JPH10502720A - 空気作動往復動ポンプ用マフラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 排気をパルス化する往復動空気モータ用の開径路低背圧マフラが、面積を大きくした入口オリフィス、流れ方向逆転二重流路及び転向式音響吸収ライナ付きダクト出口を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 空気作動往復動ポンプ用マフラ 本発明は、一般的にいえば、マフラに関し、さらに詳しくいえば、往復動空気 圧モータから排気曝風を発生する往復動ポンプなど用のマフラに関する。 空気圧作動往復動モータからの排気曝風を静かにするのに用いられる現在の装 置が改変自動車設計、すなわち、騒音レベルを下げるためのワイヤメッシュ、ス クリーン又はマットを持った金属又はプラスチックの缶からなっている。 往復動空気圧モータから排出する空気は、普通、０．７０〜８．８０ｋｇｆ／ ｃｍ²ゲージにわたり、３３００標準ｃｍ³／ｍｉｎを超える流量を流すことがで きる。騒音レベルが急速な空気膨脹のために１０５ｄｂＡを超えることがある。 空気の急速な膨脹はまた、非常に低い排出温度（−７３℃）を生ずる。排気中に 湿気が少しでもあるとマフラ内に氷ができる可能性がある。 上述のマフラは、モータの性能を落とす方向に影響を与える絞りの性質がある 傾向がある。モータが効率的に働くためには、モータは急速に排気できなければ ならない。これは、モータが残留排気をモータから押し出すに必要な方向と動力 を逆転する時間に影響を与える。マフラ内にできる氷が背圧を大きくして、モー タの性能を劣化させる。マフラの絞り的性質によっても、マフラを通る空気の速 度が増加し、それが追加の騒音を生じる。 前述のことは、現在の装置と方法にあると知られている限界を示している。従 って、上述の限界の一つ以上を解消することを目的とした代替を提供することが 有益であることは明らかである。それゆえ、あとでさらに詳しく開示する特徴を 備える適当な代替物を提供する。 発明の概要 本発明の一つの面において、これは成形室を備え、成形室には、入口、第１の 空気転向室成形室内に形成された、共心流路、第２の空気転向室及びライナ付き 室内に挿入され共心流路の一部を形成する音響吸収ライナ付きダクトがあり、ラ イナ付きダクトは、さらにほぼ成形室の長さだけ内方に伸び成形室の表面におい て外部にある排気出口において終っている。 本発明の前述及びその他の面は、添付図面と併せて考慮するとき、発明の以下 の詳細な説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の実施例を例示する断面図である。 詳細な説明 発明は、絞り的性向が低く、無着氷であり、従来のマフラデシベル・レベルを 低くする。 この装置は、蓄圧室及びライナ付きダクトからなっている。蓄圧室は、壁を通 る騒音の伝達を制限するのに十分な質量を与える回転成形によるポリエチレンで ある。ダクトは蓄圧室の一体部分として成形されている。孔あきライナ付き音響 吸収フォームがダクト内に挿入されて外部から保持されている。 蓄圧室は、排気の膨脹によって空気の速度を下げ、排出絞りをなくすことがで きるのに十分な体積のものである。排気がモータ排気ポート系の面積の約１６倍 であるオリフィスを通ってライナ付きダクトに入る。これは、着氷が事実上生じ ない極低絞り性マフラを生む。 騒音がダクトを通るにつれて減衰される。減衰周波数が孔あきフォームライナ の孔部の面積及びフォーム吸収材料の種類を変えることによって調整される。 特に、図１を参照すると、往復動空気モータ、特に空気圧作動膜ポンプモータ 、用のマフラが示され、総括的に参照番号１によって表されている。成形室２が マフラ本体の内外両方の境界を形成し、成形室は、壁を通る騒音の伝達を制限す るのに十分な質量を与える十分な厚さのポリエチレンなどで製作されてもよい。 ライナ付きダクト３が成形室２の内部に一体に成形されている。入口４が往復動 モータからの排気曝風を受けて、消音された空気は、出口ポート５においてマフ ラから出る。 マフラの設計は、空気転回を助ける偏向面１５を備える入口に近い第１の転回 室１０、周辺通路１１、ライナ付きダクト３の入口に入る空気を助ける偏向類１ ４、ダクトの覆いになり、孔あき金属シールド７などによって保護されてもよい フォームライナ６を備えている。事前に成形されたフォームライナは、ライナ付 きダクトに挿入され、保持具８を用いて中に保持される。フォームライナの内部 端は、バイパスを制限し、ライナがダクト内で動くのを防止するために形成され たリップシール１６と共働する。 前述のように、マフラの減衰周波数は、孔あきフォームライナの孔部面積及び フォーム吸収材料の種類を変えることによって調整される。 本発明を好ましい実施例に関して説明したが、請求の範囲を除いて本発明の範 囲に限定されることを望まない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．成形室を備え、前記成形室には入口、第１の空気転向室、前記成形室内 に形成された共心流路、第２の空気転向室及びライナ付き室内に挿入され前記共 心流路の一部を形成する音響吸収ライナ付きダクトがあり、ライナ付きダクトに 、さらにほぼ成形室の長だけ内方に伸び、成形室の表面において外部にある排気 出口において終っている往復動空気モータ用マフラ。 ２．空気転向偏向板が前記入口と前記空気転向室との間並びに前記空気転向 室と前記ライナ付きダクトを備える請求項１に記載のマフラ。 ３．前記成形室が音響保持用厚手プラスチック成形品で形成されている請求 項１に記載のマフラ。 ４．前記音響吸収ライナ−付きダクトが適用対象に対してマフラを調整する ために選択された孔寸法の孔あき金属ライナによって覆われた音響吸収絶縁フォ ームで裏打ちされている請求項１に記載のマフラ。 ５．前記絶縁マフラと前記孔あき金属ライナが交換可能である請求項４に記 載のマフラ。