JPH1072129A - 回転体の駆動制御装置及び制御方法 - Google Patents

回転体の駆動制御装置及び制御方法

Info

Publication number
JPH1072129A
JPH1072129A JP8230625A JP23062596A JPH1072129A JP H1072129 A JPH1072129 A JP H1072129A JP 8230625 A JP8230625 A JP 8230625A JP 23062596 A JP23062596 A JP 23062596A JP H1072129 A JPH1072129 A JP H1072129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
roller
rotation
speed
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8230625A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
Hiroyasu Yoshikawa
弘康 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP8230625A priority Critical patent/JPH1072129A/ja
Priority to KR1019970014110A priority patent/KR19980018083A/ko
Priority to CN97112422A priority patent/CN1175842A/zh
Publication of JPH1072129A publication Critical patent/JPH1072129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • H04N1/121Feeding arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/10Rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2513/00Dynamic entities; Timing aspects
    • B65H2513/10Speed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】読取り途中において一旦読取りを中止するため
各回転体を停止させる場合に回転体の慣性力で原稿にオ
ーバーランが生じないようにすることにある 【解決手段】 繰り込みローラ36とに一方向の回転
のみを許容するワンウェイクラッチ35を組み込み、ス
テップモータ22によって同ローラ36の回転許容方向
と同じ方向に回転するようにCPUは同モータ22を制
御する。そして、停止時においてはCPUはモータ22
を制御して繰り込みローラ36を慣性回転が生じないよ
うに徐々に減速させ、慣性回転が生じない回転速度に至
った段階で駆動を停止させるようにした。これにより、
原稿が停止予定位置からオーバーランすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、例えばファクシ
ミリ装置におけるカット紙状読取り原稿を移送する分離
ローラのように、駆動伝達されて回転する回転体の駆動
の制御、あるいは平面走査読装置における走査体を駆動
するためのプーリを含む回転駆動体の駆動制御のための
装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 例えば、ファクシミリ装置における原
稿供給機構ではカット紙状の原稿をトレイにセットして
一枚ずつ順に読取機構方向に移送させ、CCD(チャー
ジカップルドデバイス)型イメージセンサによって読み
取りを行っている。ここに、原稿の移送は次のように行
っている。
【0003】図6に示すように、繰り込みローラ71を
駆動させ最上部の原稿Aを下流側に送り出す。繰り込み
ローラ71の下流側には原稿Aを移送する移送ローラ7
2が配設されている。繰り込みローラ71及び移送ロー
ラ72はステップモータ73によって駆動される。移送
ローラ72の回転速度は繰り込みローラ71よりも僅か
に速い速度に設定されている。そのため、移送通路を移
送される原稿Aが移送ローラ72に至ると、その速度差
によって原稿Aは移送ローラ72によって下流側に引き
寄せられる。その結果、先の原稿Aと次に繰り込みロー
ラ71により送り出された原稿Aとの間に移送速度の差
ができるため、次の原稿A間に隙間ができる。その隙間
の形成によって、移送中の原稿Aの後端の検出が可能と
なるため、読み取り原稿の大きさや枚数を判断できる。
ここに、原稿Aが移送ローラ72によって引き寄せられ
る場合には原稿Aの引き寄せを許容するために、繰り込
みローラ71は順方向への回転に対して空回りできるよ
うにワンウェイクラッチ74を備えている。
【0004】ところで、ファクシミリ装置では読取り途
中において一旦読取りを中止しなければならない場合が
ある。例えば、ファクシミリ装置における画像送信方式
にはデータをメモリに一旦記憶させることなく相手機に
リアルタイムに送信するリアルタイム画像送信方式があ
る。このリアルタイム画像送信方式において相手機がや
はりリアルタイムに印字している場合、こちらのデータ
送信速度に対応できず、読取り途中において一旦読取り
を中止するため各ローラを停止させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上記のよ
うに繰り込みローラ71にはワンウェイクラッチ74が
組み込まれているため、読取りを中止するためにローラ
71を急激に停止させると、自身の慣性力で順方向へ空
回りしてしまうおそれがあった。すると、原稿Aが本来
の停止時の位置からオーバーランしてしまい読取り再開
時に読取りに支障を来す可能性があった。更に、ステッ
プモータ73を急激に停止させた場合にはその衝撃で周
辺機器に不具合が生ずる原因となる。オーバーランは回
転体の質量が大きく回転速度が速い場合には、ワンウェ
イクラッチ75が組み込まれていなくとも発生し、同様
の課題が生ずる。
【0006】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、読取り途中において一旦読取りを中止する
ため各回転体を停止させる場合に回転体の慣性力で原稿
にオーバーランが生じないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明では、回転体と、同回転
体を駆動する駆動手段と、同駆動手段を制御する制御手
段とを有し、同制御手段は駆動手段を制御して慣性回転
が生じないように回転体を徐々に減速させ、慣性回転が
生じない回転速度に至った段階で駆動を停止させるよう
にしたことを要旨とする。これによって、回転状態にあ
る回転体が停止する場合には、制御手段によって駆動手
段を制御し回転体を慣性回転を生じさせないように徐々
に減速させる。そして、慣性回転が生じない回転速度ま
で減速させるとその段階で駆動を停止させる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、一方向
の回転のみを許容するワンウェイクラッチを有する回転
体を、同回転体の回転許容方向と同じ方向に回転させる
とともに、回転体の駆動停止制御においては、慣性回転
が生じないように徐々に減速させていき、慣性回転が生
じない回転速度に至った段階で回転体を停止させるよう
にしたことを要旨とする。これによって、回転状態にあ
る回転体が停止する場合には、ワンウェイクラッチを組
み込んだ回転体の空回りによる慣性回転が生じさせない
ように徐々に減速させる。そして、慣性回転が生じない
回転速度まで減速させるとその段階で駆動を停止させ
る。
【0009】また、請求項3に記載の発明では、回転体
と、同回転体に一方向の回転のみを許容するワンウェイ
クラッチと、同回転体の回転許容方向と同じ方向に同回
転体を駆動する駆動手段と、同駆動手段を制御する制御
手段とを有し、同制御手段は駆動手段を制御して回転体
を慣性回転が生じないように徐々に減速させ、慣性回転
が生じない回転速度に至った段階で駆動を停止させるよ
うにしたことを要旨とする。これによって、回転状態に
ある回転体が停止する場合には、制御手段によって駆動
手段を制御しワンウェイクラッチを組み込んだ回転体の
空回りによる慣性回転を生じさせないように徐々に減速
させる。そして、慣性回転が生じない回転速度まで減速
させるとその段階で駆動を停止させる。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を画像読取装置に
具体化した実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施の形態の画像読取装置は図1、図2及び図4に示
すように、読取機構Oを内蔵した装置ケース11と、装
置ケース11上方に配置された押さえ蓋12と、押さえ
板12の前方(図1 において左側)に形成された原稿移
送部13とから構成されている。装置ケース11の上面
開口部には、書籍等の原稿を載置するための透明支持板
としてのカバーガラス14が取り付けられている。装置
ケース11の上面にはカバーガラス14上に載置された
原稿Aを上方から押さえるための押さえ蓋12が回動可
能に取付けられている。押さえ蓋12は読取り前のカッ
ト紙状の原稿Aを載置する給紙トレイ15を備えてい
る。給紙トレイ15の下側には排出トレイ16が形成さ
れている。装置ケース11の上面であって、原稿搬送部
13の下面には透明ガラスからなる原稿Aの読取り用の
読取窓17が取り付けられている。
【0011】装置ケース11内には第1のプーリ18
a,19aと第2のプーリ18b,19bが回転可能に
支持されている。第1のプーリ18a,19aの直径は
第2のプーリ18b,19bの直径の2倍である。第1
のプーリ18a,19a間には第1のベルト20が掛装
され、同軸上で一体回転する。第2のプーリ18b,1
9b間には第2のベルト21が掛装され、同軸上で一体
回転する。
【0012】装置ケース11の内部前方には本発明の駆
動装置としてのステップモータ22が配設されている。
ステップモータ22の回転は、図示しない複数のギアを
介して一方のプーリ18a,18bに伝達される。従っ
て、ステップモータ22の駆動に伴い、同ギア及びプー
リ18a,19a, 18b,19bを介して両ベルト2
0,21が時計方向或いは反時計方向に周回される。各
プーリ18a,19a, 18b,19bにおいて、第1
のプーリ18a,19aの直径は第2のプーリ18b,
19bの直径の2倍なので、第1のベルト20の周回速
度は第2のベルト21の周回速度の2倍になる。
【0013】第1の移動フレーム23は装置ケース11
内に前記ベルト20,21の延在方向に沿って往復移動
可能に配置されている。第1の移動フレーム22は第1
のベルト20に連結されている。光源25及び第1のミ
ラー26は、第1の移動フレーム22に取り付けられ、
紙面と直交する方向に沿って延びている。光源25は、
カバーガラス14上に載置された原稿に対して、カバー
ガラス14を通して光を照射する。第1のミラー26
は、原稿から入射される垂直方向の反射光を水平方向に
反射させる。
【0014】第2の移動フレーム24は装置ケース11
内に前記ベルト20,21の延在方向に沿って往復移動
可能に配置されている。第2の移動フレーム24は第2
のベルト21に連結されている。第2の移動フレーム2
4には第2及び第3のミラー27,28が取り付けら
れ、紙面と直交する方向に沿って延びている。第2のミ
ラー27は、前記第1のミラー26から入射された水平
方向の反射光を垂直方向に反射させる。第3のミラー2
8は、第2のミラー27から入射された垂直方向の反射
光を水平方向に反射させる。
【0015】レンズ31及びCCD形イメージセンサ3
2は、装置ケース11内に固定フレーム43を介して固
定配置されている。前記第3のミラー28からの水平方
向の反射光が、レンズ31を介してイメージセンサ32
に導かれることにより、同イメージセンサ32によって
原稿上の画像が読み取られる。光源25、第1〜3のミ
ラー26, 27, 28、レンズ31及びCCD形イメー
ジセンサ32より読取機構Oが構成されている。
【0016】このような構成において、カバーガラス1
4上の書籍等の原稿を読取る場合(ブック読取)には、
両移動フレーム23,24を図1 における左右方向の所
定のストローク間において走査させる。ここに、第2の
ベルト21の周回速度は第1のベルト20の周回速度の
1/2倍であるため、第1の移動フレーム23が所定速
度で一方向へ移動されるとき、第2の移動フレーム24
はその速度の1/2の速度で同一方向へ移動させられ
る。第1の移動フレーム23の移動速度が第2の移動フ
レーム24の移動速度の2倍なので、両移動フレーム2
3,24が移動されても、原稿Aからイメージセンサ3
2に至る光路の長さは常に一定となる。従って、原稿A
からの反射光の焦点位置はイメージセンサ32に対して
常に一定となる。
【0017】図2に示すように、マイクロスイッチより
なるエンドセンサ33は、装置ケース11内の押さえ板
12と原稿搬送部13との境界付近に配置されている。
そして、エンドセンサ33が第2の移動フレーム24の
通過を検出すると所定時間経過後(ステップモータ22
の所定ステップのカウントに基く)第1及び第2の移動
フレーム23,24は図2に示す自動読取位置Qに移動
される。
【0018】次に、原稿Aの自動読取り用の原稿移送部
13について説明する。図1及び図2に示すように、原
稿移送部13には、給紙トレイ15上の最上部の原稿A
を原稿移送部13内に送り込むための一連のローラ36
〜38, 40〜43、ベルト39及び移送通路R等から
構成される原稿供給機構Sが配設されている。原稿挿入
口34近傍には繰り込みローラ36と繰り込みローラ3
7が配設されている。両ローラ36, 37は図示しない
ギア機構を介して前記モータ22に接続され、同モータ
22の駆動が伝達される。繰り込みローラ36は原稿A
を繰り込むように図上時計回り方向に回転する。図2に
示すように、繰り込みローラ36とその軸36aとの間
には、繰り込み方向(図上時計回り方向)への繰り込み
ローラ36の回転を許容するワンウェイクラッチ35が
組み込まれている。繰り込みローラ36は軸36aと一
体回転するとともに、ローラ36が軸36aよりも速い
速度で回転するのを許容する。繰り込みローラ37は最
上部の原稿A以外の原稿Aの繰り込みを阻止するため図
上時計回り方向に回転する。
【0019】繰り込みローラ36の側方(給紙トレイ1
5側)には給紙補助ローラ38が配設されている。給紙
補助ローラ38はレバー39によって支持されており、
図示しないベルトによって繰り込みローラ36の駆動が
伝達される。給紙補助ローラ38は繰り込みローラ36
の回転に伴って同方向に回転するとともに、ベルトの伝
達力によって下降し、最上部の原稿A上面に当接して紙
送りの補助をする。
【0020】繰り込みローラ36の下流側には移送ロー
ラ40が配設されている。移送ローラ40は図示しない
ギア機構を介して前記モータ22に接続され、同モータ
22の駆動が伝達される。移送ローラ40は繰り込みロ
ーラ36の回転速度よりも若干高速に設定されている。
そのため、移送通路Rを移送される原稿Aが移送ローラ
40に至ると、両ローラ36, 40の速度差によって原
稿Aは移送ローラ40によって下流側に引き寄せられる
ようになっている。その結果、先の原稿Aと次に繰り込
みローラ71により送り出された原稿Aとの間には移送
速度の差ができるため、次の原稿Aとの間に隙間ができ
る。このため、通過センサ45は移送中の原稿Aの後端
を検出することができる。
【0021】自動読取モードの際に、両給紙ローラ3
6, 37によって原稿移送部13内に送り込まれた原稿
Aは、移送ローラ40と一対の従動ローラ41間に挟持
されて移送され、反転させられた後、読取窓17を通過
する。自動読取位置Qにある前記読取機構Oによって読
取窓17を通して読取られた原稿Aは一対の排出ローラ
42, 43によって、原稿排出口44から排出トレイ1
6上に排出される。上方側の排出ローラ42は図示しな
いギア機構を介して前記モータ22に接続され、同モー
タ22の駆動が伝達される。
【0022】次に、画像読取装置の電気的構成を図3に
従って説明する。CPU(中央処理装置)51には、装
置全体の動作を制御するためのプログラム等を記憶した
ROM(リードオンリメモリ)52及び各種情報を一時
的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)53が
接続されている。CPU51、ROM52及びRAM5
3は制御手段を構成している。また、CPU51には駆
動回路54を介して前記ステップモータ22が接続され
るとともに、前記エンドセンサ33及び通過センサ45
が接続されている。なお、駆動回路54はCPU51か
ら出力される所定周波数の駆動パルスに基づき励磁信号
を生成してステップモータ22に与える。ステップモー
タ22は、駆動回路54からの励磁信号により1ステッ
プずつ回転駆動される。
【0023】符号化回路56は、前記読取機構Oにて読
み取られた画像データを符号化する。NCU(ネットワ
ークコントロールユニット)57は、画像読取装置と接
続された外部のファクシミリ装置F或いは電話回線Lと
の回線接続を制御する。モデム58は、送信データの変
調を行う。操作キー群59は、スキャナ通信キー60、
コピーキー61、読取開始キー62等の各種キーを備え
ている。
【0024】CPU51は、スキャナ通信キー60がオ
ン状態のときに、スキャナ通信モードを設定し、そのモ
ード下において読取部55で読み取った原稿A上の画像
データを電話回線Lを介して相手機に送信させる。一
方、CPU51はコピーキー61がオン状態のときに
は、コピーモードを設定し、読み取った画像データを図
示しないプリンタからコピー出力させる。すなわち、本
実施形態の画像読取装置はファクシミリ送信機能を有す
るとともに、コピー機能を有している。なお、スキャナ
通信モード或いはコピーモードの選択は択一的に行われ
る。表示部63は、液晶表示パネル又はLEDよりな
り、「スキャナ通信モード」、「コピーモード」、「待
機中」、「機器異常」等のように画像読取装置の現在の
状態等を表示する。
【0025】このような構成の画像読取装置において、
繰り込みローラ37の駆動制御方法について説明する。
図5はCPU51によってステップモータ22が回転駆
動制御された場合の繰り込みローラ37の回転速度と時
間との関係を示すグラフである。縦軸は繰り込みローラ
37の回転速度r、横軸は時間tを表わす。また、グラ
フ上、太線L1は繰り込みローラ37の時間の経過に伴
う回転速度変化を表わすものある。一点鎖線L0 で表わ
す右下がりの直線は負の等加速直線であって、繰り込み
ローラ37をこれ以上の速度で減速させると慣性回転が
発生する(繰り込みローラ37のワンウェイクラッチ3
5の作用により繰り込みローラ37が駆動軸36aに対
して空回りする)限界値を示す。また、ローラ速度r1
はステップモータ22を瞬間停止させても繰り込みロー
ラ37に慣性回転が発生しない速度である。
【0026】今、時間t0 〜t1 において自動読取モー
ドで原稿Aの読取りを実行中であるとする。すなわち、
CPU51の制御下、ステップモータ22は所定周波数
の駆動パルスに基づき一定の駆動を繰り込みローラ36
に付与し、同ローラ36は等速度r0 で回転している。
【0027】時間t1 において相手機からの画像データ
要求信号が入力されなかった場合、一旦原稿Aの読取り
を中止させる必要がある。CPU51はステップモータ
22を制御して繰り込みローラ36を時間t1 〜t3 に
かけて慣性回転が生じないように停止させる。まず、C
PU51は時間t1 からt2 にかけて繰り込みローラ3
6の速度を速度r1 まで負の等加速で減速させるように
ステップモータ22を制御する。すなわち、繰り込みロ
ーラ36は一定の減速をしながら時間t2 において速度
r1 となる。ここで、グラフ上、繰り込みローラ36の
減速度に相当する角度θ2 は、 θ2 >θ1 とされなければならない。θ2 がθ1 より小さい場合に
は繰り込みローラ36に慣性回転が生じてしまう。繰り
込みローラ36をこの速度r1 まで減速させた場合、も
はや慣性回転は生じない。その後速度r1 を維持して時
間t3 に達すると一気に停止させる。尚、CPU51の
上記制御条件はローラ37の重量、原稿Aの読み込み速
度等の諸条件によって決定される。
【0028】この実施形態の画像読取装置では次のよう
な効果が奏される。 (1)繰り込みローラ36を停止させる際に、直ちに停
止するのではなく、繰り込みローラ36に慣性回転の生
じないように徐々に減速させ、更に慣性回転の生じない
速度となった段階で停止させるようにした。従って、繰
り込みローラ36に慣性回転が生ずるおそれがない。
又、その結果、原稿Aをオーバーランさせることなく予
定位置で停止させることができるため、その後の読取り
に支障がない。
【0029】(2)繰り込みローラ36を徐々に減速さ
せ、慣性回転の生じないような低速度となってから停止
させるため、直ちに停止させた場合と比較してローラ3
6の周辺機器に衝撃による不具合が生じにくい。また、
ステップモータ22の周辺機器にも衝撃による不具合が
生じにくい。
【0030】(3)上記実施の形態では繰り込みローラ
36を慣性回転の生じない速度r1まで減速させた後、
速度r1 を維持して時間t3 に達すると一気に停止させ
ていた。従って、一旦速度r1 となれば所望の位置で直
ちに繰り込みローラ36を停止させても、慣性回転は生
じず正確にその位置で停止させることが可能である。
尚、速度r1 となってから所望の時間で停止させるよう
にしても同様の効果を生ずる。
【0031】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 (1)上記実施の形態ではワンウェイクラッチ35が組
み込まれた繰り込みローラ36を制御するようにしてい
たが、ワンウェイクラッチ35がなくとも質量の大きな
回転体であれば、慣性回転が生じ、オーバーランするこ
とがある。例えば、上記実施の形態におけるステップモ
ータ22から駆動伝達されている他のローラ37, 4
0, 42、あるいは移動フレーム23,24を移動させ
るプーリ18a,18bを回転体として停止制御するよ
うにしてもよい。
【0032】例えば、移動フレーム23,24が急激に
停止するとオーバーランしてしまい、これら移動フレー
ム23,24に設置された読取装置Oが正規の位置に停
止できなくなってしまう。正確な読取りのためには読取
装置Oが正規の位置で停止されることが必要なところ、
プーリ18a,18bの回転駆動を制御することでオー
バーランの防止をすることができる。尚、これらのロー
ラ37, 40, 42やプーリ18a, 18bの制御を上
記実施の形態の制御と組み合わせて行ってもよく、単独
でもよい。
【0033】(2)上記実施の形態では繰り込みローラ
36は慣性回転の生じない速度r1となってからを時間
t3 までその速度を維持していたが、必ずしもこのよう
に制御する必要はなく、慣性回転の生じない速度r1 と
なったなら直ちに停止してもよい。
【0034】(3)上記実施の形態では図5のグラフに
示すように、時間t1 からt2 にかけての繰り込みロー
ラ36の速度r1 を負の等加速で減速させるようにして
いた。しかし、この場合慣性回転の生じる限界値を超え
なければよく、必ずしも等加速で減速させる必要はな
い。
【0035】(4)上記実施の形態では複写機能を備え
たファクシミリ等の画像読取装置に具体化したが、複写
機、プリンタ等の画像記録装置であってもよい。その
他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自
由である。
【0036】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて以下に記載する。 (1)前記制御手段は慣性回転が生じない回転速度まで
徐々に減速させ、その回転速度に至った段階で回転体を
停止させる前に等速度で回転体を回転させるように制御
するものである請求項1又は3に記載の回転体の駆動制
御装置。
【0037】(2)一方向の回転のみを許容するワンウ
ェイクラッチを有する回転体を、同回転体の回転許容方
向と同じ方向に回転させるとともに、回転体の停止時に
おいては慣性回転が生じない回転速度まで徐々に減速さ
せ、その回転速度に至った段階で等速度で回転体を回転
させた後、回転体を停止させるようにした回転体の駆動
制御方法。
【0038】(3)前記回転体はローラである請求項
1、3又は付記(1)のいずれかに記載のローラの駆動
制御装置。(4)前記回転体はローラである請求項2に
記載のローラの駆動制御方法。
【0039】(5)前記ローラは画像読取装置又は画像
記録装置の読取り原稿を繰り込む繰り込みローラである
付記(3)記載の用紙送りローラの駆動制御装置。
(6)前記ローラは画像読取装置又は画像記録装置の読
取り原稿を繰り込む繰り込みローラである付記(4)記
載の用紙送りローラの駆動制御方法。
【0040】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、回転体を停止させる際に、直ちに停止
するのではなく、回転体に慣性回転の生じないように徐
々に減速させ、更に慣性回転の生じない速度となった段
階で停止させるようにした。従って、回転体に慣性回転
が生ずるおそれがなく、また急停止による衝撃もなくな
る。請求項2及び3に記載の発明によれば、ワンウェイ
クラッチにより回転体に慣性回転が生じ易くなったとし
ても、回転体に慣性回転の生じないように徐々に減速さ
せ、更に慣性回転の生じない速度となった段階で停止さ
せるようにしている。そのため、回転体に慣性回転が生
ずるおそれがなく、また急停止による衝撃もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における画像読取装置の断
面図。
【図2】 画像読取装置の部分拡大断面図。
【図3】 画像読取装置のブロック図。
【図4】 画像読取装置の側面図。
【図5】 繰り込みローラの回転速度と時間との関係を
示すグラフ
【図6】 従来の原稿供給機構の概略説明図
【符号の説明】
22…駆動手段としての繰り込みステップモータ、33
…回転体としての繰り込みローラ、35…ワンウェイク
ラッチ、51…制御手段としてのCPU。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、同回転体を駆動する駆動手段
    と、同駆動手段を制御する制御手段とを有し、同制御手
    段は駆動手段を制御して慣性回転が生じないように回転
    体を徐々に減速させ、慣性回転が生じない回転速度に至
    った段階で駆動を停止させるようにした回転体の駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 一方向の回転のみを許容するワンウェイ
    クラッチを有する回転体を、同回転体の回転許容方向と
    同じ方向に回転させるとともに、回転体の駆動停止制御
    においては、慣性回転が生じないように徐々に減速させ
    ていき、慣性回転が生じない回転速度に至った段階で回
    転体を停止させるようにした回転体の駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 回転体と、同回転体に一方向の回転のみ
    を許容するワンウェイクラッチと、同回転体の回転許容
    方向と同じ方向に同回転体を駆動する駆動手段と、同駆
    動手段を制御する制御手段とを有し、同制御手段は駆動
    手段を制御して回転体を慣性回転が生じないように徐々
    に減速させ、慣性回転が生じない回転速度に至った段階
    で駆動を停止させるようにした回転体の駆動制御装置。
JP8230625A 1996-08-30 1996-08-30 回転体の駆動制御装置及び制御方法 Pending JPH1072129A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8230625A JPH1072129A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 回転体の駆動制御装置及び制御方法
KR1019970014110A KR19980018083A (ko) 1996-08-30 1997-04-17 회전체의 구동제어장치 및 제어방법
CN97112422A CN1175842A (zh) 1996-08-30 1997-05-30 回转体驱动控制装置及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8230625A JPH1072129A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 回転体の駆動制御装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1072129A true JPH1072129A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16910717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8230625A Pending JPH1072129A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 回転体の駆動制御装置及び制御方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH1072129A (ja)
KR (1) KR19980018083A (ja)
CN (1) CN1175842A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5896762B2 (ja) * 2012-01-31 2016-03-30 キヤノン株式会社 読取装置および読取制御方法
US9436121B2 (en) * 2014-10-31 2016-09-06 Ricoh Company, Ltd. Driving apparatus, image forming apparatus, method of driving control and program

Also Published As

Publication number Publication date
KR19980018083A (ko) 1998-06-05
CN1175842A (zh) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7896343B2 (en) Document or sheet material feeder
US20060023269A1 (en) Document feeder
JP2002347960A (ja) 給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置
JPH1072129A (ja) 回転体の駆動制御装置及び制御方法
EP2028554A1 (en) Image reading apparatus, image forming apparatus, image forming system that employs the image reading apparatus and the image forming apparatus
JP5641799B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2002148872A (ja) 自動原稿送り装置
JPH08152054A (ja) 動力切替装置及び電子写真装置
JPH0872347A (ja) 熱転写記録装置
JP3658912B2 (ja) 記録装置
JP2000238955A (ja) 自動原稿搬送装置
JP2524052B2 (ja) 画像通信装置
JP4032513B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3743203B2 (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
JPH10129864A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2007112521A (ja) 原稿搬送装置
JP2837032B2 (ja) 用紙反転搬送装置
JP2002154715A (ja) 画像形成装置
JPH10329986A (ja) 給紙装置
JP3378650B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPH1111691A (ja) 給紙装置
JP3175292B2 (ja) スキャナプリンタ装置
JPS5928755A (ja) フアクシミリ装置
JPH0724849Y2 (ja) 原稿読取装置
JP2857165B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413