報知受信機20B
    と、前記建物Hに設けられかつ前記制御装置30と電気
    的に接続する火災報知機6と、床面F設置された消火器
    1Bに可撓性部材89の一端部が一体的に取付けられた
    係合手段82と、係合爪片65Bを有する主要部が建物
    に固定された挿入孔87を有するカバー84内に設けら
    れ、かつ、前記消火器1Bを係合手段82を介して常時
    ロックすると共に、前記制御装置30と電気的に接続す
    る消火器用ロック装置40Bとを備え、火災の際には前
    記制御装置30から自動火災報知受信機側の主音響装置
    22、火災報知機6側の警報ブザー10、消火器1B側
    の個別報知機31の少なくともいずれか1つに報知指令
    信号が出力され、また前記ロック装置40Bは制御装置
    30から解錠指令信号を受けると、カバー84内の駆動
    源62Bの駆動力により、係合爪片65Bが係合解除の
    方向へ回転し、前記可撓性部材89の他端部に一体的に
    取付けられた係合手段82の差込み係合板49Bが自動
    解錠される消火器のロック自動解錠装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に於いて、カバー84側に係合
    爪片65Bが存在せず、駆動源62Bの作動杆63Bが
    直接差込み係合板49Bから自動解錠されることを特徴
    とする自動解錠される消火器のロック自動解錠装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に於いて、建物の床面Fに支持
    台80を置き、この支持台80に形成された嵌合凹所8
    1に消火器1Bを載置したことを特徴とする自動解錠さ
    れる消火器のロック自動解錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006085099A1 (en) * 2005-02-11 2006-08-17 David Cowie Apparatus for retaining safety equipment
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JP5237940B2 (ja) * 2007-06-08 2013-07-17 貴美江 山本 救命支援システム、装置、方法、及びコンピュータプログラム
KR102063304B1 (ko) * 2019-05-23 2020-01-07 (주)이명이앤씨건축사사무소 공동주택에 설치되는 소방시설물 안전장치

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