JPH1075625A - 作業機械の表示装置 - Google Patents

作業機械の表示装置

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JPH1075625A
JPH1075625A JP8233771A JP23377196A JPH1075625A JP H1075625 A JPH1075625 A JP H1075625A JP 8233771 A JP8233771 A JP 8233771A JP 23377196 A JP23377196 A JP 23377196A JP H1075625 A JPH1075625 A JP H1075625A
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Kazuhiro Takahara
高原  一浩
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機械の稼働情報として重要な動力装置の
回転数情報と負荷情報とを画像情報として表示させなが
ら、作業状態の異常が発生すると、その異常の内容や異
常に対する処置を表示画面上に文章によって判りやすく
表示させる。 【解決手段】 作業機械の運転において作業者に知らせ
るべき報知情報として、動力装置の回転数情報とその負
荷情報とが、画像情報として画像表示部に表示され、機
械各部の動作状態についての検出情報に基づいて機械の
作業状態の異常が判別されると、動力装置の回転数情報
とその負荷情報の表示に代えて、機械の作業状態の異常
の内容又はその異常を解消させるための操作の内容を文
章で表した異常情報が、報知情報として画像表示部に表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の運転に
おいて作業者に知らせるべき報知情報を管理する管理制
御部と、その管理制御部によって前記報知情報を画像情
報として表示するように制御される画像表示部とが設け
られた作業機械の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンバインやトラクター等の作業
機械では、操縦部に各種のメータ類と共に備えた液晶式
等の画像表示部に機械の稼働情報を表示させるととも
に、機械各部の状態を検出するセンサ類の検出情報によ
って作業状態の異常が検出されると、上記稼働情報に代
えて作業者にその異常の内容を知らせる情報を表示させ
るようにしている(例えば、特開平5‐338467号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、動力装置の回転数情報を通常のメータに表
示させているだけであるので、機械の稼働情報として重
要な動力装置の回転数やその負荷の状態を作業者が把握
するのが容易でなく、又、異常の内容を画像表示部に表
示する場合も、センサ名等が単に表示されるだけで、し
かも、その異常を解消させる手段等については指示なさ
れないため、異常の内容を迅速かつ的確に理解すること
が容易でないとともに、異常に対して適切な処置を実行
できないおそれがあった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、作業機械の稼働情報として重
要な動力装置の回転数情報と負荷情報とを画像情報とし
て表示させながら、作業状態の異常が発生すると、その
異常の内容や異常に対する処置を表示画面上に文章によ
って判りやすく表示させることによって、上記従来技術
の不具合を解消させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、作業
機械の運転において作業者に知らせるべき報知情報とし
て、動力装置の回転数情報と負荷情報とが画像情報とし
て画像表示部に表示されるとともに、その回転数情報と
負荷情報の表示状態において、機械各部の動作状態の検
出情報に基づいて機械の作業状態の異常が判別される
と、上記動力装置の回転数情報とその負荷情報の表示に
代えて、機械の作業状態の異常の内容又はその異常を解
消させるための操作の内容を文章で表した異常情報が報
知情報として画像表示部に表示される。
【0006】従って、作業者は、動力装置の回転数情報
や負荷情報を画像によって容易に把握することができる
ので、動力装置の状態を適切に判断したり、負荷増大に
伴うエンストの発生を回避させる等の適切な処置を実行
することができ、同時に、作業状態の異常が発生したと
きはその内容や取るべき処置が画面上に文章で示される
ので、例えば、異常と検出されたセンサ名等が単に表示
されるだけで、しかも、その異常を解消させる手段等が
指示されない従来技術に比べて、異常の内容を迅速かつ
的確に理解でき、又、異常に対して適切な処置を実行す
ることができ、前述の従来技術の不具合を解消させるこ
とができる。
【0007】請求項2によれば、請求項1において、前
記異常情報が画像表示部に表示されるときに、警報手段
も作動される。
【0008】従って、ランプやブザー等の警報手段の作
動によって作業者の注意を喚起して、画像表示部に表示
される異常情報を、より確実に作業者に確認させること
ができ、もって、請求項1の好適な手段が得られる。
【0009】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、動力装置の回転数情報とその負荷情報とを表示させ
る場合に、機械が作業状態でないときは回転数情報が表
示され、機械が作業状態であるときは負荷情報が表示さ
れるように、画像表示部の表示状態が切り換えられる。
【0010】従って、作業の実行に伴って増大する特性
を有する負荷情報については機械が未作業状態のときは
表示させずに、作業開始前において動力装置の状態を調
整・確認するのに必要な回転数情報だけを表示させ、機
械が作業状態になると逆に負荷情報だけを表示させるの
で、例えば、作業状態であるか否かにかかわらず動力装
置の回転数情報とその負荷情報とを同時に表示させる技
術では、その両情報のうちで必要な情報を作業者自身が
選んで確認する手間が必要があるのに比べて、表示され
ている一方の情報を見て、迅速且つ適切に動力装置の状
態を判断することができ、もって、請求項1又は2の好
適な手段が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
農作業用のコンバインに適用した場合の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。コンバインは、図1に
示すように、左右一対のクローラ走行装置11を備える
機体Vの前部に刈取部12が設けられ、その刈取部12
の後方に、操縦部13、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀
部14、脱穀部14から供給される穀粒を貯溜するグレ
ンタンク15等が搭載されている。ここで、刈取部12
や脱穀部14等が作業部に相当する。
【0012】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、穀稈の引き起こし装置17、引き起こした穀稈の
株元を切断する刈り刃18、及び、刈取穀稈を先端側で
受け取って脱穀部14まで搬送する搬送装置19を備え
ている。又、刈取部12の地面からの高さを検出する超
音波センサS1と、穀稈が触れるとオン作動して刈取り
作業中であることを検出する株元センサS2とが設けら
れている。超音波センサS1による地面からの高さ情報
は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、株元セ
ンサS2の検出情報は制御起動条件の一つとして用いら
れる。
【0013】又、脱穀部14における扱深さを適正状態
に維持するために、搬送装置19にて搬送される搬送穀
稈の穂先位置を検出するために、稈長方向に所定間隔を
隔てて一対の穂先センサS3(図5参照)が設けられて
いる。そして、この一対の穂先センサS3の間に穀稈の
穂先が位置するように、その穂先センサS3の検出情報
に基づいて、搬送装置19の搬送先端側を後端側に対し
て稈長方向に揺動させて扱深さを調節している。
【0014】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持するローリング制御を可能に
している。このために、機体Vの水平に対する傾きを検
出するローリングセンサS4が設けられている。
【0015】脱穀部14は、図2に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0016】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が水平軸芯周りに同時
に角度を変えることにより、隣接する帯板状部材の間隔
(チャフ開度という)が変更され、このチャフ開度を検
出するポテンショメータ利用のチャフ開度センサS8
(図5参照)が設けられている。
【0017】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は、ファンケー
スカバー23aの開度を大きくするほどその開口部から
逃げる風量が増加して、揺動選別板24上の処理物に及
ぼす風力(トウミ風力という)が小さくなる。トウミ風
力を検出するポテンショメータ利用のトウミ風力センサ
S9(図5参照)が設けられている。尚、上記藁屑はフ
ァン等によって機外に排出されるが、その排出詰まり状
態を検出する排わらセンサS11(図5参照)が設けら
れている。
【0018】選別装置Bについては、処理物の量、種
類、湿気等の条件に応じて上記のようにチャフ開度及び
トウミ風力を調節する制御(選別制御)が行われる。
尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は揺動選別板2
4の下方に設けられた一番口25から回収されてグレン
タンク15に貯溜され、チャフシーブ29の後端やグレ
ンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁屑との混合物
は二番口26から回収されて揺動選別板24に還元され
る。
【0019】次に、動力伝達系を図3に示す。動力装置
としてのディーゼル式のエンジンEの出力は、脱穀クラ
ッチ31を介して脱穀部14に伝達されると共に、走行
クラッチ32及び無段変速装置33を介してクローラ走
行装置11のミッション部34に伝達される。ミッショ
ン部34に伝達された出力の一部は、刈取クラッチ35
を介して刈取部12に伝達される。S7は、脱穀クラッ
チ31の入切状態を検出する脱穀スイッチであり、S5
は、エンジンEのフライホイールリングギアに磁界を作
用させて、単位時間当りの歯数に対応する周波数の正弦
波を得る電磁ピックアップからなるエンジン回転数検出
用の回転数センサであり、S6は、ミッション部に設け
た車速検出用の車速センサである。又、ミッション部3
4には、ステアリング状態を前進状態、後進状態、及び
中立状態に切り換えるための切換機構が設けられ、その
ステアリングの中立状態を検出する中立スイッチS12
と、後進状態を検出する後進スイッチS13とが設けら
れている(図5参照)。
【0020】車速を増減するための無段変速装置33
は、シフトレバーによって手動操作されると共に電動モ
ータによって自動操作される。つまり、エンジンEの負
荷は、無負荷時の検出回転数(検出回転数の最大値にな
る)からの現在回転数の偏差で表され、エンジン負荷が
増加するほどエンジン回転数が低下するので、エンジン
回転数が最適なときは定速走行を行うが、負荷が大きく
なりエンジン回転数が低下すると、車速を下げて刈取り
量即ち脱穀処理量を減少させて負荷を小さくし、逆に負
荷が小さくなってエンジン回転数が最適回転数より高く
なれば、車速を上げて刈取り量即ち脱穀処理量を増加さ
せるように、無段変速装置33を変速操作して走行速度
を増減する車速制御が行われる。但し、予め設定された
最高車速より速くなることはない。
【0021】図4に示すように、各制御の起動・停止等
の指令情報を入力したり、コンバインの運転において作
業者に知らせるべき報知情報等の各種情報を表示するた
めの表示パネルユニットCが、液晶ディスプレイモジュ
ールとメンブレンキーボードを組み合わせた一体型のパ
ネルとして、操縦部13のオペレータが見やすく操作し
やすい位置に設けられている。表示パネルユニットCの
前面には、画像表示用の表示画面1と、情報入力用のキ
ー入力部2,3,4と、図示しない注意ランプ9とが設
けられている。表示画面1は、ドットマトリックス式の
液晶グラフィックディスプレイで構成され、この画面上
に、少なくとも、アワーメータ(稼働時間)、エンジン
Eの回転数情報及びその負荷情報等のコンバインの稼働
情報や、後述の異常情報等の報知情報が表示される。キ
ー入力部2,3,4は、押しボタン式のスイッチで構成
され、各制御の起動・停止スイッチ2、切換スイッチ3
及び記憶スイッチ4からなる。
【0022】次に、コンバインの制御構成を図5に示
す。メータ用コントローラ7と制御ユニット8とが、夫
々マイクロコンピュータを利用して構成されるととも
に、RS485インターフェース形式で相互に通信自在
に接続されている。前記センサ類のうちの株元センサS
2、穂先センサS3、回転数センサS5、脱穀スイッチ
S7、排わらセンサS11、中立スイッチS12、及び
後進スイッチS13と、燃料の残量を検出する燃料セン
サS10の各検出情報がメータ用コントローラ7に入力
され、超音波センサS1、ローリングセンサS4、車速
センサS6、チャフ開度センサS8及びトウミ風力セン
サS9の各検出情報が、制御ユニット8に入力されてい
る。
【0023】尚、図示しないが、前記グレンタンク15
内の穀粒貯溜量を検出するモミセンサや、二番口26か
ら回収されてスクリューコンベアにて揺動選別板24に
戻される処理物の搬送状態をそのスクリューコンベアの
回転数によって検出する2番回転センサや、エンジンE
の加熱状態を検出するための水温センサ等の検出情報
も、メータ用コントローラ7に入力されている。
【0024】メータ用コントローラ7からは、扱深さ調
節用のアクチュエータ(揺動用モータ)M1や、AES
(自動エンジン停止)用のアクチュエータ(リレー等)
M2や、前記注意ランプ9及びブザー10に対する各駆
動信号が出力され、制御ユニット8からは、刈高制御用
及びローリング制御用の各アクチュエータM3〜M4、
車速制御用、チャフ開度調節用及びトウミ風力調節用の
各電動モータM5〜M7に対する駆動信号が出力されて
いる。
【0025】前記センサ類の情報は、メータ用コントロ
ーラ7によって集中して管理され、その管理結果に基づ
いて、通常の運転時は、エンジン回転数やエンジン負荷
等の前記稼働情報を表示しているが、前述の各種のセン
サの検出情報から機械の作業状態の異常が判断された場
合には、作業者にその異常の内容を知らせたり、その異
常を解消させるために必要な操作を作業者に行わせるた
めに、図9に例示するような各種の異常情報が画像とし
て表示画面1に表示され、同時に、注意ランプ9が点滅
し且つブザー10が作動する。
【0026】図9に示す異常情報について説明する。
(イ)は、前記モミセンサのオン状態が設定時間継続す
ると、「モミ満杯」の文章を表示して、グレンタンク1
5内の穀粒貯溜量が過大であることを警報するものであ
る。(ロ)は、前記2番回転センサの回転数が正常な値
以下の状態が設定時間継続すると、「2番詰まり」の文
章を表示して、2番物の詰まり状態を警報するものであ
る。(ハ)は、前記排わらセンサS11のオン状態が設
定時間継続すると、「排ワラ詰まり」の文章を表示し
て、排わらの詰まりを警報するものであり、この場合に
は、エンジン回転数が低い(例えば500rpm以下)
ときに限って、「排ワラ詰まり」と「ワラを取って下さ
い」の表示が交互に表示される。(ニ)は、前記穂先セ
ンサS3の状態が異常であるとき(例えば、株元側セン
サがオフ状態であるのに穂先側センサがオン状態である
場合や、株元側と穂先側の両センサがオン状態のときに
扱深さを浅扱き側に設定時間変更させてもその両センサ
のオン状態が変化しない場合等)に、「穂先センサー点
検」を表示して、センサ部への藁屑の付着等の異常の有
無を点検させるものである。
【0027】以上より、メータ用コントローラ7が、コ
ンバインの運転において作業者に知らせるべき報知情報
を管理する管理制御部に対応し、表示画面1が、メータ
用コントローラ7によって前記報知情報を画像情報とし
て表示するように制御される画像表示部に対応するとと
もに、メータ用コントローラ7は、前記報知情報として
エンジンEの回転数情報とその負荷情報とを表示画面1
に表示させるように構成される。
【0028】又、各センサ類S1〜S13が、機械各部
の動作状態を検出する動作状態検出手段に対応し、メー
タ用コントローラ7は、その各センサ類S1〜S13の
検出情報に基づいて機械の作業状態の異常を判別した場
合には、前記エンジンEの回転数情報とその負荷情報の
表示に代えて、前記機械の作業状態の異常の内容又はそ
の異常を解消させるための操作の内容を文章で表した異
常情報を前記報知情報として表示画面1に表示させるよ
うに構成され、さらに、表示画面1に前記異常情報を表
示させるときに、警報手段(注意ランプ9及びブザー1
0)を作動させるように構成される。
【0029】そして、メータ用コントローラ7及び制御
ユニット8は、各センサの検出情報や予め設定した制御
情報等に基づいて、各アクチュエータM1〜M4や電動
モータM5〜M7等を駆動して、前述の各制御(扱深さ
制御、AES制御、刈高制御、ローリング制御、選別制
御、車速制御その他)を実行する。例えば、AES制御
では、運転状態の異常等が検出されるに伴って、上記A
ES用アクチュエータM2を作動させてエンジンへの燃
料供給をカットし、エンジンを自動停止させるように制
御する。
【0030】表示パネルユニットCにおけるキー入力部
2,3,4の作動状態の検出は、メータ用コントローラ
7にて行われる。起動・停止スイッチ2は、前述の各制
御に対する起動及び停止を指示するために、図4に示す
ように各制御に対応する複数のスイッチを有し、各スイ
ッチは起動及び停止に兼用されている。つまり、作動中
の制御に対応するスイッチを押すと、その制御が停止さ
れ、停止中の制御に対応するスイッチを押すとその制御
が起動される。切換スイッチ3は、制御状態を手動切り
換えするために、2つの異なる操作状態、具体的には、
スイッチを押してアースに接続したオン状態と、スイッ
チを押さないオープン状態とに切換自在に構成されてい
る。
【0031】前記メータ用コントローラ7を利用して、
機械が作業状態(つまり刈取作業状態)であるか否かを
検出する作業状態検出手段100が構成されている。具
体的には、株元センサS2と脱穀スイッチS7とがオン
状態で、且つ、中立スイッチS12と後進スイッチS1
3とがオフ状態であって、車速が0.05m/sec以
上のときに、作業状態であると判断し、これ以外のとき
は、作業状態でないと判断する。
【0032】そして、メータ用コントローラ7は、前記
エンジンEの回転数情報とその負荷情報とを表示させる
場合に、前記作業状態検出手段100の検出情報に基づ
いて、機械が作業状態でないときはエンジンEの回転数
情報を表示させ、機械が作業状態であるときはエンジン
Eの負荷情報を表示させるように、前記表示画面1の表
示状態を切り換える。尚、実際には、エンジン回転数が
設定回転数(500rpm)以上のときに、上記エンジ
ンEの回転数情報と負荷情報を切り換えて表示させ、エ
ンジン回転数が設定回転数(500rpm)以下のとき
は、前記表示画面1には、アワーメータを表示させる。
【0033】尚、前記メータ用コントローラ7はメモリ
7Aを備え、このメモリ7Aには、搭載されたエンジン
Eに応じて、作業者が運転初期の無負荷状態においてア
クセルレバーを操作して設定すべき適正回転数の情報と
して、例えば、中心値2600rpmと、これの上下設
定許容範囲の各値が予め記憶されている。
【0034】次に、コンバイン側における制御作動につ
いて、図6及び図7に示すメータ用コントローラ7での
制御フローチャートに基づいて説明する。メインキーが
オン操作されて駆動電源がオンし、制御がスタートする
と、フラグ等の初期設定を行ってから、制御ユニット8
との間での通信制御処理、各センサの情報に基づく報知
情報の管理、表示画面1に対する表示制御処理、及び、
各作業部についての作業制御処理を行う。尚、図示しな
いが、制御ユニット8においても、報知情報の管理、表
示制御処理を除いて、同様の通信制御処理と作業制御処
理を行う。
【0035】表示制御処理(図7)では、表示画面1に
機械各部の制御状態を示す稼働情報を図8に示すように
順次表示する。即ち、運転が開始してから所定時間(2
秒程度)経過までは機種表示を行い、所定時間経過後
は、システムが正常状態であるか否かを判断し、正常状
態でなければ、正常状態になるまで異常表示を行う。正
常状態のときは、エンジンが始動して設定回転数(50
0rpm)以上になるまではアワーメータを表示し、エ
ンジン回転数が500rpmを超えると、刈取作業の作
業条件が成立するまではエンジン回転表示を行い、さら
に、作業条件が成立して作業状態(刈取状態)になるに
伴って、エンジン回転数に代えてエンジン負荷を表示す
る。
【0036】図8の(イ)はアワーメータ(稼働時間)
表示を示し、(ロ)は、画面右方向に移動するバーグラ
フ画像によってエンジン回転数(rpm)の大きさを表
すエンジン回転表示を示し、(ハ)は、1から4までの
数字で表した負荷レベル(数字が大きいほど負荷が大き
い)表示を示す。尚、各表示において、表示画面1の左
端には、燃料残量がバーグラフ表示される。
【0037】前記バーグラフ1aは、エンジンEの検出
回転数を表示するバーグラフ1aが回転数の変化に伴っ
て設定方向(画面横方向)に沿って伸縮するとともに、
そのバーグラフ1aに対してエンジンEの適正回転数位
置(2600rpmの位置)を示すチェッカーマーク1
bが表示されている。そして、メータ用コントローラ7
は、エンジンEの検出回転数が適正回転数から外れてい
るときと外れていないときとで、前記回転数表示を異な
る状態に表示させる。具体的には、エンジンEの検出回
転数が適正回転数から外れているときは、チェッカーマ
ーク1bを点滅表示し、エンジンEの検出回転数が適正
回転数に一致しているときは、チェッカーマーク1bを
連続点灯させる。
【0038】〔別実施形態〕画像表示部としての表示画
面1は、液晶グラフィックディスプレイ以外に、CRT
ディスプレイ等でもよい。
【0039】動力装置Eは、ディーゼル式以外に、ガソ
リン式のエンジン等でもよい。
【0040】動作状態検出手段としては、上記実施例に
て説明したセンサS1〜S13以外のものが、適宜使用
される。
【0041】作業状態の異常は、上記実施例にて説明し
たもの以外に、例えば、エンジンEのオーバーヒート状
態や、脱穀部14における処理物量の検出センサの情報
に基づいて処理物量の過大状態等を判別するものでもよ
い。
【0042】上記実施例では、動力装置(エンジンE)
の回転数情報と負荷情報を表示させる場合に、切り換え
て表示させているが、図10に例示するように、rpm
単位の数字で表した回転数情報と、1〜4の数字で表し
た負荷情報とを同時に表示させるようにしてもよい。
【0043】警報手段としては、上記実施例のランプ9
やブザー10のうちの片方のみでもよく、又、ランプ9
ブザー以外のものが、適宜使用される。
【0044】上記実施例では、本発明を、作業機械とし
ての農作業用のコンバインに適用したものを例示した
が、コンバイン以外の各種農作業用機械や、土木作業用
機械等にも適用できる。そして、作業部や画像表示部等
の具体構成については、作業機械に応じて適宜設定され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】脱穀部の側面透視図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】コンバインに備えた表示パネルの正面図
【図5】コンバインの制御構成のブロック図
【図6】制御のメインフローチャート
【図7】表示制御のフローチャート
【図8】稼働情報を表示する表示画面の図
【図9】異常情報を表示する表示画面の図
【図10】別実施例の稼働情報の表示画面を示す図
【符号の説明】
1 画像表示部 7 管理制御部 9,10 警報手段 100 作業状態検出手段 E 動力装置 S1〜S13 動作状態検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の運転において作業者に知らせ
    るべき報知情報を管理する管理制御部と、その管理制御
    部によって前記報知情報を画像情報として表示するよう
    に制御される画像表示部とが設けられた作業機械の表示
    装置であって、 前記管理制御部は、前記報知情報として、動力装置の回
    転数情報とその負荷情報とを前記画像表示部に表示させ
    るように構成され、 機械各部の動作状態を検出する動作状態検出手段が設け
    られ、 前記管理制御部は、前記動作状態検出手段の検出情報に
    基づいて機械の作業状態の異常を判別した場合には、前
    記動力装置の回転数情報とその負荷情報の表示に代え
    て、前記機械の作業状態の異常の内容又はその異常を解
    消させるための操作の内容を文章で表した異常情報を前
    記報知情報として前記画像表示部に表示させるように構
    成されている作業機械の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記管理制御部は、前記画像表示部に前
    記異常情報を表示させるときに、警報手段を作動させる
    ように構成されている請求項1記載の作業機械の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 機械が作業状態であるか否かを検出する
    作業状態検出手段が設けられ、 前記管理制御部は、前記動力装置の回転数情報とその負
    荷情報とを表示させる場合に、前記作業状態検出手段の
    検出情報に基づいて、機械が作業状態でないときは前記
    動力装置の回転数情報を表示させ、機械が作業状態であ
    るときは前記動力装置の負荷情報を表示させるように、
    前記画像表示部の表示状態を切り換えるように構成され
    ている請求項1又は2記載の作業機械の表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005201526B1 (en) * 2005-04-12 2006-09-07 Anthony Girgenti A Method for Improving the Harvesting Efficiency of Crops
KR100762161B1 (ko) * 2000-08-07 2007-10-01 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 작업기계의 표시장치
JP2008079542A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Iseki & Co Ltd コンバインの制御装置

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