JP2001005306A - 転写装置、中間転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写装置、中間転写装置及び画像形成装置

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JP2001005306A
JP2001005306A JP11176081A JP17608199A JP2001005306A JP 2001005306 A JP2001005306 A JP 2001005306A JP 11176081 A JP11176081 A JP 11176081A JP 17608199 A JP17608199 A JP 17608199A JP 2001005306 A JP2001005306 A JP 2001005306A
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belt
intermediate transfer
transfer
transfer belt
pressure roller
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Ichirou Katsuie
一郎 勝家
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルト或は中間転写ベルトを、簡易な構
成のベルト加圧手段にて像担持体に加圧することができ
る転写ベルト、中間転写ベルト及び画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 転写装置は、転写ベルト11を有し、転
写ベルト11と像担持体101とは狭い空隙を介して対
向して配置されて転写部を成し、転写部近傍の転写ベル
ト11背面にベルト加圧ローラ21を有し、ベルト加圧
ローラ21はその両端を加圧レバー22、22′により
支持され、ベルト加圧ローラ21は転写ベルト11が静
止している時加圧レバー22、22′を転写ベルト11
側に加圧する加圧弾性部材26、26′により転写部の
空隙を保った状態で転写ベルト11に当接し、且つ加圧
レバー22、22′によるベルト加圧ローラ21の保持
はベルト加圧ローラ21が転写ベルト11の回動により
回転した時に加圧レバー22、22′との間に所定のト
ルクを発生するトルク発生手段25、25′を介してな
される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式或は静電記録方式を用いて像担持体上に形成されたト
ナー像を記録材上に転写する転写装置、又像担持体上に
形成したトナー像が転写され、このトナー像を保持、搬
送する中間転写装置、及びこれら転写装置、中間転写装
置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式或は静電記録
方式を用いて画像を得る、例えば複写機、プリンタなど
とされる画像形成装置がある。図9は、電子写真方式を
用いた従来の画像形成装置の一例の概略構成を示す。
【0003】図9に示すように、従来、電子写真方式の
画像形成装置は、像担持体として矢印X方向に回転可能
に支持された例えばドラム状とされる電子写真感光体
(以下、「感光ドラム」と呼ぶ。)101を有してお
り、画像形成動作が開始すると感光ドラム101の表面
を一次帯電手段としてのコロナ帯電器102が一様に帯
電する。その後、露光手段としての例えばレーザー露光
系Eが、画像情報に応じたレーザ光Lにより感光ドラム
101の表面を露光し、感光ドラム101の表面に静電
潜像が形成する。続いて、現像装置103が現像剤(ト
ナーを含む。)を静電的に感光ドラム101上の静電潜
像の画像部に転移、付着させて可視化し、感光ドラム1
01上に、所謂、トナー像が形成する。
【0004】一方、給紙カセット105から給紙ローラ
106などにより画像形成装置内に送り出された記録材
Pが、感光ドラム101上のトナー像の形成と同期して
感光ドラム101と転写装置1とが対向する転写部まで
搬送され、転写装置1の作用によって感光ドラム101
上のトナー像が記録材P上に転写される。
【0005】続いて、転写により未定着のトナー像を担
持した記録材Pは定着装置107まで搬送され、定着装
置107が記録材Pを加熱、加圧することによって、未
定着トナー像が記録材P上に定着し、永久画像となる。
【0006】その後、永久画像が形成された記録材Pは
画像形成装置外に排出され、又、転写終了後に感光ドラ
ム101上に残留する転写残トナーなどは、クリーニン
グ装置104が除去し、画像形成装置は繰り返し画像形
成を行うことができる。
【0007】又、従来、例えばカラー複写機などとされ
る、電子写真方式のカラー画像形成装置がある。図10
は、電子写真方式を用いた従来のカラー画像形成装置の
一例の概略構成を示す。
【0008】図10に示す画像形成装置は、像担持体と
しての感光ドラム101を矢印X方向に回転可能に有し
ており、画像形成動作が開始すると、先ずその表面を帯
電手段としての例えばコロナ帯電器102が一様に帯電
し、次に、露光手段としての例えばレーザー露光系E
が、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の4色に色分解されたカラー
画像情報の1色目(例えばイエロー)の画像情報に従っ
て、感光ドラム101の表面を露光(L)する。続い
て、回転可能な現像装置ロータリー103Rが装着した
各分解色の現像装置103Y、103M、103C、1
03Bkの内、対応する色の現像装置が感光ドラム10
1と対向する位置に配置されて、感光ドラム101上の
対応する分解色の画像情報による静電潜像を可視化し、
感光ドラム101上には、1色目のトナー像が形成す
る。
【0009】次に、感光ドラム101上のトナー像は、
矢印Y方向に回動可能な中間転写装置3と感光ドラム1
01とが対向する中間転写部にて、例えばローラ状とさ
れる中間転写手段109の作用によって静電的に中間転
写装置3上に転写される。
【0010】例えば4色フルカラーの画像形成を行う際
には、以上の動作を各色について行い、中間転写装置3
上にフルカラーのトナー像が重ねて転写される。
【0011】一方、給紙カセット105から給紙ローラ
106などによって画像形成装置内に送り出された記録
材Pが、中間転写装置3と、例えばローラ状とされる二
次転写手段108とが対向する二次転写部まで搬送さ
れ、中間転写装置3上のフルカラーのトナー像は、二次
転写手段の作用によって記録材P上に一括転写される。
【0012】このようにしてフルカラーの未定着トナー
像を担持した記録材Pは、続いて定着装置107まで搬
送され、定着装置107が記録材Pを加熱、加圧するこ
とによって、未定着トナー像は記録材Pに定着して永久
画像が形成する。
【0013】トナー像の転写が終了した感光ドラム10
1、中間転写装置3の表面は、それぞれクリーニング装
置104、104′によって転写残トナーの除去清掃を
受け、繰り返し画像形成に供される。
【0014】上記従来の画像形成装置において、転写装
置1としては、コロナ帯電器、ローラ帯電器などが知ら
れているが、画像形成装置の通紙の安定性の向上、高画
質化などの観点から、ベルト状の転写手段、即ち転写ベ
ルトを有する転写装置1の使用が増えている。又、同様
の理由で、ベルト状の中間転写体、即ち中間転写ベルト
を有する中間転写装置3の使用が増えている。
【0015】一般に、転写ベルト及び中間転写ベルト
は、例えば感光ドラム1とされる像担持体へのダメージ
を防ぐため、又、中間転写ベルト及び中間転写ベルトを
不用意に汚さないため、などの目的で、スタンバイ時は
像担持体から離間しておき、画像形成動作時のみ当接す
るように構成される。
【0016】従って、ベルトの背面、或は転写装置、中
間転写装置といったベルトユニットそのものを像担持体
側に押しつけるベルト加圧機構が必要であり、従来、ベ
ルト加圧機構としては、カムやソレノイドが用いられて
きた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベルト加圧機構は、転写装置或は中間転写体の占めるス
ペースが大きくなり、構成も複雑化し、転写装置或は中
間転写体のコストが上がるという問題を有している。
【0018】又、特にベルト加圧機構としてソレノイド
を用いる場合、ソレノイドの発生する加圧力が使用履歴
によって変化するため、画像形成装置の信頼性を損ねる
場合がある。
【0019】従って、本発明の目的は、転写ベルト或は
中間転写ベルトを、簡易な構成のベルト加圧手段にて像
担持体に加圧することができる転写ベルト、中間転写ベ
ルト及び画像形成装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
転写装置、中間転写装置及び画像形成装置にて達成され
る。要約すれば、本発明は、像担持体上に形成されたト
ナー像を記録材上に転写する転写装置であって、2本以
上の支持プーリーに回動可能に掛け渡された弾性ベルト
よりなる転写ベルトを有し、前記転写ベルトと前記像担
持体とは狭い空隙を介して対向して配置されて転写部を
成し、前記転写部近傍の前記転写ベルト背面にベルト加
圧ローラを有し、前記ベルト加圧ローラの軸心より前記
転写部での前記転写ベルトの移動方向に対して下流側且
つ前記転写ベルトから前記ベルト加圧ローラの半径より
も遠くに位置する前記転写ベルトと平行且つ前記転写ベ
ルトの移動方向に直交する支持軸に前記支持軸の周りで
回転可能に支持された加圧レバーを有し、前記ベルト加
圧ローラはその両端を前記加圧レバーにより支持され、
前記ベルト加圧ローラは前記転写ベルトが静止している
時前記加圧レバーを前記転写ベルト側に加圧する加圧弾
性部材により前記転写部の空隙を保った状態で前記転写
ベルトに当接し、且つ前記加圧レバーによる前記ベルト
加圧ローラの保持は前記ベルト加圧ローラが前記転写ベ
ルトの回動により回転した時に前記加圧レバーとの間に
所定のトルクを発生するトルク発生手段を介して成され
ていることを特徴とする転写装置である。
【0021】本発明の一実施態様によると、前記転写ベ
ルト回動時に前記転写部で前記ベルト加圧ローラが前記
転写ベルトを介して前記像担持体に当接し、前記ベルト
加圧ローラは導電性の材料よりなり、前記ベルト加圧ロ
ーラに転写バイアスが印加される。
【0022】本発明の他の実施態様によると、前記転写
ベルト回動時に前記転写部の前記転写ベルトと前記像担
持体が接触する部分に前記転写ベルトを介して前記像担
持体に当接する転写バイアス印加手段を有し、これに転
写バイアスが印加される。
【0023】本発明の他の実施態様によると、前記転写
ベルト回動時に前記転写部で前記ベルト加圧ローラと前
記像担持体が前記転写ベルトを介して当接することな
く、前記ベルト加圧ローラは導電性の材料よりなり、前
記ベルト加圧ローラに転写バイアスが印加される。
【0024】本発明の他の態様によると、像担持体上に
形成されたトナー像を転写、保持して搬送し、このトナ
ー像を記録材上に再度転写する中間転写装置であって、
弾性材料よりなる中間転写ベルトを有し、前記中間転写
ベルトは2本以上の支持プーリーに回動可能に掛け渡さ
れて前記像担持体と狭い空隙を介して対向して配置され
て中間転写部を成し、前記中間転写部近傍の前記中間転
写ベルト背面にベルト加圧ローラを有し、前記ベルト加
圧ローラの軸心より前記中間転写部での前記中間転写ベ
ルトの移動方向に対して下流側且つ前記中間転写ベルト
から前記ベルト加圧ローラの半径よりも遠くに位置する
前記中間転写ベルトと平行且つ前記中間転写ベルトの移
動方向に直交する支持軸に前記支持軸の周りで回転可能
に支持された加圧レバーを有し、前記ベルト加圧ローラ
はその両端を前記加圧レバーにより保持され、前記ベル
ト加圧ローラは前記中間転写ベルトが静止している時前
記加圧レバーを前記中間転写ベルト側に加圧する加圧弾
性部材により前記中間転写部の空隙を保った状態で前記
中間転写ベルトに当接し、且つ前記加圧レバーによる前
記ベルト加圧ローラの保持は前記ベルト加圧ローラが前
記中間転写ベルトの回動により回転した時に前記加圧レ
バーとの間に所定のトルクを発生するトルク発生手段を
介して成されていることを特徴とする中間転写装置が提
供される。
【0025】上記本発明の一実施態様によると、前記中
間転写ベルト回動時に前記中間転写部で前記ベルト加圧
ローラが前記中間転写ベルトを介して前記像担持体に当
接し、前記ベルト加圧ローラは導電性の材料よりなり、
前記ベルト加圧ローラに中間転写バイアスが印加され
る。
【0026】上記本発明の他の実施態様によると、前記
中間転写ベルト回動時に前記中間転写部の前記中間転写
ベルトと前記像担持体が接触する部分に前記中間転写ベ
ルトを介して前記像担持体に当接する中間転写バイアス
印加手段を有し、これに中間転写バイアスが印加され
る。
【0027】上記本発明の他の実施態様によると、前記
中間転写ベルト回動時に前記中間転写部で前記ベルト加
圧ローラと前記像担持体が前記中間転写ベルトを介して
当接することなく、前記ベルト加圧ローラは導電性の材
料よりなり、前記ベルト加圧ローラに中間転写バイアス
が印加される。
【0028】又、本発明の更に他の態様によると、上記
各本発明の転写装置、中間転写装置を有することを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る転写装置、中
間転写装置及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく
説明する。
【0030】実施例1 本実施例によると、本発明は、ベルト状の転写手段、即
ち、転写ベルトを有する転写装置を用いる電子写真方式
の画像形成装置にて具現化される。しかし、本発明は本
実施例の画像形成装置に限定されるものではなく、例え
ば電子写真方式或は静電記録方式を用いて画像を得る、
例えば複写機、プリンタ、ファクシミリなどとされる任
意の画像形成装置に適用可能であることを理解された
い。尚、本実施例の画像形成装置の転写装置以外の構成
は、図9を参照して説明した従来の画像形成装置と同様
とされるので、同一の機能を有する部材には同一の符号
を付して、必要のない限り重複する説明は省略する。
【0031】図1は、本実施例の画像形成装置が備える
転写装置1の概略構成を示す。
【0032】本実施例によると、転写装置1は、半導電
性の弾性材料にて作製される無端ベルト状の転写手段、
即ち転写ベルト11を、ベルト支持手段としての支持プ
ーリーである、駆動プーリー12及び従動プーリー13
に掛け渡して有しており、駆動プーリー12が画像形成
装置本体に設けられた駆動手段(図示せず)によって図
1中の矢印Y方向に回転駆動されることにより、転写ベ
ルト11は回動動作を行う。
【0033】詳しくは後述するが、本実施例の転写装置
1は、画像形成装置が画像形成を行う時のみ転写ベルト
11を感光ドラム101の表面に接触させ、感光ドラム
101及び転写ベルト11の回動に伴って、転写ベルト
11と感光ドラム101との間に搬送されてくる記録材
Pに、感光ドラム101上のトナー像を静電的に転写す
る。
【0034】本実施例によると、転写ベルト11、駆動
プーリー12及び従動プーリー13にて画成される転写
装置1の内側には、ベルト加圧手段20が設けられる。
【0035】本実施例のベルト加圧手段20は、像担持
体であるドラム状の電子写真感光体(感光ドラム)10
1の表面と転写ベルト11の表面とが対向する転写部に
おける、転写ベルト11の背面、即ち、転写ベルト11
の裏面に、導電性或は半導電性の材料にて作製される、
ベルト加圧回転体であるベルト加圧ローラ21を有して
いる。本実施例では、ベルト加圧ローラ21は、画像形
成装置が形成し得る最大画像幅、即ち、感光ドラム10
1の長手方向の最大画像形成領域の長さより長く、転写
ベルト11の幅、即ち、転写部における転写ベルト11
表面の移動方向と直交する方向の長さより短くする。
【0036】ベルト加圧ローラ21は、加圧回転体支持
体としての加圧レバー22、22′によって支持され、
加圧レバー22、22′の長手一端にて、ベルト加圧ロ
ーラ21の長手方向の両端を支持し、又、加圧レバー2
2、22′の長手のもう一端は、支持軸23に、この支
持軸23の周りを回転可能に結合される。
【0037】更に詳しく説明すると、本実施例によると
ベルト加圧ローラ21は、ベルト加圧ローラ21を貫通
してその長手方向の両端部を加圧レバー22、22′に
回転不可能に結合された取り付け軸24の外周と、ベル
ト加圧ローラ21の長手方向の両端に外周を結合された
トルク発生手段であるトルクリミッター25、25′の
内周とを結合することによって、加圧レバー22、2
2′に支持されている。
【0038】又、支持軸23は、加圧ローラ21の軸心
から、転写部における転写ベルト11の移動方向に対し
て下流側、且つ、転写ベルト11からベルト加圧ローラ
21の半径よりも遠くに位置し、支持軸23の軸線が転
写ベルト11の表面と平行、且つ、転写ベルトの移動方
向に直交するように設けられる。
【0039】即ち、加圧レバー22、22′は、転写部
における転写ベルト11の移動方向に対して上流側に傾
斜するように、ベルト加圧ローラ21を支持している。
【0040】更に、転写装置1が駆動されていない状態
において、加圧弾性部材としての加圧バネ26、26′
がそれぞれ加圧レバー22、22′を転写ベルト11側
に加圧することによって、転写部における感光ドラム1
01と転写ベルト11との間の所定の間隙を保つよう
に、ベルト加圧ローラ21を転写ベルト11に加圧当接
する。
【0041】次に、本実施例のベルト加圧手段20の動
作につて説明する。
【0042】ここで、図3は、トルクリミッター25、
25′に期待される、回転速度差対トルクの理想特性を
示す。
【0043】図3に示すように、トルクリミッターは、
その内周と外周の間の回転速度が異なる時の伝達トルク
がTlimに固定されている。即ち、伝達トルクがTlim
満たない場合の内周と外周は連れ回る。そして、伝達ト
ルクが上昇してTlimに達すると、内周と外周の間に回
転速度差Δωを生じる。
【0044】しかし、実際のトルクリミッターはTlim
が一定ではないなど、図3に示す通りの特性を示さない
が、本発明は、上記理想の特性と概ね同様の特性を有す
るトルクリミッター25、25′であれば好適に使用す
ることができる。
【0045】即ち、加圧レバー22、22′に固定され
た取り付け軸24と、2つのトルクリミッター25、2
5′とは、ベルト加圧ローラ21が回転しようとする時
に、加圧レバー22、22′に対して所定のトルク2×
limを発生するトルク発生手段を形成する。
【0046】図4及び図5は、本実施例における、転写
ベルト11の感光ドラム101に対する加圧当接機構を
より詳細に示す。
【0047】駆動プーリー12が駆動されて、転写ベル
ト11が回動を始めると、転写ベルト11とベルト加圧
ローラ21との間に摩擦力Frが発生する。
【0048】転写ベルト11とベルト加圧ローラ21と
の間の最大静止摩擦力が十分に大きければ、ベルト加圧
ローラ21は、トルク発生手段の発生するトルクに抗し
て回転を始める。この時摩擦力Frは、 Fr=2×Tlim/Rr (Rr:ベルト加圧ローラの
半径) となる。
【0049】又、ベルト加圧ローラ21は、転写ベルト
11からベルト加圧ローラ21を押し下げる力Fbを受
ける。
【0050】尚、図4において、θfは、ベルト加圧ロ
ーラ21の表面と転写ベルト11の背面との当接点と支
持軸23とを結ぶ直線と、ベルト加圧ローラ21と転写
ベルト11との当接点における摩擦力Frの方向とがな
す角(鋭角側)である。
【0051】図5に示すように、転写ベルト11が停止
している状態では、ベルト加圧ローラ21は加圧バネ2
6、26′によって転写ベルト11を押し上げるように
加圧されており、ベルト加圧ローラ21によって加圧さ
れた部位の転写ベルト11は、本実施例では同径とされ
る駆動プーリー12及び従動プーリー13の外周を結ぶ
面A(図5中の一点鎖線にて示す面)より高さhだけ感
光ドラム1側に上昇している。尚、上述のように、この
状態にて転写ベルト11の表面と感光ドラム101の表
面とは離間している。
【0052】そして、転写ベルト11の駆動により、転
写ベルト11のベルト加圧ローラ21によって加圧され
た部位が、上述の面Aより高さh′だけ上昇したとき、
転写ベルト11の表面と感光ドラム101の表面が当接
する。
【0053】ここで、面Aに平行する、従動プーリー1
3とベルト加圧ローラ21の軸心間の距離をI1、同様
に駆動ローラ12とベルト加圧ローラ21の軸心間の距
離をI2とすると、トルクリミッター25、25′が発
生するトルクTlimが、 Tlim > cot(θf)・(I1+I2)・(h′−h)・R
r・Fbt/(2・I1・I2) (Fbt:転写ベルトの張力) を満たすように設定することで、ベルト加圧ローラ21
は、転写ベルト11を介して感光ドラム101に当接す
る。
【0054】図6は、転写ベルト11が感光ドラム10
1に当接する様子を示す。
【0055】以上説明してきたように、駆動プーリー1
2が駆動装置(図示せず)によって、図6中の矢印Y方
向に回転駆動され、転写ベルト11が回動動作を始める
と、ベルト加圧ローラ21は、トルク発生手段により転
写ベルト11から一定の摩擦力を受けながら回転し、こ
の摩擦力によってベルト加圧ローラ21は支持軸23の
周りを回転して、ベルト加圧ローラ21を持ち上げ、ベ
ルト加圧ローラ21は感光ドラム101側へと上昇して
転写ベルト11を押し上げることによって、転写部にお
いて転写ベルト11が感光ドラム101に当接する。即
ち、転写ベルト11が駆動されていない時には転写ベル
ト11と感光ドラム1は離間し、転写ベルト11が駆動
されると転写ベルト11は自身の駆動力によって自動的
に当接する。
【0056】このように、転写ベルト11が駆動された
状態でベルト加圧ローラ21に転写バイアス発生手段
(図示せず)により転写バイアス電圧を印加すること
で、感光ドラム101上に形成されたトナー像を、図6
中右側から給紙機構(図示せず)によって感光ドラム1
01と転写ベルト11が当接している転写部まで搬送さ
れてきた記録材P上に、感光ドラム101及び転写ベル
ト11の回動に伴って静電的に転写する。
【0057】尚、本実施例では、転写ベルト11の駆動
時に、転写部において、ベルト加圧ローラ21が転写ベ
ルト11を介して感光ドラム101に当接し、ベルト加
圧ローラ21に転写バイアスを印加することによってト
ナー像の転写を行う構成とする。
【0058】しかし、本発明はこれに限定されるもので
はなく、転写ベルト駆動時に転写部にてベルト加圧ロー
ラ21が転写ベルト11を介して感光ドラム101に当
接せず、ベルト加圧ローラ21と従動プーリー13(或
は駆動プーリー12)との間で転写ベルト11が感光ド
ラム101と当接する構成とし、ベルト加圧ローラ21
に転写バイアスを印加することによってトナー像を転写
することも可能である。
【0059】以上、本発明によれば、転写ベルト11を
感光ドラム101に加圧する加圧力を、転写ベルト11
の駆動力自身により発生させることができ、従って、簡
易な構成のベルト加圧手段20にて画像形成時のみ像担
持体101に当接することができる。このように、複雑
なベルト加圧機構が不要であるので、画像形成装置のコ
スト低減、小型化、高信頼化を実現することができる。
【0060】実施例2 本実施例の画像形成装置は、実施例1の画像形成装置と
基本的には同様の電子写真方式の画像形成装置とされ、
転写装置1のみが異なる。従って、同一機能を有する部
材には同一符号を付し、必要のない限り重複する説明は
省略する。
【0061】図7は、本実施例の転写装置1の概略構成
を示す。図7(a)は、転写ベルト11が駆動されてい
ない状態、図7(b)は、転写ベルト11が駆動される
状態を示す。
【0062】本実施例によると、転写装置1は、実施例
1と概略同様のベルト加圧手段20を有しており、駆動
プーリー12が回転駆動されて転写ベルト11が回動す
るときのみ、転写ベルト11は像担持体としての感光ド
ラム101に当接する。
【0063】実施例1では、転写ベルト11が駆動され
た状態にて、ベルト加圧ローラ21に転写バイアス発生
手段(図示せず)から転写バイアス電圧を印加すること
によって、転写部に搬送されてきた記録材P上に感光ド
ラム101上のトナー像を転写した。
【0064】本実施例では、ベルト加圧ローラ21は導
電性或は半導電性の材料によって形成され、接地されて
いる。又、ベルト加圧ローラ21から転写部における転
写ベルト11の移動方向に対して下流側に、導電性或は
半導電性の材料にて作製される転写バイアス印加手段と
してのバイアス印加ローラ27を有しており、このバイ
アス印加ローラ27は、加圧弾性部材であるバイアス印
加ローラ加圧バネ28によって、転写ベルト11が駆動
されていない時(停止時)に感光ドラム101と転写ベ
ルト11との間の空隙を保つように加圧当接される。
【0065】駆動プーリー12が駆動装置(図示せず)
によって、図7(b)中の矢印Y方向に回転駆動され、
転写ベルト11が回動動作を始めると、ベルト加圧ロー
ラ21は、トルク発生手段により転写ベルト11から一
定の摩擦力を受けながら、回転し、この摩擦力により、
ベルト加圧ローラ21は支持軸23の周りを回転して、
感光ドラム101側へと上昇して、転写ベルト11を介
して感光ドラム101に当接する。
【0066】この時、転写ベルト11はベルト加圧ロー
ラ21を持ち上げるので、同時にバイアス印加ローラ2
7は転写ベルト11を介して感光ドラム101に当接す
る(図7(b))。
【0067】この状態で、転写バイアス発生手段(図示
せず)によってバイアス印加ローラ27に転写バイアス
電圧を印加し、図7(b)中右側から給紙搬送手段(図
示せず)によって搬送されてきた記録材Pを、感光ドラ
ム101及び転写ベルト11の回動に伴って転写部に導
入することで、感光ドラム101上のトナー像を記録材
P上に転写する。
【0068】本実施例では上記のような転写バイアス印
加方式とすることで、より安定な転写特性を実現でき
る。
【0069】尚、本実施例では、転写時にベルト加圧ロ
ーラ21とバイアス印加ローラ27とが転写ベルト11
を介して感光ドラム101に当接する構成としたが、転
写時にバイアス印加ローラ27のみが転写ベルト11を
介して感光ドラム101に当接する構成することもでき
る。又、本実施例ではバイアス印加ローラ27を、転写
部における転写ベルト11の移動方向に対してベルト加
圧ローラ21から下流側に設けたが、上流側に設けるこ
とも可能である。
【0070】以上、本発明によれば、転写ベルト11を
感光ドラム101に加圧する加圧力を、転写ベルト11
の駆動力自身により発生させることができ、従って、簡
易なベルト加圧手段20によって、転写ベルト11を画
像形成時のみ像担持体101に当接することができ、且
つ、安定した転写特性を得ることができる。
【0071】実施例3 本実施例によると、本発明は、像担持体上に形成したト
ナー像を中間転写装置が有する中間転写体に中間転写
し、その後中間転写体上の例えばフルカラーのトナー像
を記録材上に一括転写して画像を形成する、例えば電子
写真方式のフルカラー複写機などとされる画像形成装置
にて具現化される。尚、本実施例の画像形成装置は、中
間転写装置を除いた他の構成は、図10を参照して説明
した従来の画像形成装置と同様とされるので、同一機能
を有する部材には同一符号を付し、必要のない限り重複
する説明は省略する。
【0072】図8(a)は、本実施例の画像形成装置が
備える中間転写装置3の概略構成を示す。
【0073】本実施例によると、中間転写装置3は、中
間転写体として、半導電性の弾性材料にて作製される無
端ベルト状の中間転写ベルト31を、ベルト支持手段と
しての支持プーリーである、駆動プーリー32、従動プ
ーリー33及び二次転写プーリー34に掛け渡して有し
ており、駆動プーリー32が画像形成装置本体に設けら
れた駆動手段(図示せず)によって図8(a)中の矢印
Y方向に回転駆動されることによって、中間転写ベルト
31は回動する。
【0074】二次転写プーリー34は、導電性或は半導
電性の材料にて形成されて接地されている。二次転写プ
ーリー34には、画像形成装置本体に設けられた、半導
電性の材料にて作製される二次転写バイアスローラ10
8が中間転写ベルト31を介して加圧当接される。
【0075】本実施例の中間転写装置3は、中間転写ベ
ルト31、駆動プーリー32、従動プーリー33及び二
次転写プーリー34にて画成される中間転写装置3の内
側に、ベルト加圧手段20を有している。
【0076】本実施例のベルト加圧手段20は、実施例
1のベルト加圧手段20と概略同様の構成とされる。即
ち、感光ドラム1と中間転写ベルト31が対向する中間
転写部の中間転写ベルト31の背面には、導電性或は半
導電性の材料にて作製されるベルト加圧回転体であるベ
ルト加圧ローラ21を有している。
【0077】ベルト加圧ローラ21は、加圧回転体支持
手段としての加圧レバー22、22′によって支持さ
れ、加圧レバー22、22′の長手一端にて、ベルト加
圧ローラ21の長手方向の両端を支持し、又、加圧レバ
ー22、22′の長手のもう一端は、支持軸23に、こ
の支持軸23の周りを回転可能に結合される。
【0078】更に詳しく説明すると、本実施例によると
ベルト加圧ローラ21は、ベルト加圧ローラ21を貫通
してその長手方向の両端部を加圧レバー22、22′に
回転不可能に結合された取り付け軸24の外周と、ベル
ト加圧ローラ21の長手方向の両端に外周を結合された
トルクリミッター25、25′の内周とを結合すること
によって形成したトルク発生手段を介して、加圧レバー
22、22′に支持されている。
【0079】又、支持軸23は、加圧ローラ21の軸心
にから、中間転写部における中間転写ベルト31の移動
方向に対して下流側、且つ、中間転写ベルト31からベ
ルト加圧ローラの半径よりも遠くに位置し、支持軸23
の軸線が中間転写ベルト31の表面と平行、且つ、転写
ベルトの移動方向に直交するように設けられる。
【0080】即ち、加圧レバー22、22′は、中間転
写部における中間転写ベルト31の移動方向に対して上
流側に傾斜するように、ベルト加圧ローラ21を支持し
ている。
【0081】更に、中間転写ベルト31が駆動されてい
ない状態(停止時)において、加圧弾性部材としての加
圧バネ26、26′がそれぞれ加圧レバー22、22′
を転写ベルト11側に加圧することによって、転写部に
おける感光ドラム101と転写ベルト11との間の間隙
を保つように、ベルト加圧ローラ21が転写ベルト11
に加圧当接されている。
【0082】本実施例では、更に、ベルト加圧手段20
は、加圧レバー22、22′の感光ドラム101側への
回動を制限するストッパー29、29′を備えている。
即ち、ストッパー29、29′は、加圧レバー22、2
2′の回転範囲を制限して、後述するようにベルト加圧
ローラが感光ドラム101方向へと上昇する位置の上限
を決定する。
【0083】図8(b)は、本実施例の中間転写装置3
が駆動された状態を示す。
【0084】駆動ローラ32が、画像形成装置本体に設
けられた駆動装置(図示せず)によって図8(b)中の
矢印Y方向に回転駆動されて、中間転写ベルト31が回
動を始めると、ベルト加圧ローラ21はトルク発生手段
により中間転写ベルト31から一定の摩擦力を受けなが
ら回転し、この摩擦力によって、ベルト加圧ローラ21
は支持軸23の周りを、加圧レバー22、22′がスト
ッパー29、29′に当接するまで回転し、即ち、感光
ドラム101側へと上昇して、中間転写ベルト31を感
光ドラム1側へと持ち上げる。
【0085】本実施例によると、この時、ベルト加圧ロ
ーラ21は、中間転写ベルト31を介して感光ドラム1
01に当接しないが、中間転写ベルト31は、ベルト加
圧ローラ21と従動プーリー33との間で感光ドラム1
01に当接する。
【0086】この状態で、画像形成装置に設けられた中
間転写バイアス発生手段(図示せず)により、ベルト加
圧ローラ21に中間転写バイアス電圧を印加すること
で、感光ドラム101上のトナー像を中間転写ベルト3
1上に静電的に転写する。
【0087】その後、トナー像は中間転写ベルト31上
に担持されて、二次転写プーリー34が、中間転写ベル
ト31を介して二次転写バイアスローラ108と当接す
る二次転写部まで保持、搬送され、画像形成装置内を給
紙搬送機構(図示せず)によって図8(b)中右側から
二次転写部に導入される記録材P上に、中間転写ベルト
31及び二次転写バイアスローラ108の回転に伴って
静電的に転写される。
【0088】尚、本実施例のストッパー29、29′を
実施例1、実施例2のベルト加圧手段20に設け、ベル
ト加圧ローラ21が感光ドラム101側へと上昇する上
限を決定し、例えば転写時にベルト加圧ローラ21が転
写ベルト11を介して像担持体に当接せず、且つ転写ベ
ルト11を感光ドラム101に当接させる構成とするこ
とも当然可能である。
【0089】又、本実施例において、例えばストッパー
29、29′を用いず、中間転写時にベルト加圧ローラ
21が中間転写ベルト31を介して感光ドラム101に
当接する構成とすることも可能である。又、実施例2と
同様に、転写バイアス印加手段を更に設けることも当然
可能である。更に、本実施例では中間転写時に中間転写
ベルト31がベルト加圧ローラ21と従動プーリー32
との間にて感光ドラム101に当接する構成としたが、
ベルト加圧ローラ21と駆動プーリー32との間にて当
接する構成とすることも可能である。
【0090】以上、本発明によれば、中間転写ベルト3
1を感光ドラム101に加圧する加圧力を転写ベルトの
駆動力自身により発生させることができ、簡易な構成で
低コスト、且つ信頼性の高い中間転写装置を実現するこ
とができ、従って、画像形成装置のコスト低減、小型
化、高信頼化を実現することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体上に形成されたトナー像を記録材上に転写する
転写装置であって、2本以上の支持プーリーに回動可能
に掛け渡された弾性ベルトよりなる転写ベルトを有し、
転写ベルトと像担持体とは狭い空隙を介して対向して配
置されて転写部を成し、転写部近傍の転写ベルト背面に
ベルト加圧ローラを有し、ベルト加圧ローラの軸心より
転写部での転写ベルトの移動方向に対して下流側且つ転
写ベルトからベルト加圧ローラの半径よりも遠くに位置
する転写ベルトと平行且つ転写ベルトの移動方向に直交
する支持軸に支持軸の周りで回転可能に支持された加圧
レバーを有し、ベルト加圧ローラはその両端を加圧レバ
ーにより支持され、ベルト加圧ローラは転写ベルトが静
止している時加圧レバーを転写ベルト側に加圧する加圧
弾性部材により転写部の空隙を保った状態で転写ベルト
に当接し、且つ加圧レバーによるベルト加圧ローラの保
持はベルト加圧ローラが転写ベルトの回動により回転し
た時に加圧レバーとの間に所定のトルクを発生するトル
ク発生手段を介してなされている構成とされるので、転
写ベルトを像担持体に加圧する加圧力を、転写ベルトの
駆動力自身により発生させることができ、転写ベルト
を、簡易な構成のベルト加圧手段にて像担持体に加圧す
ることができる。
【0092】又、本発明によれば、中間転写装置に上記
転写装置と同様に本発明の原理を適用し、中間転写転写
ベルトを像担持体に加圧する加圧力を、中間転写ベルト
の駆動力自身により発生させることができ、中間転写ベ
ルトを、簡易な構成のベルト加圧手段にて像担持体に加
圧することができる。
【0093】従って、本発明によれば、複雑なベルト加
圧機構が不要であるので、コスト低減、小型化、高信頼
化を実現した画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置の一実施例において、転
写ベルトが駆動していない状態を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明に従ったベルト加圧手段の一実施例を、
概略断面図である。
【図3】トルクリミッターのトルク対回転速度の理想特
性を示すグラフ図である。
【図4】本発明に従ったベルト加圧手段を示す概略構成
図である。
【図5】本発明従ったベルト加圧手段が転写ベルトを持
ち上げる際にトルク発生手段が発生するトルクを説明す
るための概略構成図である。
【図6】本発明に係る転写装置の一実施例において、転
写ベルトが駆動している状態を示す概略構成図である。
【図7】本発明に係る転写装置の他の実施例において、
(a)転写ベルトが駆動していない状態、(b)転写ベ
ルトが駆動している状態、をそれぞれ示す概略構成図で
ある。
【図8】本発明に係る中間転写装置の一実施例におい
て、(a)中間転写ベルトが駆動していない状態、
(b)中間転写ベルトが駆動している状態、をそれぞれ
示す概略構成図である。
【図9】電子写真方式の従来の画像形成装置の一例を示
す概略構成図である。
【図10】電子写真方式の従来のカラー画像形成装置の
一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 転写装置 3 中間転写装置 11 転写ベルト 20 ベルト加圧手段 21 ベルト加圧ローラ 22、22′ 加圧レバー 23 支持軸 24 取り付け軸 25、25′ トルクリミッター 26、26′ 加圧バネ(加圧弾性部材) 31 中間転写ベルト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像を記録
    材上に転写する転写装置であって、2本以上の支持プー
    リーに回動可能に掛け渡された弾性ベルトよりなる転写
    ベルトを有し、前記転写ベルトと前記像担持体とは狭い
    空隙を介して対向して配置されて転写部を成し、前記転
    写部近傍の前記転写ベルト背面にベルト加圧ローラを有
    し、前記ベルト加圧ローラの軸心より前記転写部での前
    記転写ベルトの移動方向に対して下流側且つ前記転写ベ
    ルトから前記ベルト加圧ローラの半径よりも遠くに位置
    する前記転写ベルトと平行且つ前記転写ベルトの移動方
    向に直交する支持軸に前記支持軸の周りで回転可能に支
    持された加圧レバーを有し、前記ベルト加圧ローラはそ
    の両端を前記加圧レバーにより支持され、前記ベルト加
    圧ローラは前記転写ベルトが静止している時前記加圧レ
    バーを前記転写ベルト側に加圧する加圧弾性部材により
    前記転写部の空隙を保った状態で前記転写ベルトに当接
    し、且つ前記加圧レバーによる前記ベルト加圧ローラの
    保持は前記ベルト加圧ローラが前記転写ベルトの回動に
    より回転した時に前記加圧レバーとの間に所定のトルク
    を発生するトルク発生手段を介して成されていることを
    特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ベルト回動時に前記転写部で前
    記ベルト加圧ローラが前記転写ベルトを介して前記像担
    持体に当接し、前記ベルト加圧ローラは導電性の材料よ
    りなり、前記ベルト加圧ローラに転写バイアスが印加さ
    れることを特徴とする請求項1の転写装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ベルト回動時に前記転写部の前
    記転写ベルトと前記像担持体が接触する部分に前記転写
    ベルトを介して前記像担持体に当接する転写バイアス印
    加手段を有し、これに転写バイアスが印加されることを
    特徴とする請求項1の転写装置。
  4. 【請求項4】 前記転写ベルト回動時に前記転写部で前
    記ベルト加圧ローラと前記像担持体が前記転写ベルトを
    介して当接することなく、前記ベルト加圧ローラは導電
    性の材料よりなり、前記ベルト加圧ローラに転写バイア
    スが印加されることを特徴とする請求項1の転写装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載する
    転写装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に形成されたトナー像を転
    写、保持して搬送し、このトナー像を記録材上に再度転
    写する中間転写装置であって、弾性材料よりなる中間転
    写ベルトを有し、前記中間転写ベルトは2本以上の支持
    プーリーに回動可能に掛け渡されて前記像担持体と狭い
    空隙を介して対向して配置されて中間転写部を成し、前
    記中間転写部近傍の前記中間転写ベルト背面にベルト加
    圧ローラを有し、前記ベルト加圧ローラの軸心より前記
    中間転写部での前記中間転写ベルトの移動方向に対して
    下流側且つ前記中間転写ベルトから前記ベルト加圧ロー
    ラの半径よりも遠くに位置する前記中間転写ベルトと平
    行且つ前記中間転写ベルトの移動方向に直交する支持軸
    に前記支持軸の周りで回転可能に支持された加圧レバー
    を有し、前記ベルト加圧ローラはその両端を前記加圧レ
    バーにより保持され、前記ベルト加圧ローラは前記中間
    転写ベルトが静止している時前記加圧レバーを前記中間
    転写ベルト側に加圧する加圧弾性部材により前記中間転
    写部の空隙を保った状態で前記中間転写ベルトに当接
    し、且つ前記加圧レバーによる前記ベルト加圧ローラの
    保持は前記ベルト加圧ローラが前記中間転写ベルトの回
    動により回転した時に前記加圧レバーとの間に所定のト
    ルクを発生するトルク発生手段を介して成されているこ
    とを特徴とする中間転写装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写ベルト回動時に前記中間転
    写部で前記ベルト加圧ローラが前記中間転写ベルトを介
    して前記像担持体に当接し、前記ベルト加圧ローラは導
    電性の材料よりなり、前記ベルト加圧ローラに中間転写
    バイアスが印加されることを特徴とする請求項6の中間
    転写装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルト回動時に前記中間転
    写部の前記中間転写ベルトと前記像担持体が接触する部
    分に前記中間転写ベルトを介して前記像担持体に当接す
    る中間転写バイアス印加手段を有し、これに中間転写バ
    イアスが印加されることを特徴とする請求項6の中間転
    写装置。
  9. 【請求項9】 前記中間転写ベルト回動時に前記中間転
    写部で前記ベルト加圧ローラと前記像担持体が前記中間
    転写ベルトを介して当接することなく、前記ベルト加圧
    ローラは導電性の材料よりなり、前記ベルト加圧ローラ
    に中間転写バイアスが印加されることを特徴とする請求
    項6の中間転写装置。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかの項に記載す
    る中間転写装置を有することを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018031999A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 株式会社リコー 加圧装置及び転写装置及び画像形成装置
WO2022186084A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 乾燥装置及び画像形成システム

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