JPH1075626A - 作業機械の表示装置 - Google Patents

作業機械の表示装置

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JPH1075626A
JPH1075626A JP8233772A JP23377296A JPH1075626A JP H1075626 A JPH1075626 A JP H1075626A JP 8233772 A JP8233772 A JP 8233772A JP 23377296 A JP23377296 A JP 23377296A JP H1075626 A JPH1075626 A JP H1075626A
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management control
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JP8233772A
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Inventor
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Suezo Ueda
末蔵 上田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機械の稼働情報を適切に表示させながら
も、指示情報にて指示した処理(給油処理等)が確実に
実行されるようにする。 【解決手段】 作業機械の運転において作業者に知らせ
るべき報知情報として、機械の稼働情報と作業者に処理
を促す指示情報が管理され、画像表示部に稼働情報を表
示しているときに、指示情報がある場合には、画像表示
部にその指示情報1dを表示させ、確認済情報の入力に
よって稼働情報の表示に復帰させるとともに、その指示
した処理が未完了である場合には、その処理が完了する
まで、画像表示部の表示領域の一部に指示した処理の未
完了状態を示す未完了情報1cが表示され、又、指示情
報1dが時間間隔を置いて繰り返し表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の運転に
おいて作業者に知らせるべき報知情報として、作業機械
の稼働情報と作業者に処理を促す指示情報を管理する管
理制御部と、その管理制御部によって前記報知情報を画
像情報として表示するように制御される画像表示部と、
確認済情報を前記管理制御部に入力する手動操作式の入
力手段とが設けられ、前記管理制御部は、前記指示情報
が無い場合には、前記稼働情報を表示させ、前記指示情
報がある場合には、その指示情報を表示させ、且つ、そ
の指示情報の表示状態において前記確認済情報が入力さ
れるに伴って前記稼働情報の表示状態に復帰させるよう
に構成された作業機械の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンバイン、トラクター等の農機
や建機等の作業機械の運転時に、稼働情報として例えば
エンジンの回転数や車速等を表示させているときに、例
えばエンジン用の燃料の残量が少なくなって補給が必要
になると、操縦席の表示パネルに各種のメータ類と共に
備えた液晶式等の画像表示部に、上記稼働情報に代えて
作業者にその補給処理を促すための指示情報として「給
油」の文字や給油マーク等を点滅表示させ、又、この表
示を見て作業者が確認スイッチ(手動操作式の入力手段
に相当)を押して確認済情報を入力すると、指示情報の
表示から元の稼働情報の表示に戻していた(例えば、特
開平5‐338467号公報参照)。尚、この従来技術
では、別の手段として、指示した処理(燃料補給)の実
行が確認されたときにも、指示情報の表示から元の稼働
情報の表示に戻している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、作業者が確認スイッチを押して稼働情報の
表示状態に復帰させた後は、その指示した処理が未完了
であっても、その未完了状態を作業者に知らせるように
していないので、作業者がミスして指示された処理(燃
料補給等)の実行を忘れるという不都合が生じるおそれ
がある。ここで、上記従来技術の別手段を適用して、指
示した処理の完了が確認されるまで指示情報を継続して
表示させると、上記処理の実行を忘れるという不都合を
回避させることはできるが、この場合には、処理の完了
まで画像表示部に必要な稼働情報を表示させることがで
きないという別の不都合が生じる。本発明は、かかる実
情に鑑みて為されたものであって、その目的は、指示し
た処理が未完了である場合において、画像表示部に必要
な稼働情報を適切に表示させながらも、指示した処理が
確実に実行されるようにして、上記従来技術の不具合を
解消させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、作業
機械の運転において作業者に処理を促す指示情報が無い
場合には、作業機械の稼働情報が画像表示部に表示さ
れ、上記指示情報がある場合には、その指示情報が画像
表示部に表示されるとともに、その指示情報の表示状態
において、作業者が手動操作式の入力手段を操作して確
認済情報を入力すると、作業機械の稼働情報が表示され
る状態に復帰する。一方、上記指示情報にて指示した処
理が完了しているか否かが管理され、上記確認済情報の
入力に伴って稼働情報の表示状態に復帰させたのちにお
いて、その指示した処理が未完了である場合には、その
指示した処理が完了するまで、画像表示部の表示領域の
一部にその指示した作業の未完了状態を示す未完了情報
が表示される。
【0005】従って、作業者がスイッチ等の入力手段を
操作して確認済情報を入力して、指示情報の表示状態か
ら稼働情報の表示状態に復帰させた後も、稼働情報を表
示している画像表示部の表示領域の一部に未完了情報が
表示されるので、画像表示部に必要な稼働情報を適切に
表示させながら、しかも、未完了表示に従って指示され
た処理を確実に実行することができ、もって、前述の従
来技術の不具合を解消させることができる。
【0006】請求項2によれば、作業機械の運転におい
て作業者に処理を促す指示情報が無い場合には、作業機
械の稼働情報が画像表示部に表示され、上記指示情報が
ある場合には、その指示情報が画像表示部に表示される
とともに、その指示情報の表示状態において、作業者が
手動操作式の入力手段を操作して確認済情報を入力する
と、作業機械の稼働情報が表示される状態に復帰する。
一方、上記指示情報にて指示した処理が完了しているか
否かが管理され、上記確認済情報の入力に伴って稼働情
報の表示状態に復帰させたのちにおいて、その指示した
処理が未完了である場合には、その指示した処理が完了
するまで、前記指示情報が時間間隔を置いて繰り返し表
示される。
【0007】従って、作業者がスイッチ等の入力手段を
操作して確認済情報を入力して、指示情報の表示状態か
ら稼働情報の表示状態に復帰させた後も、その指示され
た処理が未完了の場合には、指示情報が時間間隔を置い
て繰り返して表示されるので、画像表示部に必要な稼働
情報を適切に表示させながら、しかも、繰り返し表示さ
れる指示情報を見て指示された処理を確実に実行するこ
とができ、もって、前述の従来技術の不具合を解消させ
ることができる。
【0008】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、作業機械の稼働情報として、動力装置の回転数情報
と負荷情報とが表示される。
【0009】従って、作業者は、動力装置の回転数情報
や負荷情報によって、動力装置の状態を判断したり、負
荷増大に伴うエンストの発生を回避させる等の適切な処
置を実行することができ、もって、請求項1又は2の好
適な手段が得られる。
【0010】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
か1項において、指示情報が画像表示部に表示されると
きに、警報手段も作動される。
【0011】従って、ランプやブザー等の警報手段の作
動によって作業者の注意を喚起して、画像表示部に表示
されている指示情報を、より確実に作業者に確認させる
ことができ、もって、請求項1〜3のいずれか1項の好
適な手段が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
農作業用のコンバインに適用した場合の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。コンバインは、図1に
示すように、左右一対のクローラ走行装置11を備える
機体Vの前部に刈取部12が設けられ、その刈取部12
の後方に、操縦部13、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀
部14、脱穀部14から供給される穀粒を貯溜するグレ
ンタンク15等が搭載されている。ここで、刈取部12
や脱穀部14等が作業部に相当する。
【0013】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、穀稈の引き起こし装置17、引き起こした穀稈の
株元を切断する刈り刃18、及び、刈取穀稈を先端側で
受け取って脱穀部14まで搬送する搬送装置19を備え
ている。又、刈取部12の地面からの高さを検出する超
音波センサS1と、穀稈が触れるとオン作動して刈取り
作業中であることを検出する株元センサS2とが設けら
れている。超音波センサS1による地面からの高さ情報
は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、株元セ
ンサS2の検出情報は制御起動条件の一つとして用いら
れる。
【0014】又、脱穀部14における扱深さを適正状態
に維持するために、搬送装置19にて搬送される搬送穀
稈の穂先位置を検出するために、稈長方向に所定間隔を
隔てて一対の穂先センサS3(図5参照)が設けられて
いる。そして、この一対の穂先センサS3の間に穀稈の
穂先が位置するように、その穂先センサS3の検出情報
に基づいて、搬送装置19の搬送先端側を後端側に対し
て稈長方向に揺動させて扱深さを調節している。
【0015】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持するローリング制御を可能に
している。このために、機体Vの水平に対する傾きを検
出するローリングセンサS4が設けられている。
【0016】脱穀部14は、図2に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0017】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が水平軸芯周りに同時
に角度を変えることにより、隣接する帯板状部材の間隔
(チャフ開度という)が変更され、このチャフ開度を検
出するポテンショメータ利用のチャフ開度センサS8
(図5参照)が設けられている。
【0018】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は、ファンケー
スカバー23aの開度を大きくするほどその開口部から
逃げる風量が増加して、揺動選別板24上の処理物に及
ぼす風力(トウミ風力という)が小さくなる。トウミ風
力を検出するポテンショメータ利用のトウミ風力センサ
S9(図5参照)が設けられている。尚、上記藁屑はフ
ァン等によって機外に排出されるが、その排出詰まり状
態を検出する排わらセンサS11(図5参照)が設けら
れている。
【0019】選別装置Bについては、処理物の量、種
類、湿気等の条件に応じて上記のようにチャフ開度及び
トウミ風力を調節する制御(選別制御)が行われる。
尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は揺動選別板2
4の下方に設けられた一番口25から回収されてグレン
タンク15に貯溜され、チャフシーブ29の後端やグレ
ンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁屑との混合物
は二番口26から回収されて揺動選別板24に還元され
る。
【0020】次に、動力伝達系を図3に示す。動力装置
としてのディーゼル式のエンジンEの出力は、脱穀クラ
ッチ31を介して脱穀部14に伝達されると共に、走行
クラッチ32及び無段変速装置33を介してクローラ走
行装置11のミッション部34に伝達される。ミッショ
ン部34に伝達された出力の一部は、刈取クラッチ35
を介して刈取部12に伝達される。S7は、脱穀クラッ
チ31の入切状態を検出する脱穀スイッチであり、S5
は、エンジンEのフライホイールリングギアに磁界を作
用させて、単位時間当りの歯数に対応する周波数の正弦
波を得る電磁ピックアップからなるエンジン回転数検出
用の回転数センサであり、S6は、ミッション部に設け
た車速検出用の車速センサである。又、ミッション部3
4には、ステアリング状態を前進状態、後進状態、及び
中立状態に切り換えるための切換機構が設けられ、その
ステアリングの中立状態を検出する中立スイッチS12
と、後進状態を検出する後進スイッチS13とが設けら
れている(図5参照)。
【0021】車速を増減するための無段変速装置33
は、シフトレバーによって手動操作されると共に電動モ
ータによって自動操作される。つまり、エンジン回転数
は、エンジン負荷が増加するほど低下するので、エンジ
ン回転数が最適なときは定速走行を行うが、負荷が大き
くなりエンジン回転数が低下すると、車速を下げて刈取
り量即ち脱穀処理量を減少させて負荷を小さくし、逆に
負荷が小さくなってエンジン回転数が最適回転数より高
くなれば、車速を上げて刈取り量即ち脱穀処理量を増加
させるように、無段変速装置33を変速操作して走行速
度を増減する車速制御が行われる。但し、予め設定され
た最高車速より速くなることはない。
【0022】図4に示すように、各制御の起動・停止等
の指令情報を入力したり、コンバインの運転において作
業者に知らせるべき報知情報等の各種情報を表示するた
めの表示パネルユニットCが、液晶ディスプレイモジュ
ールとメンブレンキーボードを組み合わせた一体型のパ
ネルとして、操縦部13のオペレータが見やすく操作し
やすい位置に設けられている。表示パネルユニットCの
前面には、画像表示用の表示画面1と、情報入力用のキ
ー入力部2,3,4と、図示しない注意ランプ9とが設
けられている。表示画面1は、ドットマトリックス式の
液晶グラフィックディスプレイで構成され、この画面上
に、少なくとも、アワーメータ(稼働時間)、エンジン
Eの回転数情報及びその負荷情報等のコンバインの稼働
情報や、後述の指示情報等の報知情報が表示される。キ
ー入力部2,3,4は、押しボタン式のスイッチで構成
され、各制御の起動・停止スイッチ2、切換スイッチ3
及び記憶スイッチ4からなる。
【0023】次に、コンバインの制御構成を図5に示
す。メータ用コントローラ7と制御ユニット8とが、夫
々マイクロコンピュータを利用して構成されるととも
に、RS485インターフェース形式で相互に通信自在
に接続されている。前記センサ類のうちの株元センサS
2、穂先センサS3、回転数センサS5、脱穀スイッチ
S7、排わらセンサS11、中立スイッチS12、及び
後進スイッチS13と、燃料の残量を検出する燃料セン
サS10の各検出情報がメータ用コントローラ7に入力
され、超音波センサS1、ローリングセンサS4、車速
センサS6、チャフ開度センサS8及びトウミ風力セン
サS9の各検出情報が、制御ユニット8に入力されてい
る。
【0024】尚、図示しないが、前記グレンタンク15
内の穀粒貯溜量を検出するモミセンサや、二番口26か
ら回収されて揺動選別板24に戻される二番処理物の還
元状態を検出するための2番センサや、エンジンEの加
熱状態を検出するための水温センサ等の検出情報も、メ
ータ用コントローラ7に入力されている。
【0025】メータ用コントローラ7からは、扱深さ調
節用のアクチュエータ(揺動用モータ)M1や、AES
(自動エンジン停止)用のアクチュエータ(リレー等)
M2や、前記注意ランプ9及びブザー10に対する各駆
動信号が出力され、制御ユニット8からは、刈高制御用
及びローリング制御用の各アクチュエータM3〜M4、
車速制御用、チャフ開度調節用及びトウミ風力調節用の
各電動モータM5〜M7に対する駆動信号が出力されて
いる。
【0026】前記センサ類の情報は、メータ用コントロ
ーラ7によって集中して管理され、その管理結果に基づ
いて、通常は前記稼働情報を表示しているが、例えば燃
料センサの検出情報から燃料残量が少ないために燃料補
給が必要と判断された場合には、作業者に給油処理を行
わせるために、図8(ニ)に例示する「給油して下さ
い」等の画像1dが指示情報として表示画面1に表示さ
れるとともに、注意ランプ9が点滅し且つブザー10が
作動する。なお、上記指示情報が表示された状態で、切
換スイッチ3を押すと、表示画面1は稼働情報の表示に
戻り、注意ランプ9やブザー10の作動も停止する。
【0027】以上より、メータ用コントローラ7が、コ
ンバインの運転において作業者に知らせるべき報知情報
として、作業機械の稼働情報と作業者に処理(燃料の補
給処理等)を促す指示情報を管理する管理制御部に対応
し、表示画面1が、メータ用コントローラ7によって前
記報知情報を画像情報として表示するように制御される
画像表示部に対応し、切換スイッチ3が、確認済情報を
メータ用コントローラ7に入力する手動操作式の入力手
段に対応する。そして、メータ用コントローラ7は、前
記指示情報が無い場合には、前記稼働情報を表示させ、
前記指示情報がある場合には、その指示情報を表示さ
せ、且つ、その指示情報の表示状態において前記確認済
情報が入力されるに伴って前記稼働情報の表示状態に復
帰させるように構成され、さらに、表示画面1に前記指
示情報を表示させるときに、警報手段(注意ランプ9及
びブザー10)を作動させるように構成される。
【0028】又、メータ用コントローラ7は、前記指示
情報にて指示した処理が完了しているか否かを管理し
て、前記確認済情報の入力に伴って前記稼働情報の表示
状態に復帰させたのちにおいて、その指示した処理が未
完了である場合には、その指示した処理が完了するま
で、前記表示画面1の表示領域の一部に前記指示した処
理の未完了状態を示す未完了情報を表示させる。具体的
には、図8(ニ)及び(ホ)に示すように、表示画面1
の左端に未完了情報としての給油マーク1cを点滅表示
させる。なお、指示した作業が完了していることは、給
油作業の例では、燃料センサS10の検出値が設定値以
上になったことで判断される。同時に、メータ用コント
ローラ7は、前記稼働情報の表示状態に復帰させたのち
において、その指示した処理が未完了である場合には、
その指示した処理が完了するまで、前記指示情報(「給
油して下さい」等の文章)を表示画面1に時間間隔(数
秒程度)を置いて繰り返し表示させる。
【0029】そして、メータ用コントローラ7及び制御
ユニット8は、各センサの検出情報や予め設定した制御
情報等に基づいて、各アクチュエータM1〜M4や電動
モータM5〜M7等を駆動して、前述の各制御(扱深さ
制御、AES制御、刈高制御、ローリング制御、選別制
御、車速制御その他)を実行する。例えば、AES制御
では、運転状態の異常等が検出されるに伴って(例え
ば、排わらセンサS11がオンしたときに)、上記AE
S用アクチュエータM2を作動させてエンジンへの燃料
供給をカットし、エンジンを自動停止させるように制御
する。
【0030】表示パネルユニットCにおけるキー入力部
2,3,4の作動状態の検出は、メータ用コントローラ
7にて行われる。起動・停止スイッチ2は、前述の各制
御に対する起動及び停止を指示するために、図4に示す
ように各制御に対応する複数のスイッチを有し、各スイ
ッチは起動及び停止に兼用されている。つまり、作動中
の制御に対応するスイッチを押すと、その制御が停止さ
れ、停止中の制御に対応するスイッチを押すとその制御
が起動される。切換スイッチ3は、制御状態を手動切り
換えするために、2つの異なる操作状態、具体的には、
スイッチを押してアースに接続したオン状態と、スイッ
チを押さないオープン状態とに切換自在に構成されてい
る。
【0031】前記メータ用コントローラ7は、機械が作
業状態(つまり刈取作業状態)であるか否かを判断する
ように構成されている。具体的には、株元センサS2と
脱穀スイッチS7とがオン状態で、且つ、中立スイッチ
S12と後進スイッチS13とがオフ状態であって、車
速が0.05m/sec以上のときに、作業状態である
と判断し、これ以外のときは、作業状態でないと判断す
る。
【0032】前記メータ用コントローラ7はメモリ7A
を備え、このメモリ7Aには、搭載されたエンジンEに
応じて、無負荷状態において設定すべき適正回転数の情
報として、例えば、中心値2600rpmと、これの上
下設定許容範囲の各値が予め記憶されている。
【0033】前記メータ用コントローラ7は、前記回転
数センサS5及び前記メモリ7Aの情報に基づいて、エ
ンジンEの検出回転数が設定回転数(500rpm)以
上であって且つ機械が作業状態でないときは、前記表示
画面1に、エンジンEの回転数情報を表示させる一方、
エンジンEの検出回転数が設定回転数(500rpm)
以上であって且つ機械が作業状態であるときは、前記表
示画面1に、エンジンEの回転数情報に代えて、前記適
正回転数からの検出回転数の偏差で表した負荷情報を表
示させる。
【0034】次に、コンバイン側における制御作動につ
いて、図6及び図7に示すメータ用コントローラ7での
制御フローチャートに基づいて説明する。メインキーが
オン操作されて駆動電源がオンし、制御がスタートする
と、フラグ等の初期設定を行ってから、制御ユニット8
との間での通信制御処理、各センサの情報に基づく報知
情報の管理、表示画面1に対する表示制御処理、及び、
各作業部についての作業制御処理を行う。尚、図示しな
いが、制御ユニット8においても、報知情報の管理、表
示制御処理を除いて、同様の通信制御処理と作業制御処
理を行う。
【0035】表示制御処理(図7)では、表示画面1に
機械各部の制御状態を示す稼働情報を図8に示すように
順次表示する。即ち、運転が開始してから所定時間(2
秒程度)経過までは機種表示を行い、所定時間経過後
は、システムが正常状態であるか否かを判断し、正常状
態でなければ、正常状態になるまで異常表示を行う。正
常状態のときは、エンジンが始動して設定回転数(50
0rpm)以上になるまではアワーメータを表示し、エ
ンジン回転数が500rpmを超えると、刈取作業の作
業条件が成立するまではエンジン回転表示を行い、さら
に、作業条件が成立して作業状態(刈取状態)になるに
伴って、エンジン回転数に代えてエンジン負荷を表示す
る。
【0036】図8の(イ)はアワーメータ(稼働時間)
表示を示し、(ロ)(ハ)は、画面右方向に移動するバ
ーグラフ画像と画面右端の数字(rpm)によってエン
ジン回転数の大きさを表すエンジン回転表示を示し、
(ニ)は、前述の給油作業を指示する「給油して下さ
い」の文章表示を示し、(ホ)は、1から4までの数字
で表した負荷レベル(数字が大きいほど負荷が大きい)
表示を示す。尚、各表示において、表示画面1の左端に
は、燃料残量がバーグラフ表示されるが、上記指示され
た給油処理が未完了のときは、(ニ)及び(ホ)に示す
ように、燃料残量のバーグラフに代えて、給油マーク1
cが点滅表示される。
【0037】前記バーグラフ画像は、エンジンEの検出
回転数を表示するバーグラフ1aが回転数の変化に伴っ
て設定方向(画面横方向)に沿って伸縮するとともに、
そのバーグラフ1aに対してエンジンEの適正回転数位
置(2600rpmの位置)を示すチェッカーマーク1
bが表示されている。そして、メータ用コントローラ7
は、エンジンEの検出回転数が適正回転数から外れてい
るときと外れていないときとで、前記回転数表示を異な
る状態に表示させる。具体的には、エンジンEの検出回
転数が適正回転数から外れているときは、図8(ロ)の
ように、数字表示の回転数表示をポジ画像でrpmの文
字を表示し、エンジンEの検出回転数が適正回転数に一
致しているときは、図8(ハ)のように、ネガ画像に反
転させるとともに、rpmをOKに変化させる。
【0038】〔別実施形態〕表示部としての表示画面1
は、液晶グラフィックディスプレイ以外に、CRTディ
スプレイ等でもよい。
【0039】上記実施例では、作業機械の稼働情報とし
て、動力装置(エンジンE)の回転数情報と負荷情報を
表示させるものを例示したが、これ以外の稼働情報を表
示させるものでもよい。
【0040】上記実施例では、作業者に給油処理を促す
指示情報について例示したが、これ以外の指示情報でも
よい。又、指示情報は、「給油して下さい」等の文章を
表す画像に限らず、例えば、「給油」の文字だけを点滅
させるものでもよい。又、指示情報を表示画面1に表示
する場合も、指示情報(「給油して下さい」の文章)だ
けを表示させるのではなく、表示画面1の中央領域に上
記指示情報(「給油して下さい」の文章)を表示させな
がら、画面右端等に、例えば、動力装置Eの回転数情報
を数字(rpm)で表示させるようにすることもでき
る。
【0041】未完了情報の表示は、例えば、給油作業に
おける給油マークのようなマーク表示ではなく、「給
油」の文字を画面左端に点滅させる文字表示でもよい。
【0042】上記実施例では、指示した処理が未完了で
あって、稼働情報の表示に復帰した状態において、表示
画面1の一部に未完了情報を表示させる手段と、時間間
隔を置いて指示情報を繰り返し表示させる手段の両方を
実行するように構成したが、いずれか一方の手段だけを
実行するようにしてもよい。
【0043】上記実施例では、本発明を、作業機械とし
ての農作業用のコンバインに適用したものを例示した
が、コンバイン以外の各種農作業用機械や、土木作業用
機械等にも適用できる。そして、作業部や画像表示部等
の具体構成については、作業機械に応じて適宜設定され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】脱穀部の側面透視図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】コンバインに備えた表示パネルの正面図
【図5】コンバインの制御構成のブロック図
【図6】制御のメインフローチャート
【図7】表示制御のフローチャート
【図8】報知情報を表示する表示画面の図
【符号の説明】
1 画像表示部 3 入力手段 7 管理制御部 9,10 警報手段 E 動力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の運転において作業者に知らせ
    るべき報知情報として、作業機械の稼働情報と作業者に
    処理を促す指示情報を管理する管理制御部と、その管理
    制御部によって前記報知情報を画像情報として表示する
    ように制御される画像表示部と、確認済情報を前記管理
    制御部に入力する手動操作式の入力手段とが設けられ、 前記管理制御部は、前記指示情報が無い場合には、前記
    稼働情報を表示させ、前記指示情報がある場合には、そ
    の指示情報を表示させ、且つ、その指示情報の表示状態
    において前記確認済情報が入力されるに伴って前記稼働
    情報の表示状態に復帰させるように構成された作業機械
    の表示装置であって、 前記管理制御部は、前記指示情報にて指示した処理が完
    了しているか否かを管理して、前記確認済情報の入力に
    伴って前記稼働情報の表示状態に復帰させたのちにおい
    て、その指示した処理が未完了である場合には、その指
    示した処理が完了するまで、前記画像表示部の表示領域
    の一部に前記指示した処理の未完了状態を示す未完了情
    報を表示させるように構成されている作業機械の表示装
    置。
  2. 【請求項2】 作業機械の運転において作業者に知らせ
    るべき報知情報として、作業機械の稼働情報と作業者に
    処理を促す指示情報を管理する管理制御部と、その管理
    制御部によって前記報知情報を画像情報として表示する
    ように制御される画像表示部と、確認済情報を前記管理
    制御部に入力する手動操作式の入力手段とが設けられ、 前記管理制御部は、前記指示情報が無い場合には、前記
    稼働情報を表示させ、前記指示情報がある場合には、そ
    の指示情報を表示させ、且つ、その指示情報の表示状態
    において前記確認済情報が入力されるに伴って前記稼働
    情報の表示状態に復帰させるように構成された作業機械
    の表示装置であって、 前記管理制御部は、前記指示情報にて指示した処理が完
    了しているか否かを管理して、前記確認済情報の入力に
    伴って前記稼働情報の表示状態に復帰させたのちにおい
    て、その指示した処理が未完了である場合には、その指
    示した処理が完了するまで、前記指示情報を時間間隔を
    置いて繰り返し表示させるように構成されている作業機
    械の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記管理制御部は、前記稼働情報とし
    て、動力装置の回転数情報とその負荷情報とを表示させ
    るように構成されている請求項1又は2記載の作業機械
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記管理制御部は、前記画像表示部に前
    記指示情報を表示させるときに、警報手段を作動させる
    ように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の作業機械の表示装置。
JP8233772A 1996-09-04 1996-09-04 作業機械の表示装置 Pending JPH1075626A (ja)

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