JPH1098898A - ステッピングモータの駆動制御装置 - Google Patents

ステッピングモータの駆動制御装置

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JPH1098898A
JPH1098898A JP26916196A JP26916196A JPH1098898A JP H1098898 A JPH1098898 A JP H1098898A JP 26916196 A JP26916196 A JP 26916196A JP 26916196 A JP26916196 A JP 26916196A JP H1098898 A JPH1098898 A JP H1098898A
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JP
Japan
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stepping motor
driving frequency
drive
frequency
motor
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JP26916196A
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Fumio Sato
文雄 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加減速時、ステッピングモータ自体が持つ共振
周波数帯域の駆動周波数を用いて駆動制御することでス
テッピングモータに振動が生じてしまう。 【解決手段】CPU4は速度指令部1からの動作条件の
指令に従ってタイミングテーブル20から動作パターン
の選択と駆動周波数テーブル21から動作パターンに応
じたステッピングモータ7自体の共振周波数帯域を除い
た段階的な駆動周波数から構成した駆動周波数パターン
を選択し、段階的な駆動周波数に応じてクロック発生部
3から送られてきたクロック信号のパルス数を基準に指
令パルスを出力する。モータ制御部5は指令パルスに従
って励磁データをモータ駆動部6に送出し、共振周波数
帯域を除いた駆動周波数でモータ7を加減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステッピングモ
ータの加速あるいは定速又は減速の制御をおこなうステ
ッピングモータの駆動制御装置、特にステッピングモー
タの加減速時の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ装置のスキャナ等で
は主走査、副走査方向への安定した速度での移動と定め
られた位置での正確な停止というような微細な間欠制御
によるモータ駆動が要求される。そのため駆動源として
はコスト的に有利で微細な間欠制御が比較的簡易である
ステッピングモータを読取部の駆動系として用いる場合
が多い。このステッピングモータを駆動源として用いる
場合、ステッピングモータの安定した動作と起動停止の
精度の向上を図るために、ステッピングモータの回転速
度を徐々に加速又は減速するためのスローアップ又はス
ローダウン制御が不可欠となる。そこで、目標速度に応
じてスローアップ時間を可変して被駆動媒体の振動を抑
制するステッピングモータの駆動制御装置が、例えば特
開平2-155495号公報等に示されている。この装置におい
てはステッピングモータのスローアップ時間を可変する
ために、データメモリとスローアップ選択手段及び駆動
制御回路とを設けている。データメモリは複数の目標速
度でステッピングモータを立ち上げるための時間データ
を各目標速度毎に個別に記憶する。スローアップ選択手
段は制御部等から設定された各目標速度に対応してデー
タメモリに記憶された複数の時間データから一つの時間
データを選択して、駆動制御回路に個別に設定する。そ
して、駆動制御回路は設定された時間データに応じてス
テッピングモータの速度制御を開始し、立上げ時間を可
変することでステッピングモータに駆動される被駆動媒
体の振動を抑えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ステッピングモー
タの駆動制御装置においては、スローアップ時間を可変
することで被駆動媒体の振動を抑制しているが、ステッ
ピングモータ自体が持つ共振周波数による振動の発生に
ついては考慮されていないため、例えば図7に示すよう
にスローアップするときにステッピングモータ自体が持
つ共振周波数帯域の駆動周波数fkを用いてステッピン
グモータを駆動した場合、ステッピングモータの共振に
よる振動が生じることにより例えばステッピングモータ
がスキャナを駆動している場合は、スキャナ等の移動が
不安定になり読取時の画像の劣化が発生したり、振動に
よる騒音と脱調等によるその他の被駆動媒体への悪影響
等が生じる恐れがあった。
【0004】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、ステッピングモータのもつ共振周波
数による振動の発生を防止することで、読取時の画像の
劣化等をはじめ、振動による騒音と脱調等によるその他
の被駆動媒体への悪影響等をも防止し、装置の信頼性の
向上を図るステッピングモータの駆動制御装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るステッピ
ングモータの駆動制御装置は、速度指令部とROMとク
ロック発生部とCPUとモータ制御部及びモータ駆動部
とを有し、速度指令部はステッピングモータの動作条件
を指令し、ROMはタイミングテーブルと駆動周波数テ
ーブルとを有し、タイミングテーブルはステッピングモ
ータの動作条件の指令に対応したステッピングモータの
加速あるいは定速又は減速の角速度に対しての時間を示
す動作パターンを格納し、駆動周波数テーブルはステッ
ピングモータの動作パターンに対するステッピングモー
タ自体の共振周波数帯域を除いた段階的な駆動周波数か
ら構成された駆動周波数パターンを格納し、クロック発
生部は段階的な駆動周波数に対応した指令パルスの間隔
の基準となるクロック信号を送出し、CPUは速度指令
部からのステッピングモータの動作条件の指令に従って
タイミングテーブルに格納した動作パターンの選択と駆
動周波数テーブルから選択した動作パターンに対する駆
動周波数パターンの選択をし、駆動周波数パターンの段
階的な駆動周波数に応じてクロック発生部から送られて
きたクロック信号の数を基準にパルス間隔を定めた指令
パルスを出力し、モータ制御部は送られてきた指令パル
スに従ってステッピングモータの各相の励磁を切り換え
る励磁データを送出し、モータ駆動部は送られてきた励
磁データに従ってステッピングモータの各相に電力を出
力し、ステッピングモータの加速あるいは定速又は減速
をステッピングモータ自体の共振周波数帯域を除いてす
ることを特徴とする。
【0006】また、上記駆動周波数テーブルはステッピ
ングモータの動作パターンに対するステッピングモータ
自体の共振周波数帯域以下を除いた段階的な駆動周波数
からなる駆動周波数パターンを格納し、ステッピングモ
ータの加速あるいは定速又は減速をステッピングモータ
自体の共振周波数帯域以下を除いてすると良い。
【0007】更に、上記駆動周波数テーブルはステッピ
ングモータの動作パターンに対するステッピングモータ
自体の共振周波数帯域以下を除いた段階的な駆動周波数
とステッピングモータが停止する直前の一周期の駆動周
波数からなる駆動周波数パターンを格納し、ステッピン
グモータの加速あるいは定速又は減速をステッピングモ
ータ自体の共振周波数帯域以下を除いておこなった後、
一周期の駆動周波数に対応した励磁データの電力によっ
てステッピングモータを停止することが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明のステッピングモータ駆
動制御装置は、速度指令部とROMとクロック発生部と
CPUとモータ制御部及びモータ駆動部とを有し、例え
ばファクシミリ装置のスキャナ等の被駆動媒体を駆動す
るステッピングモータに接続して用いられる。速度指令
部は例えばスキャナの主走査方向への移動のための駆動
又は定位置への復帰のための駆動等のステッピングモー
タの動作条件を指令する。ROMはタイミングテーブル
と駆動周波数テーブルとを有し、タイミングテーブルは
ステッピングモータの動作条件の指令に対応したステッ
ピングモータの加速あるいは定速又は減速の角速度に対
しての時間を示す動作パターンを格納する。駆動周波数
テーブルはステッピングモータの動作パターンに対する
ステッピングモータ自体の共振周波数帯域を除いた段階
的な駆動周波数から構成した駆動周波数パターンを格納
する。クロック発生部は段階的な駆動周波数に対応した
指令パルスの間隔の基準となるクロック信号を送出す
る。CPUは速度指令部からのステッピングモータの動
作条件の指令に従ってタイミングテーブルに格納した動
作パターンの選択と、その選択した動作条件に従って例
えばステッピングモータの回転方向である正転と逆転を
指示するCW信号又はCCW信号を送出する。また、駆
動周波数テーブルから選択した動作パターンに対するス
テッピングモータ自体の共振周波数帯域を除いた駆動周
波数パターンの選択をし、段階的な駆動周波数に応じて
クロック発生部から送られてきたクロック信号のパルス
数を基準にパルス間隔を定めた指令パルスを出力する。
モータ制御部は送られてきた指令パルスに従ってステッ
ピングモータの各相の励磁を切り換える励磁データを送
出する。また、各相の励磁を切り換える励磁データを送
出するときにCPUからCW信号が送られてきた場合は
例えばステッピングモータを正転方向に回転させるため
時計廻りに各相の励磁を順次切換えるように励磁データ
を送出し、CCW信号が送られてきた場合はステッピン
グモータを逆転方向に回転させるため反時計廻りに各相
の励磁を順次切換えるように励磁データを送出する。モ
ータ駆動部は送られてきた励磁データに応じてステッピ
ングモータの各相に電力を順次印加する。ステッピング
モータはロータとステータ等から構成され、ロータはス
キャナ等の被駆動媒体にカップリング等を介して接続さ
れている。そして、電力に変換された励磁データによっ
てステータの各相を励磁することで共振周波数帯域を除
いた駆動周波数でロータを加減速させて被駆動媒体を駆
動する。
【0009】このようにして、共振周波数帯域を除いた
駆動周波数でステッピングモータの加減速をおこなうよ
うにしたため、ステッピングモータのもつ共振周波数に
よる振動の発生を防止することができる。
【0010】上記ではステッピングモータの共振周波数
帯域での駆動周波数を用いないようにして加減速をおこ
ない接続された被駆動媒体を駆動しているが、ステッピ
ングモータがもつ共振周波数が接続される被駆動媒体又
はステッピングモータの固定方法等の外部条件によって
低周波数域へ若干シフトする場合がある。そこで、駆動
周波数テーブルはステッピングモータの動作パターンに
対するステッピングモータ自体の共振周波数帯域以下を
除いた段階的な駆動周波数から構成した駆動周波数パタ
ーンを格納し、ステッピングモータの加減速をステッピ
ングモータ自体の共振周波数帯域以下を除いておこな
う。
【0011】このようにして、共振周波数帯域以下を除
いた駆動周波数でステッピングモータの加減速をおこな
うようにしたため、ステッピングモータの共振周波数が
低周波数域へ若干シフトしても、ステッピングモータの
共振周波数による振動の発生を防止することができる。
【0012】上記では共振周波数帯域以下を除いた駆動
周波数でステッピングモータの加減速をおこなうように
しているが、ステッピングモータが停止する直前にステ
ータの相を励磁して被駆動媒体等による慣性トルクに影
響されずに確実にロータを停止させることが望ましい。
そこで、駆動周波数テーブルはステッピングモータの動
作パターンに対するステッピングモータ自体の共振周波
数帯域以下を除いた段階的な駆動周波数とステッピング
モータが停止する直前の一周期の駆動周波数から構成し
た駆動周波数パターンを格納し、ステッピングモータの
加速あるいは定速又は減速をステッピングモータ自体の
共振周波数帯域以下を除いておこなった後、一周期の駆
動周波数に対応した励磁データの電力によってステッピ
ングモータを停止させる。
【0013】このようにして、減速時のステッピングモ
ータが停止する直前に一周期の駆動周波数に対応した励
磁データの電力によって停止させるようにしたため、ス
テッピングモータの共振周波数による振動の発生を極力
抑えながらステッピングモータを確実に停止させること
ができる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すようにステッピングモータの駆
動制御装置は、速度指令部1とROM2とクロック発生
部3とCPU4とモータ制御部5及びモータ駆動部6と
を有し、例えばファクシミリ装置のスキャナ等の被駆動
媒体を駆動するステッピングモータ7に接続されてい
る。速度指令部1は例えばスキャナの主走査方向への移
動のための駆動又は定位置への復帰のための駆動等のス
テッピングモータ7の動作条件を指令する。ROM2は
タイミングテーブル20と駆動周波数テーブル21とを
有し、例えば図2の動作パターンと駆動周波数パターン
の一例に示すようにタイミングテーブル20はステッピ
ングモータ7の動作条件の指令に対応した、加速あるい
は定速又は減速の角速度に対しての時間tを示す動作パ
ターン22,23を格納する。駆動周波数テーブル21
はステッピングモータ7の動作パターン22,23に対
するあらかじめ設計時の実験等により定めた段階的な駆
動周波数f0〜から構成した駆動周波数パターン24,
25を格納する。クロック発生部3は段階的な駆動周波
数に対応した指令パルスの間隔の基準となるクロック信
号を送出する。CPU4は速度指令部1からのステッピ
ングモータ7の動作条件の指令に従ってタイミングテー
ブル20に格納した動作パターンを選択し、その選択し
た動作パターンに従って例えばステッピングモータ7の
回転方向である正転と逆転を指示するCW信号又はCC
W信号を送出する。また、駆動周波数テーブル21から
選択した動作パターンに対する駆動周波数パターンの選
択をし、例えば図3のタイムチャートの一例に示すよう
に選択した駆動周波数パターン26の段階的な駆動周波
数f0に対してはクロック発生部3から送られてきたク
ロック信号の10パルスを基準にパルス間隔を定めた指
令パルスN0を出力し、駆動周波数f5に対してはクロ
ック発生部3から送られてきたクロック信号の5パルス
を基準にパルス間隔を定めた指令パルスN5を出力す
る。モータ制御部5は例えばロジックIC等からなり例
えば指令パルスN0が送られてきた場合、そのパルス間
隔t1に従ってステッピングモータ7の各相の励磁を切
り換える励磁データФ1〜Фnを送出し、例えば指令パル
スN0のパルス間隔t1と比べパルス間隔が狭い指令パ
ルスN5が送られてきた場合、そのパルス間隔t5に従
って送出の間隔が短くなった励磁データФ1〜Фnを送出
する。すなわち、指令パルスのパルス間隔が狭くなると
いうことはステッピングモータ7の角速度が速くなるこ
とを意味する。また、モータ制御部5は各相の励磁を切
り換える励磁データのФ1〜Фnを送出するときにCPU
4からCW信号が送られてきた場合は例えばステッピン
グモータ7を正転方向に回転させるため時計廻りに各相
の励磁を順次切換えるように実線に示す励磁データФ1
〜Фnを送出し、CCW信号が送られてきた場合はステ
ッピングモータ7を逆転方向に回転させるため反時計廻
りに各相の励磁を順次切換えるように点線に示す励磁デ
ータФ1〜Фnを送出する。モータ駆動部6は例えばトラ
ンジスタドライブ回路等からなり送られてきた励磁デー
タФ1〜Фnに応じて各相に対応したトランジスタをスイ
ッチングすることで電力を各相に順次印加する。ステッ
ピングモータ7はロータとステータ等から構成され、ロ
ータはスキャナ等の被駆動媒体にカップリング等を介し
て接続されている。そして、電力に変換された励磁デー
タФ1〜Фnによってステータの各相が励磁されることで
ロータを回転させて被駆動媒体を駆動する。
【0015】上記駆動周波数テーブル21にステッピン
グモータ7自体の共振周波数帯域を除いた段階的な駆動
周波数から構成した駆動周波数パターンを格納している
ときのステッピングモータの駆動制御装置の動作を図4
の動作パターンと駆動周波数パターンの一例を参照して
説明する。
【0016】あらかじめ図4に示す動作パターン27を
タイミングテーブル20で格納し、動作パターン27に
対するステッピングモータ7自体の共振周波数帯域を除
いた段階的な駆動周波数から構成した駆動周波数パター
ン28を駆動周波数テーブル21で格納している状態に
おいて、CPU4は速度指令部1からのステッピングモ
ータ7の動作条件の指令に従ってタイミングテーブル2
0に格納した動作パターン27を選択する。また、駆動
周波数テーブル21から選択した動作パターン27に対
する駆動周波数パターン28の選択をする。そして、選
択した駆動周波数パターン28の斜線部に示す共振周波
数帯域を除いた段階的な駆動周波数に対応してクロック
発生部3から送られてきたクロック信号のパルス数を基
準にパルス間隔を定めた指令パルスを出力する。モータ
制御部5は送られてきた指令パルスに応じてステッピン
グモータ7の各相の励磁を切り換える励磁データを送出
する。モータ駆動部6は送られてきた励磁データに応じ
た電力を各相に順次印加してステッピングモータ7の加
速あるいは定速又は減速をステッピングモータ7自体の
共振周波数帯域を除いておこなう。
【0017】このようにして、ステッピングモータ7自
体の共振周波数帯域を除いた駆動周波数でステッピング
モータ7の加減速をおこなうようにしたため、ステッピ
ングモータ7のもつ共振周波数による振動の発生を防止
することができる。
【0018】上記ではステッピングモータ7自体の共振
周波数帯域での駆動周波数を用いないようにして加減速
をおこない接続された被駆動媒体を駆動しているが、ス
テッピングモータ7がもつ共振周波数が接続される被駆
動媒体又はステッピングモータ7の固定方法等の外部条
件によって低周波数域へ若干シフトする場合がある。そ
こで、図5に示すように駆動周波数テーブル21はステ
ッピングモータ7の動作パターン27に対するステッピ
ングモータ7自体の共振周波数帯域以下を除いた段階的
な駆動周波数から構成した駆動周波数パターン29をあ
らかじめ格納している状態において、CPU4は速度指
令部1からのステッピングモータ7の動作条件の指令に
従ってタイミングテーブル20に格納した動作パターン
27を選択する。また、駆動周波数テーブル21から選
択した動作パターン27に対する駆動周波数パターン2
9の選択をする。そして、選択した駆動周波数パターン
29の斜線部に示す共振周波数帯域以下を除いた段階的
な駆動周波数に対応してクロック発生部3から送られて
きたクロック信号のパルス数を基準にパルス間隔を定め
た指令パルスを出力する。モータ制御部5は送られてき
た指令パルスに応じてステッピングモータ7の各相の励
磁を切り換える励磁データを送出する。モータ駆動部6
は送られてきた励磁データに応じた電力を各相に順次印
加してステッピングモータ7の加速あるいは定速又は減
速をステッピングモータ7自体の共振周波数帯域以下を
除いておこなう。
【0019】このようにして、共振周波数帯域以下を除
いた駆動周波数でステッピングモータ7の加減速をおこ
なうようにしたため、ステッピングモータ7の共振周波
数が低周波数域へ若干シフトしても、ステッピングモー
タ7の共振周波数による振動の発生を防止することがで
きる。
【0020】上記では共振周波数帯域以下を除いた駆動
周波数でステッピングモータ7の加減速をおこなうよう
にしているが、減速時、確実に所定の位置でステッピン
グモータ7の回転を停止するためにはステッピングモー
タ7の共振周波数帯域以下による駆動周波数の使用は避
けられず、ステッピングモータ7が停止する直前にステ
ータの相を励磁して被駆動媒体等による慣性トルクに影
響されずに確実にロータを停止させる必要がある。そこ
で、駆動周波数テーブル21は図6に示すようにステッ
ピングモータ7の動作パターン27に対するステッピン
グモータ7自体の共振周波数帯域以下を除いた段階的な
駆動周波数とステッピングモータ7が停止する直前の一
周期の駆動周波数から構成した駆動周波数パターン30
を格納している状態において、CPU4は速度指令部1
からのステッピングモータ7の動作条件の指令に従って
タイミングテーブル20に格納した動作パターン27を
選択する。また、駆動周波数テーブル21から選択した
動作パターン27に対する駆動周波数パターン30の選
択をする。そして、選択した駆動周波数パターン30の
斜線部に示す共振周波数帯域以下を除いた段階的な駆動
周波数とステッピングモータ7が停止する直前の一周期
の駆動周波数31に対応してクロック発生部3から送ら
れてきたクロック信号のパルス数を基準にパルス間隔を
定めた指令パルスを出力する。モータ制御部5は送られ
てきた指令パルスに応じてステッピングモータ7の各相
の励磁を切り換える励磁データを送出する。モータ駆動
部6は送られてきた励磁データに応じた電力を各相に順
次印加してステッピングモータ7の加速あるいは定速又
は減速をステッピングモータ7自体の共振周波数帯域以
下を除いておこなった後、一周期の駆動周波数に対応し
た励磁データの電力によってステッピングモータ7を停
止させる。
【0021】このようにして、減速時のステッピングモ
ータ7が停止する直前に一周期の駆動周波数に対応した
励磁データの電力によって停止させるようにしたため、
ステッピングモータ7の共振周波数による振動の発生を
極力抑えながらステッピングモータ7を確実に停止させ
ることができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ステッ
ピングモータ自体の共振周波数帯域を除いた駆動周波数
でステッピングモータの加減速をおこなうようにしたか
ら、ステッピングモータのもつ共振周波数による振動の
発生を防止することができ、読取時の画像の劣化等をは
じめ、振動による騒音と脱調等によるその他の被駆動媒
体への悪影響等を防止し、装置の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0023】また、共振周波数帯域以下を除いた駆動周
波数でステッピングモータの加減速をおこなうようにし
たから、ステッピングモータの共振周波数が低周波数域
へ若干シフトしても、ステッピングモータの共振周波数
による振動の発生を防止することができる。また、設計
するときに接続する被駆動媒体やステッピングモータの
固定方法等を考慮する必要がないため、広範囲にわたっ
てステッピングモータを使用する装置に採用することが
できる。
【0024】更に、減速時のステッピングモータが停止
する直前に一周期の駆動周波数に対応した励磁データの
電力によって停止させるようにしたから、ステッピング
モータの共振周波数による振動の発生を極力抑えながら
ステッピングモータを確実に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】動作パターンと駆動周波数パターンの一例を示
す図である。
【図3】各構成の動作を示すタイムチャートの一例であ
る。
【図4】動作パターンとステッピングモータ自体の共振
周波数帯域を除いた駆動周波数パターンの一例を示す図
である。
【図5】ステッピングモータ自体の共振周波数帯域以下
を除いた駆動周波数パターンの一例を示す図である。
【図6】ステッピングモータ自体の共振周波数帯域以下
を除いた駆動周波数とステッピングモータが停止する直
前の一周期の駆動周波数から構成した駆動周波数パター
ンの一例を示す図である。
【図7】従来の装置を用いたときのステッピングモータ
の駆動周波数を示す図である。
【符号の説明】
1 速度指令部 2 ROM 20 タイミングテーブル 21 駆動周波数テーブル 3 クロック発生部 4 CPU 5 モータ制御部 6 モータ駆動部 7 ステッピングモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度指令部とROMとクロック発生部と
    CPUとモータ制御部及びモータ駆動部とを有し、速度
    指令部はステッピングモータの動作条件を指令し、RO
    Mはタイミングテーブルと駆動周波数テーブルとを有
    し、タイミングテーブルはステッピングモータの動作条
    件の指令に対応したステッピングモータの加速あるいは
    定速又は減速の角速度に対しての時間を示す動作パター
    ンを格納し、駆動周波数テーブルはステッピングモータ
    の動作パターンに対するステッピングモータ自体の共振
    周波数帯域を除いた段階的な駆動周波数から構成された
    駆動周波数パターンを格納し、クロック発生部は段階的
    な駆動周波数に対応した指令パルスの間隔の基準となる
    クロック信号を送出し、CPUは速度指令部からのステ
    ッピングモータの動作条件の指令に従ってタイミングテ
    ーブルに格納した動作パターンの選択と駆動周波数テー
    ブルから選択した動作パターンに対する駆動周波数パタ
    ーンの選択をし、駆動周波数パターンの段階的な駆動周
    波数に応じてクロック発生部から送られてきたクロック
    信号の数を基準にパルス間隔を定めた指令パルスを出力
    し、モータ制御部は送られてきた指令パルスに従ってス
    テッピングモータの各相の励磁を切り換える励磁データ
    を送出し、モータ駆動部は送られてきた励磁データに従
    ってステッピングモータの各相に電力を出力し、ステッ
    ピングモータの加速あるいは定速又は減速をステッピン
    グモータ自体の共振周波数帯域を除いてすることを特徴
    とするステッピングモータの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動周波数テーブルはステッピング
    モータの動作パターンに対するステッピングモータ自体
    の共振周波数帯域以下を除いた段階的な駆動周波数から
    なる駆動周波数パターンを格納し、ステッピングモータ
    の加速あるいは定速又は減速をステッピングモータ自体
    の共振周波数帯域以下を除いてする請求項1記載のステ
    ッピングモータの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動周波数テーブルはステッピング
    モータの動作パターンに対するステッピングモータ自体
    の共振周波数帯域以下を除いた段階的な駆動周波数とス
    テッピングモータが停止する直前の一周期の駆動周波数
    からなる駆動周波数パターンを格納し、ステッピングモ
    ータの加速あるいは定速又は減速をステッピングモータ
    自体の共振周波数帯域以下を除いておこなった後、一周
    期の駆動周波数に対応した励磁データの電力によってス
    テッピングモータを停止する請求項1記載のステッピン
    グモータの駆動制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100697168B1 (ko) * 1998-11-27 2007-03-21 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 피구동체의 구동 방법 및 구동 장치와 이를 사용한 프린터
JP2010022109A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Kyocera Mita Corp モータ駆動装置、駆動装置
JP2010178511A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Fuji Xerox Co Ltd 駆動源制御装置、媒体搬送装置および画像形成装置
US8072178B2 (en) 2007-03-29 2011-12-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method
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