JP2002347960A - 給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置

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JP2002347960A JP2001155941A JP2001155941A JP2002347960A JP 2002347960 A JP2002347960 A JP 2002347960A JP 2001155941 A JP2001155941 A JP 2001155941A JP 2001155941 A JP2001155941 A JP 2001155941A JP 2002347960 A JP2002347960 A JP 2002347960A
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sheet
belt
separating
roller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙ベルトと分離コロの離間動作が分離性能
および給紙性能に影響せず、簡素な構成でシートの種類
にも対応可能な給紙装置、シート搬送装置および画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 給紙ベルト11および分離コロ12を含む給
紙分離機構と、給紙ベルト11の近傍で、分離コロ12と給
紙ベルト11を離間する円形カラーなどの離間部材とを備
えた給紙装置において、1枚のシートが給紙ベルト11と
分離コロ12のニップ部から給紙方向下流の所定位置に達
したタイミングで、給紙ベルト11のみ、または給紙ベル
ト11と分離コロ12の両方を駆動停止した状態で、前記離
間部材により給紙ベルト11と分離コロ12を離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙ベルトによる
給紙手段および、この給紙手段に当接し、給紙方向に対
して逆方向に駆動される分離コロなどの分離部材を具備
した給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の給紙装置には、給紙ベルトによる
給紙手段と、この給紙手段に当接し、トルクリミッタを
介して給紙方向に対し、逆転方向に駆動される分離コロ
と、前記給紙ベルトの近傍で、前記分離コロと前記給紙
ベルトを離間する離間部材とを備え、1枚のシートが前
記給紙ベルトと前記分離コロのニップ部から給紙方向下
流の所定位置に達したタイミングで、前記離間部材によ
り前記給紙ベルトと前記分離部材を離間するものがある
(特願平2000-101739号)。この構成により、給紙分離
性能を損なうことなく、給紙ベルトと分離コロの接触、
および給紙ベルトと原稿の接触を最小限に抑えて、給紙
ベルトの磨耗あるいは原稿印字面の転写による給紙ベル
トの汚れを軽減しようとしている。
【0003】また、従来の給紙装置には、呼出コロおよ
びストッパ爪を当接・隔離位置に移動するように駆動す
る1駆動手段を備え、呼出モータの駆動力を2系統に分
割して伝達し、給紙部材および規制部材を前記1駆動手
段で駆動するものがある(特開平11-143139号公報)。
この構成により、駆動手段における部品点数の増大を抑
制しようとしている。
【0004】さらに、従来の給紙装置には、押え位置可
変部材によって給紙ベルトブラケットを介して給紙ベル
トの押え位置を可変とし、前記給紙ベルトの摺接角度を
機械的に変化させて前記給紙ベルトの張力による分離圧
を変化させるものがある(特開平11-217126号公報)。
この構成により、原稿の種類(紙厚、判サイズなど)に
応じて最適な分離圧を設定しようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平2000-101739号の技術では、原稿搬送中に、給紙ベ
ルトの両側に回転自在に設置された円形カラー(離間部
材)が分離コロと圧接して離間するまでの動作を行い、
ここで前記給紙ベルトと前記分離コロのニップ部の揺接
角(ニップ角度)が変化し、この揺接角の変化が分離性
能に影響を与えることが考えられるため、さらに改善の
余地がある。また、前記特開平11-143139号公報に開示
された技術では、給紙ベルトと分離コロを離間するとい
う点については配慮がなされていない。さらに、前記特
開平11-217126号公報に開示された技術では、分離圧を
変化させるための専用機構を設けているため、コスト面
での改善が望まれる。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、給紙ベルトと分離コロの離間動作が分離性能および
給紙性能に影響せず、簡素な構成でシートの種類にも対
応可能な給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、給紙ベルトによってシートを給送する給紙手段と、
前記給紙ベルトに当接して前記シートを1枚ずつ分離す
る分離部材と、前記給紙ベルト近傍で、前記分離部材と
前記給紙ベルトを離間する離間部材と、前記給紙手段の
給紙方向下流で、1枚ずつ分離されたシートの先端を検
知するプルアウトセンサとを備え、1枚のシートが給紙
ベルトと分離部材のニップ部から給紙方向下流に搬送さ
れ、前記シートの先端が前記プルアウトセンサによって
検知されたタイミングで、離間部材により給紙ベルトと
分離部材を離間することに特徴がある。
【0008】分離後のシート先端がプルアウトセンサに
よって検知されると、円形カラーなどの離間部材により
給紙ベルトと分離部材を離間することで、給紙ベルトと
シートの接触時間を制限し、シート表面に付着したカー
ボン粒子などが給紙ベルトに転写されて汚れるのを抑制
するとともに、摩擦による給紙ベルトの劣化・短命化を
改善できることとなる。
【0009】請求項2に記載の発明は、給紙ベルトによ
ってシートを給送する給紙手段と、前記給紙ベルトに当
接して前記シートを1枚ずつ分離する分離部材と、前記
給紙ベルトの近傍で、前記分離部材と前記給紙ベルトを
離間する離間部材とを備え、1枚のシートが前記給紙ベ
ルトと前記分離部材のニップ部から給紙方向下流の所定
位置に達したタイミングで、前記給紙ベルトのみ、また
は前記給紙ベルトと前記分離部材の両方を駆動停止した
状態で、前記離間部材により前記給紙ベルトと前記分離
部材を離間することに特徴がある。
【0010】分離後のシートが給紙ベルト下流の所定位
置に達した時点で、シートの搬送を停止し、円形カラー
などの離間部材によって給紙ベルトと分離コロなどの分
離部材を隔離するので、安定した分離性能を確保しなが
ら給紙ベルトの汚れを抑え、あるいは給紙ベルトの劣化
を防ぐこととなる。例えば、前記シートが鉛筆原稿の場
合、この原稿上のカーボン粒子が前記給紙ベルトに転写
され、次の原稿を汚すのを抑制できる。さらに、先行シ
ートと次シートのページ間の動作においては通常、給紙
ベルトと逆転方向に駆動される前記分離コロなどが接触
しないか、もしくは接触を制限されるため、給紙ベルト
の磨耗を抑制して装置寿命を延すこととなる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記離間部材の回転動作の軸と、前記給紙ベルトを
前記分離部材から離間するための揺動動作の軸とが同一
軸からなることに特徴がある。
【0012】給紙ベルトと分離コロを離間するための離
間部材(円形カラーなど)の回転動作を制御するための
回転軸と、前記給紙ベルトと前記分離コロを離間するた
めの揺動動作を制御する回転軸とを同一軸とすることに
より、前記離間部材の位置と前記給紙ベルトの揺動位置
を同時に制御でき、安定した給紙動作を実現できること
となる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記同一軸を駆動軸として前記離間部材と連結され
たカムを備え、このカムの回転に応じて、前記離間部材
と前記給紙ベルトを前記分離部材から離間するための揺
動動作がなされることに特徴がある。
【0014】円形カラーなどとカムを連結し、このカム
の回転位置によって、前記円形カラーを分離コロに圧接
して給紙ベルトと前記分離コロを離間するための揺動動
作を制御するようにしたので、前記給紙ベルトを離間す
るための装置構成を簡素化し、部品点数の増加を抑えて
製造コストの増大を抑制できることとなる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記カムを前記給紙ベルトの両端近傍に配置したこ
とに特徴がある。
【0016】円形カラーなどの離間部材を給紙ベルトの
両外側に配置し、前記給紙ベルトと分離コロを離間する
ための揺動動作を制御するカムを前記給紙ベルトの両端
近傍に設けることで、前記給紙ベルトを含む給紙ユニッ
トの傾きを抑え、搬送シートのスキューを防止できるこ
ととなる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項4におい
て、前記給紙ベルトを含むユニットと前記カムが接触し
て回転し、前記離間部材と前記給紙ベルトを前記分離部
材から離間するときのカム位置に凹部を形成したことに
特徴がある。
【0018】給紙ベルトと分離コロを接離する揺動動作
を制御するためのカムに、凹部(溝形状)を形成し、こ
の凹部で前記カムの停止位置を安定させることにより、
前記カムの駆動系のバッククラッシュなどによる停止位
置のばらつきを抑え、安定した位置で円形カラーなどの
離間部材を停止できることとなる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項4におい
て、前記カムを回転駆動するためのステッピングモータ
を備え、前記カムが前記離間部材と前記給紙ベルトを前
記離間部材から離間して停止するとき、前記ステッピン
グモータを励磁させたまま停止するようにしたことに特
徴がある。
【0020】ステッピングモータによって、円形カラー
などと給紙ベルトを分離コロから離間するための揺動動
作を制御するカムを駆動回転し、前記ステッピングモー
タを励磁させたまま停止することにより、前記カムの駆
動系を固定して停止位置のばらつきを抑え、安定した位
置で円形カラーなどの離間部材を停止できることとな
る。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項4におい
て、前記カムの停止位置によって、前記給紙ベルトと前
記分離部材のニップ部の揺接角を可変としたことに特徴
がある。
【0022】給紙ベルトと分離コロの摺接角度(ニップ
角度)を機械的に変更可能とすることで、前記給紙ベル
トの張力による分離圧を適宜変化させ、シートの種類に
応じて最適な分離圧を設定できることとなる。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項3におい
て、前記シートの束を載置するシート載置台と、このシ
ート載置台の上方で昇降し、このシート載置台上に載置
されたシート束に接離可能な給紙部材と、この給紙部材
の昇降動作および、前記給紙ベルトを前記分離部材から
離間するための揺動動作を連動させる昇降連動手段とを
備えたことに特徴がある。
【0024】呼出コロなどの給紙部材の昇降動作を、給
紙ベルトと分離コロを接離する揺動動作と連動させるよ
うに構成することで、前記給紙部材を昇降させるための
専用駆動系が不要となり、構成を簡素化して製造コスト
を削減できることとなる。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項3におい
て、前記同一軸に軸支されるとともに、前記シートの束
を載置するシート載置台に接離可能に設けられ、このシ
ート載置台に当接したときにシート先端部が当接してシ
ート束が前記シート載置台上の所定位置よりもシート搬
送方向下流に移動するのを規制する規制部材と、この規
制部材の接離動作、前記離間部材の回転動作、および前
記給紙ベルトを前記分離部材から離間するための揺動動
作を連動させる規制連動手段とを備えたことに特徴があ
る。
【0026】ストッパ爪などの規制部材の接離動作と、
円形カラーなどの回転動作および給紙ベルトと分離コロ
を接離するための揺動動作を制御する軸の回転動作とを
連動させるように構成することで、前記規制部材を昇降
させる専用駆動系が不要となり、構成を簡素化して製造
コストを削減できることとなる。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項10におい
て、前記同一軸に連結されて、シート搬送方向および逆
方向にトルクを与えるトルクリミッタを備え、このトル
クリミッタを介して前記規制部材の接離動作を行うこと
に特徴がある。
【0028】ストッパ爪などの規制部材の接離動作を、
円形カラーなどの回転動作および給紙ベルトと分離コロ
を接離する揺動動作を制御する同一軸に連結されたトル
クリミッタで行うので、前記回転動作が停止しても前記
規制部材の位置を保持できることとなる。
【0029】請求項12に記載の発明は、シート搬送装置
において、請求項1〜11のいずれかに記載の給紙装置を
具備したことに特徴がある。
【0030】前述のような給紙装置を具備することで、
給紙分離性能を損なうことなく、分離ローラと給紙ベル
トの接触を抑制することが可能なシート搬送装置を実現
できる。
【0031】請求項13に記載の発明は、画像形成装置に
おいて、請求項12に記載のシート搬送装置を具備したこ
とに特徴がある。
【0032】前述のような給紙装置を具備したシート搬
送装置を設けることで、給紙分離性能を損なうことな
く、分離ローラと給紙ベルトの接触を抑制することが可
能な画像形成装置を実現できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。なお、本実施形態では、自動原稿
搬送装置(給紙装置を含むシート搬送装置)を搭載した
複写機について説明するが、これに限らず、本発明はフ
ァクシミリ装置やスキャナ装置などの画像形成装置ある
いは画像読取装置に広範に適用可能なものである。
【0034】まず、構成を説明する。図1、図2におい
て、複写機1の上面にはコンタクトガラス2が設けられ
ている。このコンタクトガラス2上には、自動原稿搬送
装置(ADF)3が設けられ、このADF3は図示しな
いヒンジなどによって複写機の本体1と開閉可能に連結
されている。
【0035】また、ADF3は、複数の原稿からなる原
稿束Pを載置可能な原稿トレイ(原稿載置台)4と、こ
の原稿トレイ4に載置された原稿束Pから原稿を1枚ず
つ分離した後、分離された原稿をコンタクトガラス2に
向かって搬送する分離給紙部5と、この分離給紙部5に
よりコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿を、
コンタクトガラス2上の露光位置に搬送・停止させると
ともに、コンタクトガラス2の下方に配設された読取部
(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、CCDなどで構
成されたもの)による読取りが終了した原稿を、コンタ
クトガラス2から搬出する搬入搬出部6と、この搬入搬
出部6によってコンタクトガラス2の露光位置から搬出
された原稿を、第1排紙トレイ8または第2排紙トレイ
9のいずれかに排出する排紙部7とを具備している。こ
こで、第1排紙トレイ8は複写機1の本体側方から突出
しており、一方、第2排紙トレイ9は原稿トレイ4の下
方に配設されている。
【0036】分離給紙部5は、呼出コロ10、給紙ベルト
11、分離コロ(分離部材)12、プルアウト駆動コロ13、
プルアウト従動コロ13a、13b、ストッパ爪14、原稿セ
ットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジストセンサ17
から構成されている。
【0037】ストッパ爪14は、原稿トレイ4に当接する
規制位置(当接位置)と原稿トレイ4から退避する退避
位置(隔離位置)の間で移動可能に設けられ、前記規制
位置で原稿束Pの先端部に当接して、原稿束Pが原稿ト
レイ4上の所定位置よりも搬送方向下流側に移動するの
を規制するものである。
【0038】呼出コロ10は、原稿束Pに当接・隔離可能
に設けられ、原稿束Pから上層に位置する原稿を給紙す
るようになっており、給紙ベルト11および分離コロ12
は、原稿束Pから最上位の原稿のみを分離するようにな
っている。こうして分離された原稿は、プルアウト駆動
コロ13とこれに連れ回りするプルアウト従動コロ13a、
13bに挟持され、給紙ベルト11および分離コロ12から引
き抜かれてコンタクトガラス2に向かって搬送される。
【0039】なお、呼出コロ10、給紙ベルト11、分離コ
ロ12、プルアウト駆動コロ13およびストッパ爪14は、図
2に示す第1駆動機構18および第2駆動機構19によって
駆動される。第1駆動機構18には、図2〜図4に示すよ
うに、ステッピングモータからなる呼出モータ20を備
え、この呼出モータ20はメインコントローラ21によって
駆動制御される。呼出モータ20の駆動力は、この呼出モ
ータ20の出力軸に取り付けられた歯車20aから歯車27、
22を介して歯車23に伝達されるようになっており、この
歯車23は、軸部材24を介してピックアップ入力歯車25に
連結されている。このピックアップ入力歯車25は、ピッ
クアップ駆動歯車26に噛合している。
【0040】図3中、呼出モータ20がモータ裏側からみ
て時計方向であるCW方向に回転すると、歯車27、22、
23およびピックアップ入力歯車25を介してピックアップ
駆動歯車26が図3における時計方向に回転する。
【0041】ピックアップ駆動歯車26は、ホームポジシ
ョン検知フィラ28が固定された駆動軸29を介して給紙ベ
ルトブラケット38の両側に配置されたカム31と接続され
ている。また、図4に示すように、駆動軸29はADF3
の本体3aの前後それぞれに設けられたブラケット110
に回転自在、かつ昇降自在に支持され、さらに、スプリ
ング44により下方向に付勢されている。
【0042】また、ホームポジション検知フィラ28は、
フィラセンサ32によって検知されるようになっており、
このフィラセンサ32は、発光素子および受光素子からな
る光センサで構成され、ホームポジション検知フィラ28
によって前記発光素子から前記受光素子に照射される光
が遮断されたときに、カム31の回動位置を検知し、後述
のように呼出コロ10のホームポジションを検知するよう
になっている。
【0043】また、給紙ベルト11は、図4、図5に示す
ように、給紙ベルト駆動軸34およびベルト従動ローラ36
に周回移動自在に巻き回されており、この給紙ベルト駆
動軸34およびベルト従動ローラ36は、給紙ベルト11を保
持するブラケット(給紙ベルトブラケット)38に係合し
ている。また、ベルト従動ローラ36は、内部に筒状部材
(従動ローラ軸)45が挿通されており、この筒状部材45
の両端部とブラケット38の間にはスプリング(スプリン
グ部材)46a、46bが設けられている。このスプリング
46a、46bは、給紙ベルト11の幅方向中央部を挟んで、
給紙ベルト11の幅方向の対称位置に設けられており、従
動ローラ36の軸を給紙ベルト駆動軸34から隔離する方向
に付勢し、給紙ベルト11を介して従動ローラ36の軸の両
端部に設けられた軸受47a、47bをブラケット38に押付
けることにより、給紙ベルト11に一定の張力を付与する
ようになっている。
【0044】また、揺動部材35は、給紙ベルト駆動軸34
を中心にしてブラケット38とともに揺動し、呼出コロ10
が原稿束Pに当接する位置と隔離する位置の間を移動す
る。さらに、筒状部材36bは、揺動部材35に設けられた
中心軸35aに挿通されており、原稿Pの枚数などによる
原稿束の厚みにより、揺動部材35は中心軸35aを中心に
揺動回転し、呼出コロ10は、自重および図示していない
加圧スプリングにより、原稿束Pの厚さが変化しても原
稿束Pに当接および加重可能な構成となっている。
【0045】また、給紙ベルトブラケット38の両側に配
置された軸38aに回転自在に取り付けられた従動コロ43
とカム31は、給紙ベルトブラケット38の上面に取り付け
られたスプリング45および給紙ユニット50の自重により
常に接触している(図4に示す)。
【0046】また、給紙ベルトブラケット38は、給紙ベ
ルト駆動プーリ47に固定された両端の軸受47a、47bに
支持され、給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心に
して回転自在に取り付けられている(図5に示す)。
【0047】したがって、カム31が回転すると、カム31
の駆動軸29からの半径が変化し、給紙ベルトブラケット
38の両側に配置された軸38aに回転自在に取り付けられ
た従動コロ43とカム31の接触位置が変化する。この変化
により、給紙ユニット50は、給紙ベルト駆動プーリ47の
回転軸34を中心にして上下方向に回転揺動する。
【0048】また、給紙ベルト従動プーリ36の中心軸35
aには、呼出コロ揺動部材35を介して呼出コロ10が取り
付けられており、この呼出コロ10は、給紙ベルト従動プ
ーリ36の中心軸35aを中心として揺動可能になってい
る。
【0049】さらに、給紙ベルト従動プーリ36には、ア
イドル歯車37が取り付けられており、このアイドル歯車
37は呼出コロ10の端部に形成された歯車10aを介して、
給紙ベルト11を駆動する給紙ベルト従動プーリ36の端部
に取り付けられた歯車36aに接続され、これらの歯車10
a、37、36aは常時、噛合している(図4に示す)。
【0050】また、給紙ベルト11の幅は、分離コロ12の
幅より狭く設定され、給紙ベルト11の両側(外側)に配
置されたカラー33は、呼出コロ10が上昇して原稿束Pか
ら隔離された待機位置で、分離コロ12と圧接し、給紙ベ
ルト11と分離コロ12が隔離されるようになっている(図
6に示す)。このカラー33は、カム31に一体化されたカ
ラー軸33aに軸支され、このカラー軸33aを中心として
回転可能になっている。
【0051】さらに、図6に示すように、カム31の駆動
軸29からの半径が大きい部分(図6中、上側)に、駆動
軸29からの半径を一部小さくした溝形状(凹部)bを形
成し、呼出コロ10が上昇して原稿束Pから隔離した待機
位置では、カラー33が分離コロ12と圧接している。ま
た、給紙ベルト11と分離コロ12が離間している位置で
は、給紙ベルトブラケット38の両側に配置された軸38a
に回転自在に取り付けられた従動コロ43は、カム31の溝
形状bに達している。
【0052】また、待機状態(図6に示す)では、呼出
コロ10は原稿当接位置から離間し、自重および図示して
いない加圧スプリングにより、揺動部材35は、中心軸35
aを中心として揺動可能な範囲の下死点にある。この状
態から、図3に示すように呼出モータ20を正転(CW)
方向に回転させ、駆動軸29が時計方向(図3中、矢印方
向)に回転すると、図6に示すように、カム31も矢印方
向に回転し、カム31の駆動軸29からの半径が小さくな
り、カム31と、給紙ベルトブラケット38の両側に配置さ
れた軸38aに回転自在に取り付けられた従動コロ43との
接触位置が下方向に変化することにより、給紙ユニット
50は、給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心として
下方向に回転揺動する。こうして給紙ユニット50が下方
向に回転揺動すると、呼出コロ10は原稿束Pに当接し、
さらに、給紙ユニット50が下方向に回転揺動すると、呼
出コロ10が原稿束Pに当接したままの位置で、図7に示
すように、給紙ベルト11と分離コロ12が所定のニップ角
度(揺接角)a1で当接して原稿を搬送する状態とな
る。同時に、給紙ベルト11の両側(外側)に配置された
カラー33は、分離コロ12から離間し、給紙ベルト11は分
離コロ12に接触し、給紙分離可能な状態となる。
【0053】また、本実施形態では、給紙ユニット50の
両側に設けられたストッパ爪揺動レバー42は、駆動軸29
に固定された両回転方向にトルクが働くタイプのトルク
リミッタ40を介して接続され、ストッパ爪揺動レバー42
のピン42Aがストッパ爪14の接続溝14Aの中を回転可能
なように構成されている(図3に示す)。
【0054】図11に示すように、呼出コロ10が上昇して
原稿束Pから隔離した待機位置にあるとき、ストッパ爪
14は、原稿束Pが分離コロ12とカラー33のニツプに挿入
されないよう下降し、原稿搬送路を遮断している。この
状態(図11に示す)から図3に示す呼出モータ20を正転
(CW)方向に回転させ、駆動軸29が時計方向(図3
中、矢印方向)に回転すると、駆動軸29に固定された両
回転方向にトルクが働くタイプのトルクリミッタ40とス
トッパ爪揺動レバー42も時計方向(図11中、実線矢印方
向)に回転し、ストッパ爪揺動レバー42のピン42Aが、
ストッパ爪14の接続溝14Aの中で駆動軸29を中心に回転
する。
【0055】ここで、ストッパ爪14の接続溝14Aの形状
を、ストッパ爪揺動レバー42のピン42Aが駆動軸29を中
心に時計方向(図11中、実線矢印方向)に回転するほ
ど、ピン42Aと駆動軸29との距離が小さくなるようにす
る。このようにすると、ストッパ爪14は、ストッパ爪揺
動レバー42ピンの42Aに押されて支点14Bを中心に反時
計方向(図11中、実線矢印方向)に回転する。さらに、
ストッパ爪14が回転し、図12に示すように、ストッパ爪
揺動レバー42のピン42Aが接続溝14Aの上端部に達する
と、このピン42Aは、ストッパ爪14を押して回転するこ
とができなくなってロックし、駆動軸29と固定された両
回転方向にトルクが働くタイプのトルクリミッタ40との
間でトルクを発生させながら空転し、ストッパ爪14が上
昇して、原稿搬送路を解放した状態を保つ。
【0056】ここで、トルクリミッタ40の空転トルク
が、ストッパ爪14の自重によって下降しようとするトル
クより大きくなるように設定することにより、駆動軸29
が回転を停止しても、ストッパ爪揺動レバー42のピン42
Aが接続溝14Aの上端部でストッパ爪14を支えた状態が
保たれ、原稿搬送路を解放した状態のままになる。逆
に、ストッパ爪14が上昇し、原稿搬送路を解放した状態
から、図3に示す呼出モータ20を逆転(CCW)方向に
回転させると、駆動軸29に固定された、両回転方向にト
ルクが働くタイプのトルクリミッタ40とストッパ爪揺動
レバー42も反時計方向(図12中、波線矢印方向)に回転
し、ストッパ爪揺動レバー42のピン42Aがストッパ爪14
の接続溝14Aの中で駆動軸29を中心に回転する。
【0057】このとき、ストッパ爪14は、ストッパ爪揺
動レバー42のピン42Aに押され、ストッパ爪14の支点14
Bを中心にして時計方向(図12中、波線矢印方向)に回
転する。やがて、ストッパ爪揺動レバー42のピン42Aが
接続溝14Aの下端部に達すると、このピン42Aは、スト
ッパ爪14を押して回転することができなくなってロック
し、駆動軸29と固定された両回転方向にトルクが働くタ
イブのトルクリミッタ40との間でトルクを発生させなが
ら空転し、ストッパ爪14が下降して原稿搬送路を遮断す
る。
【0058】このように、一つの呼出モータ20によって
ストッパ爪14が退避位置と待機位置との 間で移動する
とともに、呼出コロ10が退避位置と当接位置の間で移動
し、さらに、カラー33が移動して給紙ベルト11と分離コ
ロ12の離間、当接動作を行う。また、複写機1の本体か
らコピースタート信号が入力すると、メインコントロー
ラ21は呼出モータ20を駆動して、ストッパ爪14を退避位
置に移動させるとともに呼出しコロ10を当接位置に移動
させ、給紙ベルト11と分離コロ12が当接するよう、カラ
ー33が移動するように、第1駆動機構18を駆動させる構
成になっている。
【0059】一方、第2駆動機構19(図2に示す)は、
メインコントローラ21からの指令信号に基づいて駆動さ
れる給紙モータ48を有しており、この給紙モータ48の駆
動力は、それぞれ歯車49、ベルト50、歯車51、52、ベル
ト53、および歯車54を介して伝達歯車55に伝達される。
この伝達歯車55には、給紙ベルト駆動軸34に駆動力を伝
達する歯車56が噛合されており、この歯車56には、ワン
ウェイクラッチが内蔵されている。
【0060】また、伝達歯車55には、ワンウェイクラッ
チが内蔵された歯車57が噛合されており、この歯車57
は、歯車58を介して分離コロ12を駆動するようになって
いる。また、伝達歯車55は、歯車59、60、61、62、63、
64を介してプルアウト駆動コロ13を駆動するようになっ
ている。また、プルアウト駆動コロ13と歯車64の間に
は、クラッチ64aが設けられ、このクラッチ64aは、メ
インコントローラ21からの指令信号に基づいて、歯車64
からの駆動力をプルアウト駆動コロ13に伝達および遮断
するようになっている。なお、歯車59には、ワンウェイ
クラッチが内蔵されている。また、図2中、太い白抜き
矢印は、給紙モータ48がCW方向に回転したときの駆動
力の伝達を示し、細い実線矢印は、給紙モータ48がCC
W方向に回転したときの駆動力の伝達を示す。
【0061】また、メインコントローラ21は、原稿セッ
トセンサ15、プルアウトセンサ16およびレジストセンサ
17からの検知情報に基づいて、給紙モータ48を駆動する
ようになっている。なお、このプルアウトセンサ16は、
原稿の幅方向にわたって複数個設けられており、原稿の
幅方向長さを検知することもできる。具体的には、複写
機1の本体からコピースタート信号が入力すると、メイ
ンコントローラ21は、原稿トレイ4上に原稿束Pがある
ことを検知すると、呼出モータ20を正転(CW)方向に
駆動してストッパ爪14を退避位置に移動させると同時
に、呼出コロ10を当接位置に移動させ、これと同時にカ
ラー33を移動させ、給紙ベルト11と分離コロ12が当接す
るように第1駆動機構18を駆動する。
【0062】この第1駆動機構18の動作が終了し、第1
駆動機構18が停止した後、給紙モータ48が反時計回転方
向であるCCW方向に回転すると、この回転力が歯車4
9、ベルト50、歯車51、52、ベルト53および歯車54を介
して伝達歯車55に伝達され、伝達歯車55は反時計方向に
回転する。伝達歯車55が反時計方向に回転するときに
は、歯車56が回転して給紙ベルト11を時計方向に周回移
動させる。また、伝達歯車55が反時計方向に回転すると
きに、歯車57も回転するため、この回転が歯車58を介し
て分離コロ12に伝達され、分離コロ12が反時計方向に回
転する。
【0063】このため、給紙ベルト駆動軸34から駆動力
が伝達され、呼出コロ10によって原稿束Pの給紙が開始
された後、給紙ベルト11が原稿の給紙方向に周回移動す
るとともに分離コロ12が給紙阻止方向に移動し、給紙さ
れた原稿束Pから最上位に位置する原稿のみが分離され
る。また、伝達歯車55から歯車59、60、61、58、62、6
3、64を介してプルアウト駆動コロ13に駆動力が伝達さ
れるため、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に回転
し、このプルアウト駆動コロ13とプルアウト従動コロ13
a、13bによって分離された原稿が給紙される。
【0064】この原稿の先端がプルアウトセンサ16によ
って検知されると、第2駆動機構19を一旦停止し、原稿
搬送を止めた状態で、呼出モータ20を正転(CW方向)
駆動してストッパ爪14を退避位置に保持すると同時に、
呼出コロ10を退避位置に移動させ、これと同時にカラー
33を移動させ、給紙ベルト11と分離コロ12が離間するよ
うに第1駆動機構18を駆動させた後、今度は給紙モータ4
8を時計方向であるCW方向に駆動する。ここで、伝達
歯車55は時計方向に回転するため、歯車56、57にはワン
ウェイクラッチによって伝達歯車55からの回転が伝達さ
れず、給紙ベルト11は停止する。ところが、伝達歯車55
は、歯車59、60、61、62、63、64を介してプルアウト駆
動コロ13を駆動するとともに、歯車59、60、61、58を介
して分離コロ12を駆動するため、分離コロ12によって後
続する原稿の分離を阻止しつつ、プルアウト駆動コロ13
によって原稿をコンタクトガラス2に向かって搬送する
ことになる。
【0065】このコンタクトガラス2には、搬入搬出部
6によって原稿が搬送される。この搬入搬出部6は搬送
ベルト65を有しており、この搬送ベルト65は、搬送ベル
ト駆動ローラ66および搬送ベルト従動ローラ67に巻回さ
れている。搬送ベルト駆動ローラ66は、第3駆動機構68
(図2に示す)によって駆動されるようになっている。
この第3駆動機構68は、搬送ベルトモータ69を有してお
り、この搬送ベルトモータ69は、メインコントローラ21
によって駆動され、歯車70、ベルト71、歯車72、73、ベ
ルト74および歯車75を介して搬送ベルト駆動ローラ66に
駆動力を伝達し、この搬送ベルト駆動ローラ66は、搬送
ベルトモータ69の正逆回転に伴って搬送ベルト65を正逆
回転させるようになっている。
【0066】搬入搬出部6は、給紙モータ48がCCW方
向に逆回転して給紙ベルト11の駆動を停止した時点で、
メインコントローラ21からの指令信号によって搬送ベル
トモータ69を反時計方向であるCCW方向に正転させ
る。このため、第3駆動機構68で搬送ベルト65が正回転
することにより、前述のように分離された原稿がコンタ
クトガラス2上に搬入される。そして、コンタクトガラ
ス2に搬入される原稿の後端がレジストセンサ17によっ
て検知されると、この検知時点から所定パルスだけ、搬
送ベルトモータ69を正転駆動することにより、原稿をコ
ンタクトガラス2の露光位置に停止させる。
【0067】このときに、給紙モータ48および搬送ベル
トモータ69の駆動が停止される。この後に第1駆動機構
18を駆動させ、呼出モータ20を正転CW方向に駆動して
ストッパ爪14を退避位置に保持すると同時に、呼出コロ
10を当接位置に移動させ、これと同時にカラー33を移動
させ、給紙ベルト11と分離コロ12が当接した後、呼出モ
ータ20が停止し、給紙モータ48が再びCW方向に駆動さ
れて、原稿トレイ4上に載置された原稿から後続する原
稿が分離された後、レジストセンサ17がこの原稿の先端
を検知して、この検知時点から所定パルスだけ搬送した
時点で給紙モータ48の駆動を停止し、再び、呼出モータ
20を正転(CW方向)駆動してストッパ爪14を退避位置
に保持すると同時に、呼出コロ10を退避位置に移動さ
せ、後続する原稿の先出し動作を実行する。一方、原稿
がコンタクトガラス2の露光位置に停止したとき、複写
機1によって原稿の読取りおよび露光が行なわれる。こ
の読取りおよび露光が終了すると、メインコントローラ
21には複写機1から信号が入力されるため、コントロー
ラ21は、前記信号を入力すると、搬送ベルトモータ69を
再び正転駆動することにより、原稿がコンタクトガラス
2から排紙部7に搬出される。
【0068】排紙部7は、反転駆動コロ81、排紙従動コ
ロ82、反転ガイドコロ83、反転従動コロ84、第1切換爪
85、第2切換爪86、排紙駆動コロ87、排紙従動コロ88お
よび排紙センサ89a、89bから構成されており、反転駆
動コロ81、排紙駆動コロ87および第1、第2切換爪85、
86は、第4駆動機構90(図2に示す)によって駆動され
るようになっている。
【0069】この第4駆動機構90は、メインコントロー
ラ21からの指令信号によって駆動される排紙モータ91を
有しており、この排紙モータ91の出力軸91aにはベルト
91bを介して歯車92が接続されている。この歯車92は、
歯車93、94、95に対し、それぞれベルト96を介して駆動
力を伝達するようになっており、歯車95、96には、それ
ぞれ反転駆動コロ81および排紙駆動コロ87が接続されて
いる。
【0070】また、第1切換爪85は、第1ソレノイド97
によって揺動されるとともに、第2切換爪86は第2ソレ
ノイド98によって揺動されるようになっており、この第
1、第2ソレノイド97、98は、メインコントローラ21か
らの指令信号によってON/OFFされる。具体的に
は、第1切換爪85は、片面原稿の排紙時に第1ソレノイ
ド97によってコンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を
連通するホームポジション(切換爪85の下面が原稿の搬
送路の一部を構成する)に待機したままの状態となって
いる。
【0071】メインコントローラ21は、通常の片面原稿
を搬送する片面モードのとき、第1ソレノイド97を駆動
せずに第1切換爪85をホームポジションに待機させると
ともに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルト
モータ69を駆動すると同時に、排紙モータ91を駆動させ
る。このため、反転駆動コロ81および反転従動コロ82に
よって挟持された原稿が、第1排紙トレイ8に表裏面を
反転されずに直線的に排紙される。
【0072】一方、メインコントローラ21は、複写機1
に設けられた図示しない操作部によって両面モードが指
定されたとき、第1ソレノイド97を駆動して第1切換爪
85をホームポジションから、コンタクトガラス2と反転
経路101を連通する位置に移動させるとともに(図1に
示すように切換爪85の上面が原稿の搬送路の一部を構成
する)、両面原稿の片面の読取りおよび露光の終了後
に、搬送ベルトモータ69を駆動すると同時に排紙モータ
91を駆動させる。このため、原稿は反転駆動コロ81およ
び排紙従動コロ82によって挟持された反転経路101に案
内され、反転ガイドコロ83によって第2切換爪86に向か
って搬送される。
【0073】この第2切換爪86は、第2ソレノイド98に
よって駆動され、片面の読取りが終了した原稿がコンタ
クトガラス2から搬出される際には、第2ソレノイド98
によって駆動されずに反転経路101とコンタクトガラス
2の間に設けられた返送経路102を連通するホームポジ
ション(図1に示すように第2切換爪86の下面が原稿の
搬送路の一部を構成する)に切換えられるようになって
いる。
【0074】このため、コンタクトガラス2から排紙部
7へ搬送される原稿は、第1切換爪85によって反転経路
101に搬送された後、第2切換爪86によって返送経路102
に表裏面が反転された状態で、反転駆動コロ81および反
転従動コロ84bに挟持されてコンタクトガラス2に搬送
される。反転経路101上に設けられた排紙センサ89bに
よって原稿の先端が検知されると、メインコントローラ
21は、搬送ベルトモータ69を逆転駆動して搬送ベルト65
を逆転させ、排紙センサ89bによって原稿の先端が検知
された時点からの搬送ベルトモータ69の回転パルスが所
定値に到達したときに、原稿がコンタクトガラス2上の
露光位置に到達したものと判断して、搬送ベルトモータ
102を停止させる。
【0075】こうして露光位置で原稿の読取りおよび露
光が終了すると、コントローラ21には、複写機1から信
号が入力されるため、コントローラ21は前記信号を入力
すると、搬送ベルトモータ69を正転駆動し、さらに、第
1ソレノイド97を駆動するとともに第2ソレノイド98の
駆動を停止し、第1切換爪85によってコンタクトガラス
2と反転経路101を連通させるとともに、第2切換爪86
によって返送経路102と第2排紙トレイ9を連通させる
ことにより(第2切換爪86の上部が原稿の搬送路の一部
を構成する)、コンタクトガラス2から搬出される原稿
は、反転駆動コロ81および反転従動コロ82に扶持されて
搬送された後、排紙駆動コロ87および排紙従動コロ88に
よって扶持されて第2排紙トレイ9上に排紙される。な
お、前記読取部のCCDによって取り込まれた画像デー
タは、図示しない画像処理部で必要な画像処理を施され
た後、図示しないプリンタ部へ送られて出力されること
となる。
【0076】次に、作用を説明する。まず、原稿トレイ
4上に原稿束Pが載置され、複写機1の操作部に設けら
れたプリントキーが押下されて、複写機1の本体からメ
インコントローラ21に給紙信号が送信されると、メイン
コントローラ21のプログラムは給紙動作ルーチンに移行
する。
【0077】まず、図13に示すように、給紙される原稿
が1枚目であるか否かを判断し(ステップs0)、1枚
目であるものと判断した場合には、給紙クラッチ64aを
ONさせるとともに、呼出モータ20を正転(CW方向)
回転させる(ステップs2)。呼出モータ20を所定パル
スだけCW方向に回転させると、歯車27、22を介して歯
車23に伝達され、ピックアップ入力歯車25を介して歯車
26により駆動軸29が時計方向に回転する。
【0078】すると、駆動軸29に固定されたトルクリミ
ッタ40とストッパ爪揺動レバー42が時計方向に回転し、
ストッパ爪14を反時計方向(矢印で示すCCW方向)の
退避位置に回転移動させる(図6に示す)。同時に、駆
動軸29が時計方向に回転することにより、カム31も時計
方向に回転し、そのカム31が駆動軸29からの半径の大き
い部分から駆動軸29の半径の小さい部分に回転し、給紙
ベルトブラケット38の両側に配置された軸38aに回転自
在に取り付けられた従動コロ43はカム31の半径が小さい
位置と接触し、給紙ユニット50は、給紙ベルト駆動プー
リ47の回転軸34を中心に下方向に回転揺動する。
【0079】その後、呼出コロ10は、原稿束Pに当接
し、呼出コロ10が原稿束Pに当接したままの位置で、さ
らに給紙ユニット50が給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸
34を中心に回転し、給紙ベルト11と分離コロ12が所定の
ニヅプ角度alで当接して原稿を搬送する位置となると
ころで呼出モータ20を停止する(図11に示す)。
【0080】次いで、給紙モータ48を正転(CCW方
向)させる(ステップs3)。このとき、図7に示すよ
うに、呼出コロ10によって原稿束Pが給紙された後、給
紙ベルト11および分離コロ12によって原稿束Pから最上
位に位置する原稿が分離され、この分離された原稿がプ
ルアウト駆動コロ13によってコンタクトガラス2に向か
って搬送される。
【0081】次いで、プルアウトセンサ16によって原稿
の先端が検知されたか否かを判断し(ステップs4)、
プルアウトセンサ16がONしていないときに、ジャム検
知用に設定された所定時間が経過したか否かを判断する
(ステップs5)。そして、所定時間経過しても原稿の
先端が検知されない場合には、プルアウトセンサ16に原
稿が未到達であるものとしてジャム検知を行い、給紙動
作を中断する(ステップs6)。一方、ステップs4
で、プルアウトセンサ16によって原稿の先端が検知され
た場合には、給紙モータ48を一旦停止した後、呼出モー
タ20を正転(CW方向)させる(ステップs7)。する
と、駆動軸29が時計方向に回転し、駆動軸29に固定され
たトルクリミッタ40によりストッパ爪揺動レバー42がス
トッパ爪14の位置を維持する(図8に示す)。これと同
時に、駆動軸29が時計方向に回転することにより、カム
31も時計方向に回転する。これと同時に、給紙ユニット
50は給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心として上
方向に回転揺動し、呼出コロ10も上昇する。
【0082】このとき、カム31が、給紙ベルトブラケッ
ト38の両側に配置された軸38aに回転自在に取り付けら
れた従動コロ43との当接位置(カム31の溝形状b付近)
まで回転したか否かを判断し(ステップs8)、フィラ
センサ32によって検知フィラ28が検知されると、従動コ
ロ43との溝形状b付近の当接位置に回転したものと判断
して呼出モータ20の駆動を停止する。そのとき、呼出モ
ータ20の駆動を停止しても、呼出モータ20は励磁したま
ま停止している(ステップs9)。この状態で、分離コ
ロ12とカラー33が当接し、給紙ベルト11は、分離コロ12
と接触せずに離間し、さらに、呼出コロ10が上昇して原
稿束Pから離間した位置にある待機状態に戻る(図8に
示す)。
【0083】次いで、給紙モータ48を逆転(CW方向)
させ、搬送ベルトモータ69を正転(CCW方向)させる
(ステップs10)。このとき、第2駆動機構19によって
給紙ベルト11に駆動力が伝達されずに、プルアウト駆動
ローラ13および分離コロ12のみに駆動力が伝達される。
【0084】次いで、レジストセンサ17がONしたか否
かを判断し(ステップs11)、レジストセンサ17がO
Nしていない場合には、ジャム検知用に設定された所定
時間が経過したか否かを判断する(ステップs12)。
【0085】そして、所定時間経過しても原稿の先端が
検知されない場合には、レジストセンサ17に原稿が未到
達であるものとしてジャム検知を行い、給紙動作を中断
する(ステップs13)。一方、ステップs11で、レジス
トセンサ17によって原稿の先端が検知された場合には、
給紙モータ48を増速駆動して搬送ベルトモータ69と同等
の回転数まで上昇させる(ステップs14)。
【0086】次いで、プルアウトセンサ16からの検知情
報に基づいて、原稿の幅方向長さを複写機1に送信した
後(ステップs15)、プルアウトセンサ16がOFFした
か否かを判断し(ステップs16)、プルアウトセンサ16
がOFFしていない場合には、ジャム検知用に設定され
た所定時間が経過したか否かを判断する(ステップs1
7)。そして、所定時間経過しても原稿が検知され続け
る場合には、プルアウトセンサ16周辺に原稿が滞留した
ものとしてジャム検知を行い、給紙動作を中断する(ス
テップs18)。
【0087】一方、ステップs16で、プルアウトセンサ
16によって原稿の後端が検知された場合には、プルアウ
トセンサ16による原稿の前後端検知情報に基づいて、原
稿の長さ情報を複写機1側に送信する(ステップs1
9)。次いで、図14に示すように、レジストセンサ17が
OFFしたか否かを判断し(ステップs20)、OFFし
ていない場合には、ジャム検知用に設定された所定時間
が経過したか否かを判断する(ステップs21)。
【0088】そして、所定時間経過しても原稿が検知さ
れ続ける場合には、レジストセンサ17周辺に原稿が滞留
したものとしてジャム検知を行い、給紙動作を中断する
(ステップs22)。一方、ステップs20で、レジストセ
ンサ17がOFFの場合にはレジスト後端割込み処理を実
行する(ステップs23)。この動作は、レジストセンサ
17によって原稿の後端が検知された時点から所定パルス
だけ、搬送ベルトモータ69を正転駆動することにより、
原稿をコンタクトガラス2の露光位置に停止させる動作
である。
【0089】次いで、複写機1に原稿の停止信号を送信
した後(ステップs24)、次原稿があるか否かを判断し
(s25)、次原稿がない場合には、給紙クラッチ64aを
OFFして呼出モータ20を所定パルスだけ正転(CW方
向)駆動する。すると、図8に示す状態から、カム31は
時計方向(図8中、矢印方向)に回転し、この回転に伴
い、給紙ベルトブラケット38の両側に配置された軸38a
に回転自在に取り付けられた従動コロ43は、カム31の駆
動軸29からの半径を一部小さくした溝形状b位置から離
れて、カム31の駆動軸29からの半径の大きい部分に移動
し、このカム31の駆動軸29からの半径の大きい部分と接
触した位置で停止する(図9に示す)。
【0090】この図9に示す状態から、さらに、呼出モ
ータ20を所定パルスだけ逆転(CCW方向)駆動する。
すると、駆動軸29も時計方向(図12中、波線矢印方向)
に回転し、駆動軸29に固定された両回転方向にトルクが
働くタイブのトルクリミッタ40とストッパ爪揺動レバー
42も反時計方向(図12中、波線矢印方向)に回転し、ス
トッパ爪揺動レバー42のピン42Aが、ストッパ爪14の接
続溝14Aの中で駆動軸29を中心に回転する。
【0091】このとき、ストッパ爪14は、ストッパ爪揺
動レバー42のピン42Aに押され、支点14Bを中心として
時計方向(図12中、波線矢印方向)に回転する。やが
て、ストッパ爪揺動レバー42のピン42Aが接続溝14Aの
下端部に達すると、このピン42Aは、ストッパ爪14を押
して回転することができなくなってロックし、駆動軸29
と固定された両回転方向にトルクが働くタイプのトルク
リミッタ40との間でトルクを発生させながら空転し、ス
トッパ爪14が下降して原稿搬送路を遮断し、原稿セット
可能な状態(図6に示す)に戻る。
【0092】同時に、カム31も反時計方向(図9中、波
線矢印方向)に回転し、給紙ベルトブラケット38の両側
に配置された軸38aに回転自在に取り付けられた従動コ
ロ43は、カム31の駆動軸29からの半径の大きい部分か
ら、駆動軸29からの半径を一部小さくした溝形状位置に
戻り、原稿セット可能な状態(図6に示す)に戻り、呼
出モータ20を停止させて、呼出モータ20への励磁も遮断
する。
【0093】一方、ステップs28で、次原稿がある場合
には図15に示す先出し動作を実行する。図15において、
まず、呼出モータ20を所定パルスだけCW方向に回転さ
せると、歯車27、22を介して歯車23に伝達され、ピック
アップ入力歯車25を介して歯車26により駆動軸29が時計
方向に回転する(ステップs27)。
【0094】すると、駆動軸29に固定されたトルクリミ
ッタ40とストッパ爪揺動レバー42が時計方向に回転し、
ストッパ爪14を反時計方向CCW(矢印方向)の退避位
置に回転移動させる(図6に示す)。同時に、駆動軸29
が時計方向に回転することにより、カム31も時計方向に
回転し、このカム31が駆動軸29からの半径の大きい部分
から駆動軸29の半径の小さい部分に回転し、給紙ベルト
ブラケット38の両側に配置された軸38aに回転自在に取
り付けられた従動コロ43は、カム31の半径小さい位置と
接触し、給紙ユニット50は給紙ベルト駆動プーリ47の回
転軸34を中心として下方向に回転揺動する。
【0095】その後、呼出コロ10は原稿束Pに当接し、
呼出コロ10が原稿束Pに当接したままの位置で、さら
に、給紙ユニット50が給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸
34を中心にして回転し、給紙ベルト11と分離コロ12が所
定のニップ角度alで当接して原稿を搬送する位置とな
るところで呼出モータ20を停止する(図7に示す)。
【0096】次いで、給紙モータ48を正転(CCW方
向)に回転させる(ステップs28)。このとき、図7に
示すように、呼出コロ10によって原稿束Pが給紙された
後、給紙ベルト11および分離コロ12によって原稿束Pか
ら最上位に位置する原稿が分離され、この分離された原
稿がプルアウト駆動コロ13によってコンタクトガラス2
に向かって搬送される。
【0097】次いで、プルアウトセンサ16によって原稿
の先端が検知されたか否かを判断し(ステップs29)、
プルアウトセンサ16によって原稿の先端が検知された場
合には、給紙モータ48を一旦停止した後、呼出モータ20
を正転(CW)方向に回転させる(ステップs30)。す
ると、駆動軸29が時計方向に回転し、駆動軸29に固定さ
れたトルクリミッタ40によりストッパ爪揺動レバー42が
ストッパ爪14の位置を維持する(図8に示す)。これと
同時に、駆動軸29が時計方向に回転することにより、カ
ム31も時計方向に回転する。これと同時に、給紙ユニッ
ト50は給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心にして
上方向に回転揺動し、呼出コロ10も上昇する。
【0098】このとき、カム31が、給紙ベルトブラケッ
ト38の両側に配置された軸38aに回転自在に取り付けら
れた従動コロ43との当接位置(カム31の溝形状b付近)
まで回転したか否かを判断し(ステップs31)、フィラ
センサ32によって検知フィラ28が検知されたときに、従
動コロ43との溝形状b付近の当接位置に回転したものと
判断して呼出モータ20の駆動を停止する。このとき、呼
出モータ20の駆動を停止しても、呼出モータ20は励磁し
たまま停止している(ステップs32)。この状態で、分
離コロ12とカラー33が当接し、給紙ベルト11は分離コロ
12と接触せずに離間し、さらに、呼出コロ10が上昇して
原稿束Pから離間した位置にある待機状態(図8に示
す)となる。
【0099】次いで、給紙モータ48を逆転(CW)方向
に回転させる(ステップs33)。このとき、第2駆動機
構19によって給紙ベルト11に駆動力が伝達されず、プル
アウト駆動ローラ13および分離コロ12のみに駆動力が伝
達される。次いで、レジストセンサ17がONしたか否か
を判断し(ステップs34)、ステップs34で、レジスト
センサ17によって原稿の先端が検知された場合には、給
紙モータ69の駆動を停止して(ステップs35)、原稿の
先出し動作を終了し、複写機1から給紙信号が入力する
まで待機する。また、ステップslで原稿が1枚目でな
い場合には、給紙モータ48を逆転(CW)方向に回転さ
せるとともに搬送ベルトモータ69を正転(CCW)方向
に回転させて、先出し待機している原稿をコンタクトガ
ラス2の露光位置に搬送してステップs14の処理に移行
する。
【0100】この一連の動作が終了すると、図16に示す
ようにコンタクトガラス2に原稿が搬送されたか否かを
判断する(ステップs36)。このとき、コンタクトガラ
ス2に原稿が搬送されて露光が行なわれると、図示しな
いメモリにフラグが立てられるため、このメモリ情報に
基づいて搬送済みか否かを判断する。ここで、搬送済み
の場合には、搬送ベルトモータ69および排紙モータ91を
駆動して(ステップs37)、搬送ベルト65によってコン
タクトガラス2上から原稿を搬出した後、搬送駆動コロ
81および反転従動コロ82によって原稿を挟持搬送する。
【0101】次いで、排紙センサ89aによって原稿の先
端が検知されたか否かを判断し(ステップs38)、検知
されていない場合には、ジャム検知用に設定された所定
時間が経過したか否かを判断する(ステップs39)。
【0102】そして、所定時間経過しても原稿の先端が
検知されない場合には、排紙センサ89aに原稿が未到達
であるものとしてジャム検知を行い、給紙動作を中断す
る(ステップs42)。
【0103】また、ステップs39で、所定時間が経過し
ていない場合であって、小サイズ原稿の場合には、搬送
ベルトモータ69により排紙動作と並行して行なわれる給
紙動作による原稿の停止であるか否かを判断し(ステッ
プs40)、肯定の場合には、コンタクトガラス2上に原
稿が複数枚並んで排出されない場合があるため、排紙モ
ータ91の駆動を停止して処理を終了する(ステップs4
1)。
【0104】一方、ステップs38で、排紙センサ89がO
Nした場合には、排紙減速カウンタをクリアした後(ス
テップs43)、原稿の先端からそのサイズに応じた長さ
よりも所定量(本実施形態では15mm)差引いた距離を搬
送したことを搬送ベルトモータ69の駆動パルスに基づい
て計算し、原稿が第1排紙トレイ8上に排紙されるよ
う、原稿の後端部が反転駆動コロ81および反転従動コロ
82に挟持されている間に、排紙モータ91の減速を開始す
るとともに排紙モータ91の駆動を停止する(ステップs
44、s45)。
【0105】次いで、排紙センサ89がOFFしたか否か
を判断し(ステップs46)、OFFしていない場合に
は、ジャム検知用に設定された所定時間が経過したか否
かを判断する(ステップs47)。そして、所定時間経過
しても原稿が検知され続ける場合には、排紙センサ89a
周辺に原稿が滞留したものとしてジャム検知を行い、給
紙動作を中断する(ステップs48)。
【0106】一方、排紙センサ89がOFFした場合に
は、図17に示す動作フローに進み、排紙モータ91の減速
後に所定時間が経過したか否かを判断し(ステップs4
9)、所定時間経過した場合には複写機1に排紙完了信
号を送信した後(ステップs50)、排紙モータ91の駆動
を停止して処理を終了する(ステップs51)。
【0107】また、本実施形態では、駆動軸29に固定さ
れたカム31が、給紙ベルトブラケット38に配置された軸
38aに回転自在に取り付けられた従動コロ43を給紙ユニ
ット50の両側で支持し、給紙ベルトブラケット38の上面
に取り付けられたスプリング45および給紙ユニット50の
自重によって、従動コロ43とカム31が常に接触している
ので、給紙ユニット50の平行性を保ち、原稿のスキュー
やジャムが発生するのを防止することができる。
【0108】また、カラー33が分離コロ12を圧接するこ
とで、給紙ベルト11と分離コロ12を離間している位置で
は、カラー33は分離コロ12の外周の不安定な位置で停止
しているため、駆動軸29の駆動系にバックラッシュなど
の遊びがある場合、カラー33はバックラッシュ分逃げて
しまい、本来の停止位置に停止しない。
【0109】しかし、本実施形態では、カム31の駆動軸
29からの半径の大きい部分に、駆動軸29からの半径を一
部小さくするような溝形状bを構成し、呼出しコロ10が
上昇して原稿束Pから離隔した待機状態(図6に示す)
で、カラー33が分離コロ12と圧接し、給紙ベルト11と分
離コロ12を離間している位置では、給紙ベルトブラケッ
ト38の両側に配置された軸38aに回転自在に取り付けら
れた従動コロ43が、カム31の溝形状bに到達することに
より、カラー33は安定した位置で停止し、停止位置のバ
ラツキを押さえ、分離コロ12と圧接して給紙ベルト11と
分離コロ12を離間している状態を保持する。
【0110】さらに、呼出コロ10が上昇して原稿束Pか
ら離隔した位置にある待機状態(図6に示す)で、カラ
ー33が分離コロ12と圧接し、給紙ベルト11と分離コロ12
を離間している位置では、呼出モータ20の駆動を停止し
ても、呼出モータ20は励磁したまま停止しているので、
駆動軸29の駆動系を固定し、カラー33を安定した位置で
保持し、分離コロ12と圧接して、給紙ベルト11と分離コ
ロ12を離間している状態を保持する。
【0111】また、図6に示す状態から、呼出モータ20
が所定のパルス正転(CW)方向に回転し、駆動軸29が
時計方向(図3中、矢印方向)に回転すると、カム31も
矢印方向に回転してカム31の駆動軸29からの半径が小さ
くなり、給紙ベルトブラケット38の両側に配置された軸
38aに回転自在に取り付けられた従動コロ43とカム31の
接触位置が下方向に変化することにより、給紙ユニット
50は、給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心にして
下方向に回転揺動する。このように、給紙ユニット50が
給紙ベルト駆動プーリ47の回転軸34を中心に下方向に回
転揺動すると、呼出コロ10は原稿束Pに当接し、さら
に、給紙ユニット50が下方向に回転揺動すると、呼出コ
ロ10が原稿束Pに当接したままの位置で、給紙ユニット
50は下方向に回転し、従動コロ43とカム31が、駆動軸29
からの半径がRlの箇所で停止した場合(図7に示
す)、給紙ベルト11と分離コロ12のニップ角度はal
なる。しかし、従動コロ43とカム31が、駆動軸29からの
半径がR2の箇所で停止した場合(図10に示す)、給紙
ベルト11と分離コロ12のニップ角度(揺接角)はa2
なる。つまり、呼出モータ20を所定の各パルス数で正転
(CW)方向に回転させ、停止するときの従動コロ43と
カム31との接触位置を変えることにより、給紙ベルト11
と分離コロ12のニップ角度を変えることが可能となる。
【0112】また、前述のように停止するときの従動コ
ロ43とカム31との接触位置が、駆動軸29からの半径が一
定でない箇所である場合は、呼出モータ20を正転(C
W)方向に回転させ、停止するときのパルス数により従
動コロ43とカム31との接触位置を任意に変えることが可
能となることは言うまでもない。
【0113】なお、給紙ベルト11などが前記給紙手段を
構成し、分離コロ12などが前記分離部材を構成し、円形
カラー33などが前記離間部材を構成し、原稿トレイ4な
どが前記シート載置台を構成し、駆動軸29などが前記同
一軸を構成し、呼出コロ揺動部材35などが前記昇降連動
手段を構成し、ストッパ爪14などが前記規制部材を構成
し、ストッパ爪揺動レバー42などが前記規制連動手段を
構成し、呼出コロ10などが前記給紙部材を構成し、溝形
状bが前記凹部を構成している。
【0114】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、1枚の
シートが給紙ベルトと分離部材のニップ部から給紙方向
下流に搬送され、前記シートの先端が前記プルアウトセ
ンサによって検知されたタイミングで、離間部材により
給紙ベルトと分離部材を離間することにより、給紙ベル
トとシートの接触時間を最小限に抑えて、給紙ベルトの
汚れを減少させることが可能である。また、給紙ベルト
と分離ローラの接触時間を最小限に抑えて、摩擦による
給紙ベルトの劣化・短命化を改善することができる。
【0115】請求項2に記載の発明によれば、シートが
給紙手段により搬送され、次の下流側の搬送手段に達し
た時点で、シートの搬送を停止し、給紙ベルトの両側に
回転自在に設置された離間部材(円形カラーなど)が分
離部材(分離コロなど)を圧接することにより、前記給
紙ベルトと前記分離コロを隔離するので、安定した分離
性能を確保した上で、前記給紙ベルトとシートとの接触
時間を最小限に抑え、前記給紙ベルトの汚れを抑えるこ
とができる。
【0116】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、給紙ベルトの両側に回転
自在に設置された離間部材(円形カラーなど)の位置を
制御する回転軸と、前記給紙ベルトを前記分離コロから
離間するための揺動動作を制御する回転軸とを同一軸と
することにより、シート搬送を停止した状態で前記円形
カラーの位置と、前記給紙ベルトを分離部材(分離コロ
など)から離間するための揺動位置とを同時に制御可能
となり、安定した給紙動作が可能である。
【0117】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、離間部材(円形カラーな
ど)が分離部材(分離コロなど)を圧接し、さらに、前
記離間部材と給紙ベルトを前記分離部材から離間するた
めの揺動動作を制御するのが、前記離間部材を有するカ
ムであるため、シート搬送を停止した状態で前記給紙ベ
ルトを前記分離部材から離間するための揺動動作を簡単
な構成で行い、部品点数の増加を抑えて製造コストが増
大するのを抑制できる。
【0118】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、離間部材(円形カラーな
ど)と給紙ベルトを分離部材(分離コロなど)から離間
するための揺動動作を制御するためのカムが、前記給紙
ベルトの両端近傍にあるので、前記給紙ベルトおよび給
紙部材(呼出コロなど)を一体とした給紙ユニットを両
端から支持して傾きを抑えることが可能となり、スキュ
ーを防止できる。
【0119】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、離間部材(円形カラーな
ど)と給紙ベルトを分離部材(分離コロなど)から離間
するための揺動動作を制御するカムが、前記離間部材と
前記給紙ベルトを前記分離部材から離間して停止すると
きの位置に溝形状を有することにより、前記カムの駆動
系のバッククラッシュなどによる前記カムの停止位置の
ばらつきを抑え、安定した位置で前記円形カラーを停止
でき、前記給紙ベルトと前記分離コロの離間不足によ
り、鉛筆原稿面のカーボンが前記給紙ベルトに転写し、
次の原稿を汚すのを抑制できる。
【0120】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、離間部材(円形カラーな
ど)と給紙ベルトを分離部材(分離コロなど)から離間
するための揺動動作を制御するカムの回転動作をステッ
ピングモータで行い、前記カムが前記離間部材と前記給
紙ベルトを前記分離部材から離間して停止するとき、前
記ステッピングモータを励磁させたまま停止することに
より、前記カムの駆動系を固定し、前記カムの停止位置
のばらつきを抑え、所定の位置で前記円形カラーを安定
よく停止し、前記給紙ベルトと前記分離コロの離間不足
によって、鉛筆原稿面のカーボンが前記給紙ベルトに転
写し、次の原稿を汚すのを抑制できる。
【0121】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、離間部材(円形カラーな
ど)と給紙ベルトを分離部材(分離コロなど)から離間
するための揺動動作を制御するカムの停止位置によっ
て、前記給紙ベルトと前記分離部材のニップ部の揺接角
を可変とすることにより、前記給紙ベルトと前記分離コ
ロの摺接角度を機械的に可変とし、前記給紙ベルトの張
力による分離圧を変化させ、薄紙や厚紙など、原稿の種
類に応じて最適な分離圧を設定できる。
【0122】請求項9に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、シート載置台上に載置さ
れたシート束に対して上方に設けられ、このシート束に
接離可能で、このシート束に当接したとき、このシート
束から給紙して給紙手段および分離部材(分離コロな
ど)まで搬送する給紙部材(呼出コロなど)の昇降動作
を、給紙ベルトを前記分離部材から離間するための揺動
動作によって行うことにより、前記給紙部材を昇降させ
るための専用駆動系が不要となるので、構成を簡素化し
て部品点数が増加するのを抑え、製造コストの増大を抑
制できる。
【0123】請求項10に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、シート載置台に接離可能
に設けられ、このシート載置台に当接したとき、シート
先端部に当接してシート束が前記シート載置台の所定位
置よりも搬送方向下流に移動するのを規制する規制部材
(ストッパ爪など)の接離動作を、離間部材(円形カラ
ーなど)の回転動作と給紙ベルトを分離部材(分離コロ
など)から離間するための揺動動作を制御する軸の回転
動作と連動させることにより、前記規制部材を昇降させ
る専用駆動系が不要となり、構成を簡素化して部品点数
が増加するのを抑え、製造コストの増大を抑制できる。
【0124】請求項11に記載の発明によれば、請求項10
に記載の発明の効果に加えて、シート載置台に接離可能
に設けられ、この載置台に当接したとき、シート先端部
に当接してシート束が前記シート載置台の所定位置より
も搬送方向下流に移動するのを規制する規制部材(スト
ッパ爪など)の接離動作を、離間部材(円形カラーな
ど)の回転動作と給紙ベルトを分離部材(分離コロな
ど)から離間するための揺動動作とを制御する軸に連結
されたトルクリミッタで行うことにより、前記離間部材
の回転動作を停止しても、前記規制部材の位置を保持す
ることができるので、例えば、ワンウェイクラッチのよ
うな駆動遮断手段が不要となり、構成を簡素化して部品
点数が増加するのを抑え、製造コストの増大を抑制でき
る。
【0125】請求項12に記載の発明によれば、前述のよ
うに給紙分離性能を損なうことなく、分離ローラと給紙
ベルトの接触を抑制することが可能なシート搬送装置を
実現できる。
【0126】請求項13に記載の発明によれば、前述のよ
うに給紙分離性能を損なうことなく、分離ローラと給紙
ベルトの接触を抑制することが可能な画像形成装置を実
現できる。
【0127】以上説明したように、本発明によれば、給
紙ベルトと分離コロの離間動作が分離性能および給紙性
能に影響せず、さらに、簡素な構成でシートの種類に対
応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の要
部を示す側断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の駆
動系を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る第1駆動機構を示
す模式図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る第1駆動機構を示
す斜視図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの分解図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの動作を示す要部側断面(初期状態または待機状態)
である。
【図7】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの動作を示す要部側断面である。
【図8】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの動作を示す要部側断面である。
【図9】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの動作を示す要部側断面である。
【図10】本発明の実施の一形態に係る給紙ベルトユニッ
トの動作を示す要部側断面である。
【図11】本発明の実施の一形態に係るストッパ爪の動作
を示す要部側断面である。
【図12】本発明の実施の一形態に係るストッパ爪の動作
を示す要部側断面である。
【図13】本発明の実施の一形態に係る給紙動作を示すフ
ローチャートの一部である。
【図14】本発明の実施の一形態に係る給紙動作を示すフ
ローチャートの一部である。
【図15】本発明の実施の一形態に係る原稿先出し動作を
示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の一形態に係る排紙動作を示すフ
ローチャートの一部である。
【図17】本発明の実施の一形態に係る排紙動作を示すフ
ローチャートの一部である。
【符号の説明】 1 画像形成装置(複写機)の本体 3 自動原稿搬送装置(ADF) 4 原稿トレイ(原稿載置台) 10 呼出コロ 11 給紙ベルト 12 分離コロ(リバースコロ) 13 搬送ローラ対 14 ストッパ爪 16 プルアウトセンサ 29 カムの駆動軸 33 カラー(円形カラー) 34 給紙ベルト駆動軸 36 給紙ベルト従動軸(ベルト従動ローラ) 38 ブラケット(給紙ベルトブラケット) 39 トルクリミッタ 42 ストッパ爪揺動レバー 43 従動コロ 45 筒状部材(従動ローラ軸) 46a、46b スプリング(スプリング部材) 47 ベルト駆動ローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 7/14 B65H 7/14 Fターム(参考) 3F048 AA05 AB01 BA05 BB03 CA09 CB03 CC03 DA04 DB07 DC14 EB08 EB12 EB23 3F343 FA01 FB02 FC01 FC03 GA01 GB01 GC01 GD01 HA01 HA06 HA12 HA33 HE27 JA25 JA35 JD04 JD33 KA06 KA13 KB04 KB05 LA04 LA15 LA16 LB08 LC11 LC17 LD04 LD10 LD26 MA03 MA37 MA53 MA54 MB03 MB04 MB13 MB14 MC06 MC17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙ベルトによってシートを給送する給紙
    手段と、前記給紙ベルトに当接して前記シートを1枚ず
    つ分離する分離部材と、前記給紙ベルト近傍で、前記分
    離部材と前記給紙ベルトを離間する離間部材と、前記給
    紙手段の給紙方向下流で、1枚ずつ分離されたシートの
    先端を検知するプルアウトセンサとを備え、 1枚のシートが給紙ベルトと分離部材のニップ部から給
    紙方向下流に搬送され、前記シートの先端が前記プルア
    ウトセンサによって検知されたタイミングで、離間部材
    により給紙ベルトと分離部材を離間することを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】給紙ベルトによってシートを給送する給紙
    手段と、前記給紙ベルトに当接して前記シートを1枚ず
    つ分離する分離部材と、前記給紙ベルトの近傍で、前記
    分離部材と前記給紙ベルトを離間する離間部材とを備
    え、 1枚のシートが前記給紙ベルトと前記分離部材のニップ
    部から給紙方向下流の所定位置に達したタイミングで、
    前記給紙ベルトのみ、または前記給紙ベルトと前記分離
    部材の両方を駆動停止した状態で、前記離間部材により
    前記給紙ベルトと前記分離部材を離間することを特徴と
    する給紙装置。
  3. 【請求項3】前記離間部材の回転動作の軸と、前記給紙
    ベルトを前記分離部材から離間するための揺動動作の軸
    とが同一軸からなることを特徴とする請求項2に記載の
    給紙装置。
  4. 【請求項4】前記同一軸を駆動軸として前記離間部材と
    連結されたカムを備え、 このカムの回転に応じて、前記離間部材と前記給紙ベル
    トを前記分離部材から離間するための揺動動作がなされ
    ることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】前記カムを前記給紙ベルトの両端近傍に配
    置したことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】前記給紙ベルトを含むユニットと前記カム
    が接触して回転し、前記離間部材と前記給紙ベルトを前
    記分離部材から離間するときのカム位置に凹部を形成し
    たことを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】前記カムを回転駆動するためのステッピン
    グモータを備え、 前記カムが前記離間部材と前記給紙ベルトを前記離間部
    材から離間して停止するとき、前記ステッピングモータ
    を励磁させたまま停止するようにしたことを特徴とする
    請求項4に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】前記カムの停止位置によって、前記給紙ベ
    ルトと前記分離部材のニップ部の揺接角を可変としたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】前記シートの束を載置するシート載置台
    と、このシート載置台の上方で昇降し、このシート載置
    台上に載置されたシート束に接離可能な給紙部材と、こ
    の給紙部材の昇降動作および、前記給紙ベルトを前記分
    離部材から離間するための揺動動作を連動させる昇降連
    動手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の給
    紙装置。
  10. 【請求項10】前記同一軸に軸支されるとともに、前記シ
    ートの束を載置するシート載置台に接離可能に設けら
    れ、このシート載置台に当接したときにシート先端部が
    当接してシート束が前記シート載置台上の所定位置より
    もシート搬送方向下流に移動するのを規制する規制部材
    と、この規制部材の接離動作、前記離間部材の回転動
    作、および前記給紙ベルトを前記分離部材から離間する
    ための揺動動作を連動させる規制連動手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  11. 【請求項11】前記同一軸に連結されて、シート搬送方向
    および逆方向にトルクを与えるトルクリミッタを備え、 このトルクリミッタを介して前記規制部材の接離動作を
    行うことを特徴とする請求項10に記載の給紙装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の給紙装置
    を具備したことを特徴とするシート搬送装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のシート搬送装置を具備し
    たことを特徴とする画像形成装置。
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