JP2017043229A - 乗物用シートのアームレストおよび乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】アームレストの幅に制約があっても、乗物用シートに着座した着座者が快適に腕を載置することができる乗物用シートのアームレスト、およびそのようなアームレストを備えた乗物用シートを提供すること。【解決手段】乗物用シートの着座部2の側方に取り付けられるアームレスト10において、上面に、着座部2に面する側に向かって幅方向に下降した平面状または下凸の曲面状の載置面を設ける。アームレスト10は、載置面を2つ有し、2つの載置面は、幅方向両側に向かってそれぞれ下降したものであるとよい。【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用シートのアームレストおよび乗物用シートに関し、さらに詳しくは、乗物用シートに備えられ、着座者が腕を載置する載置面に傾斜を有するアームレスト、およびそのようなアームレストを備えた乗物用シートに関する。
乗物用シートにおいて、着座部の側方にアームレストが設けられる。この種のアームレストにおいては、例えば特許文献1に示されるように、着座者が腕を載置する上面が、平坦面として構成されていることが多い。
特開2013−1292号公報
乗物用シートを設置できる空間の制約等により、アームレストの幅が狭くなってしまう場合に、上面が平坦であると、着座者が快適に腕を載置できない場合がある。特に、航空機のシートのように、隣接する複数のシートの間にアームレストが1つのみ設けられる場合には、両側の着座者が、肘等を相互に接触させることなく、アームレストに同時に腕を載置することは困難である。また、両側の着座者がともにアームレストの使用を躊躇することも多い。
本発明が解決しようとする課題は、アームレストの幅に制約があっても、乗物用シートに着座した着座者が快適に腕を載置することができる乗物用シートのアームレスト、およびそのようなアームレストを備えた乗物用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる乗物用シートのアームレストは、乗物用シートの着座部の側方に取り付けられるアームレストにおいて、上面に、前記着座部に面する側に向かって下降した平面状または下凸の曲面状の載置面を有することを要旨とする。
ここで、前記アームレストは、前記載置面を2つ有し、前記2つの載置面は、幅方向両側に向かってそれぞれ下降しているとよい。
この場合に、前記アームレストは、支持部と、2つの回動部と、を有し、前記2つの回動部はそれぞれ、第一面と、第二面と、を有し、前記アームレストの長手方向軸の周りを第一回動状態と第二回動状態との間で独立に回動可能に、前記支持部に支持され、前記第一面は、前記第一回動状態において、前記載置面となり、前記第二面は、平面よりなり、前記第二回動状態において、上方に露出されるとよい。
前記載置面は、前記アームレストの長手方向全域に設けられているとよい。
前記載置面は、下凸の曲面状であり、前記着座部に着座した着座者の肘が接触する位置に、他の部位よりも下凸形状の深さが大きくなった肘載置部を有し、前記肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、下凸形状の深さが小さくなっているとよい。
この場合に、前記アームレストは、前記肘載置部において、最も広い幅を有し、前記肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、幅が狭くなっているとよい。
本発明にかかる乗物用シートは、上記のようなアームレストを備えることを要旨とする。
上記発明にかかる乗物用シートのアームレストは、乗物用シートに取り付けた際に着座部に面する側に向かって下降した、平面状または下凸の曲面状の載置面を上面に有している。そのため、上面が実質的に傾斜を有さない平坦面よりなる場合と比較して、上面の面積を広くとることができる。その結果、アームレストを設置できる幅が狭い場合でも、着座部に着座した着座者が腕を載置できる領域の面積が大きくなり、快適に腕を載置することが可能となる。特に、載置面が下凸の曲面状に形成される場合には、曲面形状が腕に沿うことで、大面積で着座者の腕に接触し、腕を支持することができる。
ここで、アームレストが、載置面を2つ有し、2つの載置面が、幅方向両側に向かってそれぞれ下降している場合には、隣接して設けられた2つの着座部の間にアームレストを設置した場合に、隣り合って着座した着座者がそれぞれ、自身に面した側の載置面に腕を載置することができる。両側の着座者の肘が相互に接触する可能性も抑えられる。また、2つの載置面の間がアームレスト上面の頂部となり、その頂部に区画された2つの載置面がそれぞれの着座部に向かって下降した形状をとることで、アームレストは両側の着座者が共用すべきものであるということを、視覚的に認識させることができる。その結果、両側の着座者がアームレストの使用を躊躇することや、一方の着座者がアームレストを独占するのを防ぎやすくなる。
この場合に、アームレストが、支持部と、2つの回動部と、を有し、2つの回動部がそれぞれ、第一面と、第二面と、を有し、アームレストの長手方向軸の周りを第一回動状態と第二回動状態との間で独立に回動可能に、支持部に支持され、第一面が、第一回動状態において、載置面となり、第二面が、平面よりなり、第二回動状態において、上方に露出される構成によれば、各回動部を第一回動状態に配置することで、着座者側に下降した第一面を、アームレストとして利用することができる。一方、各回動部を第二回動状態に配置すれば、上方に露出した平坦な第二面を、別の形態のアームレストやテーブルとして利用することができる。
載置面が、アームレストの長手方向全域に設けられている場合には、着座者が前腕部の広い領域を載置面に載置しやすくなる。また、アームレスト全体の形状が単純になり、押し出し成形等によって製造しやすい。
載置面が、下凸の曲面状であり、着座部に着座した着座者の肘が接触する位置に、他の部位よりも下凸形状の深さが大きくなった肘載置部を有し、肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、下凸形状の深さが小さくなっている場合には、着座者が快適に肘を肘載置部に載置することができる。よって、着座者にとっての快適性を確保しながら、アームレスト全体を短く形成することができ、アームレストの省スペース化および軽量化を達成することができる。
この場合に、アームレストが、肘載置部において、最も広い幅を有し、肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、幅が狭くなっている構成によれば、着座者にとっての肘の載置の快適性を確保しながら、肘載置部よりも前方の部位の幅を狭くすることができるので、アームレストを一層省スペース化および軽量化することができる。
上記発明にかかる乗物用シートは、上記のようなアームレストを備えるので、アームレストを設置できる幅が限られている場合にも、着座部に着座した着座者が、アームレストの載置面に快適に腕を載置することができる。
本発明の一実施形態にかかる乗物用シートを示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態にかかるアームレストを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は斜視図である。 本発明の第二の実施形態にかかるアームレストを示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は斜視図である。 上記第二の実施形態にかかるアームレストについて、図3(c)で表示した部位の断面を示す図であり、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図である。 本発明の第三の実施形態にかかるアームレストを示す図であり、(a)は格納状態における側面図、(b)は格納状態における背面図、(c)は展開状態における側面図、(b)は展開状態における背面図である。
以下、本発明の実施形態にかかる乗物用シートのアームレストおよび乗物用シートについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
[乗物用シート]
図1に、本発明の一実施形態にかかる乗物用シート(本明細書において、単にシートと称する場合がある)1の概略を示す。本乗物用シート1は、主に航空機や鉄道車両等に設置されるものであり、シートクッション2aとシートバック2bを有する着座部2が、複数隣接して設けられている。
隣接する各着座部2の間には、アームレストが設けられている。アームレストは、本発明のいずれかの実施形態にかかるものであり、図1では、次に説明する本発明の第一の実施形態にかかるアームレスト10が設けられた形態を示している。アームレスト10は、2つの隣接する着座部2,2の間に、1つのみ設けられており、2つの隣接するシートバック2b,2bの間の部位から、前方に突出するように設けられている。アームレスト10は、後端部で、着座部2,2のフレームに対して、前後方向に回動可能に結合されている。前方に回動した状態においては、図1のように、長手方向を略前後方向に向けた状態となる。後方に回動して、跳ね上げた状態においては、長手方向を略上下方向に向けた状態となる。
図1に示した乗物用シート1では、隣接して設けられた複数の着座部2,2の間の部位にアームレスト10が設けられたが、必ずしもそのような形態に限られず、任意の形態の着座部の側方にアームレスト10を設けて乗物用シートを構成すればよい。例えば、隣接して設けられた複数の着座部2のうち、両端の着座部2の外側にも、同様のアームレスト10を設けることができる。また、他の着座部から独立した着座部の一方または両方の側方に、同様のアームレスト10を設けることができる。
[第一の実施形態にかかるアームレスト]
次に、図1,2を参照しながら、本発明の第一の実施形態にかかる乗物用シートのアームレスト(本明細書において、単にアームレストと称する場合がある)10について、説明する。ここでは、アームレスト10を乗物用シート1に取り付けた状態における方向を基準に、アームレスト10の構造を説明する。つまり、図1に示すように、乗物用シート1に取り付け、前方に回動させた状態を基準に、幅方向X、前後方向(長手方向)Y、上下方向Zを定義する。また、各アームレスト10の幅方向中央部に向かう方向を、幅方向内側とする。
アームレスト10は、アームレストフレーム12と、アームキャップ11を有している。アームレストフレーム12は、硬質の樹脂材よりなり、アームレスト10の骨格を形成している。アームキャップ11は、ウレタンフォームの表面に表皮材を設けたクッション性を有する材料よりなり、アームレストフレーム12の上面を覆っている。アームレストフレーム12とアームキャップ11を合わせたアームレスト10は、面取り形状を有する前端部および取り付け機構を有する後端部を除いて、長手方向に一様で、幅方向に左右対称な形状を有している。
アームレストフレーム12は、略水平な下面12aと、下面12aの幅方向両側に設けられた2つの側面12b,12bを有している。側面12b,12bは、下方が幅方向内側に向かう傾斜を有している。
アームレスト10は、アームキャップ11が設けられた上面に、2つの載置面11a,11aを有している。2つの載置面11a,11aは、幅方向中央からそれぞれ幅方向両側に向かって左右対称に下降した曲面形状をとっている。載置面11a,11aの曲面形状は、下に凸、換言すると、幅方向内側に凸となっている。載置面11a,11aの下凸の曲面形状は、アームレスト10の幅方向中央部から幅方向外側の端縁まで、なだらかに連続している。そして、幅方向外側の端縁において、外凸形状を介して、アームレストフレーム12の側面12b,12bの面に滑らかに接合されている。載置面11a,11aの下凸形状について、曲率等の具体的な形状は、想定される着座者の腕の丸みに沿うように定められる。
載置面11a,11aには、シート1に付随する機器を制御するための制御部等の部材を設けてもよい。例えば、航空機の場合、機内エンターテインメント(IFE)システムの操作パネルを設けることができる(図5参照)。
アームキャップ11の幅方向中央部は、2つの下凸形状の載置面11a,11aの上端部が接する頂部11bとなっている。頂部11bは、上に凸な曲面として形成されており、両側の2つの載置面11a,11aの下凸形状がそれぞれ、頂部11bの上凸形状と滑らか連続している。
このようなアームレスト10を、図1のように、乗物用シート1の隣接する着座部2,2の間に1つ取り付ける。すると、両側の着座部2,2に向かってそれぞれ下降した載置面11a,11aが上面に露出した状態となる。両側の着座部2,2に着座した着座者はそれぞれ、自身が着座した着座部2に面している載置面11aに、腕(前腕部および肘)を載置することができる。
アームレスト10の上面に下に凸な曲面状の載置面11a,11aが設けられていることで、従来一般のように、上面が傾斜を有さない平面状またはクッション材等によって緩やかな上凸形状に形成されている場合よりも、着座者が腕を載置できる面の面積を大きくとることができる。特に、人間の腕の丸みに対応させて載置面11a,11aの下凸形状を設計しておくことで、腕と載置面11a,11aの間に、大きな接触面積を確保することができ、腕を載置面11a,11aで安定に支持することができる。これにより、着座者が快適に腕を載置することができる。両側の着座者が同時にそれぞれの載置面11a,11aに腕を載置した場合にも、載置面11a,11aの下凸形状によって、両者の腕を載置するスペースを確保することができるとともに、頂部11bが仕切りのように機能するので、両者の肘が相互に接触しにくくなっている。
航空機等においては、アームレスト10を設けることができる幅が限られているが、このように、下凸の曲面形状を有する載置面11a,11aを備えることで、アームレスト10の幅を狭くしても、両側の着座者が腕の載置を快適に行うことができる。なお、載置面11a,11aは、下凸の曲面形状よりも接触面積を大きくとる効果には劣るが、着座部2,2に面する側に下降した平面として形成してもよい。
さらに、本アームレスト10においては、幅方向中央に頂部11bが設けられ、その頂部11bに隔てられるようにして、両側の着座部2,2に向かって対称に下降した2つの載置面11a,11aが設けられているという形状により、アームレスト10は両側の着座者が共用すべきものであるということが、両側の着座者に視覚的に認識される。つまり、一方または両側の着座者が、隣の着座者に遠慮してアームレスト10の使用を躊躇するという事態や、一方の着座者がアームレスト10を占有するという事態を回避しやすくなる。
載置面11a,11aを含め、アームレスト10の各部の形状は、アームレスト10の設置箇所や目的等に応じて任意に定めればよい。例えば、載置面11a,11aの上方や下方、つまりアームキャップ11の幅方向中央や端縁の部位に、平坦面を設けるようにしてもよいが、上記のように、隣接する面と滑らかに接合するための外凸形状や上凸形状を除いて、載置面11a,11aの下凸形状を、アームレスト10の幅方向中央および端縁に達するように、つまり幅方向いっぱいに形成することで、広い載置面11a,11aを確保することができる。そして、左右それぞれの載置面11a,11aについて、曲面形状の上下方向の高さLzを、幅Lxよりも長く形成しておくことで、アームレスト10の幅を狭くしても、載置面11a,11aの面積を大きくとりやすい。また、高さLzを高くするほど、頂部11bの仕切りとしての機能が高められ、隣り合った着座者がともに載置面11a,11aに腕を載置した際に、肘が相互に接触するのを防止しやすくなるとともに、アームレスト10を両側の着座者が共有すべきであるということを、視覚的に認識させる効果も高くなる。
また、上記のアームレスト10においては、載置面11a,11aと側面12b,12bの間の接合部、および頂部11bに相当する2つの載置面11a,11aの間の接合部が、外側(上側)に凸な曲面でなだらかに接合されていることにより、角をなして接合されている場合と比較して、これらの接合部への接触によって着座者に与える不快感が低減される。
上記アームレスト10においては、側面12b,12bにおいて、下側が幅方向内側に向かう傾斜が設けられている。このような傾斜を設けておくことで、着座者の大腿部等がアームレスト10に接触しにくくなり、載置面11a,11aによる腕の載置の快適性とあいまって、着座姿勢における快適性を高めることができる。また、アームレスト10の軽量化に寄与することができる。
上記アームレスト10は、長手方向に一様な形状を有していることにより、着座者が前腕部の広い領域を載置面11a,11aに載置できる。加えて、押し出し成形等によって簡便に製造することができる。押し出し成形によって製造したアームレストフレーム12の上面に、別途形成したアームキャップ11を取り付ければよい。
[第二の実施形態にかかるアームレスト]
図3,4に、本発明の第二の実施形態にかかるアームレスト20を示す。第二の実施形態にかかるアームレスト20は、省スペース性および軽量性に特に重点を置いた、第一の実施形態にかかるアームレスト10の変形形態であり、主に肘置き(エルボーレスト)として機能するものである。以下では、第一の実施形態との差異点を中心に説明を行い、共通点については説明を省略する。
上記第一の実施形態にかかるアームレスト10は、前端部および後端部を除いて、長手方向に均一な形状を有していたが、第二の実施形態にかかるアームレスト20においては、長手方向に沿って、載置面21a,21aの幅および下凸形状の深さが変化している。具体的には、図3(b)〜(d)および図4(a),(b)に示すように、アームキャップ21の載置面21a,21aに、シート1の着座部2,2に着座した着座者の肘が接触する部位である肘載置部23,23が設けられている。図3(c)の上面図および図4(a)のA−A断面図で示すように、肘載置部23,23においては、アームレスト20の長手方向全体の中で、最も載置面21a,21aの幅が広くなっており、また下凸形状の深さが大きくなっている。そして、肘載置部23,23から長手方向前方に向かうにつれ、連続的に、載置面21a,21aの幅が狭くなり、下凸形状の深さが小さくなっている。また、図3(b),(d)および図4(a),(b)に示すように、肘載置部23,23の位置において、2つの載置面21a,21aを隔てる頂部21bが最も高くなっており、肘載置部23,23から長手方向前方に向かうにつれ、連続的に、頂部21bの高さが小さくなっている。ここで、「下凸形状の深さ」としては、例えば、図4(a),(b)に示すように、長手方向の各部の断面において、載置面21a,21aと同じ幅および高さを有する長方形の頂点から実際の載置面21a,21aまでの距離dを代表値に用いることができる。
このような形状を有する肘載置部23,23をアームレスト20に設けておくことで、図3中に示したとおり、着座者は、腕Aのうち、肘Eの部位を肘載置部23に載置することができる。載置面21a,21aの深さが、肘載置部23,23において最も大きくなっており、前方に向かうにつれて小さくなっているので、着座者が肘載置部23,23に肘を載置すると、自然に、肘を外側に曲げ、前腕部を肘よりも内側に配置した姿勢になる。この姿勢は、着座者に高い快適性をもたらしやすい。前腕部全体をアームレスト20に載置しなくても快適な姿勢をとることができるので、アームレスト20の長さを平均的な着座者の前腕部の長さよりも短くしておいても腕の載置に関する快適性が低減されにくい。そこで、上記第一の実施形態のように、前腕部のほぼ全体を載置することを想定する場合よりも、アームレスト20の全長を短く形成することができる。さらに、本アームレスト20においては、肘載置部23,23の位置において、頂部21bを高くしていることにより、隣り合って着座した着座者の肘同士の接触も効果的に抑えることができる。
このように、本アームレスト20においては、肘載置部23,23における載置面21a,21aの幅と頂部21bの高さを十分に大きくとっておけば、着座者にとっての快適性を確保しながら、それよりも前方における載置面21a,21aの幅と頂部21bの高さを小さくすることができる。また、アームレスト20全体の長さを短くすることができる。よって、第一の実施形態のように、長手方向に略一様な形状を有する場合と比較して、アームレスト20が占める空間を小さくすることが可能である。また、アームレスト20を構成する材料の体積が小さくなるので、アームレスト20を軽量化することができる。特に、航空機においては、搭載する各部材を軽量化することが重要である。
[第三の実施形態にかかるアームレスト]
図5に、本発明の第三の実施形態にかかるアームレスト30を示す。第三の実施形態にかかるアームレスト30も、第一の実施形態にかかるアームレスト10の変形形態であり、展開によって2通りの使用が可能なものである。以下では、第一の実施形態との差異点を中心に説明を行い、共通点については説明を省略する。
上記第一および第二の実施形態にかかるアームレスト10,20においては、幅方向中央の頂部11b,21bを挟んだ左右の部位が連続した部材よりなっていたが、第三の実施形態にかかるアームレスト30は、幅方向中央部で分割された2つの部材を有している。
具体的には、アームレスト30は、支持部31と、2つの回動部32,32とを有している。支持部31は、着座部2のフレームに対して前後方向に回動可能に結合されている。そして、回動部32,32は、前後方向(長手方向)に沿った回動軸31a,31aの周りに、それぞれ独立に回動可能に、支持部31に支持されている。回動部32,32は、図5(a),(b)に示す格納状態(第一回動状態)と、図5(c),(d)に示す、格納状態から幅方向外側に90°隔たった展開状態(第二回動状態)の間で回動可能となっている。2つの回動部32,32においては、ロック機構(不図示)によって、格納状態および展開状態において回動がロックされる。
回動部32,32の形状を、図5(a),(b)に示す格納状態を基準として説明する。各回動部32は、第一面32a、第二面32b、第三面32cの3つの前後方向に沿った面を有している。第二面32bおよび第三面32cは、相互に平行な平面形状を有しており、回動軸31aから上方に延出している。第二面32bは、アームレスト30の幅方向中央部に位置し、2つの回動部32,32をともに格納状態とすると、それぞれの第二面32b,32bが、アームレスト30の幅方向中央の位置を挟んで、相互に対向した状態となる。第三面32cは、第一面32aを挟んで、アームレスト30の幅方向外側に位置している。第二面32bは、第三面32cよりも高く形成されている。また、幅方向に沿った第二面32bと第三面32cの間の距離L1は、第二面32bの高さL2よりも短くなっている。
第一面32aは、第二面32bの上端部と第三面32cの上端部の間に設けられた面であり、回動部32の内側に向かって凸な曲面形状を有している。第二面32bの方が第三面32cよりも上端が高くなっていることにより、第一面32aは、外側に向かって下降した下凸の曲面となっている。第一面32aには、IFEシステムの操作パネル等の制御部33が設けられている。
このように、回動部32が格納状態にある時には、第一面32aが、下に凸な曲面形状を上面に露出する。つまり、第一面32aは、上記第一の実施形態にかかるアームレスト10における載置面11aと同様の構成を有する載置面として機能する。
一方、格納状態から回動部32を外側に90°回動させて、図5(c),(d)に示した展開状態とすると、第二面32bが上方に向き、傾斜のない略水平な平面を露出する。第一面32aは、下側が幅方向中央側に向かう傾斜を有した状態で、側方に向く。
このように、格納状態においては、第一面32aが上方に露出して、曲面状の傾斜を有する載置面となり、着座者が腕を載置するのに用いることができる。一方、展開状態においては、第二面32bが傾斜のない平坦面を上方に露出させる。着座者は、この平坦な第二面32bも、腕を載置するのに使用することができる。第二面32bは、小型のテーブルとしても使用可能である。このように、回動部32の回動状態を選択することで、第一面32aおよび第二面32bの一方を選択して上方に露出させ、腕の載置等に用いることが可能になる。しかも、2つの回動部32,32は独立に回動するので、両側の着座者はそれぞれ、他方の着座者の側の回動部32の状態によらず、自身の側の回動部32の回動状態を自由に選択することができる。
上記のように、各回動部32においては、第二面32bと第三面32cの間の距離L1が、第二面32bの格納状態における高さL2よりも短くなっているので、回動部32が占める幅は、展開状態におけるよりも、格納状態において、狭くなっている。つまり、回動部32を格納状態としておけば、着席時や離席時に、着座者の運動がアームレスト30によって妨げられにくくなる。一方、展開状態においては、アームレスト30が占めるスペースが大きくなってしまうものの、幅広の第二面32bに比較的余裕をもって腕等を載置することができる。なお、展開状態においては、側面となる第一面32aが傾斜を有することにより、第二面32bの幅が広くても、アームレスト30が側方で着座者の大腿部等と接触しにくくなっている。
アームレスト30に前腕部全体を載置したい場合には、格納状態の第一面32aではなく、展開状態の第二面32bを利用すればよいという観点に立てば、格納状態の第一面32aは、前腕部全体を載置できるほどの幅を有さなくてもよいことになる。例えば、格納状態の第一面32aは、肘の部位のみを載置する肘置き(エルボーレスト)として利用できるだけの幅を有していればよい。すると、第一の実施形態のように、展開状態をとらないアームレスト10を前腕部の載置に利用できるようにする場合よりも、格納状態におけるアームレスト30の幅を狭く設計することができる。よって、第一の実施形態よりも一層、アームレスト30の省スペース化が可能となる。なお、着座者が大柄である場合等、着座部2の状況によっては、展開状態を利用できない場合もあるが、そのような場合でも、格納状態の第一面32aを最低限の肘置きとしてならば利用しやすい。
[他の実施形態]
上記3つの実施形態においては、アームレスト10,20,30は、複数の隣接する着座部2の間に設けられることを想定し、両側の着座者が共用しやすいように、幅方向中央から両側に載置面を有するものであった。しかし、隣接して設けられた複数の着座部のうち両端の着座部の外側や、他の着座部から独立した着座部の側方に設けるアームレストにおいては、1人の使用者のみがアームレストを利用するので、2つの方向に傾斜した載置面を設ける必要はない。
そのような場合には、アームレストの上面に、着座部に面する側に向かって下降した平面状または下凸の曲面状の載置面を1つだけ設ければよい。その場合、載置面は、アームレストの幅方向全域にわたって形成しても、一部の領域に形成してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 乗物用シート
2 着座部
10,20,30 アームレスト
11,21 アームキャップ
11a,21a 載置面
11b,21b 頂部
12,22 アームレストフレーム
12b 側面
23 肘載置部
31 支持部
31a 回動軸
32 回動部
32a 第一面
32b 第二面
32c 第三面
33 制御部
A 着座者の腕
E 着座者の肘

Claims (7)

  1. 乗物用シートの着座部の側方に取り付けられるアームレストにおいて、上面に、前記着座部に面する側に向かって下降した平面状または下凸の曲面状の載置面を有することを特徴とする乗物用シートのアームレスト。
  2. 前記アームレストは、前記載置面を2つ有し、前記2つの載置面は、幅方向両側に向かってそれぞれ下降していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シートのアームレスト。
  3. 前記アームレストは、支持部と、2つの回動部と、を有し、
    前記2つの回動部はそれぞれ、第一面と、第二面と、を有し、前記アームレストの長手方向軸の周りを第一回動状態と第二回動状態との間で独立に回動可能に、前記支持部に支持され、
    前記第一面は、前記第一回動状態において、前記載置面となり、
    前記第二面は、平面よりなり、前記第二回動状態において、上方に露出されることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シートのアームレスト。
  4. 前記載置面は、前記アームレストの長手方向全域に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の乗物用シートのアームレスト。
  5. 前記載置面は、下凸の曲面状であり、前記着座部に着座した着座者の肘が接触する位置に、他の部位よりも下凸形状の深さが大きくなった肘載置部を有し、前記肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、下凸形状の深さが小さくなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の乗物用シートのアームレスト。
  6. 前記アームレストは、前記肘載置部において、最も広い幅を有し、前記肘載置部よりも長手方向前方に向かうにつれ、幅が狭くなっていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シートのアームレスト。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のアームレストを備えることを特徴とする乗物用シート。
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