JPH1050715A - シリコンウェーハとその製造方法 - Google Patents

シリコンウェーハとその製造方法

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JPH1050715A
JPH1050715A JP8216583A JP21658396A JPH1050715A JP H1050715 A JPH1050715 A JP H1050715A JP 8216583 A JP8216583 A JP 8216583A JP 21658396 A JP21658396 A JP 21658396A JP H1050715 A JPH1050715 A JP H1050715A
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wafer
atoms
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oxygen concentration
single crystal
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JP8216583A
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Takashi Fujikawa
孝 藤川
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Sumitomo Sitix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エピ・ウェーハの低コスト化を図るために工
程をできるだけ簡素化して、ウェーハに切り出し成形後
のEG効果が期待できる処理を一切施すことなく、ウェ
ーハのデバイスプロセスにおける種々の汚染に対するゲ
ッタリング能向上させたエピ・ウェーハ並びにその製
造方法の提供。 【解決手段】 酸素濃度を比較的高く、かつ意図的に炭
素濃度を高くするようにCZ法にて育成されたシリコン
単結晶は、EG処理を施すことなく、ウェーハ自体に優
れたゲッタリング能が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LSIやVLS
Iデバイス等の製造に供され、所定表面に気相成長させ
たエピタキシャル膜を有するシリコンウェーハ(以下、
エピ・ウェーハという)の改良に係り、チョクラルスキ
ー法もしくはマグネティックチョクラルスキー法(以下
CZ法という)によりシリコン単結晶を引き上げる際
に、単結晶中の酸素濃度を所定範囲に制御すると同時
に、炭素濃度を0.5〜32×1016atoms/cm
3の範囲に高く制御して引き上げたシリコン単結晶イン
ゴットより切り出されてウェーハ加工し、その後鏡面研
磨し、エピタキシャル成膜を施して製造することによ
り、LSIやVLSI等デバイス製造プロセスにおける
様々な熱処理中に受ける種々の汚染をウェーハ内部で捕
獲することができ、ウェーハに切り出し成形後のEG
(Extrinsic‐Gettering)効果が期
待できる処理を一切施すことなく、ウェーハのゲッタリ
ング能の向上させたシリコンウェーハとその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】LSI、VSLI等のデバイス素子の製
造には、一般にCZ法により育成されたシリコン単結晶
インゴットから切り出されたシリコンウェーハがその基
板として主に用いられている。近年、半導体デバイスは
デバイスチップの高性能化、デバイス構造の微細化等に
伴う集積度の増大が著しく、デバイスの高付加価値化が
急速に進んでおり、それに伴い製造コストも急増してい
る。
【0003】かかる状況下でデバイス最終製品の歩留ま
りを向上させることが今まで以上に強く求められてきて
いる。一方、デバイスウェーハの基板であるシリコンウ
ェーハに対しても高集積化されたデバイスに対応し得る
だけの高品質な結晶性・電気的特性を有することは勿
論、それと共に低コストなシリコンウェーハの供給が急
務となっている。
【0004】従来、上記用途に多用されていたシリコン
ウェーハは、CZ法により引き上げたシリコン単結晶イ
ンゴットより切り出されてウェーハ加工された後、裏面
にEG効果を期待できるEG処理、例えば、PBS(P
oly‐BackSeal)、BSD(Backsid
e‐Dammage)、エキシマレーザ等の処理を施し
た後、表側のみを鏡面加工したウェーハが一般的であっ
た。
【0005】低コスト化の課題を解決するためのひとつ
の方法、すなわち、省工程化する方法として、ウェーハ
加工方法を従来のEG処理有り片面鏡面ウェーハから、
EG処理なしでウェーハの表と裏の両面を鏡面加工す
る、所謂、EG処理なし両面鏡面ウェーハとすることが
種々検討されている。
【0006】すなわち、従来のEG処理有り片面鏡面ウ
ェーハに比べると、デバイスプロセス工程での種々の汚
染を捕獲させるためにウェーハ裏面に、例えば、Si0
2砥液の噴射によってダメージを付けるBSD方法やP
BS成長による裏面EG処理工程が省略できること、ま
た、ウェーハ表側のみを鏡面加工する場合に比べて両面
鏡面研磨加工の方が、その加工を実施するに必要ないく
つかの前準備工程が省略でき、その結果、生産加工コス
トの低減が可能となる大きなコストメリットが得られて
いる。また同時に、片面鏡面ウェーハに比べ両面鏡面ウ
ェーハの方が反りやフラットネス等の精度面においても
高精度な平坦度が得られるとのメリットも生じてくる。
【0007】同様に、低コストなウェーハを作製するた
めのもうひとつの方法として、従来のEG処理有り片面
鏡面ウェーハに対して、ウェーハ裏面に何らEG処理加
工を施さないEG処理なし片面鏡面ウェーハに仕上げる
方法がある。すなわち、デバイス素子として使用しない
ウェーハの裏面についてはEG処理を何ら施さないエッ
チド(エッチ面仕上げ)ウェーハとするとによって両面
鏡面ウェーハ同様に、BSD処理工程を省略することが
できる。
【0008】一方、高集積、高性能なデバイスが作製さ
れるにあたり、デバイスの信頼性や歩留まり等に影響を
及ぼす、電気的な活性領域にあたるウェーハ表面及び表
面近傍層の結晶品質特性や電気的品質特性については、
高い完全性が求められている。特に、今後需要の急増が
見込まれる所謂パソコンやゲーム機器に代表される高性
能、高集積化されたD‐RAM半導体素子向けウェーハ
の場合、ウェーハ表面及び表面近傍の更なる完全性が要
求されている。
【0009】この課題を解決するための代表的な方法と
して、シリコン単結晶を引き上げる際にウェーハ中に取
り込まれる酸素濃度Oiの低減化、一例としてOi 1
4〜16×1017atoms/cm3の規格をOi 9
〜11×1017atoms/cm3に変更すると共に、
シリコン単結晶を引き上げる際にカーボン坩堝やカーボ
ンヒータ及びその他の周辺付設部材の材質として用いら
れている不純物元素であるカーボンがこのシリコン単結
晶中に極力混入しないように、可能な限りのCsの低減
化、例えば、炭素濃度Cs0.1×1016atoms/
cm3以下となるように、シリコンウェーハの高純度化
並びに完全性の向上に対処してきた。
【0010】昨今、デバイスの高集積度化が進むにつれ
て、この炭素濃度Cs低減化対策が非常に重要視されて
おり、酸素濃度Oi及び炭素濃度Csを低く抑制させる
ことによって表面完全性を向上させ、強いてはデバイス
不良の原因となる表面及び表面近傍に存在するBMD
(Bulk−micro‐defects)及びそれに
伴って発生する二次欠陥、例えばOSF(Oxidat
ion−Induced−StackingFaul
t)等の発生量を抑制させる方法が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
らのかかる酸素並びに炭素濃度の低減化による方法のみ
では、今後の更なる高集積、微細化されるデバイス構造
に対して対応できなくなることが十分予測される。そこ
で、最近ではエピ・ウェーハがD‐RAM等半導体用ウ
ェーハとして多く用いられる傾向にある。
【0012】すなわち、エピ・ウェーハの場合、エピタ
キシャル層中には酸素が、例えば0.1×1017ato
ms/cm3未満(SIMSによる測定)程度とほとん
ど存在しないためにデバイス特性に悪影響を及ぼすBM
D等の欠陥が発生できる状況になく、エピタキシャル層
内中における結晶の完全性が極めて高い。また、デバイ
ス特性を左右する、例えば酸化膜耐圧特性のような電気
的特性評価についても、エピタキシャル層無しの状態に
比べ大幅に電気的特性、例えば酸化膜耐圧特性値が向上
することが一般的に知られている。
【0013】しかしながら、前述のごとく、低コスト化
を意識したEG処理無しウェーハ、すなわち両面鏡面ウ
ェーハや裏面エッチドウェーハを基板として用いて作製
されたエピ・ウェーハがデバイスプロセスに投入され、
高歩留まりな良品率Yieldを得るには何らかの方法
によって汚染を捕獲させるゲッタリング能を持たせてや
っておく必要性がある。
【0014】すなわち、シリコンメーカー同様にデバイ
スメーカーにおいても製造プロセスの高純度化、高清浄
度化に取り組んでおり、以前に比べるとかなりプロセス
内の清浄度は改善されて来ているものの、しかしながら
デバイス製造プロセス中では様々な雰囲気ガスを用いた
各種の熱処理が施されているために必然的に種々の汚染
元素があるレベル生じてしまう。そのために、これらの
汚染元素を素子活性領域であるウェーハ表面及び表面近
傍層以外の領域にゲッタリングさせ得る機能が必要とな
ってくる。
【0015】一般的には、前述のごときエピ・ウェーハ
の裏面にEG処理加工をウェーハ作製工程において事前
に施しておき、デバイスプロセス工程内において汚染が
生じた場合のゲッタリング能としている。ところが、生
産コストの低減化を実現させるには、前述のように裏面
EG処理加工を省略させる必要性がある。しかし当然の
ことながら、EG処理加工を省略した場合、デバイスプ
ロセス工程内で発生する汚染に対するゲッタリング能が
なくなってしまう。
【0016】例えば、ウェーハ中に高濃度にB(ボロ
ン)を含む低抵抗品の場合、このBがゲッタリング能と
しての機能を持っており、例えば、Fe(鉄)に対して
はFeとBのペア(Fe−B)を作る作用が有り、これ
によってゲッタリングできる働きを持ち合わせている。
しかしながら、高濃度、例えば1×1012atoms/
cm2のNi(ニッケル)やCu(銅)等の汚染元素に
対してはFe−Bのような作用はなく、ゲッタリング能
不足が生じ、その結果、デバイス特性の劣化を生じ、デ
バイス歩留まりを低下させてしまうという不具合があっ
た。
【0017】同様に、例えば、ウェーハ中にP(リン)
やBを含む通常抵抗品(数〜数十Ω・cm)の場合にお
いて、エピタキシャル成長を施すことによりウェーハ内
部に存在していたBMDなどの酸素折出物が激減してし
まう、例えば、基板酸素濃度15×1017atoms/
cm3の試料の場合、デバイスプロセス相当のシミュレ
ーション熱処理後に1010pieces/cm3のBM
D密度を有する基板がエピタキシャル成長によって、1
4pieces/cm3以下になるなど、ゲッタリング
能不足が生じてしまう不具合もあり、特に、低温デバイ
スプロセスにおいてこの傾向が著しい。
【0018】この発明は、エピ・ウェーハの低コスト化
を図るために工程をできるだけ簡素化して、ウェーハに
切り出し成形後のEG効果が期待できる処理を一切施す
ことなく、ウェーハのデバイスプロセスにおける種々の
汚染に対するゲッタリング能の向上させたエピ・ウェー
ハ並びにその製造方法の提供を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】発明者は、ウェーハに切
り出し成形後のEG効果が期待できる処理を一切施すこ
となく、ウェーハのゲッタリング能の向上させ得る方法
を目的に、引き上げたままのシリコンウェーハ自体にゲ
ッタリング能の付与することを検討した結果、酸素濃度
を比較的高く、かつ意図的に炭素濃度を高くするように
CZ法にて育成されたシリコン単結晶は、EG処理を施
すことなく、ウェーハ自体に優れたゲッタリング能が発
揮されることを知見し、この発明を完成した。
【0020】詳述すると、一般に、CZ法によって育成
されたシリコン単結晶中には汚染のゲッタリング能とな
りうる酸素析出核が多く点在している。この酸素析出核
はシリコン単結晶が育成される課程において導入される
ものであるが、含有酸素が多いほど酸素析出核も多く点
在している。一方、炭素についてもそのメカニズムにつ
いては今のところ明確とはなっていないが、酸素析出を
助長させ得る、所謂触媒効果・促進作用を持っており、
炭素濃度が多いほどより大きな酸素析出助長効果が得ら
れ、CZ法にて単結晶シリコンを育成する際に、酸素濃
度を比較的高く、かつ意図的に炭素濃度を高くするよう
に制御しながら引き上げられたシリコン単結晶を用い
て、EG処理加工が何ら施されていない両面鏡面ウェー
ハもしくは片面鏡面ウェーハにエピタキシャル膜を成長
させ、エピ・ウェーハを製造することにより、低コスト
で高精度な平坦度が得られ、かつ、デバイスプロセスに
おける種々の汚染に対するゲッタリング能をも併せ持つ
エピ・ウェーハを実現することができた。
【0021】すなわち、この発明は、CZ法にて育成さ
れたシリコン単結晶であり、酸素濃度Oiが12〜27
×1017atoms/cm3、炭素濃度(Cs)が0.
5〜32×1016atoms/cm3の各範囲にあり、
EG効果が期待できる処理が全く施されていないウェー
ハの表面にエピタキシャル膜が成膜されたシリコンウェ
ーハである。
【0022】また、この発明は、CZ法にて引き上げ時
に、シリコン単結晶内の酸素濃度Oiを12〜27×1
17atoms/cm3、炭素濃度(Cs)を0.5〜
32×1016atoms/cm3の各範囲に制御して引
き上げたシリコン単結晶インゴットより、シリコンウェ
ーハに切り出し成形し、その後、EG効果が期待できる
処理を施すことなく、ウェーハの片面又は両面を鏡面研
磨し、さらに、所定表面に気相成長法にてエピタキシャ
ル膜を成膜することにより、EG処理がなくエピタキシ
ャル成膜されたウェーハを得るシリコンウェーハの製造
方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明において、対象とするシ
リコン単結晶は、公知のCZ法にて育成されたものであ
り、またこの発明は、EG効果が期待できる処理が全く
施されていないことを特徴しており、引き上げ育成時に
公知の制御方法にて酸素濃度Oiを12〜27×1017
atoms/cm3の範囲に制御し、同時に純炭素を添
加することにより炭素濃度(Cs)を0.5〜32×1
16atoms/cm3の範囲に制御することにより、
ウェーハに切り出し成形後のEG効果が期待できる処理
を一切施すことなく、片面あるいは両面に研磨を施しエ
ピタキシャル膜が成膜されたウェーハのゲッタリング能
の向上させることを特徴としている。
【0024】従って、対象とするシリコン単結晶には、
EG効果が期待できる処理を一切施すことはないが、以
下の実施例に示すごとく、BドープによりFe−Bペア
形成させるゲッタリング等のイントリンシックゲッタリ
ング(IG)方法を併用することは、重金属ゲッタリン
グ能を向上させるため好ましく、また、Bドープと同様
にPドープを施したシリコン単結晶においても同様のこ
の発明の作用効果を奏することを確認した。
【0025】この発明は、ウェーハのデバイスプロセス
における種々の汚染に対するゲッタリング能の向上さ
せ、ウェーハに切り出し成形後のEG効果が期待できる
処理を一切施すことなく、工程をできるだけ簡素化して
ウェーハを低コストで提供することを目的としている
が、高集積度デバイスのプロセスに供するために所要面
にエピタキシャル成長による成膜を行うエピ・ウェーハ
を提供するもので、所定の平坦度を得るため公知のエッ
チングあるいは鏡面研磨を施した裏面エッチドウェー
ハ、片面鏡面ウェーハ、両面鏡面ウェーハによるエピ・
ウェーハとして提供し、両面鏡面ウェーハにあっては極
めて高精度な平坦度を実現できる。
【0026】この発明において、前述したように酸素濃
度Oiと炭素濃度Csを増加させることは、BMD等の
発生を促すためであり、言い換えれば表面及び表面近傍
の完全性を劣化させることでもある。しかしながら、エ
ピタキシャル成長処理工程中における高温下でのH2
囲気によって、ウェーハ表面から数μmの領域ではこれ
らのBMDを消滅させる作用が得られるために表面及び
表面近傍の完全性の劣化は防止されている。
【0027】この発明において、酸素濃度Oiについて
は、12〜27×1017atoms/cm3に範囲を限
定する。酸素濃度Oi10.5×1017atoms/c
3近辺でも炭素濃度Csの含有量との組み合わせによ
ってはゲッタリング効果を示すウェーハも存在すること
を確認したが、確実性及び再現安定性も考慮して12×
1017atoms/cm3以上とし、上限は、シリコン
単結晶中に取り込み得る最大値である27×1017at
oms/cm3とした。
【0028】また、炭素濃度Csについては、0.5〜
32×1016atoms/cm3に範囲を限定する。炭
素濃度Cs0.3×1016atoms/cm3近辺でも
酸素濃度Oiとの組み合わせによってはゲッタリング効
果を示すウェーハも存在することを確認したが、確実性
及び再現安定性も考慮して0.5以上とし、上限はシリ
コン中に取り込まれる最大値である32×1016ato
ms/cm3とした。
【0029】
【実施例】 実施例1 CZ法によって直径8インチのシリコン単結晶を育成す
る際に、B(ボロン)を添加して、基板抵抗値ρs;
0.004〜0.010[Ω・cm]、酸素濃度Oi;
8.4〜22[×1017atoms/cm3]、炭素濃
度 Cs;0.1〜20[×1016atoms/c
3]の種々特性を有するシリコン単結晶を育成した。
【0030】このシリコン単結晶を用いて、裏面には5
000ÅのPBS成長処理を施したEG有りウェーハに
加工した片面鏡面ウェーハと、両面を鏡面加工したもの
の2水準のサンプルに、図1に示すようなエピタキシャ
ル成長プロセスにてエピタキシャル膜を3μm成長させ
た後に、約1×1012atoms/cm2のNi、F
e、Cuの各元素を単独にてスピンコーターを用いてウ
ェーハ表面に定量汚染させた後に1000℃で60分の
熱処理によってウェーハ内部まで汚染を拡散させたもの
と、何も汚染させない水準のサンプルをそれぞれ作製し
た後に、デバイスプロセス相当のシミュレーション熱処
理を施した。実施した熱処理パターンを図2に示す。
【0031】それらのサンプルに酸化膜(250Å)を
付けた後、Poly‐Si電極のMOSを作製した後
に、電気特性評価の代表的な手法である、実デバイスプ
ロセスでの特性歩留まりとの対応を反映しやすい酸化膜
耐圧測定を実施した。この酸化膜耐圧特性評価において
良品率Yieldが70%を越えるサンプルについては
デバイスプロセスにおいても問題ないものとした。実験
結果の一例を図3〜図6に示す。
【0032】なおここで、汚染を1×1012atoms
/cm2としたのは前述したようにデバイスメーカにお
いてもプロセス内の清浄度の向上が図られており、汚染
発生量は従来に比べるとかなり低減しており、複数のデ
バイスメーカでの評価等で得られた結果を考慮すると、
現在のプロセス汚染発生量の上限は約1×1012ato
ms/cm2であることから決定した。同様に、汚染元
素についても前述の3元素が発生する確立が高いことが
判明しており、この3元素に限定した。
【0033】図3、図4、図5及び図6では、EG有り
片面鏡面ウェーハ及び両面鏡面ウェーハの各サンプルに
エピタキシャル膜(前処理条件;1200℃/100s
ec、DEPOSITION条件;1050℃で3μm
・ρepi2Ω・cm)を成長させた後、Ni元素によ
る汚染を行った後に、低温デバイスプロセス相当の図2
のシミュレーション熱処理を実施したサンプルについ
て、炭素濃度Cs量毎の酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性
評価における良品率Yieldとの関係を示す。
【0034】従来より、プライム用ウェーハとして引き
上げられるシリコン単結晶は一般に引上時において炭素
濃度Csの混入量を可能な限り抑制・低減し、シリコン
の高純度化を行なってきた。そのためにウェーハ中に含
まれる炭素濃度Csは測定機器の検出限界値である0.
1×1016atoms/cm3以下のレベルにある。炭
素濃度Csのレベルが0.1×1016atoms/cm
3以下のサンプルを用いた場合の酸素濃度Oiと良品率
Yieldとの関係の一例を図3に示す。
【0035】EG処理が施されている片面鏡面ウェーハ
の場合、Ni汚染処理の有無の違いに関係なく、低酸素
濃度Oiから高酸素濃度Oiサンプルまで良品率Yie
ldは全て高いことが認められる。これは、ウェーハ裏
面に汚染のゲッタリング能となり得るPBS処理加工が
施されているために、汚染元素がそこでゲッタリングさ
れたものと考えられる。
【0036】一方、EG処理が施されていない両面鏡面
ウェーハの場合は、汚染処理無しの場合は低酸素濃度O
iから高酸素濃度Oiまで良品率Yieldが高いこと
が認められる。しかしながら、汚染処理を行った場合
は、良品率Yieldの低下が認められ、その傾向はウ
ェーハの低酸素濃度Oi化とともに顕著に現われる。こ
れについては、ゲッタリング能として作用する酸素析出
核が低酸素濃度Oiサンプルの方がこのゲッタリング能
量が少ないために全ての汚染を捕獲できなかったものと
考えられる。
【0037】図4、図5、図6にはそれぞれCsの含有
量を0.5及び5並びに20に制御したサンプルを用い
た場合の酸素濃度Oiと良品率Yieldとの関係を調
査した結果を示す。裏面にゲッタリング能を有する片面
鏡面ウェーハについては、上述の炭素濃度Cs 0.1
×1016atoms/cm3以下と同様の結果で、汚染
処理の有無に係わらずに、良品率Yieldは高いこと
が認められた。
【0038】また、両面鏡面ウェーハについても汚染処
理がない場合は、炭素濃度Cs量の違いに関係なく良品
率Yieldは高いことが確認された。一方、汚染処理
を行った場合についても、酸素濃度Oiと炭素濃度Cs
量を制御したサンプルを使用することによって、裏面に
ゲッタリング能を有する片面鏡面ウェーハと同等の良品
率Yieldが示されており、良品率Yieldの低下
を抑制できることが確認された。
【0039】実施例2 CZ法によって育成された直径8インチ、基板抵抗値ρ
s;1.0〜2.5[Ω・cm]、酸素濃度Oi;10
〜22[×1017atoms/cm3]、炭素濃度C
s;0.1〜20[×1016atoms/cm3]の特
性を有するシリコン単結晶を作製した。このシリコン単
結晶を用いて、裏面に何らEG処理加工が施されていな
い片面鏡面ウェーハを作製した後に、図7に示すような
プロセスにてエピタキシャル膜を5μm成長させた後
に、実施例1と同様の手法を用いて汚染処理を施したサ
ンプルと汚染処理を施さない2水準のサンプルをそれぞ
れ作製した後に、デバイスプロセス相当のシミュレーシ
ョン熱処理を施した。実施した熱処理パターンを図8に
示す。また、それらのサンプルについて実施例1と同様
の方法にて酸化膜耐圧の測定を実施した。その実験結果
の一例を図9〜図12に示す。
【0040】図9、図10、図11及び図12では、E
G処理なしの片面鏡面ウェーハに、エピタキシャル膜
(前処理条件;1150℃/300sec、DEPOS
ITION条件:1100℃で5μm・ρepi2Ω・
cm)を成長させた後、Cu元素による汚染を行った後
に、高温デバイスプロセス相当の図8のシミュレーショ
ン熱処理を実施したサンプルについて、炭素濃度Cs量
毎の酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性評価における良品率
Yieldとの関係を示す。
【0041】炭素濃度Csのレベルが0.1×1016
toms/cm3未満のサンプルを用いた場合の酸素濃
度Oiと良品率Yieldとの関係の一例を図9に示
す。Cu汚染処理が行われていないサンプルについては
低酸素濃度Oi側から高酸素濃度Oiサンプルまで良品
率Yieldは全て高いことが認められた。しかしなが
らCu汚染処理を実施したサンプルについては汚染処理
無しサンプルに比べると良品率Yieldは大幅に低下
している。特に、低酸素濃度Oi側のサンプルではその
傾向が顕著であることが認められる。
【0042】このことは、ウェーハ中に存在する酸素析
出核との関係があることを意味している。すなわち、高
酸素濃度Oi側のサンプルの方が低酸素濃度Oi側のサ
ンプルより汚染を捕獲する作用を持つ酸素析出核が多く
存在しており、この酸素析出核の数量の違いが汚染元素
を捕獲できる量に反映され、その結果、高酸素濃度Oi
側サンプルの方が低酸素濃度Oi側のサンプルに比べ良
品率Yieldの低下幅が少なかったと考えられる。
【0043】図10、図11、図12には、それぞれ炭
素濃度Csの含有量を0.5×1016atoms/cm
3及び5.0×1016atoms/cm3並びに20×1
16atoms/cm3に制御したサンプルを用いた場
合の酸素濃度Oiと良品率Yieldとの関係を調査し
た結果を示す。汚染処理を施していないサンプルについ
ては、酸素濃度Oi水準及び炭素濃度Cs量の違いに関
係なく全サンプル水準で酸化膜耐圧特性は高く劣化は認
められない。一方、汚染処理を施したサンプルについて
は、汚染処理がない場合に比べると低酸素濃度Oi側で
の良品率Yieldの低下が認められる。しかしなが
ら、高酸素濃度Oi化及びの高炭素濃度Cs化に伴いこ
れらの良品率Yieldの低下は認められなくなる。
【0044】このことは、前述ごとく酸素濃度Oiの高
酸素濃度化に伴い汚染元素を捕獲する作用を持つ酸素析
出核が増加し、同様に高炭素濃度Cs化は酸素析出核の
発生や成長を助長させ得る効果が増進し、これらの酸素
濃度Oiと炭素濃度Csの2つが相まってゲッタリング
作用を助長させているものと考えられる。従って、良品
率Yieldを低下させないためには前述の様に、酸素
濃度Oiと炭素濃度Csの組み合わせによって酸素析出
核をある程度高密度に発生させる必要が生じる。
【0045】図13には、酸化膜耐圧特性と結晶特性
(内部BMD発生密度)の関係の一例を示す。上述の種
々のサンプルを短冊状に劈開した後に、選択エッチング
液(Wright液)にて1μmのエッチング処理を施
しBMD等の結晶欠陥を顕在化させたものを光学顕微鏡
を用いて発生密度の測定を実施した。
【0046】炭素濃度Csが0.1×1016atoms
/cm3以下、0.5×1016atoms/cm3、10
×1016atoms/cm3を有し、酸素濃度Oiが異
なる全てのサンプルで汚染処理の有無によって、酸化膜
耐圧特性良品率Yieldと内部BMD密度での関係を
示す。その結果、汚染処理が施されていないサンプルに
ついてはBMD密度の多少に関係なく良品率Yield
は良好である。一方、汚染処理が施されているサンプル
についてはBMD密度と強い相関が認められ、汚染があ
った場合においても酸素濃度Oi、炭素濃度Csを制御
したサンプルを用いて内部にある一定以上のBMD密度
を有することによって良品率Yieldの低下を防止で
きることが確認された。
【0047】
【発明の効果】この発明は、CZ法によるシリコン単結
晶の引上げの際に、高酸素濃度、高炭素濃度に適宜制御
することによりゲッタリング能を持たせる以外は、従来
のウエーハ化された後に施される各種のEG処理を一切
行わないことによる省工程化で、低コストを図ったもの
で、実施例に示すごとく、EG処理が何ら施されていな
いエピ・ウェーハにおいて、従来、実現できなかったデ
バイスプロセスで発生する汚染に対するゲッタリング能
を付与できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】エピタキシャル成長処理のプロセスを示すヒー
トパターン図である。
【図2】デバイスプロセスに相当する熱処理を示すヒー
トパターン図である。
【図3】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
1×1016atoms/cm3以下の場合を示す。図
中、EG付片面鏡面ウェーハが丸印、EG付両面鏡面ウ
ェーハが三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを
黒で示す。
【図4】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
5×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、E
G付片面鏡面ウェーハが丸印、EG付両面鏡面ウェーハ
が三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示
す。
【図5】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs5.
0×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、E
G付片面鏡面ウェーハが丸印、EG付両面鏡面ウェーハ
が三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示
す。
【図6】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素Cs20×1
16atoms/cm3の場合を示す。図中、EG付片
面鏡面ウェーハが丸印、EG付両面鏡面ウェーハが三角
印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示す。
【図7】エピタキシャル成長処理のプロセスを示す他の
ヒートパターン図である。
【図8】デバイスプロセスに相当する熱処理を示す他の
ヒートパターン図である。
【図9】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
1×1016atoms/cm3以下の場合を示す。図
中、丸印がEG付片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸
印、汚染有りを黒丸印で示す。
【図10】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs
0.5×1016atoms/cm3の場合を示す。図
中、丸印がEG付片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸
印、汚染有りを黒丸印で示す。
【図11】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs
5.0×1016atoms/cm3の場合を示す。図
中、丸印がEG付片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸
印、汚染有りを黒丸印で示す。
【図12】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs2
0×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、丸
印がEG付片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸印、汚
染有りを黒丸印で示す。
【図13】BMD発生密度と酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、図中、Cs0.1
×1016atoms/cm3以下が丸印、Cs0.5×
1016atoms/cm3が三角印、Cs20×1016
atoms/cm3が四角印で、いずれも汚染無しを
白、汚染有りを黒で示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】実施例2 CZ法によって直径8インチのシリコン単結晶を育成す
る際に、P(リン)を添加して、基板抵抗値ρs;1.
0〜2.5[Ω・cm]、酸素濃度Oi;10〜22
[×1017atoms/cm3]、炭素濃度Cs;0.
1〜20[×1016atoms/cm3]の特性を有す
るシリコン単結晶を育成した。このシリコン単結晶を用
いて、裏面に何らEG処理加工が施されていない片面鏡
面ウェーハを作製した後に、図7に示すようなプロセス
にてエピタキシャル膜を5μm成長させた後に、実施例
1と同様の手法を用いて汚染処理を施したサンプルと汚
染処理を施さない2水準のサンプルをそれぞれ作製した
後に、デバイスプロセス相当のシミュレーション熱処理
を施した。実施した熱処理パターンを図8に示す。ま
た、それらのサンプルについて実施例1と同様の方法に
て酸化膜耐圧の測定を実施した。その実験結果の一例を
図9〜図12に示す。
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LSIやVLS
Iデバイス等の製造に供され、所定表面に気相成長させ
たエピタキシャル膜を有するシリコンウェーハ(以下、
エピ・ウェーハという)の改良に係り、チョクラルスキ
ー法もしくはマグネティックチョクラルスキー法(以下
CZ法という)によりシリコン単結晶を引き上げる際
に、単結晶中の酸素濃度を所定範囲に制御すると同時
に、炭素濃度を0.5〜32×1016atoms/cm
3の範囲に高く制御して引き上げたシリコン単結晶イン
ゴットより切り出されてウェーハ加工し、その後鏡面研
磨し、エピタキシャル成膜を施して製造することによ
り、LSIやVLSI等デバイス製造プロセスにおける
様々な熱処理中に受ける種々の汚染をウェーハ内部で捕
獲することができ、ウェーハに切り出し成形後のEG
(Extrinsic‐Gettering)効果が期
待できる処理を一切施すことなく、ウェーハのゲッタリ
ング能向上させたシリコンウェーハとその製造方法に
関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】この発明は、エピ・ウェーハの低コスト化
を図るために工程をできるだけ簡素化して、ウェーハに
切り出し成形後のEG効果が期待できる処理を一切施す
ことなく、ウェーハのデバイスプロセスにおける種々の
汚染に対するゲッタリング能向上させたエピ・ウェー
ハ並びにその製造方法の提供を目的としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【課題を解決するための手段】発明者は、ウェーハに切
り出し成形後のEG効果が期待できる処理を一切施すこ
となく、ウェーハのゲッタリング能向上させ得る方法
を目的に、引き上げたままのシリコンウェーハ自体にゲ
ッタリング能付与することを検討した結果、酸素濃度
を比較的高く、かつ意図的に炭素濃度を高くするように
CZ法にて育成されたシリコン単結晶は、EG処理を施
すことなく、ウェーハ自体に優れたゲッタリング能が発
揮されることを知見し、この発明を完成した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の実施の形態】この発明において、対象とするシ
リコン単結晶は、公知のCZ法にて育成されたものであ
り、またこの発明は、EG効果が期待できる処理が全く
施されていないことを特徴しており、引き上げ育成時に
公知の制御方法にて酸素濃度Oiを12〜27×1017
atoms/cm3の範囲に制御し、同時に純炭素を添
加することにより炭素濃度(Cs)を0.5〜32×1
16atoms/cm3の範囲に制御することにより、
ウェーハに切り出し成形後のEG効果が期待できる処理
を一切施すことなく、片面あるいは両面に研磨を施しエ
ピタキシャル膜が成膜されたウェーハのゲッタリング能
向上させることを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】従って、対象とするシリコン単結晶には、
EG効果が期待できる処理を一切施すことはないが、以
下の実施例に示すごとく、BドープによりFe−Bペア
形成させるゲッタリング等のイントリンシックゲッタ
リング(IG)方法を併用することは、重金属ゲッタリ
ング能を向上させるため好ましく、また、Bドープと同
様にPドープを施したシリコン単結晶においても同様の
この発明の作用効果を奏することを確認した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この発明は、ウェーハのデバイスプロセス
における種々の汚染に対するゲッタリング能向上さ
せ、ウェーハに切り出し成形後のEG効果が期待できる
処理を一切施すことなく、工程をできるだけ簡素化して
ウェーハを低コストで提供することを目的としている
が、高集積度デバイスのプロセスに供するために所要面
にエピタキシャル成長による成膜を行うエピ・ウェーハ
を提供するもので、所定の平坦度を得るため公知のエッ
チングあるいは鏡面研磨を施した裏面エッチドウェー
ハ、片面鏡面ウェーハ、両面鏡面ウェーハによるエピ・
ウェーハとして提供し、両面鏡面ウェーハにあっては極
めて高精度な平坦度を実現できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このことは、前述ごとく酸素濃度Oiの
高酸素濃度化に伴い汚染元素を捕獲する作用を持つ酸素
析出核が増加し、同様に高炭素濃度Cs化は酸素析出核
の発生や成長を助長させ得る効果が増進し、これらの酸
素濃度Oiと炭素濃度Csの2つが相まってゲッタリン
グ作用を助長させているものと考えられる。従って、良
品率Yieldを低下させないためには前述の様に、酸
素濃度Oiと炭素濃度Csの組み合わせによって酸素析
出核をある程度高密度に発生させる必要が生じる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】炭素濃度Csが0.1×1016atoms
/cm3以下、0.5×1016atoms/cm320
×1016atoms/cm3を有し、酸素濃度Oiが異
なる全てのサンプルで汚染処理の有無によって、酸化膜
耐圧特性良品率Yieldと内部BMD密度での関係を
示す。その結果、汚染処理が施されていないサンプルに
ついてはBMD密度の多少に関係なく良品率Yield
は良好である。一方、汚染処理が施されているサンプル
についてはBMD密度と強い相関が認められ、汚染があ
った場合においても酸素濃度Oi、炭素濃度Csを制御
したサンプルを用いて内部にある一定以上のBMD密度
を有することによって良品率Yieldの低下を防止で
きることが確認された。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】エピタキシャル成長処理のプロセスを示すヒー
トパターン図である。
【図2】デバイスプロセスに相当する熱処理を示すヒー
トパターン図である。
【図3】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
1×1016atoms/cm3以下の場合を示す。図
中、EG付片面鏡面ウェーハが丸印、EG両面鏡面ウ
ェーハが三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを
黒で示す。
【図4】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
5×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、E
G付片面鏡面ウェーハが丸印、EG両面鏡面ウェーハ
が三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示
す。
【図5】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs5.
0×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、E
G付片面鏡面ウェーハが丸印、EG両面鏡面ウェーハ
が三角印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示
す。
【図6】Ni元素による汚染を行い図2の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素Cs20×1
16atoms/cm3の場合を示す。図中、EG付片
面鏡面ウェーハが丸印、EG両面鏡面ウェーハが三角
印で、いずれも汚染無しを白、汚染有りを黒で示す。
【図7】エピタキシャル成長処理のプロセスを示す他の
ヒートパターン図である。
【図8】デバイスプロセスに相当する熱処理を示す他の
ヒートパターン図である。
【図9】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施し
た場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs0.
1×1016atoms/cm3以下の場合を示す。図
中、EG片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸印、汚
染有りを黒丸印で示す。
【図10】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs
0.5×1016atoms/cm3の場合を示す。図
中、EG片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸印、汚
染有りを黒丸印で示す。
【図11】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs
5.0×1016atoms/cm3の場合を示す。図
中、EG片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸印、汚
染有りを黒丸印で示す。
【図12】Cu元素による汚染を行い図8の熱処理を施
した場合の初期酸素濃度Oiと酸化膜耐圧特性良品率Y
ieldとの関係を示すグラフであり、炭素濃度Cs2
0×1016atoms/cm3の場合を示す。図中、E
片面鏡面ウェーハで、汚染無しを白丸印、汚染有り
を黒丸印で示す。
【図13】BMD発生密度と酸化膜耐圧特性良品率Yi
eldとの関係を示すグラフであり、図中、Cs0.1
×1016atoms/cm3以下が丸印、Cs0.5×
1016atoms/cm3が三角印、Cs20×1016
atoms/cm3が四角印で、いずれも汚染無しを
白、汚染有りを黒で示す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CZ法にて育成されたシリコン単結晶で
    あり、酸素濃度が12〜27×1017atoms/cm
    3、炭素濃度が0.5〜32×1016atoms/cm3
    の各範囲にあり、EG効果が期待できる処理が全く施さ
    れていないウェーハの表面にエピタキシャル膜が成膜さ
    れたシリコンウェーハ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ウェーハの片面又は
    両面が鏡面研磨されたウェーハの表面にエピタキシャル
    膜を成膜したシリコンウェーハ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、シリ
    コン単結晶がボロンまたはリンドープされたシリコンウ
    ェーハ。
  4. 【請求項4】 CZ法にて引き上げ時に、シリコン単結
    晶内の酸素濃度を12〜27×1017atoms/cm
    3、炭素濃度を0.5〜32×1016atoms/cm3
    の各範囲に制御して引き上げたシリコン単結晶インゴッ
    トより、シリコンウェーハに切り出し成形後、EG効果
    が期待できる処理を施すことなく、ウェーハの片面又は
    両面を鏡面研磨し、さらに、所定表面に気相成長法にて
    エピタキシャル膜を成膜するシリコンウェーハの製造方
    法。
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