JPH1064464A - 検出器対物レンズ装置 - Google Patents
検出器対物レンズ装置Info
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- JPH1064464A JPH1064464A JP9173615A JP17361597A JPH1064464A JP H1064464 A JPH1064464 A JP H1064464A JP 9173615 A JP9173615 A JP 9173615A JP 17361597 A JP17361597 A JP 17361597A JP H1064464 A JPH1064464 A JP H1064464A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
- H01J37/10—Lenses
- H01J37/145—Combinations of electrostatic and magnetic lenses
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/25—Tubes for localised analysis using electron or ion beams
- H01J2237/2505—Tubes for localised analysis using electron or ion beams characterised by their application
- H01J2237/2594—Measuring electric fields or potentials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 試験片にて放出された荷電粒子の質的評価を
改良し、解像特性を犠牲にすることなく検出の質を改善
することを目的とする。 【解決手段】 荷電粒子線装置(1) のための検出器対物
レンズ装置(6,6')は、磁気レンズ(60)及び電界レンズ(6
1)からなる主レンズと試験片にて放出された荷電粒子を
検出するための検出器(62)とを有し、更に、試験片にて
放出された荷電粒子に対して影響を与えるために静電場
及び/ 又は磁場を生成するための付加レンズ(64)が主レ
ンズと検出器の間に設けられる。主レンズと付加レンズ
の場(9,10)は実質的に互いに分離されている。
改良し、解像特性を犠牲にすることなく検出の質を改善
することを目的とする。 【解決手段】 荷電粒子線装置(1) のための検出器対物
レンズ装置(6,6')は、磁気レンズ(60)及び電界レンズ(6
1)からなる主レンズと試験片にて放出された荷電粒子を
検出するための検出器(62)とを有し、更に、試験片にて
放出された荷電粒子に対して影響を与えるために静電場
及び/ 又は磁場を生成するための付加レンズ(64)が主レ
ンズと検出器の間に設けられる。主レンズと付加レンズ
の場(9,10)は実質的に互いに分離されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気レンズ(60)と
電界レンズ(61)からなり荷電粒子を試験片上に焦点合わ
せするための主レンズと、試験片にて放出された荷電粒
子を検出するために荷電粒子線(2) 方向に磁気レンズ(6
0)の前方に配置された検出器(62)と、を有する荷電粒子
線装置(1) のための検出器対物レンズ装置(6,6')に関す
る。
電界レンズ(61)からなり荷電粒子を試験片上に焦点合わ
せするための主レンズと、試験片にて放出された荷電粒
子を検出するために荷電粒子線(2) 方向に磁気レンズ(6
0)の前方に配置された検出器(62)と、を有する荷電粒子
線装置(1) のための検出器対物レンズ装置(6,6')に関す
る。
【0002】
【従来の技術】低電圧領域における使用、特に微細プロ
ーブを発生させる場合のように、例えば5kev以下の
エネルギ範囲、好ましくは、500eVから2.5ke
vまでのエネルギ範囲における使用にて、高解像度が要
求される。低電圧領域にて使用可能な対物レンズは欧州
特許EP−B−0333018により既知である。検出
器は、この対物レンズ内のレンズの上側に配置される。
1次の高エネルギを有する1次荷電粒子はこの対物レン
ズ内にて最終の低エネルギまで、例えば500eV〜
2.5kevまで減速される。そのために必要な減速場
は磁気レンズ内に配置された電界レンズによって生成さ
れる。
ーブを発生させる場合のように、例えば5kev以下の
エネルギ範囲、好ましくは、500eVから2.5ke
vまでのエネルギ範囲における使用にて、高解像度が要
求される。低電圧領域にて使用可能な対物レンズは欧州
特許EP−B−0333018により既知である。検出
器は、この対物レンズ内のレンズの上側に配置される。
1次の高エネルギを有する1次荷電粒子はこの対物レン
ズ内にて最終の低エネルギまで、例えば500eV〜
2.5kevまで減速される。そのために必要な減速場
は磁気レンズ内に配置された電界レンズによって生成さ
れる。
【0003】対物レンズと試験片の間に配置された制御
電極によって、試験片の領域の電場の強さが調節される
が、しかしながら、放出された荷電粒子が影響を受ける
可能性は無いのは確かである。対物レンズの磁場及び静
電場は、良好な解像特性を得るために1次荷電粒子に関
して最適化されるだけである。その結果、検出器に到る
途中の放出された荷電粒子への影響は自動的に決定され
る。しかしながら、これらの条件は多くの使用例にて十
分である。
電極によって、試験片の領域の電場の強さが調節される
が、しかしながら、放出された荷電粒子が影響を受ける
可能性は無いのは確かである。対物レンズの磁場及び静
電場は、良好な解像特性を得るために1次荷電粒子に関
して最適化されるだけである。その結果、検出器に到る
途中の放出された荷電粒子への影響は自動的に決定され
る。しかしながら、これらの条件は多くの使用例にて十
分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特許
請求の範囲第1項の前提部に記載された検出器対物レン
ズと特許請求の範囲第26項の前提部に記載された荷電
粒子線装置を更に発展させることであり、それによって
試験片にて放出された荷電粒子の質的評価が改良され
る。
請求の範囲第1項の前提部に記載された検出器対物レン
ズと特許請求の範囲第26項の前提部に記載された荷電
粒子線装置を更に発展させることであり、それによって
試験片にて放出された荷電粒子の質的評価が改良され
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は特許請求の範
囲第1項及び第26項の特徴部分によって達成される。
本発明の更なる発展例は特許請求の範囲の従属項の内容
にある。
囲第1項及び第26項の特徴部分によって達成される。
本発明の更なる発展例は特許請求の範囲の従属項の内容
にある。
【0006】本発明によると、放出された荷電粒子に対
して影響を与えるために静電場及び/又は磁場を生成す
る付加レンズが設けられる。この付加レンズは、主レン
ズと検出器の間に配置される。主レンズと付加レンズの
場は基本的に互いに他に対して分離されている。このよ
うに設計すると、主レンズを1次荷電粒子線に対して作
用させることができ、それとは実質的に別個に、場発生
装置を試験片にて放出された荷電粒子に対して作用させ
ることができる。こうして、検出の質が、解像特性を犠
牲にすることなく明瞭に改善される。
して影響を与えるために静電場及び/又は磁場を生成す
る付加レンズが設けられる。この付加レンズは、主レン
ズと検出器の間に配置される。主レンズと付加レンズの
場は基本的に互いに他に対して分離されている。このよ
うに設計すると、主レンズを1次荷電粒子線に対して作
用させることができ、それとは実質的に別個に、場発生
装置を試験片にて放出された荷電粒子に対して作用させ
ることができる。こうして、検出の質が、解像特性を犠
牲にすることなく明瞭に改善される。
【0007】本発明の利点及び発展例は以下に図面を参
照して詳細に説明されよう。
照して詳細に説明されよう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は荷電粒子線装置を示し、こ
の荷電粒子線装置によると焦点合わせ(フォーカシン
グ)された荷電粒子線2、例えば電子線が光学コラム3
内に生成される。このコラム3は、ビームを形成するた
めの複数の磁気レンズ及び/又は電界レンズ及びダイヤ
フラム(図示なし)に加えて、実質的に、荷電粒子線2
を生成するためのソース4と検出器対物レンズを有す
る。図示の例では、この検出器対物レンズ内に、ブラン
キング装置5と偏向装置7が配置されている。ソース4
にて生成された荷電粒子線2は検出器対物レンズ6を通
って試験片8にて焦点を結ぶ。
の荷電粒子線装置によると焦点合わせ(フォーカシン
グ)された荷電粒子線2、例えば電子線が光学コラム3
内に生成される。このコラム3は、ビームを形成するた
めの複数の磁気レンズ及び/又は電界レンズ及びダイヤ
フラム(図示なし)に加えて、実質的に、荷電粒子線2
を生成するためのソース4と検出器対物レンズを有す
る。図示の例では、この検出器対物レンズ内に、ブラン
キング装置5と偏向装置7が配置されている。ソース4
にて生成された荷電粒子線2は検出器対物レンズ6を通
って試験片8にて焦点を結ぶ。
【0009】光軸を有する検出器対物レンズ6は主レン
ズと検出器62からなる。主レンズは荷電粒子線2を試
験片8上に焦点合わせするための磁気レンズ60と電界
レンズ61からなる。検出器62は試験片8にて放出さ
れた荷電粒子を受け入れるように荷電粒子線2の方向に
て磁気レンズの前に配置されている。
ズと検出器62からなる。主レンズは荷電粒子線2を試
験片8上に焦点合わせするための磁気レンズ60と電界
レンズ61からなる。検出器62は試験片8にて放出さ
れた荷電粒子を受け入れるように荷電粒子線2の方向に
て磁気レンズの前に配置されている。
【0010】電界レンズ61は減速レンズとして設計さ
れ、少なくとも2つの電極61a、60bを有する。こ
れらの電極には互いに異なる電圧が印加され、それによ
って荷電粒子線の荷電粒子は電界レンズの場にて第1の
エネルギからより低い第2のエネルギに減速される。図
示の例では、電界レンズの2つの電極の一方はビーム管
61aとして設計されている。これは、好ましくは、非
導電性材料よりなり、その内側には薄い導電性層が設け
られている。2つの電極の他方は、例えば接地された内
側のポールピース60bの下端によって形成されてい
る。しかしながら、これは別個の電極として設けられて
よい。しかしながら、この電極は接地されないで、異な
る電圧が印加されてよい。
れ、少なくとも2つの電極61a、60bを有する。こ
れらの電極には互いに異なる電圧が印加され、それによ
って荷電粒子線の荷電粒子は電界レンズの場にて第1の
エネルギからより低い第2のエネルギに減速される。図
示の例では、電界レンズの2つの電極の一方はビーム管
61aとして設計されている。これは、好ましくは、非
導電性材料よりなり、その内側には薄い導電性層が設け
られている。2つの電極の他方は、例えば接地された内
側のポールピース60bの下端によって形成されてい
る。しかしながら、これは別個の電極として設けられて
よい。しかしながら、この電極は接地されないで、異な
る電圧が印加されてよい。
【0011】磁気レンズはここでは単極レンズとして設
計され、外側のポールピース60aの少なくとも一部は
円錐状に形成されている。磁気レンズを励磁するための
界磁コイル60cが設けられている。電界レンズ61と
試験片8の間の光路に付加的な制御電極63が設けら
れ、この制御電極は詳細には説明されない可変電圧源に
接続され、それによって試験片8の領域における電場の
強さが調節される。制御電極63の電圧は例えば−10
0Vと+100Vの間に制御される。
計され、外側のポールピース60aの少なくとも一部は
円錐状に形成されている。磁気レンズを励磁するための
界磁コイル60cが設けられている。電界レンズ61と
試験片8の間の光路に付加的な制御電極63が設けら
れ、この制御電極は詳細には説明されない可変電圧源に
接続され、それによって試験片8の領域における電場の
強さが調節される。制御電極63の電圧は例えば−10
0Vと+100Vの間に制御される。
【0012】偏向装置7は磁気レンズ60の内孔の壁と
ビーム管61aの間に配置されている。
ビーム管61aの間に配置されている。
【0013】本発明によると主レンズ60、61と検出
器62の間に付加レンズ64が設けられ、それによって
試験片にて放出された荷電粒子に対して影響を与えるた
めの静電場及び/又は磁場が生成される。主レンズ6
0、61と付加レンズ64の場は互いに他に対して実質
的に分離されている。付加レンズ64は、例えば電界レ
ンズ及び/又は磁気レンズによって形成される。他の可
能性として、少なくとも6つの場を発生する手段を供え
た多極要素によってこの付加レンズを実施してもよい。
器62の間に付加レンズ64が設けられ、それによって
試験片にて放出された荷電粒子に対して影響を与えるた
めの静電場及び/又は磁場が生成される。主レンズ6
0、61と付加レンズ64の場は互いに他に対して実質
的に分離されている。付加レンズ64は、例えば電界レ
ンズ及び/又は磁気レンズによって形成される。他の可
能性として、少なくとも6つの場を発生する手段を供え
た多極要素によってこの付加レンズを実施してもよい。
【0014】検出器62の形式及び位置に依存するが、
付加レンズ64は、試験片8にて放出された荷電粒子に
対して、発散化、平行化及び収束化させる能力を有する
ように設計される。
付加レンズ64は、試験片8にて放出された荷電粒子に
対して、発散化、平行化及び収束化させる能力を有する
ように設計される。
【0015】図示の例では、検出器は検出器レンズの光
軸の横側に配置され、その両側に配置された検出器要素
62a、62bを含む。それとは別に、検出器はそれ自
身既知の態様にてシンチレータを有するように又は2次
荷電粒子スペクトロメータとして設計されてよい。
軸の横側に配置され、その両側に配置された検出器要素
62a、62bを含む。それとは別に、検出器はそれ自
身既知の態様にてシンチレータを有するように又は2次
荷電粒子スペクトロメータとして設計されてよい。
【0016】図2には、主レンズ60、61及び付加レ
ンズ64の場が、Z軸方向に、即ち、荷電粒子線2の方
向に描かれている。付加レンズ64の場の分布には参照
符号9が付され、主レンズの場の分布には参照符号10
が付されている。2つの場の分布は本例では同一の高さ
を有する。設計及び使用例によって異なるが、この高さ
は異なるように選択されてよい。
ンズ64の場が、Z軸方向に、即ち、荷電粒子線2の方
向に描かれている。付加レンズ64の場の分布には参照
符号9が付され、主レンズの場の分布には参照符号10
が付されている。2つの場の分布は本例では同一の高さ
を有する。設計及び使用例によって異なるが、この高さ
は異なるように選択されてよい。
【0017】主レンズを付加レンズより分離するため
に、また、それによって1次荷電粒子線と放出された荷
電粒子が互いに独立的に影響を受けることができるよう
に、本発明によると2つの場は、実質的に互いに他に対
して分離されなければならない。本発明の意味する範囲
では、2つの場の分布9、10の半価幅値によって形成
され図示のように斜線が付された領域は、重なり合わな
い。
に、また、それによって1次荷電粒子線と放出された荷
電粒子が互いに独立的に影響を受けることができるよう
に、本発明によると2つの場は、実質的に互いに他に対
して分離されなければならない。本発明の意味する範囲
では、2つの場の分布9、10の半価幅値によって形成
され図示のように斜線が付された領域は、重なり合わな
い。
【0018】図3には本発明の第2の例による検出器対
物レンズ6’が描かれている。ここでも同様に、主レン
ズは磁気レンズ60’と電界レンズ61’よりなる。磁
気レンズ60’は、ここでは双極レンズとして設計され
ており、その内側には電界レンズ61’が配置され、こ
の電界レンズ61’は第1の電極61’aと第2の電極
61’bを含む。両電極はビーム管として設計され、第
1の電極61’aは上部にて検出器62’方向に円錐状
に拡大している。
物レンズ6’が描かれている。ここでも同様に、主レン
ズは磁気レンズ60’と電界レンズ61’よりなる。磁
気レンズ60’は、ここでは双極レンズとして設計され
ており、その内側には電界レンズ61’が配置され、こ
の電界レンズ61’は第1の電極61’aと第2の電極
61’bを含む。両電極はビーム管として設計され、第
1の電極61’aは上部にて検出器62’方向に円錐状
に拡大している。
【0019】更に、試験片の領域にて場の強さを調節す
るための制御電極63が設けられている。
るための制御電極63が設けられている。
【0020】更に、試験片にて放出された荷電粒子に対
して影響を与えるための付加電極64が主レンズと検出
器の間に配置されている。
して影響を与えるための付加電極64が主レンズと検出
器の間に配置されている。
【0021】この例では、検出器62’は検出器対物レ
ンズ6’の光軸と同軸的に配置されている。使用例によ
って異なるが、検出器はセグメントに分割された検出面
を有してよく、セグメントの出力信号は互いに別個に処
理される。
ンズ6’の光軸と同軸的に配置されている。使用例によ
って異なるが、検出器はセグメントに分割された検出面
を有してよく、セグメントの出力信号は互いに別個に処
理される。
【0022】以下に、図4〜図9を参照して、付加レン
ズ64の様々な例について詳細に説明する。
ズ64の様々な例について詳細に説明する。
【0023】図4の例では付加レンズは、磁気レンズ6
4aによって形成されている。この磁気レンズは主レン
ズのビーム管61aの外側に配置されている。
4aによって形成されている。この磁気レンズは主レン
ズのビーム管61aの外側に配置されている。
【0024】図5には、ビーム管64b、64cとして
設計された2つの電極を有する電界レンズとして構成さ
れた付加レンズが示されている。最も簡単な場合、主レ
ンズの電界レンズのビーム管61aは、付加レンズ64
に領域にて、更に小さく分割され、それによって付加レ
ンズを形成している。電極64b、64c間の隙間及び
主レンズの電極61’a、61’b間の隙間は、しかし
ながら、互いに他に対して空間的にある程度別個であ
り、それによって主レンズの場と付加レンズの場が実質
的に互いに他に対して分離される。
設計された2つの電極を有する電界レンズとして構成さ
れた付加レンズが示されている。最も簡単な場合、主レ
ンズの電界レンズのビーム管61aは、付加レンズ64
に領域にて、更に小さく分割され、それによって付加レ
ンズを形成している。電極64b、64c間の隙間及び
主レンズの電極61’a、61’b間の隙間は、しかし
ながら、互いに他に対して空間的にある程度別個であ
り、それによって主レンズの場と付加レンズの場が実質
的に互いに他に対して分離される。
【0025】図6には付加レンズとして3つの電極64
d、64e、64fを有する電界レンズが示されてい
る。外側の2つに電極はビーム管64d、64fとして
設計され、中央の電極64eはプレート電極として設計
されている。
d、64e、64fを有する電界レンズが示されてい
る。外側の2つに電極はビーム管64d、64fとして
設計され、中央の電極64eはプレート電極として設計
されている。
【0026】勿論、付加電極64は、試験片8にて放出
された荷電粒子ばかりでなく1次荷電粒子線に対して影
響を与える。付加レンズは検出器対物レンズ内に配置さ
れているから、1次荷電粒子の最終エネルギは、主レン
ズ内に配置された電界レンズ61及び/又は61’に印
加された電圧によって排他的に決定される。その結果、
放出された荷電粒子に対して影響を与えるために付加レ
ンズ64には選択的に任意の電圧が印加されることがで
きる。これは検出器の形式及び位置に関して最適なこと
である。
された荷電粒子ばかりでなく1次荷電粒子線に対して影
響を与える。付加レンズは検出器対物レンズ内に配置さ
れているから、1次荷電粒子の最終エネルギは、主レン
ズ内に配置された電界レンズ61及び/又は61’に印
加された電圧によって排他的に決定される。その結果、
放出された荷電粒子に対して影響を与えるために付加レ
ンズ64には選択的に任意の電圧が印加されることがで
きる。これは検出器の形式及び位置に関して最適なこと
である。
【0027】1次荷電粒子線に対する付加レンズ64の
効果について考慮すると、図5に示された例の電極64
b、64cには、それが減速効果又は加速効果を有する
ように、電圧が印加される。図6に示された例では、1
次荷電粒子に対する減速効果は電極64d、64e間に
て調節され、1次荷電粒子に対する加速効果は電極64
e、64f間にて調節される。しかしながら、全ての組
み合わせ、特に、2重減速又は2重加速の効果が考慮に
入れられる。
効果について考慮すると、図5に示された例の電極64
b、64cには、それが減速効果又は加速効果を有する
ように、電圧が印加される。図6に示された例では、1
次荷電粒子に対する減速効果は電極64d、64e間に
て調節され、1次荷電粒子に対する加速効果は電極64
e、64f間にて調節される。しかしながら、全ての組
み合わせ、特に、2重減速又は2重加速の効果が考慮に
入れられる。
【0028】図7には図4の例と図5の例を組み合わせ
た付加レンズの例が示されている。ここでは、磁気レン
ズ64gは2つの電極64h、64iよりなる電界レン
ズによって重畳されている。
た付加レンズの例が示されている。ここでは、磁気レン
ズ64gは2つの電極64h、64iよりなる電界レン
ズによって重畳されている。
【0029】しかしながら、試験片8にて放出された荷
電粒子に対する影響は、少なくとも6つの場発生要素を
有する1又は数個の多極要素によって実行されてよい。
図8a及び図8bに示されている例では、磁気的な多極
要素が設けられ、これらはビーム管61aの周りに均一
な距離にて配置された8つの場発生要素64kを有す
る。
電粒子に対する影響は、少なくとも6つの場発生要素を
有する1又は数個の多極要素によって実行されてよい。
図8a及び図8bに示されている例では、磁気的な多極
要素が設けられ、これらはビーム管61aの周りに均一
な距離にて配置された8つの場発生要素64kを有す
る。
【0030】図9a及び図9bには電気的な多極要素が
示されている。この例では、8個の場発生要素が電極6
4lによって形成されている。電極64lは主レンズの
ビーム管61aの間隙に好適に収容されている。電極6
4lに対するビーム管61aの上側の部分にはビーム管
61aの下側の部分の電圧とは異なる電圧が印加される
と考えられる。この場合、付加レンズ64はビーム管6
1a、電極64l及びビーム管61aよりなる電界レン
ズと電極64lよりなる電気的な多極要素の重畳によっ
て形成される。
示されている。この例では、8個の場発生要素が電極6
4lによって形成されている。電極64lは主レンズの
ビーム管61aの間隙に好適に収容されている。電極6
4lに対するビーム管61aの上側の部分にはビーム管
61aの下側の部分の電圧とは異なる電圧が印加される
と考えられる。この場合、付加レンズ64はビーム管6
1a、電極64l及びビーム管61aよりなる電界レン
ズと電極64lよりなる電気的な多極要素の重畳によっ
て形成される。
【0031】放出された荷電粒子は束の検出器対物レン
ズを通過している。この束は検出器対物レンズの光軸と
同一の束軸を有する。付加レンズによって、放出された
荷電粒子は影響を受けるが、この束軸は影響されない。
ズを通過している。この束は検出器対物レンズの光軸と
同一の束軸を有する。付加レンズによって、放出された
荷電粒子は影響を受けるが、この束軸は影響されない。
【0032】本発明による荷電粒子線装置は、低電圧領
域にて、例えば、荷電粒子の最終エネルギが5keV以
下、好ましくは0.5keVと2.5keVの間に領域
にて良好な解像特性を提供する特徴を有する。主レンズ
の下側の物理的な限界、ここでは制御電極63と試験片
8の間の自由作動距離は、図1による単極レンズを使用
する場合、3mm以上、好ましくは5mm以上である。
付加レンズ64によって、試験片にて放出された荷電粒
子に対して、荷電粒子の方向及びそのエネルギにおける
所定の影響が許されるから、使用される検出器の位置及
び形式に対する最適な適用が達成される。
域にて、例えば、荷電粒子の最終エネルギが5keV以
下、好ましくは0.5keVと2.5keVの間に領域
にて良好な解像特性を提供する特徴を有する。主レンズ
の下側の物理的な限界、ここでは制御電極63と試験片
8の間の自由作動距離は、図1による単極レンズを使用
する場合、3mm以上、好ましくは5mm以上である。
付加レンズ64によって、試験片にて放出された荷電粒
子に対して、荷電粒子の方向及びそのエネルギにおける
所定の影響が許されるから、使用される検出器の位置及
び形式に対する最適な適用が達成される。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、試験片にて放出された
荷電粒子の質的評価が改良され、検出の質が、解像特性
を犠牲にすることなく明瞭に改善される利点を有する。
荷電粒子の質的評価が改良され、検出の質が、解像特性
を犠牲にすることなく明瞭に改善される利点を有する。
【図1】本発明による荷電粒子線装置の概略図である。
【図2】主レンズと付加レンズの場の分布の概略図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の例による検出器対物レンズの概
略図である。
略図である。
【図4】本発明の第1の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第2の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第3の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第4の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第5の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
【図9】本発明の第6の例による付加レンズの概略図で
ある。
ある。
1 荷電粒子線装置 2 粒子線 3 光学コラム 4 ソース 5 ブランキング装置 6、6’ 検出器対物レンズ 7 偏向装置 8 試験片 9、10 場の分布 60、60’ 磁気レンズ(主レンズ) 60a ポールピース 60b 電極、ポールピース 60c 界磁コイル 61、61’ 電界レンズ(主レンズ) 61a、61’a 電極、ビーム管 61’b 電極 62、62’ 検出器 62a、62b 検出器要素 63 制御電極 64 付加レンズ 64a 磁気レンズ 64b ビーム管、電極 64c、64d 電極、ビーム管 64e 電極、プレート電極 64f 電極、ビーム管 64g 磁気レンズ 64h、64i 電極 64k 場発生要素 64l 電極
フロントページの続き (72)発明者 コウシ ウエダ ドイツ連邦共和国、81825 ミュンヘン、 アウフ デム ヴァーセン 12 (72)発明者 トシミチ イワイ ドイツ連邦共和国、81825 ミュンヘン、 アイガー シュトラーセ 37 (72)発明者 ゲラルド シェーネッカー ドイツ連邦共和国、81549 ミュンヘン、 バート・ベルネック・シュトラーセ 1 (72)発明者 ユルゲン フロジエン ドイツ連邦共和国、85521 リーマーリン グ、クフシュタイナーシュトラーセ 16 アー
Claims (26)
- 【請求項1】 磁気レンズ(60)と電界レンズ(61)からな
り荷電粒子線を試験片上に焦点合わせするための主レン
ズと、上記試験片にて放出された荷電粒子を検出するた
めに荷電粒子線(2) 方向に上記磁気レンズ(60)の前方に
配置された検出器(62)と、を有する荷電粒子線装置(1)
のための検出器対物レンズ装置(6,6')において、 上記荷電粒子に対して影響を与えるために静電場及び/
又は磁場を生成するための付加レンズ(64)が上記主レン
ズと上記検出器の間に設けられ、上記主レンズと上記付
加レンズの場(9,10)は実質的に互いに分離されているこ
とを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズは電界レンズ(64b-64f) として
構成されていることを特徴とする検出器対物レンズ装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズは磁気レンズ(64a) として構成
されていることを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズは電界磁気レンズ(64h,64g) と
して構成されていることを特徴とする検出器対物レンズ
装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズは少なくとも6つの場発生要素
(64k;64l) を有する多極要素によって形成されているこ
とを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズ(64)は上記放出された荷電粒子
に対して発散化させる能力を有する場を生成することを
特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズ(64)は上記放出された荷電粒子
に対して平行化させる能力を有する場を生成することを
特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記付加レンズ(64)は上記放出された荷電粒子
に対して収束化させる能力を有する場を生成することを
特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項9】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置に
おいて、上記主レンズの電界レンズ(61)は減速レンズと
して構成されていることを特徴とする検出器対物レンズ
装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記電界レンズ(61;61')は異なる電圧が印加
された少なくとも2つの電極(61a,60b;61'a,61'b) を有
し、上記荷電粒子線(2) の荷電粒子は上記電界レンズの
場にて第1のエネルギからより低い第2のエネルギに減
速されることを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の検出器対物レンズ装
置において、上記電界レンズ(61;61')と上記試験片(8)
の間の光路に付加的な制御電極(63)が配置され、該制御
電極には、上記試験片の領域の電場が調節されるように
可変電圧が印加されていることを特徴とする検出器対物
レンズ装置。 - 【請求項12】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記磁気レンズは単極レンズ(60)として構成
されていることを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の検出器対物レンズ装
置において、上記主レンズと上記試験片の間に3mm以
上、好ましくは5mm以上の自由作動距離が設けられ、
上記荷電粒子の最終エネルギが5keV以下、好ましく
は0.5keVと2.5keVの間であることを特徴と
する検出器対物レンズ装置。 - 【請求項14】 請求項10記載の検出器対物レンズ装
置において、上記電界レンズの2つの電極の1つはビー
ム管(61a,61'a)として構成されていることを特徴とする
検出器対物レンズ装置。 - 【請求項15】 請求項14記載の検出器対物レンズ装
置において、上記ビーム管(61a,61'a)は非導電性材料よ
りなり、薄い導電層が設けられていることを特徴とする
検出器対物レンズ装置。 - 【請求項16】 請求項14記載の検出器対物レンズ装
置において、上記ビーム管(61'a)は少なくとも部分的に
円錐状に形成されていることを特徴とする検出器対物レ
ンズ装置。 - 【請求項17】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記主レンズの磁気レンズ(60)は円錐状に形
成されていることを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項18】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記検出器(62') は検出器対物レンズ装置の
光軸と同軸的に配置されていることを特徴とする検出器
対物レンズ装置。 - 【請求項19】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記検出器(62)は検出器対物レンズ装置の光
軸を実質的に横断するように配置されていることを特徴
とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項20】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記検出器(62,62')はセグメント化された検
出面を有し、該検出面の出力信号は互いに別個に処理さ
れることを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項21】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記付加レンズは少なくとも2つの電極によ
って形成され、該電極の少なくとも1つはビーム管(64
b,64c,64d,64f) として構成されていることを特徴とす
る検出器対物レンズ装置。 - 【請求項22】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、上記付加レンズ(64)は異なる電圧が印加され
た少なくとも2つの電極(64b,64c,64d,64e,64f)によっ
て形成されていることを特徴とする検出器対物レンズ装
置。 - 【請求項23】 請求項22記載の検出器対物レンズ装
置において、上記荷電粒子線の方向より見て最初の電極
(64b,64d) には次の電極より高い電圧が印加されている
ことを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項24】 請求項22記載の検出器対物レンズ装
置において、上記荷電粒子線の方向より見て最初の電極
(64b,64d) には次の電極より低い電圧が印加されている
ことを特徴とする検出器対物レンズ装置。 - 【請求項25】 請求項1記載の検出器対物レンズ装置
において、検出器対物レンズ内に上記荷電粒子線(2) の
ための偏向装置(7) が設けられていることを特徴とする
検出器対物レンズ装置。 - 【請求項26】 荷電粒子線を生成するためのソース
(4) と、磁気レンズ(60)と電界レンズ(61)からなり荷電
粒子線(2) を試験片上に焦点合わせするための主レンズ
と試験片にて放出された荷電粒子を検出するために荷電
粒子線(2) 方向に上記磁気レンズ(60)の前方に配置され
た検出器(62)とを有する検出器対物レンズ装置(6,6')
と、を有する荷電粒子線装置(1) において、 上記荷電粒子に対して影響を与えるために静電場及び/
又は磁場を生成するための付加レンズ(64)が上記主レン
ズと上記検出器の間に設けられ、上記主レンズと上記付
加レンズの場(9,10)は実質的に互いに分離されているこ
とを特徴とする荷電粒子線装置。
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-
1997
- 1997-06-18 US US08/877,601 patent/US5895917A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-30 JP JP9173615A patent/JPH1064464A/ja active Pending
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