JPH108719A - 作業測定システム - Google Patents

作業測定システム

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JPH108719A
JPH108719A JP8161594A JP16159496A JPH108719A JP H108719 A JPH108719 A JP H108719A JP 8161594 A JP8161594 A JP 8161594A JP 16159496 A JP16159496 A JP 16159496A JP H108719 A JPH108719 A JP H108719A
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measurement
worker
personal computer
screen
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JP8161594A
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Inventor
Tatsuo Sato
達夫 佐藤
Koichi Iwanami
光一 岩波
Toshiro Itaya
俊郎 板谷
Yasuki Katsuki
泰樹 香月
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Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的な作業測定システムを提供する。 【解決手段】携帯型端末機により作業測定を機械化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業測定システム
に関し、特に、建設業を始めとする非ライン型(又は非
工場型)の生産形態を有する業務における歩掛り(作業
能率)の測定を行う作業測定システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建設業等において、工事の作業工
程の作成や工事者の生産性の評価に使用するために、工
事を構成する作業工程毎に歩掛りを測定する所謂作業測
定が行われている。
【0003】建築工事における「歩掛り」情報の重要性
を示すために、表1は、通常の建築工事の各段階又は局
面毎における必要情報と、情報の形式と、情報の収集方
法とを示し、図15は、表1と関連した情報の流れを示
す。
【0004】
【表1】
【0005】表1及び図15に示すように、歩掛りは、
工事の企画及び計画、設計、見積り及び契約、工事管
理、工法開発の全段階に関係する極めて重要な要素であ
るが、これに関する具体的なデータ又は数値は作業測定
により収集する以外に方法がないこともまた重要な事実
である。
【0006】歩掛りは、各作業のレベル毎に必要であ
る。粗い作業レベルの歩掛りには、工事別歩掛りと「ま
とまり作業」別の歩掛りとがあり、工事別歩掛りの情報
は設計段階において主要工事の施工数量を決定する上で
必要であり、「まとまり作業」別の歩掛りの情報は工程
管理において、月間工程、週間工程等比較的長い期間の
施工数量、資源投入量、実施工数量を決定する上で必要
である。
【0007】細かい作業レベルの歩掛りは、「単位作
業」レベルの歩掛りであり、主として、工法開発、工法
評価等において、労働生産性、省力化率、工法の置換率
等を把握する上で必要な情報である。
【0008】あるレベルの作業の歩掛りは、その作業の
工事数量(単位はm2またはt、m3等)を、それを完成
するに要した工数(人時又は人日)で割った数値で表さ
れる。工事数量は設計図等から求められるが、工数は作
業現場での実際の測定によらなければならない。そのた
め、現場作業の観測、測定、記録等を行うために専任の
測定者が指定される。
【0009】現場での作業測定方法には、測定の連続性
の観点から大別して下記の二つに分かれる。 (1)連続観測法 一人の作業員に一人の測定者が付き、測定者は、図16
に示すような記録シートとストップウォッチ又はディジ
タル時計とを持ち、作業員の行動を逐一測定し記録シー
トに記録する。
【0010】(2)ワークサンプリング法 一定時間間隔毎に観測を行う方法であり、測定者は例え
ば図17及び図18に示すような記録シートを持ち、そ
の時間に行われている各作業名について作業者数を記入
する。
【0011】上記連続観測法及びワークサンプリング法
のいずれにおいても、8ミリカメラ又はビデオカメラを
用いて作業場内を撮影し、後で再生し、記録シートに記
入してもよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業測定法には、下記のようないくつかの問題点が
あった。
【0013】連続観測法は、作業員全員の行動を詳細に
記録することができるという長所があるが、反面、
(1)多数の測定者を必要とし、(2)測定者の数が少
ない場合はデータを数多く蓄積することが困難であり、
(3)測定者にとって、時計を読み取りながら測定と記
入とを行わなければならず煩雑である。
【0014】また、ワークサンプリング法においては、
測定前に事前調査を行って測定すべき作業のレベル(細
かさ)を決め、それに応じた作業内容リストを作成して
おくという事前準備作業が必要であるが、この事前準備
作業に大きな時間と労力を要する。また、上記作業内容
リストの善し悪しが測定及び歩掛り値算出の成否に大き
な影響を与える。
【0015】また、時計の代わりにビデオカメラを使用
する方法は、省力化を図ることができるという利点があ
る反面、カメラを設置した位置からの限られた範囲しか
記録することができず、また、再生時のモニタの画質に
よっては細かい部分の内容が読み取りにくいという欠点
がある。
【0016】また、いずれの測定方法においても、測定
者が携帯する記録シートが大きくて携帯しにくく、しか
も、内容が細かいので見ずらく、測定者の負担になる。
更に、測定後の集計処理に多くの時間と労力を要する。
【0017】従って、本発明は、従来の作業測定システ
ムの上記問題点を解消し、使い易く効率的で安価な作業
測定システムに課題を有する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る作業測定システムは、建設工事におい
て作業者による所定の作業工程毎の歩掛りを測定する作
業測定システムであって、前記歩掛りは、測定者が携帯
する携帯型端末機を用いて、ワークサンプリング法又は
連続観測法による作業測定である。
【0019】又、前記携帯型端末機は測定者が携帯する
電子手帳であること;前記測定者が携帯する携帯型端末
機は、前記作業者自身に送受信機を携帯させ、該送受信
機の操作によるデータを無線により受信するようにした
こと;前記送受信機は作業項目にそれぞれ該当する押し
ボタンを有する作業測定システムである。
【0020】また、作業測定の事前計画をスムーズにで
きるように、工程管理システムと連動させた。
【0021】このように構成された歩掛りの作業測定シ
ステムは、携帯型端末、例えば電子手帳を利用して作業
者の作業工程毎に測定するようにしたことにより、建設
工事現場等の環境の悪い場所での事務処理が確実且つ円
滑に行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る作業測定システムの
一つの望ましい実施の形態は、建築工事における歩掛り
の作業測定システムであり、工事事務所等に設置された
パソコンと、測定者が携帯する電子手帳と、上記パソコ
ンと上記電子手帳との間のデータ転送手段とから構成さ
れる。本歩掛り測定システムは、ワークサンプリング法
又は連続観測法のいずれかによって、作業者の作業測定
と機械の作業測定とに適用可能である。
【0023】図1は、本歩掛り測定システムにおけるデ
ータの流れを示す。先ず、パソコンは、工事に含まれる
全作業名を階層構造で表した作業名リストのマスターフ
ァイルを作成する。作業名リストの階層構造の階層(レ
ベル)数は、工事の大きさや難度等により種々ある。
【0024】図2は、5レベルの階層構造からなる作業
名リストの例を示す。図2において、測定対象作業は、
まとまり作業、単位作業、要素作業、単位動作、要素動
作の順に細分化されていく。各レベルの測定時間単位
は、下位レベル程小さくなる。
【0025】例えば、鉄筋工事(図2において上から二
番目の工事)において、まとまり作業は、準備、鉄筋加
工、柱鉄筋組立、梁鉄筋組立、壁鉄筋組立、床鉄筋組
立、鉄筋接合等からなる。まとまり作業の測定時間単位
は1分とする。
【0026】各まとまり作業は複数の単位作業からな
る。例えば、上記まとまり作業「柱鉄筋組立」は、小運
搬、位置出し、配筋、検査等の各単位作業からなる。単
位作業の測定時間単位は0.1〜0.2分とする。
【0027】各単位作業は、複数の要素作業からなる。
例えば、上記単位作業「配筋」は、縦筋の配筋・結束、
横筋の配筋・結束、巾止筋の配筋・結束、スペーサの取
り付け等の各要素作業からなる。要素作業の時間単位は
0.05分とする。
【0028】各要素作業は複数の単位動作からなる。例
えば、上記要素作業「縦筋の配筋・結束」は、縦筋の立
て起こし、縦筋の位置合わせ、横筋の結束等の各単位動
作からなる。
【0029】各単位動作は、複数の要素動作からなる。
例えば、上記単位動作「横筋の結束」は、「ハッカーに
手を伸ばす」、「ハッカーをつかむ」、「結束線に手を
伸ばす」、「結束線をつかむ」、「結束線ハッカーを運
ぶ」等の各要素動作からなる。
【0030】図3は、在来RC工事に適用される2レベ
ルからなる作業名リストの一例を示す。この作業名リス
トでは、対象部位(柱、外壁等)の各々について、レベ
ル1のまとまり作業とレベル2の単位作業に階層化して
いる。
【0031】各レベル毎に作業対象(材料、製品)とこ
の作業対象に対して行われる行為名称とを定義してい
る。
【0032】次に、電子手帳による測定について説明す
る。電子手帳は、汎用の携帯用小型コンピュータであ
り、表面に表示画面と数字入力キーとを有し、画面タッ
チ方式により表示画面の切替えを行うことができる。ま
た、入力キーによる数字入力、あるいは、画面のタッチ
回数による数字入力を行うことができる。
【0033】電子手帳は、パソコンとのデータ授受機能
を有しており、これにより、パソコンのマスターファイ
ルから必要な作業名リストの転送を受けてこれを自己の
メモリに格納し、また、測定終了後の測定データをパソ
コンへ転送する。
【0034】電子手帳はメモリ内に歩掛り測定システム
プログラムを格納している。この歩掛り測定システムプ
ログラムは、歩掛りの測定、パソコンからのマスターフ
ァイルの受信、測定データのパソコンへの送信、測定デ
ータの消去等の各サブプログラムからなる。
【0035】「歩掛り測定」サブプログラムは、測定者
が測定を行う時、画面の切替え、作業名リスト及び記入
欄の表示、記入箇所の指示、入力キー等からの測定デー
タの入力、画面への入力データの表示、測定データのメ
モリへの記録等を実行する。
【0036】以下、電子手帳の操作について説明する。 1.初期設定画面 歩掛り測定を行う前に、電子手帳の表示画面に図4に示
すような初期設定画面1を表示させる。
【0037】初期設定画面1には、「測定」、「マスタ
ーファイル受信」、「測定データ送信」、「データ消
去」の機能メニュと、手帳No.と測定対象と測定間隔
(分)とを表示するための各欄とが表示される。
【0038】手帳No.欄は測定データ・ファイルを区
別するための識別番号である。測定対象欄は、測定する
工区欄と階欄とからなる。測定間隔は、歩掛り測定のワ
ークサンプリング間隔である。
【0039】2.測定法選択画面 初期設定画面1の上記各記入欄の表示を確認した後、メ
ニュの「測定」をタッチすると、図5に示すように、測
定法選択画面2が表示される。
【0040】3.ワークサンプリング法による測定開始
前の画面 測定法選択画面2の「ワークサンプリング法」を画面タ
ッチで選択すると、図6に示すような、ワークサンプリ
ング法による測定開始前の画面3が表示される。
【0041】測定開始前の画面3は、左側上部に工事名
と、作業レベルとが表示され、その下に作業名一覧が表
示されている。また、右側には配置図が表示されてい
る。中央部の上部には時間単位の時刻と分単位の時間と
が表示され、その下は、各分単位の時刻における作業者
数及び作業位置を記入するための作業者記入欄が空欄で
表示されている。更に、最下部には、「数字入力」キー
及び「終了」キーとが表示されている。
【0042】工事名(例えば型枠工事)と作業レベル
(例えばまとまり作業)とに応じた作業名一覧が自動的
に作成され図6に示すように表示される。作業名一覧は
上下にスクロールして所望の作業名を表示させることが
できる。
【0043】測定データ記入欄は時間経過に従って、左
右方向に逐次スクロールすることができる。また、時間
単位は作業レベルに応じた時間間隔があらかじめ決定さ
れているが、任意に設定することもできる。配置図は、
事前に登録しておくことを原則とするが、測定時に測定
者がメモ書きしてもよい。
【0044】4.ワークサンプリング法による測定中の
画面 図7は、型枠工事のまとまり作業のワークサンプリング
法による測定中の画面4を例示する。図7に示すよう
に、測定時刻は、その時刻に対応する記入欄を全て網か
け表示することによって示される。なお、測定時刻を自
動的にアラームが鳴ることにより知らせてもよい。
【0045】測定者が電子手帳に入力する測定データ
は、現時点での各作業項目毎の作業者数と作業位置とで
ある。作業者数の記入は、測定する現在時刻と該当作業
項目との交差位置の記入欄をタッチして指定した上で、
数字入力キーを操作して入力する。入力した数字は上記
タッチした記入欄に表示されると共にメモリに記録され
る。なお、作業員数を入力する方法として、同じ記入欄
をタッチした回数で入力することもできる。
【0046】作業員の作業位置を入力するには、配置図
上で該当する位置をタッチすることにより、配置図上及
び「位置」欄に通し番号が記入される。
【0047】図7の表示例は、8時6分に、位置にお
いて壁型枠組立作業を行っている作業員が2人であり、
位置において梁型枠組立作業を行っている作業員が4
人であることを示している。
【0048】5.ワークサンプリング法により収集され
た測定データ 上記のように、各時刻における各作業項目の作業者数と
作業位置とが測定データとして収集され、メモリに記録
される。
【0049】6.連続観測法による測定前の画面 初期設定画面1の「連続観測法」を画面タッチで選択す
ると、図8に示すような、測定開始前の画面5が表示さ
れる。
【0050】連続観測法による測定開始前の画面5は、
上部に工事名と棟と階とが表示される。画面5の左半分
には、作業者と作業名と作業位置の各記入欄が表示さ
れ、右半分には、配置図が表示される。作業者の名前等
は測定当日に現地で記入する。
【0051】7.連続観測法による測定中の画面 図9は、連続観測法による測定中の画面6の例として型
枠工事の場合を示す。作業内容が変わった作業者が発生
したら、該当する項目の入力を行う。作業名を記入する
には、「作業名」欄をタッチすると、図9に示すよう
に、配置図欄にオーバーラップして窓が開き作業内容一
覧が表示される。この作業内容一覧からタッチで選択し
た作業名が作業名欄に記入される。
【0052】一連の作業の終了時刻(例えば、10時、
12時、3時、5時)に「終了」キーをタッチする。こ
の場合、終了時刻に特定の作業者のみが作業終了した時
は、作業者名を指定して「終了」キーを押し、全員が揃
って作業終了した時は作業者を指定せずに「終了」キー
を押す。
【0053】作業員の作業位置を入力するには、配置図
上で該当する位置をタッチすることにより、配置図上及
び「位置」欄に通し番号が記入される。
【0054】図9の表示例は、10時50分に、作業者
CCCは位置において壁組立作業を行っており、作業
者EEEは位置において柱組立作業を行っている等を
示している。
【0055】8.連続観測法により収集されるデータ 上記のように、連続観測法による測定により作成又は収
集されるデータは、各作業員の行う作業名と、その作業
開始時刻及び作業終了時刻(又は全体の作業終了時刻)
である。
【0056】9.機械の作業測定前の画面 初期設定画面1の「機械測定」を画面タッチで選択する
と、図10に示すような、測定開始前の画面7が表示さ
れる。
【0057】機械の作業測定開始前の画面7は、上部に
測定対象の機械名、例えばミニクレーンが表示され、時
刻、品名、個数が表示される。以下、左半分に要素作業
名の一覧が作業手順にそって表示され、前回及び今回の
時間記入欄、作業階記入欄、作業位置記入欄が表示さ
れ、右半分に図面が表示される。
【0058】要素作業名は、事前調査の上、出現順に並
べてマスターファイルに登録しておく。予定外の作業は
「その他」とする。
【0059】10.機械の作業測定中の画面 画面7上のある要素作業の欄をタッチすると、その作業
の開始時刻が認識され、分秒の数値が表示される。例え
ば、0940は、9分40秒を示す。図11は、ミニク
レーンにより、メッシュ筋壁1個を把持させた時の作業
測定中の画面8を示す。
【0060】11.機械の作業測定により収集されるデ
ータ 上記のように、機械の作業測定により作成又は収集され
るデータは、機械で行われた作業の作業開始時刻と作業
階と作業位置とである。
【0061】図1に戻り、パソコンによる後処理につい
て説明する。上述のように、電子手帳を用いた連続観測
法又はワークサンプリング法で測定された作業者又は機
械の測定データ工数はパソコンへ送られる。パソコン
は、電子手帳から送られてきた測定データに基づき、各
作業項目毎の工数(マンアワー)を集計する。
【0062】パソコンは、別途CADシステム等から入
力された各作業項目毎の工事数量(出来形)を上記作業
項目毎の工数で除算することにより、各作業項目毎の歩
掛りを算定し、図12に示すような帳票9を印刷出力す
る。
【0063】また、測定データは、図13(A)に示す
ように、データベースの作成、類似の建築物の見積りや
新工法の開発の評価、工程計画、工程管理にフィードバ
ックされ活用される。
【0064】本歩掛り測定システムによる測定を、図1
3(B)に示すように、工程管理のソフトと連動するこ
とにより、下記のように更に効率的な測定が可能とな
る。 (a)作業所毎の各作業項目の進捗状況が分かる。例え
ば、「型枠工事」と入力することにより型枠工事をして
いる作業工区を表示画面で確認することができる。そこ
で、各工区での工事の進捗状況をチェックし、測定対象
(作業内容、測定場所(工区等))を事前に検討し速や
かに、例えば当日でも選定することができる。従って、
作業測定を最も良いタイミングで行うことができる。
【0065】(b)作業の進捗状況や作業者数を予測す
ることができ、これにより、測定者数や測定間隔等の測
定計画を迅速かつ的確にたてることができる。
【0066】また、本作業測定システムをCADシステ
ムと連動させることにより、作業を実施している場所を
表示し、測定ルートを迅速かつ的確に決定することがで
き、また、測定データの集計時において必要な出来形を
上記パソコンに供給することができる。
【0067】さて、本発明に係る作業測定システムのも
う一つの望ましい実施形態としての自動測定データ入力
システムを図14に示す。これは、特別に測定者を置か
ず、各作業者自身が図14に示すような無線送受信可能
な携帯型送受信機10を腕などに付けて携帯し、一方作
業事務所等の適当な場所に無線送受信機と一体化された
パソコン11を設置し、パソコン11から一定時間毎に
携帯型送受信機10を介して作業者に対して測定時間を
無線で知らせ、それに応じて作業者は、携帯型送受信機
10の表面に配列してある作業認識ボタン12の中の自
分が行っている作業内容に該当するものを押すことによ
り、作業内容をパソコン11へ無線で知らせるものであ
る。
【0068】図14において、携帯型送受信機10は、
外面に、例えば24個の作業認識ボタン12と、ランプ
13と、作業者ID14とを有している。また、携帯型
送受信機10の内部には、図示していない、振幅と周波
数との2次元データで変調された信号を電波で発信する
測定信号発信回路と、受信器11から測定時間を受信す
るための受信回路とを備えている。
【0069】作業認識ボタン12は、タッチパネルで構
成されており、表面に文字や絵で作業内容が表示された
シートが貼り付けてある。このシートは取り替え可能な
ようになっている。この作業認識ボタン12を押すこと
により、作業内容と作業者を示す測定信号が電波で発信
される。
【0070】ランプ13は、パソコン11からの測定時
間を知らせる信号により点灯する。例えば、1回目は
青、2回目は黄、3回目は赤で点灯することにより、
「発信ボタンを押して下さい」というメッセージを発す
るようにもできる。ランプ13は、作業者が作業認識ボ
タン12を押すまでは消えず、また、ランプ13が点灯
していない時は携帯型送受信機10から信号は発信され
ないようになっている。
【0071】また、携帯型送受信機10の表面には、例
えば4桁の作業者ID14が表示されている。
【0072】携帯型送受信機10からの発信信号は、振
幅と周波数との2次元信号である。振幅は作業者IDを
表し、事前に測定対象作業者にディジタル番号で付与さ
れる。また、周波数はあらかじめ24分割され、各部分
周波数がそれぞれ異なる作業項目に割り当てられてい
る。ただし作業者数が多い場合、例えば100人を越え
る場合は、一次元データとし、作業項目に対応した周波
数のみを変化させる。
【0073】上記測定データ入力方式は下記のように動
作する。パソコン11を送信可能状態にし、電波で携帯
型送受信機10に対して測定時間を知らせる信号を送
る。この信号により携帯型送受信機10のランプ13が
上記のように点灯する。
【0074】作業者はランプ13の点灯に応答して自分
が現在行っている作業内容を示す作業認識ボタン12を
押す。すると、携帯型送受信機10は、作業者を振幅
で、作業内容を周波数で表した2次元測定信号を電波で
発信する。
【0075】パソコン11は各作業者の携帯型送受信機
10からの上記測定信号を受信して処理する。測定信号
が2次元データを含む場合は、個人データとして処理す
る。従って、一時的に作業内容が入力されないため欠損
データが生じても、前後関係から測定値を推定すること
ができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る作業
測定システムは下記の効果を奏する。 (1)電子手帳の操作は簡単であるので、一人の測定者
が場内を巡回することにより全体の作業測定が可能とな
る。 (2)作業測定の専門家でなくても、誰でも容易且つ確
実に作業測定ができる。
【0077】(3)対象作業のリスト作成方法が標準化
されているので、測定の結果得られた歩掛りが同一尺度
によるものとなり、利用価値が高まる。例えば、個人又
は工務店の作業効率のランク付け等を公平かつ適正に行
うことができる。 (4)電子情報化されたデータが得られるので、各種の
解析がパソコンで容易に行うことができる。
【0078】(5)作業測定の時間間隔を変えることが
容易に可能であるので、必要に応じて測定時間間隔を縮
小して測定値の精度を上げることができる。
【0079】(6)工程管理ソフトと連動させることに
より、測定人員にあった測定計画を簡単にたてることが
できる。
【0080】(6)作業者自身が携帯する送受信機によ
り作業測定ができるので、特別に測定者を指名する必要
なく省力化になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業測定システムの一実施形態を
示す説明図である。
【図2】作業名リストの一例を示す説明図である。
【図3】作業名リストの一例を示す説明図である。
【図4】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図5】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図6】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図7】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図8】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図9】電子手帳の表示画面の例を示す説明図である。
【図10】電子手帳の表示画面の例を示す説明図であ
る。
【図11】電子手帳の表示画面の例を示す説明図であ
る。
【図12】パソコンの出力帳票の一例を示す説明図であ
る。
【図13】作業測定の後処理の流れを示す説明図であ
る。
【図14】本発明に係る作業測定システムの他の実施形
態を示す説明図である。
【図15】歩掛り情報の意義についての説明図である。
【図16】従来の歩掛り測定用の記録シートの例を示す
説明図である。
【図17】従来の歩掛り測定用の記録シートの例を示す
説明図である。
【図18】従来の歩掛り測定用の記録シートの例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1:初期設定画面,2:測定法選択画面,3:ワークサ
ンプリング法による測定開始前の画面,4:ワークサン
プリング法による測定中の画面,5:連続観測法による
測定前の画面,6:連続観測法による測定中の画面,
7:機械の作業測定前の画面,8:機械の作業測定中の
画面,9:帳票,10:携帯型送受信機,11:パソコ
ン,12:作業認識ボタン,13:ランプ,14:作業
者ID。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香月 泰樹 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設工事において作業者による所定の作業
    工程毎の歩掛りを測定する作業測定システムであって、
    前記歩掛りは、測定者が携帯する携帯型端末機を用い
    て、ワークサンプリング法又は連続観測法による作業測
    定であることを特徴とする作業測定システム。
  2. 【請求項2】前記携帯型端末機は測定者が携帯する電子
    手帳であることを特徴とする請求項1に記載の作業測定
    システム。
  3. 【請求項3】前記測定者が携帯する携帯型端末機は、前
    記作業者自身に送受信機を携帯させ、該送受信機の操作
    によるデータを無線により受信するようにした請求項1
    に記載の作業測定システム。
  4. 【請求項4】前記送受信機は作業項目にそれぞれ該当す
    る押しボタンを有することを特徴とする請求項3に記載
    の作業測定システム。
  5. 【請求項5】前記建設工事において作業者による所定の
    作業工程毎の歩掛りを測定する作業測定システムは、工
    程管理システムに連動させたことを特徴とする請求項1
    に記載の作業測定システム。
JP8161594A 1996-06-21 1996-06-21 作業測定システム Pending JPH108719A (ja)

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