JPH1075847A - 連結椅子の肘掛け - Google Patents

連結椅子の肘掛け

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Publication number
JPH1075847A
JPH1075847A JP8232205A JP23220596A JPH1075847A JP H1075847 A JPH1075847 A JP H1075847A JP 8232205 A JP8232205 A JP 8232205A JP 23220596 A JP23220596 A JP 23220596A JP H1075847 A JPH1075847 A JP H1075847A
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JP
Japan
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elbow
partition wall
armrest
chair
auxiliary plate
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Application number
JP8232205A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fujimoto
和男 藤本
Takao Shimojima
孝夫 下島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1075847A publication Critical patent/JPH1075847A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/75Arm-rests
    • B60N2/753Arm-rests movable to an inoperative position
    • B60N2/757Arm-rests movable to an inoperative position in a recess of the back-rest
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/75Arm-rests

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Special Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣席との境を明確にし、隣席の着座者の肘や
腕の接触を防止する。 【解決手段】 複数の椅子本体1が左右に連なり隣席同
士で肘木2を共用する連結椅子の肘掛け装置であって、
肘木2の上面を左右に仕切る仕切壁3を設ける。仕切壁
3を折り畳み可能、収納可能、位置調整可能、取り外し
可能にしても良い。また、仕切壁3を別体に成形して後
付け可能にしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連結椅子の肘掛け
に関する。
【0002】
【従来の技術】ホール,映画館,劇場,会議場,競技場
等の施設には、多数の椅子本体を左右に連ねる連結椅子
が設置されている。連結椅子は、隣席同士で一枚の肘木
を共用している。肘木の上面はフラットな面で構成され
ることが一般的であり、また、その幅は殆どが50mm
程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
連結椅子用の肘掛け装置では、上面がフラットで幅の狭
い肘木を使用していたので、隣席の二人が同時に肘木を
使用することが困難であり、たとえ隣席の二人が無理矢
理肘木を使用したとしても、互いの肘や腕が触れること
なって不快感を与えることなり、快適に過ごすことがで
きなかった。一方、肘木の幅を広げることで隣席の二人
が同時に肘木を使用し易くはなるが、この場合にも互い
の肘や腕が触れることには変わりなく、また、幅広の肘
木が着座者の着席動作や起立動作の邪魔になってしま
う。さらに、肘木に左右の区別がないので、当該肘木を
左右の着座者のいずれが使用すべきなのか不明であり、
気兼ね無く肘木を使用することが困難であった。
【0004】これらの問題は、肘木の幅を広げることで
ある程度解消可能であるが、幅をかなり広げないと隣の
席の人の腕や肘との接触を防止することは不可能であ
る。また、肘木の幅を広げると、席数も減らさざるを得
ない。
【0005】本発明は、隣席との境を明確にできると共
に両者の肘や腕の接触を防止できる連結椅子の肘掛けを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、複数の椅子本体が左右に連
なり隣席同士で肘木を共用する連結椅子の肘掛けにおい
て、肘木の上面を左右に仕切る仕切壁を設けるようにし
ている。したがって、肘木の肘載せ面の左右の境が明確
になり、左右の着座者がそれぞれ使用すべき領域が明ら
かになる。また、仕切壁が両者の肘や腕の接触を防止す
る。
【0007】ここで、仕切壁は肘木と一体に形成しても
良いし、別体に形成して接着やねじ止め、嵌合などで固
定しても良いし、ヒンジや軸あるいはガイドなどで可動
的に連結しても良い。また、仕切壁は肘木の奥行き方向
の全域に亘って連続的に形成する必要はなく、奥行き方
向に断続的に形成しても良いし、一部例えば座席の背も
たれ寄りの部分に設けても良い。更に、肘木の一部を幅
方向に折り畳み可能として肘載せ面を使用時に拡張する
ことも可能である。更に、仕切壁は肘木から浮かせて設
置しても良いし、椅子本体の背もたれ等に取付けられて
肘木の上に設置されても良い。
【0008】例えば、請求項2記載の発明のように、肘
木を、垂直に仕切壁を突出させた基板と仕切壁を挟みつ
けるように基板上に重ねられて基板と幅方向に反転可能
に連結された補助板とで構成し、補助板を幅方向に反転
させることによって肘載せ面を拡げると同時に仕切壁を
突出させるようにしている。この場合、補助板を折り畳
むことで肘木としての幅が狭くなり、補助板が着席動作
や起立動作の邪魔にならない。そして、着席した後に補
助板を広げることで肘載せ面が広がり十分な肘載せ面積
が得られる。
【0009】また、請求項3記載の発明の肘掛けは、仕
切壁とこれを挟みつける補助板とで平坦な肘載せ面を形
成するようにしている。この場合には、補助板を幅方向
に反転させて畳み、狭い幅の肘木として使用するときに
も、補助板と仕切壁とで平坦な肘載せ面を形成できる。
【0010】また、請求項6記載の連結椅子の肘掛けに
おいて、仕切壁は肘木とは別体に形成され、肘木を抱持
する取付部と仕切部とから成り、取付部を肘木に脱着可
能に取り付けて後付け可能としている。この場合、肘木
に仕切壁が設けられていない既存の肘掛け装置であって
も、仕切壁を後から設けることができる。
【0011】更に、請求項8記載の発明の肘掛のよう
に、仕切壁は肘木とは別体に形成され、肘木の前方と後
方とでは逆方向に水平移動可能に仕切壁が肘木に取り付
けられ、肘木の前方と後方とでは仕切壁の左右の肘載せ
面の広さを異ならせて、仕切壁を位置調整可能としても
良い。この場合、肘木の両側の席に着座する者の体格や
姿勢等に応じて各着座者が肘を載せる領域の形状や面積
を変えることができる。また、隣り同士に座る人は肘あ
るいは腕を前後に交互に掛けることによって1本の肘木
を互いに腕や肘を触れ合わせることなく同時に使用でき
る。
【0012】また、仕切壁は肘載せ面に常時突出してい
る必要はなく、少なくとも肘掛けを使用する際に必要に
応じて突出あるいはセットされれば足りる。例えば、請
求項4記載の発明の肘掛けのように、仕切壁は肘木とは
別体に形成され、肘木を垂直方向に貫通して肘載せ面上
に出没自在に設けても良い。また、請求項5記載の発明
の肘掛けのように、仕切壁は肘木とは別体に形成され、
肘木の前端縁あるいは後端縁若しくはそれらの近傍に反
転可能に連結され、仕切壁を前方あるいは後方へ反転さ
せることによって肘木の肘載せ面に仕切壁を載置させる
ことも可能である。これらの場合、隣席が空席あるいは
隣席の人と肘木を共用使用する必要がないときには、仕
切壁を収納してあるいは反転させて肘木の上から除くこ
とによって肘載せ面を平坦にして広く使用することがで
きる。
【0013】更に、仕切壁の形状は直線状の板に限られ
ず湾曲していても良い。例えば、請求項7記載の発明の
肘掛けのように、仕切壁が湾曲し、肘木の前方と後方と
では仕切壁の左右の肘載せ面の広さを異ならせるように
しても良い。この場合、隣り同士に座る人は肘あるいは
腕を前後に交互に掛けることによって1本の肘木を互い
に腕や肘を触れ合わせることなく同時に使用できる。
【0014】また、肘木の肘載せ面は通常平坦である
が、場合にはよっては凹凸を設けることもある。例え
ば、請求項9記載の連結椅子の肘掛けは、肘木の肘載せ
面の中央が突出している。この場合には、腕部分が載せ
られて肘部分が浮き上がるため、長時間腕を載せていて
も肘が痛くなることはない。
【0015】さらに、請求項10記載の発明は、複数の
椅子本体が左右に連なり隣席同士で肘木を共用する連結
椅子の肘掛け装置において、肘木を、基板とその上に重
ねられて基板と幅方向に反転可能に連結された補助板と
で構成し、補助板を反転させることによって肘載せ面積
を拡張可能にしている。この場合、肘木を折り畳むこと
でその幅が狭くなり、当該肘木が着席動作や起立動作の
邪魔にならない。一方、着席した後に折り畳まれている
肘木を広げることで肘載せ面が広がり、腕あるいは肘が
接しない程度に十分な広さの肘載せ面積が確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1に本発明を適用した連結椅子の肘掛け
の第1の実施形態を示す。連結椅子は、複数の椅子本体
1を左右に連ね、隣席同士で同一の肘掛け装置の肘木2
を共用している。この肘木2には、その上面の肘載せ面
2aを左右に仕切る仕切壁3が設けられている。なお、
肘木2は、各椅子本体1間の脚部14の上面に固定され
ている。
【0018】仕切壁3は、例えば肘木2の奥行き方向の
ほぼ全長にわたって形成されている。この仕切壁3は、
両側の着座者が当該肘木2に肘を載せた場合に腕や肘が
直接触れない程度に高く形成されている。つまり、両側
の着座者が使用する領域が予め別々に確保され、両者が
肘木2に同時に肘を載せたとしても中央の仕切壁3によ
って両者の肘や腕の接触が防止される。勿論、仕切壁3
の高さは、少なくとも仕切壁3の存在を使用者に気づか
せ得る程度のもので有れば足り、必ずしも隣席に座る人
の腕や肘と接するのを確実に遮断する高さに形成するこ
とはなく、また同じ高さで全長を形成することもない。
例えば、図1の真中の肘木2の仕切壁3に対して仮想線
とハッチングで示しているように、座席の前方側の仕切
壁3の高さを低くするようにしても良い。更に、仕切壁
3は、奥行き方向に断続的に形成されても良いし、部分
的に設けられたり、あるいは部分的に高く形成されても
良い。例えば、隣の席に座っている人の腕や肘と接触し
やすい背もたれ寄りの部分(図1に仮想線とハッチング
で示している座席の奥側)のみに仕切壁3を設けても良
い。尚、本実施形態では仕切壁3は肘木2と同材質例え
ば木や合成樹脂などで一体に形成されている。
【0019】以上のように構成された連結椅子用の肘掛
けによれば、仕切壁3によって肘木2の肘載せ面2aの
左右の境が明確になり、左右の着座者がそれぞれ使用す
べき領域が明らかになる。したがって、左右に区画され
た肘載せ面2a,2aにそれぞれ隣席の着座者が肘や腕
を載せることとなるので、相手に気兼ねなく使用するこ
とができ、また隣の人の腕や肘に触れる不快感を味合わ
なくとも済み、快適な座り心地を得られる。
【0020】また、本発明において肘木の一部を幅方向
に折り畳み可能として肘載せ面を使用時に拡張すること
も可能である。例えば、図2あるいは図3に示すように
肘木の一部を折り畳み可能にして肘載せ面の広さを可変
にするようにしても良い。なお、椅子本体1や脚部14
の構成は図1の場合と同様なので、以下肘木2等のみを
図示して説明し、椅子本体1等の重複した説明は省略す
る。
【0021】図2に示す肘木2は、垂直に仕切壁3を突
出させた基板4と、仕切壁3を挟みつけるように基板4
上に重ねられて基板4と幅方向に反転可能に連結された
補助板6,6とで構成され、補助板6,6を幅方向に反
転させることによって肘載せ面を拡げると同時に仕切壁
3を突出させるように設けられている。即ち、基板4の
両側面には、一対の補助板6,6がヒンジ5,5により
折り畳み可能に取り付けられている。ここで、仕切壁3
は補助板6,6を折り畳んだときにも僅かに突出する
か、あるいはその状態でも仕切壁として十分機能する高
さに突出するように形成されている。この場合、そのま
まの状態でも図1の肘木2と同様に使用することができ
る。また、仕切壁3は、補助板6,6を折り畳んだとき
に補助板6,6よりも突出する必要はなく、例えば図3
に示すように仕切壁3とこれを挟みつける補助板6,6
とで平坦な肘載せ面2aを形成する高さとしても良い。
この場合の各補助板6は、その高さが仕切壁3の高さと
同じに設定されている。尚、折り畳んだ状態で肘木2の
両角となる補助板6,6の角部分は図3に示すように丸
みを持たせることが好ましい。
【0022】以上のように構成された肘木構造によれ
ば、そのままの状態でも肘木を使用することもできる
が、補助板6,6を幅方向に反転させて展開すると、肘
載せ面2aの面積がほぼ2倍に増えて肘木2の使い勝手
が良くなる。勿論、片方だけの補助板6を展開させて使
用することもある。しかも、展開された補助板6,6を
折り畳むと、補助板6,6の幅方向の張り出し量がほぼ
半減して着座動作や起立動作の障害にならない。
【0023】また、仕切壁3は、図1から図3の実施形
態のように肘木2と一体に形成しても良いが、そのこと
に特に限定されず、図4から図12に示すように別体に
形成して接着やねじ止め、嵌合などで固定しても良い
し、ヒンジや軸あるいはガイドなどで可動的に連結して
も良い。更に、仕切壁3は肘載せ面2aに常時突出して
いる必要はなく、少なくとも肘掛けを使用する際に必要
に応じて突出あるいはセットされれば足りる。
【0024】例えば、図4及び図5に示すように、仕切
壁3は肘木2とは別体に形成され、肘木2を垂直方向に
貫通して肘載せ面2a上に出没自在に設けても良い。即
ち、肘木2にスリット13を形成すると共に仕切壁3を
スリット13から突出させた状態に保持する図示省略し
ているロック機構を設け、仕切壁3をスリット13内に
落とし込むようにして各椅子本体1間の脚部14内に収
納する一方、使用時には肘木2をスリット13内から引
き上げてロック機構で位置固定する構成にしても良い。
なお、符号15は、肘木2の引き上げ時に当該肘木2を
摘むための窪みである。
【0025】また、図6に示すように、仕切壁3は肘木
2とは別体に形成され、肘木2の前端縁あるいは後端縁
若しくはそれらの近傍に反転可能に連結され、仕切壁3
を前方あるいは後方へ反転させることによって肘木2の
肘載せ面2aに仕切壁3を載置させることも可能であ
る。例えば、肘木2の底面の後端部にはブラケット16
が取り付けられており、このブラケット16に仕切壁3
のアーム3aが回動自在に連結されている。したがっ
て、仕切壁3を後方に持ち上げることで、当該仕切壁3
を取り外すことができる。仕切壁3を取り外した状態で
は、当該仕切壁3は肘木2の底面から垂れ下がってお
り、邪魔にならない。この状態から仕切壁3を回しなが
ら持ち上げると、当該仕切壁3は肘木2にセットされて
その上面を左右に仕切る。
【0026】これらの実施形態の場合、隣席が空席ある
いは隣席の人と肘木2を共用使用する必要がないときに
は、仕切壁3を収納してあるいは反転させて肘木2の上
から除くことによって肘載せ面2aを平坦かつ広くして
使用することができる。
【0027】また、仕切壁3は図7及び図8に示す実施
形態のように可動的にしても良い。この実施形態におけ
る肘木2の仕切壁3は、肘木2とは別体に形成された板
で、シャフト7により水平方向に回動可能に肘木2のほ
ぼ中央に取り付けられ、肘木2の前方と後方とでは逆方
向に水平移動することによって、肘木2の前方と後方と
で仕切壁3の左右の肘載せ面2a,2aの広さを異なら
せるようにしている。なお、仕切壁3の位置を固定する
ロック機構を設け、仕切壁3の位置調整を行った後に当
該仕切壁3を肘木2に固定しても良い。
【0028】このように構成する場合、仕切壁3を図中
矢印で示す水平方向に回すと、当該仕切壁3の向きが左
右に振られてその位置が変わり、肘を載せる領域の形状
や面積を変化させることができる。着座者は、自己の体
格や姿勢等に応じて仕切壁3の位置を調整することがで
きる。
【0029】また、図9及び図10に示すように、肘木
2の前方と後方とにそれぞれガイド手段例えば一対のガ
イドスリット8,8を形成すると共に、肘木2とは別体
に設けられた仕切壁3の前後端に各ガイドスリット8を
貫通する一対のスライダ9,9を設けて嵌合させること
で、肘木2の前方と後方とでは逆方向に水平移動可能と
して肘木2の前方と後方とで仕切壁3の左右の肘載せ面
2a,2aの広さを異ならせるようにしている。この場
合も、肘木の両側の席に着座する者の体格や姿勢等に応
じて各着座者が肘を載せる領域の形状や面積を変えるこ
とができる。
【0030】また、上述の各説明では、仕切壁3を肘木
2の前後方向に真っ直ぐに形成しているが、必ずしも仕
切壁3を真っ直ぐに形成する必要はなく、例えば図11
に示すように、上方からみて湾曲した形状に仕切壁3を
形成しても良い。
【0031】また、肘木の肘載せ面は通常平坦である
が、場合にはよっては凹凸を設けることもある。例え
ば、図12に示すように、着座者の腕の形状にあわせて
肘木2に膨出部17を形成しても良い。
【0032】また、図13及び図14に他の実施形態を
示す。この実施形態の肘掛けは、肘木2とは別体に仕切
壁3が成形されており、当該肘木2に対して後付け可能
としたものである。例えば、仕切壁3は、射出成形、押
し出し成形、真空成形、圧迫成形などによって一体成形
されるプラスチック成形品10であり、肘木を抱持する
取付部12,12と仕切壁となる仕切部3とを有し、取
付部12,12を肘木2に差し込むことによって脱着可
能に取り付けられている。この実施形態の場合にも仕切
壁3はほぼS字形に湾曲したり、肘載せ面2a,2aの
一部例えば中央部を膨出させても良い。
【0033】この実施形態の場合、肘木2に仕切壁3が
設けられていない既存の連結椅子の肘掛けであっても、
仕切壁を後から設けることができる。また、プラスチッ
ク成形品なので公知のあるいは新規の抗菌処理などを容
易に施すことができる。しかも安価に製造できるので、
使い捨てとすることも可能であるし、更にそれを再生処
理することも容易である。したがって、不特定多数の客
が使用する映画館や劇場などでの使用に対して衛生的で
管理も容易なものとできる。また、着色や模様づけが容
易に射出成形時に可能となるため、デザインの多様化が
可能である。なお、図13中2点鎖線で示すように、肘
木2よりも幅方向に張り出す肘載せ部11,11を仕切
壁3と一体成形しても良い。
【0034】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の実施形態では主に仕切り壁3によっ
て隣りの席に座る人の腕や肘に触れない構造について説
明したが、これに特に限定されず、肘掛けを使するとき
だけに隣に座る人の腕あるいは肘が接しない程度に十分
な広さの肘載せ面積が確保されるようにしても良い。即
ち、図15あるいは図16に示すように、肘木2を、基
板4とその上に重ねられて基板4と幅方向に反転可能に
連結された補助板6とでのみ構成し、補助板6を反転さ
せることによって肘載せ面積を拡張可能にしている。よ
り具体的には、図15に示すように、基板4の両側面に
一対の補助板6,6がヒンジ5,5により折り畳み可能
に取り付けられている。したがって、補助板6,6を幅
方向に反転させて折り畳むと、従来の幅と同じ肘木2を
構成し、各補助板6,6を幅方向に展開させると、肘載
せ面が2倍に増える。また、図16に示すように、基板
4の一側面に基板4と同じ大きさの1枚の補助板6をヒ
ンジ5で反転可能に取付け、折り畳み可能にしても良
い。これらの場合、補助板6を折り畳むことで肘木2と
しての幅が狭くなり、着席動作や起立動作の邪魔になら
ない。一方、着席した後に折り畳まれている補助板6を
拡げることで肘載せ面が広がり、腕あるいは肘が接しな
い程度に十分な広さの肘載せ面積を確保できる。
【0035】更に、本発明は肘木2に対して仕切壁3が
取り付けられている実施形態について主に説明したが、
これに特に限定されるものではなく、椅子本体1の背も
たれあるいは座部に仕切壁3が取り付けられることもあ
る。例えば、図17に示すように、仕切壁3を支持する
フレーム18が椅子本体1の背もたれの側方ないし背面
などにビス19で固着され、仕切壁3が肘木2の上に載
置されるように取り付けられることもある。このとき、
仕切壁3は椅子を製作する段階から一体的に形成されて
も良いが、後付けによって既設の椅子本体1に取り付け
ても良い。また、仕切壁3は、フレーム18に対し固定
されているが、場合によっては図6に示すように揺動可
能に連結して支持させても良い。更に、上述の各実施形
態における仕切壁3は、いずれも肘木2と一体あるいは
密着した状態で配置されているが、これに特に限られ
ず、図18に示すように肘木2に対し隙間Sをあけて肘
木2の上方に浮上させるように設置しても良い。この場
合にも、図1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用した
連結椅子の肘掛けでは、肘木の上面の肘載せ面を左右に
仕切る仕切壁を設けているので、予め左右の着座者が使
用する領域を別々に確保しておくことができると共に、
両者の肘や腕の接触を防止することができる。このた
め、着座者が余計な気を使わなくて済み、また、隣人が
マナーを欠いた人でも不快感な思いをすることがなく、
座り心地の良い快適なものとなる。
【0037】また、請求項2記載の肘掛けでは、肘木を
幅方向に折り畳み可能にして肘載せ面積を調整可能にし
ているので、着座後に肘木を展開することで広い肘載せ
面積を確保できて肘や腕を載せ易くでき、尚かつ肘木を
折り畳むことで幅が狭くなり着座時や起立時に邪魔とな
ることがない。したがって、連結椅子の数を減らしたり
連結椅子全体の幅を広くせずに、隣に座る人と快適に共
用できる肘木とできる。
【0038】さらに、請求項3記載の肘掛けでは、補助
板を折り畳んで狭い肘木として1人で使用する場合に
も、従来の肘木と変わらない使い勝手を得られる。
【0039】また、請求項4および5記載の発明によれ
ば、隣席が空席あるいは隣席の人と肘木を共用使用する
必要がないときには、仕切壁を収納してあるいは反転さ
せて肘木2上から除くことによって、肘載せ面を平坦か
つ広くして使用することができるので、仕切壁が邪魔に
ならずに一人で肘木を使用できる。
【0040】また、請求項6記載の肘掛け装置では、既
設の連結椅子の肘木に後から仕切壁を形成することがで
きる。
【0041】また、請求項7および8記載の肘掛けによ
ると、肘木の前方と後方とでは仕切壁の左右の肘載せ面
の広さを異ならせることができるので、肘木の前方に肘
や腕を掛ける人や奥側にだけ肘や腕をかける人あるいは
これらの人々がが隣同士に座る場合などに快適な肘掛け
位置を設定できる。あるいは、隣り同士に座る人は肘あ
るいは腕を前後に交互に掛けることによって1本の肘木
を互いに腕や肘を触れ合わせることなく同時に使用でき
る。
【0042】また、請求項9記載の肘掛けでは、腕を載
せると肘部分が浮き上がるため、長時間腕を載せていて
も肘が痛くなることはない。
【0043】さらに、請求項10記載の肘掛けによれ
ば、肘木を幅方向に折り畳み可能にして肘載せ面積を調
整可能にしているので、連結椅子を幅方向に大型化する
ことなく、着座者が肘を載せるスペースを広げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第1の実
施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第2の実
施形態を示し、その肘木の横断面図である。
【図3】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第3の実
施形態を示し、その肘木の横断面図である。
【図4】図3の肘掛けの変形例を示し、その肘木の平面
図である。
【図5】図4のV−V線に沿う肘木の断面図である。
【図6】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第4の実
施形態を示す側面図である。
【図7】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第5の実
施形態を示し、その肘木の平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う肘木の断面図であ
る。
【図9】図7の肘掛けの変形例を示し、その肘木の平面
図である。
【図10】図9のX−X線に沿う肘木の断面図である。
【図11】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの仕切壁
の他の形状を示す平面図である。
【図12】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの肘木の
他の形状を示す斜視図である。
【図13】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第6の
実施形態を示し、その肘木の横断面図である。
【図14】図11の肘掛けの斜視図である。
【図15】本発明を適用した連結椅子の肘掛けの第7の
実施形態を示し、その肘木の横断面図である。
【図16】図15の肘掛けの変形例を示す肘木の横断面
図である。
【図17】本発明の肘掛けの他の変形例で、椅子本体の
背もたれに仕切壁を取り付ける状態を示す斜視図であ
る。
【図18】本発明の肘掛けの他の変形例で、椅子本体の
背もたれに仕切壁を肘木から離して取り付ける状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 椅子本体 2 肘木 3 仕切壁 4 基板 5 ヒンジ 6 補助板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の椅子本体が左右に連なり隣席同士
    で肘木を共用する連結椅子の肘掛けにおいて、前記肘木
    の上面を左右に仕切る仕切壁を設けたことを特徴とする
    連結椅子の肘掛け。
  2. 【請求項2】 前記肘木を、垂直に仕切壁を突出させた
    基板と、前記仕切壁を挟みつけるように前記基板上に重
    ねられて前記基板と幅方向に反転可能に連結された補助
    板とで構成し、前記補助板を幅方向に反転させることに
    よって肘載せ面積を拡張すると同時に前記仕切壁を突出
    させることを特徴とする請求項1記載の連結椅子の肘掛
    け。
  3. 【請求項3】 前記仕切壁とこれを挟みつける前記補助
    板とで平坦な肘載せ面を形成することを特徴とする請求
    項2記載の連結椅子の肘掛け。
  4. 【請求項4】 前記仕切壁は前記肘木とは別体に形成さ
    れ、前記肘木を垂直方向に貫通して肘載せ面上に出没自
    在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の連
    結椅子の肘掛け。
  5. 【請求項5】 前記仕切壁は前記肘木とは別体に形成さ
    れ、前記肘木の前端縁あるいは後端縁若しくはそれらの
    近傍に反転可能に連結され、前記仕切壁を前方あるいは
    後方へ反転させることによって前記肘木の肘載せ面に仕
    切壁を載置させることを特徴とする請求項1記載の連結
    椅子の肘掛け。
  6. 【請求項6】 前記仕切壁は前記肘木とは別体に形成さ
    れ、前記肘木を抱持する取付部と仕切部とから成り、前
    記取付部を前記肘木に脱着可能に取り付けて後付け可能
    としていることを特徴とする請求項1記載の連結椅子の
    肘掛け。
  7. 【請求項7】 前記仕切壁が湾曲し、前記肘木の前方と
    後方とでは仕切壁の左右の肘載せ面の広さを異ならせて
    いることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の連結椅子の肘掛け。
  8. 【請求項8】 前記仕切壁は前記肘木とは別体に形成さ
    れ、前記肘木の前方と後方とでは逆方向に水平移動可能
    に前記仕切壁が前記肘木に取り付けられ、前記肘木の前
    方と後方とでは仕切壁の左右の肘載せ面の広さを異なら
    せて、前記仕切壁を位置調整可能であることを特徴とす
    る請求項1記載の連結椅子の肘掛け。
  9. 【請求項9】 前記肘木の肘載せ面の中央が突出してい
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    連結椅子の肘掛け。
  10. 【請求項10】 複数の椅子本体が左右に連なり隣席同
    士で肘木を共用する連結椅子の肘掛け装置において、前
    記肘木を、基板と、その上に重ねられて前記基板と幅方
    向に反転可能に連結された補助板とで構成し、前記補助
    板を反転させることによって肘載せ面積を拡張可能にし
    たことを特徴とする連結椅子の肘掛け。
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