JPH1077109A - 物品保管設備 - Google Patents

物品保管設備

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JPH1077109A
JPH1077109A JP23270496A JP23270496A JPH1077109A JP H1077109 A JPH1077109 A JP H1077109A JP 23270496 A JP23270496 A JP 23270496A JP 23270496 A JP23270496 A JP 23270496A JP H1077109 A JPH1077109 A JP H1077109A
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Masao Imai
昌夫 今井
Yoshikazu Yamazaki
義和 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、収納棚が揺れ動いた際に物品
保持体に保持されている物品の姿勢が崩れにくく、しか
も、その物品保持体の物品出し入れ口側への移動を迅速
に規制できるようにする。 【解決手段】 物品保持体Cに保持されている物品を物
品保持体ごと収納する収納部1が備えられた収納棚A,
Bを設け、収納部は、水平方向に開口する物品出し入れ
口1aを備える状態で区画し、収納されている物品保持
体の物品出し入れ口側への移動を規制する移動規制手段
Hを、物品保持体側の磁性体8と、収納部側に設けられ
て、その収納部に収納されている物品保持体の磁性体に
吸着する電磁式の吸着手段9と、吸着手段を吸着状態と
吸着解除状態とに切り換える切換手段9aとを設けて構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品保持体に保持
されている物品をその物品保持体ごと収納する収納部の
複数を備えた収納棚が設けられ、前記収納部は、水平方
向に開口する物品出し入れ口を備える状態で区画されて
いる物品保管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記物品保管設備として、従来、例えば
特公平2−24721号公報に記載されているように、
地震や収納棚への他物の衝突等の際にその収納棚が揺れ
動いても、物品保持体の物品出し入れ口からの落下を防
止できるように、物品保持体の物品出し入れ口側への移
動を規制する移動規制手段を設けたものがあり、この移
動規制手段は、物品保持体側に係止片を設けるととも
に、その係止片に係止する係止位置と係止解除位置とに
出退移動する係止具を収納部側に設けて、係止具を収納
部に収納された物品保持体側の係止片に係止させること
で、その物品保持体の物品出し入れ口側への移動を規制
するように構成され、物品保持体の収納部に対する物品
出し入れ方向での収納位置に多少のずれがあっても、そ
の物品保持体の係止片に係止具を係止させることができ
るように、係止片に係止可能な係止具と物品保持体との
相対位置に物品出し入れ方向の遊びを持たせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、係止具を係止
位置と係止解除位置とに出退移動させるための構造が複
雑化するとともに、収納棚が揺れ動いた際に、物品保持
体がその遊びの範囲内で物品出し入れ方向に動いて、そ
の物品保持体に保持されている物品の姿勢が崩れ易い欠
点がある。また、係止具を係止位置と係止解除位置とに
出退移動させるのでその切換操作に時間がかかり、特
に、通常時は係止具を係止解除位置に位置させておき、
地震等による振動を感知すると、係止具を係止解除位置
から係止位置に移動させて、物品保持体の物品出し入れ
口側への移動を規制するような場合には、係止具が係止
位置に移動する前に、物品保持体がその係止具で係止で
きない位置まで物品出し入れ口側に移動してしまうおそ
れもあり、その物品出し入れ口からの落下を効果的に防
止しにくい欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなさ
れたものであって、移動規制手段の規制構造を工夫する
ことにより、簡単な構造で、収納棚が揺れ動いた際に物
品保持体に保持されている物品の姿勢が崩れにくく、し
かも、その物品保持体の物品出し入れ口側への移動を迅
速に規制できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の物品保管
設備は、収納部に収納されている物品保持体の物品出し
入れ口側への移動を規制する移動規制手段が、物品保持
体側に設けられている磁性体と、収納部側に設けられて
いて、その収納部に収納されている物品保持体の磁性体
に吸着する電磁式の吸着手段と、吸着手段を吸着状態と
吸着解除状態とに切り換える切換手段とを備えているの
で、吸着手段を吸着状態に切り換えると、収納部に収納
されている物品保持体側の磁性体が瞬時にその吸着手段
に吸着されて、その物品保持体の物品出し入れ口側への
移動が、その吸着位置からずれ動きにくい状態で規制さ
れ、吸着手段を吸着解除状態に切り換えると、磁性体の
吸着が直ちに解除される。従って、特別な可動部材を設
けることを要しない簡単な構造で、収納棚が揺れ動いた
際に物品保持体に保持されている物品の姿勢が崩れにく
く、しかも、磁性体が瞬時に吸着手段に吸着されるの
で、その物品保持体の物品出し入れ口側への移動を迅速
に規制できる。
【0005】請求項2記載の物品保管設備は、磁性体の
被吸着面の面積が、吸着手段の吸着面の面積よりも広い
面積に設定されているので、物品保持体の収納部に対す
る収納位置に多少のずれがあっても、大きな吸着面を備
えた吸着手段を設けることなく、その吸着面を磁性体に
確実に吸着させ易く、吸着手段を小型化してその構造を
一層簡略化できる。
【0006】請求項3記載の物品保管設備は、吸着手段
の吸着部材が、磁性体に対する吸着力で物品保持体の外
面側に向けて接近移動するように設けられ、物品保持体
には、その外面側に向けて接近移動した吸着部材に係合
されてその物品保持体の物品出し入れ口側への水平移動
を規制する係合部が設けられているので、収納棚の揺れ
動きが大きく、吸着部材が磁性体に吸着している状態で
物品保持体がその吸着部材に対して相対移動し易いよう
な場合でも、吸着部材と物品保持体との係合でその物品
出し入れ口側への水平移動を確実に防止できる。
【0007】請求項4記載の物品保管設備は、磁性体を
インサートして、物品保持体が樹脂成形されているの
で、磁性体の物品保持体への取付け構造を簡略化でき
る。
【0008】請求項5記載の物品保管設備は、収納部の
振動状態を検出する振動検出手段と、振動検出手段が予
め設定した設定振動状態を検出すると、吸着手段を吸着
状態に切換作動させる制御手段とが設けられているの
で、物品保持体の収納の有無にかかわらず、通常時は吸
着手段を吸着解除状態に切り換えておくことで、その切
換制御構成の簡略化を図りながら、設定振動状態に対応
する振動が発生すると吸着手段が吸着状態に切り換わ
り、地震などの突発的な事態に対応して、物品保持体の
物品出し入れ口側への移動を迅速に規制できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1,図2は、物品保持体としての樹
脂製コンテナCに区分けして収納保持されている複数種
の小型部品等の物品をそのコンテナCごと収納する収納
部1の複数が上下左右に並べて備えられている収納棚
A,Bの二つと、その物品をコンテナCごと収納部1に
出し入れする移載手段としての物品移載装置2と、物品
出し入れ口1a側を互いに対向させた二つの収納棚A,
Bの間の空間、つまり、それら二つの収納棚A,Bの前
面側で、その物品移載装置2を所望の収納部1に対して
物品をコンテナCごと出し入れ可能な位置に移動させる
移動手段Dとが設けられている物品保管設備の一例とし
ての物品保管装置を示す。
【0010】前記物品保管装置は、所定間隔を隔てて対
向配置した二つの収納棚A,Bのうちの一方の収納棚A
の下部に、その収納棚Aの背面側に相当する装置前面側
から物品搬出入するための二つの作業部E1,E2を横
方向に並設した物品搬出入部Eが設けられ、二つの収納
棚A,Bの間隔内に、それらの収納棚A,Bと略同幅の
昇降台3が収納棚A,Bの上下高さの略全域に亘って昇
降操作自在に備えられている。
【0011】前記収納棚A,Bの各々は、棚前面側及び
棚背面側の棚横幅方向に配置した支柱1bどうしを、上
下方向に所定間隔を隔てて配置した複数の横フレーム1
cで連結するとともに、同じ高さレベルの横フレーム1
cどうしを、棚横幅方向に所定間隔を隔てて配置した多
数の係止部材1dで連結して、それらの係止部材1dに
コンテナCを載置収納する複数の収納部1が上下方向並
びに棚横幅方向に並列する状態で設けられている。
【0012】前記係止部材1dは、コンテナCの棚横幅
方向両側縁部を載置支持すると共に、その棚横幅方向へ
の移動を阻止できるように断面略L字状に形成され、物
品出し入れ口1a側の載置面端部は、コンテナCの移載
が円滑に行えるように下向き斜め方向に屈曲させた案内
部1eに構成され、係止部材1dに載置したコンテナC
の奥行き方向の移動は装置前後面を覆うパネルGで阻止
され、二つの収納棚A,Bどうしは、各支柱1bの上端
部において縦フレーム1fで連結されている。従って、
各収納部1は、水平方向に開口する物品出し入れ口1a
を残して、係止部材1dとパネルGとでコンテナCの落
下を規制する状態で区画されている。
【0013】前記物品搬出入部Eは、装置前面側の収納
棚Aの上下方向中間部にその棚横幅方向略全幅に亘って
設けられ、各作業部E1,E2には、作業者の略腰の位
置に相当する高さにコンテナCを載置する複数の作業台
5が設けられているとともに、各作業部E1,E2に
は、その作業部E1,E2における搬出入作業が終了し
たことを制御部Fに入力する作業完了スイッチE3が備
えられている。
【0014】前記作業台5の各々は、図3に示すよう
に、その作業台5に支承した走行ローラ5eと横フレー
ム1cに固定してある固定台5aに支承した支持ローラ
5fの転動で、固定台5aに設けたガイドレール5gに
沿って、物品移載装置2によってコンテナCの移載が行
われる移載作業位置と、この移載作業位置よりも装置外
方側に突出する搬出入作業位置とに亘って各別に出退移
動自在に設けられ、移載作業位置まで退入移動すると、
作業台5側に設けた係止フック5bが固定台5aの横一
側外面に取り付けたロック具5cに自重で係止して、作
業台5の位置が固定されるように構成され、作業台5の
装置前面側には、物品移載装置2による移載作業中のコ
ンテナCとの接当で、そのコンテナCが作業台5から外
方へ飛び出してしまうのを阻止する接当部5dが設けら
れている。
【0015】前記収納部1の各々には、地震などの際に
その収納部1に収納されているコンテナCを吸着してそ
の物品出し入れ口1a側への移動を規制する移動規制手
段Hが設けられている。前記移動規制手段Hは、図4,
図5に示すように、コンテナCの底面側に設けられてい
る磁性体8と、収納部1側である横フレーム1cに樹脂
製ホルダ9cを介して取り付けられていて、その収納部
1に収納されているコンテナCの磁性体8に吸着する電
磁式の吸着手段である電磁石9と、その電磁石9の励磁
状態をON・OFFして吸着状態と吸着解除状態とに切
り換える切換手段である切換スイッチ9aとを備え、い
ずれの方向からコンテナCを出し入れしても電磁石9で
吸着できるように、コンテナCの出し入れ方向の前後に
位置させて二個の磁性体8が設けられている。
【0016】前記切換スイッチ9aは各収納部1に設け
た電磁石9に対して共通のものであって、そのON・O
FF操作で収納棚A,Bの各収納部の全部に設けた電磁
石9を同時に吸着状態と吸着解除状態とに切り換えるこ
とができるように設けられ、磁性体8は、コンテナCの
樹脂成形時にインサートして埋め込み固定され、この磁
性体8の被吸着面8aの面積が電磁石9の吸着面9bの
面積よりも広い面積に設定されている。
【0017】前記昇降台3は、昇降台3の棚横幅方向両
側部の上方箇所に位置する4個の案内ドラム3aに巻き
掛けた連結ワイヤ3bの一端を、図6に示すように、昇
降台3の横方向両端に備えた角筒状のワイヤ支持具3c
に連結するとともに、各連結ワイヤ3bの他端を昇降台
3の昇降用通路の横一側に形成されたウエイト用ガイド
レール3eに沿って昇降自在なバランスウエイト3dに
連結して、バランスウエイト3d側の各案内ドラム3a
を電動モータM1で正逆に駆動回転させることで昇降台
3が所定の昇降経路に沿って昇降するように構成され、
昇降台3には、その昇降移動量を検出する図示しないロ
ータリーエンコーダと、収納棚A側の適宜位置に設けた
図示しない遮蔽板により仕切られることで、昇降台3の
昇降停止位置を判別するための図示しない透過型の光電
センサが備えられている。
【0018】前記昇降台3にはその昇降台横幅略全域に
亘って横移動する移動体4が設けられ、物品搬出入部E
の各作業部E1,E2と各収納棚A,Bの各収納部1と
の間において物品をコンテナCごと移載させる物品移載
装置2がこの移動体4に設けられているとともに、昇降
台3の昇降作動と移動体4の横移動作動並びに物品移載
装置2の移載作動を制御する制御部Fが設けられてい
る。従って、昇降台3と移動体4とが、物品移載装置2
を所望の収納部1に対して物品をコンテナCごと出し入
れ可能な位置に移動させる移動手段Dに構成されてい
る。
【0019】前記移動体4は、図7,図8に示すよう
に、移動体フレーム4aに、昇降台3にその棚幅方向に
沿って水平に設けた水平ガイドレール3fを上下方向か
ら挟持する上下ローラ4bと左右方向から挟持する左右
ローラ4cとを支承して構成され、昇降台3の棚横幅方
向両端部に支承したプーリ3gに駆動ベルト3hを巻回
するとともに、その駆動ベルト3hの両端部を移動体フ
レーム4aに連結して、一方のプーリ3gを電動モータ
M2によって正逆に回転駆動することで、移動体4が水
平ガイドレール3fに沿って棚横幅方向に往復移動でき
るように設けられ、移動体フレーム4aの一側部には、
水平ガイドレール3fに摺接しながら転動する左右ロー
ラ4cの回動量に基づいて横移動量を検出するロータリ
ーエンコーダ4dと、昇降台3側の適宜位置に設けられ
た遮蔽板3jに仕切られることで移動体4の横移動停止
位置を判別するための透過型の光電センサ4eとが備え
られ、移動体フレーム4aの上部には、物品搬出入部E
に対してコンテナCの移載を実行する際において、移載
作業の対象となる作業部E1,E2近傍に作業者が存在
するか否かを検出する超音波式存否センサ4fが設けら
れている。
【0020】前記物品移載装置2は、コンテナCを載置
して電動モータM5の駆動で昇降台前後方向に搬送移動
させる一対のベルトコンベア2aと、コンテナCを係止
してそのコンテナCを各収納部1或いは作業台5に載置
する位置と、移動体4上に載置する位置とに亘ってスラ
イド移動させる係止式搬送機構2bとを移動体フレーム
4aに設けて構成されている。
【0021】前記係止式搬送機構2bは、移動体フレー
ム4aに備えられた4個の上下方向ガイドレール2cに
沿って昇降移動自在な昇降移動体6に、その昇降移動体
6に設けたガイドレール6aに沿ってその昇降移動体6
に対して昇降台前後方向に相対的にスライド移動するス
ライド板6bを設けるとともに、板体の両端を上向きに
屈曲してその折り曲げ部がコンテナ係止部7aに構成さ
れている係止具7をスライド板6bに設けた係止具ガイ
ドレール6cに沿って昇降台前後方向にスライド移動自
在に設けて構成され、昇降移動体6はスライド板6b及
び係止具7と共に、電動モータM3によって回転操作さ
れる偏芯カム6dで、コンテナ係止部7aがベルトコン
ベア2aの載置面よりも下方に位置する退避位置と、そ
の載置面よりも上方に突出してコンテナCに係止する係
止作用位置とにわたって昇降操作されるように構成され
ている。
【0022】前記スライド板6bの側部に形成したラッ
クギア6eに咬合うピニオンギア6fが昇降移動体6に
支承され、このピニオンギア6fを電動モータM4で回
転駆動してスライド板6bを昇降台前後方向にスライド
移動させるように構成され、スライド板6bのスライド
移動方向両側部に支承したスプロケット6gの一方に巻
回したローラチェーン6hの端部を係止具7のスライド
移動方向一側と昇降移動体6の反対側箇所とに固定する
とともに、他方のスプロケット6gに巻回したローラチ
ェーン6hの端部を係止具7のスライド移動方向他側と
昇降移動体6の反対側箇所とに固定して、スライド板6
bが前後方向いずれかにスライド移動されるにともなっ
て、係止具7がスライド板6bに対して同方向に相対移
動するように構成されている。
【0023】次に、物品移載装置2によるコンテナCの
移載作動について説明する。係止具7が図8中の実線で
示すホームポジションに待機する待機状態から、電動モ
ータM4を駆動してスライド板6b及び係止具7を、収
納部1あるいは物品搬出入部Eに載置されているコンテ
ナCに向けて移動させ、コンテナCの係合部C1の下側
にコンテナ係止部7aを入り込ませる。そして、昇降移
動体6を上昇させてコンテナ係止部7aをコンテナCの
係合部C1に係止し、その状態で、スライド板6bを逆
方向に移動させると、コンテナCが物品移載装置2上に
向けてスライド移動し、このとき、その係止移動速度と
同期して駆動回動させた各ベルトコンベア2aにより、
コンテナCがスライド移動に伴う摩擦抵抗が少ない状態
で円滑に移動し、中央位置まで係止具7が移動すると昇
降移動体6を下降させて、その後はベルトコンベア2a
により所定位置までコンテナCを移動させる。また、移
動体4上に載置したコンテナCは、前述と逆の動作で、
収納部1あるいは物品搬出入部Eに移載する。
【0024】次に、制御部Fによる制御動作について簡
単に説明する。制御部Fには物品搬送指示を入力する入
力操作パネルF1が設けられ、作業者はこの入力操作パ
ネルF1により作業モードを選択して、「入庫モー
ド」、「出庫モード」、外部にある中央管理装置(図示
せず)からの指令に基づいて出庫を実行する「ピッキン
グ出庫モード」、コンテナC内に積載される部品の個数
が制御部Fにて管理されている個数と異なる場合にその
部品を補充する「補充入庫」のうちいずれかを指示す
る。
【0025】尚、各収納部1の位置と、その収納部1に
収納されるコンテナC内に積載される部品番号等が制御
部Fに予めインプットされ、例えば、コンテナC内に部
品を入庫する場合、操作パネルにて「入庫モード」を指
定して、部品番号と作業すべき作業部E1,E2とを指
定すると、以下のように制御部Fが搬送作動制御を実行
する。
【0026】制御部Fは、入力操作パネルF1での操作
に基づいて、昇降用電動モータM1の駆動で指定された
部品番号に対応するコンテナCが収納されている収納部
1の高さに相当する昇降位置まで昇降台5を昇降させな
がら、横移動用電動モータM2の駆動で移動体4をその
収納部1に相当する位置まで横移動させ、物品移載装置
2による移載作業でコンテナCを移動体4上に移載した
後、指定された作業部E1,E2に向けて、上述した制
御と同様に、昇降台3を昇降させながら移動体4を横移
動させ、物品移載装置2による移載作業でそのコンテナ
Cを指定された作業部E1,E2の作業台上に移載させ
て、コンテナの搬出が終了する。
【0027】そして、作業者が、作業台5を搬出入位置
までスライド移動させて部品の入庫作業を行った後、作
業台5を移載作業位置までスライドさせて作業完了スイ
ッチE3を操作すると、制御部Fは、上述の制御と同様
にして、コンテナCを作業部E1,E2から所定の収納
部1にまで搬送させてコンテナCの搬入作業が終了し、
作業者は、制御部Fの操作パネルにて部品番号と入庫数
とを入力して、制御部Fによる当該部品の在庫管理数を
訂正する。
【0028】前記収納棚Aの上部位置には、収納部1の
振動状態を検出して制御部Fに入力する振動検出手段と
しての加速度計Jが設けられ、制御部Fは、入力された
検出加速度と予め設定した設定加速度とを比較して、予
め設定した設定振動状態、つまり、その設定加速度を越
える振動か否かを判定し、設定加速度を越える振動の場
合は、電磁石9を励磁状態に切り換えるべく切換スイッ
チ9aをON操作して、各収納部1に設けた電磁石9の
全部をその収納部1に収納されているコンテナCの磁性
体8に密着状態で吸着させ、各収納部1に収納されてい
るコンテナCを吸着保持する吸着状態に切り換えるよう
に構成されている。従って、制御部Fが、加速度計Jが
予め設定した設定振動状態を検出すると、電磁石9を吸
着状態に切換作動させる制御手段に構成され、設定振動
状態を検出しない通常時は、電磁石9は非励磁状態に保
持されている。
【0029】〔第2実施形態〕図9は、移動規制手段H
の別実施形態を示し、図9(イ)に示すように、吸着部
材である電磁石9を上下方向にスライド移動自在に保持
する非磁性体の樹脂製ガイド10を横フレーム1cに取
り付けて構成されている。そして、電磁石9が励磁され
ると、図9(ロ)に示すように、その電磁石9が磁性体
8に対する吸着力でコンテナCの底面側に向けて接近移
動して、その磁性体8に密着状態で吸着するように構成
され、コンテナCには、その底面側に向けて接近移動し
て磁性体8に吸着した電磁石9が入り込む係合凹部8b
を設けて、磁性体8に吸着した電磁石9に対してコンテ
ナCが物品出し入れ口1a側にずれ動いたような場合
に、その電磁石9との係合でコンテナCの物品出し入れ
口1a側への水平移動を規制する係合部が構成されてい
る。その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0030】〔その他の実施形態〕 1.物品保持体は、物品を載置保持するパレットやトレ
ー状のものであっても良い。 2.物品保持体は、物品をその物品保持体に一体的に固
定して保持するように構成されていても良い。 3.作業者が物品をその物品保持体ごと手に持って収納
部に出し入れするように構成されている物品保管設備で
あっても良い。 4.作業者がフォーク装置等の移載手段を操作して、物
品をその物品保持体ごと収納部に出し入れするように構
成されている物品保管設備であっても良い。 5.フォーク装置等の移載手段を昇降させながら収納棚
の前面側を走行するスタッカークレーンを設けてある物
品保管設備であっても良い。 6.収納部は、物品出し入れ口が水平方向に開口する箱
状に区画されていても良い。 7.収納棚は、複数の収納部が上下方向にのみ配置され
ていても、左右方向にのみ配置されていても良い。 8.磁性体は、物品保持体の側面側や上面側に設けられ
ていても良い。 9.磁性体に吸着する電磁式の吸着手段は、必ずしも磁
性体に対して密着する状態で吸着するように設けられて
いるものに限定されず、磁性体に対して多少の隙間があ
る状態で物品保持体の物品出し入れ口側への移動を規制
できる吸着力を発生し得るものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品保管設備の一部切欠斜視図
【図2】物品保管設備の縦断側面図
【図3】作業台の縦断側面図
【図4】収納部の縦断側面図
【図5】収納部の平面図
【図6】昇降台の概略正面図
【図7】物品移載装置及び昇降台の一部断面正面図
【図8】物品移載装置及び昇降台の一部断面側面図
【図9】第2実施形態を示す要部断面図
【符号の説明】
1 収納部 1a 物品出し入れ口 8 磁性体 8a 被吸着面 8b 係合部 9 吸着手段(吸着部材) 9a 切換手段 9b 吸着面 A,B 収納棚 C 物品保持体 F 制御手段 H 移動規制手段 J 振動検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品保持体に保持されている物品をその
    物品保持体ごと収納する収納部の複数を備えた収納棚が
    設けられ、 前記収納部は、水平方向に開口する物品出し入れ口を備
    える状態で区画されている物品保管設備であって、 前記収納部に収納されている物品保持体の前記物品出し
    入れ口側への移動を規制する移動規制手段が、 前記物品保持体側に設けられている磁性体と、 前記収納部側に設けられていて、その収納部に収納され
    ている物品保持体の磁性体に吸着する電磁式の吸着手段
    と、 前記吸着手段を吸着状態と吸着解除状態とに切り換える
    切換手段とを備えている物品保管設備。
  2. 【請求項2】 前記磁性体の被吸着面の面積が、前記吸
    着手段の吸着面の面積よりも広い面積に設定されている
    請求項1記載の物品保管設備。
  3. 【請求項3】 前記吸着手段の吸着部材が、前記磁性体
    に対する吸着力で前記物品保持体の外面側に向けて接近
    移動するように設けられ、 前記物品保持体には、その外面側に向けて接近移動した
    吸着部材に係合されてその物品保持体の物品出し入れ口
    側への水平移動を規制する係合部が設けられている請求
    項1又は2記載の物品保管設備。
  4. 【請求項4】 前記磁性体をインサートして、前記物品
    保持体が樹脂成形されている請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の物品保管設備。
  5. 【請求項5】 前記収納部の振動状態を検出する振動検
    出手段と、 前記振動検出手段が予め設定した設定振動状態を検出す
    ると、前記吸着手段を吸着状態に切換作動させる制御手
    段とが設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の物品保管設備。
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