JPH1079661A - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路

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JPH1079661A
JPH1079661A JP8232665A JP23266596A JPH1079661A JP H1079661 A JPH1079661 A JP H1079661A JP 8232665 A JP8232665 A JP 8232665A JP 23266596 A JP23266596 A JP 23266596A JP H1079661 A JPH1079661 A JP H1079661A
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JP
Japan
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stage
type transistor
power supply
supply voltage
cmos inverter
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JP8232665A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Aihara
克好 相原
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベルシフト後の最終段出力信号の電圧立ち
上がり時間の遅れと出力デューティ比のずれを抑制する
レベルシフト回路を提供する。 【解決手段】 直列に接続する3段のCMOSインバー
タ集積回路を構成し、第2段目のCMOSインバータの
N型トランジスタのゲート幅を狭チャネル効果による特
性劣化が生じない程度に小さくし、第2段目のP型トラ
ンジスタのゲート幅を第2段目のP型トランジスタがオ
ン状態にあるとき、第2段目のCMOSインバータの出
力が中間電位にならないように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力する矩形波電圧
信号に対して出力矩形波電圧信号を増幅するレベルシフ
ト回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、消費電力を抑える目的で電源電
圧が低くても駆動可能な回路では、その前段にレギュレ
ータ回路を用いて電源電圧を一旦降圧し駆動させ、その
出力段の負荷に応じてレベルシフト回路を用いて信号電
圧を再度電源電圧まで増幅させる手法をとっている。
【0003】図7は、従来技術のレベルシフト回路の構
成を示す回路図である。P型トランジスタとN型トラン
ジスタとが電源間に直列に接続する第1段目のCMOS
インバータ1と第3段目のCMOSインバータ3とP型
トランジスタと抵抗とが直列に接続する、第2段目の抵
抗負荷型インバータ2とで構成する。
【0004】図7に示すように、P型トランジスタ11
とN型トランジスタ21とで構成する第1段目のCMO
Sインバータ1の出力は、第2段目の抵抗負荷型インバ
ータ2を構成するP型トランジスタ12のゲート電極に
入力する。
【0005】そして、第2段目の抵抗負荷型インバータ
2を構成するP型トランジスタ12のドレイン電極側に
抵抗22の一方の端子が直列に接続している。さらに、
第2段目のP型トランジスタ12のドレイン電極側は、
P型トランジスタ13とN型トランジスタ23とで構成
する第3段目のCMOSインバータの入力に接続されて
いる。
【0006】第1段目のCMOSインバータ1のN型ト
ランジスタ21側に設ける第1の電源電圧10は、入力
信号と同じ電圧を印加し、第2段目のP型トランジスタ
12に接続している抵抗22の他方の端子と第3段目の
N型トランジスタ23のソース電極側とに設ける第2の
電源電圧は入力に対して増幅する電圧を印加する。
【0007】具体的な値を用いて、従来技術のレベルシ
フト回路の動作を説明する。入力信号は周波数、数十M
Hzで振幅ゼロからマイナス2Vの矩形波とする。ま
た、第1の電源電圧10をマイナス2V、第2の電源電
圧20をマイナス5Vとする。
【0008】レベルシフト回路の入力信号に、電圧値の
低い信号マイナス2Vが入力させると、第1段目のCM
OSインバータ1を構成するP型トランジスタ11がオ
ン状態になり、第1段目のCMOSインバータ1の出力
信号は電圧値の高い信号ゼロVが出力される。以後、電
圧値の低い信号をローレベル、電圧値の高い信号をハイ
レベルと呼ぶ。
【0009】第1段目のCMOSインバータ1の出力が
ハイレベルであると、第2段目の抵抗負荷型インバータ
2を構成するP型トランジスタ12はオフ状態で、抵抗
22を介して第2の電源電圧20の電圧レベルが第3段
目のCMOSインバータ3の入力信号レベルになる。そ
して、第3段目のCMOSインバータ3にローレベルが
入力し、P型トランジスタ13がオン状態になり、ゼロ
Vを出力しレベルシフト回路の出力信号はハイレベルに
なる。
【0010】これにたいして、レベルシフト回路の入力
信号にハイレベルが入力されると、第1段目のCMOS
インバータ1のN型トランジスタ21がオン状態にな
り、第1段目のCMOSインバータ1の出力信号はロー
レベルとなる。
【0011】続いて、第2段目の抵抗負荷型インバータ
2を構成するP型トランジスタ12のゲート電極にロー
レベルが入力するとP型トランジスタ12がオン状態に
なって、ゼロVを出力して第3段目のCMOSインバー
タ3の入力はハイレベルの信号が入力される。
【0012】第3段目のCMOSインバータ3の入力に
ハイレベルが入力すると、N型トランジスタ23がオン
状態になり、第2の電源電圧であるマイナス5Vを出力
してレベルシフト回路の出力信号はローレベルになる。
この動作が連続して、ゼロVからマイナス2Vの大きさ
の入力信号がゼロVからマイナス5Vに増幅されレベル
シフトされる。
【0013】この回路では、第2段目の抵抗付加型イン
バータを構成するP型トランジスタ12のオン抵抗と抵
抗22の値によって第2段目の出力が決まる。
【0014】消費電流を考えた場合は、第2段目の抵抗
22はできるだけ大きくしたいが、入力周波数が高くな
ると、この抵抗22による信号遅延の影響でローレベル
からハイレベルまでの大きさが電源電圧分にならない。
つまり、第2の電源電圧にレベルシフトできないという
状態になる。
【0015】図7のレベルシフト回路において、第1段
目のP型トランジスタ11と第2段目のP型トランジス
タ22と第3段目のP型トランジスタ23のゲート幅を
各々12μmとして、第1段目のN型トランジスタ21
と第3段目のN型トランジスタ23のゲート幅を各々4
μmとし、各々のトランジスタのゲート長を2μmとす
る。
【0016】図8は、第2段目の抵抗22に対する第3
段目のCMOSインバータ3の出力信号の電圧立ち上が
り時間を入力周波数10MHz、30MHz、50MH
zについてプロットしたものである。この時の第1の電
源電圧10はマイナス2V、第2の電源電圧20はマイ
ナス5Vとする。ここで、電圧立ち上がり時間を図5の
波形図に示すように定義する。図5に示すように、電圧
信号の絶対値の上下部各々80%と20%のときの信号
時間差を電圧立ち上がり時間50と電圧立ち下がり時間
51とする。
【0017】図8のグラフに示すように、入力信号に対
する電圧立ち上がり時間50は、第2段目の抵抗22の
時定数で決定されるので、抵抗値が高いほど出力の電圧
立ち上がり時間50は遅れることになる。
【0018】また、入力信号の周波数が50MHzの場
合は、信号の半周期分よりも遅延時間の方が長いために
最終段出力に第2の電源電圧分が出力されない。そのた
め、入力信号の周波数が高くなると信号に追従させるた
め第2段目の抵抗22の値を低くする必要がある。
【0019】図6の波形図は、出力デューティ比を示し
たもので一般に、信号の半周期分52を信号の1周期分
53で割った数値に100を乗じて%で表す。通常は、
出力の負荷に関係なくほぼ50%になるように設定す
る。
【0020】図9のグラフは、従来技術の回路と前述し
た各パラメータにおいて、第2段目の抵抗22に対する
第3段目のCMOSインバータ3の出力デューティ比を
入力周波数10MHz、30MHz、50MHzについ
て、それぞれプロットとしたものである。第2段目の抵
抗22の増加にしたって、出力デューティ比が低下す
る。この出力デューティ比のずれは、信号の電圧立ち上
がり時間50の遅れによるもので第2段目の抵抗22に
起因するものである。
【0021】第2段目のCMOSインバータ2の出力を
考えた場合、ハイレベルからローレベルへ信号が変化す
るとき、つまり電圧立ち下がり時間51が抵抗22によ
って遅れるので、第3段目のCMOSインバータ3の出
力では、電圧立ち上がり時間が遅れデューティ比が抵抗
22の増加によって減少するのである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】抵抗22の値を小さく
すると消費電流は大きくなるし、また、出力電圧の信号
切り替わり時間の遅れや出力デューティ比のずれが問題
になるような回路では、レベルシフトさせる回路に時定
数をもつ素子を使用する限りこの問題を解決することは
できない。
【0023】本発明の目的は、上記課題を解決して、入
力信号に対するレベルシフト後の出力信号の電圧立ち上
がり時間の遅れと出力デューティ比のずれを低減するた
めのレベルシフト回路を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のレベルシフト回路は、下記記載の回路構成を採
用する。
【0025】本発明のレベルシフト回路は、直列に接続
する3段のCMOSインバータで構成し、入力側からみ
た第1段目のCMOSインバータの電源電圧は、入力信
号と同じである第1の電源電圧で、第2段目と第3段目
のCMOSインバータの電源電圧は、出力側に増幅する
第2の電源電圧を印加することを特徴とするものであ
る。
【0026】本発明のレベルシフト回路の第2段目のC
MOSインバータを構成するN型トランジスタのゲート
幅は、特性劣化が生じない大きさまで小さくし、第2段
目のCMOSインバータのP型トランジスタのゲート幅
は、第2段目のCMOSインバータのP型トランジスタ
がオン状態にあるとき、第2段目のCMOSインバータ
の出力にハイレベルが出力できる大きさであることを特
徴とするものである。
【0027】本発明のレベルシフト回路によれば、回路
構成に大きな時定数をもつ素子を含まず、3段から構成
するCMOSインバータ集積回路を用いている。その結
果、入力信号に対するレベルシフト後の最終段出力電圧
の立ち上がり時間の遅れと出力デューティ比のずれを抑
制することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明のレベルシフト回路
を実施するための最良のの実施形態を、図1から図4を
用いて具体的に説明する。
【0029】まずはじめに、本発明のレベルシフト回路
を図1に示す。図1に示すように、入力側からP型トラ
ンジスタ11とN型トランジスタ21とから構成される
第1段目のCMOSインバータと、P型トランジスタ1
2とN型トランジスタ42とから構成される第2段目の
CMOSインバータと、P型トランジスタ13とN型ト
ランジスタ23とから構成される第3段目のCMOSイ
ンバータとの合計3段のCMOSインバータ構成からな
る。そして、第1段目のCMOSインバータの出力が第
2段目のCMOSインバータの入力に接続され、第2段
目のCMOSインバータの出力が第3段目のCMOSイ
ンバータの入力に接続されている。
【0030】第1段目のN型トランジスタ21側に接続
する第1の電源電圧10は、入力信号と同じ電圧値で、
第2段目のN型トランジスタ42と第3段目のN型トラ
ンジスタ23側に接続する第2の電源電圧20は、入力
信号に対して増幅する電圧値を印加する。ここでは、P
型トランジスタのソース側をグランド(Grd)レベル
としN型トランジスタのソース側を電源電圧側とする。
【0031】従来技術では、第2段目の構成がP型トラ
ンジスタ12と抵抗22であるのに対して、本発明では
第2段目がP型トランジスタ12とN型トランジスタ4
2とのCMOSインバータ構成になっている。
【0032】この回路では、入力側にローレベルが入力
されると第1段目のP型トランジスタ11がオン状態に
なり、第1段目のCMOSインバータの出力はゼロVを
出力しハイレベルとなる。続いて、第2段目のCMOS
インバータの入力にハイレベルが入力されるとN型トラ
ンジスタ42がオン状態になり、第2の電源電圧20の
電圧値を出力し、第2の電源電圧20にレベルシフトす
る。
【0033】一方、入力側にハイレベルが入力されると
第1段目のN型トランジスタ11がオン状態になり、第
1段目のCMOSインバータの出力はローレベルとな
る。続いて、第2段目のCMOSインバータの入力にロ
ーレベルが入力されると第2段目のP型トランジスタ1
2がオン状態になって、第2段目のCMOSインバータ
の出力はゼロVが出力されハイレベルになる。
【0034】ただし第2段目のCMOSインバータの入
力信号がローレベルであっても、入力信号電圧と第2の
電源電圧とに電位差がある場合は、第2段目のN型トラ
ンジスタ42が完全にオフしない。
【0035】たとえば本発明の実施形態では、第1の電
源電圧10がマイナス2V、第2の電源電圧がマイナス
5Vのときは、第2段目のN型トランジスタ42の電源
電圧側に3Vの電位差ができることになり、第2段目の
CMOSインバータの入力にローレベルが入ってもN型
トランジスタ42は完全にオフせず、常にオン状態にあ
る。つまり、第2段目のCMOSインバータのP型トラ
ンジスタ12とN型トランジスタ42の間を流れる電流
は、P型トランジスタ12がオン状態になっている時が
最大でこれが貫通電流になる。
【0036】そのために、第2段目のP型トランジスタ
12がオン状態のとき、第2段目のCMOSインバータ
の出力をハイレベルに出力し、レベルシフトさせるに
は、第2段目のCMOSインバータの出力が中間電位
(ローレベルでもハイレベルでもない状態)にならない
ように、第2段目のN型トランジスタ42に流れる電流
よりも多くの電流をP型トランジスタ12に流す必要が
ある。
【0037】そこで、第2段目のCMOSインバータの
N型トランジスタ42のゲート幅を特性劣化が起こらな
い程度に小さくして、N型トランジスタ42に流れる電
流を抑制し、逆にP型トランジスタ12に流れる電流を
大きくするためにP型トランジスタ12のゲート幅を大
きくする。
【0038】図2は、第2段目のCMOSインバータの
N型トランジスタ42のゲート幅寸法を2μmとし、第
2段目のP型トランジスタ12のゲート幅を30μmに
した場合の入力信号周波数に対するレベルシフト後の出
力の電圧立ち上がり時間について示したものである。
【0039】一般にトランジスタのゲート幅を小さくし
ていくと、閾値電圧が増大するいわゆる狭チャネル効果
と呼ばれる現象が顕著になるため、N型トランジスタ4
2のゲート幅を極端に小さくすることができない。しか
し、図2で示したように第2段目のN型トランジスタ4
2のゲート幅寸法を2μm程度にすれば、P型トランジ
スタ12のゲート幅を大きくするだけで対応できる。
【0040】ただし、第2段目のP型トランジスタ12
のゲート幅は、前述したようにP型トランジスタ12が
オン状態にあるとき第2段目のCMOSインバータの出
力位置が中間電位にならないように設定する必要があ
る。
【0041】また、第2段目のCMOSインバータの出
力位置が中間電位にならないように第2段目のP型トラ
ンジスタ12のゲート幅を決定すればよいので、必要以
上に第2段目のP型トランジスタ12のゲート幅を大き
くしても消費電流が大きくなるだけである。
【0042】本発明の実施形態では、第1段目から第3
段目までのCMOSインバータのP型トランジスタのソ
ース側をGrdレベルとしたが、ICとしては第1段目
から第3段目までのCMOSインバータのソース側を5
V、第1の電源電圧を2V、第2の電源電圧をゼロVと
してもよい。
【0043】従来技術で示した図7の回路では、第2段
目の抵抗22が大きくなるにつれて出力の電圧立ち上が
り時間50が極端に増加しているのに比らべ、本発明の
図1に示した回路では出力の電圧立ち上がり時間はきわ
めて小さく、1ns以下に抑えられている。
【0044】図3は、第2段目のCMOSインバータの
N型トランジスタ42のゲート幅を2μmとし、第2段
目のP型トランジスタ12のゲート幅を30μmにした
場合の入力信号周波数に対するレベルシフト後の最終段
出力デューティ比について示したものである。入力信号
周波数に対して、大きな出力デューティ比のずれは認め
られない。
【0045】さて本発明のレベルシフト回路は、その適
用範囲のひとつとして、水晶振動子を源振とする水晶発
振回路に適用することができる。
【0046】図4は水晶発振回路の構成をブロックダイ
ヤグラムで示したものである。この回路は、水晶振動子
と増幅部と帰還部とからなる水晶発振回路55と消費電
力を抑えるために集積回路の内部で電源電圧を低くし、
水晶発振回路を低電圧で駆動させるレギュレータ回路5
4と後段負荷部を駆動させるために電源電圧値に信号を
増幅させるレベルシフト回路56と出力バッファ回路5
7とから構成され、出力負荷58に接続される。
【0047】この回路構成で、入力信号周波数が40M
Hzで電源電圧マイナス5Vのときの回路全体の消費電
流は25mAである。そこで、従来技術で示したレベル
シフト回路と本発明のレベルシフト回路の各々の消費電
流を考える。
【0048】従来技術の回路では、第2段目のP型トラ
ンジスタ12がオン状態になったとき第2段目に流れる
電流が最大になり、その電流値は第2段目の抵抗22の
値で決定される。第2の電源電圧20がマイナス3.3
Vで、抵抗22が50Ωのときは貫通電流として140
μAの電流が流れる。また、第2の電源電圧20がマイ
ナス5Vで、抵抗22が同じ50Ωのときは貫通電流と
して150μAの電流が流れる。
【0049】一方、本発明の回路では第2の電源電圧2
0がマイナス5Vのときを示すと、第2段目のP型トラ
ンジスタ12がオン状態になったときが最大で約200
μAの電流が流れる。
【0050】従来技術では、入力周波数が低い場合は第
2段目の抵抗22の値を大きくできる。しかし、レベル
シフト回路部分の消費電流を抑える反面、前述したよう
に抵抗22を大きくすると出力の電圧立ち上がり時間が
遅れることになる。
【0051】本発明の回路では、従来技術に比らべてレ
ベルシフト回路での消費電流が、従来技術に比らべて大
きくなる場合があるが、図4に示したように水晶発振回
路で用いる場合は、回路全体の消費電流25mAに比ら
べて2桁小さいのでレベルシフト回路での消費電流はか
なり小さいものと判断でき、とくに問題にならない。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレベルシフト回路は、大きな時定数を含む素子を用い
ず、直列に接続する3段のCMOSインバータ集積回路
でレベルシフト回路を構成する。そして、第2段目のC
MOSインバータのN型トランジスタのゲート幅寸法を
狭チャネル効果による特性劣化が生じない程度に小さく
し、第2段目のP型トランジスタのゲート幅寸法を第2
段目のP型トランジスタがオン状態にあるとき、第2段
目のCMOSインバータの出力が中間電位にならないよ
うに設定する。
【0053】これらのことによって本発明のレベルシフ
ト回路は、レベルシフト後の最終段出力信号の電圧立ち
上がり時間の遅れと出力デューティ比のずれを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるレベルシフト回路を
示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態におけるレベルシフト回路特
性を示すグラフである。
【図3】本発明の実施形態におけるレベルシフト回路特
性を示すグラフである。
【図4】本発明の実施形態におけるレベルシフト回路の
適用例を示す回路ブロック図である。
【図5】レベルシフト回路の信号の電圧立ち上がり時間
と電圧立ち下がり時間とを示す波形図である。
【図6】レベルシフト回路の出力デューティ比を示す波
形図である。
【図7】従来技術におけるレベルシフト回路を示す回路
図である。
【図8】従来技術におけるレベルシフト回路特性を示す
グラフである。
【図9】従来技術におけるレベルシフト回路特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
10 第1の電源電圧 12 P型トランジスタ 20 第2の電源電圧 22 抵抗 42 N型トランジスタ 54 レギュレータ回路 55 水晶発振回路 56 レベルシフト回路 57 出力バッファ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続する3段のCMOSインバー
    タで構成し、入力側からみた第1段目のCMOSインバ
    ータの電源電圧は、入力信号と同じである第1の電源電
    圧で、第2段目と第3段目のCMOSインバータの電源
    電圧は、出力側に増幅する第2の電源電圧を印加するこ
    とを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレベルシフト回路であっ
    て、 第2段目のCMOSインバータを構成するN型トランジ
    スタのゲート幅は、特性劣化が生じない大きさまで小さ
    くし、第2段目のCMOSインバータのP型トランジス
    タのゲート幅は、第2段目のCMOSインバータのP型
    トランジスタがオン状態にあるとき、第2段目のCMO
    Sインバータの出力にハイレベルが出力できる大きさで
    あることを特徴とするレベルシフト回路。
JP8232665A 1996-09-03 1996-09-03 レベルシフト回路 Pending JPH1079661A (ja)

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JP8232665A JPH1079661A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 レベルシフト回路

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7126593B2 (en) 2002-01-29 2006-10-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Drive circuit including a plurality of transistors characteristics of which are made to differ from one another, and a display apparatus including the drive circuit
US7215304B2 (en) 2002-02-18 2007-05-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Display apparatus in which characteristics of a plurality of transistors are made to differ from one another
KR100734263B1 (ko) 2005-06-14 2007-07-02 삼성전자주식회사 동기화회로
KR101156735B1 (ko) 2010-12-21 2012-06-14 전자부품연구원 로직 레벨 변환기

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