JPH1048971A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密着性が高い搬送手段と潜像担持体とのニッ
プ部に転写材がない時に、搬送手段の速度変動や潜像担
持体との速度差が発生しても、駆動源が過負荷となるこ
とを防止して、潜像担持体の回転を安定させて、高品質
の画像を形成する画像形成装置を提供することを目的に
している。 【解決手段】 潜像担持体１と、現像手段２と、転写材
３を載置して搬送する搬送手段４と、上記搬送手段４に
転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段５と、上
記潜像担持体１の表面１ａと上記搬送手段４との間に上
記転写材３を挟持して上記現像手段２によって形成され
た可視像を上記転写材３に転写が行われるニップ部６
と、上記搬送手段４を張架して搬送駆動する搬送駆動手
段７と、上記搬送駆動手段７に回転駆動力を伝達するト
ルクリミッタ８とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装
置、あるいはそれらの複合機等の画像形成装置に関し、
詳しくは潜像担持体に形成された可視像を転写材に転写
して画像を形成する画像形成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子写真方式を用いた電子写真複
写機として、例えば潜像担持体の感光体ドラム表面に形
成されたトナー像を転写材に転写した後の紙しわや紙折
れのない良質のコピー画像を得るために、転写後の転写
材先端が分離補助ローラに接触した後に巻き取りリール
によって分離補助ローラの速度を降下変化させるように
した技術が公知である（特開昭６３−２７８７０号の公
報を参照）。しかし、このような転写材分離・搬送装置
等の転写・分離チャージャー方式は装置が複雑になり、
小サイズの葉書等の搬送が不安定であった。そこで、転
写ベルト方式が使用されるようになった。即ち、転写ベ
ルト方式においては、転写バイアスローラによって転写
ベルトに直接バイアスをかけるため、転写ベルトへの静
電吸着性が非常に高くなり、そのために転写ベルトへの
密着搬送が可能になり、小サイズの葉書等の搬送も安定
して行われるようになった。然し、このような転写ベル
ト方式においては、密着性が高いために、転写ベルトと
感光体とのニップ部に転写紙がない時に、転写ベルトの
速度変動や潜像担持体（感光体ドラム）との速度差が、
主駆動源への過負荷となったり、感光体ドラムの安定し
た回転を妨げることによって形成画像の品質が低下する
と言う不具合があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前述した従来の画像形
成装置は、密着性が高い転写ベルトと感光体とのニップ
部に転写紙がない時に、転写ベルトの速度変動や感光体
との速度差が、主駆動源への過負荷となり、感光体ドラ
ムの安定した回転を妨げることによって高品質の画像を
形成することができないと言う問題があった。そこで本
発明の課題は、このような問題点を解決するものであ
る。即ち、密着性が高い搬送手段（転写ベルト）と潜像
担持体（感光体ドラム）とのニップ部に転写材の転写紙
がない時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や潜像担
持体の感光体ドラムとの速度差が発生しても、駆動源が
過負荷となることを防止して、潜像担持体の感光体ドラ
ムの回転を安定させて、高品質の画像を形成する画像形
成装置を提供することを目的にしている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の本発明は、潜像担持体に形成された可視
像を転写材に転写して画像を形成する画像形成装置にお
いて、回転可能に支持された潜像担持体と、上記潜像担
持体の表面に形成された静電潜像を可視像化する現像手
段と、上記現像手段によって形成された可視像を転写す
る転写材を載置して搬送する搬送手段と、上記搬送手段
に転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、上
記転写バイアス印加手段で印加される転写バイアスによ
り、上記潜像担持体の上記表面と上記搬送手段との間に
上記転写材を挟持して上記現像手段によって形成された
可視像を上記転写材に転写が行われるニップ部と、上記
搬送手段を張架して搬送駆動する搬送駆動手段と、上記
搬送駆動手段に回転駆動力を伝達するトルクリミッタと
からなる画像形成装置であることを最も主要な特徴とす
る。請求項２の本発明は、請求項１記載の画像形成装置
において、上記転写バイアス印加手段は、上記搬送手段
に回転接触する画像形成装置であることを主要な特徴と
する。請求項３の本発明は、請求項１又は２記載の画像
形成装置において、上記トルクリミッタは、中継ギアと
一体化した弾性体と上記搬送駆動手段の搬送駆動軸との
摩擦力により接合する画像形成装置であることを主要な
特徴とする。請求項４の本発明は、請求項１、２又は３
記載の画像形成装置において、上記トルクリミッタのト
ルクリミットを、転写バイアスを印加して上記ニップ部
から上記転写材を除外した状態での上記搬送手段の搬送
時のトルクよりも小さく、転写バイアスを印加して上記
ニップ部に上記転写材を介在した状態での上記搬送手段
の搬送時のトルクよりも大きくする画像形成装置である
ことを主要な特徴とする。

【０００５】

【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項１においては、現像手段によって形成された可視像を
転写する転写材を、転写バイアス印加手段による転写バ
イアスで静電吸着して搬送する搬送手段を搬送駆動する
搬送駆動手段にトルクリミッタから回転駆動力を伝達す
るようにしたので、密着性が高い搬送手段の転写ベルト
と潜像担持体の感光体ドラムとのニップ部に転写材の転
写紙がない時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や感
光体との速度差が発生して過負荷になった時でも、駆動
源が過負荷となることを防止して、潜像担持体の感光体
ドラムの回転も安定するようにして、高品質の画像を形
成する画像形成装置を提供することができるようにす
る。請求項２の発明によれば、上記転写バイアス印加手
段は、上記搬送手段に回転接触するので、搬送手段の転
写ベルトへの静電吸着性が高くなり、搬送手段の転写ベ
ルトへの密着搬送を確実にして、小サイズの葉書等の搬
送も安定して行われると、共に、密着性が高い搬送手段
の転写ベルトと潜像担持体の感光体ドラムとのニップ部
に転写材の転写紙がない時に、搬送手段の転写ベルトの
速度変動や潜像担持体の感光体との速度差が発生して過
負荷になった時も、駆動源が過負荷となることを防止し
て、潜像担持体の感光体ドラムの回転も安定するように
して、高品質の画像を形成する画像形成装置を提供する
ことができるようにする。

【０００６】請求項３の発明によれば、搬送手段を搬送
駆動する搬送駆動手段の搬送駆動軸と、中継ギアと一体
化した弾性体との摩擦力により相対回転可能に接合する
トルクリミッタを介して、主駆動源からの回転駆動力を
伝達するようにしたので、密着性が高い搬送手段の転写
ベルトと潜像担持体の感光体ドラムとのニップ部に転写
材の転写紙がない時に、搬送手段の転写ベルトの速度変
動や潜像担持体の感光体ドラムとの速度差が発生して過
負荷になった時も、駆動源が過負荷となることを防止し
て、潜像担持体の感光体ドラムの回転も安定するように
して、高品質の画像を形成する簡単な機構で小型の画像
形成装置を提供することができるようにする。請求項４
の発明によれば、現像手段によって形成された可視像を
転写する転写材を、転写バイアス印加手段による転写バ
イアスで静電吸着して搬送する搬送手段を搬送駆動する
搬送駆動手段に、トルクリミットをニップ部に転写材が
無い時と有る時の間に設定したトルクリミッタから回転
駆動力を伝達するようにしたので、密着性が高い搬送手
段の転写ベルトと潜像担持体の感光体ドラムとのニップ
部に転写材の転写紙がない時に、搬送手段の転写ベルト
の速度変動や潜像担持体の感光体ドラムとの速度差が発
生して過負荷になった時の影響がないようにして、駆動
源が過負荷となることを防止して、潜像担持体の感光体
ドラムの回転も安定するようにして、高品質の画像を形
成する画像形成装置を提供することができるようにす
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１と図２において、本発
明の画像形成装置の潜像担持体１は感光体ドラムであ
り、主駆動源１０のメインモータによって、図示の矢印
Ａ方向に回転可能に支持されて、帯電器１１により均一
に帯電された表面１ａに露光手段１２によって静電潜像
が形成されるようになっている。主駆動源１０の出力軸
に一体化されたプーリ１０ａと潜像担持体のプーリ１Ａ
にはベルトＢが巻き掛けられ、駆動力を伝達している。
現像手段２は、潜像担持体１の表面１ａに形成された静
電潜像を可視像化して、トナー像を形成する。搬送手段
４は、現像手段２によって形成された可視像（トナー
像）を転写する転写材３（転写紙）を載置して搬送する
エンドレスの転写ベルトであって、搬送駆動手段７の駆
動ローラ７ｂと従動ローラ７ｃに張架されて図示の矢印
Ｂ方向に搬送駆動される。転写バイアス印加手段５は、
搬送手段４（転写ベルト）の内側面に回転しながら接触
して転写バイアスを印加する転写バイアスローラであ
る。搬送手段４と潜像担持体１とのニップ部６では、転
写バイアス印加手段５（転写バイアスローラ）から印加
される転写バイアスにより、潜像担持体１の表面１ａと
搬送手段４との間に転写材３を挟持して、現像手段２に
よって形成された可視像を転写材３の転写紙に転写す
る。

【０００８】図２に示す様にトルクリミッタ８は、駆動
ローラ７ｂの搬送駆動軸７ａと、主駆動源１０のメイン
モータから回転駆動力が伝達される中継ギア９と一体化
した弾性体８ａとの間の摩擦力により相対回転可能な状
態で接合される。トナー像が転写された転写材（転写
紙）３は、更に、矢印Ｂ方向に搬送されて、定着器１３
で加圧して加熱されながら定着されてから、排紙ローラ
１４により排紙されて排紙トレイ等に収納されるように
なっている。他方、転写材３には転写されずに、感光体
ドラムの潜像担持体１の表面１ａに付着して残留した残
留トナー等は、クリーニング手段１５によって除去され
て、次の画像形成に備えられる。

【０００９】次に、図３乃至図５の要部構成を示す正面
図において、搬送手段４の動作について、更に、詳しく
説明する。まず、図３において、図示しない給紙手段か
らレジストローラ１６まで給送され、先端をレジストロ
ーラに接した状態で待機していた転写材３は、感光体ド
ラムの潜像担持体１の表面１ａ上に形成されたトナー像
先端と同期して上記レジストローラ１６より送り出され
る。なお、これまでは、搬送手段４は、感光体ドラムの
潜像担持体１の表面１ａから離れた位置にある。次い
で、図４において、転写材３の先端が転写材３を挟持す
るニップ部６の近くまで搬送されると、接離レバー１７
がソレノイド１８により押し上げられ、感光体ドラムの
潜像担持体１の表面１ａに当接する。この時、感光体ド
ラムの潜像担持体１の表面１ａと搬送手段４との当接部
には、幅４ｍｍ〜８ｍｍのニップが形成される。次い
で、図５において、転写材３がニップ部６に進入するジ
ョブタイミングに合わせて、転写バイアスが転写バイア
ス印加手段５（転写バイアスローラ）から印加され、搬
送手段４上には潜像担持体１の表面１ａ上のトナーの極
性と逆の極性が付与されて転写が行われる。この時、転
写材３は、搬送手段４に静電吸着されるため、感光体ド
ラムの潜像担持体１の表面１ａから分離され、搬送手段
４上に載置されて、矢印Ｂ方向に搬送される。潜像担持
体１の表面１ａが−８００Ｖに帯電され、プラスのトナ
ーで現像され、ＰＴＬ１９により潜像担持体１の表面１
ａの電位を低下させてから、転写バイアス印加手段５に
高電圧を印加して、潜像担持体１の表面１ａ上に形成さ
れたトナー像を転写材３上に転写する。

【００１０】図６及び図７はトルクリミッタの構成を示
す図、及びそのＸ−Ｘ断面図であり、同図において、ト
ルクリミッタ８は、外径側に位置する図示しない駆動ロ
ーラ７ｂの搬送駆動軸７ａと、上記主駆動源１０のメイ
ンモータから回転駆動力が伝達される中継ギア９と接着
剤等で一体化した弾性体８ａとの間の摩擦力により相対
回転可能に接合されているから、簡単で小型の機構によ
って、図示しない搬送手段４の速度変動や潜像担持体の
感光体ドラムとの速度差が発生して過負荷になった時
は、上記中継ギア９の駆動回転力が、図示しない駆動ロ
ーラ７ｂの搬送駆動軸７ａには伝達されないようになっ
ている。

【００１１】図８はトルクリミッタにおける摩擦負荷に
よるトルクリミットを時間との関係で説明する図であ
り、トルクリミッタ８における摩擦負荷によるトルクリ
ミット（Ｔ）は、転写バイアスを印加してニップ部６か
ら転写材３を除外した状態での搬送手段４の搬送時のト
ルク（Ｔｍ）よりも小さく、転写バイアスを印加して上
記ニップ部６に転写材３を介在した状態での搬送手段４
搬送時のトルク（Ｔｎ）よりも大きくなるように（Ｔｎ
＜Ｔ＜Ｔｍ）設定されている。従って、ニップ部６に転
写材３が無い時は、中継ギア８の駆動回転力が駆動ロー
ラ７ｂの搬送駆動軸７ａには伝達されず、強い静電吸着
力により、潜像担持体１によって搬送手段４が連れ回り
駆動される。つまり、この形態例によれば、密着性が高
い搬送手段と潜像担持体とのニップ部に転写材がない時
に、搬送手段の速度変動や感光体との速度差が発生して
過負荷になった時も、駆動源が過負荷となることが防止
されて、潜像担持体の感光体ドラムの回転も安定する。
然し、ニップ部６に転写材３が有る時には、中継ギア８
の駆動回転力が駆動ローラ７ｂの搬送駆動軸７ａには伝
達されるようになっている。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、現像手段によって形成された可視像を転写する転
写材を、転写バイアス印加手段による転写バイアスで静
電吸着して搬送する搬送手段を搬送駆動する搬送駆動手
段にトルクリミッタから回転駆動力を伝達するようにし
たので、密着性が高い搬送手段の転写ベルトと潜像担持
体の感光体ドラムとのニップ部に転写材の転写紙がない
時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や感光体との速
度差が発生して過負荷になった時も、駆動源が過負荷と
なることが防止されて、潜像担持体の感光体ドラムの回
転も安定するから、高品質の画像を形成する画像形成装
置を提供することができるようになった。

【００１３】請求項２の発明によれば、転写材を、回転
接触する転写バイアス印加手段による転写バイアスで静
電吸着して搬送する搬送手段を搬送駆動する搬送駆動手
段にトルクリミッタから回転駆動力を伝達するようにし
たので、搬送手段の転写ベルトへの静電吸着性が非常に
高くなり、そのために搬送手段の転写ベルトへの密着搬
送が確実になり、小サイズの葉書等の搬送も安定して行
われると共に、密着性が高い搬送手段の転写ベルトと潜
像担持体の感光体ドラムとのニップ部に転写材の転写紙
がない時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や潜像担
持体の感光体との速度差が発生して過負荷になった時
も、駆動源が過負荷となることが防止されて、潜像担持
体の感光体ドラムの回転も安定するから、高品質の画像
を形成する画像形成装置を提供することができるように
なった。

【００１４】請求項３の発明によれば、上記トルクリミ
ッタは、搬送手段を搬送駆動する搬送駆動手段の搬送駆
動軸と、中継ギアと一体化した弾性体との摩擦力により
接合しているので、密着性が高い搬送手段の転写ベルト
と潜像担持体の感光体ドラムとのニップ部に転写材の転
写紙がない時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や潜
像担持体の感光体ドラムとの速度差が発生して過負荷に
なった時も、駆動源が過負荷となることが防止されて、
潜像担持体の感光体ドラムの回転も安定するから、高品
質の画像を形成する簡単な機構で小型の画像形成装置を
提供することができるようになった。

【００１５】請求項４の発明によれば、現像手段によっ
て形成された可視像を転写する転写材を、転写バイアス
印加手段による転写バイアスで静電吸着して搬送する搬
送手段を搬送駆動する搬送駆動手段において、トルクリ
ミットをニップ部に転写材が無い時と有る時の間に設定
したトルクリミッタから回転駆動力を伝達するようにし
たので、密着性が高い搬送手段の転写ベルトと潜像担持
体の感光体ドラムとのニップ部に転写材の転写紙がない
時に、搬送手段の転写ベルトの速度変動や潜像担持体の
感光体ドラムとの速度差が発生して過負荷になった時の
影響がなくなり、駆動源が過負荷となることが防止され
て、潜像担持体の感光体ドラムの回転も安定するから、
高品質の画像を形成する画像形成装置を提供することが
できるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態例の画像形成装置の概略の
説明図。

【図２】本発明の実施の形態例の画像形成装置の要部を
説明する斜視図。

【図３】本発明の実施の形態例の画像形成装置の他の要
部の状態の説明図。

【図４】本発明の実施の形態例の画像形成装置の他の要
部の他の状態の説明図。

【図５】本発明の実施の形態例の画像形成装置の他の要
部の他の状態の説明図。

【図６】本発明の実施の形態例の画像形成装置の他の要
部の説明図。

【図７】図６におけるＸ−Ｘ線断面図。

【図８】本発明の実施の形態例の画像形成装置の他の要
部のトルクと時間の特性を説明するグラフである。

【符号の説明】

１ 潜像担持体、１ａ 表面、２ 現像手段、３ 転写
材、４ 搬送手段、５転写バイアス印加手段、６ ニッ
プ部、７ 搬送駆動手段、７ａ 搬送駆動軸、７ｂ 駆
動ローラ、７ｃ 従動ローラ、８ トルクリミッタ、８
ａ 弾性体、９中継ギア、１０ 主駆動源、１１ 帯電
器、１２ 露光手段、１３ 定着器、１４ 排紙ロー
ラ、１５ クリーニング手段、１６ レジストローラ、
１７ 接離レバー、１８ ソレノイド、１９ ＰＴＬ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 潜像担持体に形成された可視像を転写材
   に転写して画像を形成する画像形成装置において、回転
   可能に支持された潜像担持体と、上記潜像担持体の表面
   に形成された静電潜像を可視像化する現像手段と、上記
   現像手段によって形成された可視像を転写する転写材を
   載置して搬送する搬送手段と、上記搬送手段に転写バイ
   アスを印加する転写バイアス印加手段と、上記転写バイ
   アス印加手段で印加される転写バイアスにより、上記潜
   像担持体の表面と上記搬送手段との間に上記転写材を挟
   持して上記現像手段によって形成された可視像を上記転
   写材に転写するニップ部と、上記搬送手段を張架して搬
   送駆動する搬送駆動手段と、上記搬送駆動手段と主駆動
   源との間に位置して主駆動源からの回転駆動力を伝達す
   るトルクリミッタとからなることを特徴とする画像形成
   装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の画像形成装置において、
   上記転写バイアス印加手段は回転しながら上記搬送手段
   と接触することを特徴とする画像形成装置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の画像形成装置にお
   いて、上記トルクリミッタは、中継ギアと一体化した弾
   性体と上記搬送駆動手段の搬送駆動軸との間の摩擦力に
   より相対回転可能に接合することを特徴とする画像形成
   装置。
4. 【請求項４】 請求項１、２又は３記載の画像形成装置
   において、上記トルクリミッタのトルクリミットを、転
   写バイアスを印加して上記ニップ部から上記転写材を除
   外した状態での上記搬送手段の搬送時のトルクよりも小
   さく、転写バイアスを印加して上記ニップ部に上記転写
   材を介在した状態での上記搬送手段の搬送時のトルクよ
   りも大きくすることを特徴とする画像形成装置。