JPH1085333A - 翼付留置針 - Google Patents
翼付留置針Info
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- JPH1085333A JPH1085333A JP8249773A JP24977396A JPH1085333A JP H1085333 A JPH1085333 A JP H1085333A JP 8249773 A JP8249773 A JP 8249773A JP 24977396 A JP24977396 A JP 24977396A JP H1085333 A JPH1085333 A JP H1085333A
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- holding cylinder
- engaging
- distal end
- indwelling needle
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/06—Body-piercing guide needles or the like
- A61M25/0612—Devices for protecting the needle; Devices to help insertion of the needle, e.g. wings or holders
- A61M25/0631—Devices for protecting the needle; Devices to help insertion of the needle, e.g. wings or holders having means for fully covering the needle after its withdrawal, e.g. needle being withdrawn inside the handle or a cover being advanced over the needle
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/14—Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
- A61M5/158—Needles for infusions; Accessories therefor, e.g. for inserting infusion needles, or for holding them on the body
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/10—Tube connectors; Tube couplings
- A61M39/1011—Locking means for securing connection; Additional tamper safeties
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- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
- A61M5/3205—Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
- A61M5/321—Means for protection against accidental injuries by used needles
- A61M5/3243—Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単に留置針をスライドさせるだけで刃先を翼
付保持筒内に収容して保護することができる翼付留置針
を提供する。また、翼を皮膚に固定したままの状態で実
質的に医療従事者に摩擦抵抗を感じさせることなくスム
ーズに刃先を翼付保持筒内に収容し保護することができ
る翼付留置針を提供する 【解決手段】 翼付留置針は、カヌラ１とハブ２とチュ
ーブ３および、ハブ２をその内部に収容して保持する保
持筒４から構成されており、保持筒４にはその先端側に
翼５が設けられている。ハブ２は保持筒４の先端側の第
１の位置から基端側の第２の位置まで保持筒４の内壁に
沿って滑らかにスライド可能であり、ハブ２と保持筒４
の間には、ハブ２を保持筒４の第１の位置に解除可能に
係止させる第１係合手段（２１、４１）と、ハブ２を保
持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止させる第
２係合手段（２２、４２、２３、４３）が設けられてい
る。
付保持筒内に収容して保護することができる翼付留置針
を提供する。また、翼を皮膚に固定したままの状態で実
質的に医療従事者に摩擦抵抗を感じさせることなくスム
ーズに刃先を翼付保持筒内に収容し保護することができ
る翼付留置針を提供する 【解決手段】 翼付留置針は、カヌラ１とハブ２とチュ
ーブ３および、ハブ２をその内部に収容して保持する保
持筒４から構成されており、保持筒４にはその先端側に
翼５が設けられている。ハブ２は保持筒４の先端側の第
１の位置から基端側の第２の位置まで保持筒４の内壁に
沿って滑らかにスライド可能であり、ハブ２と保持筒４
の間には、ハブ２を保持筒４の第１の位置に解除可能に
係止させる第１係合手段（２１、４１）と、ハブ２を保
持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止させる第
２係合手段（２２、４２、２３、４３）が設けられてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は翼付留置針に関し、より
詳しくは、使用後、留置針をプロテクタに仕舞う際に生
じていた誤穿刺事故を防止するために、翼付保持筒にプ
ロテクタ機能を付与し、単に留置針をスライドさせるだ
けで針先を翼付保持筒内に収容して保護することができ
る様にした翼付留置針に関する。
詳しくは、使用後、留置針をプロテクタに仕舞う際に生
じていた誤穿刺事故を防止するために、翼付保持筒にプ
ロテクタ機能を付与し、単に留置針をスライドさせるだ
けで針先を翼付保持筒内に収容して保護することができ
る様にした翼付留置針に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、医療用針は、一般にこれを収容し
て保護するプロテクタとは分離されるようになってお
り、そのため、使用後にこれをプロテクタに仕舞う際
に、針先でプロテクタを保持している指を穿刺してしま
う所謂誤穿刺事故が発生しており、その結果、医療従事
者がエイズや肝炎などに感染することがあった。そこ
で、このような誤穿刺事故を無くするために、翼付留置
針に一対のスリットを有するプロテクタを一体的に取り
付け、使用後に翼付留置針をプロテクタのスリットに沿
って後方にスライドさせることにより針先を収容して保
護できるようにしたもの（米国特許第５，１２０，３２
０号）や、留置針と翼付プロテクタからなり、留置針と
翼付プロテクタの相互間に所要位置規制手段を設け、翼
付プロテクタを先端方向にスライドさせることにより針
先を収容して保護できるようにしたもの（特開平１−２
１２５６１号公報）等が提案されている。
て保護するプロテクタとは分離されるようになってお
り、そのため、使用後にこれをプロテクタに仕舞う際
に、針先でプロテクタを保持している指を穿刺してしま
う所謂誤穿刺事故が発生しており、その結果、医療従事
者がエイズや肝炎などに感染することがあった。そこ
で、このような誤穿刺事故を無くするために、翼付留置
針に一対のスリットを有するプロテクタを一体的に取り
付け、使用後に翼付留置針をプロテクタのスリットに沿
って後方にスライドさせることにより針先を収容して保
護できるようにしたもの（米国特許第５，１２０，３２
０号）や、留置針と翼付プロテクタからなり、留置針と
翼付プロテクタの相互間に所要位置規制手段を設け、翼
付プロテクタを先端方向にスライドさせることにより針
先を収容して保護できるようにしたもの（特開平１−２
１２５６１号公報）等が提案されている。
【０００３】しかしながら、前者の米国特許第５，１２
０，３２０号に示すものは、針に固定された翼をテープ
などで患者の皮膚に固定するものであるため、針を留置
している状態でプロテクタに針を収容することが不可能
であり、従って、テープを剥がして針を抜いてからこれ
をスライドさせてプロテクタに収容する必要があり、ま
た、後者の特開平１−２１２５６１号公報に示すもの
は、患者に針を穿刺するときに、刺通時の抵抗により針
が後方に移動してしまう、翼付プロテクタに針先を収容
するために針を後方に移動したときに、プロテクタから
針が抜けてしまう、留置針のハブとプロテクタを所要位
置で強く嵌合するものであるため、使用後の嵌合を解除
する際の抵抗やハブをプロテクタの内壁に沿ってスライ
ドさせる際の抵抗が大きく、従って医療従事者の肉体的
負担が大きい、患者に不安感を与えるなどの構造的な欠
陥があり問題であった。
０，３２０号に示すものは、針に固定された翼をテープ
などで患者の皮膚に固定するものであるため、針を留置
している状態でプロテクタに針を収容することが不可能
であり、従って、テープを剥がして針を抜いてからこれ
をスライドさせてプロテクタに収容する必要があり、ま
た、後者の特開平１−２１２５６１号公報に示すもの
は、患者に針を穿刺するときに、刺通時の抵抗により針
が後方に移動してしまう、翼付プロテクタに針先を収容
するために針を後方に移動したときに、プロテクタから
針が抜けてしまう、留置針のハブとプロテクタを所要位
置で強く嵌合するものであるため、使用後の嵌合を解除
する際の抵抗やハブをプロテクタの内壁に沿ってスライ
ドさせる際の抵抗が大きく、従って医療従事者の肉体的
負担が大きい、患者に不安感を与えるなどの構造的な欠
陥があり問題であった。
【０００４】そこで、本出願人は、上記の問題を解決す
るために、留置針とこの留置針を収容して保持する翼付
保持筒からなり、留置針のハブが、刃先が保持筒から所
定長露出する第１の位置から刃先を収容する第２の位置
まで移動可能な翼付留置針において、ハブと翼付保持筒
の間に相互係合手段を設け、刃先が保持筒から所定長露
出する第１の位置では、使用時に刃先を収容する第２の
位置方向へのハブの移動が阻止され、使用後ハブを第２
の位置へ移動させた後は、第１の位置方向へのハブの移
動が阻止されるようにした翼付留置針を提案している
（特開平７−７５６７１号公報）。しかしながら、この
ものは、第１の位置において相互係合手段を解除し、ハ
ブを第２の位置方向に移動させる際に医療従事者に摩擦
抵抗を感じさせるものであり、医療従事者や患者にとっ
て必ずしも満足のいくものではなかった。
るために、留置針とこの留置針を収容して保持する翼付
保持筒からなり、留置針のハブが、刃先が保持筒から所
定長露出する第１の位置から刃先を収容する第２の位置
まで移動可能な翼付留置針において、ハブと翼付保持筒
の間に相互係合手段を設け、刃先が保持筒から所定長露
出する第１の位置では、使用時に刃先を収容する第２の
位置方向へのハブの移動が阻止され、使用後ハブを第２
の位置へ移動させた後は、第１の位置方向へのハブの移
動が阻止されるようにした翼付留置針を提案している
（特開平７−７５６７１号公報）。しかしながら、この
ものは、第１の位置において相互係合手段を解除し、ハ
ブを第２の位置方向に移動させる際に医療従事者に摩擦
抵抗を感じさせるものであり、医療従事者や患者にとっ
て必ずしも満足のいくものではなかった。
【０００５】
【発明の解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、単に留置針をスライドさせるだ
けで刃先を翼付保持筒内に収容して保護することができ
る翼付留置針を提供することを目的とする。また、翼を
皮膚に固定したままの状態で実質的に医療従事者に摩擦
抵抗を感じさせることなくスムーズに刃先を翼付保持筒
内に収容し保護することができる翼付留置針を提供する
ことを目的とする。
鑑みてなされたもので、単に留置針をスライドさせるだ
けで刃先を翼付保持筒内に収容して保護することができ
る翼付留置針を提供することを目的とする。また、翼を
皮膚に固定したままの状態で実質的に医療従事者に摩擦
抵抗を感じさせることなくスムーズに刃先を翼付保持筒
内に収容し保護することができる翼付留置針を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、先端に刃先を有するカヌラと、先端と基
端を有し該カヌラの基端側をその先端側で支持するハブ
と、該ハブの基端に接続されたチューブと、先端と基端
を有しその先端側外壁に可撓性の翼が設けられており、
前記ハブをその内部に収容して保持する保持筒からな
り、前記ハブは該ハブに支持されたカヌラの先端が該保
持筒先端から所定長突出する第１の位置から該保持筒内
に収容される第２の位置まで該保持筒の内壁に沿って滑
らかにスライド可能であり、前記ハブと保持筒の間に、
該ハブを保持筒の第１の位置に解除可能に係止させる第
１係合手段と、該ハブを保持筒の第２の位置に実質的に
解除不能に係止させる第２係合手段が設けられてなる翼
付留置針を採用している。
決するために、先端に刃先を有するカヌラと、先端と基
端を有し該カヌラの基端側をその先端側で支持するハブ
と、該ハブの基端に接続されたチューブと、先端と基端
を有しその先端側外壁に可撓性の翼が設けられており、
前記ハブをその内部に収容して保持する保持筒からな
り、前記ハブは該ハブに支持されたカヌラの先端が該保
持筒先端から所定長突出する第１の位置から該保持筒内
に収容される第２の位置まで該保持筒の内壁に沿って滑
らかにスライド可能であり、前記ハブと保持筒の間に、
該ハブを保持筒の第１の位置に解除可能に係止させる第
１係合手段と、該ハブを保持筒の第２の位置に実質的に
解除不能に係止させる第２係合手段が設けられてなる翼
付留置針を採用している。
【０００７】ここで、第１係合手段は、ハブの基端部に
設けられた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係
合部からなる構成にするのがよく、この場合、被係合部
をその基端部から先端側に延びる一対の有鉤の可撓性係
合腕を有するものとし、係合部を基端部に一対の係合孔
を有するものとして、ハブが保持筒の第１の位置にある
ときに係合腕の鉤が係合孔と係合するようにしても、被
係合部をその基端部から先端側に延びる一対の有孔の可
撓性係合腕を有するものとし、係合部を基端部に一対の
係合突起を有するものとして、ハブが保持筒の第１の位
置にあるときに係合腕の孔が係合突起と係合するように
してもよい。
設けられた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係
合部からなる構成にするのがよく、この場合、被係合部
をその基端部から先端側に延びる一対の有鉤の可撓性係
合腕を有するものとし、係合部を基端部に一対の係合孔
を有するものとして、ハブが保持筒の第１の位置にある
ときに係合腕の鉤が係合孔と係合するようにしても、被
係合部をその基端部から先端側に延びる一対の有孔の可
撓性係合腕を有するものとし、係合部を基端部に一対の
係合突起を有するものとして、ハブが保持筒の第１の位
置にあるときに係合腕の孔が係合突起と係合するように
してもよい。
【０００８】また、第２係合手段は、ハブの先端部に設
けられた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係合
部からなる構成にするのがよく、この場合、被係合部を
ハブの先端に設けられた環状凸部と該環状凸部からハブ
の基端方向に所定長に渡って形成された環状溝からなる
ものとし、係合部を保持筒内壁の係合孔に近接して先端
側に設けられたフランジと該フランジから保持筒の基端
方向に延設された前記環状溝の幅と同じ長さを有する可
撓性衝合枝からなるものとして、ハブが保持筒の第２の
位置にあるときに環状凸部の環状溝側端面とフランジが
衝合しかつ環状溝のハブ基端側の端面と可撓性衝合枝の
先端が衝合するようにするのが好ましい。
けられた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係合
部からなる構成にするのがよく、この場合、被係合部を
ハブの先端に設けられた環状凸部と該環状凸部からハブ
の基端方向に所定長に渡って形成された環状溝からなる
ものとし、係合部を保持筒内壁の係合孔に近接して先端
側に設けられたフランジと該フランジから保持筒の基端
方向に延設された前記環状溝の幅と同じ長さを有する可
撓性衝合枝からなるものとして、ハブが保持筒の第２の
位置にあるときに環状凸部の環状溝側端面とフランジが
衝合しかつ環状溝のハブ基端側の端面と可撓性衝合枝の
先端が衝合するようにするのが好ましい。
【０００９】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図１は本発明の一実施例に係る翼付留置針の
正面図であり、図２および図３はそれぞれ図１のＸ−Ｘ
線断面図およびＹ−Ｙ線断面図、図４および図５はそれ
ぞれ図１においてハブを後方にスライドして針先を保持
筒に収容した状態におけるＸ−Ｘ線断面図およびＹ−Ｙ
線断面図である。図１〜図５に示すように、本発明の翼
付留置針は、カヌラ１と、このカヌラ１の基端部を支持
するハブ２と、このハブ２の基端部に接続されたチュー
ブ３、および、ハブ２をその内部に収容して保持する保
持筒４から構成されており、保持筒４にはその先端側に
翼５が設けられている。そして、ハブ２は保持筒４の先
端側の第１の位置から基端側の第２の位置まで保持筒４
の内壁に沿って滑らかにスライド可能であり、ハブ２と
保持筒４の間には、ハブ２を保持筒４の第１の位置に解
除可能に係止させる第１係合手段（２１、４１）と、ハ
ブ２を保持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止
させる第２係合手段（２２、４２、２３、４３）が設け
られている。
説明する。図１は本発明の一実施例に係る翼付留置針の
正面図であり、図２および図３はそれぞれ図１のＸ−Ｘ
線断面図およびＹ−Ｙ線断面図、図４および図５はそれ
ぞれ図１においてハブを後方にスライドして針先を保持
筒に収容した状態におけるＸ−Ｘ線断面図およびＹ−Ｙ
線断面図である。図１〜図５に示すように、本発明の翼
付留置針は、カヌラ１と、このカヌラ１の基端部を支持
するハブ２と、このハブ２の基端部に接続されたチュー
ブ３、および、ハブ２をその内部に収容して保持する保
持筒４から構成されており、保持筒４にはその先端側に
翼５が設けられている。そして、ハブ２は保持筒４の先
端側の第１の位置から基端側の第２の位置まで保持筒４
の内壁に沿って滑らかにスライド可能であり、ハブ２と
保持筒４の間には、ハブ２を保持筒４の第１の位置に解
除可能に係止させる第１係合手段（２１、４１）と、ハ
ブ２を保持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止
させる第２係合手段（２２、４２、２３、４３）が設け
られている。
【００１０】カヌラ１は金属の例えばステンレス（ＳＵ
Ｓ３０４が好ましい）で作られた中空針であり、先端に
刃先１１を有しており、その基端側はハブ２の先端側で
支持されている。ハブ２は通常ポリプロピレンやポリエ
ステル、ポリエチレン等の可撓性樹脂から形成されてお
り、その先端の外壁には環状凸部２２が設けられ、この
環状凸部２２から基端側に環状溝２３が設けられてい
る。そしてハブ２の基端部にはチューブ３の接続部２４
とこの接続部２４から先端側に延びる一対の可撓性の係
合腕２１が設けられている。この係合腕２１としては図
２〜５に示すような先端にフック２１１を有し、スリッ
ト２１２によってハブ２の軸方向に撓むことができるよ
うにされたものが採用される。尚、係合腕２１はハブ２
と一体に形成しても、ハブ２と別体に形成した後ハブ２
に取り付けてもよい。
Ｓ３０４が好ましい）で作られた中空針であり、先端に
刃先１１を有しており、その基端側はハブ２の先端側で
支持されている。ハブ２は通常ポリプロピレンやポリエ
ステル、ポリエチレン等の可撓性樹脂から形成されてお
り、その先端の外壁には環状凸部２２が設けられ、この
環状凸部２２から基端側に環状溝２３が設けられてい
る。そしてハブ２の基端部にはチューブ３の接続部２４
とこの接続部２４から先端側に延びる一対の可撓性の係
合腕２１が設けられている。この係合腕２１としては図
２〜５に示すような先端にフック２１１を有し、スリッ
ト２１２によってハブ２の軸方向に撓むことができるよ
うにされたものが採用される。尚、係合腕２１はハブ２
と一体に形成しても、ハブ２と別体に形成した後ハブ２
に取り付けてもよい。
【００１１】保持筒４はハブ２をその内部に収容して保
持する筒状の部材であり、その先端側外壁には可撓性の
翼５が設けられている。そして、ハブ２はカヌラ１が保
持筒４の先端４４から所定長突出する第１の位置からカ
ヌラ１の先端が保持筒４内に収容される第２の位置まで
この保持筒４の内壁に沿ってスライド可能である。保持
筒４の基端側の内壁には図２、図４に示すような係合孔
４１が設けられており、この係合孔４１を係合部としハ
ブ２の係合腕２１を被係合部とする第１係合手段が構成
されている。係合孔４１に係合腕２１のフック２１１が
嵌まることにより両者４１、２１は解除可能に係合され
る。係合を解除するには、係合腕２１を内側すなわちハ
ブ２の軸方向に撓ませてこれを係合孔４１から外し、後
方すなわちチューブ３方向に引っ張ればよい。
持する筒状の部材であり、その先端側外壁には可撓性の
翼５が設けられている。そして、ハブ２はカヌラ１が保
持筒４の先端４４から所定長突出する第１の位置からカ
ヌラ１の先端が保持筒４内に収容される第２の位置まで
この保持筒４の内壁に沿ってスライド可能である。保持
筒４の基端側の内壁には図２、図４に示すような係合孔
４１が設けられており、この係合孔４１を係合部としハ
ブ２の係合腕２１を被係合部とする第１係合手段が構成
されている。係合孔４１に係合腕２１のフック２１１が
嵌まることにより両者４１、２１は解除可能に係合され
る。係合を解除するには、係合腕２１を内側すなわちハ
ブ２の軸方向に撓ませてこれを係合孔４１から外し、後
方すなわちチューブ３方向に引っ張ればよい。
【００１２】保持筒４の内壁には、さらにその係合孔４
１に近接して先端側にフランジ４２が設けられており、
このフランジ４２には保持筒４の基端方向に延びる可撓
性衝合枝４３が設けられている。この可撓性衝合枝４３
は、ハブ２の環状溝２３の幅と同等の長さを有してお
り、これと保持筒４のフランジ４２とを係合部とし、ハ
ブ２の環状凸部２２と環状溝２３とを被係合部とする第
２係合手段が構成されている。この第２係合手段によ
り、ハブ２が保持筒４の第２の位置にあるときに、環状
凸部２２の環状溝２３側端面とフランジ４２が衝合して
ハブ２の後方への移動が阻止され、かつ環状溝２３のハ
ブ２基端側の端面２３１と可撓性衝合枝４３の先端が衝
合してハブ２の前方への移動が阻止され、その結果、ハ
ブ２は保持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止
される。
１に近接して先端側にフランジ４２が設けられており、
このフランジ４２には保持筒４の基端方向に延びる可撓
性衝合枝４３が設けられている。この可撓性衝合枝４３
は、ハブ２の環状溝２３の幅と同等の長さを有してお
り、これと保持筒４のフランジ４２とを係合部とし、ハ
ブ２の環状凸部２２と環状溝２３とを被係合部とする第
２係合手段が構成されている。この第２係合手段によ
り、ハブ２が保持筒４の第２の位置にあるときに、環状
凸部２２の環状溝２３側端面とフランジ４２が衝合して
ハブ２の後方への移動が阻止され、かつ環状溝２３のハ
ブ２基端側の端面２３１と可撓性衝合枝４３の先端が衝
合してハブ２の前方への移動が阻止され、その結果、ハ
ブ２は保持筒４の第２の位置に実質的に解除不能に係止
される。
【００１３】翼付留置針の使用時には、ハブ２と保持筒
４の位置関係は図２及び図３に示すようになっている。
この状態ではハブ２は保持筒４の第１の位置に在り、従
って、カヌラ１の先端の刃先１１は保持筒４の先端４４
から所定長突出して位置している。そして、第１の位置
では、ハブ２と保持筒４は、ハブ２の係合腕２１（正確
には係合腕２１のフック２１１）と保持筒４の係合孔４
１からなる第１係合手段によって相互に係合されてお
り、翼付留置針を患者の皮膚に穿刺した時に、ハブ２が
保持筒４の後方すなわち基端側に移動しないようなって
いる。
４の位置関係は図２及び図３に示すようになっている。
この状態ではハブ２は保持筒４の第１の位置に在り、従
って、カヌラ１の先端の刃先１１は保持筒４の先端４４
から所定長突出して位置している。そして、第１の位置
では、ハブ２と保持筒４は、ハブ２の係合腕２１（正確
には係合腕２１のフック２１１）と保持筒４の係合孔４
１からなる第１係合手段によって相互に係合されてお
り、翼付留置針を患者の皮膚に穿刺した時に、ハブ２が
保持筒４の後方すなわち基端側に移動しないようなって
いる。
【００１４】翼付留置針使用後は、図４及び図５に示す
ようになっている。係合腕２１を指で強く摘むと、係合
腕２１が内側に撓み保持筒４の係合孔４１から外れるの
で、そのまま指で係合腕２１を摘んだ状態でハブ２を後
方に移動させると、第２の位置で環状凸部２２がフラン
ジ４２に衝突してハブ２の後方への移動が阻止されると
ともに、環状溝２３のハブ２基端側の端面２３１と可撓
性衝合枝４３の先端が衝合してハブ２の前方への移動が
阻止される（図４、図５参照）。この時、カヌラ１の刃
先１１は完全に保持筒４の中に収容されている。
ようになっている。係合腕２１を指で強く摘むと、係合
腕２１が内側に撓み保持筒４の係合孔４１から外れるの
で、そのまま指で係合腕２１を摘んだ状態でハブ２を後
方に移動させると、第２の位置で環状凸部２２がフラン
ジ４２に衝突してハブ２の後方への移動が阻止されると
ともに、環状溝２３のハブ２基端側の端面２３１と可撓
性衝合枝４３の先端が衝合してハブ２の前方への移動が
阻止される（図４、図５参照）。この時、カヌラ１の刃
先１１は完全に保持筒４の中に収容されている。
【００１５】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の翼付留置針を使用することによって、医療
従事者の誤穿刺事故を確実に防止することができる、ハ
ブを保持筒に沿ってその基端方向に移動するだけで刃先
を保持筒内に収容することができるので、翼を外すタイ
プのものに比較して操作が簡単である、使用後の嵌合を
解除する際の抵抗やハブを保持筒の内壁に沿ってスライ
ドさせる際の抵抗が殆ど無く、従って医療従事者の肉体
的負担が小さく、患者の不安感を軽減することができ
る、などの効果を奏することができる。
に、本発明の翼付留置針を使用することによって、医療
従事者の誤穿刺事故を確実に防止することができる、ハ
ブを保持筒に沿ってその基端方向に移動するだけで刃先
を保持筒内に収容することができるので、翼を外すタイ
プのものに比較して操作が簡単である、使用後の嵌合を
解除する際の抵抗やハブを保持筒の内壁に沿ってスライ
ドさせる際の抵抗が殆ど無く、従って医療従事者の肉体
的負担が小さく、患者の不安感を軽減することができ
る、などの効果を奏することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る翼付留置針の正面図で
ある。
ある。
【図２】図１のＸ−Ｘ線断面図である。
【図３】図１のＹ−Ｙ線断面図である。
【図４】図１においてハブを後方にスライドして針先を
保持筒に収容した状態におけるＸ−Ｘ線断面図である。
保持筒に収容した状態におけるＸ−Ｘ線断面図である。
【図５】図１においてハブを後方にスライドして針先を
保持筒に収容した状態におけるＹ−Ｙ線断面図である。
保持筒に収容した状態におけるＹ−Ｙ線断面図である。
１ カヌラ ２ ハブ ２１ 係合腕 ２２ 環状凸部 ２３ 環状溝 ３ チューブ ４ 保持筒 ４１係合孔 ４２ フランジ ４３ 可撓性衝合枝 ５ 翼
Claims (6)
- 【請求項１】 先端に刃先を有するカヌラと、先端と基
端を有し該カヌラの基端側をその先端側で支持するハブ
と、該ハブの基端に接続されたチューブと、先端と基端
を有しその先端側外壁に可撓性の翼が設けられており、
前記ハブをその内部に収容して保持する保持筒からな
り、前記ハブは該ハブに支持されたカヌラの先端が該保
持筒先端から所定長突出する第１の位置から該保持筒内
に収容される第２の位置まで該保持筒の内壁に沿って滑
らかにスライド可能であり、前記ハブと保持筒の間に、
該ハブを保持筒の第１の位置に解除可能に係止させる第
１係合手段と、該ハブを保持筒の第２の位置に実質的に
解除不能に係止させる第２係合手段が設けられてなる翼
付留置針。 - 【請求項２】 第１係合手段が、ハブの基端部に設けら
れた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係合部か
らなる請求項１に記載の翼付留置針。 - 【請求項３】 被係合部がその基端部から先端側に延び
る一対の有鉤の可撓性係合腕を有するとともに、係合部
が基端部に一対の係合孔を有しており、ハブが保持筒の
第１の位置にあるときに係合腕の鉤が係合孔と係合する
ようにしてなる請求項２に記載の翼付留置針。 - 【請求項４】 被係合部がその基端部から先端側に延び
る一対の有孔の可撓性係合腕を有するとともに、係合部
が基端部に一対の係合突起を有しており、ハブが保持筒
の第１の位置にあるときに係合腕の孔が係合突起と係合
するようにしてなる請求項２に記載の翼付留置針。 - 【請求項５】 第２係合手段が、ハブの先端部に設けら
れた被係合部と、保持筒の基端部に設けられた係合部か
らなる請求項１に記載の翼付留置針。 - 【請求項６】 被係合部がハブの先端に設けられた環状
凸部と該環状凸部からハブの基端方向に所定長に渡って
形成された環状溝からなるとともに、係合部が保持筒内
壁の係合孔に近接して先端側に設けられたフランジと該
フランジから保持筒の基端方向に延設された前記環状溝
の幅と同じ長さを有する可撓性衝合枝からなり、ハブが
保持筒の第２の位置にあるときに環状凸部の環状溝側端
面とフランジが衝合しかつ環状溝のハブ基端側の端面と
可撓性衝合枝の先端が衝合するようにしてなる請求項５
に記載の翼付留置針。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08249773A JP3134920B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 翼付留置針 |
| DE69724538T DE69724538T2 (de) | 1996-09-20 | 1997-09-17 | Nadeleinheit mit Befestigungsflügeln |
| EP97116170A EP0830871B1 (en) | 1996-09-20 | 1997-09-17 | Winged needle assembly |
| US08/934,755 US5928199A (en) | 1996-09-20 | 1997-09-22 | Winged needle assembly |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08249773A JP3134920B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 翼付留置針 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1085333A true JPH1085333A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3134920B2 JP3134920B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17198017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08249773A Expired - Lifetime JP3134920B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 翼付留置針 |
Country Status (4)
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|---|---|
| US (1) | US5928199A (ja) |
| EP (1) | EP0830871B1 (ja) |
| JP (1) | JP3134920B2 (ja) |
| DE (1) | DE69724538T2 (ja) |
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