JPH10512750A - 突然変異体ルシフェラーゼ - Google Patents

突然変異体ルシフェラーゼ

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JPH10512750A JP8522119A JP52211996A JPH10512750A JP H10512750 A JPH10512750 A JP H10512750A JP 8522119 A JP8522119 A JP 8522119A JP 52211996 A JP52211996 A JP 52211996A JP H10512750 A JPH10512750 A JP H10512750A
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Abstract

(57)【要約】 野生型ルシフェラーゼの270位のアミノ酸残基をグルタミン酸以外のアミノ酸に改変することによって、野生型ルシフェラーゼよりもKm値が低いルシフェラーゼ活性を有するタンパク質を提供する。Photinus pyralisルシフェラーゼの354位のグルタミン酸又はLuciolaルシフェラーゼの356のグルタミン酸に相当するグルタミン酸を、別のアミノ酸(特にリシン)で置き換えることによって、及び/又は、Ph otinus pyralis種の215位及びLuc iola種の217位のアミノ酸残基を疎水性アミノ酸で置き換えることによって、より低いKmを維持しながら野生型ルシフェラーゼよりも高い熱安定性が得られる。このタンパク質をコードし且つ発現させるDNA、ベクター及び細胞を、本発明のタンパク質を使用して発光検定を行うためのテストキット及び試薬として提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 突然変異体ルシフェラーゼ 本発明は、ルシフェラーゼ活性を有する新規のタンパク質と、このタンパク質 の発現をコードするDNA及びベクターとに係わる。特に、本発明は、野生型及 び改変野生型の既存の自然及び組換えルシフェラーゼに比較して、より低い基質 ATPに対するKmを有するルシフェラーゼを提供する。 ホタルルシフェラーゼは、ATP、Mg2+及び分子酸素の存在下でルシフェリ ンの酸化を触媒し、その結果として発光を生じさせる。この反応は、約0.88 の量子収率を有し(DeLuca及びMcElroy(1978)とSelig er及びMcElroy(1960)を参照されたい)、この発光特性は、AT Pレベルを測定する発光測定検定において使用されている。 ルシフェラーゼはホタルの体から直接得ることも、この酵素をコードする組換 えDNA構築物を含む微生物からの発現によって得ることも可能である。この酵 素を得ることが可能な、又は、この酵素をコードするDNAを得ることが可能な 重要な種は、日本のGENJI及びHEIKEホタルであるLucio la cruciataLuciola lateralis、東ヨーロッパ のホタルであるLuciola mingrelica、北アメリカのホタル(Photinus pyralis )とツチボタル、及び、ヨーロッパのツチボ タルであるLampyris noctilucaである。 野生型及び組換え型のルシフェラーゼの熱安定性は、約30℃を越える温度、 特に35℃を越える温度に露出される時に極めて迅速にその活性を失うような熱 安定性であり、このために、高い外界温度で使用する場合にはこの酵素の欠損が 生じる。日本ホタルのルシフェラーゼをその217位で突然変異させてイソロイ シン残基によってトレオニン残基を置き換えることによって、この酵素を熱安定 化することが可能であり(Kajiyama及びNakano(1993)Bi ochemistry 32,p.13795−13799)、そのpH安定性 と比活性も増大される。 同時係属中の特許出願GB 9405750.2は、特に、50℃以上の温度 において比較的熱安定であるルシフェラーゼを提供するために、使用可能なPh otinus pyralis の熱安定性を217位における改変によって増大 させるこ とが可能なアミノ酸置換を開示している。 本発明は、ルシフェラーゼ酵素を、比較的低いレベルにおけるアデノシン三リ ン酸の検出に基づく検定で使用するのに適したものにする、ルシフェラーゼ酵素 の特性の強化に係わる。この強化は、Photinus pyralisルシフ ェラーゼのミカエリス−メンテン定数(Km)が、野生型配列を有する対応する ルシフェラーゼに比較して低減するように、この酵素のアミノ酸配列内の270 位に相当する位置においてアミノ酸を改変することによって実現される。これは 、Luciola mingrelicaLuciola cruciata 及びLuciola lateralisにおけるアミノ酸272に相当する。 これは、Lampris Noctilucaにおけるアミノ酸270にも相当 する。 本発明は、更に、野生型ルシフェラーゼの発光波長とは異なった波長の発光を 伴うD−ルシフェリンの酸化を生じさせる能力を特徴とするルシフェラーゼを提 供し、従って、放出光の波長が存在する特定の標識材料に特徴的である結合測定 法において、特異的標識としてこのルシフェラーゼを使用することを可能にし、 又は、このルシフェラーゼをコードするDNAを、遺 伝子操作細胞もしくはこうした細胞から誘導された細胞のリポーターDNAとし て使用することを可能にする。 従って、本発明の第1の側面では、Photinus pyralisルシフ ェラーゼの残基270、並びに、Luciola mingrelicaLu ciola cruciata 及びLuciola lateralisルシフ ェラーゼの残基272に相当するアミノ酸残基がグルタメート以外のアミノ酸で あることを特徴とする、ルシフェラーゼ活性を有し且つPhotinus py ralisLuciola mingrelicaLuciola cru ciata 、又は、Luciola lateralisのアミノ酸配列に対し て60%を越えるアミノ酸配列相同性を有するタンパク質が提供される。このタ ンパク質が保存アミノ酸配列F(1)XE(2)FLを有することを特徴とする ことが好ましく、前式中で(1)がD又はEであり、(2)がT又はLであり、 Xがグルタメート以外のアミノ酸であり、F、E、L、D、Tの各々が、単一文 字アミノ酸コードによって与えられるような対応するアミノ酸に関連する。 現時点までに確定している好ましいアミノ酸Xは、リシン、 その類似体、又は、その修飾物である。他の好ましいアミノ酸は、アルギニン、 グルタミン、及び、アラニンを含む。 本発明の更に好ましい実施様態では、本発明のタンパク質が、更に、疎水性ア ミノ酸、好ましくはイソロイシン、ロイシン、バリン、又は、これらの類似体に 改変された、Luciolaホタルルシフェラーゼのアミノ酸217又はPho tinus pyralis ルシフェラーゼのアミノ酸215に相当する位置の アミノ酸を有し、及び/又は、グルタミン酸以外のアミノ酸、特に、リシン、ア ルギニン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン、又は、これらの類似体もしく は修飾物に改変された、Luciola ホタルルシフェラーゼのアミノ酸35 6又はPhotinus pyralisルシフェラーゼのアミノ酸354に相 当する位置のアミノ酸を有する。 本発明の第2の側面では、本発明のタンパク質をコードするDNAが提供され 、第3の側面では、本発明のタンパク質を発現させることが可能であるような形 でluc遺伝子(ルシフェラーゼをコードする遺伝子)を含むベクター(特に、 プラスミド)が提供される。こうした形は、微生物宿主細胞の中に取り込まれる 時にそのタンパク質が(場合によっては、適切な誘導 物質の添加によって)必要に応じて容易に発現させられることが可能であるよう に本発明のタンパク質の発現を制御することが可能なDNAを上記ベクターが含 むような形である。 Photinus pyralisLuciola mingrelicaLuciola cruciata及びLuciola lateralis に関するluc遺伝子が公知であり、標準的な分子生物学的方法で単離可能であ る。これは、更に、Lampyris noctilucaに関しても同様であ る。Photinus pyralisluc遺伝子は、Promegaから プラスミドpGEM−lucとして市販入手可能である。従って、本発明のDN Aの生産のための開始材料を得るための慣用方法と起源は、(i)自然発生ホタ ルゲノムDNAの使用、及び、例えばPCRを使用することによるこのDNAか らのluc遺伝子の増幅、(ii)pGEMプラスミド、並びに、(iii)K ajiyama及びNakanoのpGLf37プラスミドである。ルシフェラ ーゼ活性、即ち、発光を伴ってルシフェリンを酸化する活性を有するタンパク質 をコードする更に別の遺伝子も、DNAを得るための、及び、最終的には遺伝子 発現によって本発明のタンパク質 を得るための開始材料の適切な起源であろう。 本発明のDNAを生産するための野生型又は他のluc遺伝子DNAの操作に 使用するのに適したベクターは、天然グルタメートを別のアミノ酸に改変する際 に本発明のDNAがその中に含まれることが可能なあらゆるベクターである。例 えばヒドロキシルアミンのような物質を使用して化学的に誘導する突然変異誘発 の場合には、こうしたベクターはあまり重要ではなく、突然変異誘発処理の前と 後に遺伝子の容易な操作を可能にする数多くの適切なベクターを、当業者は見い 出すだろう。そのluc遺伝子をグルタメートにおいて特異的に突然変異させる ことが好ましい場合も考えられ、従って、この場合には、部位特異的な突然変異 誘発操作が必要とされるだろう。こうした操作をベクター内において極めて容易 に行うことが可能であり、こうした操作は当業者にとって公知だろう。 野生型及び公知タイプのluc遺伝子と本発明のluc遺伝子とを発現させる ための適切なベクターは、pKK223−3、pDR540(Boehring er Mannheimから入手可能)、及び、pT7−7を含む。pKK22 3−3とpDR540は、イソプロピル−チオガラクトシド(IPTG) の存在によって発現が誘導されることを可能にする、ラクトースリプレッサーの 制御下にあるtacプロモーターを有する。pT7−7は、T7−RNAポリメ ラーゼプロモーターによる制御を可能にし、従って、T7−RNAポリメラーゼ を含むE.coli細胞内での非常に高レベルの遺伝子発現のための基礎を与え る。こうしたベクターの中で、luc遺伝子を挿入する場合に最も高レベルの発 現を示すことが確認されているベクターは、pT7−7ベクターである。 pKK223−3及びpDR540の中に挿入されたluc遺伝子からのルシ フェラーゼの発現が、野生型N末端配列ルシフェラーゼの発現を生じさせると同 時に、pT7−7の中に挿入されたluc遺伝子からの発現が、別のN末端アミ ノ酸A−R−I−Qを有する融合タンパク質の合成をもたらす。luc遺伝子を 含む個々のベクター(構築物pPW204、pPW116、及び、pPW304 と呼ぶ)内のluc遺伝子のリボソーム結合部位と出発コドンを、実施例の表1 に示す。後述するpW601aは、ユニークXho I部位pPW116を除去 することによって得られる。 本発明の第3の側面は、本発明のタンパク質を発現させるこ とが可能な細胞、この細胞を用いるこうしたタンパク質を生産するための方法及 び本発明のタンパク質を含むテストキット及び試薬を提供する。当業者には公知 であるように、そのルシフェラーゼが本発明のタンパク質であることを特徴とす るルシフェリン/ルシフェラーゼ試薬を使用してATPを測定する検定方法も提 供される。本発明のルシフェラーゼ調製物は、対応する野生型及び組換えルシフ ェラーゼに比較してKmが低く、更に、好ましい二重改変及び三重改変ルシフェ ラーゼ(即ち、215、270もしくは354位において改変されたPhoti nus 、217、272もしくは356位において改変されたLuciola、 又は、215、270もしくは354位で改変されたL.noctiluca) は、30℃から70℃までにおいて、特に37℃から60℃までにおいて、とり わけ40℃から50℃までにおいて、比較的高い熱安定性特性を有する。従って 、本発明は、本発明人等による他の同時期の研究と以前の研究との熱安定性強化 策が使用されることを妨げないものとして、確立されている。 その細胞のDNA中のDNA配列、又は、細胞中に含まれるプラスミドのよう なベクター中のDNA配列を使用して異種タ ンパク質を発現させることが可能な細胞を、本発明のタンパク質を発現させるた めに使用することが可能である。こうした細胞の中で典型的な細胞は、Sacc haromyces cerevisiae 細胞のような酵母細胞と、Esch erichia coli 細胞のような細菌細胞であると考えられるが、当業者 は、タンパク質発現の目的に適した他の数多くの宿主生物を見い出すことだろう 。 本発明のタンパク質を、自然ルシフェラーゼ及び公知の組換えルシフェラーゼ に類似した構造のタンパク質として発現させることが可能であり、又は、他のア ミノ酸、ペプチド、タンパク質、もしくは、他の化学種(例えば、上記のA−R −I−O配列)を有するこうしたタンパク質の融合体又は複合体として発現させ ることが可能である。 宿主の中には特定のコドン優先性を有するものがあり、例えば、細菌が酵母と は異なったコドンを使用する場合があり、従って、こうした宿主におけるより有 利な発現を生じさせる所与のアミノ酸に関与する縮重コドンを与えるために、そ の宿主に取り込まれたDNAを有利に改変することが可能であることが当業者に 理解されるだろう。当然のことながら、こうした縮重 コドンは本発明のDNAの範囲内に含まれる。 E.coli BL21(DE3)は、適した宿主の1つであり、誘導性la cUV5プロモーターの制御下でその染色体の中に安定的に統合されたT7 R NAポリメラーゼを有し、従って、pT7−7誘導構築物に対して適合性がある 。 E.coli B菌株は、BL21と同様に、lonプロテアーゼとompT 外膜プロテアーゼとに欠けている。こうした欠乏は、E.coli中における外 来タンパク質の発現と蓄積の安定化を促進することが可能である。上記の3つの 発現構築物の各々を含むE.coli BL21(DE3)の粗抽出物の検定は 、最高レベルのルシフェラーゼ発現が、構築物pPW304を含む細胞から得ら れることを示した(表2を参照されたい)。下記の実施例で使用するE.col JM109細胞のような他の適切な細胞系統を、当業者は容易に見い出すだ ろう。 以下では、下記の非限定的な実施例、図面、表及び配列表を参照しながら、本 発明のタンパク質、DNA、ベクター及び細胞を単なる例示の形で説明する。本 発明のタンパク質、DNA、ベクター及び細胞を考慮することによって、当業者 は、これら のいずれかを組み込んだ更に別のタンパク質、タンパク質複合体、DNA、ベク ター及び細胞、並びに、検定及びテストキットを容易に見い出すだろう。図面 図1は、下記実施例で説明する通りのluc遺伝子の挿入によってpKK22 3−3から誘導されるプラスミドpPW204の制限地図を示す。 図2は、下記実施例で説明する通りのluc遺伝子の挿入によってpDR54 0から誘導されるプラスミドpPW116の制限地図を示す。 図3は、下記実施例で説明する通りのluc遺伝子の挿入によってpT7−7 から誘導されるプラスミドpPW304の制限地図を示す。 図4は、pDR540と、Xho部位が除去されたpGEM−lucからのB amH1/Sst1フラグメントとから誘導された、プラスミドpPW601a の制限地図を示す。 図5は、下記実施例で説明する通りに所与の温度に16分間インキュベートし た、組換え野生型Photinusルシフェラーゼ(Sigma)、本発明のKm 改変ルシフェラーゼ、同 時係属中のGB 9405750.2に開示されている熱安定性354リシン突 然変異体、及び、本発明のKm/354リシン二重突然変異体の熱不活性化のグ ラフを示す。 図6は、Tabor後のpT7−7の制限地図を示す。配列表 本明細書の末尾に示した配列表は、次のようなDNA配列とアミノ酸配列を示 す。 配列番号:1は、811から813までのPhotinus pyralis 野生型コドンが突然変異している本発明のルシフェラーゼをコードするDNAの DNA配列を示す。リシンに関しては811の塩基だけがAに突然変異している 。この配列は、1063から1065までの、熱安定性をもたらすための位置も 示す。 配列番号:2は、Photinus pyralis野生型アミノ酸270グ ルタメートがグルタメート以外の残基Xaaに改変されている、本発明のタンパ ク質のアミノ酸配列を示す。 配列番号:3は、270位においてグルタメートの代わりにリシンを与えるた めの、pPW601aのSDM突然変異に使用するオリゴヌクレオチドの配列を 示す。 配列番号:4は、Photinus pyralis野生型アミノ酸270グ ルタメートがリシンに改変され且つアミノ酸354がリシンに改変されている、 本発明のタンパク質のアミノ酸配列を示す。 配列番号:5は、354位においてグルタメートの代わりにリシンを与えるた めのpPW601aのSDM突然変異に使用するオリゴヌクレオチドの配列を示 す。実施例 実施例1: 本発明のDNAを含むプラスミドの生産 プラスミドpKK223−3とプラスミドpDR540をBoehringe r Mannheimから入手した。pDR540は、Pharmacia B iotech,St Albans,UKからも入手可能である。ファージミド pBluescript II SK(+)をStratagene,La J olla,USAから入手した。E.coli菌株BL21(DE)を、pT7 −7誘導プラスミドからのルシフェラーゼの発現のために使用し、E.coli 菌株JM109(4)をクローニング実験の全てにおいてpDR540誘導プラ スミドからのルシフェラーゼの発現のために使用した。 プラスミドpT7−7(Molecular Biology,Vol II ,Section 16.2.1のCurrent protocolsを参照 されたい)を、Stan Tabor,Dept of Biol Chem, Harvard Medical School,Boston,Mass 0 2115から入手し、このプラスミドは(図6に示すように)、T7 RNAポ リメラーゼプロモーターφ10と、pT7−5のPvuII部位とClaI部位 との間に挿入されたT7遺伝子10タンパク質(T7 bp22857からbp 22972まで)のための翻訳開始部位とを含む。(5′末端の充填後の)融合 タンパク質の作成のためのユニーク制限部位は、Frame 0:EcoR1、 Frame 1:NdcI,SmaI、CalI、Frame 2: BamH I,SalI,HindIIIである。その当初のポリリンカーのSacI部位 を欠失によって除去し、追加のXbaI部位を出発コドンの上流に与える。 図面の説明に述べているように、各々に、標準的な制限エンドヌクレアーゼと ライゲーション法とを使用してPromega pGEM−lucから誘導したluc 遺伝子を挿入するこ とによって、pPW204をpKK223−3から誘導し、pPW116をpD R540から誘導し、pPW304をpT7−7から誘導し、一方、pDR54 0と、このプラスミドのポリリンカー内のユニークXho I部位を除去するこ とによって誘導されるようなpPW601aとの中に、pGEM−lucから誘 導したluc遺伝子と、BamH1/Sst1フラグメントとをクローニングす ることによって、pPW601を生産した。pPW601aは、ルシフェラーゼ アミノ酸354改変のためのSDM手順を単純化する、Ava Iに関するユニ ーク認識部位を含む。 pPW304の生産のために、pT7−7をEcoRIで消化し、末端をクレ ノウフラグメントを使用して充填し、その産物をSalIで消化し、そのDNA をゲル精製する。pGEM−lucをBam HIで消化し、生産されたオーバ ーハングをMBNで消化し、その産物をSalIで消化し、生産された1Kbフ ラグメントを精製し、ライゲーションして精製pT7−7 DNAを得る。 BMH 71−18 mut S細胞へのプラスミドの形質転換を、Bio− Rad Gene Pulser vers ion 2−89を使用して行った。pPW601クローンの生産のために、収 集した細胞と、突然変異プラスミドと親プラスミドを含む精製混合プラスミドプ ールとを与え、E.coli JM109細胞内への形質転換の前にAva I による二次制限消化を行った。これらの細胞を選択培地(LB寒天+50μg/ mLアンピシリン)上で平板培養し、クローンを、そのプラスミドDNAを精製 して所期の改変に関して分析することによってスクリーニングした。プラスミド DNAを、アルカリ溶解を使用して精製した(Birnboim & Doly (1979)Nucleic Acids Research 7,p1513 )。 E.coli BL21(DE3)において発現させた場合に、構築物pPW 204、pPW116、及び、pPW304の各々から得られるルシフェラーゼ の相対的発現レベルは、0.1:0.5:1.0である。細胞を37℃のLB中 で0.3のOD 600に増殖させ、その後で、IPTGで誘導し、増殖を4時 間続けさせた後で粗抽出物を調製し、ルシフェラーゼ活性を測定した。 初期定常期に収集した後で、50mM KCl、0.5mM ジチオトレイト ール及び1mM EDTAを含む50mMトリス塩酸(pH 8.0)(緩衝液 A)中に再懸濁させたE.coli JM109細胞上で、ルシフェラーゼの部 分精製を行った。MSE soniprep(増幅14μ)内での破壊によって 細胞を破壊し、そのライゼートを30000xgで1時間遠心した。その後で、 硫酸アンモニウムを使用して粗抽出物の上清液を分画し、35%飽和から55% 飽和の間で沈殿した画分がルシフェラーゼ活性を含み、この画分を緩衝液A中に 溶解し、0.4mM DTTを含む50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)( 緩衝液B)500mLに対して一晩透析した。 沈殿させ透析したその酵素をMono Q(HR10/10)陰イオン交換カ ラムにかけ、緩衝液B中の0−200mMNaCl直線勾配(流量4mL/分、 画分2mL)で酵素を溶 離させることによって、ルシフェラーゼの完全精製を行った。ルシフェラーゼ活 性を含むピーク画分を50%グリセロール(v/v)にし、−20℃で保存した 。 ホタルルシフェラーゼ(結晶性懸濁液から調製、Cat No.L9009) 、コエンザイムA、及び、ATPを、Sigma Chemical Co.か ら入手した。甲虫ルシフェリンカリウム塩をPromega Corporat ion,Madison,Wisconsin,USAから入手した。細胞抽出 物をPromega technical bulletin No.101に 記載の通りに調製した。E.coli培養のアリコートを、細胞培養溶解試薬( 25mMトリス−リン酸塩、pH7.8、2mM DTT、2mM EDTA、 10%グリセロール、1% Triton X−100、2.5mg/mL B SA、1.25mg/mLリゾチーム)中で室温で10分間溶解し、2分間16 000gで遠心し、その後で、検定で使用するまで氷上に保存した。 コロニーをナイロンフィルター(Hybond N、Amersham)に移 し、そのフィルターを室温の100mMクエン酸ナトリウム緩衝液pH5.0中 の0.5mM ルシフェリ ンで浸漬し(Wood及びDeLuca,(1987)Anal Bioche m 161,p501−507)、コロニーが放出するバイオルミネセンスの測 定によって細胞系のルシフェラーゼ活性を検定した。検定緩衝液(1mM Mg SO4、0.1mM EDTA、33.3mM DTT、0.27mM コエン ザイムA、0.47mM D−ルシフェリン、0.53mM ATP、及び、試 料1μLから5μLを含む20mM トリシン(pH7.8))100μLを使 用して、21℃でインビトロでルシフェラーゼ検定を行った。検定用反応混液の 最終pHは7.8であり、光測定をBioOrbit 1250 lumino meterを使用して、又は、labsystems luminoskan RS plate luminometerを使用してマイクロタイタープレー ト内で行った。 Bradford(1976)Anal.Biochem.72,p248− 254の方法によって、BSAを標準として使用してタンパク質を決定した。D NAの非特異的化学突然変異を生じさせるために、Kironde他(1989 )Biochem.J.259,p421−426の方法によって、 0.1mMリン酸ナトリウム(pH6.0)中の0.8Mヒドロキシルアミン、 1mM EDTAを使用して、65℃で2時間、luc遺伝子を含むプラスミド を処理した。 最初に、pW304内でのluc遺伝子のヒドロキシルアミン誘導突然変異誘 発を生じさせ、270位におけるアミノ酸グルタメートのリシンへの改変を生じ させる配列番号:1の811におけるDNA配列の単一塩基改変を有するプラス ミド304 G1を得ることによって、Km突然変異体を産生した。1.1kb DNAフラグメント(BstE II/Stu I)をpPW304からクロ ーニングし、pP601a内の対応するフラグメントを置き換えてpPW601 G1を形成するために使用し、こうして、pPW304によってコードされる、 4つの別のアミノ酸(M−A−R−I−QからのMは含まれない)を含まないル シフェラーゼをコードするluc遺伝子を得た。 この突然変異誘発プラスミドをG60 DNAグレードNickカラム(Ph armacia)上で脱塩した後に、E.coli BL21(DE3)の中に 形質転換した。これから発現させたルシフェラーゼは、当初の突然変異体の低Km 表現 型と同じ低Km表現型を示した。 [α−32P]dATPと8M尿素(6%wt/vol)ポリアクリルアミドゲ ル中での電気泳動を使用するSanger他(1977)Proc.Nat.A cad.Sci.(USA)74,5463−5467のジデオキシ鎖成長終結 法によって、二本鎖DNAの配列決定を行った。更に、自動配列決定を、DNA model 373A自動シークエンサー(Applied Biosyst ems)を使用して行った。 ATPに関するこのルシフェラーゼのKm値を定量するための検定を、cpm を測定するためにルミノメーターを使用し、検定緩衝液(1.0mM MgSO4 、0.1mM EDTA、33mMジチオトレイトール、270μMコエンザ イムA、470μM D−ルシフェリン、及び、6.25μMから400μMま でのATPを含む20mM トリシン pH7.8)100μLを用いて21℃ で行った。 601a組換え野生型に関するKm値を66.1μM(標準誤差4.1)と測 定し、601aK(熱安定性突然変異体354リシン)に関しては61.3(標 準誤差4.7)と測定し、601aG1(270リシンKm改変)に関しては 28.7(標準誤差0.9)と測定し、このことは、270改変が、その酵素が 最適化されるATP濃度を半分以上にすることを示している。 ルシフェラーゼの熱安定性に対する270改変の影響はネガティブであり、3 7℃において、野生型ではt1/2活性に達するのに7分を要するのとは対照的に 、僅か2分後にt1/2活性に達するが、30℃では、270の比活性は野生型よ り高い。実施例2: 「二重突然変異体」270K:354K Photinus py ralisルシフェラーゼの調製 270改変ルシフェラーゼの熱安定性の低下を補うために、部位特異的突然変 異誘発を使用して、実施例1で説明した270リシンルシフェラーゼをコードす るDNAとプラスミドとの中に354におけるリシン改変を組み込むことによっ て、二重改変ルシフェラーゼを調製した。これは、pPW601aG1をpPW 601aに変換し更にG1Kに変換するために特別に設計されたオリゴヌクレオ チドを使用する突然変異を含んでいた。 SDMによって354リシン改変を生じさせるために使用したオリゴヌクレオ チドは、下線付きのTがミスマッチであるC ATCCCCCTGGGTGTAATCAG(配列番号:5)であった。 pPW601aE270Kのグルタメート354を所期のアミノ酸に変換する ために(及び、pPW601aからの270突然変異体の直接合成が必要である 場合に)必要とされる部位特異的突然変異誘発を、必要に応じて設計したオリゴ ヌクレオチドを使用して、次のプロトコルによって行う。部位特異的突然変異誘発プロトコル 選択されたプラスミドを、選択と、所期の改変のための突然変異原性オリゴヌ クレオチドとによって、変性させ、アニーリングする。突然変異体DNA鎖を合 成してライゲーションし、一次制限全体を制限エンドヌクレアーゼで消化する。 配列決定とSDMのためのオリゴヌクレオチドプライマーを、Applied Biosystems model 380A DNAシンセサイザーを使用し て合成した。DNAオリゴヌクレオチドプライマーを、luc遺伝子内のユニー クAva I部位、又は、β−ラクタマーゼをコードする遺伝子のユニークSc aI部位を破壊するように設計した。これらの部位の存在を、突然変異誘発を受 けなかったプラスミドを選択するために使用し た。詳細なプロトコルは、Clontech Laboratories In c(US)catalog No.K1600−1によって販売されるTran sformerRTMSite−Directed Mutagenesis K it(Version 2.0)に記載されている通りだった。 pDR540から誘導したpPW601とクローニングしたluc遺伝子との 制限地図を図4に示す。挿入された野生型Photinus luc遺伝子を、 改変されたアミノ酸配列のタンパク質を発現する、配列番号:1で示される配列 に配列番号:2でXaaとして示されている270位においてリシンに変換する ように、部位特異的突然変異誘発を上記の通りに且つClontechの指示に 従って行った。 Kmの測定を実施例1で説明した通りに行い、一方、熱不活性化の研究を溶解 緩衝液(25mMトリス−リン酸、pH7.8、2mM DTT、2mM ED TA、10%グリセロール、及び、1% Triton X−100)中で37 ℃で粗抽出物を使用して行い、様々な時点で、酵素のアリコートを取り出し、上 記の通りに検定した(530μM ATPを使用)。残留活性を時間経過に応じ てプロットした。 この例の二重改変である601G1Kに関するKm値が、25.2μM(標準 誤差1.5)であることを見い出し、この値も、対応する354リシン突然変異 体と野生型ルシフェラーゼのKm値の1/2よりも小さかった。 連続加熱時にルシフェラーゼの活性がその初期値の50%に減少するのに要す る時間であるt1/2値が、次の値であることが判明した。 60la (組換え野生型) 7.0分後にt1/2に達した。 60laGl (270 Km改変) 1.75分後にt1/2に達した。 60laK (354 熱安定性改変) 35分よりも長い時間が経過した後 にt1/2に達した。 60laGlK (270+354 改変) 10.5分後にt1/2に達した。 上記データは、Km値と共に次のリスト(他のデータに加えて)に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C12N 1/15 C12R 1:865) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 9/02 C12R 1:19) (C12N 9/02 C12R 1:865) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AL,AM,AT,AU,A Z,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,T T,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ロウ,クリストフアー・ロビン イギリス国、ケンブリツジシヤー・シー・ ビイ・2・1・キユー・テイ、ケンブリツ ジ、テニス・コート・ロード、ユニバーシ テイ・オブ・ケンブリツジ(番地なし) (72)発明者 ホワイト,ピーター・ジヨン イギリス国、ケンブリツジシヤー・シー・ ビイ・2・1・キユー・テイ、ケンブリツ ジ、テニス・コート・ロード、ユニバーシ テイ・オブ・ケンブリツジ(番地なし) (72)発明者 マリ,ジエイムズ・オーガスタス・ヘンリ ー イギリス国、ケンブリツジシヤー・シー・ ビイ・2・1・キユー・テイ、ケンブリツ ジ、テニス・コート・ロード、ユニバーシ テイ・オブ・ケンブリツジ(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. Photinus pyralisルシフェラーゼの残基270、又は、Luciola mingrelicaLuciola cruciata及 びLuciola lateralisルシフェラーゼの残基272に相当する アミノ酸残基がグルタメート以外のアミノ酸であることを特徴とする、ルシフェ ラーゼ活性を有し且つPhotinus pyralisLuciola m ingrelicaLuciola cruciata、又は、Luciol a lateralis からのルシフェラーゼのアミノ酸配列に対して60%を 越えるアミノ酸配列相同性を有するタンパク質。 2. 配列中の(1)がD又はEであり、(2)がT又はLであり、且つ、Xが グルタメート以外のアミノ酸残基である、アミノ酸配列:F(1)XE(2)F Lを有することを特徴とする請求項1に記載のタンパク質。 3. 配列中のXがグルタメート以外のアミノ酸残基であるアミノ酸配列TPX GDDKPGAを有することを特徴とする請求項2に記載のタンパク質。 4. 前記アミノ酸残基Xがリシンであることをことを特徴とする請求項1、2 又は3に記載のタンパク質。 5. Photinus pyralisルシフェラーゼの残基215、又は、Luciola mingrelicaLuciola cruciataも しくはLuciola lateralisルシフェラーゼの残基217に相当 するアミノ酸残基が疎水性アミノ酸である請求項1から4のいずれか一項に記載 のタンパク質。 6. Photinus pyralisルシフェラーゼの残基215、又は、Luciola mingrelicaLuciola cruciataも しくはLuciola lateralisルシフェラーゼの残基217に相当 するアミノ酸残基が、イソロイシン、ロイシン、バリン、又は、これらのいずれ かの類似体である請求項5に記載のタンパク質。 7. Photinus pyralisルシフェラーゼの残基354、又は、Luciola mingrelicaLuciola cruciataも しくはLuciola lateralisルシフェラーゼの残基356に相当 するアミノ酸残基が、グルタメート以外のアミノ酸である請求項1か ら6のいずれか一項に記載のタンパク質。 8. Photinus pyralisルシフェラーゼの残基354、又は、Luciola mingrelicaLuciola cruciataも しくはLuciola lateralis ルシフェラーゼの残基356に相当 するアミノ酸残基が、リシン、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジ ン、又は、これらのいずれかの類似体である請求項7に記載のタンパク質。 9. 配列中のXaaがリシンである、配列番号:2で記述されるアミノ酸配列 を含むタンパク質。 10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のタンパク質をコードするDNA 。 11. 配列中の811から813までの3つの塩基Nがグルタメート以外のア ミノ酸をコードするコドンを形成する、配列番号:1で記述されるヌクレオチド 配列を含む請求項10に記載のDNA。 12. 前記コドンがリシンをコードする請求項11に記載のDNA。 13. 請求項1から9のいずれか一項に記載のタンパク質を コードするluc遺伝子を含むベクター。 14. Photinus pyralisルシフェラーゼの270位のグルタ メート、又は、Luciola mingrelicaLuciola cr uciata あるいはLuciola lateralisルシフェラーゼの2 72位のグルタメートをコードするコドンを別のアミノ酸に改変するための部位 特異的突然変異誘発によって、野生型又は組換えluc遺伝子を含むベクターを 処理することによって得られる請求項13に記載のベクター。 15. 前記別のアミノ酸がリシンである請求項14に記載のベクター。 16. luc遺伝子がその中にライゲーションされているpKK223−3、 pDR540及びpT7−7から選択される請求項13から15のいずれか一項 に記載のベクター。 17. 請求項10から16のいずれか一項に記載のDNA又はベクターを含む 、請求項1から9のいずれか一項に記載のタンパク質を発現させることが可能な 細胞。 18. E.coli又はS.cerevisiaeである請求項17に記載の 細胞。 19. 発光試薬中に含まれる請求項1から9のいずれか一項に記載のタンパク 質を含むことを特徴とするATP測定による検定を行うためのテストキット。 20. ルシフェラーゼが請求項1から9のいずれか一項に記載のタンパク質で あることを特徴とする、ATP量にその量が関係している光を発生させるために ルシフェリンとルシフェラーゼを使用してATPを測定する検定方法。 21. 前記検定を30℃から70℃までの温度で行う請求項20に記載の検定 方法。 22. 前記検定を37℃から60℃までの温度で行う請求項20に記載の検定 方法。 23. 前記検定を40℃から50℃までの温度で行う請求項20に記載の検定 方法。 24. 配列中のXaaがアルギニン、グルタミン及びアラニンから選択される 配列番号:2で記述されるアミノ酸配列を含むタンパク質。
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