JPH1080163A - 超音波リニアモータ - Google Patents
超音波リニアモータInfo
- Publication number
- JPH1080163A JPH1080163A JP8248554A JP24855496A JPH1080163A JP H1080163 A JPH1080163 A JP H1080163A JP 8248554 A JP8248554 A JP 8248554A JP 24855496 A JP24855496 A JP 24855496A JP H1080163 A JPH1080163 A JP H1080163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear motor
- sliding
- piezoelectric vibrator
- part member
- ultrasonic linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】摺動部材に制振部材を一体に装着した超音波リ
ニアモータを提供する。 【解決手段】圧電体振動子の３つの切欠部の中の１つの
切欠部に対摩耗性部材が装着され、対摩耗性部材を設け
た切欠部から対向する辺に一方の面の電極に分割線を設
けて分割電極が形成され、バネで圧電体振動子を押圧し
て切欠部の対摩耗性部材に摺動部材を接触させ、圧電体
振動子の対摩耗性部材に対向する摺動部材の側部に対摩
耗性部材の幅より大きく間隔を開けて装着された２つの
固定ガイドローラとを設け、これらの固定ガイドローラ
より大きく間隔を開けて圧電体振動子側から摺動部材の
側部に２つのガイドローラを接触させた超音波リニアモ
ータにおいて、摺動部材１３は長尺の金属部材１３ａと
長尺の制振部材１３ｂを一体に装着する。その結果、摺
動部材を安定して走行させることができる。
ニアモータを提供する。 【解決手段】圧電体振動子の３つの切欠部の中の１つの
切欠部に対摩耗性部材が装着され、対摩耗性部材を設け
た切欠部から対向する辺に一方の面の電極に分割線を設
けて分割電極が形成され、バネで圧電体振動子を押圧し
て切欠部の対摩耗性部材に摺動部材を接触させ、圧電体
振動子の対摩耗性部材に対向する摺動部材の側部に対摩
耗性部材の幅より大きく間隔を開けて装着された２つの
固定ガイドローラとを設け、これらの固定ガイドローラ
より大きく間隔を開けて圧電体振動子側から摺動部材の
側部に２つのガイドローラを接触させた超音波リニアモ
ータにおいて、摺動部材１３は長尺の金属部材１３ａと
長尺の制振部材１３ｂを一体に装着する。その結果、摺
動部材を安定して走行させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動部材に制振部材を
一体に装着した超音波リニアモータに関するものであ
る。
一体に装着した超音波リニアモータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、図５に示すように、平面の
形状が三角形の圧電体振動子１の３つの頂角をそれぞれ
切欠し、この切欠れさた１つの切欠部１ａに対摩耗性部
材２を装着し、又、圧電体振動子１の両面に電極３、４
を装着し、この電極３、４の一方の電極３に切欠部１ａ
から対向する辺１ｂに分割線３ａを形成して分割電極３
ｂ、３ｃを形成し、これら分割電極３ａ、３ｂのそれぞ
れと他方の電極４の間にスイッチ５を介して交流電源６
を接続し、スイッチ５を切り替えることにより、圧電体
振動子１の対摩耗性部材２に接触された摺動部材をそれ
ぞれの方向に移動するようにした超音波リニアモータの
ステータを提案した（特願平７−１５３８５１号参
照）。
形状が三角形の圧電体振動子１の３つの頂角をそれぞれ
切欠し、この切欠れさた１つの切欠部１ａに対摩耗性部
材２を装着し、又、圧電体振動子１の両面に電極３、４
を装着し、この電極３、４の一方の電極３に切欠部１ａ
から対向する辺１ｂに分割線３ａを形成して分割電極３
ｂ、３ｃを形成し、これら分割電極３ａ、３ｂのそれぞ
れと他方の電極４の間にスイッチ５を介して交流電源６
を接続し、スイッチ５を切り替えることにより、圧電体
振動子１の対摩耗性部材２に接触された摺動部材をそれ
ぞれの方向に移動するようにした超音波リニアモータの
ステータを提案した（特願平７−１５３８５１号参
照）。
【０００３】そして、図６に示すように、このステータ
の圧電体振動子１の対摩耗性部材２をバネ７ａ、７ｂで
金属摺動部材８の側部を押圧するように接触させ、この
圧電体振動子１の対摩耗性部材２に対向する金属摺動部
材８の側部に２つの固定ガイドローラ９、１０を装着
し、バネ７ａ、７ｂで圧電体振動子１を押圧することに
より、固定ガイドローラ９、１０に金属摺動部材８を押
圧し、又、圧電体振動子１の両側に装着したガイドロー
ラ１１、１２を金属摺動部材８の側部に接触するように
構成して、超音波リニアモータが構成されている。
の圧電体振動子１の対摩耗性部材２をバネ７ａ、７ｂで
金属摺動部材８の側部を押圧するように接触させ、この
圧電体振動子１の対摩耗性部材２に対向する金属摺動部
材８の側部に２つの固定ガイドローラ９、１０を装着
し、バネ７ａ、７ｂで圧電体振動子１を押圧することに
より、固定ガイドローラ９、１０に金属摺動部材８を押
圧し、又、圧電体振動子１の両側に装着したガイドロー
ラ１１、１２を金属摺動部材８の側部に接触するように
構成して、超音波リニアモータが構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成した超音波リニアモータでは、図７に示すよう
に、圧電体振動子１の頂角の切欠部１ａの対摩耗性部材
２を金属摺動部材８に接触して、圧電体振動子１を振動
すると、圧電体振動子１の先端より発生する振動エネル
ギーＡは、圧電体振動子１の両側の金属摺動部材８に振
動Ｂ、Ｃで示すように伝搬し、金属摺動部材８全体及び
取り付けたシャーシの機構も振動させ、共鳴を生じ、金
属摺動部材８に走行ムラが発生するという問題があっ
た。
うに構成した超音波リニアモータでは、図７に示すよう
に、圧電体振動子１の頂角の切欠部１ａの対摩耗性部材
２を金属摺動部材８に接触して、圧電体振動子１を振動
すると、圧電体振動子１の先端より発生する振動エネル
ギーＡは、圧電体振動子１の両側の金属摺動部材８に振
動Ｂ、Ｃで示すように伝搬し、金属摺動部材８全体及び
取り付けたシャーシの機構も振動させ、共鳴を生じ、金
属摺動部材８に走行ムラが発生するという問題があっ
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、平面の形状が
正三角形で、両面に電極が装着され、切欠された３つの
頂角の中の１つに対摩耗性部材が装着され、前記一方の
面の電極に前記切欠された頂角から対向する辺に分割線
を設けて分割電極が形成された圧電体振動子と、バネで
前記圧電体振動子を押圧して前記１つの頂角の対摩耗性
部材に接触させた摺動部材と、前記圧電体振動子の１つ
の頂角の対摩耗性部材に対向する前記摺動部材の側部に
前記対摩耗性部材の幅より大きく間隔を開けて装着され
た２つの固定ガイドローラと、前記２つの固定ガイドロ
ーラより大きく間隔を開けて、前記圧電体振動子側から
前記摺動部材の側部に接触させた２つのガイドローラと
からなる超音波リニアモータにおいて、前記摺動部材は
長尺の金属部材と長尺の制振部材を一体に装着したもの
である。
正三角形で、両面に電極が装着され、切欠された３つの
頂角の中の１つに対摩耗性部材が装着され、前記一方の
面の電極に前記切欠された頂角から対向する辺に分割線
を設けて分割電極が形成された圧電体振動子と、バネで
前記圧電体振動子を押圧して前記１つの頂角の対摩耗性
部材に接触させた摺動部材と、前記圧電体振動子の１つ
の頂角の対摩耗性部材に対向する前記摺動部材の側部に
前記対摩耗性部材の幅より大きく間隔を開けて装着され
た２つの固定ガイドローラと、前記２つの固定ガイドロ
ーラより大きく間隔を開けて、前記圧電体振動子側から
前記摺動部材の側部に接触させた２つのガイドローラと
からなる超音波リニアモータにおいて、前記摺動部材は
長尺の金属部材と長尺の制振部材を一体に装着したもの
である。
【０００６】
【作用】本発明では、摺動部材を長尺の金属部材と長尺
の制振部材により構成したので、圧電体振動子で発生す
る振動エネルギーが摺動部材に伝搬するが、摺動部材に
一体になった制振部材により振動エネルギーを減衰する
ことができるので、摺動部材を安定して走行させること
ができる。
の制振部材により構成したので、圧電体振動子で発生す
る振動エネルギーが摺動部材に伝搬するが、摺動部材に
一体になった制振部材により振動エネルギーを減衰する
ことができるので、摺動部材を安定して走行させること
ができる。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の１実施例の超音波リニアモ
ータの摺動部材の斜視図で、摺動部材１３は長尺の金属
部材１３ａに同じ長さの制振部材１３ｂを一体に接着し
て構成する。
ータの摺動部材の斜視図で、摺動部材１３は長尺の金属
部材１３ａに同じ長さの制振部材１３ｂを一体に接着し
て構成する。
【０００８】このように構成した本実施例の摺動部材を
超音波リニアモータに使用すると、圧電体振動子１の先
端より発生する摺動エネルギーＡは、図２に示すように
摺動部材１３の金属部材１３ａに伝搬されるが、金属部
材１３に接着された制振部材１３ｂで減衰し、摺動部材
１３を悪影響は発生することがなく、摺動部材１３の振
動の走行ムラが発生しない。
超音波リニアモータに使用すると、圧電体振動子１の先
端より発生する摺動エネルギーＡは、図２に示すように
摺動部材１３の金属部材１３ａに伝搬されるが、金属部
材１３に接着された制振部材１３ｂで減衰し、摺動部材
１３を悪影響は発生することがなく、摺動部材１３の振
動の走行ムラが発生しない。
【０００９】なお、摺動部材１３は図１のものばかりで
なく、図３に示すように断面がコ字状の長尺の金属部材
１４ａの溝１４ｂに制振部材１４ｃを挿入固定した摺動
部材１４を使用してもよいし、図４に示すように２つの
長尺金属部材１５ａ、１５ｂの間に長尺の制振部材１５
ｃを挟持した摺動部材１５を使用してもよい。
なく、図３に示すように断面がコ字状の長尺の金属部材
１４ａの溝１４ｂに制振部材１４ｃを挿入固定した摺動
部材１４を使用してもよいし、図４に示すように２つの
長尺金属部材１５ａ、１５ｂの間に長尺の制振部材１５
ｃを挟持した摺動部材１５を使用してもよい。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波リ
ニアモータでは、摺動部材として、長尺の金属部材に一
体に制振部材を接着するか、断面がコ字状の長尺の金属
部材の溝に制振部材を挿入固定するか、さらに、２つの
長尺の金属部材の間に長尺の金属部材を挟持して構成す
ることにより、圧電体振動子の先端より発生する振動の
エネルギーは摺動部材の長尺の金属部材に伝搬される
が、金属部材に一体に構成された制振部材で減衰され、
摺動部材を振動させる悪影響は発生せず、摺動部材の走
行ムラが発生しないという利点がある。
ニアモータでは、摺動部材として、長尺の金属部材に一
体に制振部材を接着するか、断面がコ字状の長尺の金属
部材の溝に制振部材を挿入固定するか、さらに、２つの
長尺の金属部材の間に長尺の金属部材を挟持して構成す
ることにより、圧電体振動子の先端より発生する振動の
エネルギーは摺動部材の長尺の金属部材に伝搬される
が、金属部材に一体に構成された制振部材で減衰され、
摺動部材を振動させる悪影響は発生せず、摺動部材の走
行ムラが発生しないという利点がある。
【図１】本発明の実施例の超音波リニアモータの摺動部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図２】図１の摺動部材を装着した超音波リニアモータ
の振動の伝搬をしめした図である。
の振動の伝搬をしめした図である。
【図３】本発明の他の実施例の超音波リニアモータの摺
動部材の斜視図である。
動部材の斜視図である。
【図４】本発明のさらに他の実施例の超音波リニアモー
タの摺動部材の斜視図である。
タの摺動部材の斜視図である。
【図５】本出願人が提案した超音波リニアモータのステ
ータの斜視図である。
ータの斜視図である。
【図６】本出願人が提案した超音波リニアモータの構成
図である。
図である。
【図７】図６の超音波リニアモータで従来の金属摺動部
材を使用した振動エネルギーの伝搬を説明するための図
である。
材を使用した振動エネルギーの伝搬を説明するための図
である。
１３ 摺動部材 １３ａ 金属部材 １３ｂ 制振部材 １４ 摺動部材 １４ａ 金属部材 １４ｂ 溝 １４ｃ 制振部材 １５ 摺動部材 １５ａ、１５ｂ 金属部材 １５ｃ 制振部材
Claims (4)
- 【請求項１】 平面の形状が正三角形で、両面に電極が
装着され、切欠された３つの頂角の中の１つに対摩耗性
部材が装着され、前記一方の面の電極に前記切欠された
頂角から対向する辺に分割線を設けて分割電極が形成さ
れた圧電体振動子と、バネで前記圧電体振動子を押圧し
て前記１つの頂角の対摩耗性部材に接触させた摺動部材
と、前記圧電体振動子の１つの頂角の対摩耗性部材に対
向する前記摺動部材の側部に前記対摩耗性部材の幅より
大きく間隔を開けて装着された２つの固定ガイドローラ
と、前記２つの固定ガイドローラより大きく間隔を開け
て、前記圧電体振動子側から前記摺動部材の側部に接触
させた２つのガイドローラとからなる超音波リニアモー
タにおいて、前記摺動部材は長尺の金属部材と長尺の制
振部材を一体に装着したことを特徴とする超音波リニア
モータ。 - 【請求項２】 前記摺動部材の長尺の金属部材の側面に
長尺の制振部材を接着したことを特徴とする請求項１記
載の超音波リニアモータ。 - 【請求項３】 前記摺動部材は断面がコ字状の金属部材
の溝に制振部材を挿入固定したことを特徴とする請求項
１記載の超音波リニアモータ。 - 【請求項４】 前記摺動部材は２つの長尺の金属部材の
間に制振部材を挟持したことを特徴とする請求項１記載
の超音波リニアモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8248554A JPH1080163A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 超音波リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8248554A JPH1080163A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 超音波リニアモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080163A true JPH1080163A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17179903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8248554A Pending JPH1080163A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 超音波リニアモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1080163A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006333571A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Konica Minolta Opto Inc | 振動アクチュエータ及びレンズ鏡胴 |
| US7737605B2 (en) * | 2004-11-15 | 2010-06-15 | Physik Instrumente (Pi) Gmbh & Co. Kg | Linear ultrasound motor |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP8248554A patent/JPH1080163A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7737605B2 (en) * | 2004-11-15 | 2010-06-15 | Physik Instrumente (Pi) Gmbh & Co. Kg | Linear ultrasound motor |
| JP2006333571A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Konica Minolta Opto Inc | 振動アクチュエータ及びレンズ鏡胴 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040824 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041108 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |