JPH1081488A - カウンタバランス回路 - Google Patents

カウンタバランス回路

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Publication number
JPH1081488A
JPH1081488A JP23516796A JP23516796A JPH1081488A JP H1081488 A JPH1081488 A JP H1081488A JP 23516796 A JP23516796 A JP 23516796A JP 23516796 A JP23516796 A JP 23516796A JP H1081488 A JPH1081488 A JP H1081488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter balance
valve
oil passage
pilot oil
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP23516796A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Ishii
信行 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP23516796A priority Critical patent/JPH1081488A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタバランス回路の安定性と速応性の最
適化を図りつつ、電気系統が故障した場合の安全性及び
操作性を向上させる。 【解決手段】 コントローラ28にて操作される電磁比
例減圧弁34とカウンタバランス弁22とを接ぐパイロ
ット油路にカウンタバランス弁用パイロット油路系統切
換弁31を介装する。通常運転時には該カウンタバラン
ス弁用パイロット油路系統切換弁31は変位位置31a
にあり、これによりカウンタバランス弁22のスプール
23はコントローラ28にて制御される。一方、電気系
統が故障すると前記カウンタバランス弁用パイロット油
路系統切換弁31は常態位置31bへ復帰する。これに
より左側の主回路17Lから取ったパイロット油路30
が該カウンタバランス弁用パイロット油路系統切換弁3
1の絞り37を介して前記カウンタバランス弁22のス
プール23にパイロット圧を作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカウンタバランス
回路に関するものであり、特に、クレーンの吊荷を荷降
しする場合等に油圧アクチュエータの背圧を保持するカ
ウンタバランス回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
純油圧式のカウンタバランス回路は安定性と速応性とが
背反する関係にあるため、これを最適化すべくカウンタ
バランス弁のスプールのパイロット圧をコントローラに
て制御する手段が提案されている(特開平6−1593
18等)。この手段に於いては、電気系統が故障した場
合にはパイロット圧をチェック弁を介して逃がすことに
よりカウンタバランス弁を閉じて安全を確保するように
構成されている。
【0003】しかし、斯かる構成を例えばクレーンの荷
揚げ用油圧モータに適用したとすると、電気系統が故障
した場合には該油圧モータを巻下げ側へ動かすことがで
きず吊荷が宙吊り状態になる。これを降ろすためにはク
ラッチを切って自由落下させなければならず、安全な操
作が困難で危険を伴う。
【0004】そこで、カウンタバランス回路の安定性と
速応性の最適化を図りつつ、電気系統が故障した場合の
安全操作を可能とするために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、カウンタバランス弁
のスプールが2系統のパイロット油路にて動作するよう
に形成し、そのうち1系統は油圧アクチュエータの回路
圧に基づきコントローラにて圧力制御され、他の1系統
は油圧アクチュエータの回路圧が絞りを介してスプール
へ作用するように形成され、且つ、該2系統のパイロッ
ト油路の何れかを択一して開通する切換手段を設け、更
に、該切換手段に外部入力が作用しないときは該切換手
段は前記他の1系統を開通させるカウンタバランス回路
を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2に従って詳述する。図1に於いて、11はクレ
ーンのウインチドラムであり、該ウインチドラム11に
はワイヤロープ12が巻装され、且つ、該ワイヤロープ
12の端部はジブ先端へ引き出されてシーブ13に巻回
された後垂下されている。そして、該ワイヤロープ12
先端のフックブロック14には吊荷15が掛着されてい
る。
【0007】また、前記ウインチドラム11は油圧モー
タ16にて駆動する。該油圧モータ16へ作動油を供給
する左右2本の主回路17L,17Rの基端部には方向
流量制御弁18が配設されており、オペレータが操作レ
バー19を吊揚げ側へ操作すると、油圧ポンプ20から
吐出した作動油は前記方向流量制御弁18を介して右側
の主回路17Rを往路として前記油圧モータ16へ導入
される。斯くして、該油圧モータ16が正転してウイン
チドラム11がワイヤロープ12を巻上げることによ
り、前記吊荷15が吊揚げられる。そして、前記作動油
は左側の主回路17Lを復路として前記方向流量制御弁
18からタンク21へ導かれる。
【0008】而して、これらの主回路17R,17Lの
中間にはカウンタバランス弁22が介装されている。こ
こで、右側の主回路17Lは該カウンタバランス弁22
に於いて2経路に分流し、そのうち1経路17R1 は該
カウンタバランス弁22のスプール23の外部を配管さ
れ、他の1経路17R2 はスプール23を経由して配管
されている。また、前記1経路17R1 にはチェック弁
24が介装され、油圧モータ16へ向かう流れのみを許
容するように形成されている。
【0009】そして、前記スプール23はバネ25にて
紙面左側へ付勢され、吊揚げ操作時、即ち、右側の主回
路17Rが往路となり、左側の主回路17Lが復路とな
るときは、前記チェック弁24が開いて前記1経路17
1 を作動油が流れ、前記他の1経路17R2 は前記ス
プール23にて遮断される。
【0010】一方、オペレータが前記操作レバー19を
吊降し側へ操作すると、前記方向流量制御弁18のスプ
ール位置が切り換わり、左側の主回路17Lが作動油の
往路になり、右側の主回路17Rが作動油の復路になっ
て前記油圧モータ16を逆回転させる。これにより、前
記ウインチドラム11がワイヤロープ12を繰り出し、
吊荷15が吊降される。
【0011】この時、前記右側の主回路17Rのうち経
路17R1 はチェック弁24にて遮断されるので、スプ
ール23を経由する側の経路17R2 のみが復路として
有効な経路となる。
【0012】而して、前記操作レバー19と前記方向流
量制御弁18とを結ぶパイロット油路26には圧力スイ
ッチ27が付設されており、方向流量制御弁18に吊降
し側のパイロット圧が印加されるときは、該圧力スイッ
チ27がONになるように形成されている。そして、こ
のON信号はコントローラ28へ送られる。
【0013】該ON信号を受けたコントローラ28は電
磁方向切換弁29を励磁位置29aに切り換え、前記左
側の主回路17Lから取ったパイロット油路30の支流
30aが該電磁方向切換弁29を介してカウンタバラン
ス弁用パイロット油路系統切換弁31にパイロット圧を
作用させるように動作する。このため、このパイロット
圧、即ち、前記左側の主回路17Lの油圧が前記カウン
タバランス弁用パイロット油路系統切換弁31の切換圧
よりも大きくなったとき、該カウンタバランス弁用パイ
ロット油路系統切換弁31は変位位置31aに切り換わ
る。
【0014】更に、前記コントローラ28は前記左側の
主回路17Lに付設した圧力センサ32にて該左側の主
回路17Lの油圧を読み込み、該油圧に位相補償等を施
して算出した所定の操作量をアンプ33を介して電磁比
例減圧弁34のソレノイドに出力する。これにより、油
圧源35を一次圧とする電磁比例減圧弁34の二次圧
が、前記カウンタバランス弁用パイロット油路系統切換
弁31を介して前記カウンタバランス弁22のスプール
23に作用することとなる。
【0015】斯くして、該スプール23がバネ25に抗
して紙面右側へ所定量移動することにより、前記右側の
主回路17Rのうち復路として有効な経路17R2 の開
口度を調整して、油圧モータ16の逆回転に対して所定
の背圧を与え、吊降し時に於ける吊荷15の自由落下を
防止する。
【0016】このように、通常運転時にはカウンタバラ
ンス弁22のスプール23はコントローラ28によって
位相補償等を施され乍ら制御されるので、安定性及び速
応性を最適化することができる。
【0017】しかし、斯かるカウンタバランス回路に於
いて電気系統が故障した場合には該コントローラ28に
よる正常な制御ができなくなる。そこで、然る時は図2
に示す如く、該コントローラ28と前記電磁方向切換弁
29とを接続する配線に介装されたモード切換スイッチ
36を切離する。これにより前記電磁方向切換弁29の
ソレノイドが消磁され、該電磁方向切換弁29は常態位
置29bへ復帰する。このため、前記カウンタバランス
弁用パイロット油路系統切換弁31もパイロット圧を失
って常態位置31bへ復帰する。
【0018】而して、該常態位置31bに於けるカウン
タバランス弁用パイロット油路系統切換弁31は、前記
電磁比例減圧弁34の二次圧油路を遮断するとともに、
前記左側の主回路17Lから取ったパイロット油路30
の本流30bを開通させ、且つ、該本流30bの流量を
該カウンタバランス弁用パイロット油路系統切換弁31
内の絞り37を介して調整した後、前記カウンタバラン
ス弁22へ導入する。こうして該カウンタバランス弁2
2のスプール23は前記左側の主回路17Lの油圧を一
次圧とする絞り37の二次圧によって動作することとな
る。即ち、純油圧式のカウンタバランス回路が形成され
ることになる。
【0019】斯くして、電気系統が故障した場合であっ
てもカウンタバランス弁22は有効に機能し、油圧モー
タ16に背圧を与え乍ら作動油を左側の主回路17Lか
ら右側の主回路17Rへ回流させることができる。従っ
て、従来のコントローラにてカウンタバランス弁を制御
する手段の如く、吊荷15が宙吊り状態になることはな
く、該吊荷15を安全に降下させることができる。
【0020】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はカウンタ
バランス弁のスプールをコントローラにて制御すること
もでき、また、純油圧方式にて制御することもできるよ
うに構成されている。従って、通常時にはコントローラ
による制御を行うことによって安定性及び速応性を最適
化することができる。一方、電気系統が故障した場合に
は純油圧式制御に切り換えられることにより、吊荷の宙
吊り状態を回避して該吊荷を安全に降下させることがで
きる。
【0022】斯くして、カウンタバランス回路の安全性
及び操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、コントローラに
て制御するパイロット油路系統が開通している場合に於
けるカウンタバランス回路の解説図。
【図2】図1に於いて、油圧モータを駆動する左側の主
回路の油圧をカウンタバランス弁のスプールへ作用させ
るパイロット油路系統が開通している場合に於けるカウ
ンタバランス回路の解説図。
【符号の説明】
15 吊荷 16 油圧モータ 17L,17R 主回路 18 方向流量制御弁 19 操作レバー 22 カウンタバランス弁 23 カウンタバランス弁のスプール 27 圧力スイッチ 28 コントローラ 29 電磁方向切換弁 30 パイロット油路 31 カウンタバランス弁用パイロット油路系統
切換弁 32 圧力センサ 34 電磁比例減圧弁 36 モード切換スイッチ 37 絞り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンタバランス弁のスプールが2系統
    のパイロット油路にて動作するように形成し、そのうち
    1系統は油圧アクチュエータの回路圧に基づきコントロ
    ーラにて圧力制御され、他の1系統は油圧アクチュエー
    タの回路圧が絞りを介してスプールへ作用するように形
    成され、且つ、該2系統のパイロット油路の何れかを択
    一して開通する切換手段を設け、更に、該切換手段に外
    部入力が作用しないときは該切換手段は前記他の1系統
    を開通させることを特徴とするカウンタバランス回路。
JP23516796A 1996-09-05 1996-09-05 カウンタバランス回路 Pending JPH1081488A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23516796A JPH1081488A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 カウンタバランス回路

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JP23516796A JPH1081488A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 カウンタバランス回路

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Publication Number Publication Date
JPH1081488A true JPH1081488A (ja) 1998-03-31

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ID=16982059

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23516796A Pending JPH1081488A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 カウンタバランス回路

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JP (1) JPH1081488A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103640975A (zh) * 2013-12-03 2014-03-19 中联重科股份有限公司 液压控制手柄***

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103640975A (zh) * 2013-12-03 2014-03-19 中联重科股份有限公司 液压控制手柄***

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