JPH08151999A - 消音器付送風装置 - Google Patents

消音器付送風装置

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JPH08151999A
JPH08151999A JP29496594A JP29496594A JPH08151999A JP H08151999 A JPH08151999 A JP H08151999A JP 29496594 A JP29496594 A JP 29496594A JP 29496594 A JP29496594 A JP 29496594A JP H08151999 A JPH08151999 A JP H08151999A
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JP
Japan
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core
sound absorbing
absorbing material
outer cylinder
silencer
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Application number
JP29496594A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamazaki
山崎  進
Mamoru Fujita
坤 藤田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通風抵抗が小さく、且つ、静音の消音器付送風
装置を提供する。 【構成】消音流路12の下流側に向かって開口するコア
内筒8の内外周面を吸音材15,15aで覆ったコア消
音部17を設け、斜流ファンから放射される騒音に対す
る大きな受音面(吸音面)を提供することで、通風抵抗
の小さい小径の消音部によって比較的大きな消音効果を
発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの天井裏やトンネ
ル内等に設置され、空調用ブースタや換気等に使用され
る小形の消音器付送風装置に係り、特に斜流ファンから
発生する騒音の放射を防止して静音化と高性能化のため
の消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜流ファンは、特開昭61−26
1697号公報に記載されているように、羽根車,リタ
ーンベーン,モータを備えている。このような斜流ファ
ンを運転すると、騒音が放射されることから、この斜流
ファンの上流に空気流路を形成するファン外筒と、この
ファン外筒内に外筒吸音材とコア消音部を有する消音器
を付設した消音器付送風装置とすることが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の消音器
付送風装置は、消音効果を高めるためにコア消音部を大
きくすると、通風抵抗が大きくなって性能が低下し、気
流の乱れによる騒音が発生して静音化が困難であった。
【0004】本発明の目的は、コア消音部の消音効果を
高めることにより、通風抵抗が小さく、且つ、静音の消
音器付送風装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、斜流羽根車とリターンガイドベーンを備
えた斜流ファンと、この斜流ファンの上流に空気流路を
形成するファン外筒と、このファン外筒内に外筒吸音材
とコア消音部を有する消音器を付設した消音器付送風装
置において、前記コア消音部に、前記空気流路の下流側
に向かって開口する筒状部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】空気流路の下流側に向かって開口する筒状部
は、斜流ファンから放射される騒音に対して大きな受音
面(吸音面)を提供することができるので、通風抵抗の
小さい小径の筒状部によって比較的大きな消音効果を発
揮する。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
【0008】図1は、斜流ファンを用いた本発明になる
消音器付送風装置の縦断側面図である。斜流ファンは、
複数の羽根1をもつ羽根車2と、リターンガイドベーン
5と、上部ファンケーシング3と、下部ファンケーシン
グ4と、モータ6およびファン外筒7を備える。
【0009】モータ6を駆動すると、気流16は、吸込
口11からファン外筒7内を通って羽根車2に流入し、
該羽根車2内を通り、更にリターンガイドベーン5内を
通って気流16eのように吐出される。
【0010】ファン外筒7の内周面には外筒吸音材13
を設けて消音流路12を形成し、この消音流路12の比
較的流量の少ない中心部にはコア消音部14を設けて消
音器が構成される。
【0011】コア消音部14は、空気流路の下流側に向
かって開口するコア内筒8と、このコア内筒8の外周面
を覆うコア外周吸音材15と、内周面を覆って消音用の
コア内空間9を形成するコア内周吸音材15aを備え、
吊り具10によりファン外筒7に固定した構成である。
コア内筒8の形状は、下流側の受音面が大きくなるよう
に、S1(下流側の径)>S2(上流側の径)としてい
る。実験によると、下流側の径S1と上流側の径S2の割
合(S1/S2)を1.6〜1.2に採ると、通風抵抗が
小さい状態で消音効果を高めることができることが分か
った。コア消音部14の設置位置は、上部ファンケーシ
ング3の先端から上流側へLの大きさを離した位置とし
ている。この実施例では、Lの大きさとして、コア消音
部14において発生する流れの渦が減衰する長さとし、
L/S1を0.5〜1.5とした。
【0012】前記外筒吸音材13,コア外周吸音材1
5,コア内周吸音材15aは、何れも、ガラスウールの
層の表面をフェルトで覆った構造である。
【0013】斜流ファンで発生した騒音は、空気流路を
吸込口11に向かって伝播するが、その多くはコア内空
間9に侵入し、該空間内でコア内周吸音材15aに吸収
されて消滅する。そして、コア消音部14を迂回してそ
の周りの消音流路を伝播する一部の騒音は、外筒吸音材
13とコア外周吸音材15に吸収され、吸込口11から
放出される騒音量は減少する。
【0014】図2は、本発明になる消音器付送風装置の
他の実施例における消音器の縦断正面図である。前記実
施例に対するこの実施例の特徴は、コア消音部14内の
コア内空間9を、吸音効果の高いコア内スプリット吸音
材15bで放射状に5分割した構造としたことにある。
また、吊り具10も吊り具吸音材18で被覆した。な
お、前述した実施例における構成手段と等価な構成手段
には、同一の参照符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0015】これにより、コア内筒8の内部に設けられ
た放射状のコア内スプリット吸音材15bは、より広い
吸音面積を提供するので、羽根車2から発生する騒音の
吸音量が大幅に増加し、静音化が向上する。また、消音
流路12には、更に、吊り具吸音材18が位置して吸音
するので、消音効果が増加する。
【0016】図3は、本発明になる消音器付送風装置の
更に他の実施例における消音器の縦断正面図である。こ
の実施例の特徴は、コア消音部14におけるコア内筒を
省略し、コア外周吸音材15cの保型力でその中心部に
コア内空間9を形成した構造である。なお、前述した実
施例における構成手段と等価な構成手段には、同一の参
照符号わ付して重複する説明を省略する。
【0017】この実施例においても、前述した実施例と
同様に、騒音を大幅に吸音して静音化を図ることができ
る。
【0018】図4は、本発明にな消音器付送風装置の更
に他の実施例の縦断側面図である。前記実施例に対する
この実施例の特徴は、外筒吸音材13aの外周をメッシ
ュパイプ19で支え、ファン外筒7の内周面との間に外
筒空間17を形成し、低周波域(500Hz以下)の消
音効果を高めたことにある。外筒吸音材13aと外筒空
間17の寸法は、消音部の径方向の厚さと期待する消音
効果との関係により異なるが、外筒吸音材13aの厚さ
1を20〜60mm程度、外筒空間17の厚さL2を1
0〜30mm程度に採ると、(L1+L2)の合計寸法が
小さい割合に大きな消音効果が得られる。この実施例で
は、L1=50mm、L2=20mmとした。なお、前述
した実施例における構成手段と等価な構成手段には同一
の参照符号をふして重複する説明を省略する。
【0019】図5は、本発明になる消音器付送風装置の
更に他の実施例における消音器の縦断正面図である。前
述した実施例に対するこの実施例の特徴は、コア消音部
14におけるコア内スプリット吸音材15dを並列状態
に設けたことにある。なお、前述した実施例における構
成手段と等価な構成手段には同一の参照符号を付して重
複する説明を省略する。
【0020】コア内筒8内の空間9に設けた並列状のコ
ア内スプリット吸音材15dは、大きな吸音面積を提供
するので、高い吸音効果が得られ、静音化を向上するこ
とができる。
【0021】以上、斜流ファンから発生する騒音の吸収
(消音)に関する実施例を説明したが、このような実施
例によれば、高周波域(主として500Hz〜8000
Hz)は、主として、外筒吸音材13,コア消音部1
4,吊り具吸音材18によって静音化され、低周波域
(500Hz以下)は外筒空気層17,コア内空間9に
よって静音化するので、低周波域から高周波域までの広
範囲で約20dBの静音化を得ることができ、従って、
顕著な音色の騒音がないソフトなものとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、空気流路の下流側に向かって
開口する筒状部により、斜流ファンから放射される騒音
に対して大きな受音面(吸音面)を提供することによ
り、通風抵抗の小さい小径の筒状部によって比較的大き
な消音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる消音器付送風装置の一実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】本発明になる消音器付送風装置の他の実施例に
おける消音器の縦断正面図である。
【図3】本発明になる消音器付送風装置の更に他の実施
例における消音器の縦断正面図である。
【図4】本発明になる消音器付送風装置の更に他の実施
例の縦断側面図である。
【図5】本発明になる消音器付送風装置の更に他の実施
例における消音器の縦断正面図である。
【符号の説明】
1…羽根、2…羽根車、3…上部ファンケーシング、4
…下部ファンケーシング、5…リターンガイドベーン、
6…モータ、7…ファン外筒、8…コア内筒、9…コア
内空間、10…吊り具、11…吸込口、12…消音流
路、13…外筒吸音材、13a…外筒吸音材、14…コ
ア消音部、15…コア外周吸音材、15a…コア内周吸
音材、16〜16e…気流、S1,S2…コア消音部の
径。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】斜流羽根車とリターンガイドベーンを備え
    た斜流ファンと、この斜流ファンの上流に空気流路を形
    成するファン外筒と、このファン外筒内に外筒吸音材と
    コア消音部を有する消音器を付設した消音器付送風装置
    において、 前記コア消音部は、前記空気流路の下流側に向かって開
    口する筒状部を備えたことを特徴とする消音器付送風装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記コア消音部は、前
    記空気流路の下流側に向かって開口するコア内筒と該コ
    ア内筒の外周を覆うコア外周吸音材を備えたことを特徴
    とする消音器付送風装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記コア消音部は、前
    記空気流路の下流側に向かって開口するコア内筒と該コ
    ア内筒内に付設されたコア内吸音材を備えたことを特徴
    とする消音器付送風装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記コア内吸音材は、
    前記コア内筒の内周面を覆ったことを特徴とする消音器
    付送風装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記コア内吸音材は、
    前記コア内筒のスプリット吸音部を形成することを特徴
    とする消音器付送風装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、前記外筒吸
    音材は、前記ファン外筒との間に空気層を介在するよう
    に該ファン外筒に沿って設けたことを特徴とする消音器
    付送風装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の1項において、前記コア消
    音部はファン外筒から吊り具によって空気流路に支持
    し、前記吊り具に吸音材を粘付したことを特徴とする消
    音器付送風装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の1項において、前記コア消
    音部の前記筒状部は、下流側における径を大きくし、上
    流側における径を小さくしたことを特徴とする消音器付
    送風装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の1項において、前記各吸音
    材は、ガラスウールの層をフェルトで覆ったものである
    ことを特徴とする消音器付送風装置。
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