JP2019100717A - 測量支援装置及び測量支援プログラム - Google Patents

測量支援装置及び測量支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】測量作業効率の向上及び測量の正確性を担保可能な測量支援装置等を提供する。【解決手段】音声入力手段と接続され、音声入力手段を介して入力される測点に対応する測量値を表示可能な表示画面Dを有する測量支援装置1であって、測量対象となる領域の地図、及び領域内において事前に設定された複数の測点が規定された地図データと、複数の測点ごとに、測量値を表示可能な複数の表示欄が規定された測点一覧データとをそれぞれ表示画面上の領域ごとに表示するデータ表示手段と、測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、測量値を文字に変換して選択された表示欄に表示する測量値表示手段と、測量値と既知の値に基づいて、選択された表示欄とは異なる表示欄に計算値を表示する計算値表示手段と備えた構成。【選択図】図1

Description

本発明は、測量支援装置に関し、特に音声入力が可能な測量支援装置等に関する。
従来、建設現場等における水準測量にあっては、基準点から測点を水準測量器によって視認し、視認した測点の数値(測量結果)を野帳と呼ばれる紙面に記載する方法が広く採用され、測量者は、野帳や筆記具、関数電卓を携帯しつつ、測量結果が出る度にこれらの用具を取り出して野帳に記載する作業を繰り返し行う必要があった。
特開2011−80972号公報
しかしながら、野帳に記載する作業は、測点の数が膨大となるほど作業者にとって煩わしい作業であると共に、作業者の自筆で記載されているため、後に他者が確認した場合に測点と当該測点に対応する測量結果の整合性が分かり難くなり、作業効率及び測量の正確性の点において改善の余地を残す。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、測量作業効率の向上及び測量の正確性を担保可能な測量支援装置を提供する。
上記課題を解決するための本発明の構成として、音声入力手段と接続され、当該音声入力手段を介して入力される測点に対応する測量値を表示可能な表示画面を有する測量支援装置であって、測量対象となる領域の地図、及び当該領域内において事前に設定された複数の測点が規定された地図データと、複数の測点ごとに、測量値を表示可能な複数の表示欄が規定された測点一覧データとをそれぞれ表示画面上の領域ごとに表示するデータ表示手段と、測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、当該測量値を文字に変換して選択された表示欄に表示する測量値表示手段と、測量値と既知の値に基づいて、選択された表示欄とは異なる表示欄に計算値を表示する計算値表示手段とを備えた構成とした。
本構成によれば、測量対象となる領域の地図、及び当該領域内において事前に設定された複数の測点が規定された地図データと、複数の測点ごとに、測量値を表示可能な複数の表示欄が規定された測点一覧データとが表示画面上の領域ごとに表示され、また、測量作業者が、測点に対応する測量値を音声入力手段に発するだけで、発せられた測量値が表示欄に文字として表示され、さらに測量値と既知の値に基づいて、選択された表示欄とは異なる表示欄に計算値が表示されることから、測量の作業効率及び測量の正確性を向上させることができる。
また、他の構成として、測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が前記音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、測量値表示手段による文字の表示前に測量値を音声出力手段を介して出力する入力結果確認手段とを備えた構成としても良い。
本構成によれば、測量値表示手段による文字の表示前に測量値が音声出力手段を介して出力されることから、測量作業者が測量値の正誤を確認することができる。
また、他の構成として、地図データに規定された測点及び測点一覧データに規定された表示欄のいずれか一方が選択された場合に当該選択された測点又は表示欄と対応する表示欄又は測点を表示画面上で報知する地図測点関連付け手段とを更に備えた構成としても良い。
本構成によれば、入力対象となる測点を探す労力を大幅に軽減でき、入力の誤りを防止することができる。
また、他の構成として、測量値表示手段は、測量値の入力後、作業者の任意に操作可能な手元スイッチの入力に基づいて、測量値を文字に変換して選択された表示欄に表示する構成としても良い。
また、コンピュータを上記測量支援装置として機能させるための測量支援プログラムであっても良い。
測量支援システムの全体概要図である。 測量支援装置の表示画面を示す概要図である。 表示画面の例及び測量の流れを示す概要図である。 測量支援処理の例を示すフローチャートである。
図1を参照して、測量支援装置1を含む測量支援システム100の全体構成について説明する。同図に示すように、測量支援システム100は、建設現場等の測量現場において実際に測量を行う作業者Pが携帯可能に構成された測量支援装置1と、当該測量支援装置1とインターネット等のネットワーク網Nを介して送受信可能に接続されるサーバー50と、当該サーバー50とネットワークを介して送受信可能に接続されたメインコンピュータ70とから構成される。
測量支援装置1は、作業者Pが携行可能な例えばタブレット型のコンピュータであって、CPU、RAM、ROM、内部ストレージとしてのSSD、或いはハードデスク等の基本的なハードウェアの他、無線によってネットワークと接続可能な通信手段と、作業者の指やタッチペン等の動作に反応する液晶ディスプレイ等からなる表示画面Dとを備える。同図に示すように、測量支援装置1には、音声入力手段としてマイク10a及び音声出力手段としてのイヤホン10bが一体となったヘッドセット10が接続可能とされる。また、ヘッドセット10のマイク10aの近傍には、作業者Pが液晶ディスプレイを目視することなく操作可能な手元スイッチSWが設けられている。詳細については後述するが、測量支援装置1は、作業者Pからマイク10aを通じて読み上げられた測量結果としての数値(測量値)を認識し、文字に変換してその変換後の測量値を表示画面D中の所定位置に表示する。
サーバー50は、例えばメインコンピュータ70と同じ測量現場内の事務所等の施設や測量現場外の施設に設置されたコンピュータであって、測量支援装置1、或いはメインコンピュータ70から送信される各種のデータを格納すると共に、測量支援装置1及びメインコンピュータ70からの要求に応じて格納したデータを相互に送受信可能とする。なお、当該サーバー50の機能をメインコンピュータ70に担わせても良いが、メインコンピュータ70の作業性を考慮して別途サーバーを設けた方が好ましい。また、サーバー50は所謂クラウド型の仮想サーバーであっても良く、測量支援装置1及びメインコンピュータ70相互間のデータ通信を確立し得るものであれば良い。
メインコンピュータ70は、測量支援装置1と同様なハードウェアを備えたコンピュータであって、入力手段としてのマウスやキーボード、モニタ、或いは無線や有線を介してネットワークと接続可能な通信手段を備える。メインコンピュータ70は、例えば測量現場に構築された事務所内に据え置かれており、当該メインコンピュータ70を用いて測量対象となる測点の設定や、当該測点が示された地図データ等が作成される。そして、作業者Pは、事務所内において設定された測点や地図に関するデータを参照しながら、測量を行うこととなる。
次に、図2を参照して、測量支援装置1の構成及び表示画面Dに表示される画像の例について、測量作業の流れに沿って説明する。測量支援装置1は、ハードウェア資源としてCPU、プログラムに従ったCPUによる処理結果を一時的に格納可能なRAM、及び、測量支援プログラム、その他の動作に必要な基本プラグラムが格納されたROMやデータ格納用の内部ストレージを備え、これらのハードウェアがバスを介して相互に接続される。CPUは、ROMに格納されたプログラムに従った処理を実行することにより、特定の処理手段として機能する。
図2は、測量支援プログラム(アプリ)を起動した場合に表示画面Dに表示される基本画面Gの構成例を示す。同図に示すように、基本画面Gには、例えばその半部が測量対象となる地図画像が表示される地図表示領域R1、他の半部が地図画像上において点として示された測点の一覧が識別番号順に表示される測点一覧領域R2が設定されている。地図表示領域R1に表示される地図画像は、事務所のメインコンピュータ70によって、測量現場において測量の対象となるエリアを所定の建造物の形状等を含めて作成された地図データにより構成され、当該地図上には、KBM(仮設水準点)の位置や、測量の対象となる複数の測点の位置が識別番号と共に規定されている。なお、以下の説明においてはKBM及び複数の測点を単に測点、或いは複数の測点と言う場合がある。
一方、測点一覧領域R2には、地図上に付された複数の測点が一覧として示されている。具体的には複数の測点が列(セル列)として表わされ、各測点に対応して複数の表示欄が行(セル行)として表わされる。複数の表示欄(数値項目)としては、BS(後視)、IH(機械高)、FS(前視)、GH(地盤高)、FH(計画高)、及び差(GH−FH)が設定されており、各表示欄が作業者Pによって選択可能なセルとして表示される。なお、同図に示すように、作業者Pが表示欄としての特定のセルを指やタッチペンによるタッチで選択すると、当該セルが選択済みであることを表わすようにマーカーや色彩等によって強調表示される(同図ではKBM1のBS(後視)に対応するセル)。
測点一覧領域R2に表示される測点の一覧は、地図表示領域R1に表示される地図画像と同様に事務所のメインコンピュータ70によって作成されており、地図画像上に表示される複数の測点と、測点の一覧上に表示される複数の測点(入力欄)とがリンクするように対応付けて表示される。例えば、地図画像上の任意の測点をタッチすることにより、当該タッチされた測点と対応する一覧上の測点及びこれに対応する複数の入力欄(セル行)が例えば太枠によって囲まれる態様や、点滅する態様等、測点と入力欄との対応関係が作業者Pから見て一目で認識可能なように表示画面D上において強調して報知される(同図では測点S2に対応するセル行)。
このように、測量支援装置1は、基本画面Gにおいて、測量対象となる領域及び当該領域内において測量すべき測点を示す地図画像が表示される地図表示領域R1と、地図画像において示された測点と対応する複数の測点が一覧として表示される測点一覧領域R2を同時に表示可能であるため、作業者Pは、地図画像上の測点と識別番号を参照しつつ、測量対象となる位置を把握でき、一覧中から測量対象となる同一の識別番号が付された測点に対応する入力欄を容易に入力することが可能である。
また、地図画像上に表示される測点と、一覧上に表示される測点とがリンクするように対応付け、地図画像上の任意の測点が選択されると、その測点に対応する入力欄が強調表示され、対応関係を報知する構成とすれば、作業者Pが測点一覧領域R2の一覧中から入力対象となる測点を探す労力を大幅に軽減できると共に、入力の誤りを防止することができる。なお、一覧中の測点を選択した場合に、地図画像上の測点を点滅や拡大表示等により強調して報知する構成としても良い。また、基本画面Gを構成する地図表示領域R1及び測点一覧領域R2に関するデータは、メインコンピュータ70によって作成され、事前にサーバー50内に格納されており、これらのデータは、作業者Pの任意の操作によってサーバー50からダウンロードされ、内部ストレージ内に格納される。当該内部ストレージ内に格納されたデータは、測量支援プログラムの起動後、フォルダーアイコンU1をタッチし、当該データを選択することにより、データを更新するための作業領域であるRAMの所定領域にデータが読み込まれる。
次に、上記データの選択後に行われる測量及び測量結果の入力処理について説明する。図3は、前述の基本画面Gを示す図であって、同図においてはKBMのGH(地盤高)が既知の値として事前に登録されている。また、測量対象となる全ての測点に対応するFH(計画高)についても事前に登録されている。なお、当然ながら作業者P自身によってGH(地盤高),FH(計画高)を入力することも可能であるが、測量作業の効率性の観点からメインコンピュータ70によって事前に登録しておくことが望ましい。
上記前提のもとに、作業者Pは、IH(機械高)を算定すべく、KBMに設定された標尺14の目盛を水準測量器12を用いて読み取り、既知点としてのBS(後視)を測定する。次に、作業者Pは、測定したBS(後視)を以下のように入力する。
(1)基本画面Gの測点一覧領域R2より、測定対象としたセル(表示欄)を選択する。ここでは、KBM1のBS(後視)と対応するセルを指やタッチペンによるタッチで選択する。図3(a)に示すように、当該選択によって、選択されたセルがマーカー等によって強調して表示される。また、基本画面G上には、音声入力開始の有無を選択可能なウインドウW1が表示され、作業者がウインドウW1内のマイクを模したマークを選択(タッチ)するか、ヘッドセット10に設けられた手元スイッチSWを所定数(ここでは1回)押下することにより音声入力が有効化される。
(2)作業者Pは、マイク10aに向けて測量結果としての測量値を読み上げ、当該測量値をウインドウW1内の音声入力表示欄Q1内に表示させる(図示の例では「2035」)。
測量支援装置1側では、作業者Pによって読み上げられた測量値に係る音声を文字列(ここでは数字)に変換すると共に、当該変換後の文字列を音声入力表示欄Q1内に表示する。また、測量支援装置1は、変換後の測量値をイヤホン10bを通じて作業者P側に音声として出力し、作業者P側に音声として入力した測量値の正誤の確認を促す。
(3)作業者Pは、音声入力表示欄Q1内に表示された測量値、及びイヤホン10bを通じて発せられた音声に基づいて、測量値の正誤を確認し、測量値が正しい場合にはウインドウW1内に表示された「OK」をタッチするか、手元スイッチSWを所定数(ここでは2回)押下することにより数字を確定させる。なお、表示された測量値が誤りである場合には、手元スイッチSWを例えば1回押下することによりキャンセル処理がなされ、再度測量値を読み上げることが可能となる。
図3(c)に示すように、当該操作が行われると、確定した測量値が、選択されたセル上に数字として表示(反映)されると共に、当該セルの角に新規の数値が表示されたことを示す識別子(図示の例では三角形)が付記される。当該識別子が付記されたセルを再度選択することにより、確定した数字を変更することが可能である。
また、測量支援装置1側では、確定した測量値に基づいて、他の項目に関する数値を自動計算する。ここでは、既知のGH(地盤高)と、新たに確定したBS(後視)とに基づいてIH(機械高)を算定し、算定後の計算値をBS(後視)とは異なるIH(機械高)に対応するセルに表示する。なお、既知の値が未入力である場合には自動計算は行われず、測量値のみが対応する表示欄に表示されることとなる。
作業者Pによる上記(1)〜(3)までの手順によって、測点KBMに対応する複数の表示欄(セル)に、作業者Pの音声に基づく数値が表示され、KBMにおける一回の測量が完了する。以後、KBMから水準測量器12を用いて各測点の標尺14の目盛を読み取り、各測点に対応するFS(前視)を音声入力によって繰り返し入力することにより、測量が完了する。
予定の測点の測量完了後には、作業者Pが基本画面G内に設けられた保存アイコンU2をタッチすることによりRAMの所定領域に格納されたデータが内部ストレージ内のデータとして更新(上書き)され、さらにフォルダーアイコンU1(図2参照)をタッチすることにより、地図表示領域R1及び測点一覧領域R2に関する更新後のデータがサーバー50側に転送され、当該サーバー50内に転送されたデータをメインコンピュータ70がダウンロードすることにより、測量結果を確認することができる。
なお、FS(前視)を音声入力する手順も上記(1)〜(3)と同手順であり、測点に対応するセルの選択(ここではFS(前視))、マイク10aを通じた測量値の読み上げ、測量値の確認、測量値の確定を順に繰り返すことにより実行可能である。
また、図3(d)に示すように、測量支援装置1側では、既知の値が入力されていることを条件として、FS(前視)の測量値が確定される度に、当該測点におけるGH(地盤高)をIH(機械高)に基づいて算定し、当該算定した結果をGH(地盤高)に係る表示欄に自動的に表示させる。さらに、算定したGH(地盤高)と、既知の数値として事前登録されたFH(計画高)とに基づいてその差を算定し、その結果を差を表わす表示欄に表示させる。
なお、差を表わす数値が正である場合は例えば黒色の数値が表示され、負である場合は赤色の数値が表示される。
このように、測量支援装置1によれば、測量値を作業者Pがマイク10aを通じて発声するだけで、筆記具を用いた野帳への記入を要することなく、各測点に対応する測量値が自動入力されると共に、当該測量値と既知の値とに基づいて他の数値が算定、表示されるため、従来電卓等を用いて行われていた数値の入力における煩わしさを低減させることができる。また、各セルに入力される数値は、常に鮮明であることから、測量完了後における正確性を担保することができる。
なお、上記実施形態において説明した例の他、図2に示すように測点一覧領域R2には、入力した測量日時、測定者及び相番者の氏名を入力,表示可能な表示部L1があっても良い。また、基本画面G内には、作業者Pが任意に選択可能な複数のツールアイコンが設けられている。例えば筆記用具を模したアイコンB1をタッチすると、タッチペンによって地図表示領域R1及び測点一覧領域R2内に作業者Pの任意による数字や文字或いは図形等を描画可能となり、描画した数字等は消しゴムを模したアイコンB2をタッチすることにより消去可能である。つまり、各領域をメモとして利用することができる。また、当該描画についてもサーバー50側にアップロード可能である。また、電卓を模したアイコンB3をタッチすると、地図表示領域R1上に関数電卓を模した文字列が表示され、各文字列をタッチすることにより四則計算を行うことができる。また、測点一覧領域R2の複数の測点が表示された領域(列)をタッチすると、測点及び盛り替え点を新たに追加することができ、当該新たに追加された測点等に対応する新たな入力欄(セル行)が挿入される。また、測点一覧領域R2の複数の項目が表示された領域(行)をタッチすると、数値の単位を変更(例えばmm→m,m→mm)可能である。また、音声入力は、「マイナス」を付して発声することにより、数値をマイナス表記させることが可能であり、例えばトンネルの天井部を基準として測量を行う場合等に有効である。
以下、図4を参照して測量支援装置1による主要な処理を、CPUを主体としてフローチャートに基づいて説明する。
(ステップS100)
図4に示すように、CPUは、RAM上の読み込まれた地図データ及び測点一覧データをそれぞれ、地図表示領域R1及び測点一覧領域R2内に同時に表示して処理を移す。なお、各領域に同時に表示された地図データ及び測点一覧データを作業者Pの操作によって拡大,縮小、或いは単独表示(全画面表示)することも可能である。一方、地図表示領域R1及び測点一覧領域R2を同時表示することによって、作業者Pは、地図画像を参照しつつ、対象となる測点の方向を視認,確認できるため作業効率が向上する。また、地図データ及び測点一覧データが複数(複数セット)ある場合には、作業者Pに対してどの地図データ及びこれに対応する測点一覧データを表示するかの選択を促す。また、当該処理の後、作業者Pは水準測量器12を用いた実際の測量を開始可能となる。
(ステップS102)
CPUは、測点一覧領域R2の特定の表示欄(セル)が作業者Pによって選択されたセルの情報を受け入れるセル選択処理を実行し、セルが選択された場合にステップS104に処理を移す。なお、選択が所定時間なされない場合には、例えば基本画面Gの輝度を低下させる待機モードに移行する。
(ステップS104)
CPUは、選択されたセル及びこれに対応する測点をマーカーや上述したその他の強調態様によって表示すると共に、ウインドウW1を表示し、上述した作業者Pによる操作があったことに基づいて音声入力を有効化して処理を移す。
(ステップS106)
CPUは、マイク10aを通じた測量値に係る音声を受け入れる音声入力処理を実行し、音声の入力があった場合にステップS108に処理を移す。なお、一定時間音声の入力がない場合には、音声入力の受付を無効化して待機状態に移行する。
(ステップS108)
CPUは、入力された測量値に係る音声を文字(数値)に変換し、当該変換後の数値をウインドウW1に表示すると共に、当該数値をイヤホン10bを通じて作業者Pに対して音声を出力する入力結果確認処理を実行して処理を移す。
(ステップS110)
CPUは、作業者Pによる数値確認の確認情報を受け入れる数値確認入力処理を実行し、確認情報の入力があった場合にステップS112又はステップS106に処理を移す。具体的には、手元スイッチSWからの入力が連続して2回あった場合、数値が正しい(確認情報が「YES」)として、ステップS112に処理を移す。一方、手元スイッチSWからの入力が1回あった場合、数値が誤っている(確認情報が「NO」)として、ステップS106に戻り、再度音声入力処理を実行する。
(ステップS112)
CPUは、数値の確認が正しい(確認情報が「YES」)ことに基づいて、数値を確定値として選択されたセル上に表示する測量値表示処理を実行して処理を移す。
(ステップS114)
CPUは、選択されたセルへの数値の入力に基づいて算定可能な他のセルの数値に必要な数値(必須数値)が入力されているかを判定する必須数値確認処理を実行し、入力されている場合には「YES」として、ステップS116に処理を移し、入力されていない場合には「NO」として、当該測量支援処理を終了する。
ここで、必須数値とは、KBMにおけるIH(機械高)の算定に必要な数値であるGH(地盤高)や、GH(地盤高)の算定に必要な数値であるIH(機械高)、或いは、「差」の算定に必要な計画高に係る既知の数値であり、これらの数値のいずれかが入力されている場合に判定がYESとなる。
(ステップS116)
CPUは、上記既知の数値と測量によって測定された数値(確定値)とに基づいて、他のセルに関する数値を算定すると共に、当該セルに算定した数値を表示する計算値算定,表示処理を実行して当該測量支援処理を終了する。本例においては他のセルとは、例えばKBMにおけるGH(地盤高)が既知の数値として入力されている場合において、測量によってBS(後視)が確定値として入力された場合におけるIH(機械高)に対応するセルである。また、機械高(IH)が既知の数値として入力されている場合において、測量によってFS(前視)が確定値として入力された場合におけるGH(地盤高)に対応するセルである。さらに、計画高が既知の数値として入力されている場合において、前述の算定によって地盤高(GH)が確定値として入力された場合における「差」に対応するセルである。このように、本例においては、既知の数値と測量によって確定した数値とに基づいて、測点に対応する他のセルに係る数値を算定すると共に、当該セルに算定後の数値を自動で入力,表示する。
また、前述のとおり、既知の数値(本例ではKBMにおける地盤高(GH)、他の測点における計画高)は測量開始前に事前に入力しておくことが望ましいが、測量中に適宜、或いは測量完了後に入力しても良い。また、必須数値が入力されていない場合に、作業者Pに対して必須数値を入力すべき旨のアラートを表示し、必須数値の入力を促しても良い。
以上の各処理が各測点ごとに繰り返され、全ての測点に対する測量の完了後、作業者Pが図2に示す保存アイコンU2をタッチすることにより、RAMの所定領域に一時的に格納されたデータが内部ストレージ内のデータとして更新(上書き)される。また、作業者PがフォルダーアイコンU1をタッチすることにより内部ストレージ内の入力済みの測点一覧データがサーバー50側に転送され、当該転送された測点一覧データをメインコンピュータ70側でダウンロードすることにより、測量結果を確認することができる。なお、測量中において盛替えの必要が生じた場合には、上述の通り、新たな盛替え点を測点一覧上に追加すると共に、当該盛替え点の位置を地図画像上に描画しておくことにより、メインコンピュータ70側において盛替え点における測量値とその位置を確認することが可能である。
また、本明細書において、図4のステップS100の処理を実行するCPUがデータ表示手段を構成し、ステップS104の処理を実行するCPUが地図測点関連付け手段構成し、ステップS108の処理を実行するCPUが入力結果確認手段を構成し、ステップS112の処理を実行するCPUが測量値表示手段を構成し、ステップS116の処理を実行するCPUが計算値表示手段を構成する。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に多様な変更、改良を加え得ることは当業者にとって明らかであり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 測量支援装置,10 ヘッドセット,10a マイク,10b イヤホン,
50 サーバー,70 メインコンピュータ,D 表示画面,G 基本画面,
R1 地図表示領域,R2 測点一覧領域,W1 ウインドウ,SW 手元スイッチ

Claims (5)

  1. 音声入力手段と接続され、当該音声入力手段を介して入力される測点に対応する測量値を表示可能な表示画面を有する測量支援装置であって、
    測量対象となる領域の地図、及び当該領域内において事前に設定された複数の測点が規定された地図データと、前記複数の測点ごとに、前記測量値を表示可能な複数の表示欄が規定された測点一覧データとをそれぞれ前記表示画面上の領域ごとに表示するデータ表示手段と、
    前記測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が前記音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、当該測量値を文字に変換して前記選択された表示欄に表示する測量値表示手段と、
    前記測量値と既知の値に基づいて、前記選択された表示欄とは異なる表示欄に計算値を表示する計算値表示手段と、
    を備えたことを特徴とする測量支援装置。
  2. 前記測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が前記音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、前記測量値表示手段による文字の表示前に前記測量値を音声出力手段を介して出力する入力結果確認手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の測量支援装置。
  3. 地図データに規定された測点及び測点一覧データに規定された表示欄のいずれか一方が選択された場合に当該選択された測点又は表示欄と対応する表示欄又は測点を前記表示画面上で報知する地図測点関連付け手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の測量支援装置。
  4. 前記測量値表示手段は、前記測量値の入力後、作業者の任意に操作可能な手元スイッチの入力に基づいて、測量値を文字に変換して前記選択された表示欄に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3何れかに記載の測量支援装置。
  5. コンピュータに、
    測量対象となる領域の地図、及び当該領域内において事前に設定された複数の測点が規定された地図データと、前記複数の測点ごとに、音声入力手段を介して入力される測量値を表示可能な複数の表示欄が規定された測点一覧データとをそれぞれ表示画面上の領域ごとに表示する
    データ表示ステップと、
    前記測点一覧データから選択された表示欄に対応する測量値が前記音声入力手段を介して入力されたことに基づいて、当該測量値を文字に変換して前記選択された表示欄に表示する測量値表示ステップと、
    前記測量値と既知の値に基づいて、前記選択された表示欄とは異なる表示欄に計算値を表示する計算値表示ステップと、
    を実行させる測量支援プログラム。
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