JPH1053931A - 繊維機械用杼口形成装置 - Google Patents

繊維機械用杼口形成装置

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JPH1053931A
JPH1053931A JP8804097A JP8804097A JPH1053931A JP H1053931 A JPH1053931 A JP H1053931A JP 8804097 A JP8804097 A JP 8804097A JP 8804097 A JP8804097 A JP 8804097A JP H1053931 A JPH1053931 A JP H1053931A
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shed
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    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択モジュールとプーリモジュールとを分離
して取り外し可能にする。 【解決手段】 繊維機械用杼口形成装置には、プーリ要
素(15)と協働する可動杼口形成手段と、杼口形成手
段(19)を固定高さに保持するための選択装置(4−
9、12)と、固定高さに保持されなかったときに杼口
形成手段(19)を上方または下方へ移動させるための
持ち上げ装置(22)とを備えた少なくとも1つの杼口
形成機構、および、分離するユニットとしてつくられ、
選択装置(4−9、12)を備えるとともにプーリモジ
ュール(13)に取り外し可能に取り付けられた選択モ
ジュール(1)が設けられている。プーリモジュール
(13)は、プーリ要素(15)と杼口形成手段(1
9)を備え、杼口形成装置の一部に取り外し可能に取り
付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維機械の糸の間
に杼口を形成するためにプーリ要素と共に協働するよう
に設けられた可動杼口形成手段と、固定高さに保持する
ために杼口形成手段を選択するように設けられた選択装
置と、選択されなかったときに杼口形成手段を上方また
は下方へ移動させるように設けられた持ち上げ手段とを
備えた、少なくとも1つの杼口形成機構を有し、それに
より、分離するユニットとして製造された取り外し可能
なモジュールが杼口形成機構の一部を含んでいる繊維機
械用杼口形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような織機用杼口形成装置は、ヨーロッパ特許第021
4075号において説明されている。この公知の装置で
は、複数の杼口形成機構の可動杼口形成手段、選択装
置、およびプーリ装置が同一のモジュール内に寄せ集め
られているとともに、同一の杼口形成機構の部材が2つ
の分離壁の間のそれぞれのケース内に配置されている。
このモジュールは、修理やメンテナンス作業を行うため
に杼口形成装置から取り外すことができ、別の(同一
の)モジュールと取り替えることができる。
【0003】しかしながら、この公知の装置には次のよ
うな不都合がある。すなわち、1つまたは複数の選択装
置を修理または取り替えなければならないとき、あるい
は、メンテナンスのために取り外さなければならないと
き、モジュールの取り外しの前に、モジュール内に設け
られたプーリ装置と協働するハーネスコードを最初には
ずさなければならない。そして、モジュール交換後にハ
ーネスコードを再び引っかける必要がある。ハーネスコ
ードの取り外しおよび再度の引っかけは、面倒で、かつ
時間のかかる作業であった。
【0004】1つまたは複数のプーリコードの破断、摩
耗、破損等のためにモジュールが取り替えられたとき、
同じモジュールに設けられた使用可能な選択装置までも
が取り替えられてしまうことになる。
【0005】本発明の目的は、上記不都合がない繊維機
械用杼口形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、この説明の
第1パラグラフ(従来の技術)で述べた特徴を有する杼
口形成装置を提供することにより達成され、それによ
り、選択モジュールは選択装置を備え、プーリモジュー
ルはプーリ要素と杼口形成手段を備え、各モジュールは
分離するユニットとして製造されており、杼口形成装置
の一部に取り外し可能に取り付けられている。
【0007】修理、交換、メンテナンス等のために選択
装置を取り外さなければならないとき、プーリ要素を杼
口形成装置上の位置に残したままで、選択モジュールを
取り外すことができる。その結果、プーリ要素と協働す
るハーネスコードをはずす必要がない。よって、選択装
置の交換を迅速に、かつ問題なく行うことができる。
【0008】プーリ要素と協働する1つまたは複数のプ
ーリコードの破断、摩耗、破損等の場合に、選択装置を
迅速かつ容易に取り外すことができるとともに、プーリ
コードの交換後に再び元に戻すことができるという点に
おいて特に有利である。さらに、使用可能な選択装置が
取り替えられてしまうこともない。
【0009】プーリ要素と協働するプーリコードを取り
替えなければならないとき、プーリモジュールもまた別
のプーリモジュールと交換することができる。プーリモ
ジュールの交換は、プーリコードの交換に比べて非常に
簡単に行うことができる。
【0010】この杼口形成装置の好適な実施形態におい
て、選択モジュールはプーリモジュールに取り外し可能
に取り付けられている。これにより、両モジュールは共
に取り外すことができる。さらに、このことによって、
同一の杼口形成機構の選択モジュールとプーリ装置は、
簡単な方法で一方の上に他方を配置することができる。
【0011】好適な実施形態によれば、杼口形成装置
は、同一の選択モジュール内に設けられたそれぞれの選
択装置を有する少なくとも2つの杼口形成機構を備えて
いる。
【0012】協働する2つの杼口形成機構の選択装置
は、例えば、同一の選択モジュール内において一方の後
ろに他方を配置することができ、これにより選択モジュ
ールを限られた幅で製造することができる。さらに、こ
のことによって、複数の選択装置の取り外しと再設置、
または交換を、各選択装置が別々の選択モジュール内に
設けられている場合に比べて、より速く行うことができ
る。
【0013】別の好適な実施形態によれば、プーリモジ
ュールは上記少なくとも2つの杼口形成機構(選択装置
は同一の選択モジュールに設けられている)と協働する
すべてのプーリ要素を備えている
【0014】このような配置は特にコンパクトに製造で
きるとともに、同一の選択モジュールの各選択装置は同
一のプーリモジュールの上に設けることができる。
【0015】特定の実施形態では、上記プーリモジュー
ルが杼口形成手段のための少なくとも1つのガイド手段
を備えている。プーリモジュールは、プーリモジュール
内に設けられたプーリ要素と共に協働する各杼口形成手
段のためのカイド手段を備えているのが好ましい。
【0016】各ガイド手段は、プーリ要素の上の(上方
移動または下方移動する)杼口形成手段をガイドするた
めに設けられるのが好ましい。また、プーリ要素の上に
は、選択装置が、ガイド手段内を移動する間に杼口形成
手段を選択するように設けられている。
【0017】杼口形成装置は、公知の方法でそれに連結
された繊維機械の糸の2位置を可能にするために、請求
項6に記載のように、協働する杼口形成機構をもって製
造されることができる。
【0018】協働する杼口形成機構の選択装置は、同一
の選択モジュール内に設けられるのが好ましい。プーリ
要素はまた、分離するユニットとして製造されたプーリ
モジュール内に移動可能に設けられることができ、杼口
形成コードはプーリモジュールの一部に取り付けられ
る。
【0019】最も好適な実施形態によれば、杼口形成装
置は協働する複数対の杼口形成機構を備えており、その
選択装置は同一の選択モジュール内に設けられるととも
に、それらと協働するプーリ要素は同一のプーリモジュ
ール内に設けられている。
【0020】杼口形成装置もまた、公知の方法でそれに
連結された繊維機械の糸の3位置を得るために、請求項
8に記載のように、協働する杼口形成機構をもって製造
されることができる。
【0021】第1および第2の対の杼口形成機構の選択
装置は、同一の選択モジュール内に設けられているのが
好ましい。さらに、第1および第2のプーリ要素もま
た、分離するユニットとして製造された同一または異な
るプーリモジュール内に移動可能に設けられることがで
きるとともに、杼口形成コードとプーリホイールは第1
のプーリ要素を備えた一対のプーリモジュールに取り付
けられている。
【0022】最も好適な実施形態によれば、杼口形成装
置は複数の第1および第2の対の協働する杼口形成機構
を備えており、その選択装置は同一の選択モジュール内
に設けられるとともに、それらと協働するプーリ要素は
同一のプーリモジュール内に設けられている。
【0023】各選択装置は、杼口形成手段を固定高さに
保持するために保持位置へもっていかれることができる
可動保持要素と、杼口形成手段を選択するか、あるいは
選択しないために保持要素を保持位置あるいは非保持位
置へもっていくことができるアクチュエータとをもって
製造されることができる。
【0024】好都合な実施形態によれば、プーリ要素は
プーリモジュールの2つの壁の間に移動可能に配置され
ている。このことにより、プーリ要素の横方向の移動お
よび回転移動が防止される。
【0025】本発明による杼口形成装置の特定の実施形
態では、プーリ要素がプーリモジュール内に設けられる
とともに、プーリモジュールは上方へ突出する2つのア
ームを備えている。各アームは、プーリ要素と共に協働
するそれぞれの杼口形成手段のためのガイドレールを備
えるとともに、2つの選択装置を備えた選択モジュール
がアームの間に配置されている。これにより、各選択装
置はガイドレール内を移動するそれぞれの杼口形成手段
を選択することができる。
【0026】本発明は、2つの好適な実施形態の以下の
詳細な説明においてさらに説明されている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。本発明の2位置開口ジ
ャガード機用杼口形成装置(図1参照)および3位置開
口ジャガード機用杼口形成装置(図2参照)は、内部空
間をそれぞれ囲む正面壁(2)、後方壁(2)、2つの
側壁(2′)、および底部壁(2″)を有する選択モジ
ュール(1)を備えている。各図では、前方の側壁
(2′)が取り除かれている。
【0028】壁(2、2′、2″)で囲まれた内部空間
には、一方の後ろに他方が配置された複数対の選択装置
(4、5、6、7、8、9、12)が互いに隣接して配
置されている。互いに隣接して配置されたそれらの対
は、選択モジュール(1)の2つの側壁(2′)の間に
延びる2列の選択装置を形成している。各図では、一方
の後ろに他方が配置された一対の選択装置(4、5、
6、7、8、9、12)が示されている。
【0029】正面および後方の壁(2)には、開口部
(3)が各選択装置(4−9、12)に対向して設けて
ある。各選択装置(4−9、12)は、スピンドル
(4)を中心に回転可能に取り付けられた保持要素
(5)を備えており、この保持要素(5)はスピンドル
(4)から上方に延びる延長アームと上部折曲部(6)
を有している。一対の選択装置(4−9、12)の各保
持要素(5)は、一方の後ろに他方が配置されている。
【0030】各対の一方の保持要素(5)の折曲部
(6)は、正面壁(2)の開口部(3)に対向し、かつ
その開口部(3)に向かって延びている。各対の他方の
保持要素(5)の折曲部(6)は、後方壁(2)の開口
部(3)に対向し、かつその開口部(3)に向かって延
びている。
【0031】保持要素(5)は、それらが保持位置にあ
るところまで回転でき、それにより折曲部(6)が各開
口部(3)の下部縁部(7)に当接する(図1において
左側に描かれる保持要素(5)が保持位置にある。)。
この縁部は保持要素(5)を支持するための止め部を形
成する。保持要素(5)はまた、それらが非保持位置に
あるところまで回転でき、それにより、それらはモジュ
ール(1)の内部空間の中央に配置された各止め要素
(8)によってそれぞれ止められる(図1において右側
に描かれる保持要素(5)が非保持位置にある。)。
【0032】バイモルフ圧電曲げ要素(9)が各保持要
素(5)の下に配置されている。曲げ要素(9)はその
下部先端がモジュール(1)の下部に設けられた要素
(10)内においてしっかりと締め付けられており、そ
の要素(10)は正面壁(2)と後方壁(2)とを連結
している。
【0033】保持要素(5)はまた、上記延長アームに
関してスピンドル(4)の反対側に延びるショートアー
ム(11)を有している。各ショートアーム(11)に
は、U字状溝が設けられ、その開口側が下方に向いてい
る。
【0034】曲げ要素(9)は要素(10)から上方へ
延び、その上部先端が各保持要素(5)のショートアー
ム(11)のU字状溝内にある。
【0035】曲げ要素(9)は、電気導体(12)を介
して電圧を印加することで第1の曲げを達成し、これに
よりそれらの上部先端が保持要素(5)を保持位置にも
っていく。これは図1において左側に描かれる曲げ要素
(9)の場合である。曲げ要素(9)は電圧の極性を逆
にすることで第2の曲げを達成し、これによりそれらの
上部端部が保持要素(5)を非保持位置にもっていく。
これは、図1において右側に描かれる曲げ要素(9)の
場合である。
【0036】杼口形成装置はまた、複数の縦方向壁(1
4)を有するプーリモジュール(13)を備えている。
これらの壁(14)は均等な間隔をもって隣接して設け
られ、かつ、互いに連結されており、これによりそれら
は分離するユニットを形成する。このユニットは杼口形
成装置の一部(図示せず)に取り外し可能に取り付けら
れている。
【0037】互いに隣接して配置された各対の壁(1
4)の間の2位置開口ジャガード機用杼口形成装置(図
1)では、プーリ要素(15)が縦方向へ移動可能に配
置されている。各図では、プーリモジュール(13)の
正面の壁(14)が取り除かれている。
【0038】壁(14)の間に配置されたプーリ要素
(15)の数は、選択モジュール(1)内に隣接して設
けた選択装置(4−9、12)の対の数と同一である。
各プーリ要素(15)は、上下2つのプーリホイール
(24)、(25)が回転可能に取り付けられている本
体(23)を有している。プーリ要素(15)は、各プ
ーリホイール(24)、(25)が壁(14)と平行に
延びる縦方向操作平面内にあるように配置されている。
【0039】各プーリ要素(15)のために壁(14)
は、その縦方向の縁部の延長部における最上部に2つの
延長アーム(17)を備えて設けられている。このよう
な壁(14)の上部縁部とアーム(17)はさらに、壁
(14)のU字状上部部分を形成している。そのため
に、選択モジュール(1)に設けられた選択装置(4−
9、12)と同じだけアーム(17)が存在する。選択
モジュール(1)はそれぞれの壁(14)のU字状部分
の内側に配置されている。
【0040】プーリモジュール(13)はさらに、壁
(14)の下に延び、かつ壁(14)の一部をなす底部
部材(16)備えている。各アーム(17)はそれぞれ
のフック(19)のための縦方向のガイドレール(1
8)を備えるとともに、選択モジュール(1)の正面お
よび後方の壁(2)のそれぞれの開口部(3)の上まで
延びている。
【0041】各ガイドレール(18)には、縦方向へ移
動可能なフック(19)が設けられ、それにより各フッ
ク(19)が選択モジュール(1)内のそれぞれの選択
装置(4−9、12)によって選択可能になっている。
【0042】それぞれのアーム(17)および壁(1
4)によってガイドされる2つのフック(19)は、一
方の後ろに他方が配置されたそれぞれの選択装置(4−
9、12)によって選択されることができる。このよう
な2つのフック(19)を以下において協働するフック
(19)という。
【0043】各フック(19)はその背部に突出ウイン
グ(20)を、また、前部の最上部に突出部(21)を
有している。協働するフックは、互いに向かう方向へ向
けられたそれぞれの前部でもってカイドレール(18)
内を移動可能に配置されている。組合わされたモジュー
ル(1)、(13)の両側面には、駆動装置(図示せ
ず)によって反対方向へ上方移動または下方移動するこ
とができる2つのブレード(22)が設けられている。
【0044】さらに、各ブレード(22)の水平上部縁
部は、それぞれのフック(19)の突出ウイング(2
0)の下部縁部の下にかみ合うことができる。その結
果、協働するフック(19)はブレード(22)によっ
て上方または下方に反対方向へ移動することができる。
それらの移動の上部死点では、フック(19)の突出部
(21)が保持要素(5)の上にもって来られる。
【0045】保持要素(5)が保持位置にあるとき、そ
れの折曲部(6)はそれぞれのフック(19)の突出部
(21)の移動通路内にある。ブレード(22)がその
上方移動の端部にあるときごとに、ブレード(22)と
協働する各フック(19)のために、ブレード(22)
の次の移動サイクルの間、フック(19)が固定高さに
保持されるべきか、あるいは、ブレード(22)によっ
て係合されるべきかどうかが決められる。
【0046】フック(19)は毎回、保持要素(5)の
上へその突出部(21)と共にもって来られる。そし
て、保持要素(5)が保持位置へもって来られていると
き、突出部(21)は次の下方移動によって、保持要素
(5)の折曲部(6)の最上部の上に達する。その結
果、フック(19)は保持要素(5)により支持され
て、ブレード(22)の次の移動サイクルの間、固定高
さに保持されることになる。
【0047】ブレード(22)の次の上方移動の端部
で、ブレード(22)は保持要素(5)によって支持さ
れたフック(19)を上方へ保持要素(5)の上までも
っていく。保持要素(5)が保持位置に保持されている
とき、フック(19)は上述したように次の移動サイク
ルの間、保持要素(5)の上に保持されることになる。
他方、保持要素(5)が非保持位置へもって来られてい
るとき、フック(19)はブレード(22)の後続の移
動サイクルのためにブレード(22)と係合し、それに
より最初は下方へ移動し、次に上方へ移動する。
【0048】各プーリ要素(15)はプーリモジュール
(13)の2つの壁(14)の間に配置されており、本
体(23)はそれらの壁(14)の一方に設けた縦方向
に延びる溝(26)内をスライド可能になっている。
【0049】一方の後ろに他方が配置された互いに協働
する各対のフック(19)は、上部プーリコード(2
7)によって連結されている。上部プーリコード(2
7)は、それらフックの下に配置されたプーリ要素(1
5)の上部プーリホイール(24)の周囲を回ってお
り、これにより、フック(19)に取り付けられたプー
リコード(27)がプーリ要素(15)を移動させる。
それらフック(19)の反対方向への上方移動または下
方移動の間、プーリ要素(15)は第1の高さに保持さ
れる。フック(19)の一方が上部位置に保持されると
き、プーリ要素(15)は他方のフック(19)によっ
てもち上げられるために第2の高さへもって行かれる。
【0050】プーリモジュール(13)の底部部材(1
6)上であって各プーリ要素(15)の下には取付手段
(28)が設けてあり、これに下部プーリコード(2
9)の一端が取り付けられている。この下部プーリコー
ド(29)はプーリ要素(15)の下部プーリホイール
(25)の上を回って下方に延び、その他端部が繊維機
械の糸の間に杼口を形成するために設けられている。
【0051】このことにより、プーリ要素(15)は2
つの異なった高さをとることができ、これは下部プーリ
コード(29)の吊り下げ先端についても同様である。
【0052】上記で説明した杼口形成装置をジャガード
機に設けることにより、2位置開口ジャガード機が得ら
れる。このようなジャガード機は、縦糸の間に杼口を形
成するために、例えば織機に使用可能である。縦糸は、
杼口形成装置の下部プーリコード(29)の吊り下げ先
端に吊るされたハーネスコードによって持ち上げること
ができる。
【0053】3位置開口ジャガード機用の杼口形成装置
(図2)では、各ケース内の2つの壁(14)の間に2
つのプーリ要素(15)が上述した方法により縦方向へ
移動可能に配置されている点、壁(14)のそれぞれの
対の間であって底部部材(16)の上にリバーシングホ
イール(30)が取り付けられている点、および各下部
プーリコード(29)が別の経路を有する点において、
プーリモジュール(13)が上述のプーリモジュール
(13)とは区別される。
【0054】各プーリ要素(15)は、上述した方法に
より、それぞれの上部プーリコード(27)によって、
2つの協働するフック(19)と共に働く。
【0055】各リバーシングホイール(30)は、プー
リモジュール(13)の底部部材(16)に回転可能に
取り付けられたアーム(31)に回転できるように取り
付けられている。アーム(31)は、モジュール(1
3)の壁(14)と平行に延びる平面(図面の平面)内
を回転することができる。
【0056】壁(14)の各対の間のプーリ要素(1
5)は、それぞれの縦方向操作平面内を移動可能に配置
されている。各プーリホイール(30)は、これら操作
平面の間に斜めに配置されるのが好ましい。
【0057】壁(14)の各対の間には下部プーリコー
ド(29)が設けてあり、その一端は第1のプーリ要素
(15)の下でプーリモジュール(13)の底部部材
(16)に取り付けられ、そこからこの第1のプーリ要
素(15)の下部プーリホイール(25)の周囲を回っ
て、それから同じ壁(14)の間に配置されたリバーシ
ングホイール(30)の周囲を回って、次に同じ壁(1
4)の間に設けられた第2のプーリ要素(15)の下部
プーリホイール(25)の周囲を回って、最後に下方に
延びており、その他端が繊維機械の糸の間に杼口を形成
するために設けられている。
【0058】第1および第2のプーリ要素(15)と共
に働く協働するフック(19)によって、下部プーリコ
ード(29)の吊り下げ先端がどのようにして3つの異
なる高さにもって来られるかは、既に知られている。
【0059】4位置開口ジャガード機を得るには、下部
プーリコード(29)の上記一端を可動グリッドに取り
付け、それをブレード(22)の一方と共に上方移動ま
たは下方移動させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2位置開口ジャガード機用杼口形成装置の組
み立てられた選択モジュールおよびプーリモジュールの
正面側壁を取り除いた側面図である。
【図2】 3位置開口ジャガード機用杼口形成装置の組
み立てられた選択モジュールおよびプーリモジュールの
正面側壁を取り除いた側面図である。
【符号の説明】
1…選択モジュール、13…プーリモジュール、15…
プーリ要素、19…フック(杼口形成手段)、22…ブ
レード(持ち上げ手段)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維機械の糸の間に杼口を形成するため
    にプーリ要素(15)と共に協働するように設けられた
    可動杼口形成手段(19)と、固定高さに保持されるよ
    うに杼口形成手段を選択するために設けられた選択装置
    (4−9、12)と、選択されなかったときに杼口形成
    手段(19)を上方または下方へ移動させるように設け
    られた持ち上げ手段(22)とを備えた、少なくとも1
    つの杼口形成機構を有し、それにより、分離するユニッ
    トとして製造された取り外し可能なモジュール(1)が
    杼口形成機構の一部を含んでいる繊維機械用杼口形成装
    置において、 選択モジュール(1)が選択装置(4−9、12)を備
    え、プーリモジュール(13)がプーリ要素(15)お
    よび杼口形成手段(19)を備え、各モジュール(1
    3)、(15)が分離するユニットとして製造され、か
    つ杼口形成装置の一部に取り外し可能に取り付けられて
    いることを特徴とする繊維機械用杼口形成装置。
  2. 【請求項2】 選択モジュール(1)がプーリモジュー
    ル(13)に取り外し可能に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の繊維機械用杼口形成装置。
  3. 【請求項3】 杼口形成装置が、同一の選択モジュール
    (1)に設けられたそれぞれの選択装置(4−9、1
    2)を有する、少なくとも2つの杼口形成機構を備えて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の繊維機
    械用杼口形成装置。
  4. 【請求項4】 プーリモジュール(13)が、上記少な
    くとも2つの杼口形成機構(4−9、12)と共に協働
    するすべてのプーリ要素(15)を備えていることを特
    徴とする請求項3に記載の繊維機械用杼口形成装置。
  5. 【請求項5】 プーリモジュール(13)が杼口形成手
    段(19)のための少なくとも1つのガイド手段(1
    8)を備えていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の繊維機械用杼口形成装置。
  6. 【請求項6】 杼口形成装置が、持ち上げ装置(22)
    により上方または下方へ反対方向に移動可能なそれぞれ
    の杼口形成手段(19)を有する一対の協働する杼口形
    成機構を備え、これら杼口形成手段(19)はプーリ要
    素(15)の第1のプーリホイール(24)の周囲を回
    るプーリコード(27)によって互いに連結されてお
    り、杼口形成コード(29)は杼口形成装置の一部(1
    6)に取り付けられ、かつ引き続いて上記プーリ要素
    (15)の第2のプーリホイール(25)の周囲を回っ
    て繊維機械の糸の間に杼口を形成するように設けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の繊維機械用杼口形成装置。
  7. 【請求項7】 プーリ要素(15)がプーリモジュール
    (13)内に移動可能に設けられ、杼口形成コード(2
    9)がプーリモジュール(13)の一部(16)に取り
    付けられていることを特徴とする請求項6に記載の繊維
    機械用杼口形成装置。
  8. 【請求項8】 杼口形成装置が、持ち上げ装置(22)
    により上方または下方へ反対方向に移動可能なそれぞれ
    の第1の杼口形成手段(19)を有する第1の対の杼口
    形成機構を備えとともに、持ち上げ装置(22)により
    上方または下方へ反対方向に移動可能なそれぞれの第2
    の杼口形成手段(19)を有する第2の対の杼口形成機
    構を備え、第1の杼口形成手段(19)は第1のプーリ
    要素(15)の第1のプーリホイール(24)の周囲を
    回る第1のプーリコード(27)によって互いに連結さ
    れ、第2の杼口形成手段(19)は第2のプーリ要素
    (15)の第1のプーリホイール(24)の周囲を回る
    第2のプーリコード(27)によって互いに連結されて
    おり、杼口形成コード(29)は杼口形成装置の一部
    (16)に取り付けられ、かつ引き続き第1のプーリ要
    素(15)の第2のプーリホイール(25)の周囲を回
    って、それから杼口形成装置の一部(16)に取り付け
    られたリバーシングホイール(30)の周囲を回って、
    その後第2のプーリ要素(15)の第2のプーリホイー
    ル(25)の周囲を回って、そして繊維機械の糸の間に
    杼口を形成するために設けられていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の繊維機械用杼口形
    成装置。
  9. 【請求項9】 第1および第2のプーリ要素(15)が
    同一または異なるプーリモジュール(13)の内部に移
    動可能に設けられ、杼口形成コード(29)およびリバ
    ーシングホイール(30)が第1のプーリ要素(15)
    を備えたプーリモジュール(13)の一部(16)に取
    り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の繊
    維機械用杼口形成装置。
  10. 【請求項10】 各選択装置が、杼口形成手段(19)
    を固定高さに保持するために保持位置へもっていかれる
    ことができる可動保持要素(5)と、杼口形成手段(1
    9)を選択するか、または選択しないようにするため
    に、保持要素(5)を保持位置または非保持位置へもっ
    ていくことができるアクチュエータ(9)と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
    繊維機械用杼口形成装置。
  11. 【請求項11】 プーリ要素(15)がプーリモジュー
    ル(13)の2つの壁(14)の間に移動可能に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    かに記載の繊維機械用杼口形成装置。
  12. 【請求項12】 プーリ要素(15)がプーリモジュー
    ル(13)内に移動可能に設けられ、プーリモジュール
    (13)が上方へ突出した2つのアーム(17)を備
    え、各アーム(17)はプーリ要素(15)と共に協働
    するそれぞれの杼口形成手段(19)のためのガイドレ
    ール(18)を備えており、2つの選択装置(4−9、
    12)を備えた選択モジュール(1)は、各選択装置
    (4−9、12)がガイドレール(18)内を移動する
    それぞれの杼口形成手段(19)を選択できるように、
    アーム(17)の間に配置されていることを特徴とする
    請求項1ないし11のいずれかに記載の繊維機械用杼口
    形成装置。
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