JP2702058B2 - 油圧ウインチの駆動制御方法及び装置 - Google Patents

油圧ウインチの駆動制御方法及び装置

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JP2702058B2
JP2702058B2 JP16578493A JP16578493A JP2702058B2 JP 2702058 B2 JP2702058 B2 JP 2702058B2 JP 16578493 A JP16578493 A JP 16578493A JP 16578493 A JP16578493 A JP 16578493A JP 2702058 B2 JP2702058 B2 JP 2702058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン等に設けられ
る油圧ウインチの駆動を負荷に応じて制御する方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の一般的な油圧ウインチ
の駆動制御装置を示したものである。図において、ウイ
ンチドラム1を正逆方向に駆動する油圧モータ2と、油
圧源である油圧ポンプ3との間にパイロット切換弁4が
設けられる一方、外部から操作される操作レバー5の操
作方向及び操作量によって上記パイロット切換弁4への
パイロット圧を変化させるパイロット弁6,7が設けら
れている。
【0003】このような装置では、操作レバー5が巻下
げ方向(例えば図の右方向)に操作されるとウインチド
ラム1が巻下げ方向に駆動され、ロープ8の吊り荷Wは
降下していくが、この吊り荷Wが着床してもなお、巻下
げ駆動が続行されると、図の二点鎖線に示すようにロー
プ8が過剰に繰り出されて弛み、フックに絡んで巻下げ
不能を引き起こしたり、吊り治具を落下させたりするお
それがある。
【0004】従って、オペレータは、吊り荷Wが着地し
た時点でただちに巻下げ指令を止めて停止指令に切換
え、ロープ8の繰り出しをやめさせる必要があるが、例
えばフローティングクレーンで漁礁を海底に沈設する場
合など、吊り荷Wの着床状態をオペレータが直接目で確
認できない場合には、上記着地の判定を、ロープ8の弛
み状態や船の傾き、ロープ8に設けられた印、巻下げ音
の変化等に頼るしかなく、正確な判断は望めない。
【0005】そこで近年は、上記油圧ウインチの巻下げ
駆動を負荷に応じて自動制御する装置の開発が進められ
ている。例えば、特公昭53−8090号公報には、モ
ータ逆転時の入口ポートと出口ポートとを二方切換弁及
び逆止弁を介し連結して該二方切換弁を開くことによ
り、上記モータ逆転時の出口ポートの圧力がなくなった
際に上記入口ポートから圧力を導入してモータの停止ま
たは正転を行うようにしたものが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される装
置では、モータの自動制御を行うために、二方切換弁や
逆止弁といった特別な機器を新たに組み込んだ複雑な構
造となっており、しかも、例えば図12に示す一般的な
回路と全く構成を異にするため、従来の回路を利用でき
ず、上記制御を行うために回路を一から構成しなければ
ならない。従って、装置全体のコスト増大は免れ得な
い。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、簡単か
つ廉価な構成で、ロープの吊り荷の着床の際に確実に自
動停止を行うことができる油圧ウインチの駆動制御方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、油圧源と、ウインチドラムを
巻上げ方向及び巻下げ方向に駆動する油圧アクチュエー
タとの間に、外部からの入力信号により、上記油圧源を
上記油圧アクチュエータの巻上げ用入口ポートに接続す
る状態と上記油圧源を上記油圧アクチュエータの巻下げ
用入口ポートに接続する状態と上記油圧源と油圧アクチ
ュエータとを遮断する状態とに切換えられる方向切換弁
が設けられた油圧ウインチの駆動を制御する方法におい
て、上記油圧アクチュエータの駆動負荷に相当する値を
検出し、ウインチドラムの巻下げ指令が入力され、かつ
上記駆動負荷の検出値が予め設定された停止臨界値以下
の場合に上記油圧アクチュエータを強制的に停止させる
ように上記方向切換弁の作動を制御するものである(請
求項1)。
【0009】さらに、上記ウインチドラムの巻下げ指令
が入力され、かつ上記駆動負荷の検出値が上記停止臨界
値以上であってこれよりも大きな減速臨界値以下の場合
に巻下げ速度を減少させることが、より好ましい(請求
項2)。
【0010】また本発明は、油圧源と、ウインチドラム
を巻上げ方向及び巻下げ方向に駆動する油圧アクチュエ
ータとの間に、外部からの入力信号により、上記油圧源
を上記油圧アクチュエータの巻上げ用入口ポートに接続
する状態と上記油圧源を上記油圧アクチュエータの巻下
げ用入口ポートに接続する状態と上記油圧源と油圧アク
チュエータとを遮断する状態とに切換えられる方向切換
弁が設けられた油圧ウインチの駆動制御装置において、
巻上げ指令及び巻下げ指令を入力するための指令入力手
段と、上記油圧アクチュエータの駆動負荷に相当する値
を検出する負荷検出手段と、上記指令入力手段により巻
下げ指令が入力され、かつ上記負荷検出手段で検出され
た値が予め設定された停止臨界値以下の場合に上記油圧
アクチュエータを強制的に停止させるように上記方向切
換弁の作動を制御する作動制御手段とを備えたものであ
る(請求項3)。
【0011】この装置では、外部からの操作を受けて上
記停止臨界値を変化させる停止臨界値可変手段を備える
ことが、より好ましい(請求項4)。
【0012】上記請求項3記載の油圧ウインチの駆動制
御装置において、さらに、上記指令入力手段により巻下
げ指令が入力され、かつ上記負荷検出手段で検出された
値が上記停止臨界値以上であってこれよりも大きな減速
臨界値以下の場合に巻下げ速度を減少させるように上記
作動制御手段を構成することにより、後述のようなより
優れた効果が得られる(請求項5)。
【0013】この装置では、外部からの操作を受けて上
記停止臨界値及び減速臨界値を変化させる臨界値可変手
段を備えることが、より好ましい(請求項6)。
【0014】上記方向切換弁の種類は特に問わず、上記
方向切換弁がパイロット切換弁であり、上記作動制御手
段が上記パイロット切換弁に供給されるパイロット圧を
制御するものであってもよいし(請求項7)、上記方向
切換弁が電磁切換弁であり、上記作動制御手段が上記電
磁切換弁における切換用ソレノイドの励磁状態を切換え
るものであってもよい(請求項8)。上記パイロット切
換弁には、パイロット弁が一体に組み込まれた電磁油圧
パイロット切換弁を用いてもよい。
【0015】
【作用】請求項1,3記載の方法及び装置において、指
令入力手段により巻下げ指令が入力されると、方向制御
弁は油圧源を油圧アクチュエータの巻下げ用入口ポート
に接続する状態に切換えられ、これによりウインチドラ
ムは巻下げ方向に駆動されてロープの吊り荷が下降す
る。ここで、吊り荷が着床していない段階、すなわち吊
り荷が実際に吊下げ状態にあって油圧アクチュエータの
負荷が一定以上を保持している段階(負荷検出手段の検
出値が停止臨界値以上の値を保持している段階)では、
上記巻下げ駆動が続けられるが、吊り荷が着床すること
により上記油圧アクチュエータの負荷が一定以下になる
(負荷検出手段の検出値が停止臨界値以下になる)と、
この時の負荷検出結果で方向制御弁をこの方向制御弁が
油圧アクチュエータと油圧源とを遮断する状態に切換え
ることにより、上記ウインチドラムの巻下げ駆動を自動
停止させることができ、ロープが過剰に繰り出されるこ
とを防止できる。
【0016】ここで、請求項4記載の装置によれば、停
止臨界値可変手段を外部から操作することにより、上記
停止臨界値を自由に調節することができる。
【0017】上記方法及び装置において、自動停止がか
けられる直前の巻下げ速度が大きいと、方向制御弁が上
記遮断状態に切換えられてもウインチドラムは急停止で
きず、このウインチドラムが完全停止するまでにある程
度ロープが繰り出されることになるが、請求項2,5記
載の方法及び装置では、負荷検出値が上記停止臨界値ま
で下がる前に、これよりも大きな減速臨界値まで上記検
出値が降下した時点からウインチドラムの減速を行うの
で、上記検出値が上記停止臨界値に到達する時点では巻
下げ速度を十分下げておくことができ、このためより短
い時間で確実にウインチドラムの自動停止を行わせるこ
とができる。
【0018】ここで、請求項6記載の装置によれば、臨
界値可変手段を外部から操作することにより、上記停止
臨界値及び減速臨界値を自由に調節することができる。
【0019】上記装置において、方向制御弁の種類は特
に問わないが、請求項7記載の装置のように、上記方向
切換弁がパイロット切換弁であり、上記作動制御手段が
上記パイロット切換弁に供給されるパイロット圧を制御
するものである場合には、このパイロット圧の制御によ
って巻下げ速度を連続的に自由に変化させることができ
る。
【0020】一方、上記ウインチドラムの駆動速度制御
は必要なくてその方向切換(巻上げ・巻下げ・停止の切
換)のみを要する場合には、請求項8記載のように、上
記方向切換弁として電磁切換弁を用い、この電磁切換弁
における切換用ソレノイドの励磁状態を切換えるように
作動制御手段を構成したものでも、この励磁状態の切換
によってウインチドラムの駆動方向を切換えることが可
能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0022】1)第1実施例(図1,図2) 図1に示す装置は、油圧源である油圧ポンプ10と、タ
ンク12とを備え、これらは3位置切換弁であるパイロ
ット切換弁14を介して油圧モータ(油圧アクチュエー
タ)16に接続されている。この油圧モータ16は、減
速機18を介してウインチドラム20に連結されてお
り、この油圧モータ16の正逆回転によって上記ウイン
チドラム20がロープ19を巻き上げる方向と巻下げる
方向とに回転駆動されるようになっている。
【0023】ここで、上記パイロット切換弁14は、そ
の一方のパイロットポート14aにパイロット圧が供給
されることにより、そのパイロット圧に応じた量だけス
プールが作動して上記油圧ポンプ10を油圧モータ16
の巻下げ用入口ポート16aに接続する位置(図1の右
位置)に切換えられ、逆に他方のパイロットポート14
bにパイロット圧が供給されることにより、上記油圧ポ
ンプ10を油圧モータ16の巻上げ用入口ポート16b
に接続する位置(図1の左位置)に切換えられ、パイロ
ットポート14a,14bのいずれにもパイロット圧が
供給されない状態で、油圧ポンプ10と油圧モータ16
とを遮断する中立位置(図の中央位置)を保持するよう
に構成されている。
【0024】各パイロットポート14a,14bには、
電磁比例減圧弁32A,32Bをそれぞれ介して図略の
パイロット油圧源が接続されており、各電磁比例減圧弁
32A,32Bは外部から入力される駆動信号に応じた
パイロット圧を各パイロットポート14a,14bに導
くように構成されている。
【0025】なお、図1において23はオーバーロード
リリーフ弁、25はカウンタバランス弁である。
【0026】この装置には、上記油圧モータ16の各ポ
ート16a,16bにおける圧力Pa,Pbを検出する
油圧センサ(負荷検出手段)22,24が設けられると
ともに、オペレータ等により操作される操作グリップ3
0、及びこの操作グリップ30の操作方向及び操作量を
検出するポテンショメータ28が設けられており、この
ポテンショメータ28及び上記油圧センサ22,24の
検出信号がコントローラ(作動制御手段)26に入力さ
れるようになっている。
【0027】このコントローラ26は、後述の制御動作
の基準となる停止臨界圧Peminを記憶する停止臨界圧
記憶部26aを備えるとともに、上記ポテンショメータ
28の検出信号に基づいて上記操作グリップ30による
指令(巻上げ・巻下げ・停止指令)を読み取り、その指
令内容に応じて上記電磁比例減圧弁32A,32Bに適
宜駆動信号を出力するように構成されている。
【0028】次に、このコントローラ26による制御の
具体的な内容を図2のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0029】まずコントローラ26は、操作グリップ3
0の操作方向及び操作量を読込み(ステップS1)、こ
の操作量に応じた巻上げあるいは巻下げ用の基準速度S
Wを演算する(ステップS2)。この基準速度SWは、
巻上げ方向の場合は負、巻下げ方向の場合は正の値に設
定され、その絶対値は上記操作グリップ30の操作量が
大きいほど大きく設定される。
【0030】ここで、基準速度SWが正でない場合、す
なわち巻上げ指令が入力された場合には(ステップS3
でNO)、指令速度SWDを上記基準速度SWに設定し
(ステップS4)、この速度が得られるだけの駆動信号
を巻上げ用電磁比例減圧弁32Bに出力する(ステップ
S5)。この駆動信号により、図略のパイロット油圧源
から上記電磁比例減圧弁32Bを介して上記駆動信号に
対応したパイロット圧がパイロット切換弁14のパイロ
ットポート14bに供給され、パイロット切換弁14は
図の左位置、すなわち油圧ポンプ10を油圧モータ16
の巻上げ用入口ポート16bに接続する位置に切換えら
れる。これにより、油圧モータ16には上記パイロット
圧に見合った流量の作動油が供給され、ウインチドラム
20は上記流量に対応した速度で巻上げ方向に回転駆動
されて、ロープ19の吊り荷Wは上昇する。
【0031】これに対し、上記基準速度SWが正の場合
(ステップS3でYES)には、油圧センサ22,24
による検出圧力Pa,Pbを読み取る(ステップS
7)。ここで、両検出圧力Pa,Pbの差、すなわちモ
ータ差圧Pe(=Pa−Pb)と、油圧モータ16にか
かる負荷Tとの間には次の関係がある。
【0032】
【数2】 Pe=T・(d/2)・(1/D)・(q/2π)・(1/η) ただし、dはウインチドラム1層目のピッチ円径、Dは
減速比、qは油圧モータ容積、ηは機械効率である。
【0033】すなわち、上記モータ差圧Peはモータ負
荷Tに比例するので、このモータ差圧Peを監視するこ
とにより、モータ負荷Tの挙動を把握することが可能で
ある。そこでコントローラ26は、上記モータ差圧Pe
を演算し(ステップS7)、このモータ差圧Peと、停
止臨界圧記憶部26aで記憶された停止臨界圧Pemin
とを比較する(ステップS8)。
【0034】ここで、上記モータ差圧Peが停止臨界圧
Peminを上回る場合(ステップS8でYES)、すな
わちモータ負荷が一定以上の場合には、吊り荷Wは未だ
宙吊り状態にあって着床していないと判断できるので、
指令速度SWDを上記基準速度SWに設定し(ステップ
S10)、この速度が得られるだけの駆動信号を巻下げ
用電磁比例減圧弁32Aに出力する(ステップS1
1)。この駆動信号により、図略のパイロット油圧源か
ら上記電磁比例減圧弁32Aを介して上記駆動信号に対
応したパイロット圧がパイロット切換弁14のパイロッ
トポート14aに供給され、パイロット切換弁14は図
の右位置、すなわち油圧ポンプ10を油圧モータ16の
巻下げ用入口ポート16aに接続する位置に切換えられ
る。これにより、油圧モータ16には上記パイロット圧
に見合った流量の作動油が供給され、ウインチドラム2
0は上記流量に対応した速度で巻下げ方向に回転駆動さ
れて、ロープ19の吊り荷Wは下降する。
【0035】このような下降により吊り荷Wが着床する
と、モータ負荷T及びこれに対応するモータ差圧Peは
急減するので、コントローラ26は、このモータ差圧P
eが上記停止臨界圧Pemin以下まで下がった時点で吊
り荷着床と判断し(ステップS8でNO)、指令速度S
WDを0に設定する(ステップS9)。すなわち、いず
れの電磁比例減圧弁32A,32Bにも駆動信号を出力
せず、両パイロットポート14a,14bに対するパイ
ロット圧の供給を停止させる。これにより油圧モータ1
6及びウインチドラム20の駆動が強制的に停止され、
吊り荷Wが着床してからもロープ19が繰り出されて弛
むことが自動的に防がれる。従ってオペレータは、この
着床個所を直接目で確認できない場合でも、安心して操
作することができる。
【0036】しかも、この装置は従来の一般的な駆動制
御装置(例えば図12に示す装置)に圧力センサ22,
24やコントローラ26を付加的に設けるだけの簡単な
構成となっており、一から回路を組み直す必要がない。
すなわち、従来の装置を有効に利用して低廉なものとす
ることができる。
【0037】第2実施例(図3,図4) この実施例では、図3に示すように、上記コントローラ
26に停止臨界圧調節用の操作グリップ(停止臨界値可
変手段)34が接続されるとともに、この操作グリップ
34の操作量を読み込んでこれに対応する停止臨界圧を
設定する停止臨界圧設定部26a′がコントローラ26
に設けられている。
【0038】このような構成によれば、操作グリップ3
4を適宜操作すれば、その操作量から巻下げ作業時に上
記停止臨界圧設定部26a′が停止臨界圧Peminを読
取り(図4のステップS7′)、この読み取った停止臨
界圧Peminに基づいて前記第1実施例と同様の制御動
作が行われる。すなわち、この装置では、作業内容等に
応じて、上記操作グリップ34の操作により適当な停止
臨界圧Peminを自由に設定することができる。
【0039】第3実施例(図5,図6) 前記各実施例において、油圧モータ16の自動停止がか
けられる直前の巻下げ速度が大きいと、パイロット切換
弁14が中立位置に切換えられてもウインチドラム20
はすぐに停止できず、その時間差分だけロープ19が余
分に繰り出されるおそれがある。そこでこの実施例で
は、この余分の繰り出し分を抑制することを目的として
いる。
【0040】その手段として、図5に示すように、前記
第1実施例における停止臨界圧記憶部26aに加え、コ
ントローラ26に減速臨界圧記憶部26bが設けられて
いる。この減速臨界圧記憶部26bに記憶される減速臨
界圧Pestには、上記停止臨界圧Peminよりも大きな
圧力が設定されており、両臨界圧Pemin,Pestに基
づいて駆動制御を行うようにコントローラ26が構成さ
れている。
【0041】その制御内容を図6に基づいて説明する。
同図において、ステップS7までの動作は第1実施例と
同様であるが、この減速作業時において、モータ差圧P
eが上記停止臨界圧Pemin以上であっても上記減速臨
界圧Pest以下である場合には(ステップS8′でYE
SかつステップS8でNO)、指令速度SWDを時間の
経過とともに次第に減少させ(ステップS10′)、こ
のSWDに対応する駆動信号を巻下げ用電磁比例減圧弁
32Aに出力する(ステップS11)。従って、モータ
差圧Peが上記減速臨界圧Pest以下まで下がると、ウ
インチドラム20の巻下げ駆動の減速が開始されること
になる。そして、上記モータ差圧Peがさらに停止臨界
圧Pemin以下になると(ステップS8でYES)、前
記第1実施例と同様に指令速度SWDが0に設定され
(ステップS9)、ウインチドラム20の駆動が停止さ
れる。
【0042】すなわち、この実施例では、モータ差圧P
eが停止臨界圧Pemin以下に降下する前でも、この停
止臨界圧Peminよりも大きな減速臨界圧Pest以下に
降下した時点から予め巻下げ速度を低減させるようにし
ているので、モータ差圧Peが停止臨界圧Pemin以下
まで降下した時点、すなわち油圧モータ16の駆動停止
を開始する時点に到達するまでに、ウインチドラム20
の回転速度を前もって十分に落しておくことができ、こ
れにより、慣性で余分なロープ19が繰り出されるのを
より効果的に抑制することができる。
【0043】第4実施例(図7,図8) この実施例では、図7に示すように、上記コントローラ
26に前記第2実施例で示した停止臨界圧調節用の操作
グリップ34に加えて減速臨界圧調節用の操作グリップ
36が接続されるとともに、この操作グリップ36の操
作量を読み込んでこれに対応する減速臨界圧を設定する
減速臨界圧設定部26b′がコントローラ26に設けら
れている。
【0044】このような構成によれば、前記第2実施例
で説明した操作グリップ34に加えて操作グリップ36
を適宜操作すれば、これらの操作量から巻下げ作業時に
各臨界圧設定部26a′,26b′が各臨界圧Pest,
Peminを読取り(図8のステップS7″)、これらに
基づいて前記第3実施例と同様の制御動作を行う。すな
わち、この装置では、作業内容等に応じて、上記操作グ
リップ36の操作により、停止臨界圧Peminだけでな
く減速臨界圧Pestも自由に設定することができる。
【0045】第5実施例(図9,図10) 前記各実施例では、モータ負荷Tに相当する値としてモ
ータ差圧Peを監視しているが、巻下げ駆動時にはモー
タ出口側の保持圧力Po(=Pb)単独でもモータ負荷
と同様の挙動を示すことになる。そこでこの実施例で
は、前記第1実施例に示した油圧センサ22を省略し、
油圧センサ24の検出する保持圧力Poと、これについ
て設定された停止臨界圧Pominとの比較に基づいて制
御を行うようにコントローラ26が構成されている(図
10のステップS6′,S73,S8″)。
【0046】このような構成においても、前記第1実施
例と同様の効果を得ることができる。なお、この実施例
に示すように一方の油圧センサ24のみを用いること
は、前記第2実施例乃至第4実施例に示した装置につい
ても適用可能であることはいうまでもない。
【0047】第6実施例(図11) 上記各実施例では、パイロット切換弁14が用いられ、
これに対する供給パイロット圧の制御により巻上げ・巻
下げ速度が制御可能となっているが、このような速度制
御は要さず、方向切換(巻上げ・巻下げ・停止の切換)
のみを要する場合がある。この実施例は、そのような場
合に適したものであり、上記パイロット切換弁14に代
えて3位置電磁切換弁38が設けられ、その両切換用ソ
レノイド38a,38bがコントローラ26からの駆動
信号で直接励磁状態と非励磁状態とに切換えられるよう
になっている。
【0048】このような装置によれば、電磁比例減圧弁
等を省略したより簡素でかつ安価な構造で、目的を果た
すことができる。
【0049】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものでなく、例として次のような態様をとることも可能
である。
【0050】(1) 第1実施例乃至第5実施例では、パイ
ロット切換弁14及び電磁比例減圧弁32A,32Bを
用いているが、これらに代え、パイロット弁が一体に組
み込まれた電磁パイロット切換弁を用いるようにしても
よい。
【0051】(2) 本発明における負荷検出手段は、油圧
アクチュエータの負荷に相当する値を検出するものであ
れば良く、上記油圧センサの他、ウインチドラム20の
駆動トルクを直接検出するトルクセンサ、ウインチのロ
ープ19の張力を検出するロードセル等、種々の手段を
用いることが可能である。
【0052】(3) 第2実施例及び第4実施例では、臨界
値可変手段として操作グリップ34,36を用いたもの
を示したが、本発明はこれに限らず、その他レバーやス
イッチ等、操作された内容を作動制御手段に入力できる
ものであればよい。
【0053】(4) 第3実施例及び第4実施例では、モー
タ差圧Peが減速臨界値Pest以下となった時点から時
間の経過とともに徐々に巻下げ速度を落していくものを
示したが、本発明はこれに限らず、モータ差圧Peが減
速臨界値Pest以下となった時点でそれまでの速度より
も低い速度まで急激に落すようにしてもよい。
【0054】(5) 第4実施例では、停止臨界値Pemi
n、減速臨界値Pestのそれぞれについて個別に操作グ
リップ34,36を設けたものを示したが、両臨界値P
emin,Pestの差ΔPを予めコントローラ26に記憶
させておき、一方の臨界値が上記操作グリップ等で調節
された場合に他方の臨界値を上記差ΔPによって自動的
に算出するようにコントローラ26を構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次の効果
を得ることができる。
【0056】請求項1,3記載の方法及び装置は、巻下
げ指令が入力されていても、負荷検出手段による検出値
が停止臨界値以下の場合に油圧アクチュエータを強制的
に停止させるようにしたものであるので、オペレータ等
が吊り荷の着床状態を直接目で確認できない場合でも、
着床後に巻下げ駆動が続けられてロープが弛み、その後
の作業に支障を来すのを未然に防ぐことができる効果が
ある。しかも、既存の駆動制御装置に負荷検出手段、指
令入力手段、及び作動制御手段を加えるだけで良く、油
圧回路を基本的に組み替える必要がないので、低廉かつ
簡単な構成で上記効果を得ることができる。
【0057】さらに、請求項2,5記載の方法及び装置
では、上記指令入力手段により巻下げ指令が入力され、
かつ上記負荷検出手段で検出された値が上記停止臨界値
以上であっても、上記検出値が停止臨界値より大きな減
速臨界値以下の場合に巻下げ速度を減少させるようにし
ているので、上記検出値が停止臨界値に達して停止が開
始される時点では、上記減速によって巻下げ速度を十分
に落しておくことが可能であり、このため、停止をかけ
てから実際にウインチドラムが完全停止するまでの所要
時間をより短縮し、ロープの余分な繰り出し量をさらに
削減することができる効果がある。
【0058】ここで、請求項6記載の装置によれば、臨
界値可変手段を外部から操作するだけで、上記臨界値を
作業内容等に適した値に自由に調節することができる効
果がある。
【0059】また、請求項7記載の装置によれば、パイ
ロット切換弁に供給されるパイロット圧を制御すること
によって巻下げ速度を連続的に自由に変化させることが
できる一方、請求項8記載の装置によれば、電磁切換弁
の励磁状態を切換えるだけのより簡単な制御で、ウイン
チドラムの駆動方向切換(巻上げ・巻下げ・停止の切
換)を不都合なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における油圧ウインチの駆
動制御装置を示す回路図である。
【図2】上記駆動制御装置におけるコントローラの行う
制御動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例における油圧ウインチの駆
動制御装置を示す回路図である。
【図4】上記駆動制御装置におけるコントローラの行う
制御動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例における油圧ウインチの駆
動制御装置を示す回路図である。
【図6】上記駆動制御装置におけるコントローラの行う
制御動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4実施例における油圧ウインチの駆
動制御装置を示す回路図である。
【図8】上記駆動制御装置におけるコントローラの行う
制御動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第5実施例における油圧ウインチの駆
動制御装置を示す回路図である。
【図10】上記駆動制御装置におけるコントローラの行
う制御動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第6実施例における油圧ウインチの
駆動制御装置を示す回路図である。
【図12】従来の油圧ウインチの駆動制御装置の一例を
示す回路図である。
【符号の説明】
10 油圧ポンプ(油圧源) 14 パイロット切換弁 16 油圧モータ(油圧アクチュエータ) 19 ロープ 20 ウインチドラム 22,24 油圧センサ(負荷検出手段) 26 コントローラ(作動制御手段) 28 操作グリップ(指令入力手段) 34,36 操作グリップ(臨界値可変手段) 38 電磁切換弁

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源と、ウインチドラムを巻上げ方向
    及び巻下げ方向に駆動する油圧アクチュエータとの間
    に、外部からの入力信号により、上記油圧源を上記油圧
    アクチュエータの巻上げ用入口ポートに接続する状態と
    上記油圧源を上記油圧アクチュエータの巻下げ用入口ポ
    ートに接続する状態と上記油圧源と油圧アクチュエータ
    とを遮断する状態とに切換えられる方向切換弁が設けら
    れた油圧ウインチの駆動を制御する方法において、上記
    油圧アクチュエータの駆動負荷に相当する値を検出し、
    ウインチドラムの巻下げ指令が入力され、かつ上記駆動
    負荷の検出値が予め設定された停止臨界値以下の場合に
    上記油圧アクチュエータを強制的に停止させるように上
    記方向切換弁の作動を制御することを特徴とする油圧ウ
    インチの駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧ウインチの駆動制御
    方法において、上記ウインチドラムの巻下げ指令が入力
    され、かつ上記駆動負荷の検出値が上記停止臨界値以上
    であってこれよりも大きな減速臨界値以下の場合に巻下
    げ速度を減少させることを特徴とする油圧ウインチの駆
    動制御方法。
  3. 【請求項3】 油圧源と、ウインチドラムを巻上げ方向
    及び巻下げ方向に駆動する油圧アクチュエータとの間
    に、外部からの入力信号により、上記油圧源を上記油圧
    アクチュエータの巻上げ用入口ポートに接続する状態と
    上記油圧源を上記油圧アクチュエータの巻下げ用入口ポ
    ートに接続する状態と上記油圧源と油圧アクチュエータ
    とを遮断する状態とに切換えられる方向切換弁が設けら
    れた油圧ウインチの駆動制御装置において、巻上げ指令
    及び巻下げ指令を入力するための指令入力手段と、上記
    油圧アクチュエータの駆動負荷に相当する値を検出する
    負荷検出手段と、上記指令入力手段により巻下げ指令が
    入力され、かつ上記負荷検出手段で検出された値が予め
    設定された停止臨界値以下の場合に上記油圧アクチュエ
    ータを強制的に停止させるように上記方向切換弁の作動
    を制御する作動制御手段とを備えたことを特徴とする油
    圧ウインチの駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の油圧ウインチの駆動制御
    装置において、外部からの操作を受けて上記停止臨界値
    を変化させる停止臨界値可変手段を備えたことを特徴と
    する油圧ウインチの駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載の油圧ウインチの駆動制御
    装置において、上記指令入力手段により巻下げ指令が入
    力され、かつ上記負荷検出手段で検出された値が上記停
    止臨界値以上であってこれよりも大きな減速臨界値以下
    の場合に巻下げ速度を減少させるように上記作動制御手
    段を構成したことを特徴とする油圧ウインチの駆動制御
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の油圧ウインチの駆動制御
    装置において、外部からの操作を受けて上記停止臨界値
    及び減速臨界値を変化させる臨界値可変手段を備えたこ
    とを特徴とする油圧ウインチの駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の油圧ウ
    インチの駆動制御装置において、上記方向切換弁パイ
    ロット切換弁であり、上記作動制御手段は上記パイロッ
    ト切換弁に供給されるパイロット圧を制御するものであ
    ことを特徴とする油圧ウインチの駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または4記載の油圧ウインチの
    駆動制御装置において、上記方向切換弁電磁切換弁
    あり、上記作動制御手段は上記電磁切換弁における切換
    用ソレノイドの励磁状態を切換えるものであることを特
    徴とする油圧ウインチの駆動制御装置。
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