JPH1075178A - 量子化器 - Google Patents

量子化器

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JPH1075178A
JPH1075178A JP24910596A JP24910596A JPH1075178A JP H1075178 A JPH1075178 A JP H1075178A JP 24910596 A JP24910596 A JP 24910596A JP 24910596 A JP24910596 A JP 24910596A JP H1075178 A JPH1075178 A JP H1075178A
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JP
Japan
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quantizer
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adder
quantization error
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Application number
JP24910596A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Kaneaki
哲彦 金秋
Hideaki Hatanaka
秀晃 畠中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない出力階調で高ダイナミックレンジを有
し、しかも高い出力振幅レベルが得られる量子化器を提
供する。 【解決手段】 入力に対し、出力される値が−3N〜+
3N、(Nは自然数)の7とおりである局部量子化器2
と、該局部量子化器2が発生する量子化誤差Vqを取り
出す手段である減算器3と、伝達関数H(z)を有する
量子化誤差Vqの帰還用フィルタ4と、帰還用フィルタ
4の出力と量子化器の入力Xとを加算して前記局部量子
化器2に入力する手段である加算器1とを有し前記帰還
用フィルタ4の伝達関数H(z)が式(1)の伝達関数
を有する。 H(z)=(1−z-13・Vq/(1−z-1+0.5
-2)−1 (1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力されるデジタル
信号のビット圧縮を行う量子化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のD/A変換装置はアイエー出版社
発行、ラジオ技術誌1989年12月号第56頁〜第5
9頁に記載されたものが知られている。以下図面に基づ
き、従来例の説明を行う。図5は従来の量子化器のブロ
ック図であり、局部量子化器100は入力されるデジタ
ル信号を−5〜+5の11とおりの値に再量子化して出
力する。減算器104が局部量子化器100の発生する
量子化誤差を取り出す。ここで、実際に減算器104が
出力する値は、局部量子化器100が発生する量子化誤
差をVqとすると−Vqとなっている。この値は遅延器
105〜107によって順次遅延され、乗算器108,
109によってそれぞれの出力に重み付けされた後、加
算器102,103によって加算され、さらに、加算器
102の出力を加算器101で入力デジタル信号に加算
して局部量子化器100に加える。ここで乗算器10
8,109の有する係数a,bの値は以下のとおりとな
っている。即ち、 a=3−k b=−3+k このkの値によってゼロ点(ノイズシェービングによる
量子化雑音がゼロになるポイント)が決まるが、小さけ
ればゼロ点の周波数が0Hzに近づき、逆に大きくする
とゼロ点の周波数が高くなり、この値を1/512(=
0.001953125)に選ぶと、ゼロ点の周波数が
10KHz付近となり、丁度良いところになる。
【0003】このように構成し、32倍オーバーサンプ
リングで動作させることにより、可聴帯域内にゼロ点を
1箇所有する3次のノイズシェービング特性が得られ、
約110dBのダイナミックレンジを有する量子化器を
得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、電源電圧が5Vのとき、−5〜+5の1
1の出力階調であるため、−5を0V、+5を5Vとす
ると最大時の入力信号成分である±3(残りはノイズに
よる成分)は、−3が1V、+3が4Vに相当し、(4
V−1V)で入力信号成分は3Vの振幅となり、電源電
圧が5Vあるにもかかわらず、最大で3Vの信号しか得
られないということになり、P基板等に実装した際の電
源電圧利用率が低いという課題があった。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑み、より少ない
出力階調で、しかも出力レベルの利用率を拡大した量子
化器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の量子化器は、入力に対し、出力される値が−
3N,−2N,−1N,0,+1N,+2N,+3N、
(Nは自然数)の7とおりである局部量子化器と、該局
部量子化器が発生する量子化誤差Vqを取り出す手段
と、伝達関数H(z)を有し、前記量子化誤差のフィル
タリングを行う帰還用フィルタと、該帰還用フィルタの
出力と量子化器入力とを加算して前記局部量子化器に入
力する手段とを有し、前記帰還用フィルタの伝達関数H
(z)が下記に示す式(1)の伝達関数であることを特
徴とする量子化器であり、 H(z)=(1−z-13・Vq/(1−z-1+0.5z-2)−1 (1) より少ない出力階調で、しかも出力レベルの利用率を拡
大できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力に対し、出力される値が−3N,−2N,−1
N,0,+1N,+2N,+3N、(Nは自然数)の7
とおりである局部量子化器と、該局部量子化器が発生す
る量子化誤差Vqを取り出す手段と、伝達関数H(z)
を有し、前記量子化誤差のフィルタリングを行う帰還用
フィルタと、該帰還用フィルタの出力と量子化器入力と
を加算して前記局部量子化器に入力する手段とを有し、
前記帰還用フィルタの伝達関数H(z)が下記に示す式
(1)の伝達関数であることを特徴とする量子化器とし
たものであり、これにより高域でのフィードバック量を
通常の3次のΔΣ変調器よりへらして系の安定度を高め
ているため、出力階調を−3N〜+3Nの7値としなが
らも入力可能なレベルが±2.37までとれるという作
用を有する。
【0008】 H(z)=(1−z-13・Vq/(1−z-1+0.5z-2)−1 (1) 請求項2に記載の発明は、Nの値が864の2のべき乗
倍であることを特徴とする請求項1記載の量子化器であ
り、例えば、入力データが16ビットであった場合は上
記Nの値を13824(=864×16)とすれば、実
際に量子化器での量子化を行う際に下位9ビットをモニ
タする必要がなくなり、量子化器の構成をより簡略化で
きるという作用を有する。
【0009】請求項3に記載の発明は、Nの値が896
の2のべき乗倍であることを特徴とする請求項1記載の
量子化器であり、例えば、入力データが16ビットであ
った場合は上記Nの値を14336(=896×16)
とすれば、実際に量子化器での量子化を行う際に下位1
1ビットをモニタする必要がなくなり、量子化の構成を
より簡略化できるという作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
量子化器の概要を示すブロック図であり、1はデジタル
入力信号Xの入力される加算器、2は加算器1の出力が
入力される局部量子化器、3は局部量子化器2の出力Y
から加算器1の出力を減算する減算器、4は減算器3と
加算器1との間に挿入された帰還用フィルタであり、局
部量子化器2は入力されるデータを−3N〜+3Nの7
階調に量子化を行い出力する。ここではNの値を138
24としている。減算器3が局部量子化器2の入出力の
差を取り出す。この差が局部量子化器2が発生する量子
化雑音Vqに相当する。式(1)で示される伝達関数H
(z)を有する帰還用フィルタ4を介してこの量子化雑
音Vqが加算器1にフィードバックされる。故に、入力
をX、出力をYとすると、入出力X,Yの間には式
(2)で示される関係が成り立つ。
【0011】 Y=X+(1−z-13Vq/(1−z-1+0.5z-2) (2) また、図2はこのように構成した量子化器に16ビッ
ト,0dBの正弦波を入力した場合の出力スペクトルで
あり、本実施の形態1において64倍オーバーサンプリ
ングで動作させた場合、115dBのダイナミックレン
ジを得ることができる。
【0012】ここで、本量子化器の出力レベルについて
考えると、局部量子化器2の出力は−3N〜+3Nの7
階調である。局部量子化器2の量子化レベルは前述のと
おり13824であるので、16ビット0dBの正弦波
を入力するということは±32767の振幅差を有する
正弦波を入力することになる。
【0013】この値即ち32767をN即ち13824
で正規化すると、16ビット0dBである±32767
を13824で割った値(規格化した値)が2.37に
なり、逆に、32767は2.37Nであり、局部量子
化器2の出力は−3N〜+3Nであるから、16ビット
0dBの信号を入力すると局部量子化器2からは平均値
として±2.37Nの値が出力されることになり、P板
等に実装された場合、電源電圧の2.37/3を利用で
きることになり、上記従来例における3/5=0.6に
比べて約2.4dB信号振幅レベルを大きくとることが
でき、実装上より大きなダイナミックレンジを得ること
ができる。
【0014】図3は図1における帰還用フィルタ4をよ
り具体的に示したブロック図である。図3において、図
1と同じ作用をする部分には図1における符号と同じ符
号を付し説明は省略する。図3において、減算器3の出
力端は直列に接続された遅延回路5,6,7,乗算器
8,加算器9を介して加算器1に接続し、遅延回路5,
6間および遅延回路6,7間の各直列接続点は乗算器1
0、および11を介して加算器12および13に接続
し、加算器9の出力端は直列に接続された遅延回路1
4,15,乗算器16を介して加算器12に接続し、ま
た遅延回路14,15の直列接続点は乗算器17を介し
て加算器13に接続しており、減算器3によって得られ
た量子化雑音Vqは、遅延回路5,6,7と順次遅延さ
れる。乗算器10,11,8が遅延回路5,6,7の各
出力に対して計数a,b,cを掛け合わせて出力する。
ここでは各計数、a,b,cの値は、a=−2,b=+
2.5,c=−1である。故に加算器9には遅延回路
5,6,7によって(−2z-1+2.5z-2−z-3)・
Vqが与えられる。加算器9の出力は遅延回路14と加
算器1に与えられる。加算器9の出力は遅延回路14,
15によって順次遅延され、乗算器17,16によって
計数d,eが掛け合わされ加算器13,12によりその
乗算結果が加算される。ここでは各計数、d,eの値は
d=1,e=−0.5としている。加算器9の出力の値
をSとすると、乗算器17,16の出力値はSz-1
0.5Sz-2となる。これを整理すると式(3)に示す
とおりとなる。
【0015】 S=(−2z-1+2.5z-2−z-3)・Vq/(1−z-1+0.5z-2) (3) 故に、入力をX、出力をYとすると、Y=X+S+Vq
であるから、式(3)を代入すると式(2)に示すとお
りの関係式が成り立つ。
【0016】(実施の形態2)図4は実施の形態1にお
ける帰還用フィルタを簡略化した実施の形態2のブロッ
ク図であり、図4において、図1と同じ作用をする部分
には図1における符号と同じ符号を付し説明は省略す
る。図4において、減算器3の出力端は直列に接続され
た遅延回路18,乗算器19を介して減算器20に接続
し、遅延回路18の出力端は直列に接続された減算器2
1,遅延回路22,乗算器23,加算器24を介して減
算器20に接続し、さらに加算器24の出力端は遅延回
路25を介して加算器24および減算器21に接続して
おり、減算器3によって局部量子化器2が発生する量子
化雑音Vqが取り出される。この量子化雑音Vqは遅延
回路18によって1クロック分遅延された後、減算器2
1と乗算器19に送られる。乗算器19では計数a=2
を掛け合わせて出力する。減算器21では遅延回路25
の出力と遅延回路18の出力の差をとり、遅延回路22
に与える。遅延回路22の出力は乗算器23にて計数b
=0.5が掛け合わされ、加算器24にて遅延回路25
の出力と足し合わされる。加算器24の出力は遅延回路
25と減算器20に与えられる。加算器1が入力と減算
器20の出力Sを加算する。加算器24の出力をLとす
ると、L=Lz-1+0.5(Vqz-1−Lz-1)z-1
あるので、整理するとLは式(4)に示すとおりとな
る。
【0017】 L=0.5z-2・Vq/(1−z-1+0.5z-2) (4) 故に、加算器20の出力Sは式(5)に示すとおりとな
る。
【0018】 S=L−2z-1・Vq =(−2z-1+2.5z-2−z-3)・Vq/(1−z-1−0.5z-2) (5) 式(5)と式(3)は同じ値となっており、図4に示す
回路と図3に示す回路が同様の機能を示すことがわか
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少ない階
調で充分な理論上のダイナミックレンジが得られ、しか
も従来に比べてより大きな信号振幅が得られるため、P
板実装上のダイナミックレンジも向上させることができ
る。また、局部量子化器において出力階調が少ないので
従来に比べて局部量子化器自体も小型化が可能になると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における量子化器の概要
を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における量子化器で得ら
れる出力のスペクトル図
【図3】図1に示した量子化器における帰還用フィルタ
をより具体的に示したブロック図
【図4】本発明の実施の形態2における量子化器のブロ
ック図
【図5】従来の量子化器を表すブロック図
【符号の説明】
1,9,12,13,24,101,102,103
加算器 2,100 局部量子化器 3,20,21,104 減算器 4 帰還用フィルタ 5,6,7,14,15,18,22,25,105,
106,107 遅延回路 8,10,11,16,17,19,23,108,1
09 乗算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力に対し、出力される値が−3N,−
    2N,−1N,0,+1N,+2N,+3N、(Nは自
    然数)の7とおりである局部量子化器と、該局部量子化
    器が発生する量子化誤差Vqを取り出す手段と、伝達関
    数H(z)を有し、前記量子化誤差のフィルタリングを
    行う帰還用フィルタと、該帰還用フィルタの出力と量子
    化器入力とを加算して前記局部量子化器に入力する手段
    とを有し、前記帰還用フィルタの伝達関数H(z)が下
    記に示す式(1)の伝達関数であることを特徴とする量
    子化器。 H(z)=(1−z-13・Vq/(1−z-1+0.5z-2)−1 (1)
  2. 【請求項2】 Nの値が864の2のべき乗倍であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の量子化器。
  3. 【請求項3】 Nの値が896の2のべき乗倍であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の量子化器。
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