JP5641799B2 - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に、シート給送装置に備えられた給紙モータの駆動制御に関する。
単位時間当たりの印刷出力数の多い高速の電子写真方式の画像形成装置においては、シートの搬送動作を正確に制御し、高速のシート搬送の安定性を維持する必要がある。このような高速シート搬送を実現するため、従来は高速で高トルクのハイブリッド型のステッピングモータが用いられている。
また、最近では、安価で高効率なPM型のステッピングモータが開発されている。例えば特許文献1には、安価なPM型のステッピングモータを脱調させずに、駆動制御する方法が提案されている。この方法では、プリンタの電源投入後や何らかの事象によりモータの励磁電流が絶たれた後の最初のモータ起動時に、自起動領域内の周波数で繰り返される励磁パターンの少なくとも1パターン以上の相信号でモータを回転させるイニシャル動作を実行する。例えば、シート搬送動作開始時にはモータの位相と相信号の位相を一致させ、上記イニシャル動作後直ちに給紙動作に移行する。
特開2002−366001号公報
しかしながら、安価なPM型のステッピングモータは、急激なトルク変動には弱く、モータの正転逆転により異なる被駆動体を駆動する場合には、メカギアのバックラッシュなどにより、脱調しやすいという課題がある。
脱調を防止するためには、自起動領域内の周波数で、繰り返される励磁パターンの数を増やすことが有効であるが、励磁パターンの数を増やすと待機時間が長くなり、プリントプロセスの生産性が低下するという課題もある。
本発明は、脱調しないようにステッピングモータを駆動することが可能であるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成させるため、請求項記載のシート給送装置は、シートを給送するシート給送装置において、給紙されるべきシートを積載するためのトレイと、該トレイに積載されたシートを1枚ずつ搬送する給紙機構と、シートを給紙に適した給紙位置に位置するよう前記トレイをリフトアップするリフト機構と、前記給紙機構と前記リフト機構とを駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転方向に応じて前記給紙機構の動作と前記リフト機構の動作とを切り替える切替機構とを含む給紙部と、前記給紙部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記給紙機構により前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフからオンに切り換えられて最初のシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第1のパルス数に達するまで前記ステッピングモータを初期起動速度で駆動させ後、前記ステッピングモータを給紙速度へと変速させ、前記リフト機構によりトレイがリフトアップされた後、前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフになることなく前記給紙機構によりシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第2のパルス数(第2のパルス数<第1のパルス数)に達するまで前記ステッピングモータを前記初期起動速度で駆動させ後、前記ステッピングモータを前記給紙速度へと変速させ、前記給紙機構によりシートが給紙された後、前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフになることなく前記給紙機構により次のシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第3のパルス数(第3のパルス数<第2のパルス数)に達するまで前記ステッピングモータを前記初期起動速度で駆動させた後、前記ステッピングモータを前記給紙速度へと変速させることを特徴とする。
本発明によれば、シート給送装置およびこれを備えた画像形成装置において、シート給送にかかるステッピングモータ脱調することを抑制することができる
本発明の実施形態に係るシート給送装置を含む画像形成装置の一例であるデジタル複写機の機能構成を示すブロック図である。 図1のデジタル複写機の概略構成を示す縦断面図である。 図1のデジタル複写機の給紙部における給紙駆動伝達部の斜視図である。 図3に示す給紙駆動伝達部のギヤの配列を示す概略平面図である。 図1のデジタル複写機の給紙モータ起動時のモータクロック周波数、モータクロックパルス出力、励磁電流、及び積算パルス数の関係を示す図である。 (a)は図1のデジタル複写機の毎回イニシャル動作を実行する場合のシート給紙タイミングを示す図、(b)は図1のデジタル複写機のリフトアップ時にのみイニシャル動作を実行する場合のシート給紙タイミングを示す図である。 図1のデジタル複写機の給紙モータの駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。 図1のデジタル複写機の各給紙部に配置される紙面検知センサとトレイの概略配置を説明するための給紙部の側面図である。 図7のステップS112におけるリフター制御処理の詳細を示すフローチャートである。 図7のステップS107における給紙制御処理の詳細を示すフローチャートである。 図1のデジタル複写機におけるリフター制御時の紙面検知センサの検知結果、給紙モータの回転設定、励磁電流、及び速度の各タイミングチャートである。 図1のデジタル複写機における1枚目の給紙が行われる場合の紙面検知センサの検知結果、給紙モータの回転設定、励磁電流、及び速度を示すタイミングチャートである。 図1のデジタル複写機における2枚目以降の給紙が行われる場合に、前の給紙が終わった後に前記リフト機構によりトレイがリフトアップされたときの紙面検知センサの検知結果、給紙モータの回転設定、励磁電流、及び速度を示すタイミングチャートである。 図1のデジタル複写機における2枚目以降の給紙が行われる場合に、前の給紙が終わった後に前記リフト機構によりトレイがリフトアップされないときの紙面検知センサの検知結果、給紙モータの回転設定、励磁電流、及び速度を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート給送装置を含む画像形成装置の一例であるデジタル複写機の機能構成を示すブロック図である。
図1において、CPU(Central Processing Unit)101は、デジタル複写機が備える複数の機能部を制御する。ROM(Read Only Memory)102は、CPU101が実行すべき制御プログラム等を格納する。RAM(Random Access Memory)103は、CPU101がデジタル複写機を制御するのに必要な作業領域として使用される。RAM103には、CPU101の作業領域として使用され、かつ、原稿読取部105に読み取られた原稿のデジタル画像等を格納するのに使用される。また、RAM103は、画像処理部107が原稿読取部105から得られるデジタル画像に対して画像処理を実行するために必要な作業領域としても利用される。
操作部104は、表示パネル、操作キーやボタン類を備え、例えば、デジタル複写機に対してユーザが実行させたいコピージョブを設定することが可能である。原稿読取部105は、操作部104からの設定によりデジタル複写機の原稿台(図2参照)に載置された原稿の画像を読み取ってデジタル化し、RAM103に格納する。
画像処理部107は、操作部104からの片面印刷/両面印刷の設定などのコピージョブ設定や原稿読取部105からの読取画像の内容に応じてデジタル画像に対して必要な画像処理を加え、形成すべきデジタル画像をRAM103に格納する。画像形成部108は、RAM103に格納されたデジタル画像からトナー像を形成する。トナー補給部109は、画像形成部108にて消費されるトナーをトナーカートリッジから適宜補給する。
デジタル複写機内部に格納されているシート(単に「紙」とも呼ぶ)は、給紙部110によって給紙され、続いて搬送部111によって画像形成部108にまで搬送され、画像形成部108にて形成されたトナー像がシート上に転写される。トナー像が転写されたシートは、定着部112で定着が行われ、そのまま機外に排出されるか、もしくは2回目の画像形成をするために搬送部111にて再び画像形成部108に向けて搬送される。
給紙部110は、デジタル複合機が備える複数の給紙部を個別に制御できるように、RDK給紙部120、LDK給紙部121、CST3給紙部122、及びCST4給紙部123に分かれている。RDK給紙部120、LDK給紙部121、CST3給紙部122、及びCST4給紙部123の各給紙部は、モータドライバとモータを備えており、モータドライバは該モータの正逆方向への回転方向を切り替え、モータの駆動周波数を設定することができる。各給紙部のモータは、PM型の2相ステッピングモータであり、ドライバーは、ステッピングモータに入力するクロックパルスに応じてステッピングモータの励磁パターンが遷移するよう構成されている。
図2は、図1のデジタル複写機の概略構成を示す縦断面図である。
デジタル複合機は、装置本体100の上部に、自動原稿送り装置(ADF)280、原稿台としてのプラテンガラス201、スキャナ202等が配置されている。スキャナ202は、原稿照明ランプ203や走査ミラー204等を備えており、不図示のモータにより所定方向に往復走査される。原稿の反射光は、走査ミラー204〜206を介してレンズ207を透過し、イメージセンサ部208内のCCDセンサに結像する。ここまでの制御は、原稿読取部105にて行われる。
露光制御部210は、レーザやポリゴンスキャナ等で構成され、イメージセンサ部208で電気信号に変換され、所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感光体ドラム211に照射する。感光体ドラム211の周りには、1次帯電器212、現像器213、転写帯電器216、前露光ランプ214、クリーニング装置215が配置されている。
画像形成機構209において、感光体ドラム211は不図示のモータにより図の矢印の方向に回転しており、1次帯電器212により所望の電位に帯電された後、露光制御部210からのレーザ光219が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム211上に形成された静電潜像は、現像器213により現像されて、トナー像として可視化される。ここまでの制御は、画像形成部108にて行われる。
右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223或いは下段カセット224からピックアップローラ225,226,227,228により給紙されたシートは、給紙ローラ229,230,231,232により搬送パスに送られる。ここまでの制御は、給紙部110にて行われる。RDK給紙部120、LDK給紙部121、CST3給紙部122、及びCST4給紙部123の各給紙部にてリフター制御と給紙動作が行われる。RDK給紙部120は右カセットデッキ221からの給紙を制御し、LDK給紙部121は左カセットデッキ222からの給紙を制御し、CST3給紙部122は上段カセット223からの給紙を制御し、CST4給紙部123は下段カセット224からの給紙を制御する。
シートはレジストレーションローラ233によりループ形成されて停止される。これにより、シートのレジストレーション調整が行われる。シートのレジストレーション調整後、レジストレーションローラ233によってシートが転写部に送られ、感光体ドラム211上に形成されたトナー像が転写帯電器216によりシート上に転写される。転写後の感光体ドラム211は、クリーニング装置215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ214により残留電荷が消去される。ここまでの制御は、画像形成部108にて行われる。
転写後のシートは、分離帯電器217によって感光体ドラム211から分離され、搬送ベルト234によって、そのまま定着器235に送られる。定着器235は、送られたシートを加圧、加熱してトナー像を定着する。トナー像が定着されたシートは、内排紙ローラ236、排出ローラ244により装置本体100の外に排出される。
内排紙ローラ236によって搬送されるシートの搬送経路は、排紙フラッパ237によって搬送パス238側と排出パス243側とのいずれかに切り替えられる。下搬送パス240は、内排紙ローラ236から送り出されたシートを、反転パス239を介して裏返して再給紙パス241に導く。左カセットデッキ222から給紙ローラ230により給紙されたシートも、再給紙パス241に導かれる。
再給紙ローラ242は、シートを画像形成機構209に再給紙する。排出ローラ244は、排紙フラッパ237の近傍に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス243側に切り替えられたシートを装置本体100外に排出する。ここまでの制御は、搬送部111と定着部112にて行われる。
次に、給紙部110の構成について説明する。
図3は、給紙部110における給紙駆動伝達部の斜視図、図4は、図3に示す給紙駆動伝達部のギヤの配列を示す概略平面図である。なお、給紙駆動伝達部は図示例に限定されるものではなく、他の構造や構成であってもよい。
給紙部110において、RDK給紙部120、LDK給紙部121、CST3給紙部122、及びCST4給紙部123の各給紙部は、図3に示す給紙駆動伝達部を備える。給紙駆動伝達部は、給紙モータ301の給紙モータ駆動軸301aを正転させることでシートを給紙するよう駆動力を伝達し、逆転させることで、リフト機構として各給紙部でシート束を給紙に適した給紙位置へ向けてリフトアップするよう駆動力を伝達する。例えば、図4に示すように、給紙モータ駆動軸301aが時計方向に回る場合に正転となっており、反時計方向に回る場合に逆転となっている。このように、給紙駆動伝達部は、給紙モータ301の回転方向に応じて、給紙動作とリフトアップ動作を切り替えるための切替機構として機能する。
給紙モータ駆動軸301aは、駆動力を伝達するために、給紙連結ギア301b、第1リフター連結ギア302a、第2リフター連結ギア302b、第3リフター連結ギア302c、第4リフター連結ギア302dと常時、連結している。リフトアップ動作を実行する場合には、リフター駆動ギア302fに対して、第4リフター連結ギア302dが、ワンウェイギア302e(リフター駆動)で連結される(リフト機構の一例)。
一方、給紙動作を実行する場合には、給紙駆動ギア301dに対して、給紙連結ギア301bが、ワンウェイギア301c(給紙駆動)で連結される。ワンウェイギア301c,302eは、一般的なワンウェイギアと同様に、逆回転の場合にはから周りして駆動力は伝達されない。駆動力は伝達されないが、ワンウェイギアそのものは、回転をするために、次に駆動力を伝達する場合には、ギアの噛み合わせがわるい状態(=ギアギャップがある)になり、バックラッシュが発生する。このバックラッシュが原因で、給紙モータの脱調が発生する場合がある。
図5は、給紙モータ起動時のモータクロック周波数、モータクロックパルス出力、励磁電流、及び積算パルス数の関係を示す図である。
給紙モータ301の励磁電流をOFF状態からON状態(100%励磁状態)にして十分なホールド時間をとった後、モータクロック周波数を、モータが十分に起動できる自起動領域内の周波数(=自起動周波数)にして、給紙モータ301を駆動する。例えば、モータのイニシャル動作として、モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が8パルスになるまで自起動周波数で給紙モータ301を駆動する。その後、目標速度になるようにモータに入力するクロックパルスの間隔を短くしていくことで加速する。本実施の形態では、給紙モータとして、安価なPM型の2相ステッピングモータを1−2相励磁で使用しているので、励磁パターンが1周するには最低8クロックが必要なことから、積算パルス数を8パルスとしている。但し、これは電気的な位相合わせの動作であり、ギアギャップがある場合には、電気的な位相合わせとは別に、ギアギャップがなくなるまで自起動周波数で駆動する必要がある。
ギアギャップの解消と電気的な位相合わせとを毎回行う場合は、図6(a)に示す「毎回イニシャル動作を行うケース」のようなシート給紙タイミングとなる。この場合、給紙モータのイニシャル動作に必要な時間(T4)と紙間時間(T5)が毎回必須となってしまう。一方、図6(b)に示す「リフトアップ時のみイニシャル動作を行うケース」では、リフトアップがあった紙間の場合のみ、モータのイニシャル動作に必要な時間(T4)が必要であり、リフトアップがない場合には、紙間時間(T5)の紙間となる。このことにより、「リフトアップ時のみイニシャル動作を行うケース」が、トータルとしての生産性が向上する。
次に、本実施形態における給紙モータ301の駆動制御の流れを図7を用いて説明する。
図7は、給紙モータ301の駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、CPU101がROM102等から読み出して制御プログラムを実行することで実現される。また、本処理は、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223、及び下段カセット224の各給紙部に対して独立して実行される。
まず、ステップS101では、CPU101は、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223、及び下段カセット224の各給紙部にシートが収納されているか否かを判別する。CPU101は、各給紙部に配置されたシート検知センサ(不図示)等による検知結果から、いずれの給紙部にもシートが収納されていないと判別した場合には、いずれかの給紙部にシートが収納されるまで待機状態となる。なお、ステップS101は、CPU101が不図示の給紙部の扉の開閉センサ等による検知結果から給紙部の扉が閉まっていると判別した場合にのみ実行される。
ステップS101においてシート有りと判別した場合、CPU101は、給紙部に収納されたシートが給紙位置にあるかどうかを判別する(ステップS102)。シートが給紙位置にないと判別した場合には、ステップS109に処理を進める一方、シートが給紙位置にあると判別した場合、ステップS103に処理を進める。シートが給紙位置にあるかどうかは、給紙部内に配置された紙面検知センサの検知結果により判断される。給紙部の概略断面図を図8に示す。なお、図示例は各給紙部に共通する構造である。
図8において、トレイZ102は、給紙部に収納されるシート(またはシート束)が積載される。トレイZ102は、給紙モータ301が逆転方向に回転駆動することでリフトアップされ、紙面検知センサZ101の検知結果に基づいてシートの上面位置がシートの給紙に最適な位置に保たれるよう制御されている。即ち、トレイZ102上のシートの積載状況(積載量)に応じてトレイZ102の位置が調整される。なお、給紙部は、その扉を開くための開ボタン(不図示)が押下されると、トレイZ102が給紙部の一番下まで下がり、その後、給紙部が前に出てくるよう構成されている。
ステップS103では、CPU101は、操作部104に、ステップS101でシートの存在が確認された給紙部で給紙可能である旨を表示する。そして、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の内部フラグをクリア(FLG=0)する(ステップS104)。この内部フラグは、シートが給紙位置にあってリフト機構の動作が不要な場合には「0」、シートが給紙位置になくリフト機構の動作が必要な場合に「1」に設定され、後述する図10のステップS312において、今回の給紙の前にリフター機構が動作したか否かを判定するために利用される。
次に、ステップS101と同様に、CPU101は、不図示のシート検知センサによるシートの有無を判別する(ステップS105)。この判別の結果、シート無しと判別した場合には、ステップS101に処理を戻す。一方、シート有りと判別した場合、ステップS106に処理を進め、CPU101は、給紙命令があるかどうかを判別する。給紙命令の有無は、操作部104で、スタートキー(不図示)が押されたかどうかで判別される。
ステップS106の判別の結果、給紙命令がないと判別した場合には、ステップS105に処理を戻す。一方、給紙命令があると判別した場合、CPU101は給紙制御処理を実行する(ステップS107)。この給紙制御処理の詳細については後述する。
次に、ステップS108では、CPU101は、給紙命令が終了したかどうかを判別する。給紙命令が終了したかどうかは、例えば、操作部104で設定されたプリント枚数が全てプリントされたかどうか(プリントジョブが完了したかどうか)で判別される。ステップS108の判別の結果、給紙命令が終了したと判別した場合には、ステップS101に処理を戻す。一方、給紙命令が終了してないと判別した場合、ステップS105に処理を戻す。
ステップS109では、CPU101は、操作部104に、ステップS101でシートの存在が確認された給紙部で給紙不可能である旨を表示する。次に、ステップS110では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301の励磁電流をON状態にする。その後、CPU101は、100ms経過するのを待つ(ステップS111)。100msが経過した後、CPU101はリフター制御処理を実行する(ステップS112)。このリフター制御処理の詳細については後述する。
次に、ステップS113では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301への駆動停止命令を発し、給紙モータ301の励磁電流をOFF状態にして、ステップS102に処理を戻す。
次に、図7のステップS112におけるリフター制御処理の詳細について説明する。
図9は、図7のステップS112におけるリフター制御処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301を逆転方向に設定し、自起動速度で給紙モータの駆動を開始する。給紙モータの自起動速度での駆動とは、上述した自起動周波数で給紙モータ301を駆動することを意味する。
ステップS201の後、ステップS202では、CPU101は、シートが給紙位置までリフトアップされるのを待つ。すなわち、給紙モータ301の逆転方向への駆動によりトレイZ102がリフトアップされ、トレイZ102上のシートの上面が紙面検知センサZ100の位置に到達すると、図7のフローチャートにリターンする。このときの紙面検知センサの検知結果、給紙モータ301の回転設定、励磁電流、及び速度の各タイミングチャートを図11に示す。
図11において、T1は、ステップS111における励磁電流ON後の100msを意味する。また、シートの上面が紙面検知センサの位置に到達して、紙面検知センサがシートを検知した場合、給紙モータ301のモータ速度が自起動速度から停止される。
図11のケースでは、給紙モータの励磁電流がオンされ(S110)、100ms(T1)の待機の後(S111)、ステップS112で図9のリフター制御処理が実行され、給紙モータが自起動速度で逆転し(S201)、紙面検知センサの出力が「シートあり」となると(S202,YES)、ステップS113に戻って給紙モータが停止され、励磁電流がオフされる。
次に、図7のステップS107における給紙制御処理の詳細について説明する。
図10は、図7のステップS107における給紙制御処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS301では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301の励磁電流がOFF状態かどうかを判別する。ステップS301の判別の結果、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301の励磁電流がOFF状態であると判別した場合には、ステップS302に処理を進める一方、励磁電流がOFF状態ではない、即ちON状態であると判別した場合、ステップS312に処理を進める。
ステップS302では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301に対して励磁電流をON状態にする。その後、CPU101は、100ms経過するのを待つ(ステップS303)。100msが経過した後、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301を正転方向に設定し、上述した自起動速度で給紙モータの駆動を開始する(ステップS304)。次に、CPU101は、モータに入力する自起動周波数のクロックパルスの積算パルス数が16パルスになるのを待つ(ステップS305)。モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が16に達すると(ステップS305でYES)、CPU101は、給紙モータ301を目標速度である給紙速度へと変速する(ステップS306)。ステップS304〜S306の処理は、具体的には次のようになる。すなわち、給紙モータ301への励磁電流がオフからオンに切り換えられて最初のシートが給紙される場合、CPU101が、モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が16(第1のパルス数)に達するまで給紙モータ301を自起動速度(初期起動速度)で駆動させる第1のイニシャル動作を行った後、給紙モータを給紙速度に変速させる。ステップS304〜S306は、第1の制御工程の一例である。1枚目の給紙が行われる前はモータの励磁電流がオフされ、かつ、トレイ上のシートの重みによって給紙駆動伝達部のギアに力が加わるため、モータの電気的な位相が励磁電流の位相とずれ、給紙駆動伝達部内のギアギャップが生じる。そのため、励磁電流がオフからオンに切り換えられて1枚目の給紙が行われる場合、電気的な位相合わせとギアギャップ解消のために、給紙モータ301を第1のパルス数分のクロックパルスを入力するまで初期起動速度で駆動する。
ステップS307では、CPU101は、給紙が完了するのを待つ。CPU101は、不図示の給紙センサによりシートの存在が確認された給紙部からシートが抜けたことを検知した時点で給紙が完了したと判別する。ステップS307で給紙が完了したと判別したときは、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の内部フラグをクリア(FLG=0)する(ステップS308)。
次に、CPU101は、ステップS102と同様に、シートの存在が確認された給紙部内のシートが給紙位置にあるかどうかを判別する(ステップS309)。ステップS309の判別の結果、シートが給紙位置にあると判別した場合にはリターンする。一方、シートが給紙位置にないと判別した場合、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の内部フラグを1にセット(FLG=1)する(ステップS310)。次に、CPU101は、前述したリフター制御処理を実行し(ステップS311)、シートが給紙位置に到達すると(S202,YES)、励磁電流をオフすることなく給紙モータを停止し(S316)、図7のフローチャートにリターンする。
ステップS312では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の内部フラグが1になっているかどうかを判別する。ステップS312の判別の結果、シートの存在が確認された給紙部の内部フラグが1になっていると判別した場合(今回の給紙の前にリフター制御処理が実行された場合)には、ステップS313に処理を進める一方、そうでない場合、ステップS315に処理を進める。
ステップS313では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301を正転方向に設定し、上述した自起動速度で給紙モータの駆動を開始する。次に、CPU101は、図5に示すように、モータに入力する自起動周波数のクロックパルスの積算パルス数が8パルスになるのを待つ(ステップS314)。モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が8に達すると(ステップS314でYES)、CPU101は、ステップS306以降の処理を実行する。
ステップS313,S314,S306は、具体的には次のようになる。すなわち、リフト機構によりトレイZ102がリフトアップされた後、給紙モータ301に対する励磁電流がオフになることなく給紙機構によりシートが給紙される場合(2枚目以降の給紙が行われる場合、前の給紙が終わった後にリフトアップが行われたとき)は、モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が8(第2のパルス数)に達するまで給紙モータ301を自起動速度(初期起動速度)で駆動させる第2のイニシャル動作を実行する。その後、給紙モータ301を給紙速度に変速させる。ステップS313,S314,S306は、第2の制御工程の一例である。このように、上記給紙動作の2枚目以降の給紙が行われる場合、前の給紙が終わった後にリフトアップが行われたときは、モータの励磁電流はオフされていないため、モータの電気的な位相合わせは必要ないが、給紙モータを逆転から正転に切り替える際に給紙駆動伝達部内のギアギャップを解消する必要がある。そこで、2枚目以降の給紙が行われる場合、前の給紙が終わった後にリフトアップが行われたときは、ギアギャップ解消のために、給紙モータ301を第2のパルス数分のクロックパルスを入力するまで初期起動速度で駆動する。従って、第2のパルス数は第1のパルス数よりも小さい。
ステップS315では、CPU101は、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータ301を正転方向に設定し、自起動速度から給紙モータの駆動を開始する。ステップS315の後、給紙モータ301を目標速度である給紙速度へと変速し(ステップS306)、ステップS307へと処理を進める。ステップS315からステップS307への流れは、具体的には次のようになる。すなわち、給紙機構によりシートが給紙された後、給紙モータ301に対する励磁電流がオフになることなく給紙機構により次のシートが給紙される場合(2枚目以降の給紙が行われる場合に、前の給紙が終わった後にリフトアップ駆動が行われないとき)は、給紙モータ301を第1及び第2のイニシャル動作を実行することなく自起動速度から給紙速度へ変化させることにより加速する。
2枚目以降の給紙が行われる場合、前の給紙が終わった後にリフトアップ駆動が行われないとき、モータに入力するクロックパルスの積算パルス数が第3のパルス数に達するまで給紙モータ301を自起動速度で駆動させる第3のイニシャル動作を行った後、給紙モータ301を給紙速度へと変速させてもよい。ステップS315→ステップS307への流れは、第3の制御工程の一例である。このように、2枚目以降の給紙が行われる場合、前の給紙が終わった後にリフトアップが行われないときは、電気的な位相合わせもギアギャップ解消も必要ないため、給紙モータ301を初期起動速度から給紙速度へと変速させる。あるいは、給紙モータ301を第3のパルス数分のクロックパルスを入力するまで初期起動速度で駆動した後、給紙モータ301を給紙速度へと変速させる。この場合、第3のパルス数は第2のパルス数よりも小さい。
次に、上述した給紙制御処理における、紙面検知センサの検知結果、給紙モータ301の回転設定、励磁電流、及び速度について、図12、図13、図14のタイミングチャートを用いて説明する。
図12は、ステップS301において、シートの存在が確認された給紙部の給紙モータの励磁電流がOFF状態であると判別された場合(1枚目を給紙する場合)の紙面検知センサの検知結果、給紙モータ301の回転設定、励磁電流、及び速度のタイミングチャートである。
図12において、T2は、ステップS303における励磁電流ON後の100msを意味する。T3は、給紙モータのイニシャル動作に必要な時間を意味し、ステップS305におけるクロックパルス出力の積算パルス数が16パルスになるまでの時間である。
図12のケースでは、給紙モータの励磁電流がオンされ(S302)、100ms(T2)の待機の後(S303)、給紙モータが自起動速度で正転し(S304)、16パルスのクロックが出力されるのを待ち(S305,T3)、給紙モータが給紙速度に加速される(S306)。給紙が完了し(S307,YES)、紙面検知センサの出力が「シートなし」となりシートが給紙位置にないと判断されると(S309,NO)、ステップS311で図9のリフター制御処理が実行され、給紙モータが自起動速度で逆転し(S201)、紙面検知センサの出力が「シートあり」となると(S202,YES)、ステップS316に戻って給紙モータが停止される。
図13は、ステップS301で給紙モータの励磁電流がON状態と判別され、且つステップS312でFLG=1であった場合(2枚目以降の給紙が行われる場合で、現在のシート給紙直前にリフター制御が行われた場合)の紙面検知センサの検知結果、給紙モータ301の回転設定、励磁電流、及び速度のタイミングチャートである。
図13において、T4は、T3と同様に、給紙モータのイニシャル動作に必要な時間を意味し、ステップS314におけるクロックパルス出力の積算パルス数が8パルスになるまでの時間である。
図13のケースでは、給紙モータが自起動速度で正転し(S313)、8パルスのクロックが出力されるのを待ち(S314,T4)、給紙モータが給紙速度に加速される(S306)。給紙が完了し(S307,YES)、紙面検知センサの出力が「シートなし」となりシートが給紙位置にないと判断されると(S309,NO)、ステップS311で図9のリフター制御処理が実行され、給紙モータが自起動速度で逆転し(S201)、紙面検知センサの出力が「シートあり」となると(S202,YES)、ステップS316に戻って給紙モータが停止される。
図14は、ステップS301で給紙モータの励磁電流がON状態と判別され、且つステップS312でFLG=0であった場合(2枚目以降の給紙が行われる場合で、現在のシート給紙直前にリフター制御が行われていない場合)の紙面検知センサの検知結果、給紙モータ301の回転設定、励磁電流、及び速度のタイミングチャートである。
図14に示すタイミングチャートは、図5に示すイニシャル動作が不要なパターンであり、給紙モータの速度は、自起動速度から給紙速度まですぐに加速されている。
図14のケースでは、給紙モータが給紙速度で正転する(S315)。給紙が完了し(S307,YES)、紙面検知センサの出力が「シートなし」となりシートが給紙位置にないと判断されると(S309,NO)、ステップS311で図9のリフター制御処理が実行され、給紙モータが自起動速度で逆転し(S201)、紙面検知センサの出力が「シートあり」となると(S202,YES)、ステップS316に戻って給紙モータが停止される。
本実施形態によれば、安価なPM型のステッピングモータの正転逆転により異なる被駆動体を駆動する場合、例えばリフトアップと給紙動作を兼用させたときにメカギアのバックラッシュ等が発生した場合にも脱調することなくモータを駆動することが可能となる。
また、必要以上にイニシャル動作を行わないので、給紙時の生産性向上を達成することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 デジタル複合機本体
101 CPU
104 操作部
108 画像形成部
110 給紙部
120 RDK給紙部
121 LDK給紙部
122 CST3給紙部
123 CST4給紙部

Claims (5)

  1. シートを給送するシート給送装置において、
    給紙されるべきシートを積載するためのトレイと、該トレイに積載されたシートを1枚ずつ搬送する給紙機構と、シートを給紙に適した給紙位置に位置するよう前記トレイをリフトアップするリフト機構と、前記給紙機構と前記リフト機構とを駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータの回転方向に応じて前記給紙機構の動作と前記リフト機構の動作とを切り替える切替機構とを含む給紙部と、
    前記給紙部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記給紙機構により前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフからオンに切り換えられて最初のシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第1のパルス数に達するまで前記ステッピングモータを初期起動速度で駆動させた後、前記ステッピングモータを給紙速度へと変速させ、
    前記リフト機構によりトレイがリフトアップされた後、前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフになることなく前記給紙機構によりシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第2のパルス数(第2のパルス数<第1のパルス数)に達するまで前記ステッピングモータを前記初期起動速度で駆動させた後、前記ステッピングモータを前記給紙速度へと変速させ、
    前記給紙機構によりシートが給紙された後、前記ステッピングモータに対する励磁電流がオフになることなく前記給紙機構により次のシートが給紙される場合に、前記ステッピングモータに入力するクロックパルスが第3のパルス数(第3のパルス数<第2のパルス数)に達するまで前記ステッピングモータを前記初期起動速度で駆動させた後、前記ステッピングモータを前記給紙速度へと変速させることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記切替機構は、前記ステッピングモータの回転方向を正転方向に設定することで前記給紙機構を動作させ、前記ステッピングモータの回転方向を逆転方向に設定することで前記リフト機構を動作させることを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  3. 前記制御部は、1枚目を給紙する前は前記ステッピングモータの励磁電流をオフすることを特徴とする請求項1または2記載のシート給送装置。
  4. 前記第3のパルス数は1であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート給送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のシート給送装置と、該シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部とを有することを特徴とする画像形成装置。
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